JP2547599Y2 - ケーブル終端部 - Google Patents

ケーブル終端部

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JP2547599Y2
JP2547599Y2 JP1990034469U JP3446990U JP2547599Y2 JP 2547599 Y2 JP2547599 Y2 JP 2547599Y2 JP 1990034469 U JP1990034469 U JP 1990034469U JP 3446990 U JP3446990 U JP 3446990U JP 2547599 Y2 JP2547599 Y2 JP 2547599Y2
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cable
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conductor
metal connection
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JP1990034469U
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一朗 木村
裕 小林
允 吉田
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ケーブル終端部の改良に関わり、特に組立
を簡便かつ良好に行ない、導体接続端子を覆う絶縁筒の
保護強化等を図ったケーブル終端部に関する。
(従来の技術) ケーブルを相互に直線接続し、あるいは電気機器に接
続する場合には、ケーブル終端に導体接続や嵌合のため
の端末処理がなされる。
第3図に、従来のケーブル終端部縦断面図を示す。こ
のケーブル終端部は、6.6KV高圧バイパスCVケーブル
(架橋ポリエチレン絶縁ケーブル)を、終端箱に接続す
るために形成されたものである。
図において、段剥ぎされたCVケーブル1のケーブル導
体2の先端には、導体接続端子3が圧縮接続等の方法に
より固設されている。また、ケーブル絶縁体4の端部近
傍と導体接続端子3の一部を覆うように、半導電ゴム層
5が形成されている。
更に、絶縁体4の大部分と半導電ゴム層5及び導体接
続端子3を覆うように、絶縁筒7がテーパ状に形成され
ている。この絶縁筒7は、EPゴム(エチレンプロピレン
ゴム)をモールドして形成される。
絶縁筒7の導体接続端子3側には、テーパ状に拡開す
る挿入孔7aが形成され、ここに相手方の図示しない接続
端子が嵌合される。この絶縁筒7の挿入孔7a外周部に
は、金属接続筒6が一体に固定されている。この金属接
続筒6は、図示しない相手方の接続筒と接続ナット6aに
より締付け固定される。
また、絶縁筒7上には、金属接続筒6のケーブル側端
部から半導電層8にかけて半導電EPゴムテープを巻回し
た遮蔽層9が形成されている。そして、更に、金属接続
筒6と遮蔽層10とを電気接続するために、リード線11が
設けられている。
この終端部は、最外周に金属接続筒6からケーブル1
のシース1a端部にかけて、全体を保護するよう保護層12
が形成されている。この保護層12は、クロロプレンゴム
のモールド等により形成される。
尚、半導電ゴム層5は、導体接続端子3とケーブル導
体2の接続部近傍の電界を緩和するために設けられ、遮
蔽層9は絶縁筒7の内部の電界を均一にするために設け
られている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、第3図に示したリード線11は、金属接続筒
6とケーブル遮蔽層10とを低抵抗で電気接続し、終端部
の遮蔽を確保している。
第4図に、上記リード線11と金属接続筒6との接続部
拡大図を示す。
図のように、金属接続筒6のケーブル側端部には段部
6aが形成され、リード線11がここにはんだ付け接続され
ている。従来、このリード線11のはんだ付け作業は、絶
縁筒7の外周に遮蔽層9を形成した後、保護層12のモー
ルド処理に先立って行なわれていた。
しかし、このとき、はんだ付けの熱によって段部6aが
200℃以上の高温となる場合がある。この場合、絶縁筒
7の段部6aに接する部分7bに変形が生じ、段部6aと部分
的な剥離が発生する。このような状態で、ケーブル終端
部が使用されると、変形部7bに電界が集中し、コロナ放
電により絶縁筒7の電気特性が劣化するという問題があ
った。また、ケーブル端に組み上げられた金属接続筒6
上にはんだ付け作業を行なうのは、作業性が悪くなると
いう問題もあった。
このような問題を解決するため、予め金属接続筒6に
リード線11をはんだ付けしておき、その後に金属接続筒
6と絶縁筒7とをモールド一体化することも考えられ
る。
しかしながら、この場合には、モールド時にリード線
11を金型の外部に退避させておかなければならない。従
って、金型の構造が複雑になり、高価なものとなる難点
があった。また、モールド作業の作業性も煩雑化する難
点があった。
本考案は以上の点に着目してなされたもので、絶縁筒
の劣化を伴わずリード線と金属接続筒との接続を可能に
し、更にその組立を簡便にしたケーブル終端部を提供す
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案のケーブル終端部は、段剥ぎされたゴム・プラ
スチックケーブルのケーブル導体先端に固設した導体接
続端子と、前記ケーブル導体先端近傍と前記導体接続端
子を取囲むよう配置された絶縁筒と、前記導体接続端子
近傍で前記絶縁筒外周を覆う金属接続筒と、段剥ぎされ
たケーブル遮蔽層と前記金属接続筒との間を電気接続す
るリード線とを有し、前記リード線の一端は前記金属接
続筒に嵌合された金属管に接続固定されていることを特
徴とするものである。
更に、本考案は、段剥ぎされたゴム・プラスチックケ
ーブルのケーブル導体に取付けられる導体接続端子と、
前記ケーブル導体近傍のケーブル絶縁層及び前記導体接
続端子を覆う絶縁筒と、該絶縁筒上に設けられる金属接
続筒と、前記ケーブル絶縁層上のケーブル遮蔽層を前記
金属接続筒に電気接続するためのリード線とを備えるケ
ーブル終端部において、前記絶縁筒は前記金属接続筒と
一体化してモールド成形され、かつ前記リード線が予め
半田付けされて前記金属接続筒に嵌合される金属管を有
することを特徴とする。
(作用) 金属管にはリード線が予めはんだ付けされている。従
って、金属管を金属接続筒に嵌合することで、金属接続
筒に接触している絶縁筒をはんだ付けの熱影響によって
劣化させず、しかも絶縁筒のモールド作業及び金型形状
等を複雑化せずに、ケーブル遮蔽層と金属接続筒を電気
接続することができる。
金属管は金属接続筒に嵌込み、螺子止め、かしめ等に
より嵌合される。
(実施例) 以下、本考案を図の実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は、本考案のケーブル終端部の実施例を示す縦
断面図である。
図のケーブルは、例えば第3図に示したものと同様6.
6KVバイパスCVケーブルの終端部を示す。尚、第1図に
おいて、第3図と同一部分には同一符号を付し、重複す
る構成の説明は省略する。
第4図には、本考案のケーブル終端部の特徴部分であ
る金属接続筒6の要部(第1図の円Cで囲んだ部分)拡
大図を示す。
図に示すように、金属接続筒6のケーブル側端部には
段部6aが設けられ、ここに金属管13が嵌合固定されてい
る。尚、この金属管13には段部13aが形成され、ここに
リード線11が予めはんだ付け等により接続されている。
また、金属管13には貫通孔14が設けられ、金属接続筒6
に対しビス14aを螺子止めすることにより固定される構
成となっている。
以上の構成の本考案のケーブル終端部は、次のように
して形成される。
即ち、先ず、第1図に示すように、CVケーブル1の絶
縁体4、半導電層8、遮蔽層10、ケーブルシース1aを順
に段剥ぎする。そして、ケーブル導体2に導体接続端子
3を圧縮接続する。更に、ケーブル絶縁体4上から導体
接続端子3上にかけて、半導電EPゴムモールドにより半
導電ゴム層5を円錐状に形成する。次に、この上にEPゴ
ムモールドにより絶縁筒7を形成する。尚、絶縁筒7の
外周には、金属接続筒6が一体に接着固定される。
次に、絶縁筒7の外周に金属接続筒6のケーブル側端
部から半導電層8にかけて、半導電EPゴムテープを巻回
し、遮蔽層9を形成する。この遮蔽層9は、例えば、0.
25mm厚の半導電自己融着テープを、金属接続筒6の段部
6aから絶縁筒7のテーパ立ち下がり部にかけて1/2ラッ
プで1往復巻回し、更に0.4mm厚の半導電ゴムテープ
を、絶縁筒7のテーパ面からケーブル半導電層8にかけ
て同様に巻回して形成する。
一方、第2図に示した金属管13は、予めケーブル1に
挿通しておく。そして、金属管13の段部13aには、その
周上3箇所に3本のリード線11をはんだ付け接続してお
く。リード線11としては、3.5mm2の錫メッキ軟銅編組線
を用いる。次に、上記遮蔽層9の形成後、リード線11の
接続された金属管13を金属接続筒6の段部6aに嵌合す
る。そして、金属管13の外周2箇所に設けられた螺子穴
14に、ステンレス製のビス14aを挿入し、金属接続筒6
と金属管13とを一体化固定する。
金属管13に接続されたリード線11は、遮蔽層9上に若
干巻き付けるように沿わせて配設する。例えば、編組線
により構成されたケーブル1の遮蔽層10は、編組線を3
等分して、上記3本のリード線11にはんだ付け接続され
る。
これらの作業終了後、遮蔽層9やリード線11を覆うよ
うに、金属管13の段部からケーブルシース1a端部にかけ
て保護層12を形成する。この保護層12はクロロプレンゴ
ム等により形成される。
尚、ケーブルシース端部近傍を覆う保護層12は、第3
図に示した従来のものに比べやや肉厚が厚くされ、その
外周に複数の環状の溝12aが形成されている。また、こ
の環状の溝12aは、金属接続筒6に向かう側に近付くに
従って次第に浅くなるよう形成されている。
このように保護層12を構成することにより、曲げ応力
は環状の溝12aのある範囲に広く分散し、一部に急激な
曲げが加わることがない。これにより、保護層12や絶縁
筒7の亀裂の発生を有効に防止できる。
尚、上記実施例では、金属管13の外周部に螺子穴14を
設け、金属接続筒6とビス14aを用いて固定する例を説
明した。
しかし、本考案はこれに限定されるものでなく、金属
接続筒6に内接する絶縁筒7に悪影響を及ぼさないよう
な機械的手段であれば、どのような方法で両者を接続し
ても差し支えない。例えば、金属管13を金属接続筒6に
螺合するようにしても差し支えない。また、本考案はCV
ケーブルのような電力ケーブルに限らず、遮蔽層を接地
する必要のあるゴム・プラスチックケーブルの終端部に
広く適用できる。
(考案の効果) 以上説明した本考案のケーブル終端部は、金属接続筒
とその接地のためのリード線との接続を金属管を介して
行なうようにしたため、金属接続筒にはんだ付け等の熱
が及ぶことがなく、絶縁筒の熱劣化を防止できる。ま
た、予め金属管にリード線を接続することにより、終端
部の組立作業を簡便にすることができる。しかも、これ
により、従来のケーブル終端部の外観を大幅に変更する
ことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のケーブル終端部の実施例を示す縦断面
図、第2図はその要部拡大図、第3図は従来のケーブル
終端部の一例を示す縦断面図、第4図はその要部拡大図
である。 1……ケーブル、1a……ケーブルシース、2……ケーブ
ル導体、3……導体接続端子、4……絶縁体、5……半
導電ゴム層、6……金属接続筒、7……絶縁筒、8……
半導電層、9,10……遮蔽層、11……リード線、12……保
護層、13……金属管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−140618(JP,A) 実開 昭57−141624(JP,U) 実開 昭62−177235(JP,U) 実公 昭56−28693(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】段剥ぎされたゴム・プラスチックケーブル
    のケーブル導体に取付けられる導体接続端子と、前記ケ
    ーブル導体近傍のケーブル絶縁層及び前記導体接続端子
    を覆う絶縁筒と、該絶縁筒上に設けられる金属接続筒
    と、前記ケーブル絶縁層上のケーブル遮蔽層を前記金属
    接続筒に電気接続するためのリード線とを備えるケーブ
    ル終端部において、 前記絶縁筒は前記金属接続筒と一体化してモールド成形
    され、 かつ前記リード線が予め半田付けされて前記金属接続筒
    に嵌合される金属管を有することを特徴とするケーブル
    終端部。
JP1990034469U 1989-09-29 1990-03-30 ケーブル終端部 Expired - Lifetime JP2547599Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5628693U (ja) * 1979-08-14 1981-03-18
JPS62177235U (ja) * 1986-04-23 1987-11-11
FR2606944B1 (fr) * 1986-11-14 1989-01-13 Cables De Lyon Geoffroy Delore Tete articulee de cable pour liaisons sous-marines

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JPH0383432U (ja) 1991-08-26

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