JPH0717638Y2 - ストラット式懸架装置のキャンバ調整装置 - Google Patents
ストラット式懸架装置のキャンバ調整装置Info
- Publication number
- JPH0717638Y2 JPH0717638Y2 JP1989005625U JP562589U JPH0717638Y2 JP H0717638 Y2 JPH0717638 Y2 JP H0717638Y2 JP 1989005625 U JP1989005625 U JP 1989005625U JP 562589 U JP562589 U JP 562589U JP H0717638 Y2 JPH0717638 Y2 JP H0717638Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strut
- bolt
- steering knuckle
- diameter portion
- adjusting
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G13/00—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of vibration dampers
- B60G13/001—Arrangements for attachment of dampers
- B60G13/005—Arrangements for attachment of dampers characterised by the mounting on the axle or suspension arm of the damper unit
- B60G13/006—Arrangements for attachment of dampers characterised by the mounting on the axle or suspension arm of the damper unit on the stub axle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D17/00—Means on vehicles for adjusting camber, castor, or toe-in
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/12—Mounting of springs or dampers
- B60G2204/129—Damper mount on wheel suspension or knuckle
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/32—Articulated members
- Y10T403/32606—Pivoted
- Y10T403/32951—Transverse pin or stud
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両の操舵輪におけるキャンバ角調整を容易
にして、操縦安定性および乗り心地の向上を図ると共
に、ステアリング特性を向上できるようにしたストラッ
ト式懸架装置のキャンバ調整装置に関するものである。
にして、操縦安定性および乗り心地の向上を図ると共
に、ステアリング特性を向上できるようにしたストラッ
ト式懸架装置のキャンバ調整装置に関するものである。
一般に車両の操舵輪における懸架装置には、アブソーバ
軸用のストラットを使用し、このストラット下端部が連
結ブラケットを介して車輌側ハブから延設されたステア
リングナックルなどのハウジング先端部に連結されてい
るストラット式懸架装置が数多く使用されている。
軸用のストラットを使用し、このストラット下端部が連
結ブラケットを介して車輌側ハブから延設されたステア
リングナックルなどのハウジング先端部に連結されてい
るストラット式懸架装置が数多く使用されている。
ところが、上記ストラット式懸架装置は、従来キャンバ
角調整機構を有していないために、組付け時のバラツキ
や部材の変形などにより所定のキャンバ角が変化してし
まい、タイヤの偏摩耗が生じ、操縦性および乗り心地が
悪化するなどの問題があった。
角調整機構を有していないために、組付け時のバラツキ
や部材の変形などにより所定のキャンバ角が変化してし
まい、タイヤの偏摩耗が生じ、操縦性および乗り心地が
悪化するなどの問題があった。
そこで、ステアリングナックル先端部とストラット下端
部付近との連結部にキャンバ角調整機構を具備して、キ
ャンバ角を調整可能にしたものが数多く提案されてお
り、例えば米国特許第3917308号明細書および実公昭60-
17409号公報に示されているような先行技術が知られて
いる。
部付近との連結部にキャンバ角調整機構を具備して、キ
ャンバ角を調整可能にしたものが数多く提案されてお
り、例えば米国特許第3917308号明細書および実公昭60-
17409号公報に示されているような先行技術が知られて
いる。
しかしながら、上述した先行技術において、前者の場合
には、フランジ付偏心ボルト中心に対してフランジ中心
を偏心させ、そのフランジのガイドを連結ブラケットに
形成すると共に、ストラットとステアリングナックルと
の連結ブラケットにキャンバ角調整方向の長穴を形成し
た構成であり、キャンバ角調整後の位置決めを確実にし
なければならず、偏心ボルト自体に緩みが生じた場合に
は、長穴方向が自由となり、ステアリングナックルの先
端部が他のボルトを中心に回動してキャンバ角を変化さ
せてしまうという問題がある。
には、フランジ付偏心ボルト中心に対してフランジ中心
を偏心させ、そのフランジのガイドを連結ブラケットに
形成すると共に、ストラットとステアリングナックルと
の連結ブラケットにキャンバ角調整方向の長穴を形成し
た構成であり、キャンバ角調整後の位置決めを確実にし
なければならず、偏心ボルト自体に緩みが生じた場合に
は、長穴方向が自由となり、ステアリングナックルの先
端部が他のボルトを中心に回動してキャンバ角を変化さ
せてしまうという問題がある。
また、上述した先行技術の後者の場合には、ステアリン
グナックルの貫通孔と連結ブラケットのガイド孔に挿通
するボルトに回動用レバー部を有し、偏心したボルト挿
通孔を形成してなる調整ピースを設けた構成であり、構
造が複雑で部品点数，加工工数が増大するのでコスト高
であると共に、キャンバ角調整時には一旦ボルトを緩め
てからレバー部を回動して調整し、調整後にレバー部が
回動しないようにしてボルトを締結するなど調整操作が
面倒である。
グナックルの貫通孔と連結ブラケットのガイド孔に挿通
するボルトに回動用レバー部を有し、偏心したボルト挿
通孔を形成してなる調整ピースを設けた構成であり、構
造が複雑で部品点数，加工工数が増大するのでコスト高
であると共に、キャンバ角調整時には一旦ボルトを緩め
てからレバー部を回動して調整し、調整後にレバー部が
回動しないようにしてボルトを締結するなど調整操作が
面倒である。
本考案は、上述した問題点を課題と解決して提案された
もので、車両のストラット式懸架装置において、部品点
数を増やすことなく、簡単な調整機構によりキャンバ角
の調整が容易にできるようにしたストラット式懸架装置
のキャンバ調整装置を提供することを目的とするもので
ある。
もので、車両のストラット式懸架装置において、部品点
数を増やすことなく、簡単な調整機構によりキャンバ角
の調整が容易にできるようにしたストラット式懸架装置
のキャンバ調整装置を提供することを目的とするもので
ある。
この目的を達成するため、本考案は、車両の操舵輪にお
けるステアリングナックルの先端部をストラットの下端
部周囲に配設した連結ブラケットの前後のフランジ部間
に挟持し、これらを前後方向に貫通する上下のボルトに
よってステアリングナックルの先端部を連結ブラケット
を介してストラットの下端部に連結したストラット式懸
架装置において、上記ボルトの上方のボルトは、フラン
ジ付頭部と、このフランジ付頭部に連続する大径部と、
この大径部の中心線に対し所定量偏心して大径部に連続
し、先端部にフランジ付ナットが螺合される小径部とを
有する偏心カム状ボルトからなる調整ボルトとし、上記
前後のフランジ部の一方には、キャンバ調整方向にのみ
長孔となって上記調整ボルトの大径部が挿通される第１
のガイド孔を形状すると共に、上記前後のフランジ部の
他方には、ストラット軸方向にのみ長孔となって上記調
整ボルトの小径部が挿通される第２のガイド孔を形成
し、上記ステアリングナックルには、上記調整ボルトの
大径部が緊密に回転自在に挿通される貫通孔を形成した
ことを手段としている。
けるステアリングナックルの先端部をストラットの下端
部周囲に配設した連結ブラケットの前後のフランジ部間
に挟持し、これらを前後方向に貫通する上下のボルトに
よってステアリングナックルの先端部を連結ブラケット
を介してストラットの下端部に連結したストラット式懸
架装置において、上記ボルトの上方のボルトは、フラン
ジ付頭部と、このフランジ付頭部に連続する大径部と、
この大径部の中心線に対し所定量偏心して大径部に連続
し、先端部にフランジ付ナットが螺合される小径部とを
有する偏心カム状ボルトからなる調整ボルトとし、上記
前後のフランジ部の一方には、キャンバ調整方向にのみ
長孔となって上記調整ボルトの大径部が挿通される第１
のガイド孔を形状すると共に、上記前後のフランジ部の
他方には、ストラット軸方向にのみ長孔となって上記調
整ボルトの小径部が挿通される第２のガイド孔を形成
し、上記ステアリングナックルには、上記調整ボルトの
大径部が緊密に回転自在に挿通される貫通孔を形成した
ことを手段としている。
このような構成では、連結ブラケットの前後のフランジ
部およびその間に挟持されたステアリングナックルの先
端部を前後方向に貫通している上下のボルトを緩め、そ
のうち上方の調整ボルトを所望の角度だけ回動させる。
すると調整ボルトはその小径部が他方のフランジに形成
された第２のガイド孔によりストラット軸方向に移動し
つつその大径部が一方のフランジ部に形成された第１の
ガイド孔によりキャンバ調整方向に移動する。これに伴
い、ステアリングナックルの先端部は上部が下方のボル
トを中心に回動し、ストラットとステアリングナックル
との相対角度が変化してキャンバ角が調整される。
部およびその間に挟持されたステアリングナックルの先
端部を前後方向に貫通している上下のボルトを緩め、そ
のうち上方の調整ボルトを所望の角度だけ回動させる。
すると調整ボルトはその小径部が他方のフランジに形成
された第２のガイド孔によりストラット軸方向に移動し
つつその大径部が一方のフランジ部に形成された第１の
ガイド孔によりキャンバ調整方向に移動する。これに伴
い、ステアリングナックルの先端部は上部が下方のボル
トを中心に回動し、ストラットとステアリングナックル
との相対角度が変化してキャンバ角が調整される。
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて具体的に説
明する。
明する。
第１図は本考案によるキャンバ調整装置を組込んだスト
ラット式懸架装置の要部を示す正面図、第２図は第１図
のII−II断面図であり、図において、符号１は車輪、２
はアクスルシャフト、３はリンクロッド、４は車輪１の
ハブ組立てより延設されたステアリングナックルをそれ
ぞれ示している。また、符号５はストラット式懸架装置
のアブソーバ軸を構成するストラットであり、上記スト
ラット５の上部は、コイルスプリング6,ストラットマウ
ント７を介して図示しない車体側に取付けられている。
ラット式懸架装置の要部を示す正面図、第２図は第１図
のII−II断面図であり、図において、符号１は車輪、２
はアクスルシャフト、３はリンクロッド、４は車輪１の
ハブ組立てより延設されたステアリングナックルをそれ
ぞれ示している。また、符号５はストラット式懸架装置
のアブソーバ軸を構成するストラットであり、上記スト
ラット５の上部は、コイルスプリング6,ストラットマウ
ント７を介して図示しない車体側に取付けられている。
そして上記ストラット５の下端部には、ストラット５の
周囲を囲むように連結ブラケット８が固定されており、
この連結ブラケット８には、車輪１側より延設されたス
テアリングナックル４の先端部が、上下に離間して配置
された調整ボルト９および固定ボルト10を介してキャン
バ角調整可能に結合されている。
周囲を囲むように連結ブラケット８が固定されており、
この連結ブラケット８には、車輪１側より延設されたス
テアリングナックル４の先端部が、上下に離間して配置
された調整ボルト９および固定ボルト10を介してキャン
バ角調整可能に結合されている。
ここで本考案によるキャンバ調整装置は、ストラット５
とステアリングナックル４とを連結している調整ボルト
９の位置に組込まれるものであり、その詳細な構成を第
２図に基づいて説明する。
とステアリングナックル４とを連結している調整ボルト
９の位置に組込まれるものであり、その詳細な構成を第
２図に基づいて説明する。
上記ストラット５の下端部に、周囲を囲むように固定さ
れた連結ブラケット８の前後のフランジ部11と12との間
には、ステアリングナックル４の挿入側が開口している
断面コ字形のガイド部材13が一体的に介在されており、
このガイド部材13の背面部13aをストラット５の側面に
当接させて連結ブラケット８とストラット５との結合強
度を高めると共に、フランジ部11,12の補強を兼ねてい
る。
れた連結ブラケット８の前後のフランジ部11と12との間
には、ステアリングナックル４の挿入側が開口している
断面コ字形のガイド部材13が一体的に介在されており、
このガイド部材13の背面部13aをストラット５の側面に
当接させて連結ブラケット８とストラット５との結合強
度を高めると共に、フランジ部11,12の補強を兼ねてい
る。
そして上記連結ブラケット８のフランジ部11,12および
ガイド部材13により形成された挿入部に、ステアリング
ナックル４の先端部が挟持され、上下に配置された調整
ボルト９および固定ボルト10により締結固定される。
ガイド部材13により形成された挿入部に、ステアリング
ナックル４の先端部が挟持され、上下に配置された調整
ボルト９および固定ボルト10により締結固定される。
ここで上記連結ブラケット８のフランジ部11,12および
ガイド部材13には、調整ボルト９が挿通されるガイド孔
14a,14bが形成されるが、このうち調整ボルト９の頭部9
a側が挿通される第１のガイド孔14aは、キャンバ調整方
向の長孔とし（第２図にて左右方向）、調整ボルト９の
先端側でフランジ付ナット15が締結される側の第２のガ
イド孔14bは、ストラット５の軸心方向に若干長孔とな
るよう（第２図の紙面に対し垂直方向）に形成されてい
る。
ガイド部材13には、調整ボルト９が挿通されるガイド孔
14a,14bが形成されるが、このうち調整ボルト９の頭部9
a側が挿通される第１のガイド孔14aは、キャンバ調整方
向の長孔とし（第２図にて左右方向）、調整ボルト９の
先端側でフランジ付ナット15が締結される側の第２のガ
イド孔14bは、ストラット５の軸心方向に若干長孔とな
るよう（第２図の紙面に対し垂直方向）に形成されてい
る。
また、上記フランジ部11,12とガイド部材13とのガイド
孔14a,14bに挿通される調整ボルト９は、第３図に示す
ようにフランジ付頭部9aを有し、首下部が第１のガイド
孔14aのキャンバ調整方向（左右方向）にのみスライド
可能な大径部9bと、第２のガイド孔14bの上下方向にの
み若干ストイド可能な小径部9cとからなる偏心カム状ボ
ルトであり、上記大径部9bの中心線C1と小径部9cの中心
線C2とは平行で、かつｌだけ偏心して成形されている。
孔14a,14bに挿通される調整ボルト９は、第３図に示す
ようにフランジ付頭部9aを有し、首下部が第１のガイド
孔14aのキャンバ調整方向（左右方向）にのみスライド
可能な大径部9bと、第２のガイド孔14bの上下方向にの
み若干ストイド可能な小径部9cとからなる偏心カム状ボ
ルトであり、上記大径部9bの中心線C1と小径部9cの中心
線C2とは平行で、かつｌだけ偏心して成形されている。
一方、上記連結ブラケット８のフランジ部11,12とガイ
ド部材13との間に挾持されるステアリングナックル４に
は、調整ボルト９の大径部9bが、回転自在でほぼ緊密に
挿通される貫通孔4aが穿設されている。
ド部材13との間に挾持されるステアリングナックル４に
は、調整ボルト９の大径部9bが、回転自在でほぼ緊密に
挿通される貫通孔4aが穿設されている。
次いでこのように構成された実施例において、ストラッ
ト５に固定された連結ブラケット８にステアリングナッ
クル４を連結する場合は、上記連結ブラケット８のフラ
ンジ部11,12間にガイド部材13を介してステアリングナ
ックル４を挿入し、上側が調整ボルト９で、また下側が
固定ボルト10で締付け固定される。
ト５に固定された連結ブラケット８にステアリングナッ
クル４を連結する場合は、上記連結ブラケット８のフラ
ンジ部11,12間にガイド部材13を介してステアリングナ
ックル４を挿入し、上側が調整ボルト９で、また下側が
固定ボルト10で締付け固定される。
このとき上側の調整ボルト９は、フランジ部11の第１の
ガイド孔14aからステアリングナックル４の貫通孔4aを
貫通して挿通され、フランジ部12の第２のガイド孔14b
より突出した先端の小径部9cがフランジ付ナット15で締
結されるが、上記調整ボルト９の中心線C1と小径部9cの
中心線C2との偏心量ｌがストラット５の軸心方向となる
ように調整ボルト９の固定位置をセットすることによ
り、予め設定されたキャンバ角が得られるようになって
いる。
ガイド孔14aからステアリングナックル４の貫通孔4aを
貫通して挿通され、フランジ部12の第２のガイド孔14b
より突出した先端の小径部9cがフランジ付ナット15で締
結されるが、上記調整ボルト９の中心線C1と小径部9cの
中心線C2との偏心量ｌがストラット５の軸心方向となる
ように調整ボルト９の固定位置をセットすることによ
り、予め設定されたキャンバ角が得られるようになって
いる。
このため第４図に示すように、連結ブラケット８のフラ
ンジ部11に基準点となる刻印Poを形成すると共に、上記
調整ボルト９のフランジ付頭部9aには、大径部9bと小径
部9cの偏心方向をストラット５の軸心方向とした時を標
準位置Soとして、所定の角度θに左右に刻印が形成され
ている。
ンジ部11に基準点となる刻印Poを形成すると共に、上記
調整ボルト９のフランジ付頭部9aには、大径部9bと小径
部9cの偏心方向をストラット５の軸心方向とした時を標
準位置Soとして、所定の角度θに左右に刻印が形成され
ている。
次に、本考案の実施例によるキャンバ角の調整を行なう
作用について説明する。
作用について説明する。
先ず、何らかの事由で車両のキャンバ角が変化した場合
は、ステアリングナックル４を連結している下側の固定
ボルト10を緩めると共に、上側の調整ボルト９を締結し
ているフランジ付ナット15を緩める。
は、ステアリングナックル４を連結している下側の固定
ボルト10を緩めると共に、上側の調整ボルト９を締結し
ているフランジ付ナット15を緩める。
この状態で調整ボルト９のフランジ付頭部9aにスパナ等
の工具をセットし、調整ボルト９を右または左方向に刻
印に合せて所定角度だけ回動させると、第４図に示すよ
うに調整ボルト９の大径部9bの中心線C1が、フランジ部
11のガイド孔14a内をキャンバ調整方向に沿って右また
は左方向に移動し、調整ボルト９の大径部9bが貫通して
いるステアリングナックル４の上部を固定ボルト10を中
心にしてθ度だけ回動させるので、ストラット５とステ
アリングナックル４との相対的角度が変化し、車両のキ
ャンバ角が調整される。
の工具をセットし、調整ボルト９を右または左方向に刻
印に合せて所定角度だけ回動させると、第４図に示すよ
うに調整ボルト９の大径部9bの中心線C1が、フランジ部
11のガイド孔14a内をキャンバ調整方向に沿って右また
は左方向に移動し、調整ボルト９の大径部9bが貫通して
いるステアリングナックル４の上部を固定ボルト10を中
心にしてθ度だけ回動させるので、ストラット５とステ
アリングナックル４との相対的角度が変化し、車両のキ
ャンバ角が調整される。
上記作用によってキャンバ角調整が終了した後は、直ち
に調整ボルト９側のフランジ付ナット15および固定ボル
ト10を締結固定する。
に調整ボルト９側のフランジ付ナット15および固定ボル
ト10を締結固定する。
以上説明したとおり本考案では、連結ブラケットの前後
のフランジ部およびその間に挟持されたステアリングナ
ックルの先端部を前後方向に貫通している上下のボルト
を緩め、そのうち上方の調整ボルトを所望の角度だけ回
動させると、調整ボルトはその大径部が一方のフランジ
部に形成された第１のガイド孔によりキャンバ調整方向
に移動し、これに伴い、ステアリングナックルの先端部
は上部が下方のボルトを中心に回動し、ストラットとス
テアリングナックルとの相対角度が変化してキャンバ角
が調整される。
のフランジ部およびその間に挟持されたステアリングナ
ックルの先端部を前後方向に貫通している上下のボルト
を緩め、そのうち上方の調整ボルトを所望の角度だけ回
動させると、調整ボルトはその大径部が一方のフランジ
部に形成された第１のガイド孔によりキャンバ調整方向
に移動し、これに伴い、ステアリングナックルの先端部
は上部が下方のボルトを中心に回動し、ストラットとス
テアリングナックルとの相対角度が変化してキャンバ角
が調整される。
従って本考案によれば、連結ブラケットの前後のフラン
ジ部およびステアリングナックルの先端部を前後方向に
貫通している上下のボルトのうち上方のボルトを偏心カ
ム状ボルトからなる調整ボルトとし、上記一方のフラン
ジ部には第１のガイド孔を形成し、他方のフランジ部に
は第２のガイド孔を形成するだけの極めて簡単な調整機
構により、部品点数を増加することなく、キャンバ角の
調整を容易に行うことができる。
ジ部およびステアリングナックルの先端部を前後方向に
貫通している上下のボルトのうち上方のボルトを偏心カ
ム状ボルトからなる調整ボルトとし、上記一方のフラン
ジ部には第１のガイド孔を形成し、他方のフランジ部に
は第２のガイド孔を形成するだけの極めて簡単な調整機
構により、部品点数を増加することなく、キャンバ角の
調整を容易に行うことができる。
第１図は本考案によるキャンバ調整装置を組込んだスト
ラット式懸架装置の要部を示す正面図、第２図は第１図
のII−II断面図、第３図は調整ボルトの側面図、第４図
はキャンバ角の調整状態を示す要部の拡大図である。 ４…ステアリングナックル、4a…貫通孔、５…ストラッ
ト、８…連結ブラケット、９…調整ボルト、9a…フラン
ジ付頭部、9b……大径部、9c…小径部、10…固定ボル
ト、11,12…フランジ部、13…ガイド部材、14a…第１の
ガイド孔、14b…第２のガイド孔、15…フランジ付ナッ
ト。
ラット式懸架装置の要部を示す正面図、第２図は第１図
のII−II断面図、第３図は調整ボルトの側面図、第４図
はキャンバ角の調整状態を示す要部の拡大図である。 ４…ステアリングナックル、4a…貫通孔、５…ストラッ
ト、８…連結ブラケット、９…調整ボルト、9a…フラン
ジ付頭部、9b……大径部、9c…小径部、10…固定ボル
ト、11,12…フランジ部、13…ガイド部材、14a…第１の
ガイド孔、14b…第２のガイド孔、15…フランジ付ナッ
ト。
Claims (2)
- 【請求項１】車両の操舵輪におけるステアリングナック
ルの先端部をストラットの下端部周囲に配設した連結ブ
ラケットの前後のフランジ部間に挟持し、これらを前後
方向に貫通する上下のボルトによってステアリングナッ
クルの先端部を連結ブラケットを介してストラットの下
端部に連結したストラット式懸架装置において、 上記ボルトの上方のボルトは、フランジ付頭部と、この
フランジ付頭部に連続する大径部と、この大径部の中心
線に対し所定量偏心して大径部に連続し、先端部にフラ
ンジ付ナットが螺合される小径部とを有する偏心カム状
ボルトからなる調整ボルトとし、 上記前後のフランジ部の一方には、キャンバ調整方向に
のみ長孔となって上記調整ボルトの大径部が挿通される
第１のガイド孔を形状すると共に、上記前後のフランジ
部の他方には、ストラット軸方向にのみ長孔となって上
記調整ボルトの小径部が挿通される第２のガイド孔を形
成し、 上記ステアリングナックルには、上記調整ボルトの大径
部が緊密に回転自在に挿通される貫通孔を形成したこと
を特徴とするストラット式懸架装置のキャンバ調整装
置。 - 【請求項２】上記大径部ガイド孔を有する一方のフラン
ジ部の外面には、基準点となる刻印を形成すると共に、
上記調整ボルトのフランジ付頭部には、上記大径部と小
径部との偏心方向を上記ストラットの軸線方向に合わせ
た状態で上記基準点に一致する標準位置から所定角度左
右に刻印を形成したことを特徴とする請求項１記載のス
トラット式懸架装置のキャンバ調整装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989005625U JPH0717638Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | ストラット式懸架装置のキャンバ調整装置 |
| US07/464,394 US4982977A (en) | 1989-01-20 | 1990-01-12 | Camber setting apparatus of a strut type suspension |
| GB9000822A GB2227721B (en) | 1989-01-20 | 1990-01-15 | Camber setting apparatus of a strut type suspension |
| DE4001597A DE4001597C2 (de) | 1989-01-20 | 1990-01-20 | Sturzeinstellvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989005625U JPH0717638Y2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | ストラット式懸架装置のキャンバ調整装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0296358U JPH0296358U (ja) | 1990-08-01 |
| JPH0717638Y2 true JPH0717638Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=11616343
Family Applications (1)
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