JPH0716408Y2 - パネルのタイル貼り装置 - Google Patents

パネルのタイル貼り装置

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JPH0716408Y2
JPH0716408Y2 JP1992030445U JP3044592U JPH0716408Y2 JP H0716408 Y2 JPH0716408 Y2 JP H0716408Y2 JP 1992030445 U JP1992030445 U JP 1992030445U JP 3044592 U JP3044592 U JP 3044592U JP H0716408 Y2 JPH0716408 Y2 JP H0716408Y2
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JP
Japan
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panel
tile
tiles
positioning
conveyor
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JP1992030445U
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JPH0580709U (ja
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義治 田中
清春 大浜
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建物の壁パネルとな
る押出し成形板製のパネルなどにタイル貼りを行うパネ
ルのタイル貼り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築等の壁パネルとして、図5に示すよ
うに複数枚の押出し成形板51を鉄骨フレーム52に組
付けたパネル53がある。パネル53の表面には、樹脂
モルタルを塗布してその上にタイル(図示せず)が貼ら
れる。
【0003】このタイル貼り作業を、従来は次のように
手作業で行っていた。すなわち、a.作業コンベヤ上に
置かれたパネル53の表面に、樹脂モルタルを塗布し、
平滑にする。b.パネル53上のタイル貼付け位置の墨
出し54を行う。あるいは水糸を縦横に張る。c.タイ
ルを1シート(例えば18枚)ずつ貼り付ける。この場
合に、タイル裏面には一般に付着性を良くするための凹
凸があるため、木片で叩くなどして、凹凸の内部にモル
タルが入るようにする。d.タイル目地の通りを検査し
た後に目地セメントを充填し、養生する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記のb.c項に示す
ように、パネル表面に墨出しを行う工程が必要で、また
タイルを叩きながら貼り付けることが必要であるため、
作業能率が悪く、また貼付け状態の品質が不安定という
問題点があった。そのため、タイル貼り作業の機械化が
望まれるが、多数枚のタイルを能率良く均一に張り付け
ることが必要なため、機械化が困難であった。
【0005】この考案の目的は、パネル表面に多数枚の
タイルを能率良くかつ安定した貼付け品質に貼ることの
できるパネルのタイル貼り装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案のパネルのタイ
ル貼り装置は、位置決め台の近傍にタイルセット台を設
け、このタイルセット台から位置決め台上のパネルに渡
って上方を走行する走行体を設け、この走行体に昇降可
能に垂下させた昇降体に、複数の吸着パッドとバイブレ
ータとを設けたものである。前記位置決め台は位置決め
コンベヤからなるものとする。タイルセット台は、位置
決めコンベヤの所定のパネル載置範囲の長手方向端に隣
り合って配置し、複数枚のタイルがシートに貼付けられ
たユニットタイルを、前記パネル載置範囲の短辺方向の
並び幅が長くなるように複数枚並べて載置可能な幅とす
る。また、タイルセット台は、前記パネル載置範囲側が
傾斜上側位置となる傾き姿勢と水平姿勢との間に傾動可
能に設置する。
【0007】
【作用】モルタルの塗布されたパネルを位置決め台に載
せた後、作業者が複数枚のタイルをタイルセット台に整
列して載せる。前記タイルには、複数枚がシート上に並
べて貼り付けられたユニットタイルを用い、このユニッ
トタイルを多数並べて載せる。このタイルセット台に並
べられた全タイルを、走行体の吸着パッドで吸着し、パ
ネル上の貼付け位置に移動させる。所定の貼付け位置で
吸着パッドを下降させ、パネル表面にタイルを置く。こ
のとき、バイブレータでタイルに振動を与え、タイル裏
面の凹凸にモルタルが食い込むようにしながらタイルを
貼る。これにより安定した品質にタイルが貼付けられ
る。パネル全面へのタイル貼りには走行体を何度か走行
させるが、この場合に、作業者がタイルセット台にタイ
ルを並べる作業を行っている間に、走行体によるタイル
貼り作業が行われる。 タイルセット台は、作業者がユニ
ットタイルを載せるときは傾き姿勢としておく。これに
より、大きなユニットタイルを作業者の手作業でタイル
セット台上へ載せる作業が能率良く行える。走行体がタ
イルセット台上のタイルを吸着するときは、タイルセッ
ト台を水平姿勢とし、吸着し易くする。
【0008】
【実施例】この考案の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。このタイル貼り装置1は、パネル2の位
置決め台である位置決めコンベヤ3と、タイルセット台
4と、走行体5を設置した架台6と、この走行体5に設
けた昇降体8と、この昇降体8に設けた吸着パッド7お
よびバイブレータ20とで構成される。パネル2は、押
出し成形板等からなる複数枚の面材2aに鉄骨フレーム
2bを組付けたものである。
【0009】位置決めコンベヤ3は、図2のように2本
のチェーン3aを有するチェーンコンベヤからなり、パ
ネル2を所定位置に位置決めする前後位置決め用ストッ
パ9と左右位置決め用ストッパ10とが設置してある。
前後位置決め用ストッパ9は、シリンダ装置等で搬送面
下に没入可能としてある。位置決めコンベヤ3の前後に
続いて、モルタル塗布用コンベヤ21と修正・手貼り用
コンベヤ22とが設置してある。
【0010】 タイルセット台4は、複数枚のタイル1
1を並び状態に載置する台であり、このタイル貼り装置
1を使用する各種の幅のパネル7のうち、最大幅のパネ
ル7と同じ左右幅のタイル載置面を有する。タイル載置
面の前後幅は、一定枚数(例えば18枚)のタイル11
をシートに貼付けた状態で準備される1枚のユニットタ
イル11′を2枚並べて載置可能な幅にしてある。ま
た、タイル載置面には、各ユニットタイル11′を並べ
る際の位置決め線12を縦横に施してある。タイルセッ
ト台4は、位置決めコンベヤ3におけるパネル停止位置
(パネル載置範囲)の長手方向端となる上手側に隣接し
て位置決めコンベヤ3の上方に配置し、架台6の付設フ
レーム13(図1)に支軸14回りで傾動可能に支持し
てある。付設フレーム13には、タイルセット台4を図
1に鎖線で示す傾斜姿勢とし実線で示す水平姿勢との間
に上下回動させる傾動駆動装置である傾動用シリンダ3
7が設けてある。
【0011】架台6は、位置決めコンベヤ3に跨がっ
て、タイルセット台4および位置決め状態のパネル2を
囲う大きさに構成され、走行体5の走行用リニアガイド
15を上面の両側縁に有している。走行体5は、自走装
置または架台6に設けられたチェーン等で走行駆動され
るものであり、信号線や動力用電線を収容したケーブル
ベア16が接続されている。走行体5には、ロッド状の
昇降ガイド17および昇降シリンダ18からなる昇降装
置19を設け、前記の昇降体8を昇降駆動可能としてあ
る。
【0012】吸着パッド7は、吸引ブロワ等の真空源に
接続されて真空吸着するものであり、タイルセット台4
上の全部のタイル11を吸着可能なように、多数個がマ
トリクス状に配列して設けられている。なお、図面には
見易くするために、吸着パッド7の個数を少なくして図
示してある。吸着パッド7の吸引経路には、各吸着パッ
ド7を個別に、あるいは適宜に組分けした1組毎に経路
を開閉するソレノイドバルブ23が設けてある。これら
ソレノイドバルブ23は、架台6に設けた吸着パターン
選択盤24のスイッチ操作により、その選択したパター
ンの吸着パッド7のみが開くように開閉操作される。
【0013】次に、上記構成によるタイル貼り動作を説
明する。モルタル塗布コンベヤ21上で表面にモルタル
(図示せず)の塗布されたパネル2が、位置決めコンベ
ヤ3に移載される。移載されたパネル2は、ストッパ9
に当たって位置決めされる。この当たり状態は適宜のス
イッチ(図示せず)で検出され、位置決めコンベヤ3が
停止する。
【0014】この後、作業者25は、タイルセット台4
上にタイル11を図2のように並べる。この場合、タイ
ル11には、前記のように複数枚が1枚のシートに貼付
けられたユニットタイル11′を用い、このユニットタ
イル11′をタイルセット台4の位置決め線12に合わ
せて載置する。このとき、タイルセット台4は、傾斜姿
勢としておくことにより、作業者25によるタイル並べ
作業が能率良く行える。
【0015】タイル11を並べ終わると、タイルセット
台4を水平姿勢とし、その上に移動した走行体5の昇降
体8を下降させて吸着パッド7でタイル11を吸着させ
る。タイル11を吸着した走行体5は、昇降体8の上昇
の後、パネル2のタイル貼り予定位置まで走行させる。
ここで昇降体8を下降させ、吸着パッド7に吸着してい
るタイル11をパネル7のモルタル層上に押し付ける。
このとき、バイブレータ20でタイルに振動を与えなが
ら押し付け動作を行う。これにより、タイル11の裏面
に形成されている凹凸にモルタルが良好に食い込み、安
定した品質にタイル貼りが行われる。
【0016】パネル2は、通常はタイルセット4台に比
べて図のように前後幅が広く、そのためタイルセット台
4におけるタイル並べ作業と、走行体5による搬送とを
繰り返し行う。この場合に、作業者25がタイルセット
台4にタイル11を載せる作業を行っている間に、走行
体5による貼付け作業が行われる。そのため、待ち時間
を生じることなく、能率良くタイル貼りが行える。タイ
ル貼り作業が終了すると、位置決め用のストッパ9を下
降させ、修正・手貼りコンベヤ22へ搬出する。
【0017】このタイル貼り装置1によると、このよう
に作業者25はタイルセット台4にタイル11を並べる
だけで良く、貼付け作業は走行体5により行うので、多
数枚のタイル11を短時間で張り付けることができ、ま
た素人でも簡単にタイル貼りが行える。したがって、省
力化および品質の安定化が図れる。
【0018】図4は、このタイル貼り装置1を設置した
モルタル塗布およびタイル貼りラインの一例を示す。移
動トラバーサ27と、モルタル塗布装置28と、このタ
イル貼り装置1とを並べて設置し、また搬送コンベヤ2
9を適宜設けてある。移動トラバーサ27は、前工程で
フレーム2b(図1)の組付けが行われたパネル2をコ
ンベヤ29に搬送させる装置である。
【0019】図3はモルタル塗布装置28の一例を示
す。モルタル塗布装置28は、コンベヤ21上のパネル
2を持ち上げる昇降式のパネル支持台29を設け、この
パネル支持台29の上方で架台31上を走行する走行体
32に、モルタル充填器33と均し装置34とを設けた
ものである。モルタル充填器33は、多数のモルタル吐
出ノズル35を走行方向と直交する方向に並べて設けて
ある。均し装置34は、パネル2上に吐出されたモルタ
ルを走行体32の走行に伴って均すものであり、均し板
とその昇降装置とで構成される。
【0020】
【考案の効果】この考案のパネルのタイル貼り装置は、
位置決め台の近傍にタイルセット台を設け、このタイル
セット台から位置決め台上のパネルに渡って上方を走行
する走行体を設け、この走行体に昇降可能に垂下させた
昇降体に、複数の吸着パッドとバイブレータとを設けた
ものであるため、パネル表面に多数枚のタイルを能率良
くかつ安定した貼付け品質に貼ることができる。特に、
タイルセット台は傾斜可能とし、傾動駆動装置を設けた
ため、タイルセット台上への手作業によるユニットタイ
ルの配置作業が能率良く行える。しかも、タイルセット
台は、位置決めコンベヤの所定のパネル載置範囲の長手
方向端に隣り合って配置し、複数枚のタイルがシートに
貼付けられたユニットタイルを、前記パネル載置範囲の
短辺方向の並び幅が長くなるように複数枚並べて載置可
能な幅としてあるため、作業者と機械との協働によっ
て、壁パネルのような大寸法のパネルに多数枚のユニッ
トタイルを並べて貼り付ける作業が能率良く行える。さ
らに、前記位置決め台は位置決めコンベヤからなるた
め、パネルの搬入搬出が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかるタイル貼り装置の
側面図である。
【図2】同タイル貼り装置の平面図である。
【図3】このタイル貼り装置の前工程に使用するモルタ
ル塗布装置の側面図である。
【図4】同タイル貼り装置およびモルタル塗布装置を設
置したラインのレイアウト図である。
【図5】従来のタイル貼り工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…タイル貼り装置、2…パネル、3…位置決めコンベ
ヤ(位置決め台)、4…タイルセット台、5…走行体、
6…架台、7…吸着パッド、8…昇降体、20…バイブ
レータ、11…タイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルを位置決め状態に寝かせて載置す
    位置決めコンベヤと、この位置決めコンベヤの所定の
    パネル載置範囲の長手方向端に隣りあって設置されてタ
    イルを載置可能なタイルセット台と、このタイルセット
    台から前記位置決めコンベヤ上のパネルに渡って上方を
    走行可能に架台に設置された走行体と、この走行体に昇
    降可能に垂下させた昇降体と、この昇降体に設けられて
    前記タイルセット台の各パネルを真空吸着可能な複数の
    吸着パッドと、前記昇降体に搭載したバイブレータとを
    備え、前記タイルセット台は、複数枚のタイルがシート
    に貼付けられたユニットタイルを、前記パネル載置範囲
    の短辺方向の並び幅が長くなるように複数枚並べて載置
    可能な幅とし、かつこのタイルセット台は、前記パネル
    載置範囲側が傾斜上側位置となる傾き姿勢と水平姿勢と
    の間に傾動可能に設置し、このタイルセット台を傾動さ
    せる係合駆動装置を設けたパネルのタイル貼り装置。
JP1992030445U 1992-04-08 1992-04-08 パネルのタイル貼り装置 Expired - Lifetime JPH0716408Y2 (ja)

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JPH0580709U JPH0580709U (ja) 1993-11-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63230324A (ja) * 1987-03-19 1988-09-26 Toto Ltd 被圧着体の圧着装置
JPH0620735B2 (ja) * 1989-04-03 1994-03-23 秩父セメント株式会社 複合ブロック製造装置

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