JPH0580709U - パネルのタイル貼り装置 - Google Patents

パネルのタイル貼り装置

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JPH0580709U
JPH0580709U JP3044592U JP3044592U JPH0580709U JP H0580709 U JPH0580709 U JP H0580709U JP 3044592 U JP3044592 U JP 3044592U JP 3044592 U JP3044592 U JP 3044592U JP H0580709 U JPH0580709 U JP H0580709U
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tiles
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義治 田中
清春 大浜
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル表面に多数枚のタイルを能率良くかつ
安定した貼付け品質に貼る。 【構成】 位置決めコンベヤ3におけるパネル停止位置
の近傍にタイルセット台4を設ける。このタイルセット
台4からパネル2に渡って上方を走行する走行体5を設
ける。この走行体5に昇降可能に設置した昇降体8に、
多数の吸着パッド7とバイブレータ8とを設ける。タイ
ルセット台4には、作業者が手作業でタイルを並べる。
この並べられたタイルを、走行体5の吸着パッド7で吸
着して搬送し、パネル2の表面にバイブレータ20によ
る振動を与えながら押し付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建物の壁パネルとなる押出し成形板製のパネルなどにタイル貼り を行うパネルのタイル貼り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築等の壁パネルとして、図5に示すように複数枚の押出し成形板51を鉄骨 フレーム52に組付けたパネル53がある。パネル53の表面には、樹脂モルタ ルを塗布してその上にタイル(図示せず)が貼られる。
【0003】 このタイル貼り作業を、従来は次のように手作業で行っていた。すなわち、a .作業コンベヤ上に置かれたパネル53の表面に、樹脂モルタルを塗布し、平滑 にする。b.パネル53上のタイル貼付け位置の墨出し54を行う。あるいは水 糸を縦横に張る。c.タイルを1シート(例えば18枚)ずつ貼り付ける。この 場合に、タイル裏面には一般に付着性を良くするための凹凸があるため、木片で 叩くなどして、凹凸の内部にモルタルが入るようにする。d.タイル目地の通り を検査した後に目地セメントを充填し、養生する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記のb.c項に示すように、パネル表面に墨出しを行う工程が必要で、また タイルを叩きながら貼り付けることが必要であるため、作業能率が悪く、また貼 付け状態の品質が不安定という問題点があった。そのため、タイル貼り作業の機 械化が望まれるが、多数枚のタイルを能率良く均一に張り付けることが必要なた め、機械化が困難であった。
【0005】 この考案の目的は、パネル表面に多数枚のタイルを能率良くかつ安定した貼付 け品質に貼ることのできるパネルのタイル貼り装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案のパネルのタイル貼り装置は、位置決め台の近傍にタイルセット台を 設け、このタイルセット台から位置決め台上のパネルに渡って上方を走行する走 行体を設け、この走行体に昇降可能に垂下させた昇降体に、複数の吸着パッドと バイブレータとを設けたものである。
【0007】
【作用】
モルタルの塗布されたパネルを位置決め台に載せた後、作業者が複数枚のタイ ルをタイルセット台に整列して載せる。前記タイルには、例えば複数枚がシート 上に並べて貼付けられたユニットタイルなどを用いる。このタイルセット台に並 べられた全タイルを、走行体の吸着パッドで吸着し、パネル上の貼付け位置に移 動させる。所定の貼付け位置で吸着パッドを下降させ、パネル表面にタイルを置 く。このとき、バイブレータでタイルに振動を与え、タイル裏面の凹凸にモルタ ルが食い込むようにしながらタイルを貼る。これにより安定した品質にタイルが 貼付けられる。 パネルがタイルセット台に比べて広い場合、走行体を何度か往復させるが、こ の場合に、作業者がタイルセット台にタイルを並べる作業を行っている間に、走 行体によるタイル貼り作業が行われる。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を図1および図2に基づいて説明する。このタイル貼り装 置1は、パネル2の位置決め台である位置決めコンベヤ3と、タイルセット台4 と、走行体5を設置した架台6と、この走行体5に設けた昇降体8と、この昇降 体8に設けた吸着パッド7およびバイブレータ20とで構成される。パネル2は 、押出し成形板等からなる複数枚の面材2aに鉄骨フレーム2bを組付けたもの である。
【0009】 位置決めコンベヤ3は、図2のように2本のチェーン3aを有するチェーンコ ンベヤからなり、パネル2を所定位置に位置決めする前後位置決め用ストッパ9 と左右位置決め用ストッパ10とが設置してある。前後位置決め用ストッパ9は 、シリンダ装置等で搬送面下に没入可能としてある。位置決めコンベヤ3の前後 に続いて、モルタル塗布用コンベヤ21と修正・手貼り用コンベヤ22とが設置 してある。
【0010】 タイルセット台4は、複数枚のタイル11を並び状態に載置する台であり、こ のタイル貼り装置1を使用する各種の幅のパネル7のうち、最大幅のパネル7と 同じ左右幅のタイル載置面を有する。タイル載置面の前後幅は、一定枚数(例え ば18枚)のタイル11をシートに貼付けた状態で準備される1枚のユニットタ イル11′を2枚並べて載置可能な幅にしてある。また、タイル載置面には、各 ユニットタイル11′を並べる際の位置決め線12を縦横に施してある。 タイルセット台4は、位置決めコンベヤ3におけるパネル停止位置の上手側に 隣接して位置決めコンベヤ3の上方に配置し、架台6の付設フレーム13(図1 )に支軸14回りで傾動可能に支持してある。付設フレーム13には、タイルセ ット台4を図1に鎖線で示す傾斜姿勢とし実線で示す水平姿勢との間に上下回動 させる傾動用シリンダ37が設けてある。
【0011】 架台6は、位置決めコンベヤ3に跨がって、タイルセット台4および位置決め 状態のパネル2を囲う大きさに構成され、走行体5の走行用リニアガイド15を 上面の両側縁に有している。 走行体5は、自走装置または架台6に設けられたチェーン等で走行駆動される ものであり、信号線や動力用電線を収容したケーブルベア16が接続されている 。走行体5には、ロッド状の昇降ガイド17および昇降シリンダ18からなる昇 降装置19を設け、前記の昇降体8を昇降駆動可能としてある。
【0012】 吸着パッド7は、吸引ブロワ等の真空源に接続されて真空吸着するものであり 、タイルセット台4上の全部のタイル11を吸着可能なように、多数個がマトリ クス状に配列して設けられている。なお、図面には見易くするために、吸着パッ ド7の個数を少なくして図示してある。吸着パッド7の吸引経路には、各吸着パ ッド7を個別に、あるいは適宜に組分けした1組毎に経路を開閉するソレノイド バルブ23が設けてある。これらソレノイドバルブ23は、架台6に設けた吸着 パターン選択盤24のスイッチ操作により、その選択したパターンの吸着パッド 7のみが開くように開閉操作される。
【0013】 次に、上記構成によるタイル貼り動作を説明する。モルタル塗布コンベヤ21 上で表面にモルタル(図示せず)の塗布されたパネル2が、位置決めコンベヤ3 に移載される。移載されたパネル2は、ストッパ9に当たって位置決めされる。 この当たり状態は適宜のスイッチ(図示せず)で検出され、位置決めコンベヤ3 が停止する。
【0014】 この後、作業者25は、タイルセット台4上にタイル11を図2のように並べ る。この場合、タイル11には、前記のように複数枚が1枚のシートに貼付けら れたユニットタイル11′を用い、このユニットタイル11′をタイルセット台 4の位置決め線12に合わせて載置する。このとき、タイルセット台4は、傾斜 姿勢としておくことにより、作業者25によるタイル並べ作業が能率良く行える 。
【0015】 タイル11を並べ終わると、タイルセット台4を水平姿勢とし、その上に移動 した走行体5の昇降体8を下降させて吸着パッド7でタイル11を吸着させる。 タイル11を吸着した走行体5は、昇降体8の上昇の後、パネル2のタイル貼り 予定位置まで走行させる。ここで昇降体8を下降させ、吸着パッド7に吸着して いるタイル11をパネル7のモルタル層上に押し付ける。このとき、バイブレー タ20でタイルに振動を与えながら押し付け動作を行う。これにより、タイル1 1の裏面に形成されている凹凸にモルタルが良好に食い込み、安定した品質にタ イル貼りが行われる。
【0016】 パネル2は、通常はタイルセット4台に比べて図のように前後幅が広く、その ためタイルセット台4におけるタイル並べ作業と、走行体5による搬送とを繰り 返し行う。この場合に、作業者25がタイルセット台4にタイル11を載せる作 業を行っている間に、走行体5による貼付け作業が行われる。そのため、待ち時 間を生じることなく、能率良くタイル貼りが行える。 タイル貼り作業が終了すると、位置決め用のストッパ9を下降させ、修正・手 貼りコンベヤ22へ搬出する。
【0017】 このタイル貼り装置1によると、このように作業者25はタイルセット台4に タイル11を並べるだけで良く、貼付け作業は走行体5により行うので、多数枚 のタイル11を短時間で張り付けることができ、また素人でも簡単にタイル貼り が行える。したがって、省力化および品質の安定化が図れる。
【0018】 図4は、このタイル貼り装置1を設置したモルタル塗布およびタイル貼りライ ンの一例を示す。移動トラバーサ27と、モルタル塗布装置28と、このタイル 貼り装置1とを並べて設置し、また搬送コンベヤ29を適宜設けてある。移動ト ラバーサ27は、前工程でフレーム2b(図1)の組付けが行われたパネル2を コンベヤ29に搬送させる装置である。
【0019】 図3はモルタル塗布装置28の一例を示す。モルタル塗布装置28は、コンベ ヤ21上のパネル2を持ち上げる昇降式のパネル支持台29を設け、このパネル 支持台29の上方で架台31上を走行する走行体32に、モルタル充填器33と 均し装置34とを設けたものである。モルタル充填器33は、多数のモルタル吐 出ノズル35を走行方向と直交する方向に並べて設けてある。均し装置34は、 パネル2上に吐出されたモルタルを走行体32の走行に伴って均すものであり、 均し板とその昇降装置とで構成される。
【0020】
【考案の効果】
この考案のパネルのタイル貼り装置は、位置決め台の近傍にタイルセット台を 設け、このタイルセット台から位置決め台上のパネルに渡って上方を走行する走 行体を設け、この走行体に昇降可能に垂下させた昇降体に、複数の吸着パッドと バイブレータとを設けたものであるため、パネル表面に多数枚のタイルを能率良 くかつ安定した貼付け品質に貼ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかるタイル貼り装置の
側面図である。
【図2】同タイル貼り装置の平面図である。
【図3】このタイル貼り装置の前工程に使用するモルタ
ル塗布装置の側面図である。
【図4】同タイル貼り装置およびモルタル塗布装置を設
置したラインのレイアウト図である。
【図5】従来のタイル貼り工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…タイル貼り装置、2…パネル、3…位置決めコンベ
ヤ(位置決め台)、4…タイルセット台、5…走行体、
6…架台、7…吸着パッド、8…昇降体、20…バイブ
レータ、11…タイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルを寝かせて載置する位置決め台
    と、この位置決め台の近傍に設置されて複数枚のタイル
    を並び状態に載置可能なタイルセット台と、このタイル
    セット台から前記位置決め台上のパネルに渡って上方を
    走行可能に架台に設置された走行体と、この走行体に昇
    降可能に垂下させた昇降体と、この昇降体に設けられて
    前記タイルセット台の各パネルを真空吸着可能な複数の
    吸着パッドと、前記昇降体に搭載したバイブレータとを
    備えたパネルのタイル貼り装置。
JP1992030445U 1992-04-08 1992-04-08 パネルのタイル貼り装置 Expired - Lifetime JPH0716408Y2 (ja)

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JPH0716408Y2 JPH0716408Y2 (ja) 1995-04-19

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