JPH0672480B2 - パネルへのタイル貼付け装置 - Google Patents

パネルへのタイル貼付け装置

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JPH0672480B2
JPH0672480B2 JP1097747A JP9774789A JPH0672480B2 JP H0672480 B2 JPH0672480 B2 JP H0672480B2 JP 1097747 A JP1097747 A JP 1097747A JP 9774789 A JP9774789 A JP 9774789A JP H0672480 B2 JPH0672480 B2 JP H0672480B2
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tiles
suction
mortar
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数のタイルを所定の貼付けパターンに従っ
てパネルのモルタル塗布面に貼付け、タイルパネルを形
成するパネルへのタイル貼付け装置に関する。
[従来の技術] 今日、タイルパネルは、例えばビルやトンネル等の各種
構築物の壁面等に幅広く用いられており、その外観を左
右する重要な要素の一つとなっている。
このタイルパネルを作成する場合には、所定のタイル貼
付けパターンに従って、複数枚のタイルをパネル上に正
確に貼付けてやる必要がある。
従来、このようなタイルパネルの製造は、所定のタイル
貼付けパターンに従って、作業者がパネル上にタイルを
一枚一枚貼付けるという手作業によって行っていた。こ
のため、タイルパネルの生産効率が極めて低いという問
題があった。
特に、タイルパネルを、例えば同じ建物の外壁用として
用いる場合には、同じ規格のものを多数枚製造しなけれ
ばならず、このため、パネルへのタイルの貼付けを効率
良くかつ正確に行うための手段の開発が望まれていた。
また、従来のタイルパネル製造技術では、作業者の熟練
度によって、製造されたタイルパネルの品質にばらつき
が生じてしまう。このため、タイル貼付け作業はいきお
い熟練者に頼らざるを得ないという問題があった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、このような従来の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、パネルへのタイルの貼付け作業を正
確かつ効率良く行うことができるパネルへのタイル貼付
け装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明は、モルタル塗布面が
上側になるようパネルを載置するパネル載置手段と、 表面側をその取出し口に向けた複数のタイルを、所定の
タイル貼付けパターンに従い収納するタイル収納手段
と、 このタイル収納手段のタイル取出し口に設けられ、所定
基準位置へ向け微小移動して各タイルの位置を微調整す
るタイル位置決め型枠と、 前記タイル収納手段から、前記タイル貼付けパターンに
従い複数のタイルをその表面側から吸着保持するタイル
吸着保持手段と、 タイル貼付けパターンに従って吸着保持された複数のタ
イルを、その裏面側からパネルのモルタル塗布面に押当
てるよう、パネル載置手段とタイル吸着保持手段とを相
対移動させる移動手段と、 を含み、 複数のタイルを所定の貼付けパターンに従いパネルのモ
ルタル塗布面に貼り付けることを特徴とする。
[作用] 次に本発明の装置を用いて、タイルパネルを製造する手
順を説明する。
まず、片面にモルタルが塗布されたパネルを、そのモル
タル塗布面が上側になるようにしてパネル載置手段上に
載置する。
また、タイル収納手段内に、その表面側を取出し口に向
けて複数のタイルを所定のタイル貼付けパターンに従っ
て収納しておく。
そして、タイル吸着保持手段を用いて、前記タイル収納
手段から複数のタイルをタイル貼付けパターンに従いそ
の表面側から吸着保持し取り出し、保持された複数のタ
イルをタイル移動手段を用いてタイルのモルタル塗布面
に対向する位置まで移動させる。
次に、タイル移動手段は、パネルのモルタル塗布面を、
タイル吸着保持手段の吸着面と対向させ、両者を相対移
動させる。そして、タイル貼付けパターンに従って吸着
保持された複数のタイルを、その裏面側からパネルのモ
ルタル塗布面に押し当る。
このようにして、本発明によれば複数のタイルを、所定
の貼付けパターンに従ってパネルのモルタル塗布面に確
実に貼付けることができ、一定品質のタイルパネルを効
率良く製造することができる。
また、本発明においては、前記タイル収納手段のタイル
取出し口から取出す各タイルの位置を、タイル位置決め
型枠を所定基準位置へ向け微小移動させて微調整できる
ようになっている。
これにより、タイル収納手段内にタイルが所定のクリア
ランスをもって収納されている場合でも、このクリアラ
ンス誤差に影響されることなく、複数のタイルを貼付け
パターンに従って正確に貼付けることができ、より高品
質にタイルパネルを製造することができる。
[実施例] 次に、本発明の好適な実施例を図面に基づき説明する。
第1図には、本発明に係るパネルへのタイル貼付け装置
の好適な実施例が示されており、実施例の装置は、パネ
ル20の搬送経路に沿って設けられたローラ列10を有す
る。このローラ列10は、タイル搬送用に設けられた複数
のローラ12,12…からなる。各ローラ12,12…は、一方向
に回転し、パネル20を図中左方向から右方向に向け搬送
する。
第2図に示すよう、このローラ列10には、パネルガイド
手段として複数の固定ガイド14および幅よせガイド16が
設けられている。
各固定ガイド14は、搬送パネル20の進行方向右側に設け
られている。前記各幅よせガイド16は、パネル20の進行
方向左側に設けられ、パネル進行方向と直交する方向に
一定のストローク幅で往復運動する。ローラ列10上を搬
送されてくるパネル20は、往復運動する幅よせガイド16
により固定ガイド14に押し当てられ、パネルの進行方向
に対する位置決めが行われる。次に、このパネル20はス
トッパー24により係止され、その搬送が停止される。こ
のパネル20の停止は、図示しないセンサにより検出さ
れ、ローラ12も自動的に停止制御される。
このようにして、本実施例によれば、ローラ列10を用い
て搬送されくるパネル20が常に一定位置に正確に位置決
めされた状態で停止制御される。なお、実施例のストッ
パ24は、第3図に示すように、ストッパ昇降用のシリン
ダ26を用いて昇降自在に形成されている。そして、後述
するよう、パネル20へのタイルの貼付けが終了すると、
下方へ退避する。
本発明のタイル貼付け装置は、このように位置めされた
パネル20のモルタル塗布面22上に、所定タイル貼付けパ
ターンに従って複数のタイル28を貼付けるよう形成され
ている。
すなわち、本発明のタイル貼付け装置は、第3図に示す
ようモルタル塗布面22が上側になるようパネル20を載置
するパネル載置手段100と、第4図に示すよう表面側を
その取出し口に向けた複数のタイル28をタイル貼付けパ
ターンに従って収納するタイル収納手段200と、このタ
イル収納手段200からタイル貼付けパターンに従って複
数のタイル28をその表面側から吸着保持するタイル吸着
保持手段300と、保持された複数のタイル28をその裏面
側からパネル20のモルタル塗布面22に押し当るようパネ
ル載置手段200とタイル吸着保持手段300とを相対移動さ
せるタイル移動手段400と、裏面側からパネル20のモル
タル塗布面22に押し当られた複数タイル28に振動を与え
る振動付与手段600とを含む。
(a)パネル載置手段 第3図には、前記パネル載置手段の好適な一例が示され
ており、実施例のパネル載置手段100は、通常はパネル
搬送経路の下方に位置する。そして、搬送されてくるパ
ネル20がストッパ24に位置決めされると、同図に示すよ
うに上方に移動し、パネル20を載置する。
第1図には、実施例のパネル載置手段100の平面構造が
概略的に示されている。このパネル載置手段100は、ロ
ーラ12と直交するようにその下方に平行に設けられた一
対の支持板102,102と、各ローラ12,12の間に平行に設け
られその下端が前記支持板102に取付け固定された複数
の受板104とを含み、第3図に示すように、基第30上に
設けられたシリンダ106を用いて昇降自在に形成されて
いる。
そして、このパネル載置手段100は、ローラ列10により
搬送されてくるパネル20の下方に受板104が位置するよ
う、通常は下方に退避している。パネル20がストッパ24
により位置決めされると、シリンダ106が駆動され、第
3図に示すように受板104を所定ストローク分だけ上方
に移動する。これにより、受板104は、ローラ12に代っ
てパネル20を載置することになる。
また、前記各受板104の左右両端には、移動規制手段と
してのボルト110,110が垂直に取付け固定されており、
このボルト110はスパナ等を用いてねじ回しすることに
より、受板104からの高さを調整することができる。
(b)タイル収納手段 前記タイル収納手段300は、第1図,第4図に示すよう
にパネル搬送経路に隣接する基台210上に設けられ、表
面側を上方に向けた複数のタイル28を所定のタイル貼付
けパターンに従ってその内部に収納している。
実施例のタイル収納手段200は、複数のマガジン222を組
合せて構成されるマガジン群220と、このマガジン群222
内に収納されているタイル列230を1タイル分ずつ押し
出すタイル押出し装置240とから構成されている。
前記マガジン群220は、第5図(A)に示すように、複
数のマガジン222をタイル貼付けパターンに従って整列
配置することにより構成される。前記各マガジン222
は、第5図(B)に示すように上方に設けられた取出し
口224から、表面側をその上方に向けた複数のタイル28
がタイル列230として収納されている。また、各マガジ
ン222の底面には、ピン挿通孔226が設けられ、このピン
挿通孔226から後述するリフトピン242が挿通され、内部
に収納されたタイル列230が、1タイル分ずつ取出し口2
24へ向け押し出される。
そして、このマガジン群220は、基台210上に設けられた
マガジンテーブル232上に着脱自在に設置されている。
マガジンテーブル232は、基台210上に立設された複数の
支柱234上に設けられている。
また、前記タイル押上げ装置240は、各マガジン222の底
面に設けられたピン挿通孔226からその内部に挿通され
る複数のリフトピン234が立設されたピンテーブル244を
有し、タイルリフトモータ246を用いてトラベリングナ
ット方式スクリュージャッキ248を駆動することによ
り、前記ピンテーブル244を昇降制御する。従って、ピ
ンテーブル244を上昇させると、これに立設された複数
のリフトピン242が、マガジン群220内に収納された各タ
イル列230をその取出し口224へ向け押し出すことにな
る。
そして、このタイル押出し装置240は、第6図(A)に
示すように、マガジン群220の取出し口224からタイル28
がある程度露出する状態までタイル列230を押し上げ、
このタイル28がタイル吸着保持手段300により吸着保持
されると、これを図示しないセンサを用いて検出し、次
のタイル28が取出し口224から露出するようタイル列230
を押し上げる。そして、マカジン群220内に収納された
タイル28が、タイル吸着手段300により全て取出される
と、これを自動的に検出しリフトピン242を最下点まで
退避させる。
(c)位置合せ手段 ところで、前記マガジン群220内には、タイル列230が所
定のクリアランスで余裕をもって収納されている。この
クリアランスはタイル28の種類によっても異なるが、通
常は3〜5mm程度である。
従って、後述するタイル吸着保持手段300を用い、マガ
ジン群220から複数のタイル28をタイル貼付けパターン
に従って吸着保持しても、吸着保持されたタイル28の貼
付けパターンは、正確な貼付けパターンに対し前記クリ
アランス分の誤差をもつ。
このため、本発明には、マガジン群220の各タイル取出
し口224から取り出す各タイル28を、所定基準位置Pに
位置決めする位置決め制御手段500が設けられている。
実施例の位置決め制御手段500は、第5図(A)に示す
ようマガジン群220のタイル取出し口側に設けられたタ
イル位置決め用型枠510を有し、このタイル位置決め用
型枠510を、所定基準位置Pへ向け微小移動し、各取出
し口のタイル28を基準位置P方向に位置決めするよう構
成されている。
第7図,第8図には、このタイル位置決め用型枠510の
具体的な構成が示され、実施例の型枠510は、第1の型
枠520−1,第2の型枠520−2の2層構造に形成されてい
る。
そして、これら各型枠520−1,520−2は、タイル貼付け
パターンに合せて複数の枠部522を組合せ、全体として
パネル20の大きさに合せて長方形状となるように形成さ
れている。これにおいて、各枠部522は、タイル28より
少し大きい長方形状に形成されている。
そして、前記第2の型枠520−2は、第1の型枠520−1
上に一対のX軸方向駆動用ソレノイド540と、Y軸方向
駆動用ソレノイド550を用いて取付け固定されている。
そして、この第2の型枠520−2は、X軸方向駆動用ソ
レノイド540を駆動することにより第1の型枠520−1上
をX軸方向に所定ストローク分だけ移動し、Y軸方向駆
動用ソレノイド550を駆動することにより、Y軸方向へ
所定ストローク分だけ移動する。なお、この第2の型枠
520−2は、通常第1の型枠520−1とその枠部522が完
全に重なり合う状態となるように制御される。
また、前記第1の型枠520−1には、その両側に合計4
個の位置決め用のピン530が左右対称に設けられてい
る。そして、このピン530を、マガジン群220の側面上端
部に設けられた位置決めガイド部532と嵌合させるよ
う、タイル位置決め用型枠510をマガジン220上に載置す
る。
これにより、実施例の位置決め用型枠510は、各枠部522
…がマガジン群220の取出し口224…とそれぞれ相対向す
るようマガジン群220上に取り付けられる。
このようにして取り付けられたタイル位置決め型枠510
は、マガジン群220の取出し口224において、タイル28を
次のようにして位置決め制御する。
まず、ソレノイド540,550を制御し、第1の型枠520−1,
第2の型枠520−2の各枠部522が完全に重なり合う用に
位置制御する。
この状態で、リフトピン242を用い各マガジン群220内の
タイル列230を1タイル分だけ押し上げ、第6図に示す
よう取出し口224からタイル28の表面を内部に突出させ
る。これにより、第9図(A)に示すよう、タイル位置
決め用型枠510の各枠部522内にタイル28が位置すること
になる。
この状態で次に第9図(B)に示すようX方向駆動用ソ
レノイド260が駆動され、第2の型枠520−2がX軸方向
へ移動される。これにより、タイル28は各枠部522内を
X軸方向に移動し、下方に位置する第1の枠体520−1
のY軸フレームにぶつかってその移動が規制される。
次に、第9図(C)に示すよう、Y軸方向駆動用ソレノ
イド550が駆動され、第2の枠体520−2がY軸方向へ所
定ストローク移動される。これにより、枠部522内の各
タイル28は、Y軸方向へ移動し、その下方に位置する第
1の枠体520−1のX軸フレームにぶつかってその移動
が規制される。
このようにして、各タイル28は自動的に各枠部522の基
準位置Pに位置合せされる。すなわち、各枠部522内に
おいて、その右隅部Pで交わる2つの内壁と接触するよ
うタイル28の位置合せが行われる。
このような位置合せ終了後、各ソレノイド540,550を用
い第2の枠体520−2を、第1の枠体520−1と完全に重
なり合う位置まで自動的に退避させる。
(d)タイル吸着保持手段 前記タイル吸着保持手段300は、第4図に示すようにタ
イル移動手段400を形成するアーム410の先端に、前記マ
ガジン群220の上端部と相対向するよう取付け固定され
ている。
このタイル吸着保持手段300は、マガジン群220と相対向
する吸着板310を有し、この吸着板310は、昇降機構430
を用いアーム410の先端に昇降自在に取付け固定されて
いる。
この吸着板310は、第10図に示すよう、その内部が中空
形状に形成され、この中空室320は図示しないダクトを
介して吸引ポンプに接続されている。
また、吸着板310の吸着面312には、第11図に示すようタ
イル貼付けパターンに合せたタイル吸着エリア322−1,3
22−2,…が設けられており、実施例において、この吸着
エリア322は表面が長方形状した複数のタイルを、一定
間隔で複数列にわたり吸着保持するよう形成されてい
る。
各タイル吸着エリア322−1,322−2…には第10図に示す
よう内部の中空室320と連通する細孔324が形成されてお
り、各細孔324の周囲には気密性の高い吸着用パッド326
が取付け固定されている。従って、これら各パッド326
上にタイル28を接触させ、吸引ポンプを駆動すれば、中
空室320と外部との間に発生する差圧により、各タイル2
8は吸着面312上に第12図に示すよう吸着保持されること
になる。
(e)タイル移動手段 前記タイル移動手段400は、タイル吸着保持手段300によ
り第12図に示すよう吸着保持された複数のタイル28を、
パネル20のモルタル塗布面22と相対向する位置まで移動
させる。
本実施例に係るタイル移動手段400は、第1図,第4図
に示すよう、回転アーム410と、この回転アーム410の先
端に位置し前記吸着板310を昇降自在に取付け固定する
昇降機構430とから構成されている。
前記昇降機構430は、アーム410の先端に取付け固定され
た昇降シリンダ432と、このアーム410の先端に固定され
た天井板434と、この天井板434に設けられた4本のガイ
ドシリンダ436とを含む。
前記昇降シリンダ432は、吸着板310の上面中央部に取付
け固定され、前記4本のガイドシリンダ436は、この昇
降シリンダ432の周囲に位置し、吸着板310の上面に取付
け固定されている。
そして、前記タイル吸着保持手段300を用い、タイル28
の吸着保持を行う場合には、第13図(A)〜(B)に示
すよう、昇降シリンダ432を用いて吸着板310を下降さ
せ、パッド326をマガジン群220に収納されたタイル28と
接触させる。この状態で、タイル28の表面側を吸着し、
第13図(C)に示すように吸着板310を上方所定位置ま
で上昇させる。
また、前記アーム410は、回転軸412を中心として水平方
向へ回動自在に取り付けられている。そして、モータ41
4を駆動することにより、第1図に示すよう、Aで示す
位置からBで示す位置まで角度θだけ水平方向へ回転移
動し、タイル吸着保持手段300により保持された複数の
タイル28を、パネル10のモルタル塗布面22と相対向する
位置(Bで示す位置)まで移動させる。
これにより、吸着板310の吸着面312は、第14図に示すよ
う、パネル載置手段100に載置されたパネル20のモルタ
ル塗布面22と相対向するようになる。この状態で、昇降
機構430は吸着板310を、モルタル塗布面22へ向け下降さ
せる。これにより、吸着板310に吸着保持された複数の
タイル28は、第15図,第16図に示すようにパネル20のモ
ルタル塗布面22へ押し当られる。このとき、各タイル28
が均一な力でモルタル塗布面22に押し当られるよう、ボ
ルト110により吸着板310の下降が規制される。
(f)振動付与手段 また、本実施例の振動付与手段600は、4個のバイブレ
ータ602,602…を用いて形成されており、これら各バイ
ブレータ602は、吸着板310の吸着面312と反対側の面上
い一定間隔で取付け固定されている。
そして、これら各バイブレータ602を駆動することによ
り、各タイル28に振動が与えられ、第16図に示すよう
に、タイル裏面側、特にタイル28の裏面側に設けられた
裏足部分28aをモルタルと良好に接触させることができ
る。
本実施例は以上の構成からなり、次にその作用を説明す
る。
まず、吸着板310が前記マガジン群220の各取出し口224
と対向するようアーム410を回動制御する。
このとき、マガジン群220の各取出し口224から外部に突
出するタイル28は、タイル位置決め用型枠510を用い、
各枠部522の基準位置Pへ位置決め制御する。
この状態で、昇降機構430は、吸着板310を位置決め制御
された各タイル28へ向け下降し、吸着面310上にタイル2
8を吸着保持させた後、上方に退避させる。これによ
り、吸着板310の吸着面312上には、第12図に示すよう、
複数のタイル28がタイル貼付けパターンに従い正確に位
置決めされた状態で吸着保持されることになる。
次に、アーム410を、第1図のAで示す位置からBで示
す位置まで回動させ、吸着板310をパネル20のモルタル
塗布面22と対向する位置まで移動する。
次に、昇降機構410は、吸着板310を下降させ、吸着保持
された複数のタイル28をその裏面側からパネル20のモル
タル塗布面22に押し当る。タイル28がモルタル塗布面22
に押し当られると、吸着板310に設けられたバイブレー
タ602が駆動され、各タイル28に適当な振動を一定時間
与える。これにより、第16図に示すよう、タイル28の裏
面側に設けられた裏足部28aにも均等にモルタルがくい
込み、その裏面側全体をモルタル塗布と良好に接触さ
せ、タイル28をモルタル塗布面22上に確実に貼付けるこ
とができる。
このとき、ボルト110,110を用い、吸着面312とモルタル
塗布面22との間が一定間隔になるよう、吸着板310の移
動が規制されるため、吸着保持された全てのタイル28は
均一の圧力でモルタル塗布面22上に押し当られ、その押
付け力が一部に偏ることがないことから、各タイル28の
貼付けをより確実に行うことが可能となる。
このような貼付け終了後、バイブレータ602は停止制御
され、その後各タイル28は吸着面312から解放される。
これと同時に、吸着板310は上方所定位置まで退避し、
さらにアーム410が第1図Aで示す位置まで回動し、次
のタイルパネル貼付け動作の準備を行う。また、パネル
載置手段100が下降し、パネル20をローラ12上に載置す
る。
これにより、ローラ12上には第17図に示すように、タイ
ル貼付けパターンに従って複数のタイル28が正確に貼付
けられたタイルパネルが載置される。そして、ストッパ
24が下方に退避し、これと同時にローラ12が回転駆動さ
れ、パネル20を次の工程に向け搬送する。
実施例のタイル貼付け装置は、このような動作を繰り返
して行い、次に次と搬送されてくるパネル20に対するタ
イルの貼付け作業を行う。
以上の構成とすることにより、本実施例によれば、パネ
ル20へのタイル28の貼付けを作業員の手を煩わせること
なくほぼ自動的に行うことが可能となり、タイルパネル
の生産効率を大幅に高めることが可能となる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内で各種の変形実施が可能である。
例えば、前記実施例においては、移動規制手段としての
ボルト110をパネル載置手段100側に設けた場合を例にと
り説明したが、本発明はこれに限らす必要に応じて吸着
板310の吸着面312上にボルト110を設けてもよい。
また、本実施例においては、ローラ12とは別にパネル載
置手段100を設けた場合を例にとり説明したが、本発明
はこれに限らず、ローラ12自体をパネル載置手段として
用いてもよい。
また、前記実施例においては、表面が長方形状したタイ
ルを一定間隔で貼付ける場合を例にとり説明したが、本
発明はこれに限らず、表面が各種形状をしたタイル28
(例えば、三角形、五角形のタイル)をパネル20上に貼
付ける場合にも適用することができる。
また、前記実施例では、1回の貼付け作業によりパネル
20のモルタル塗布面22の全面にタイル28を張付ける場合
を例にとり説明したが、本発明はこれに限らず、必要に
応じこのような貼付け作業を2回,3回…と分けて行って
もよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、所定の貼付けパ
ターンに合わせて複数のタイルをパネル上に正確に位置
決めし効率良く貼付けることができるという効果があ
る。
特に、本発明においては、タイル位置決め用型枠にて各
タイルの位置を微調整できるので、複数のタイルを所定
の貼付けパターンに従って正確に貼り付けることができ
る。
また、本発明によれば、従来のようにタイル貼付けパタ
ーンに合せて複数のタイルを作業者が並べるという作業
が不要となるため、タイルパネルの生産効率を飛躍的に
高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第17図は、本発明にかかるパネルへのタイル貼
付け装置の好適な実施例の説明図であり、 第1図は、その全体構成を示す平面説明図、 第2図は、そのローラ列に設けられたパネルガイド手段
の説明図、 第3図は、ローラ列に設けられたパネル載置手段の側面
説明図、 第4図は、第1図をII方向から見た側面説明図、 第5図は、第4図に示すマガジン群の説明図であり、同
図(A)はマガジン群全体の斜視説明図、同図(B)は
マガジン群を構成する各マガジンの説明図、 第6図は、第5図に示すマガジンに収納されたタイルの
状態を示す説明図、 第7図,第8図は、本実施例のタイル位置決め用型枠の
説明図、 第9図は、第7図,第8図に示すタイル位置決め用型枠
の動作を示す説明図、 第10図〜第12図は、本実施例の吸着板の説明図、 第13図は前記吸着板のタイル吸着動作の説明図、 第14図,第15図は、パネルへ向け吸着板を下降する一連
の動作の説明図、 第16図は、タイルの裏面側がモルタル塗布面へ押付けら
れている状態の説明図、 第17図は、本実施例の装置を用いて形成されたタイルパ
ネルの外観斜視図である。 20……パネル 22……モルタル塗布面 28……タイル 100……パネル載置手段 200……タイル収納手段 220……マガジン群 222……マガジン 224……取出し口 240……タイル押出し装置 300……タイル吸着保持手段 400……タイル移動手段 410……アーム 430……昇降機構 500……位置決め制御手段 510……タイル位置決め用型枠 600……振動付与手段 602……バイブレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モルタル塗布面が上側になるようパネルを
    載置するパネル載置手段と、 表面側をその取出し口に向けた複数のタイルを、所定の
    タイル貼付けパターンに従い収納するタイル収納手段
    と、 このタイル収納手段のタイル取出し口に設けられ、所定
    基準位置へ向け微小移動して各タイルの位置を微調整す
    るタイル位置決め型枠と、 前記タイル収納手段から、前記タイル貼付けパターンに
    従い複数のタイルをその表面側から吸着保持するタイル
    吸着保持手段と、 タイル貼付けパターンに従って吸着保持された複数のタ
    イルを、その裏面側からパネルのモルタル塗布面に押当
    てるよう、パネル載置手段とタイル吸着保持手段とを相
    対移動させる移動手段と、 を含み、 複数のタイルを所定の貼付けパターンに従いパネルのモ
    ルタル塗布面に貼り付けることを特徴とするパネルへの
    タイル貼付け装置。
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