JPH07132777A - 車体補強構造 - Google Patents

車体補強構造

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JPH07132777A
JPH07132777A JP28077993A JP28077993A JPH07132777A JP H07132777 A JPH07132777 A JP H07132777A JP 28077993 A JP28077993 A JP 28077993A JP 28077993 A JP28077993 A JP 28077993A JP H07132777 A JPH07132777 A JP H07132777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing member
vehicle body
tunnel
vehicle
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP28077993A
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English (en)
Inventor
Masayuki Yoshikawa
雅之 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板厚を厚くすることなく、車体側部に作用し
た所定値以上の荷重を確実に支持する。 【構成】 トンネル部28に組み付けられた第3の補強
部材30の底部30Aには、凸部32が形成されてい
る。このため、第3の補強部材30の側部30Eの面積
を小さくすることができるので、側部30Eの面外変形
が小さくなる。また、凸部32とトンネル部28とで閉
断面部40が形成されるので、支持強度も向上する。こ
れらのことから、車体側部に作用した所定値以上の荷重
は、第3の補強部材30によって確実に支持され、トン
ネル部28に迅速に伝達されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイドドアへの所定値
以上の荷重が作用した場合の対策として好適な車体補強
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車のサイドドアに所定値
以上の荷重が作用した場合に、サイドドア(特に、ドア
インナパネル)の車室内側への変形量を抑えるべく、種
々の補強構造が採用されている。この種の補強構造の一
例が特開昭62−210151号公報に開示されてお
り、以下、この公報に開示された構造について説明す
る。
【0003】図6に示されるように、この公報に開示さ
れた構造によれば、左右のフロントサイドドア100に
おけるドアアウタパネル102及びドアインナパネル1
04に、第1の補強部材106、108が配設されてい
る。これらの第1の補強部材106、108は、車体前
後方向を長手方向としかつ長手直角断面が略矩形閉断面
とされている。また、フロントサイドドア100に隣接
して配置される各フロントシート110のシートバック
112内には、第2の補強部材114が図示しないシー
トフレームにそれぞれ取り付けられている。この第2の
補強部材114は、車体幅方向を長手方向として配置さ
れており、その配設高さは第1の補強部材106、10
8の配設高さと同一である。
【0004】一方、フロアパネル116の車体幅方向中
間部には、車体上方側へ膨出しかつ車体前後方向に延び
るトンネル部118が形成されている。このトンネル部
118の上端部には、上方が開口された箱体形状の第3
の補強部材120がボルト122で取り付けられてい
る。この第3の補強部材120の配設高さは、第2の補
強部材114の配設高さと略一致している。なお、この
第3の補強部材120は、コンソールボックス124に
よって覆われている。
【0005】上記構成によれば、フロントサイドドア1
00のドアアウタパネル102に所定値以上の荷重が作
用した場合、この荷重は第1の補強部材106、108
から第2の補強部材114、第3の補強部材120を介
してトンネル部118に入力される。ここで、トンネル
部118は通常高強度であるので、前記荷重はトンネル
部118によって支持される。これにより、フロントサ
イドドア100のドアインナパネル104の車室内側へ
の変形量を抑えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された構造による場合、コンソールボックス1
24の収納スペースを狭めないようにするため、第3の
補強部材120を上部が開放された箱体形状にしてい
る。このため、前記荷重が作用した場合、第3の補強部
材120はその開口側にて大きく変形し、この荷重を充
分に受けることができなくなるおそれがある。従って、
従来では、第3の補強部材120にこのような変形が生
じるのを防止するべく、第3の補強部材120の板厚を
厚くする等の対策を講じる必要があったが、この場合重
量が増加するので好ましくなく、他の構造の案出が望ま
れていた。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、板厚を厚くす
ることなく、車体側部に作用した所定値以上の荷重を確
実に支持することができる車体補強構造を得ることが目
的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車体補強構
造は、フロアパネルにおける隣接する車両用シート間に
設けられ、車体上方側へ膨出しかつ車体前後方向に沿っ
て延設されるトンネル部と、このトンネル部の上方に配
置され、ボックス本体を備えたコンソールボックスと、
トンネル部の上端部に底部が固定されると共に頂部が開
口されて内部にボックス本体を収容する箱体形状の補強
部材と、を含む車両に適用され、前記補強部材における
底部に車体幅方向に沿ってかつ車体幅方向側に位置する
側部間に亘って形成されると共に頂部側へ突出してトン
ネル部の上端部とで閉断面を形成する凸部を設けた、こ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、補強部材の底部に、車体幅
方向に沿ってかつ車体幅方向側に位置する側部間に亘っ
て凸部を形成したので、補強部材の側部の面積が減少す
る。このため、側部の面外変形が小さくなる。また、こ
の凸部は、頂部側へ突出してトンネル部の上端部とで閉
断面を形成するので、補強部材の板厚を厚くしなくて
も、支持強度を高めることができる。
【0010】これらのことから、車体側部に所定値以上
の荷重が作用し、この荷重が車両用シートを介して補強
部材に入力された場合においても、補強部材によってこ
の荷重を確実に支持してトンネル部に迅速に伝達するこ
とができる。従って、車体側部の車室内側への変形量を
抑えることができる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図5を用いて、本発明の一実施
例について説明する。なお、これらの図において適宜示
される矢印FRは車両前方側を示し、矢印UPは車両上
方側を示し、矢印INは車両室内側を示している。
【0012】図5に示されるように、後述する第3の補
強部材30以外の構成については、上述した従来技術と
同様であるので、周辺の構成については簡略的に説明す
るにとどめる。
【0013】各々ドアアウタパネル10とドアインナパ
ネル12とによって閉断面構造とされた左右のフロント
サイドドア14内には、車体前後方向を長手方向としか
つ長手直角断面が矩形閉断面とされた第1の補強部材1
6、18が配設されている。また、フロントサイドドア
14に隣接して配置される各フロントシート20のシー
トバック22内には、車体幅方向を長手方向とする第2
の補強部材24が図示しないシートフレームにそれぞれ
取り付けられている。なお、第2の補強部材24の配設
高さは、第1の補強部材16、18の配設高さと同一で
ある。
【0014】一方、フロアパネル26の車体幅方向中間
部には、車体上方側へ膨出しかつ車体前後方向に延びる
トンネル部28が形成されている。このトンネル部28
の上端部には、第3の補強部材30が配設されている。
この第3の補強部材30の配設高さは、第2の補強部材
24の配設高さと略一致している。以下、この第3の補
強部材30について詳細に説明する。
【0015】図1及び図2に示されるように、第3の補
強部材30は、平面視で矩形状の底部30Aと、この底
部30Aの周縁から立設された前部30B、後部30
C、側部30D、30Eを備えており、全体としては頂
部が開放された箱体形状とされている。また、これらの
前部30B、後部30C、側部30D、30Eの上端部
は更に第3の補強部材30の外方側へ屈曲されており、
これによりフランジ30Fが形成されている。
【0016】この第3の補強部材30の底部30Aの長
手方向(車体前後方向)中間部には、凸部32が一体に
形成されている。この凸部32は、頂部側へ凸状に突出
しており、かつ底部30Aの幅方向(車体幅方向)に沿
って形成されている。また、凸部32の形成長さは、一
対の側部30D、30E間(より具体的には、側部30
Dの外側面から側部30Eの外側面まで)に亘る長さと
されている。従って、各側部30D、30Eの面積は、
凸部32を中実とした場合の台形面積分だけ減少されて
いる。
【0017】また、第3の補強部材30の底部30Aに
は、その長手方向両端部(前後端部)に各々一対のボル
ト挿通孔34(図1参照)が形成されている。図2に示
されるように、トンネル部28の上端部裏面には、断面
ハット形状のリインホース35が配設されており、更に
このリインホース35の裏面にはボルト挿通孔34と同
軸にウエルドナット36が固着されている。このウエル
ドナット36にボルト38が底部30A側から螺入され
ることにより、第3の補強部材30がトンネル部28の
上端部に組み付けられている。組付後の状態では、凸部
32とトンネル部28の上端部とによって閉断面部40
が形成されている。なお、この図2においては、図3、
図4に示されているフロアカーペット42は省略されて
いる。
【0018】上述した第3の補強部材30は、図3及び
図4に示されるように、コンソールボックス44によっ
て覆われている。コンソールボックス44は、トンネル
部28の上端面に載置されかつ後部が車体上方側へ立ち
上がるベース部44Aと、このベース部44Aの後部の
立ち上がり部分の内側に一体に形成された箱体形状のボ
ックス本体44Bと、このボックス本体44Bの上部後
端をヒンジとして開閉可能に設けられたコンソールドア
44Cと、によって構成されている。この内、ボックス
本体44Bが、第3の補強部材30の内方に収容されて
いる。収容された状態では、ボックス本体44Bの底部
が第3の補強部材30の凸部32の上端面に当接してい
る。なお、コンソールボックス44は、ベース部44A
の下端部が図示しないネジ等でトンネル部28の上部側
面に組付けられるようになっている。
【0019】以下に、本実施例の作用を説明する。例え
ば、図5において左側のフロントサイドドア14のドア
アウタパネル10に、所定値以上の荷重Fが作用した場
合、この荷重Fはドアアウタパネル10から第1の補強
部材16、18を介してドアインナパネル12に伝達さ
れる。ドアインナパネル12に入力された荷重Fは、フ
ロントシート20のシートバック22内に設けられた第
2の補強部材24に伝達される。そして、第2の補強部
材24に入力された荷重Fは、更にトンネル部28の上
端部に設けられた第3の補強部材30に伝達された後、
高強度のトンネル部28へと伝達されていく。
【0020】ここで、本実施例では、トンネル部28の
上端部に設けられた第3の補強部材30の底部30A
に、車体幅方向に沿ってかつ一対の側部30D、30E
間に亘る凸部32を形成したので、側部30Dの面積を
減少させることができる。このため、第3の補強部材3
0の側部30Eの面外変形を小さくすることができ
る。。また、この凸部32は、頂部側へ突出してトンネ
ル部28の上端部とで閉断面部40を形成しているの
で、この部位の支持強度を向上させることができる。
【0021】従って、これらのことから、第3の補強部
材30は第2の補強部材24から入力された荷重Fを確
実に支持し、これをトンネル部28に迅速に伝達するこ
とができる。この結果、フロントサイドドア14のドア
インナパネル12の車室内側への変形量を抑えることが
できる。また、閉断面部40が形成されることにより支
持強度が向上するので、第3の補強部材30の板厚を厚
くする必要もない。
【0022】また、凸部32の上端面にコンソールボッ
クス44のボックス本体44Bの底部を載置させ、この
状態でコンソールボックス44のベース部44Aの下端
部がトンネル部28の上部側面にネジ等で組付けられる
ことから、コンソールボックス44の車体上下方向の位
置決め作業をする必要がなくなる。従って、コンソール
ボックス44の組付作業性を向上させることができる。
【0023】なお、本実施例では、凸部32の断面形状
を等脚台形状にしたが、これに限らず、コ字形状、半円
形状、三角形状等にしてもよい。
【0024】また、本実施例では、単一の凸部32を設
ける構成を採ったが、例えば、凸部32を複数列に設け
る構成を採ってもよい。
【0025】さらに、凸部32の上端面に車体幅方向を
長手方向とする凹状のビードを設けてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車体補
強構造は、トンネル部の上端部に底部が固定されると共
に頂部が開口されて内方にコンソールボックスのボック
ス本体を収容する箱体形状の補強部材の底部に、車体幅
方向に沿ってかつ車体幅方向側に位置する側部間に亘っ
て形成されると共に頂部側へ突出してトンネル部の上端
部とで閉断面を形成する凸部を設けたので、板厚を厚く
することなく、車体側部に作用した所定値以上の荷重を
確実に支持することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る第3の補強部材を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示される第3の補強部材を車体前後方向
に沿って切断した縦断面図である。
【図3】第3の補強部材及びコンソールボックス等を車
体幅方向に沿って切断した横断面図である。
【図4】第3の補強部材及びコンソールボックス等を車
体前後方向に沿って切断した状態を示す縦断面図であ
る。
【図5】本実施例に係る第1の補強部材、第2の補強部
材、第3の補強部材の位置関係を示す概略構成図であ
る。
【図6】従来例を示す図5に対応する概略構成図であ
る。
【符号の説明】
26 フロアパネル 28 トンネル部 30 第3の補強部材(補強部材) 30A 底部 30D 側部 30E 側部 32 凸部 40 閉断面部 44 コンソールボックス 44B ボックス本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルにおける隣接する車両用シ
    ート間に設けられ、車体上方側へ膨出しかつ車体前後方
    向に沿って延設されるトンネル部と、 このトンネル部の上方に配置され、ボックス本体を備え
    たコンソールボックスと、 トンネル部の上端部に底部が固定されると共に頂部が開
    口されて内部にボックス本体を収容する箱体形状の補強
    部材と、 を含む車両に適用され、 前記補強部材における底部に車体幅方向に沿ってかつ車
    体幅方向側に位置する側部間に亘って形成されると共に
    頂部側へ突出してトンネル部の上端部とで閉断面を形成
    する凸部を設けた、 ことを特徴とする車体補強構造。
JP28077993A 1993-11-10 1993-11-10 車体補強構造 Pending JPH07132777A (ja)

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JP28077993A JPH07132777A (ja) 1993-11-10 1993-11-10 車体補強構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101844551A (zh) * 2009-03-26 2010-09-29 本田技研工业株式会社 加强体构造
JP2011218934A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Honda Motor Co Ltd 車両の衝撃吸収構造

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