JP2500187Y2 - チエツクア―ムブラケット取付構造 - Google Patents

チエツクア―ムブラケット取付構造

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JP2500187Y2 JP1989094077U JP9407789U JP2500187Y2 JP 2500187 Y2 JP2500187 Y2 JP 2500187Y2 JP 1989094077 U JP1989094077 U JP 1989094077U JP 9407789 U JP9407789 U JP 9407789U JP 2500187 Y2 JP2500187 Y2 JP 2500187Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両のチエツクアームブラケツト取付構造に
関する。
〔従来の技術〕
従来、車両のチエツクアームブラケツト取付構造とし
ては、実開昭60−84365号公報に開示されているものが
知られている。
このチエツクアームブラケツト取付構造においては、
第4図に示される如く、ドアチエツカ50のチエツクアー
ム50Aを取り付けるための、チエツクアームブラケツト5
2がピラー56に溶着されている。すなわち、第5図に示
される如く、チエツクアームブラケツト52の取付舌片52
A、52Bはそれぞれピラーアウタパネル54の側壁54Aの内
面に溶着されており、チエツクアームブラケツト52のチ
エツクアーム50A軸支用の軸孔58を有する突出部52Cが、
ピラーアウタパネル54の側壁54Aに穿設された取付孔56
から突出している。
しかしながら、このチエツクアームブラケツト取付構
造においては、第4図に示される如く、ドア53を開いた
状態(第4図の破線の状態)からさらにドア53を開く方
法(第4図の矢印Fの方向)に荷重が作用した(以下ド
ア過開き状態と云う)場合、第6図に示される如く、ピ
ラーアウタパネル54はチエツクアームブラケツト52が溶
着されている溶着部付近で断面変形が大きくなる。この
ためドア53の建付不良等の不具合が発生する。
この不具合を緩和するためには、ピラーアウタパネル
54の板厚を厚くする構造又は、第7図に示される如く、
チエツカブラケツト60及びステーブラケツト62を補強
し、第8図に示される如く、フロントピラー64のドア66
の取付部の補強材として利用して、該ドア取付部の剛性
を高めた構造(実開昭60−84265号公報)が知られてい
る。
しかしながら、これらのチエツクアームブラケツト取
付構造においては、重量の大幅な増加を招くという不具
合があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記事実を考慮し、重量の大幅な増加及び異
音の発生を招くことなしに、ピラーの断面変形を抑制で
きるチエツクアームブラケツト取付構造を提供すること
が目的である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ピラーインナパネルとピラーアウタパネル
とにより閉断面構造とされ前記ピラーインナパネルとピ
ラーアウタパネルとの溶接フランジより車幅方向外側へ
膨出した断面形状とされたピラーと、ドア閉時にドア側
壁と対向する前記ピラーのドア取付側壁に取付舌部が溶
着され前記ドア取付側壁に形成された取付孔からドア連
結部を有する一方の端部が突出されるとともに他方の端
部が前記ドア取付側壁と対向するピラーの対向側壁に形
成された前記ピラーインナパネルと前記ピラーアウタパ
ネルとの溶接フランジ間に挟着され中間部が前記ピラー
の閉断面内を前記ドア連結部から前記溶接フランジに向
けて略直線状に横切ったチエツクアームブラケツトと、
を備え、前記中間部全体が前記ピラーの閉断面内壁と離
間していることを特徴としている。
〔作用〕
上記構成の本考案では、ドア過開き状態の荷重が作用
した場合には、この荷重がチエツクアームブラケツトの
取付舌部が溶着されているピラーのドア取付側壁に作用
するとともに、チエツクアームブラケツトの中間部を介
してチエツクアームブラケツトの取付舌部が溶着されて
いるピラーのドア取付側壁に対向するピラーの対向側壁
に伝達される。従って、荷重をチエツクアームブラケツ
トの取付舌部が溶着されたピラーのドア取付側壁とこの
ドア取付側壁に対向するピラーの対向側壁とに分散する
ことができ、ピラーの断面変形を抑えることができる。
またチエツクアームブラケツトの中間部をドア連結部か
ら溶接フランジに向けて略直線状に延設して、ドア軸支
用の軸孔を有する端部の反対側の端部をピラーインナパ
ネルとピラーアウタパネルとの溶接フランジ間に挟着す
る構造のため、ピラーアウタパネルの肉厚を厚くした
り、特別な補強材を設ける必要がなく、大幅な重量増加
を招くことがない。また、中間部全体がピラーの閉断面
内壁と離間しているため、中間部とピラーの閉断面内壁
との擦れ異音が発生しない。
〔実施例〕
本考案に係るチエツクアームブラケツト取付構造の一
実施例を第1図〜第3図に従って説明する。
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印INは車両内
側方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
2ドアの車体においては、車室の前方左、右にはフロ
ントピラーが起立されている。また4ドアの車体におい
ては、車室の前方左、右にはフロントピラーが起立され
ており、車室の中央左、右にはセンタピラーが起立され
ている。
第1図及び第2図に示される如く、これらのフロント
ピラー及びセンタピラー(以下ピラーと云う)10は、車
幅方向外側に位置するピラーアウタパネル12と、このピ
ラーアウタパネル12の車幅方向内側に位置するピラーイ
ンナパネル14とで閉断面構造とされている。
すなわち、ピラーアウタパネル12の上下方向から見た
断面形状は前側に段部12Aが形成され開口部を内側へ向
けたハツト状とされており、前端部は上下方向に沿った
フランジ12Bとされている。また後端部は上下方向に沿
ったフランジ12Cとされている。一方、ピラーインナパ
ネル14の上下方向から見た断面形状は開口部を外側へ向
けたハツト状とされている。ピラーインナパネル14の前
端部は上下方向に沿ったフランジ14Aとされており、ピ
ラーアウタパネル12のフランジ12Bに車幅方向内側から
溶着されている。また、ピラーインナパネル14の後端部
は上下方向に沿ったフランジ14Bとされており、ピラー
アウタパネル12のフランジ12Cに車幅方向内側から溶着
されている。
ピラー10の閉断面構造内にはチエツクアームブラケツ
ト16が配設されている。第2図に示される如く、このチ
エツクアームブラケツト16の上下方向から見た断面形状
は、後端部16Aが後方へ突出した形状とされている。こ
の後端部16Aには軸孔24が穿設されており、この軸孔24
には、ヒンジ(図示省略)を介してピラー10と連結され
たドア20に配設されたドアチエツカ22のチエツクアーム
22Aの一方の端部が軸支されている。またチエツクアー
ム22Aの他方の端部には、弾性部材からなるストツパ22B
が固着されており、ドア20の開き角度を制限している。
またチエツクアームブラケツト16の後端部16Aは、ピ
ラーアウタパネル12の側壁としての後壁12Dに車幅方向
に沿って穿設された矩形状の取付孔26を貫通している。
また、チエツクアームブラケツト16の後端部16Aの根
本近傍の車幅方向内側部には、ピラーアウタパネル12に
沿って上下方向へ向けてそれぞれ取付舌部16B、16Cが立
設されている。これらの取付舌部16B、16Cは、それぞれ
ピラー10の内側(第2図の左側)からピラーアウタパネ
ル12の後壁12Dに溶着されている。
一方、チエツクアームブラケツト16の前端部16Dは上
下方向に沿った板状とされており、ピラーアウタパネル
12の前フランジ12Bとピラーインナパネル14の前フラン
ジ14Aの溶着部まで達しており、ピラーアウタパネル12
の前フランジ12Bとピラーインナパネル14の前フランジ1
4Aの溶着部に挟着されている。また、チエツクアームブ
ラケツト16の後端部16Aと前端部16Dとの中間部16Eは、
ピラー10の閉断面内を後壁10Aから前壁10Bへ向けて直線
状に横切っている。
従って、ドア過開き状態の荷重(第2図の矢印F方向
の荷重)が作用した場合には、この荷重がチエツクアー
ムブラケツト16の取付舌部16B、16Cが溶着されているピ
ラーアウタパネル12の後壁12Dに作用するとともに、チ
エツクアームブラケツト16を介してピラー10の前壁10B
のピラーアウタパネル12の前フランジ12Bとピラーイン
ナパネル14の前フランジ14Aとの溶着部に最短距離で伝
達されるようになっている。
なお、チエツクアームブラケツト16の中間部16Eは、
ピラーアウタパネル12の内壁及びピラーインナパネル14
の内壁、即ちピラー10の閉断面内壁と離間している。
また、第1図に示される如く、チエツクアームブラケ
ツト16の後端部16A及び中間部16Eの前後方向から見た断
面形状は、開口部を車幅方向内側へ向けたコ字状とされ
ており、剛性を向上させるとともに大幅な重量増加を招
かないようになっている。
次に、本実施例の作用に付いて説明する。
上記構成の本実施例では、ドア20が開いた状態(第2
図の破線の状態)でさらに、ドア20にドア20を開く方向
(第2図の矢印F方向)へ荷重(ドア過開き状態の荷
重)が作用した場合には、この荷重がチエツクアームブ
ラケツト16の取付舌部16B、16Cを介してピラーアウタパ
ネル12の後壁12Dに作用する。またこの荷重はチエツク
アームブラケツト16を介して最短距離で、ピラー10の前
壁10Bのピラーアウタパネル12の前フランジ12Bとピラー
インナパネル14の前フランジ14Aとの溶着部に伝達され
る。
従って、ドア過開き状態の荷重がピラー10の後壁10A
と前壁10Bとに分散され、ピラー10の断面変形を抑える
ことができ、第3図に示される如くドア過開き状態の剛
性を第4図及び第5図に示される従来例と比較して約60
%向上することができる。また、車体が曲げられたり、
振動した場合に発生する、ピラー10の断面変形を抑える
効果があり、車体の振動性能等を向上することができ
る。またチエツクアームブラケツト16の中間部16Eを延
設して、前端部16Bをピラー10の前壁10Bのピラーアウタ
パネル12の前フランジ12Bとピラーインナパネル14の前
フランジ14Aとの溶着部に挟着する構造のため、特別な
補強材を設ける必要がなく、第7図及び第8図に示され
る従来例と比較して大幅な重量増加を招くことがない。
さらに部品点数も削減でき組付作業性が向上する。
また、チエツクアームブラケツト16の中間部16Eは、
ピラーアウタパネル12の内壁及びピラーインナパネル14
の内壁、即ちピラー10の閉断面内壁と離間しているた
め、中間部16Eとピラー10の閉断面内壁との擦れ異音が
発生せず、異音の発生を抑制することができる。
〔考案の効果〕
本考案のチエツクアームブラケツト取付構造は上記構
成としたので、重量の大幅な増加及び、異音の発生を招
くことなくピラーの断面変形を抑制できるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るチエツクアームブラケツト取付構
造を示す車両外側斜め後方から見た斜視図、第2図は第
1図の平面図、第3図は本考案に係るチエツクアームブ
ラケツト取付構造及び従来のチエツクアームブラケツト
取付構造におけるドア過開き状態の剛性を示す図、第4
図は従来のチエツクアームブラケツト取付構造を示す平
面図、第5図は従来のチエツクアームブラケツト取付構
造を示す車両外側斜め後方から見た斜視図、第6図は従
来のチエツクアームブラケツト取付構造の変形状態を示
す線図、第7図は他の従来のチエツクアームブラケツト
取付構造を示す斜視図、第8図は第7図の従来のチエツ
クアームブラケツト取付構造を示す横断面図である。 10……ピラー、10A……後壁、10B……前壁、12……ピラ
ーアウタパネル、12B……前フランジ、12D……後壁、14
……ピラーインナパネル、14A……前フランジ、16……
チエツクアームブラケツト、16A……後端部、16B、16C
……取付舌部、16D……前端部、16E……中間部、26……
取付孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピラーインナパネルとピラーアウタパネル
    とにより閉断面構造とされ前記ピラーインナパネルとピ
    ラーアウタパネルとの溶接フランジより車幅方向外側へ
    膨出した断面形状とされたピラーと、ドア閉時にドア側
    壁と対向する前記ピラーのドア取付側壁に取付舌部が溶
    着され前記ドア取付側壁に形成された取付孔からドア連
    結部を有する一方の端部が突出されるとともに他方の端
    部が前記ドア取付側壁と対向するピラーの対向側壁に形
    成された前記ピラーインナパネルと前記ピラーアウタパ
    ネルとの溶接フランジ間に挟着され中間部が前記ピラー
    の閉断面内を前記ドア連結部から前記溶接フランジに向
    けて略直線状に横切ったチエツクアームブラケツトと、
    を備え、前記中間部全体が前記ピラーの閉断面内壁と離
    間していることを特徴とするチエツクアームブラケツト
    取付構造。
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