JPH07118348B2 - ケーブルの抜け止め装置 - Google Patents

ケーブルの抜け止め装置

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JPH07118348B2
JPH07118348B2 JP2176598A JP17659890A JPH07118348B2 JP H07118348 B2 JPH07118348 B2 JP H07118348B2 JP 2176598 A JP2176598 A JP 2176598A JP 17659890 A JP17659890 A JP 17659890A JP H07118348 B2 JPH07118348 B2 JP H07118348B2
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/58Means for relieving strain on wire connection, e.g. cord grip, for avoiding loosening of connections between wires and terminals within a coupling device terminating a cable
    • H01R13/585Grip increasing with strain force

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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トランス、ラジオ、テープレコーダー、コネ
クタ等の弱電機器の器体に設けた接続端子に、芯線の端
末を結線して接続したケーブルが、引張りにより弱電機
器の器体から抜け出ることのないように、その弱電機器
の器体に対して保持せしめるケーブルの抜け止め装置に
ついての改良に関する。
[従来の技術] 弱電機器の器体に接続したケーブルが、機器の器体から
抜け出ないようにする手段には、従前にあっては、外皮
の端部を切除して芯線を剥き出したケーブルの端部の外
周に、C型の止め輪状または結束バンド状に形成したク
ランプを巻き付け、そのクランプのケーブルの外周側か
ら縮径する方向に絞り込むことで、ケーブルの外周面に
かしめ付けた状態とし、その状態のクランプを機器のケ
ーブル引出口の周辺に設けておく係止部に係止して、ケ
ーブルの軸方向に動かないように固定することで、ケー
ブルをクランプを介し器体に止着させる第1の手段があ
る。
また、上下に2つ割りに形成しておく機器の器体に形成
されるケーブル引出口に、それの対向する左右の内壁面
から該ケーブル引出口の中心に向けて突出する突出部
と、該ケーブル引出口の底壁の左右の中心部位から立上
がるように突出する突出片を設けて、ケーブル引出口に
押し込んだケーブルを屈曲・蛇行させ、これによりケー
ブルの外周面がケーブル引出口の内壁面に係着するよう
にする第2の手段がある。
また、機器の器体のケーブル引出口に、ケーブルを挿通
した後、器体の内側から、ケーブルの被覆芯線の間を拡
げる角錐状の挿込片を、機器のケーブル引出口に向けて
押し込んで、ケーブルの被覆芯線とケーブルの外皮と
を、機器のケーブル引出口の内周縁に圧着固定する第3
の手段がある。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これらの従前手段は、第1の手段にあっては、
ケーブルの外皮の外周側は、クランプを介して機器に圧
着・係合するようにはなるが、ケーブルの外皮と芯線を
被覆する内皮との間の圧着・係合がどうしても不充分に
なることから、強くケーブルを引張ったときに、外皮の
伸びにより、内部の芯線を被覆する内皮が引張られるこ
とで、ケーブルの外皮のケーブルで緊縛されている部位
の内側位置において、芯線を被覆している内皮が外皮に
対し軸線方向に動くようになって、これにより、ケーブ
ルの芯線と機器の接続端子との結線が外れて導通不良と
なったり、また、ケーブルの外皮をクランプで緊縛した
部位の内側において、芯線を被覆する内皮が外皮に対し
軸線方向に動くことで、その部位の芯線の内皮が伸びに
より縮径するようになって、クランプによるケーブルの
締め付けを緩め、ケーブルがクランプから抜け出るよう
になる問題がある。
また、第3の手段は、ケーブルの外皮および芯線を被覆
する内皮とを機器の器体に対し係着させるのが、ケーブ
ルを器体のケーブル引出口に挿通した後に、その状態か
ら、角錐状の挿込片を、器体の内側において、ケーブル
の芯線の間に挿し込んで、機器のケーブル引出口に向け
て押し込んでいくことにより、ケーブルの外皮と芯線と
を、器体のケーブル引出口の内周面に圧接することで行
なうことから、この挿込片の押し込み作業が面倒で、作
業性が悪いことと、押し込みが不確実になる場合が多い
問題がある。
また、ケーブルに強い引張り方向の力が働いたとき、そ
れによりケーブルの外皮および芯線を被覆する内皮が伸
び出して、それらの肉厚を薄くすることで、挿込片の押
し込みによる拡張方向の押圧に緩みが生じて、ケーブル
の外皮および芯線が引張り方向に引き出されるようにな
ることを予定し、そのようになったとき、引き出される
外皮および芯線が、挿込片をつれ出して、再び、拡張方
向の押圧力を復活させるようにしているが、このときの
挿込片につれ出しが不確実で、外皮および内皮の伸び出
しによるケーブルの抜け出しに、適確に対応しない問題
がある。
しかも、ケーブルの外皮および芯線を被覆する内皮を、
挿込片の周面により、器体のケーブル引出口の内周面に
対し均一な圧力で圧接させることがむづかしく、どうし
ても不均一に圧接させるようになることで、ケーブルに
強い引張り方向の力が働いて、ケーブルの外皮に伸びが
生じたときに、その外皮の、機器のケーブル引出口の内
周面との接触部位にも、外皮の伸びにより肉薄化してく
る現象がおよび、これにより挿込片による押圧を緩める
ようになって、芯線が引き出されるようになり、接続部
に断線を起すようになる問題がある。
本発明は、従来手段に生じている上述の問題を解消せし
めるためになされたものであって、ケーブルの外皮およ
び芯線を、一つの剛体を形成するように強固に結合させ
た状態としておき、この状態のケーブルを、器体のケー
ブルの引出口に固く係合させるようにして、ケーブルに
強い引張り方向の力が加わることで、ケーブルの外皮お
よび芯線を包む内皮に伸びが生じてきても、芯線と機器
の接続端子との接続が外れたり、ケーブルを機器に保定
するためのクランプによる緊縛に緩みが生じたりするこ
となく、ケーブルを機器の器体に対して確実に保定せし
め得るようになる新たな手段を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] しかして本発明は、この目的のために種々の研究を重ね
て得られた知見に基づいて完成したものである。即ち、
ケーブルを機器のケーブル引出口に保定さすために、ケ
ーブルを外周から、クランプによって緊縛する手段は、
クランプ自体の強度の関係で、緊縛による締付けに限度
があることから、その締め付けを最大限に強くしても、
ケーブルの外皮に包み込まれている芯線を被覆する内皮
まで、外皮と同様に縊り込むように変形させるには至ら
ず、芯線を被覆する内皮は殆んど変形がない状態に保持
されるようになること。そして、このことが、上述した
問題を生ぜしめていることが判ってきた。
そして、このことから、クランプによりケーブルを外周
側から緊縛するときに、内皮により包み込まれている芯
線の束の中心部位に、芯材となる硬いくさび状体を押し
込んでおいて、このくさび状体を芯としてそれの周面
に、芯線を被覆する内皮およびそれらの束を包む外皮
を、クランプによって緊縛するようにしたところ、ケー
ブルの外皮と芯線を包む内皮とくさび状体とクランプと
が、そのクランプによる緊縛部位において一体の剛体と
なるように堅く結合する状態となってくること、そし
て、この状態となったケーブルを機器のケーブル引出口
に挿通して、クランプによる緊縛部位を、そのクランプ
と機器に設ける係止部との係合により機器の器体に係着
するようにすることで、極めて強固にケーブルを機器に
対し固定し得る結果が得られたことによるものである。
そして、このことから、本発明においては、上述の目的
を達成するための手段として、内皮aによりそれぞれ被
覆された複数本の芯線の束が、外皮により被覆してある
ケーブルの端部から、外皮の一部を切除して芯線の束を
剥き出し、その芯線の束の中心部位に、芯線の軸線方向
に沿う姿勢としたくさび状体をケーブルの端部側から、
芯線の各内皮の外周面に沿って刺し込み、そのケーブル
の外周面で前記くさび状体の胴主体の外周面の長手方向
の中間部に対応する部位を、そのケーブルの外周面に巻
き付けるクランプにより縮径方向に絞って、該クランプ
とケーブルの外皮と芯線の内皮と前記くさび状体bとを
一体の剛体化するよう緊縛し、その緊縛したケーブルの
緊縛部位のクランプを機器の器体のケーブル引出口の周
辺に設けた係止部に係止せしめてそのケーブルをケーブ
ル引出口から外部に引き出してなるケーブルの抜け止め
装置を提起するものである。
[実施例] 次に実施例を図面に従い詳述する。
第1図は本発明手段を実施せる弱電機器の組立途上の斜
視図で、同図において、1は弱電機器Aの器体、2はコ
ネクタ本体、aはケーブル、bはくさび状体、cはクラ
ンプを示す。
弱電機器Aは、この実施例では、多芯型のコネクタであ
り、それの器体1は、金属材(または合成樹脂材)で成
形した上半側1aと下半側1bとをシェル状に閉じ合わせて
一体的に連結することで箱状に組立てられるケースにな
っている。
コネクタ本体2は、合成樹脂材で成形したブロック状の
極保持部材2aの極保持穴にコンタクト20…を保持せしめ
て構成してある。ブロック状の極保持部材2aは、前述の
器体1が合成樹脂材で成形してあるときは、それの外周
を、第1図で鎖線に示している如く、金属材よりなる外
壁2bで被覆される。
ケーブルaは、第2図に示している如く、それぞれ合成
樹脂材等の絶縁材よりなる内皮30a…によって被覆され
ている芯線30…が複数本束ねられ、それの外周を網状に
編成されたシールド線31で包み込み、さらにそれの外周
を、合成樹脂材等の絶縁材よりなる外皮32で被覆して構
成している通常のケーブルである。このケーブルaは、
シールド線31を省略した形態のものであっても良く、ま
た、芯線30…の本数も2本以上あれば何本であっても良
いものである。
くさび状体bは、金属材または合成樹脂材により、第3
図および第4図に示している如く、先端側(第3図にお
いて右端側)に向かい次第に先細りになる細長いコーン
状の胴主体40の基端側に、拡径した頭部41を設け、胴主
体40の周面に突条42を螺旋に設けて形成したねじが用い
られている。そして、このくさび状体bは、束にまとめ
られてケーブルaの外皮32により包み込まれている複数
の芯線30…に対し、それの束の中心部位に、軸線方向が
ケーブルaの軸線方向に沿う姿勢として、ケーブルaの
端部側から押し込むことで、ケーブルaの中心部位に突
き刺した状態としてある。このくさび状体bのケーブル
aの芯線30…の束の中心部位に対する押し込みは、螺旋
の突条42を利用したねじ込みにより行なってよい。ま
た、このくさび状体bの押し込みは、クランプcにより
ケーブルaを緊縛する前か、または、クランプcによる
緊縛を緩めた状態において行なう。
第5図及び第6図は、このくさび状体bの変形例を示し
ている、この例のくさび状体bは、胴主体40を先端側に
向かい次第に先細りとなる細長いコーン状に形成し、そ
れの周面に螺旋の突条42を形成してねじに形成すること
は、前述の第3図および第4図に示した例と変わりない
が、基端側に拡径した頭部41がない形態になっている。
なお、くさび状体bは、胴主体40の周面に螺旋の突条42
を設けてねじに形成する際、タッピングねじのように、
先端まで同径のねじ軸状に形成しても良い。
次に、第7図および第8図は、くさび状体bの異なる実
施例を示している。この実施例は、くさび状体bの胴主
体40の外周面に形成する突条42を、螺旋に連続させない
で、多数のうろこ状の突起43…に分け、かつ、このうろ
こ状の突起43…を、胴主体40の軸方向に沿うラック状に
並列させて形成するようにした例である。胴主体40の周
面に設けるこのうろこ状の突起43…の条列は、第7図に
示している例においては、第8図に示しているように、
周方向に4等配した位置にそれぞれ設けているが、第9
図に示している如く、胴主体40の左右の側面にだけ設け
て、2条の条列にするなど、条列の本数は適宜に設定し
て良いものである。
次に、第10図および第11図は、くさび状体bのさらに異
なる実施例を示している。この実施例は、くさび状体b
の胴主体40を軸杆状に形成し、それの基端側を拡径する
頭部41を形成し、先端側にはコーン状の拡径部44を形設
して、全体として銛状に形成した例であり、それの頭部
41の外端面には、くさび状体bを、ケーブルaの外皮32
で包まれている芯線30…の束の中心部位に押し込んでい
くときに、押し込み用の工具(図示していない)の先端
を嵌合させる嵌合部41aが形成してある。この嵌合部41a
は前述した各実施例にも適宜して良い。
次に、第12図は、さらに別の実施例を示している。この
実施例は、くさび状体bの胴主体40の周面の軸方向にお
ける中間部位に、クランプcの軸方向の巾に対応する巾
の縮径部45を設けて、クランプcでケーブルaを緊縛し
ていくときに、それによりケーブルaのくびり込まれた
部分がこの縮径部45内に嵌入してくるようにした例であ
り、胴主体40の基端側には拡径した頭部41が形成してあ
るが、この頭部41は省略する場合がある。
次に第13図および第14図は、くさび状体bのさらに異な
る実施例を示している。この実施例は、くさび状体bの
胴主体40を先端が尖る軸杆状に形成し、それの基端側に
拡径した頭部41を設けて、全体として釘状に形成した例
であり、それの胴主体40の周面には、軸方向と直交する
方向の条溝または突条46…が、軸方向に整列して形成し
てある。この実施例のくさび状体bは、胴主体40の基端
側に形成する頭部41を省略して、頭のない釘状に形成す
る場合がある。
次に第15図および第16図は、さらに別の形態としたくさ
び状体bの実施例を示している。この実施例は、くさび
状体bの軸杆状に形成した胴主体40の周面に、ケーブル
aの内皮30aにより被覆された状態の芯線30…が、それ
の内皮30aの周面の周方向の一部を嵌入させていくよ
う、胴主体40の軸方向に沿う刳込溝状の嵌合溝47…を形
成している例である。そして、この例においては、胴主
体40の周面に形成する上述の刳込溝状の嵌合溝47…は、
ケーブルaが、それの内部に4本の芯線30…を束にまと
めて収蔵している形態のものであるときには、第16図に
示しているように、胴主体40の周面の周方向に4等配し
た個所にそれぞれ形設して、4本の芯線30…に対応さ
せ、また、ケーブルaが、内部に3本の芯線30…を束に
まとめて収蔵している形態のものであるときは、第17図
に示しているように、胴主体40の周面の周方向に3等配
した個所に、この刳込溝状の嵌合溝47…をそれぞれ形設
して3本の芯線30…に対応させ、また、ケーブルaが、
内部に2本の芯線30…を束にまとめて収蔵している形態
のものであるときは、胴主体40の左右の側面にそれぞれ
設けて、2本の芯線30…に対応させるようにしてある。
そしてまた、これらの刳込溝状の嵌合溝47には、それの
内壁面に、それの長手方向と直交する方向の突条48…が
長手方向に並列して設けてある。この突条48…は省略す
る場合がある。また、この嵌合溝47には、前述の第12図
に示した例の如く、長手方向の途中に縮径部45を設ける
ようにする場合がある。また、基端側に設ける拡径した
頭部41は、第19図に示している実施例のように省略する
場合がある。
クランプcは、第20図に示している如く、金属材または
合成樹脂材により周方向の一部に開裂部50を具備するC
型の止め輪状に形成した通常のもので、内周面には鋸歯
状の突条51…が形設してある。該クランプcは周方向の
一部に開設した開裂部50を開くように拡径して、その開
裂部50からケーブルaの外皮32の外周に巻き付けるよう
に嵌挿し、その状態において、適宜の工具で縮径する方
向に押圧して押し潰すように変形することにより、ケー
ブルaを絞り込んでかしめ付けた状態とし、次いで、こ
の状態のクランプcを、器体1のケーブル引出口10の周
辺に予め形設しておく係止部11に係止させることで、ケ
ーブルaを器体1に対し保定せしめるようにする従来公
知のものであり、ケーブルaをそれの外周側から絞り込
むように緊縛していき、それによりケーブルaの外周面
に一体的にかしめ付けられた状態になるものであれば良
く、その形状は任意である。また、第21図に示している
例の如く、合成樹脂材により柔軟な帯状に形成して、そ
れの内周面に係合歯52…ラック状に形設したバンド53
と、そのバンド53の一端側に一体に連続させて形成し内
周面に前記バンド53の係合歯52…に係合するラチェット
爪54を設けた口枠55とにより、バンド53をループ状に丸
めて遊端側を口枠55に通し、その遊端側を強く引き出す
ことで、ループ状にしたバンド53により緊縛していく結
束バンドの形態のものを用いる場合もある。
しかし、このクランプcのケーブルaの外周に対するか
しめ付けは、前述のくさび状体bを、ケーブルaの芯線
30…を剥き出した側の端部から、それら芯線30…の束の
中心部位に押し込んだ状態において、そのくさび状体b
の胴部の外周に対応する部位を緊縛していくように行な
う。即ち、ケーブルa内の複数本の芯線30…の束の中心
部位に押し込んだくさび状体bを芯として、それの外周
面に、内皮30a…によりそれぞれ被覆されている芯線30
…の束と外皮32とを、押し付けていく状態として緊縛を
行なう このくさび状体bを芯としてのクランプcによる緊縛を
終えたケーブルaは、それの芯線30…の各端末に接続し
たコンタクト20…をコネクタ本体2に保持せしめた状態
として、器体1の上半側1aと下半側1bとに分けて形成し
てあるケーブル引出口10に嵌挿し、その際、緊縛したク
ランプcを、ケーブル引出口10の周辺に形設しておく係
止部11に係止し、その状態において、器体1の上半側1a
と下半側1bとを閉じ合わせて一体的に連結することで、
弱電機器たるコネクタAが組立てられ、また、ケーブル
aはそれの器体1に一体的に止着する状態となって接続
される。
このとき、器体1が金属材で成形されたものであるとき
は、合成樹脂材で成形して予めケーブルaに嵌挿してお
くカバー6を、前述した如く組立てられた器体1の外面
に被覆するか、組立てた器体1およびケーブルaの接続
端部の外周に合成樹脂材よりなるカバー6をモールドに
より被せるようにする。
このように構成される実施例装置は次のように作用す
る。
ケーブルaを弱電機器のケースたる器体1に接続すると
きは、ケーブルaの外皮32を切除して剥き出した芯線30
…の束の中芯部位に、第3図乃至第19図に示している如
く適宜の形状に形成しておくくさび状体bを、芯線30…
の束を剥き出した側のケーブルaの端部から押し込ん
で、そのくさび状体bが、外皮32により被覆されている
芯線30…の束の軸心部位に刺し込まれた状態とする。
次に、この状態から、ケーブルaの外皮32の外周で、前
記くさび状体bの胴主体40の長手方向の中間に対応する
部位に、クランプcを巻き付けて、それをケーブルaの
外周面に緊縛してかしめ付ける。
これにより、ケーブルaは、軸心部位に刺し込んだ硬い
くさび状体bを芯として、外周側からクランプcにより
緊縛されることで、それぞれの芯線30…を包む各内皮30
a…の外周面でケーブルaの軸心に向かう側が、くさび
状体bの外周面に圧着していき、また、これら芯線30…
の束を包む外皮32が、外周側から締め付けるクランプc
により縊れた状態となってクランプcに圧着しながら、
それの内周側が前述の芯線30…の各内皮30a…をくさび
状体bの外周面に締め付けていき、ケーブルaの外皮32
および芯線30…をそれぞれ被覆している内皮30a…を、
外周側のクランプcと軸心部位に位置するくさび状体b
とにより強く挾着した状態としていく。
そして、これにより、ケーブルaのクランプcによる緊
縛部位は、外皮32の外周側を締付けるクランプcおよび
軸心部位に刺し込んだくさび状体bとに、内外から縮径
方向に締付けられることで、このクランプcと外皮32と
各芯線30…を被覆する内皮30a…とくさび状体bとが一
体的に係着して一体の剛体と化した状態となる。
そして、このことから、外皮32の外周に緊縛したクラン
プcを、弱電機器の器体1のケーブル引出口10の周辺に
設けた係止部11に係止して、ケーブルaを外部に導き出
し、ケーブルaを弱電機器のケースたる器体1に接続し
た状態としたとき、そのケーブルaを引張りに対し極め
て強固なものとする。
即ち、ケーブルaのクランプcに緊縛した部分が、クラ
ンプcおよび軸心部位のくさび状体bと一体的に結合す
る剛体の棒状になって、器体1に強く係合するようにな
り、かつ、ケーブルaを強く引張ったときの、外皮32お
よび内皮30a…の伸びによる縮径が、クランプcにより
緊縛した部位に殆んど生じないようになることで、著し
く引張りに強いものとなる。
4本の芯線30…の束を収蔵しているシールドケーブルa
について、実際に引張り試験を行なった結果によれば、
第22図の如く、くさび状体bを用いないで、外周側から
クランプbで緊縛した場合にあっては、引張り保持力が
3〜8Kgの範囲であったのに対し、第23図の如く、くさ
び状体bに第3図で示しているねじ状のものを用いた場
合にあっては、20Kg以上の引張り保持力を示し、また、
第24図に示している如く、くさび状体bとして第12図に
示している銛状のものを用いた場合にあっては、14Kg〜
16Kgの引張り保持力を示し、また、第25図に示している
如く、くさび状体bとして頭部41のない釘状のものを用
いた場合にあっては、9Kg〜11Kgの引張り保持力を示す
結果となった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明による弱電機器におけるケ
ーブルの抜け止め装置は、ケーブルaの外皮32と芯線30
を包む内皮300と芯線30…の束の芯となる部位に位置す
るくさび状体bとケーブルaの外周に巻き付けて緊縛し
たクランプcとを、一体の剛体の棒状をなすように一体
的に堅く結合する状態とし、この剛体化したケーブルa
の緊縛部位を、その部位の外周側のクランプcと機器の
器体1のケーブル引出口10の周辺に設けた係止部11との
係止により器体1に対し係着せしめて、ケーブルaを器
体1のケーブル引出口10から外部に引き出すようにして
いることで、ケーブルaに引張り方向の強い力が働い
て、ケーブルaの外皮32および内皮30aに伸びが生じて
肉薄となってきても、その伸びによる肉薄化が、ケーブ
ルaをクランプcで緊縛している緊縛部位には及ばない
ようになるので、ケーブルaの器体1に対する連結が確
実になりケーブルaの抜け出しを確実に阻止するように
なる。しかも、この緊縛部位より内側に位置する芯線30
…と器体1内の接続端子との接続部位を、完全な状態に
保持するようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明手段を実施せるコネクタの組立途上の斜
視図、第2図は同上のケーブルの縦断面図、第3図は同
上のくさび状体の側面図、第4図は同上くさび状体の正
面図、第5図は別の実施例のくさび状体の側面図、第6
図は同上くさび状体の正面図、第7図はさらに異なるく
さび状体の実施例の側面図、第8図は同上くさび状体の
正面図、第9図は同上くさび状体の変形例の正面図、第
10図はさらに別のくさび状体の実施例の側面図、第11図
は同上くさび状体の正面図、第12図は別の実施例のくさ
び状体の側面図、第13図はさらに別の実施例のくさび状
体の側面図、第14図は同上くさび状体の正面図、第15図
はさらに異なる実施例のくさび状体の側面図、第16図は
同上くさび状体の正面図、第17図は同上くさび状体の変
形例の正面図、第18図は同上くさび状体のさらに異なる
変形例の正面図、第19図は同上くさび状体のさらに別の
実施例の側面図、第20図はクランプの斜視図、第21図は
別の形態の形態のクランプの斜視図、第22図は引張り試
験供試した従来手段の説明図、第23図および第24図なら
びに第25図は引張り試験に供試した本発明手段の各実施
例の説明図である。 図面符号の説明 A……弱電機器、a……ケーブル、b……くさび状体 c……クランプ、1……器体(ケース)、1a……上半側 1b……下半側、10……引出口、11……係止部 2……コネクタ本体、2a……極保持部材、2b……外筐 20……コンタクト、30……芯線、30a……内皮 31……シールド線、32……外皮、40……胴主体 41……頭部、41a……嵌合部、42……突条 43……突起、44……拡径部、45……縮径部 46……突条、47……嵌合溝、48……突条 50……開裂部、51……突条、52……係合歯 53……バンド、54……ラチェット爪、55……口枠 6……カバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内皮30aによりそれぞれ被覆された複数本
    の芯線30…の束が、外皮32により被覆してあるケーブル
    aの端部から、外皮32の一部を切除して芯線30…の束を
    剥き出し、その芯線30の束の中心部位に、芯線30…の軸
    線方向に沿う姿勢としたくさび状体bをケーブルaの端
    部側から、芯線30…の各内皮30a…の外周面に沿って刺
    し込み、そのケーブルaの外周面で前記くさび状体bの
    胴主体40の外周面の長手方向の中間部に対応する部位
    を、そのケーブルaの外周面に巻き付けるクランプcに
    より縮径方向に絞って、該クランプcとケーブルaの外
    皮32と芯線30…の内皮30a…と前記くさび状体bとを一
    体の剛体化するよう緊縛し、その緊縛したケーブルaの
    緊縛部位のクランプcを機器の器体1のケーブル引出口
    10の周辺に設けた係止部11に係止せしめてそのケーブル
    aをケーブル引出口10から外部に引き出してなるケーブ
    ルの抜け止め装置。
  2. 【請求項2】くさび状体bを、胴主体40の外周面に螺旋
    の突条42を具備するねじとした請求項1記載のケーブル
    の抜け止め装置。
  3. 【請求項3】くさび状体bを、胴主体40の基端側に拡径
    した頭部41を具備するねじとした請求項1記載のケーブ
    ルの抜け止め装置。
  4. 【請求項4】くさび状体bの胴主体40の外周面に、うろ
    こ状の突起43…を、該くさび状体bの軸線方向に沿うラ
    ック状に並列させて装設した請求項1記載のケーブルの
    抜け止め装置。
  5. 【請求項5】くさび状体bを、胴主体40の基端側に拡径
    した頭部41を具備した先端側にコーン状の拡径部44を具
    備する銛状にした請求項1記載のケーブルの抜け止め装
    置。
  6. 【請求項6】くさび状体bを、胴主体40の基端側に拡径
    した頭部41を具備する釘状に形成した請求項1記載のケ
    ーブルの抜け止め装置。
  7. 【請求項7】くさび状体bを、頭部のない釘状に形成し
    た請求項1記載のケーブルの抜け止め装置。
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