JP2002208461A - シールド線の端末接続構造 - Google Patents

シールド線の端末接続構造

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JP2002208461A
JP2002208461A JP2001004751A JP2001004751A JP2002208461A JP 2002208461 A JP2002208461 A JP 2002208461A JP 2001004751 A JP2001004751 A JP 2001004751A JP 2001004751 A JP2001004751 A JP 2001004751A JP 2002208461 A JP2002208461 A JP 2002208461A
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outer conductor
metal sleeve
terminal
sleeve
braid
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JP2001004751A
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Nobuaki Kojima
伸昭 小島
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド線と外導体端子後方に一体に設けら
れる外導体バレルとの固着力を向上させると共に、接続
作業をより簡易的に行うことができるシールド線の端末
接続構造を提供すること。 【解決手段】 シールド線10の端末側の芯線12の周
りに被覆される絶縁内被14とその周りに被覆される外
導体編組16との間に、導電性を有するスリーブ筒22
の一端に前記外導体編組16を折り返す花弁状の編組折
返し片24を有する金属製スリーブ20を挿入し、その
編組折返し片24により外側に折り返された外導体編組
16を該シールド線10の端末の芯線12に接続される
内導体端子30が装着される外導体端子32の後方に一
体に設けられた外導体バレル33により圧着固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド線の端末
接続構造に関し、更に詳しくは、芯線の周りに絶縁内被
が被覆されその周りに外導体編組が被覆されてなるシー
ルド線の外導体編組を折り返した状態で、そのシールド
線の芯線に接続される内導体端子と組み付けされる外導
体端子に設けられる外導体バレルによりそのシールド線
の接続端末が外導体編組と共に圧着固定されるシールド
線の端末接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のシールド線の端末接続構造
としては、図15に示すような構造のものが一般的に知
られている。この図示のものは、複数の素線を撚ってな
る芯線102の外側を絶縁内被104で覆い、その外側
を金属細線で編み込んでなる外導体編組106で覆い、
更にその外側を絶縁外被108で覆った構造を有するシ
ールド線100の端末部の絶縁外被108、外導体編組
106及び絶縁内被104を剥いで芯線102を露出さ
せ、この芯線102に内導体端子110を圧着接続させ
ると共に、シールド線100の末端部の絶縁外被108
を剥いで外導体編組106を露出させ、この外導体編組
106を絶縁外被108側に折り返す。それから、シー
ルド線100の先端に取り付けた内導体端子110を外
導体端子112に予め組み付けされた絶縁体114内の
端子収容部116に嵌入させ、次いで、外導体端子11
2の後方に一体に形成された外導体バレル118を外導
体編組106に圧着することによりシールド線100と
外導体端子112とが電気的に接続されている。
【0003】また、別の従来から知られているシールド
線の端末接続構造としては、例えば、BNC型コネクタ
と接続するシールド線の端末接続構造のものが知られて
いる。図16及び図17にその端末接続構造を示してい
る。図16に示す接続構造のものは、シールド線200
の端末部の絶縁外被208を剥いで外導体編組206を
露出させ、その露出部の先端の外導体編組206、絶縁
内被204を剥いで露出した芯線202に内導体ピン
(端子)210を圧着接続させると共に、絶縁外被20
8の周囲にスリーブ212、ゴムリング214及び締め
付け金具216を通しておき、露出した外導体編組20
6を絶縁外被208側に折り返しスリーブ212の外側
に被せ、さらに、ゴムリング214をスリーブ212と
締め付け金具216によって挟み込んだ状態にする。そ
して、このシールド線200に外導体端子218を締付
金具216の筒状ネジ部217の基端部まで挿入させ、
図示しないが外導体端子218に予め組み付けされた絶
縁体内の端子収容部に内導体ピン(端子)210を挿入
させた後、外導体端子218の挿通管部219に締付金
具216の筒状ネジ部217をねじ込んで、シールド線
200と外導体端子218とを電気的に接続させるもの
である。
【0004】また、図17に示す接続構造のものは、シ
ールド線の200の端末部の絶縁外被208を剥いで外
導体編組206を露出させ、さらにその露出部の先端の
外導体編組206、絶縁内被204を剥いで露出した芯
線202に内導体ピン(端子)210を圧着接続させる
と共に、絶縁外被208の周囲にスリーブ212を挿通
させ、外導体編組206を絶縁外被208側に折り返し
てスリーブ212の外側に被せ、この外導体編組206
を図示しない外導体バレルや、図16に示したような外
導体端子218の挿通管部分219を圧着可能となる薄
さにすれば圧着させてシールド線200と外導体端子2
18とを電気的に接続させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示したようなシールド線の端末接続構造では、外導体
端子の後方に設けられた外導体バレルが、柔らかい絶縁
外被を下地として外導体編組部を圧着することによって
接続を行っているので、外導体バレルによる接続部の固
着力が弱く、シールド線に引張り力等の大きな負荷が外
からかかった場合や、長期にわたって振動による負荷が
かかる状況にさらされた場合等に、シールド線と外導体
バレルとの接続部がゆるむ虞れがある。
【0006】また、外導体編組を絶縁外被側へ反転させ
る作業は、手作業あるいは反転装置を用いることにより
行われており、手作業の場合には外導体編組を反転させ
るのに手間や時間が掛かる上、作業中に外導体編組がば
らけて完全に絶縁外被側に反転させることができない等
作業効率に問題があり、また反転装置を用いる場合には
反転装置が高価であることなどから作業コストが高くな
る等の問題を抱えている。
【0007】また、図16及び図17に示したようなB
NC型コネクタに接続するシールド線の端末接続構造に
おいては、外導体編組をスリーブを下敷として外導体バ
レルによって圧着するので、その接続部の固着力はある
程度保たれるが、外導体編組を折り返す前に予めスリー
ブや締め付け金具等を挿通させておく必要があること
や、スリーブが円環状あるいは筒状であるため、ケーブ
ルに沿って動いてしまい、外導体編組の所定の位置にス
リーブを固定しておくことが難しく、さらにまた外導体
編組を絶縁外被側に反転させる作業も手作業あるいは反
転装置を用いて行う必要があり、作業効率あるいは作業
コストの点で問題を抱えている。
【0008】本発明の解決しようとする課題は、シール
ド線の接続端末側に締付け固定される外導体端子の外導
体バレルとシールド線との固着力(締付け力)を高め、
その締付け状態を恒久的に安定して保持ことができるよ
うにしたシールド線の端末接続構造を提供することにあ
る。これによりシールド線の端末接続作業の効率化をも
改善しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明に係るシールド線の端末接続構造は、請求項1
に記載のように、シールド線の端末側の芯線の周りに被
覆される絶縁内被とその周りに被覆される外導体編組と
の間に、スリーブ筒の一端に前記外導体編組を折り返す
花弁状の編組折返し片を有する金属製スリーブを挿入
し、その編組折返し片により外側に折り返された外導体
編組を該シールド線の端末の芯線に接続される内導体端
子が装着される外導体端子の後方に一体に設けられた外
導体バレルにより圧着固定してなることを要旨とするも
のである。
【0010】上記構成を有するシールド線の端末接続構
造によれば、シールド線の外導体編組の反転作業が金属
製スリーブを用いることによって極めて効率的に行わ
れ、また剛性の高い金属製スリーブが編組線の下敷とな
るため外導体バレルとシールド線との間に十分な固着力
を持たせることができる。これによって、従来使用され
てきたシールド線の使用環境下において十分な接続強度
が保たれると共に、これまでの使用負荷限度を超えて、
より高い負荷力が掛かるような環境での使用も期待でき
る。
【0011】また、外導体編組の反転作業に用いられる
金属製スリーブのスリーブ筒の一端に設けられる花弁状
の編組折返し片によって絶縁外被側に折り返された外導
体編組が前方に戻ってはみ出すこともなく、さらに金属
製スリーブのシールド線軸方向の動きが外導体編組に圧
着される外導体バレルにより規制され、この金属製スリ
ーブが接続部から外れることもなく、シールド線と外導
体端子との正常な電気的接続状態が保たれる。
【0012】この金属製スリーブは、請求項2に記載の
ように、前記スリーブ筒の一端に設けられる花弁状の編
組折返し片のほかに、その一端からやや筒方向に位置を
ずらして同様の花弁状の編組折返し片が該スリーブ筒の
外周面に設けられ、且つこれらの花弁状の編組折返し片
の各片が周方向に互い違いに配置されているとよい。こ
れによって、金属製スリーブをシールド線の外導体編組
と絶縁内被との間に挿入し、外導体編組を絶縁外被側に
反転させる際、スリーブ筒端部の編組折返し片のみの場
合には、各編組折返し片同士の隙間から外導体編組の一
部が漏れて、完全に反転させることができない虞れがあ
るが、このように、花弁状の編組折返し片をスリーブ筒
の端縁部と周面部に2重に設けられていることで、外導
体編組の反転漏れを効果的に防ぐことができる。
【0013】また金属製スリーブは、請求項3に記載の
ように、スリーブ筒の周面に外導体編組に食い込んで該
金属製スリーブの抜脱を阻止する複数の外向きの係止
片、あるいは絶縁内被に食い込んで該金属製スリーブの
抜脱を阻止する複数の内向きの係止片が形成されている
とよい。これにより、シールド線と外導体バレルとの接
続部に引張り力が作用しても、これら係止片がストッパ
の役割を果たし、金属製スリーブの抜脱が阻止される。
この場合、外向きの係止片と内向きの係止片のどちらか
を有するものであってもよいし、両方を備えたものであ
ってもよい。そしてこれらの係止片は、スリーブ筒の花
弁状の編組折返し片が形成される筒端側に向けて外向き
傾斜状に、あるいは内向き傾斜状に形成されているのが
金属スリーブの抜脱阻止に有効である。
【0014】更に金属製スリーブは、請求項4に記載の
ように、スリーブ筒の周面に該金属製スリーブと絶縁内
被、あるいは外導体編組との接触面積を少なくするため
の凹窪み穴若しくは切欠き穴が複数形成されているとよ
い。これにより、金属製スリーブのスリーブ筒をシール
ド線の外導体編組と絶縁内被の間に差し込んだ際、金属
製スリーブのスリーブ筒の周面と絶縁内被、あるいは導
体編組との接触面積が少ないことによりその接触抵抗が
小さくなるため金属製スリーブのスムーズな挿入作業が
達成される。この場合金属製スリーブに設けられる凹窪
み穴や切欠き穴の形状、大きさ、数等はシールド線の大
きさによって適宜選択することが望ましい。
【0015】更にまた金属製スリーブは、請求項5に記
載のように、スリーブ筒の筒方向に延びる複数の切欠き
によって分割された複数の分割片からなり、各分割片の
中間付近で内向きに屈曲され、シールド線の挿入側端縁
が外向きに屈曲されている構成としてもよい。この場合
には、この金属製スリーブのスリーブ筒を絶縁内被と外
導体編組の間に挿入すると、スリーブ筒の各分割片の途
中に設けられる内向きの屈曲部が絶縁内被の外周面に接
したときにスリーブ筒のバネ弾性によって外導体編組が
容易に外側に押し拡げられ、外導体編組の折返し作業が
よりスムーズに行われることとなる。
【0016】一方、外導体端子に設けられた外導体バレ
ルの形態としては、請求項6に記載のように、シールド
線の外径寸法に略合致する内径寸法を有する円環状に形
成されているか、または請求項7に記載のように、一対
の対峙する圧着片を有する構成としてもよい。これによ
り、請求項6の構成の場合にはシールド線の外導体編組
と外導体端子との圧着接続の際、外導体編組を均等に加
締めることができ、シールド線と外導体バレルとの接続
部の固着力をより一層高めることができる。
【0017】そして請求項7に記載のシールド線の端末
接続構造のように、外導体バレルは対峙する一対の圧着
片が互いに内向きに湾曲形成され、前記金属製スリーブ
の花弁状の編組折返し片がその各圧着片に対応する湾曲
形状を有するものであって、前記外導体バレルにシール
ド線の端末を金属製スリーブを挿入組み付けした状態で
挿通し、該外導体バレルの各圧着片により前記花弁状の
編組折返し片を挾圧し、該シールド線の回転を阻止した
状態で該シールド線の前記外導体編組を圧着固定したも
のであってもよい。
【0018】この場合には、シールド線を外導体バレル
に挿通する際、この外導体バレルの一対の圧着片がその
形状に対応する花弁状の編組折返し片のガイドとなり、
シールド線の回転が阻止されるため、シールド線の端末
に接続された内導体端子と外導体端子との位置関係や絶
縁体内の端子収容部との位置関係が保たれ、接続不良と
なることが回避される。
【0019】また、請求項8に記載のシールド線のよう
に、外導体端子の後方に設けられる外導体バレルの両側
部に切欠きが形成され、前記金属製スリーブの花弁状の
編組折返し片が前記外導体バレルの両側部に形成された
切欠きに嵌合される形状を有するものであって、前記外
導体バレルにシールド線の端末を前記金属スリーブを挿
入組み付けした状態で挿通し、前記切欠きに金属製スリ
ーブの花弁状の編組折返し片を嵌合して該シールド線の
回転を阻止した状態でシールド線の外導体編組を圧着固
定したものであってもよい。
【0020】これによれば、金属製スリーブを挿入組み
付けしたシールド線を外導体端子に組み付けする時、金
属製スリーブの編組折返し片が外導体バレルに形成され
る切欠きに嵌合されることでシールド線の回転が阻止さ
れるため、やはりシールド線の端末に接続された内導体
端子の先端部が外導体端子に予め組み付けられた絶縁体
内の端子収容部に嵌入された状態での位置関係が保たれ
て、接続不良となることが回避される。
【0021】更にまた、請求項9に記載のように、外導
体端子に設けられた外導体バレルに一対の圧着片が対峙
して設けられるほかに、前記金属製スリーブのスリーブ
筒には外導体編組の圧着片側へのはみ出しを阻止する編
組押え片を有するものであって、外導体端子の対峙する
一対の圧着片からなる外導体バレルに金属製スリーブを
挿入組み付けしたシールド線を組み付けし、この金属製
スリーブに設けられた編組押え片上に外導体バレルの両
圧着片を圧着接続するようにすれば、圧着片同士の接触
部に隙間が生じたとしても金属製スリーブに設けられた
編組押え片によって外導体編組がその隙間からはみ出す
ことは阻止される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の各実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0023】(実施形態1)図1(a)〜(c)は、本
実施形態1に係るシールド線の端末接続構造を説明する
に当たり、金属製スリーブを用いてシールド線の外導体
編組を折り返す状態の工程を順を追って示した図であ
る。また、図2(a)〜(f)は、この実施形態におけ
るシールド線の端末接続工程を順を追って示した図であ
り、このうち図2(a)〜(c)は金属製スリーブをシ
ールド線へ挿入組み付けする工程、図2(d)はシール
ド線の芯線に内導体端子を接続する工程、図2(e)は
シールド線を外導体端子へ組み付けする前の状態、図2
(f)はシールド線の外導体端子への組み付けが完了し
た時の状態をそれぞれ示したものである。
【0024】シールド線10は、複数の素線を撚ってな
る芯線12の外側を絶縁内被14で覆い、その外側を金
属細線で編み込んでなる外導体編組16で覆い、更にそ
の外側を絶縁外被18で覆った構造を有する。このシー
ルド線10の端末部は、絶縁外被18を剥いで外導体編
組16が露出した状態とされる。
【0025】一方、シールド線10の接続端末側に挿入
する金属製スリーブ20は、導電性の黄銅材料により一
体形成されたものあって、シールド線10の絶縁内被1
4の外径寸法と略同一形の内径寸法を有する薄肉厚のス
リーブ筒22のシールド線10への挿入端側端縁が絶縁
内被14と外導体編組16との間にこのスリーブ筒22
を差し込みやすいようにテーパ状になっていると共に、
このスリーブ筒22の他端側(シールド線10が挿入さ
れる側とは反対側)には、このスリーブ筒22を絶縁内
被14と外導体編組16との間に差し込んだときにその
外導体編組16を折り返すための花弁状の編組折返し片
24、24・・がシールド線10挿入側に向けて傾斜状
に設けられている。そして内導体端子30とスリーブ筒
22との間隔が狭い場合には各編組折返し片24、24
・・の上面に絶縁コーティングを施し、これにより金属
製スリーブ20を介しての不用意な導通状態が生じるこ
とがないように配慮することも可能である。
【0026】この金属製スリーブ20によりシールド線
10の外導体編組16を折り返すに際しては、この金属
製スリーブ20を、スリーブ筒22のシールド線挿入端
縁側からシールド線10の絶縁内被14と外導体編組1
6との間に挿入する(図1(a)及び図2(a))。そ
うすると、先細のテーパ状に形成されたスリーブ筒22
端縁がシールド線の絶縁内被14と外導体編組16との
間にスムーズに挿入され、且つそのテーパ面により外導
体編組16が外側に押し拡げられる(図1(b)及び図
2(b))。そしてさらに金属製スリーブ20のスリー
ブ筒22を挿入していくと、その押し拡げられた外導体
編組16が金属製スリーブ20の反対側の端縁に設けら
れた花弁状の編組折返し片24、24・・に当接され、
外導体編組16はこの編組折返し片24によって押圧さ
れその形状に沿って絶縁外被18側へと折り返される
(図1(c)及び図2(c))。
【0027】そこで外導体編組16の絶縁外被18側へ
の折り返しによって露出したシールド線10の端末側の
絶縁内被14の先端部を剥いで芯線12を露出させ、こ
の芯線12に内導体端子30を圧着接続し(図2
(d))、さらにこの内導体端子30を外導体端子32
に予め組み込まれた絶縁体34内に設けられた端子収容
部35に嵌入させ(図2(e))、次いで、外導体端子
32の後方に一体に形成された対峙する一対の圧着片3
3L、33Rからなる外導体バレル33を内側に向けて
屈曲させて、金属製スリーブ20が下地として挿入され
た外導体編組16に圧着させることにより、シールド線
10と外導体端子が電気的に接続される(図2
(f))。
【0028】(実施形態2)図3は本実施形態2として
金属製スリーブの他の実施例を示したもので、図3
(a)は金属製スリーブの斜視図、図3(b)はその断
面図である。
【0029】この金属製スリーブ20は、スリーブ筒2
2の一端縁(シールド線の挿入側とは反対側の端縁側)
に所定間隔を置いて複数の花弁状の編組折返し片24
a、24a・・が形成されるほか、この編組折返し片2
4a、24a・・からやや筒方向にずれたスリーブ筒2
2の外周面に、同じくシールド線挿入端側に向けて斜め
方向にやはり外導体編組16を折り返すための花弁状の
編組折返し片25、25・・が切り起こされてスリーブ
筒22の周方向にやはり所定間隔を置いて複数設けられ
ており、筒端縁の花弁状の編組折返し片24a、24a
・・と筒外周面の花弁状の編組折返し片25、25・・
は、スリーブ筒22の周方向に対して交互に設けられた
構造を有している。尚、スリーブ筒22の花弁状の編組
折返し片24a、24a・・の反対側のシールド線挿入
側端縁はシールド線への挿入が容易なようにやはり内向
きのテーパ状となっている。
【0030】このように、スリーブ筒端縁の花弁状の編
組折返し片24a、24a・・とスリーブ筒周面の花弁
状の編組折返し片25,25・・の両方を設けることに
より、外導体編組がシールド線全周にわたって確実に折
り返されることとなる。すなわち、金属製スリーブ20
をシールド線10に挿入して外導体編組16を反転させ
る際、スリーブ筒の一端縁に沿って花弁状の編組折返し
片24a、24a・・のみを形成した場合には各編組折
返し片同士の隙間から外導体編組16の一部が漏れて完
全に反転できない虞れがあるが、このようにスリーブ筒
端縁の編組折返し片24a、24a・・とスリーブ筒周
面の編組折返し片25、25・・の両方を設けることに
よって、挿入方向側の周面編組折返し片25、25・・
で反転させることができなかった外導体編組16もその
後に控える花弁状の編組折返し片24a、24a・・に
よって確実に反転させることができる。
【0031】(実施形態3)図4及び図5は本実施形態
3に用いられる金属製スリーブの他の実施例を示したも
のである。図4(a)はスリーブ筒の外周面に外向き係
止片を設けた金属製スリーブの斜視図、図4(b)はこ
の金属製スリーブをシールド線に挿入組み付けした後の
状態を示す断面図である。また、図5(a)はスリーブ
筒の内周面に内向き係止片を設けた金属製スリーブの斜
視図、図5(b)はこの金属製スリーブをシールド線に
挿入組み付けした状態を示す断面図である。
【0032】図4に示される金属製スリーブ20のスリ
ーブ筒22の一端縁に花弁状の編組折返し片24、24
・・が設けられるほか、スリーブ筒22の外周面にはそ
の編組折返し片24,24・・方向に向けて傾斜状に外
向き係止片26a、26a・・が周方向に所定間隔を置
いて複数設けられている。
【0033】図4(a)に示される外向き係止片26
a、26a・・を有する金属製スリーブ20をシールド
線10の絶縁内被14と外導体編組16との間に挿入す
ると、図4(b)に示すように、外向き係止片26a、
26a・・が外導体編組16に食い込んで押圧した状態
となるため、金属製スリーブ20とシールド線10との
間に引張り力が負荷されてもこれら外向き係止片26
a、26a・・がストッパとして作用し、金属製スリー
ブ20の抜脱を防止し、シールド線10と外導体バレル
との固着力を更に向上させることができる。
【0034】また図5に示される金属製スリーブ20
は、スリーブ筒22の一端縁に花弁状の編組折返し片2
4、24・・が設けられるほか、スリーブ筒22の内周
面には編組折返し片24、24・・側に向けて斜め方向
に向けて内向き係止片26b、26b・・が周方向にや
はり所定間隔を置いて複数設けられている。
【0035】図5(a)に示される内向き係止片26
b、26b・・を有する金属製スリーブ20をシールド
線10の絶縁内被14と外導体編組16との間に挿入す
ると、図5(b)に示すように、内向き係止片26b、
26b・・が絶縁内被14に食い込んで押圧した状態と
なるため、金属製スリーブ20とシールド線10との間
にに引張り力が負荷されてもこれら内向き係止片26
b、26b・・がストッパとして作用し、金属製スリー
ブ20の抜脱を防止し、シールド線10と外導体バレル
との固着力を更に向上させることができる。
【0036】(実施形態4)図6は本実施形態4に用い
られる金属製スリーブを示したものである。図6(a)
はスリーブ筒に凹窪み穴を設けた金属製スリーブの斜視
図、図6(b)はスリーブ筒に切欠き穴を設けた金属製
スリーブの斜視図である。
【0037】図6(a)に示す金属製スリーブ20は、
スリーブ筒22の一端縁に花弁状の編組折返し片24、
24・・が形成されると共に、このスリーブ筒22の周
面に矩形状の複数の凹窪み穴27aを周方向に設けたも
のである。また、図6(b)の金属製スリーブ20は、
やはりスリーブ筒22の一端縁に花弁状の編組折返し片
24、24・・が形成されると共に、このスリーブ筒2
2の周面を他端縁側から矩形状に切り欠いて複数の切欠
き穴27bを形成したものである。
【0038】このように金属製スリーブ20のスリーブ
筒22の周面に凹窪み穴又は切欠き穴を形成させたもの
を用いてシールド線の外導体編組を折り返す場合、シー
ルド線10への挿入時に絶縁内被14及び外導体編組1
6に接触するスリーブ筒22の面積が小さく、その結
果、挿入時の接触抵抗が大幅に小さくなる。従って、金
属製スリーブ20の挿入をスムーズに行うことができ、
作業効率を向上させることができる。
【0039】(実施形態5)図7及び8は本実施形態5
に用いられる金属製スリーブを示したものである。図7
はスリーブ筒を分割片にしてこれらをバネ状に弾発性を
持たせて屈曲させた金属製スリーブの斜視図である。ま
た、図8はこの金属製スリーブをシールド線に組み付け
する工程を示す断面図である。
【0040】図7に示す金属製スリーブ20は、スリー
ブ筒22の一端縁に花弁状の編組折返し片24、24・
・を有し、スリーブ筒22の周面を切欠きによって分割
して矩形状の分割片28、28・・を形成し、各分割片
28、28・・の途中部位を内向きに屈曲させて形成さ
せたものである。具体的には、まず、金属製スリーブ2
0のスリーブ筒22の周面に筒方向に切欠きを形成し、
矩形状の分割片28、28・・に分割形成する。この分
割片28、28・・を中間付近で内向きに屈曲させると
共に、分割片28、28・・の先端部を外向きに屈曲さ
せることによって全体としてバネ状に構成されている。
こうして屈曲形成した各分割片28、28・・は、谷折
り部である第一屈曲部29a及び山折り部である第二屈
曲部29bを介して、基端側分割片28a、中間分割片
28b及び先端側分割片28cから構成されている。
【0041】このような複数の分割片28から構成され
る金属製スリーブ20を、シールド線10に挿入すると
きの断面図を図8(a)及び(b)に示している。挿入
前の金属製スリーブ20は、向かい合う分割片部28の
第一屈曲部29aの内壁間の幅Lがシールド線10の
絶縁内被14の外径よりも小さく、また同じく向かい合
う分割片28の先端側分割片部28cの先端内壁間の幅
は絶縁内被14の外径よりも大きい状態となってい
る。
【0042】金属製スリーブ20をシールド線10の絶
縁内被14と外導体編組16との間に挿入すると、スリ
ーブ筒22の中間分割片28bの内側が、シールド線1
0の絶縁内被14の角部に当たり、各分割片28は外側
へと押し拡げられる一方で、絶縁内被14と外導体編組
16との間に挿入された先端側分割片28cの外側が外
導体編組16と接触する。このとき、各分割片部28の
基端側分割片28aには内側への力が作用し、一方、中
間分割片28bにはテコの原理により絶縁内被14の側
面に当接した第一屈曲部29aを支点として外側への力
が作用する。この中間分割片28bの外側へ作用する力
によって、先端側分割片28cに接する外導体編組16
が外側へと押し拡げられることになる。このようにして
押し拡げられた外導体編組16は、最終的には金属製ス
リーブ20端部に設けられた花弁状の編組折返し片24
に当接し、その押圧力によって絶縁外被18側に反転さ
れることになる。
【0043】このように、金属製スリーブ20を複数の
分割片28、28・・とし、各分割片28、28・・に
バネ状に弾発性を持たせた構成とすることによって、容
易にシールド線10の絶縁内被14と外導体編組16の
間に挿入させ、外導体編組16を容易に押し拡げること
ができるので、金属製スリーブ20の挿入の作業効率を
向上させることができる。
【0044】(実施形態6)図9及び10は本実施形態
6に係るシールド線の端末接続構造を示す斜視図であ
る。図9(a)は金属製スリーブをシールド線に組み付
けする前の状態を示した斜視図であり、図9(b)は金
属製スリーブ挿入後、シールド線先端の芯線に内導体端
子を接続するときの状態を示す斜視図であり、図9
(c)はシールド線を円環状の外導体バレルを後方に一
体に設けた外導体端子に挿入組み付けするときの状態を
示す斜視図であり、図9(d)は円環状の外導体バレル
を外導体編組に圧着しシールド線の外導体端子への組み
付けが完了した状態を示す斜視図である。また、図10
(a)〜(c)はシールド線を円環状の外導体バレルを
後方に一体に設けた外導体端子に挿入組み付けするとき
の工程を示す断面図であり、図10(d)は円環状の外
導体バレルを外導体編組に圧着しシールド線の外導体端
子への組み付けが完了した時のシールド線及び金属製ス
リーブの断面図である。
【0045】図示の金属製スリーブ20は、スリーブ筒
22の一端縁に花弁状の編組折返し片24、24・・を
有し、スリーブ筒22の周面のシールド線挿入側端から
筒方向に複数の矩形状の切欠き穴23を有し、そのシー
ルド線挿入側端縁が内向きのテーパ面となっている。こ
の金属製スリーブ20を、シールド線10の絶縁内被1
4と外導体編組16の間に挿入し、スリーブ筒22の端
縁に形成される編組折返し片24、24・・の押圧力に
よって外導体編組16を絶縁外被18側に折返し(図9
(a))、次に、外導体編組16を反転させたことによ
り露出した絶縁内被14の端末側を剥いで芯線12を露
出させ、この芯線に内導体端子30を圧着接続する(図
9(b))。
【0046】次いで、外導体端子32に予め組み付けさ
れた絶縁体34内に設けられた端子収容部35に芯線1
2の先端に圧着接続した内導体端子30を嵌入する(図
9(c))と共に、外導体端子32の後方に一体に形成
された円環状の外導体バレル33を金属製スリーブ20
のスリーブ筒22を下敷きとして外導体編組16に六角
形状に圧着して、シールド線10と外導体端子32を電
気的に接続する(図9(d))。このように、外導体バ
レルを円環状に形成することによって、圧着によりシー
ルド線10の外導体編組16を均等に圧着され、シール
ド線10と外導体バレルとの固着力をより一層向上させ
ることができる。
【0047】また、このときの組付手順を図10に示し
た断面図を用いて説明する。花弁状の編組折返し片2
4、24・・を有する金属製スリーブ20を絶縁内被1
4と外導体編組16の間に挿入し、編組折返し片24、
24・・の押圧力により外導体編組16を絶縁外被18
側へと反転させる。次いで、絶縁内被14を剥いで露出
した芯線12に内導体端子30を圧着接続したシールド
線10を、外導体端子32の後方に一体に形成された円
環状の外導体バレル33を挿通させ(図10(a))、
内導体端子30を外導体端子32に予め挿入された絶縁
体34内に設けられた収容部35へと嵌入させる(図1
0(b))。内導体端子30を嵌入後、金属製スリーブ
20のスリーブ筒22を下敷きとして外導体編組16を
円環状の外導体バレル33で六角形状に圧着し、シール
ド線10と外導体端子32を電気的に接続させる(図1
0(c))。
【0048】またこの時、円環状の外導体バレル33の
底部に内側に向けて切り起こされた係止片37が、シー
ルド線10の下側の外導体編組16及び絶縁外被18を
押圧した状態となるため(図10(d))、シールド線
10にケーブルの基端側に向けて引き抜きの力が負荷さ
れても、引き抜き方向と逆方向に向けられた係止片37
がストッパとして作用し、その結果、シールド線10と
円環状の外導体バレル33との接続部の固着力を向上さ
せることができる。また、金属製スリーブ20の端縁に
形成された花弁状の編組折返し片24、24・・が、圧
着した円環状の外導体バレル33や係止片37に当たり
シールド線10の抜脱が防止される。
【0049】(実施形態7)図11は本実施形態7に係
るシールド線の端末接続構造を示す斜視図である。外導
体端子32の後方に一体に設けられた外導体バレル33
は、対峙する一対の圧着片33L、33Rが対峙して設
けられ、両圧着片33L、33Rがシールド線10が支
障なく挿入できる程度に、予め内側に湾曲形成されてい
る。一方、金属製スリーブ20は、スリーブ筒22の一
端縁に花弁状の編組折返し片24、24・・を有してお
り、この編組折返し片24,24・・のうち前記両圧着
片33L、33Rに対応する位置にある編組折返し片4
2L、42Rは外導体バレル33の湾曲した両圧着片3
3L、33Rに対応する湾曲形状を有している。
【0050】このような形状を有する金属製スリーブ2
0を挿入組み付けしたシールド線10を外導体バレル3
3に挿通したとき、この外導体バレル33の湾曲形状を
有する一対の圧着片33L、33Rが金属製スリーブ2
0のその圧着片33L、33Rに対応する編組折返し片
42L、42Rの挿通ガイド役を果たし、シールド線1
0の回転が阻止される。また、この時シールド線10の
先端に接続された内導体端子30の先端部が外導体端子
32に予め組み付けされた絶縁体34内の端子収容部3
5に収容されるようになっており、内導体端子30を確
実に収容することができる。そして、最後に予め内側に
湾曲形成した両圧着片33L、33Rを確実にシールド
線が固定できるように圧着作業を行うことにより端末加
工が完了する。
【0051】(実施形態8)図12は本実施形態8に係
るシールド線の端末接続構造を示す斜視図である。図1
2(a)はシールド線を外導体端子に挿入組み付けする
前の状態を示す斜視図であり、図12(b)はシールド
線に挿入した金属製スリーブの側部嵌合片を円環状の外
導体バレルの両側部後方に設けられた矩形状切欠きに係
止した状態を示す斜視図である。
【0052】外導体端子32の後方に設けられた円環状
の外導体バレル33の両側部に矩形状の切欠き46L、
46Rを形成し、一方、金属製スリーブ20は、スリー
ブ筒22の一端縁に花弁状の編組折返し片24、24・
・が形成されると共に、この花弁状の編組折返し片2
4、24・・の端部両側に位置する編組折返し片を外導
体バレル33の両側部に形成された矩形状の切欠き46
L、46Rに嵌合される矩形状の側部嵌合片44L、4
4Rが形成されている。
【0053】この金属製スリーブ20をシールド線10
の絶縁内被14と外導体編組16との間に挿入し、この
金属製スリーブ20に設けられた花弁状の編組折返し片
24、24・・によって外導体編組16を絶縁外被18
側に反転させると共に、外導体編組16の反転により剥
き出しとなった絶縁内被14の先端をさらに剥いで剥き
出しした芯線12に内導体端子30を圧着させる。
【0054】このような状態でシールド線10を外導体
端子32に挿入すると、金属製スリーブ20に設けられ
た側部嵌合片44L、44Rが、円環状の外導体バレル
33の両側部に設けられた切欠き46L、46Rに嵌入
され、またこの時にシールド線10の先端に接続された
内導体端子30の先端部が外導体端子32に予め組み付
けられた絶縁体34内の端子収容部35に収容されるよ
うになっている。
【0055】さらに、シールド線10を押し込むと金属
製スリーブ20に設けられた側部嵌合片44L、44R
が外導体バレル33の両側壁によって押圧され外導体編
組16側に屈曲されて内導体端子30が完全に端子収容
部35に収容され、外導体バレル33を金属製スリーブ
20のスリーブ筒22を下敷きとして外導体編組16に
圧着することによりシールド線10と外導体端子32が
電気的に接続される。
【0056】このように、金属製スリーブ20に側部係
止片44L、44Rを設け、一方、円環状の外導体バレ
ル33の両側部に矩形状の切欠き46L、46Rを設け
ることによって、側部係止片44L、44Rが矩形状切
欠き46L、46Rに嵌入された状態ではシールド線1
0の回転が防止され、さらに、この嵌入時にシールド線
10の先端に接続された内導体端子30も外導体端子3
2に予め組み付けられた絶縁体34内の端子収容部35
に収容されるため、内導体端子30を確実に収容するこ
とができる。
【0057】(実施形態9)図13及び図14は本実施
形態9に係るシールド線の端末接続構造を説明するため
に示した図である。図13は金属製スリーブのプレス打
ち抜き段階での平面展開図と、これを折り曲げ組み立て
た状態の斜視図である。また図14(a)はこの金属製
スリーブを挿入組み付けしたシールド線を外導体端子に
挿入する前の状態を示す斜視図であり、図14(b)は
金属製スリーブに設けられた側部嵌合片を外導体バレル
の両側部に設けられた矩形状の切欠きに嵌入した状態を
示す斜視図であり、図14(c)はシールド線の外導体
編組を外導体バレルで圧着したときの状態を示す斜視図
である。
【0058】図13に示すように、金属製スリーブのプ
レス打ち抜き段階での打抜き板50には、円形状の折り
曲げ加工によって重ね合わされる一対の編組押え片52
a,52b、山切り状に形成された花弁状の編組折返し
片24、24・・,側部嵌合片44L、44R及びスリ
ーブ筒形成のための分割片22、22・・さらに打抜き
板50を円環状に折り曲げて編組押え片52a,52b
の端縁同士を係合させる凹凸嵌合部54a,54bが設
けられている。この打抜き板50から金属製スリーブを
組み立てるには、まず、打抜き板50を図中破線で示す
ラインに沿って折り曲げ、次にこの打抜き板50を円環
状に丸めて編組押え片52a,52bの端縁に設けられ
た凹凸嵌合部54a,54b同士を係合させ、最後に側
部嵌合片44L、44Rをスリーブ筒軸と垂直外側に向
けて屈曲させることによって完了する。
【0059】この金属製スリーブ20をシールド線10
の絶縁内被14と外導体編組16との間に挿入し、外導
体編組16を絶縁外被18側に反転させると共に、外導
体編組16の反転により剥き出しとなった絶縁内被14
の先端をさらに剥いで剥き出しした芯線12に内導体端
子30を圧着させる(図14(a))。
【0060】一方、外導体端子32の後方に設けられる
外導体バレル33には一対の圧着片33L、33Rが対
峙されると共に、各圧着片33L、33Rの一側側に前
記金属スリーブ20の側部嵌合片44L、44Rが嵌合
される切欠き46L、46Rが形成され、さらに切欠き
46L、46Rの挿入口には嵌合された金属製スリーブ
20の側部嵌合片44L、44Rが切欠き46L、46
Rから外れないように係止部47が設けられている(図
14(a))。
【0061】金属製スリーブ20を挿入組み付けしたシ
ールド線10を外導体端子32に組み付ける時、金属製
スリーブに設けられた側部嵌合片44L、44Rが外導
体バレル33の両圧着片33L、33Rの両側部に設け
られた切欠き46L、46Rに嵌合され、またこの時に
内導体端子30の先端部が外導体端子32に予め組み付
けられた絶縁体34内の端子収容部35に収容されるよ
うになっている(図14(b))。
【0062】さらに、シールド線10を押し込むと金属
製スリーブ20に設けられた側部片44L、44Rが外
導体バレル33の両圧着片33L、33Rの両側壁によ
って押圧され外導体編組16側に屈曲されて内導体端子
30が完全に端子収容部35に収容され、外導体バレル
33の両圧着片33L、33Rを金属製スリーブ20の
編組抑え片52a,52bと共に外導体編組16に圧着
することによりシールド線10と外導体端子32が電気
的に接続される(図14(c))。
【0063】このように外導体バレルが対峙する一対の
圧着片からなる外導体端子にシールド線10を接続する
場合、圧着形状は図14(c)のように外導体バレル3
3の両圧着片33L、33Rを互いに内向きに湾曲させ
たときに両圧着片33L、33R同士の接触部38に隙
間が生じた場合にはその隙間から外導体編組16がはみ
出す虞れがあるが、金属製スリーブ20に編組折返し片
52a,52bが設けられることで、たとえ外導体編組
16がばらけても、外導体編組16が外導体バレル33
の両圧着片33L、33Rの接触部38において生じる
隙間からはみ出すことは防止される。
【0064】さらにこの金属製スリーブ20には、側部
嵌合片44L、44Rが設けられているため、この金属
製スリーブ20を挿入組み付けしたシールド線10を外
導体端子32に挿入する際、側部嵌合片44L、44R
が外導体バレル33の両圧着片33L、33Rの両側部
に設けられた切欠き46L、46Rに嵌合されることに
よって阻止され、シールド線10の回転が防止され、内
導体端子30を絶縁体34内の端子収容部35に確実に
収容することができる。
【0065】尚、実施形態8及び実施形態9では、予め
金属製スリーブ20のみをその側部嵌合片44L、44
Rが外導体バレルの両側部に設けられた切欠き46L、
46Rに嵌合されるように係止しておき、その後で端末
部に内導体端子30を圧着接続したシールド電線を係止
した金属製スリーブ20に挿入し外導体端子32に組み
付けすることも可能である。
【0066】本発明は上記した実施の形態の何ら限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の改変が可能である。例えば、上記実施例では、金属
製スリーブの一端あるいはスリーブ筒の周面に設けられ
る花弁状の編組折返し片の形状としては矩形状、曲線
状、あるいは山切り状のものを用いたが、シールド線の
絶縁内被と外導体編組の間に挿入する時に外導体編組を
絶縁外被側に十分に反転させることができるものであれ
ば形状にこだわるものではない。また、金属製スリーブ
は一実施形態として黄銅製ものを用いたが、外導体バレ
ルとシールド線との接続部で外導体編組の下敷きとして
十分な固着力が得られるものであれば、プラスチック材
料等を使用しても構わない。
【0067】更にまた、この金属製スリーブは上記実施
の形態では、短管状の筒状体(スリーブ筒)の一端縁に
花弁状の編組折返し片を折曲形成したり、周面に切り起
こしあるいは切欠き等を施したもの、及び金属板のプレ
ス打抜き加工等により打抜き板を予め切り出しておき、
この打抜き板を折り曲げ組み立てることによって形成し
たものなどを示したが、それ以外の工程により形成され
たものであってもよい。
【0068】また、外導体バレルも、一対の圧着片から
なるものと円環状のものとを示したが、多少の設計変更
は本発明の趣旨に含まれることは勿論のことである。
【0069】
【発明の効果】本発明に係るシールド線の端末接続構造
によれば、花弁状の編組折返し片を有する金属製スリー
ブを用いてシールド線の端末部分の外導体編組を容易に
折り返すことができ、またこの金属製スリーブを下敷と
して外導体編組が外導体端子の後方に一体に形成された
外導体バレルによって堅固に圧着固定されるものである
から、シールド線への外部からの強い引張り負荷に対す
る抵抗力も強くシールド線が外導体端子から抜脱される
危険性が回避されると共に、従来のシールド線では使用
できなかったより負荷がかかる環境下での使用も可能と
なる。
【0070】また、この金属製スリーブを用いることに
より、従来手作業あるいは反転装置を用いて行っていた
外導体編組の折り返し作業が極めて容易に且つ簡易に行
うことができ、編組反転の作業効率の向上、ひいてはシ
ールド線の端末組付けの自動化が期待できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るシールド線の端末接
続構造を説明するに当たり、金属製スリーブを用いてシ
ールド線の端末部分の外導体編組を折り返す状態を順を
追って示した図である。
【図2】この実施形態1におけるシールド線の端末接続
工程を順を追って示した図である。
【図3】本発明の実施形態2として用いられる金属製ス
リーブを示したもので、(a)はその斜視図、(b)は
その断面図である。
【図4】本発明の実施形態3として用いられる金属製ス
リーブを示したもので、(a)はそのスリーブ筒の外周
面に外向き係止片を設けた金属製スリーブの斜視図、
(b)はこの金属製スリーブをシールド線に挿入した状
態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態3として用いられる金属製ス
リーブの他の実施例を示したもので、(a)はスリーブ
筒の内周面に内向き係止片を設けた金属製スリーブの斜
視図、(b)はこの金属製スリーブをシールド線に挿入
した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態4として用いられる金属製ス
リーブの他の実施例を示したもので、(a)はスリーブ
筒の周面に凹窪み穴を設けた金属製スリーブの斜視図、
(b)はスリーブ筒側面に切欠き穴を設けた金属製スリ
ーブの斜視図である。
【図7】本発明の実施形態5としての金属製スリーブの
他の実施例を示したもので、スリーブの周面を分割片状
にした金属製スリーブの斜視図である。
【図8】図7に示した金属製スリーブを用いてシールド
線の端末部分の外導体編組を折り返す状態を示した図で
ある。
【図9】本発明の実施形態6に係るシールド線の端末接
続工程を順を追って示した図である。
【図10】図9に示した実施形態6に係るシールド線の
端末接続工程を順を追って断面図で示したものであり、
(a)〜(c)はシールド線に外導体端子を組み付けす
る各工程図であり、(d)は組み付け後のシールド線端
末部分の断面図である。
【図11】本発明の実施形態7に係るシールド線の端末
接続構造を説明するために示した各部材の分解斜視図で
ある。
【図12】(a)は本発明の実施形態8に係るシールド
線の端末接続構造を説明するために示した各部材の分解
斜視図であり、(b)はその各部材を組み付けした状態
の外観斜視図である。
【図13】本発明の実施形態9として用いられる金属製
スリーブのプレス打抜き板段階での平面展開図とそれを
折り曲げ組み立てた状態での外観斜視図である。
【図14】図13に示した実施形態9に係る金属製スリ
ーブを用いたシールド線の端末接続工程を順を追って示
した図である。
【図15】従来一般的に知られているシールド線の端末
接続構造を示す断面図である。
【図16】従来一般的に知られている他の実施形態とし
てのシールド線の端末接続構造を組み付け工程順に示し
た図である。
【図17】同じく従来一般的に知られるシールド線の端
末接続構造におけるシールド線の端末部分の構成を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 シールド線 12 芯線 14 絶縁内被 16 外導体編組 18 絶縁外被 20 金属製スリーブ 22 スリーブ筒 24、24・・ 花弁状の編組折返し片 25、25・・ 編組折返し片 26a、26a・・ 外向き係止片 26b、26b・・ 内向き係止片 27a 凹窪み穴 27b 切欠き穴 28、28・・ 分割片 28a 基端側分割片 28b 中間分割片 28c 先端側分割片 30 内導体端子 32 外導体端子 33 外導体バレル 33L、33R 圧着片 44L、44R 側部係止片 52a,52b 編組押え片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 伸昭 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E077 BB09 DD15 EE06 JJ17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド線の端末側の芯線の周りに被覆
    される絶縁内被とその周りに被覆される外導体編組との
    間に、スリーブ筒の一端に前記外導体編組を折り返す花
    弁状の編組折返し片を有する金属製スリーブを挿入し、
    その編組折返し片により外側に折り返された外導体編組
    を該シールド線の端末の芯線に接続される内導体端子が
    装着される外導体端子の後方に一体に設けられた外導体
    バレルにより圧着固定してなることを特徴とするシール
    ド線の端末接続構造。
  2. 【請求項2】 前記金属製スリーブは、スリーブ筒の一
    端に設けられる編組折返し片のほかに、その一端からや
    や筒方向に位置をずらして同様の編組折返し片が該スリ
    ーブ筒の外周面に設けられ、且つこれらの花弁状の編組
    折返し片の各片が周方向に互い違いに配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシールド線の端末接続
    構造。
  3. 【請求項3】 前記金属製スリーブのスリーブ筒の周面
    には、外導体編組に食い込んで該金属製スリーブの抜脱
    を阻止する複数の外向きの係止片、及び/又は、絶縁内
    被に食い込んで該金属製スリーブの抜脱を阻止する複数
    の内向きの係止片が形成されていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載のシールド線の端末接続構造。
  4. 【請求項4】 前記金属製スリーブのスリーブ筒の周面
    には、該金属製スリーブと絶縁内被及び/又は外導体編
    組との接触面積を少なくするための凹窪み穴若しくは切
    欠き穴が複数形成されていることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載されるシールド線の端末接続
    構造。
  5. 【請求項5】 前記金属製スリーブは、スリーブ筒の筒
    方向に延びる複数の切欠きによって分割された複数の分
    割片からなり、各分割片の中間付近で内向きに屈曲さ
    れ、シールド線の挿入側端縁が外向きに屈曲されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    シールド線の端末接続構造。
  6. 【請求項6】 前記外導体端子に設けられた外導体バレ
    ルがシールド線の外径寸法に略合致する内径寸法を有す
    る円環状に形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載のシールド線の端末接続構造。
  7. 【請求項7】 前記外導体端子に設けられた外導体バレ
    ルは対峙する一対の圧着片が互いに内向きに湾曲形成さ
    れ、前記金属製スリーブの編組折返し片の一部がその各
    圧着片に対応する湾曲形状を有するものであって、前記
    外導体バレルにシールド線の端末を前記金属製スリーブ
    を挿入組み付けした状態で挿通し、該外導体バレルの各
    圧着片により前記した編組折返し片を挾圧し該シールド
    線の回転を阻止した状態で該シールド線の前記外導体編
    組を圧着固定したことを特徴とする請求項1ないし6に
    記載されるシールド線の端末接続構造。
  8. 【請求項8】 前記外導体端子に設けられた外導体バレ
    ルの両側部に切欠きが形成され、前記金属製スリーブの
    編組折返し片が前記外導体バレルの両側部に形成された
    切欠きに嵌合される形状を有するものであって、該外導
    体バレルにシールド線の端末を前記金属製スリーブを挿
    入組み付けした状態で挿通し、該外導体バレルの切欠き
    に金属製スリーブの編組折返し片を嵌合して該シールド
    線の回転を阻止した状態で該シールド線の外導体編組を
    圧着固定したことを特徴とする請求項1ないし7に記載
    されるシールド線の端末接続構造。
  9. 【請求項9】 前記外導体端子に設けられた外導体バレ
    ルに一対の圧着片が対峙して設けられるほかに、前記金
    属製スリーブのスリーブ筒には外導体編組の圧着片側へ
    のはみ出しを阻止する編組押え片を有するものであっ
    て、該外導体バレルにシールド線の端末を前記金属製ス
    リーブを挿入組み付けした状態で挿通し、該外導体バレ
    ルの各圧着片により前記金属製スリーブに設けられた編
    組押えを介してシールド線の外導体編組を圧着固定した
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載されるシールド
    線の端末接続構造。
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