JPH07117804B2 - 作像装置 - Google Patents

作像装置

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JPH07117804B2
JPH07117804B2 JP60156479A JP15647985A JPH07117804B2 JP H07117804 B2 JPH07117804 B2 JP H07117804B2 JP 60156479 A JP60156479 A JP 60156479A JP 15647985 A JP15647985 A JP 15647985A JP H07117804 B2 JPH07117804 B2 JP H07117804B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、下部本体と、該下部に本体に対して、上方向
に開放するように回動可能に支持された上部本体と、静
電潜像が形成される潜像担持体と、該静電潜像を可視像
化する現像装置とを具備し、前記潜像担持体に形成され
た可視像を、給紙装置から搬送された記録紙に転写し、
その転写された可視像を定着装置によって記録紙上に定
着する作像装置に関する。
従来技術 複写機、プリンタあるいはファクシミリ等として構成さ
れる上記形式の作像装置は従来より周知である。従来の
この種の作像装置においては、その現像装置や潜像担持
体の下方の用紙通路中に記録紙が詰まったとき、そのジ
ャム紙を除去できるように、現像装置や潜像担持体を作
像装置本体の手前側にスライドさせて引き出せるように
構成されている。また現像装置をこのように引き出すこ
とによってこれを取外し、別の現像装置と交換すること
ができる。
ところが、このように現像装置や潜像担持体を手前側に
引き出すとき、その下方の用紙通路中にジャム紙が存在
すると、現像装置や潜像担持体がジャム紙に干渉し、こ
れらを引き出し難くなるおそれがある。また潜像担持体
がジャム紙に強く当ると、潜像担持体に傷が付くおそれ
も免れない。さらに現像装置を引き出し、又はこれを作
像装置本体に対して奥側に押し込むとき、現像装置から
トナーが飛散すると、これが用紙通路中に落下し、この
落下トナーが次の作像動作時に搬送された記録紙に付着
し、記録紙を汚してしまう欠点も免れない。また現像装
置を作像装置本体の手前側へ引き出すように構成する
と、作像装置の手前側に、現像装置を引き出したときの
空間を確保しておく必要があるため、作像装置の実質的
な設置スペースが大きくなり、狭い場所に作像装置を置
くことができなくなる不具合も生じる。
さらに、前述の如くジャム紙を処理するには、現像装置
と潜像担持体を作像装置本体の手前側に引き出してジャ
ム紙を取り除くのであるが、このとき作業者は作像装置
本体の手前側からその内部に手を差し入れてジャム紙の
除去作業を行わなければならない。このように、現像装
置や潜像担持体を手前側に引き出しても、ジャム紙の処
理作業は大変厄介で煩雑な作業とならざるを得ないので
ある。
目的 本発明の目的は、上述した従来の欠点を全て除去した作
像装置を提供することにある。
構成 本発明は、冒頭に記載した形式の作像装置において、潜
像担持体と現像装置を支持し、かつ前記上部本体が上方
向に開放された状態で、前記下部本体に残されるよう
に、下部本体に支持され、その下方において搬送される
記録紙の搬送ガイドを構成する位置決めフレームを有
し、前記現像装置は、前記位置決めフレームに対して上
方向に取外し可能に支持され、前記位置決めフレーム
は、前記現像装置を当該位置決めフレームに対して上方
向に取外すことができるように、その上部が開放されて
いるとともに、位置決めフレームに支持された現像装置
の下方を覆うように位置する底壁を有し、前記潜像担持
体が対向する底壁の部分には開口が形成され、前記位置
決めフレームは、前記下部本体に対して上方向に移動可
能に支持されている構成を提案する。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図は作像装置の一例としてレーザプリンタを示す。
このレーザプリンタにおいては、その作像装置本体、す
なわちプリンタ本体10が、下部本体10bと上部本体10aの
2つに分割され、第3図に示すようにその奥側に設けら
れた図示していないヒンジを中心として上部本体10aを
下部本体10bに対して開閉できるように構成されてい
る。このようにレーザプリンタは、下部本体10bと、そ
の下部本体10bに対して、上方向に開放するように回動
可能に支持された上部本体10aを有している。
第1図において、給紙装置1から矢印A方向給送された
記録紙2は、レジストローラ対3によってタイミングを
とられてドラム状の感光体4から成る潜像担持体へ搬送
される。感光体4は第1図における時計方向に回転駆動
され、その際帯電チャージャ5によって表面を帯電さ
れ、レーザ光学系6からのレーザ光Lを照射されて感光
体上に静電潜像が形成される。この潜像は現像装置7を
通るときトナーによって可視像化され、この可視像は感
光体4へ搬送された記録紙に転写チャージャ8の作用に
より転写され、転写された記録紙上の可視像は定着装置
9によって定着される。定着装置9を出た記録紙は矢印
Bで示す如くプリンタ本体10の上部壁面により形成され
た排紙部11へ排出される。
上述のように、図示したレーザプリンタは、静電潜像が
形成される感光体4と、静電潜像を可視像化する現像装
置7とを具備し、感光体4に形成された可視像を、給紙
装置1から搬送された記録紙2に転写し、その転写され
た可視像を定着装置9によって記録紙2上に定着するの
である。
一方、可視像転写後の感光体部分は、クリーニングブレ
ード12を有するクリーニング装置によって残留トナーを
除去され、除電ブラシ13によって除電作用を受ける。感
光体4から除去されたトナーは、羽根車14によってトナ
ー回収室15に回収され、ここに収容される。
第1図に示したレーザプリンタにおいては、感光体4か
ら成る潜像担持体と、これに関連した部品が1つの担持
体ユニット16として構成され、現像装置7も1つの現像
ユニット17として構成されており、これらユニット16,1
7が位置決めフレーム18にそれぞれ別々に着脱可能に支
持されている。このように、レーザプリンタは、感光体
4と現像装置7とを支持する位置決めフレーム18を有し
ている。
第2図にも示すように担持体ユニット16は箱状のケース
19を有し、このケース19に感光体4の支軸4aが回転自在
に支持されている。またこのケース19にはレーザ光学系
6からレーザ光が入射する孔20が形成され、ケース19自
体によって先に説明したトナー回収室15が区画されてい
る。さらにこのケース19に帯電チャージャ5、除電ブラ
シ13、羽根車14およびクリーニングブレード12がそれぞ
れ支持され、これら担持体ユニット16を構成している。
また現像装置7は、第1図から明らかなように、トナー
Tを収容した現像タンク21、感光体4に対置される現像
ローラ22、現像ローラ上のトナーの層厚を規制する規制
ブレード24、現像ローラ22にトナーを供給する供給ロー
ラ23、タンク21内のトナーTを撹拌するアジテータ62を
有し、現像ローラ22の支軸22aが第2図にも示すように
タンク21に回転自在に支持され、供給ローラ23およびア
ジテータ62もタンク21に回転自在に支持されている。ま
た規制ブレード24もその一端をタンク21に固定されてい
る。さらに現像タンク21には、トナーカートリッジ25が
着脱自在に装着され、このカートリッジ25と現像装置7
とによって現像ユニット17が構成されている。
担持体ユニットを、潜像担持体とこれを支持する部材だ
けで構成することもできるし、逆に第1図の場合よりも
部品を追加して担持体ユニットを構成してもよい。現像
ユニットについても同様であり、少なくとも現像装置を
有する現像ユニットとすればよい。
図に一例として示した位置決めフレーム18は、上部の開
口が開放され、かつ底壁を有する箱状に形成され、後述
する態様でプリンタ本体10の下部本体10bに支持されて
いる。また位置決めフレーム18は、第2図に示すように
その底壁に固着された一対の位置決め部材26を有し、こ
れらの位置決め部材26には、感光体4の支軸4aを支持す
る切欠27と、現像ローラ22の支軸22aを支持する切欠28
がそれぞれ形成され、両支軸4a,22aをそれぞれ切欠27,2
8に嵌合することにより、感光体4、すなわち担持体ユ
ニット16と、現像装置7、すなわち現像ユニット17を正
しく位置決めして位置決めフレーム18に支持することが
できる。この場合、現像ユニット用の一対の切欠28の幅
は、現像ローラ22の支軸22aの直径よりもやや大きく形
成され、これらの切欠28に支軸22aを嵌合させたとき、
位置決めフレーム18と現像ユニット17との間に配置され
たばね29が現像ユニット17を第1図の左方に押圧し、こ
れによって支軸22aが切欠28の一方の側面に第1図のよ
うに押し付けられる。このため、現像ローラ22と感光体
4とを所定の微小ギャップをあけて対置させるときは、
そのギャップを感光体の軸線方向に亘って一定とし、ま
た現像ローラ22の表面を弾性変形可能に構成し、これを
弾性変形させながら感光体4に圧接させるときも、その
圧接力を現像ローラ22の軸線方向に亘って均一にするこ
とができる。
上述のようにして、感光体4と現像装置7が、プリンタ
本体10に配置された位置決めフレーム18に支持されるの
である。
前述のようにプリンタ本体10は上部本体10aと下部本体1
0bの2つに分割されているが、その際、位置決めフレー
ム18は下部本体10bに支持され、かかる位置決めフレー
ム18に感光体4と現像装置7が前述のように支持されて
いる。したがって第3図のように上部本体10aを開く
と、位置決めフレーム18は下部本体10bに残され、両ユ
ニット16,17はその上部が露出し、この状態でユニット1
6,17を上方に持ち上げれば、各支軸4a,22aが位置決め部
材26の切欠27,28から外れ、両ユニット、すなわち感光
体4と現像装置7を簡単にプリンタ本体10から取外すこ
とができる。ユニット16,17を装着するときは、逆にこ
れらを上から下げていき、支軸4a,22aを切欠27,28に嵌
合させるだけでよい。このときプリンタ本体10の下部本
体10bおよび位置決めフレーム18は水平状態を保ってい
るので、作業者はユニット16,17の着脱作業を楽な姿勢
で行うことができる。
上述のように、位置決めフレーム18は、上部本体10aが
上方向に開放された状態で、下部本体10bに残されるよ
うに、下部本体10bに支持されており、現像装置7は、
位置決めフレーム18に対して上方向に取外し可能に支持
されている。しかも位置決めフレーム18は、現像装置7
をその位置決めフレーム18に対して上方向に取外すこと
ができるように、その上部が開放され、その底壁は、位
置決めフレーム18に支持された現像装置7の下方を覆う
ように位置しており、しかも感光体4が対向する底壁の
部分には開口30が形成されている。
現像装置7と感光体4を交換するなどの目的で、これら
を取外すとき、前述のように、その現像装置7と感光体
4を上方に持ち上げるだけでよく、従来のように現像装
置を作像装置本体に対して手前側に引き出す必要はな
い。このため、現像装置7と感光体4の着脱時に、その
下方の用紙通路にたとえジャム紙が存在したとしても、
そのジャム紙に感光体4が強く当って、これに傷が付け
られたり、現像装置7がジャム紙に干渉し、その着脱が
行い難くなるような不具合は生じない。また、現像装置
7を水平状態に保ったまま、その着脱を行え、これを斜
めに傾ける必要はないので、その着脱性が向上するとと
もに、トナーの飛散を防止できる。しかも、この着脱時
にたとえトナーが飛散して、これが下方に落下しても、
その下方に位置決めフレーム18の底壁があるので、トナ
ーがこの底壁によって受け止められ、これが用紙通路中
に落下することはない。このため、トナーによって記録
紙を汚してしまう不具合を防止することができる。また
現像装置7と感光体4を上下方向に脱着するので、プリ
ンタ本体10の手前側に、従来のように大きな空間を確保
する必要はなく、レーザプリンタの実質的な設置スペー
スを小さくすることができる。
また、仮にユニット16,17を上部本体10aに支持したとす
れば、上部本体10aを開いたとき、これが水平方向に対
して傾くので、各ユニット16,17を傾けた状態で着脱し
なければならず、作業性が低下する欠点を生ずるが、本
例のレーザプリンタではこのような不具合も除去するこ
とができる。
第2図に示すように担持体ユニット16に把手60を設けて
おけば、これを握ってその着脱作業を行うことができ都
合がよい。同様に現像ユニット17にも把手を設けること
ができる。
担持体ユニット16を位置決めフレーム18に支持したと
き、感光体4の一部は位置決めフレーム18の底壁に形成
された開口30に突入し、しかも支軸4aに取付けられた歯
車31がフレーム底壁の孔32に突入し、プリンタ本体側に
支持された図示していない歯車と噛み合う。また歯車31
を位置決めフレーム18に回転自在に支持された中間歯車
33にも噛み合い、同じく位置決めフレーム18に支持され
た他の中間歯車34は現像ユニット側の歯車(図示せず)
に噛み合って、プリンタ本体側の歯車の回転が感光体
4、現像ローラ22、供給ローラ23、アジテータ62等に伝
えられる。このように各ユニット16,17側の歯車は、ユ
ニットの着脱時にプリンタ本体10側およびフレーム18側
に歯車と係合し、あるいは離脱するが、本例では各ユニ
ット16,17を上下に昇降させてその脱着を行うように構
成されているため、歯車同士を容易に係合させることが
できる。ユニット16,17を水平方向にスライドさせてこ
の着脱を行う場合には、歯車同士を係合させることが難
しく、作業に手間をとる不都合を免れない。また位置決
めフレーム18の底壁には、その感光体4と対向する位置
に開口30が形成されているので、作像動作時には、感光
体4上の可視像を記録紙に支障なく転写することができ
る。
また、本例では担持体ユニット16と現像ユニット17がそ
れぞれ別々に位置決めフレーム18に支持されるので、必
ずしも両方のユニットを一体的に着脱する必要はなく、
たとえば感光体4が劣化してこれを交換すべきときは、
現像ユニット17は装着したままとし、担持体ユニット16
だけを交換することができ、まだ充分に使用できる現像
装置7までも交換するように不経済なことを行わないで
すむ。また色の異なるトナーを収容した現像装置を複数
用意しておき、所望するトナーの現像装置を選択して使
用するようにしたときも、現像ユニット17を交換するだ
けでよく、交換の不要な担持体ユニット16までも交換す
るような無駄な作業を行う必要なはい。したがって色の
異なるトナーを収容した現像ユニットだけを用意してお
けば足りる。
現像ユニット17のトナーカートリッジ25には、第2図か
ら判るように突片134が付設され、これらがタンク21の
取付係合部35に係合して該カートリッジ25がタンク21に
装着されている。タンク21内にトナーを補給する必要の
あるときは、カートリッジ25の突片134が取付係合部35
から外し、新たなトナーカートリッジの突片134をタン
ク21の係合部35に係合して装着する。新たなトナーカー
トリッジ25には第1図に鎖線で示す如くシール36が貼着
され、その内部にトナーが収容されており、シール36を
第1図の紙面に垂直な方向に引張ることにより、これを
カートリッジ25から取り外し、ここに収容されていたト
ナーをタンク21内に落下させてトナーを補給する。この
ようにしてトナーを補給できるが、この補給作業時にも
現像装置は位置決めフレーム18に水平に支持されている
ので、容易にこの作業を行うことができる。
ところで前述のように、位置決めフレーム18の下方を記
録紙が通過するが、図示したレーザプリンタでは、この
点に着目し、位置決めフレーム18が、その下方において
搬送される記録紙の搬送ガイドを構成している。本例で
は第1図及び第4図に示すように、位置決めフレーム18
の下面に複数のリブ39を設け、これによって記録紙の上
ガイドを構成し、位置決めフレーム18によって記録紙の
搬送ガイドの一部を構成している。
このようにして、位置決めフレーム18の下方に位置する
他の独立したガイド部材を省略することが可能となり、
これにより部品点数を減少できる利点が得られる。しか
も、後述するように位置決めフレーム18を回動させて持
ち上げたとき、すぐに詰まった紙に接近でき、ジャム紙
の処理を容易に行うことができる利点も得られる。
また位置決めフレーム18の感光体4に近接する部分に、
分離爪40を形成し、これによって感光体4に巻き付く記
録紙を分離することができる。すなわち、記録紙2が感
光体4より成る潜像担持体に巻き付くことを防止する分
離爪40を、位置決めフレーム18の一部に形成するのであ
る。これにより、独立した分離爪を省略することがで
き、部品点数の減少、コストの低減を図ることができ
る。但し、位置決めフレーム18に別部材の分離爪を固着
してもよいことは当然である。
位置決めフレーム18は、その第1図における左端部に係
合溝37が形成され、この溝37が下部本体10bに固設され
たピン38に係合し、位置決めフレーム18がピン38を中心
として回動できるように構成されている。
上部本体10aを第5図のように開けば、位置決めフレー
ム18を両ユニット16,17と共にピン38を中心として矢印
Cで示すように回動させることができ、位置決めフレー
ム18の下方の用紙通路に詰まった記録紙を簡単に除去す
ることができる。このように、位置決めフレーム18は、
下部本体10bに対して上方向に移動可能に支持されてい
るのである。
前述のように、従来のこの種の作像装置においては、記
録紙が詰まったとき、現像装置および感光体を作像装置
本体の手前側にスライドさせて、ジャム紙を処理してい
たのであるが、この引き出し時に、詰まったジャム紙が
感光体に擦り付けられるように強く当たり、これにより
感光体に傷が付く恐れがあった。またこのジャム紙が感
光体や現像装置に干渉して、その引き出し作業がやりず
らくなっていた。しかも現像装置の引き出し時にトナー
が飛散して、用紙通路にトナーが落下するおそれもあっ
た。これに対し、図示した実施例では、位置決めフレー
ム18を上方に移動させ、現像装置7や感光体4等を持ち
上げてジャム紙の処理を行うので、詰まった記録紙によ
って感光体4に傷が付けられることはなく、しかも楽に
用紙通路を開放させることができる。
また先にも説明したように、現像装置7の下方には位置
決めフレーム18の底壁があるので、たとえ、この現像装
置7からトナーが飛散しても、これが用紙通路中に落下
することはない。またジャム紙の処理時にも、現像装置
7や感光体4をプリンタ本体10の手前側に引き出す必要
がないので、プリンタの手前側に大きな空間を確保して
おく必要はない。
また現像装置7と感光体4を位置決めフレーム18と共に
上方に移動させて用紙通路の上部を開放し、ジャム紙の
処理を行えるので、従来のように作像装置本体の手前側
から手を差し込んでジャム紙を処理する場合に比べ、そ
の作業性を格段と向上させることができる。
また現像ユニット17と担持体ユニット16は別々に構成さ
れてはいるが、位置決めフレーム18の回動によって両ユ
ニットも共に回動するので、各ユニットをそれぞれ持ち
上げる必要はなく、作業を簡素化できる。位置決めフレ
ーム18にも把手61を設けておくとその回動操作を楽に行
え、有利である。
前述したところから判るように、給紙装置1から搬送さ
れた記録紙2は、感光体4を通り、次いで、感光体4を
基準として給紙装置1とは反対側に位置する定着装置9
を通るように、給紙装置1と、感光体4と、定着装置9
とが配置されているが、位置決めフレーム18は、前述の
ピン38のところ、すなわち定着装置9の側の端部を支点
として上方向に回動可能に下部本体10bに支持されてい
る。
一般に、記録紙は、定着装置9又は転写チャージャ8の
領域でジャムを生じやすい。このような部位で記録紙が
ジャム紙を起こすと、その後端部は、給紙装置1の側に
位置することになる。かかるジャム紙を除去すべく、前
述のように位置決めフレーム18をピン38を中心として回
動させると、定着装置9と反対側の部位が上方に大きく
開放される。従って、ジャムを起こした記録紙の後端部
は、大きく開放された側に位置することになり、作業者
は楽にこの後端部を手で掴んで、これを引き抜くことが
できる。しかも、本例では位置決めフレーム18が回動す
るので、このフレーム18をジャムの発生ごとに下部本体
10bから取外さなくとも、ジャム紙を処理することがで
きる。
位置決めフレーム18が、給紙装置1の側を支点として回
動可能となっていると、前述のように定着装置9や転写
チャージャ8の部位で記録紙がジャムを起こしたとき、
位置決めフレームを回動させても、記録紙の後端部は、
位置決めフレームの支点側、すなわち大きく開放されな
い側に位置することになるので、その後端部を掴み難く
なる。そこで、ジャムを起こした記録紙の先端部の側を
手で掴んで、これを定着装置9よりも記録紙搬送方向下
流側に引いたとすると、記録紙上の未定着トナーが定着
装置9を通過することになり、このとき、その未定着ト
ナーが温度の下がった定着ローラに付着しまう不具合が
発生する。図示したレーザプリンタでは、このような不
具合を全て回避することができるのである。
また位置決めフレーム18の下部に足部材49を設け、これ
により位置決めフレーム18を下部本体10bに支持すると
共に、足部材と反対側のフレーム部分を、下部本体10b
に設けられたばね50によって支持し、ばね50の作用でフ
レーム18を上方に付勢し、たとえば担持体ユニット16に
設けた突起51(第2図)を、上部本体10aに支持された
部品、あるいはそのフレーム、たとえばレーザ光学系6
のケース等に圧接させると、光学系6に対する感光体4
の位置を正しく定めることができ、画像不良の発生を防
止できる。
本発明はレーザプリンタ以外の各種作像装置にも適用で
き、潜像担持体として誘電体ドラムまたはベルトを用い
た作像装置等にも広く適用できるものである。
効果 本発明によれば、上部本体が上方向に開放された状態
で、下部本体に残されるように、下部本体に支持され、
かつその下方において搬送される記録紙の搬送ガイドを
構成する位置決めフレームを有し、かかる位置決めフレ
ームに、潜像担持体と現像装置が支持され、しかも現像
装置は、位置決めフレームに対して上方向に取外し可能
に支持されているので、現像装置を取外すとき、その現
像装置を作像装置本体の手前側に引き出す必要はない。
単に現像装置を上方に取外すだけでよく、また逆の操作
によって現像装置を装着することができる。このため、
現像装置の着脱性が向上し、しかも現像装置を水平状態
に保ったまま着脱できるので、現像装置からのトナーの
飛散を抑えることができる。
また位置決めフレームは、下部本体に対して上方向に移
動可能に支持されているので、位置決めフレームの下方
の用紙通路にて記録紙がジャムを起こしたとき、その位
置決めフレームを上方に移動させることによって、その
用紙通路を開放させることができ、これによって容易に
ジャム紙の処理を行うことができる。従来のように、作
像装置本体の手前側から奥側へ手を差し入れてジャム紙
の処理を行う必要はない。
また、ジャム紙の処理時にも現像装置や潜像担持体を作
像装置本体の手前側へ引き出す必要はなく、位置決めフ
レームを上方に移動させるだけでよいので、潜像担持体
がジャム紙に強く当って、潜像担持体に傷が付けられる
ことはない。また、潜像担持体と現像装置がジャム紙に
強く当ることがないので、楽に位置決めフレームを上方
に移動させることができる。
また位置決めフレームは、現像装置を位置決めフレーム
に対して上方向に取外すことができるように、その上部
が開放されているとともに、位置決めフレームに支持さ
れた現像装置の下方を覆うように位置する底壁を有して
いるので、ジャム紙の処理時、又は現像装置の着脱時に
現像装置がジャム紙に干渉することをより確実に阻止で
き、現像装置の着脱及び位置決めフレームの上下方向へ
の移動をより一層楽に行うことができる。
また、このとき現像装置から多少トナーが飛散しても、
このトナーは位置決めフレームの底壁に受け止められる
ので、これが用紙通路に落下して記録紙を汚してしまう
不具合も発生しない。位置決めフレームが底壁を有して
いても、潜像担持体が対向する底壁の部分に開口が形成
されているので、通常の作像動作時には、支障なく潜像
担持体に形成された可視像を記録紙に転写することがで
きる。
また、ジャム紙の処理時にも、現像装置の着脱時にも、
現像装置を作像装置本体の手前側に引き出す必要がない
ので、作像装置本体の手前側に、現像装置を引き出すた
めの大きな空間を確保しておく必要はなく、これによっ
て作像装置の実質的な設置スペースを小さくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はレーザプリンタの断面図、第2図は現像ユニッ
トと担持体ユニットを位置決めフレームから離脱して示
した斜視図、第3図は上部本体を開いた状態を示す斜視
図、第4図は第1図のIV-IV線断面図、第5図は上部本
体を開き、さらに位置決めフレームを上方に回動させた
状態を示す斜視図である。 1……給紙装置、2……記録紙 7……現像装置、9……定着装置 10a……上部本体、10b……下部本体 18……位置決めフレーム、30……開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部本体と、該下部本体に対して、上方向
    に開放するように回動可能に支持された上部本体と、静
    電潜像が形成される潜像担持体と、該静電潜像を可視像
    化する現像装置とを具備し、前記潜像担持体に形成され
    た可視像を、給紙装置から搬送された記録紙に転写し、
    その転写された可視像を定着装置によって記録紙上に定
    着する作像装置において、 前記潜像担持体と現像装置を支持し、かつ前記上部本体
    が上方向に開放された状態で、前記下部本体に残される
    ように、下部本体に支持され、その下方において搬送さ
    れる記録紙の搬送ガイドを構成する位置決めフレームを
    有し、 前記現像装置は、前記位置決めフレームに対して上方向
    に取外し可能に支持され、 前記位置決めフレームは、前記現像装置を当該位置決め
    フレームに対して上方向に取外すことができるように、
    その上部が開放されているとともに、位置決めフレーム
    に支持された現像装置の下方を覆うように位置する底壁
    を有し、前記潜像担持体が対向する底壁の部分には開口
    が形成され、 前記位置決めフレームは、前記下部本体に対して上方向
    に移動可能に支持されていることを特徴とする作像装
    置。
  2. 【請求項2】給紙装置から搬送された記録紙が潜像担持
    体を通り、次いで、潜像担持体を基準として給紙装置と
    は反対側に位置する定着装置を通るように、当該給紙装
    置と潜像担持体と定着装置とが配置され、位置決めフレ
    ームが、定着装置側の端部を支点にして、上方向に回動
    可能に下部本体に支持されている特許請求の範囲第1項
    に記載の作像装置。
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