JP2849978B2 - 作像装置 - Google Patents

作像装置

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JP2849978B2
JP2849978B2 JP6160657A JP16065794A JP2849978B2 JP 2849978 B2 JP2849978 B2 JP 2849978B2 JP 6160657 A JP6160657 A JP 6160657A JP 16065794 A JP16065794 A JP 16065794A JP 2849978 B2 JP2849978 B2 JP 2849978B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、互いに離間可能に組付
けられる潜像担持体と露光装置とを有し、両者を組付け
た状態で、当該潜像担持体を帯電し、その帯電面を前記
露光装置によって露光することにより潜像担持体に静電
潜像を形成し、該静電潜像を現像装置によって可視像化
する作像装置に関する。 【0002】 【従来の技術】複写機、プリンタあるいはファクシミリ
等として構成される上記形式の作像装置は従来より周知
である。このような作像装置において、潜像拒持体と露
光装置を組付けたとき、両者の相対位置が不正確となる
と、潜像担持体に形成される画像の品質が低下する。こ
のため、潜像担持体と露光装置を高い精度で位置決めす
る必要がある。そこで、従来は、両者の相対位置を定め
る高精度な位置決め手段を用い、潜像担持体に対する露
光装置の位置を正しく設定していた。ところが、このよ
うな位置決め手段は高価であり、これによって作像装置
全体のコストが上昇する。また位置決め手段を構成する
要素が経時的に劣化すると、潜像担持体と露光装置を組
付けたときの両者の相対位置に狂いを生ずるようにな
り、潜像担持体に形成される画像の画質が低下する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の欠点を除去した作像装置を提供することにあ
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の作像装置において、
前記潜像担持体とこれを支持するユニットケースとを組
付けて担持体ユニットを構成し、該担持体ユニットを、
作像装置本体に支持された位置決めフレームに支持する
と共に、前記露光装置を、位置決めフレームが支持され
た作像装置本体部分以外の作像装置本体部分に支持し、
前記潜像担持体と露光装置とを組付けた状態で、前記ユ
ニットケースの一部を前記露光装置の光学系ケースに圧
接させて潜像担持体と露光装置とを位置決めすべく、前
記位置決めフレームを露光装置の光学系ケースに向けて
加圧する弾性部材を設けたことを特徴とする作像装置を
提案する。 【0005】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。 【0006】図1は作像装置の一例としてレーザプリン
タを示す。このレーザプリンタにおいては、その作像装
置本体、すなわちプリンタ本体10が、下部本体10b
と上部本体10aの2つに分割され、図3に示すように
その奥側に設けられた図示していないヒンジを中心とし
て上部本体10aを下部本体10bに対して開閉できる
ように構成されている。 【0007】図1において、給紙装置1から矢印A方向
給送された記録紙2は、レジストローラ対3によってタ
イミングをとられてドラム状の感光体4から成る潜像担
持体へ搬送される。感光体4は図1における時計方向に
回転駆動され、その際、帯電チャージャ5によって表面
を帯電され、その帯電面が、上部本体10aに支持され
た露光装置6からのレーザ光Lを照射されて感光体4上
に静電潜像が形成される。この潜像は現像装置7を通る
ときトナーによって可視像化され、この可視像は感光体
4へ搬送された記録紙2に転写チャージャ8の作用によ
り転写され、転写された記録紙上の可視像は定着装置9
によって定着される。定着装置9を出た記録紙は矢印B
で示す如くプリンタ本体10の上部壁面により形成され
た排紙部11へ排出される。露光装置6は、図示してい
ない光学系と、これを支持する光学系ケースを有してい
る。 【0008】一方、可視像転写後の感光体部分は、クリ
ーニングブレード12を有するクリーニング装置によっ
て残留トナーを除去され、除電ブラシ13によって除電
作用を受ける。感光体4から除去されたトナーは、羽根
車14によってトナー回収室15に回収され、ここに収
容される。 【0009】図1に示したレーザプリンタにおいては、
感光体4から成る潜像担持体と、これに関連した部品が
1つの担持体ユニット16として構成され、現像装置7
も1つの現像ユニット17として構成されており、これ
らのユニット16,17が位置決めフレーム18にそれ
ぞれ別々に着脱可能に支持されている。 【0010】図2にも示すように担持体ユニット16は
箱状のユニットケース19を有し、このユニットケース
19に感光体4の支軸4aが回転自在に支持されてい
る。またこのユニットケース19には露光装置6からの
レーザ光が入射する孔20が形成され、ユニットケース
19自体によって先に説明したトナー回収室15が区画
されている。さらにこのユニットケース19に帯電チャ
ージャ5、除電ブラシ13、羽根車14およびクリーニ
ングブレード12がそれぞれ支持され、これらが担持体
ユニット16を構成している。 【0011】また現像装置7は、図1から明らかなよう
に、トナーTを収容した現像タンク21、感光体4に対
置される現像ローラ22、現像ローラ上のトナーの層厚
を規制する規制ブレード24、現像ローラ22にトナー
を供給する供給ローラ23、タンク21内のトナーTを
撹拌するアジテータ62を有し、現像ローラ22の支軸
22aが図2にも示すようにタンク21に回転自在に支
持され、供給ローラ23およびアジテータ62もタンク
21に回転自在に支持されている。また規制ブレード2
4もその一端をタンク21に固定されている。さらに現
像タンク21には、トナーカートリッジ25が着脱自在
に装着され、このカートリッジ25と現像装置7とによ
って現像ユニット17が構成されている。 【0012】担持体ユニットを、潜像担持体とこれを支
持する部材だけで構成することもできるし、逆に図1の
場合よりも部品を追加して担持体ユニットを構成しても
よい。現像ユニットについても同様であり、少なくとも
現像装置を有する現像ユニットとすればよい。 【0013】図に一例として示した位置決めフレーム1
8は、上部の開口が開放され、かつ底壁を有する箱状に
形成され、後述する態様でプリンタ本体10の下部本体
10bに支持されている。また位置決めフレーム18
は、図2に示すようにその底壁に固着された一対の位置
決め部材26を有し、これらの位置決め部材26には、
感光体4の支軸4aを支持する切欠27と、現像ローラ
22の支軸22aを支持する切欠28がそれぞれ形成さ
れ、両支軸4a,22aをそれぞれ切欠27,28に嵌
合することにより、感光体4、すなわち担持体ユニット
16と、現像装置7、すなわち現像ユニット17を正し
く位置決めして位置決めフレーム18に支持することが
でき、これらを一体的なユニットとして構成することが
できる。 【0014】現像ユニット用の一対の切欠28の幅は、
現像ローラ22の支軸22aの直径よりもやや大きく形
成され、これらの切欠28に支軸22aを嵌合させたと
き、位置決めフレーム18と現像ユニット17との間に
配置されたばね29が現像ユニット17を図1の左方に
押圧し、これによって支軸22aが切欠28の一方の側
面に図1のように押し付けられる。このため、現像ロー
ラ22と感光体4とを所定の微小ギャップをあけて対置
させるときは、そのギャップを感光体の軸線方向に亘っ
て一定とし、また現像ローラ22の表面を弾性変形可能
に構成し、これを弾性変形させながら感光体4に圧接さ
せるときも、その圧接力を現像ローラ22の軸線方向に
亘って均一にすることができる。 【0015】上述のようにして、感光体4と現像装置7
が、プリンタ本体10に配置された位置決めフレーム1
8に支持されるのである。 【0016】プリンタ本体10は上部本体10aと下部
本体10bの2つに分割されているが、その際、前述の
ように露光装置6は上部本体10aに支持されているの
に対し、位置決めフレーム18は下部本体10bに支持
され、かかる位置決めフレーム18に感光体4と現像装
置7が支持されている。したがって図3のように上部本
体10aを開くと、下部本体10bに支持された感光体
4と、上部本体10aに支持された露光装置6は互いに
大きく離間する。上部本体10aを図1に示すように下
部本体10bに対して閉じると、感光体4と露光装置6
は互いに所定の位置関係をもって組付けられ、この状態
で前述の作像動作が実行される。 【0017】このように、図示した作像装置は、互いに
離間可能に組付けられる感光体4より成る潜像担持体
と、露光装置6とを有し、両者を組付けた状態で、潜像
担持体を帯電し、その帯電面を露光装置によって露光す
ることにより潜像担持体に静電潜像を形成し、該静電潜
像を現像装置7によって可視像化するように構成されて
いる。 【0018】また、上部本体10aを図3のように開く
と、位置決めフレーム18は下部本体10bに残され、
両ユニット16,17はその上部が露出し、この状態で
ユニット16,17を上方に持ち上げれば、各支軸4
a,22aが位置決め部材26の切欠27,28から外
れ、両ユニット、すなわち感光体4と現像装置7を簡単
にプリンタ本体10から取外すことができる。ユニット
16,17を装着するときは、逆にこれらを上から下げ
ていき、支軸4a,22aを切欠27,28に嵌合させ
るだけでよい。このときプリンタ本体10の下部本体1
0bおよび位置決めフレーム18は水平状態を保ってい
るので、作業者はユニット16,17の着脱作業を楽な
姿勢で行うことができる。 【0019】上述のように、本例のレーザプリンタにお
いては、現像装置7と感光体4を交換するなどの目的
で、これらを取外すとき、その現像装置7と感光体4を
上方に持ち上げるだけでよく、現像装置と感光体を作像
装置本体に対して手前側に引き出す必要はない。このた
め、現像装置7と感光体4の着脱時に、その下方の用紙
通路にたとえジャム紙が存在したとしても、そのジャム
紙に感光体4が強く当って、これに傷が付けられたり、
現像装置7がジャム紙に干渉し、その着脱が行い難くな
るような不具合は生じない。また、現像装置7を水平状
態に保ったまま、その着脱を行え、これを斜めに傾ける
必要はないので、その着脱性が向上するとともに、トナ
ーの飛散を防止できる。しかも、この着脱時にたとえト
ナーが飛散して、これが下方に落下しても、その下方に
は位置決めフレーム18の底壁があるので、トナーがこ
の底壁によって受け止められ、これが用紙通路中に落下
することはない。このため、トナーによって記録紙を汚
してしまう不具合を防止することができる。また現像装
置7と感光体4を上下方向に脱着するので、プリンタ本
体10の手前側に、大きな空間を確保する必要はなく、
レーザプリンタの実質的な設置スペースを小さくするこ
とができる。 【0020】ユニット16,17を上部本体10aに支
持してもよいが、このようにすると、上部本体10aを
開いたとき、これが水平方向に対して傾くので、各ユニ
ット16,17を傾けた状態で着脱しなければならず、
作業性が低下する欠点を生ずるが、本例のレーザプリン
タではこのような不具合も発生しない。 【0021】図2に示すように担持体ユニット16に把
手60を設けておけば、これを握ってその着脱作業を行
うことができ都合がよい。同様に現像ユニット17にも
把手を設けることができる。 【0022】担持体ユニット16を位置決めフレーム1
8に支持したとき、感光体4の一部は位置決めフレーム
18の底壁に形成された開口30に突入し、しかも支軸
4aに取付けられた歯車31がフレーム底壁の孔32に
突入し、プリンタ本体側に支持された図示していない歯
車と噛み合う。また歯車31は位置決めフレーム18に
回転自在に支持された中間歯車33にも噛み合い、同じ
く位置決めフレーム18に支持された他の中間歯車34
は現像ユニット側の歯車(図示せず)に噛み合って、プ
リンタ本体側の歯車の回転が感光体4、現像ローラ2
2、供給ローラ23、アジテータ62等に伝えられる。
このように各ユニット16,17側の歯車は、ユニット
の着脱時にプリンタ本体10側およびフレーム18側の
歯車と係合し、あるいは離脱するが、本例では各ユニッ
ト16,17を上下に昇降させてその脱着を行うことが
できるので、歯車同士を容易に係合させることができ
る。ユニット16,17を水平方向にスライドさせてこ
の着脱を行う場合には、歯車同士を係合させることが難
しく、作業に手間をとる不都合を免れない。位置決めフ
レーム18の底壁には、その感光体4と対向する位置に
開口30が形成されているので、作像動作時には、感光
体4上の可視像を記録紙に支障なく転写することができ
る。 【0023】また、本例では担持体ユニット16と現像
ユニット17がそれぞれ別々に位置決めフレーム18に
支持されるので、必ずしも両方のユニットを一体的に着
脱する必要はなく、たとえば感光体4が劣化してこれを
交換すべきときは、現像ユニット17は装着したままと
し、担持体ユニット16だけを交換することができ、ま
だ充分に使用できる現像装置7までも交換するような不
経済なことを行わないですむ。また色の異なるトナーを
収容した現像装置を複数用意しておき、所望するトナー
の現像装置を選択して使用するようにしたときも、現像
ユニット17を交換するだけでよく、交換の不要な担持
体ユニット16までも交換するような無駄な作業を行う
必要はない。したがって色の異なるトナーを収容した現
像ユニットだけを用意しておけば足りる。 【0024】現像ユニット17のトナーカートリッジ2
5には、図2から判るように突片134が付設され、こ
れらがタンク21の取付係合部35に係合して該カート
リッジ25がタンク21に装着されている。タンク21
内にトナーを補給する必要のあるときは、カートリッジ
25の突片134を取付係合部35から外し、新たなト
ナーカートリッジの突片134をタンク21の係合部3
5に係合して装着する。新たなトナーカートリッジ25
には図1に鎖線で示す如くシール36が貼着され、その
内部にトナーが収容されており、シール36を図1の紙
面に垂直な方向に引張ることにより、これをカートリッ
ジ25から取り外し、ここに収容されていたトナーをタ
ンク21内に落下させてトナーを補給する。このように
してトナーを補給できるが、この補給作業時にも現像装
置は位置決めフレーム18に水平に支持されているの
で、容易にこの作業を行うことができる。 【0025】位置決めフレーム18の下方を記録紙が通
過するが、図示したレーザプリンタでは、この点に着目
し、位置決めフレーム18が、その下方において搬送さ
れる記録紙の搬送ガイドを構成している。本例では図1
及び図4に示すように、位置決めフレーム18の下面に
複数のリブ39を設け、これによって記録紙の上ガイド
を構成し、位置決めフレーム18によって記録紙の搬送
ガイドの一部を構成している。 【0026】このようにして、位置決めフレーム18の
下方に位置する他の独立したガイド部材を省略すること
が可能となり、これにより部品点数を減少できる利点が
得られる。しかも、後述するように位置決めフレーム1
8を回動させて持ち上げたとき、すぐに詰まった紙に接
近でき、ジャム紙の処理を容易に行うことができる利点
も得られる 【0027】また位置決めフレーム18の感光体4に近
接する部分に、分離爪40を形成し、これによって感光
体4に巻き付く記録紙を分離することができる。すなわ
ち、記録紙2が感光体4より成る潜像担持体に巻き付く
ことを防止する分離爪40を、位置決めフレーム18の
一部に形成するのである。これにより、独立した分離爪
を省略することができ、部品点数の減少、コストの低減
を図ることができる。但し、位置決めフレーム18に別
部材の分離爪を固着してもよい。 【0028】位置決めフレーム18は、その図1におけ
る左端部に係合溝37が形成され、この溝37が下部本
体10bに固設されたピン38に係合し、位置決めフレ
ーム18がピン38を中心として回動できるように構成
されている。また係合溝37をピン38から離脱し、感
光体4と現像装置7を支持したまま、位置決めフレーム
18を下部本体10bに対して取外すことができ、図2
は、下部本体10bから位置決めフレーム18を取外
し、かつこのフレーム18から両ユニット16,17を
取外したときの様子を示している。 【0029】上部本体10aを図5のように開けば、位
置決めフレーム18を両ユニット16,17と共にピン
38を中心として矢印Cで示すように回動させることが
でき、或いは現像装置7と感光体4と共に位置決めフレ
ーム18を下部本体10bから取外すことができるの
で、用紙通路の上部を大きく開放し、ここに詰まった記
録紙を簡単に除去することができる。このように、位置
決めフレーム18は、感光体4より成る潜像担持体と現
像装置7と共に、下部本体10bに対して上方向に回動
可能に、また取外し可能に支持されている。逆の操作に
よって、位置決めフレーム18を現像装置7と感光体4
と共に、図1に示した状態にセットすることができる。 【0030】記録紙が詰まったとき、現像装置および感
光体を作像装置本体の手前側にスライドさせて、ジャム
紙を処理するとすると、この引き出し時に、詰まったジ
ャム紙が感光体に擦り付けられるように強く当たり、こ
れにより感光体に傷が付く恐れがある。またこのジャム
紙が感光体や現像装置に干渉して、その引き出し作業が
やりずらくなる。これに対し、図示した実施例の構成で
は、位置決めフレーム18を上方に移動させ、位置決め
フレーム18を現像装置7や感光体4と共に持ち上げて
ジャム紙の処理を行うので、詰まった記録紙によって感
光体4に傷が付けられることはなく、しかも楽に用紙通
路を開放させることができる。また現像装置を水平状態
に保ったまま、位置決めフレーム18を下部本体10b
に対して着脱できるので、容易にその操作を行うことが
できるとともに、現像装置7を斜めに傾ける必要がない
ので、現像装置7からトナーが飛散する不具合を抑制で
きる。 【0031】また現像装置7の下方には位置決めフレー
ム18の底壁があるので、位置決めフレーム18を下部
本体18bに対して着脱し、又はこれを回動させると
き、たとえ、この現像装置7からトナーが飛散しても、
これが用紙通路中に落下することはない。またジャム紙
の処理時にも、現像装置7や感光体4をプリンタ本体1
0の手前側に引き出す必要がないので、プリンタの手前
側に大きな空間を確保しておく必要はない。 【0032】現像装置7と感光体4を位置決めフレーム
18と共に上方に回動させ、又は位置決めフレーム18
を取外して用紙通路の上部を開放し、ジャム紙の処理を
行えるので、作像装置本体の手前側から手を差し込んで
ジャム紙を処理する場合に比べ、その作業性を格段と向
上させることができる。 【0033】また現像ユニット17と担持体ユニット1
6は別々に構成されてはいるが、位置決めフレーム18
の回動によって両ユニットも共に回動するので、各ユニ
ットをそれぞれ持ち上げる必要はなく、作業を簡素化で
きる。位置決めフレーム18にも把手61を設けておく
とその回動操作を楽に行え、有利である。 【0034】現像装置7と感光体4を交換するなどの目
的で、これらをプリンタ本体10から外すときも、これ
らを位置決めフレーム18と共に下部本体10bから上
方に取外して、現像装置7や感光体4の交換作業を行う
こともでき、この場合も従来の不具合を伴うことなく、
その交換作業を遂行できる。 【0035】給紙装置1から搬送された記録紙2は、感
光体4より成る潜像担持体を通り、次いで、その潜像担
持体を基準として給紙装置1とは反対側に位置する定着
装置9を通るように、給紙装置1と、潜像担持体と、定
着装置9とが配置されているが、位置決めフレーム18
は、前述のピン38のところ、すなわち定着装置9の側
の端部を支点として、上方向に回動可能に下部本体10
bに支持されている。 【0036】一般に、記録紙は、定着装置9又は転写チ
ャージャ8の領域でジャムを生じやすい。このような部
位で記録紙がジャムを起こすと、その後端部は、給紙装
置1の側に位置することになる。かかるジャム紙を除去
すべく、前述のように位置決めフレーム18をピン38
を中心として回動させると、定着装置9と反対側の部位
が上方に大きく開放される。従って、ジャムを起こした
記録紙の後端部は、大きく開放された側に位置すること
になり、作業者は楽にこの後端部を手で掴んで、これを
引き抜くことができる。このように、位置決めフレーム
18を下部本体10bから取外さずとも、このフレーム
18を回動させるだけでジャム紙を処理することができ
る。定着装置9にて詰まった記録紙の後端部を掴んでこ
れを容易に除去できるのである。 【0037】位置決めフレーム18が、給紙装置1の側
を支点として回動可能となっていると、前述のように定
着装置9や転写チャージャ8の部位で記録紙がジャムを
起こしたとき、位置決めフレームを回動させても、記録
紙の後端部は、位置決めフレームの支点側、すなわち大
きく開放されない側に位置することになるので、その後
端部を掴み難くなる。そこで、ジャムを起こした記録紙
の先端部の側を手で掴んで、これを定着装置9よりも記
録紙搬送方向下流側に引いたとすると、記録紙上の未定
着トナーが定着装置9を通過することになり、このと
き、その未定着トナーが温度の下がった定着ローラに付
着しまう不具合が発生する。図示したレーザプリンタで
は、このような不具合を全て回避することができるので
ある。 【0038】ところで、先にも説明したように、本例の
画像形成装置は、互いに離間可能に組付けられる感光体
4より成る潜像担持体と露光装置6とを有し、その両者
を互いに組付けた状態で、前述の作像動作が行われるの
であるが、潜像担持体と露光装置を組付けたとき、その
相対位置が不正確となると、潜像担持体に形成される画
像の品質が低下する。このため、従来は高精度な位置決
め手段によって潜像担持体と露光装置との相対位置を設
定していたが、かかる構成によると作像装置のコストが
上昇する。しかもその位置決め手段の要素が経時的に劣
化すると、潜像担持体と露光装置とを組付けたときの両
者の相対位置が不正確となる。 【0039】そこで、本例の作像装置においては、感光
体4より成る潜像担持体と露光装置6を図1に例示する
ように組付けたとき、その潜像担持体と露光装置とを互
いに位置決めすべく、潜像担持体を支持するユニットケ
ース19を露光装置6の光学系ケースに接近する向きに
加圧して、そのユニットケース19の一部を露光装置6
の光学系ケースに圧接させる弾性部材が設けられてい
る。 【0040】図示した例では、図1に示すように、位置
決めフレーム18の下部に足部材49を設け、これによ
り位置決めフレーム18を下部本体10bに支持すると
共に、足部材49と反対側のフレーム部分を、下部本体
10bに設けられたばね50より成る弾性部材によって
支持し、ばね50の作用で位置決めフレーム18を上方
に付勢し、たとえば担持体ユニット16のユニットケー
ス19に設けた突起51(図2)を、上部本体10aに
支持された露光装置6の光学系ケースに圧接させるよう
に構成されている。すなわち、露光装置6を支持した上
部本体10aを、感光体4を支持した下部本体10bに
対して図1に示すように閉じることによって感光体4と
露光装置6とを組付けたとき、ばね50が位置決めフレ
ーム18を上方に付勢し、感光体4を支持するユニット
ケース19を、露光装置6に接近する向きに加圧して、
そのユニットケース19の一部を露光装置6の光学系ケ
ースに圧接させ、感光体4と露光装置6とを互いに位置
決めするのである。図示した例では、位置決めフレーム
18を上方に付勢する弾性部材を、位置決めフレーム1
8と下部本体10bの間に介設させている。 【0041】上述のように、本例の作像装置において
は、感光体4として構成された潜像担持体とこれを支持
するユニットケース19とを組付けて担持体ユニット1
6を構成し、該担持体ユニット16を、作像装置本体に
支持された位置決めフレーム18に支持すると共に、露
光装置6を、位置決めフレーム18が支持された作像装
置本体部分以外の作像装置本体部分に支持したが、その
際、潜像担持体と露光装置6とを組付けた状態で、ユニ
ットケース19の一部を露光装置6の光学系ケースに圧
接させて潜像担持体と露光装置とを位置決めすべく、位
置決めフレーム18を露光装置6の光学系ケースに向け
て加圧する弾性部材が設けられているのである。 【0042】このように感光体4を支持するユニットケ
ース19と露光装置6の光学系ケースを弾性部材によっ
て互いに接近する向きに加圧し、これらを圧接させて位
置決めする構成を採用すると、感光体4と露光装置6を
組付けたとき、自動的に感光体4と露光装置6の相対位
置を正しく定めることができ、これによって画質劣化の
発生を防止することができる。このように、高価な位置
決め手段を用いることなく、簡単に感光体4と露光装置
6を位置決めできるので、レーザプリンタのコストを低
減できる。しかも、弾性部材によって、感光体4を支持
するユニットケース19と露光装置6の光学系ケースと
を圧接させるだけで、感光体4と露光装置6の相対位置
が定められるので、従来のように位置決め手段を構成す
る要素が経時的に劣化して、感光体と露光装置の相対位
置が不正確となるような不具合が発生する余地はない。
さらに、作像装置の作動時に、これに多少の振動が発生
しても、感光体4を支持するユニットケース19と露光
装置6の光学系ケースは常に弾性部材によって圧接して
いるので、その両者の相対位置が狂うことはなく、常に
高品質な画像を形成することができる。 【0043】本発明はレーザプリンタ以外の各種作像装
置にも適用でき、潜像担持体としてベルト状のものを用
いた作像装置等にも広く適用できるものである。 【0044】 【発明の効果】本発明によれば、潜像担持体と露光装置
を組付けたとき、その潜像担持体を支持するユニットケ
ースと露光装置の光学系ケースとを弾性部材によって互
いに接近する向きに加圧して圧接させ、これらを位置決
めするように構成されているので、両者を正しく位置決
めでき、高品質な画像を形成することができる。しか
も、従来のような高価な位置決め手段を用いた場合に比
べ、作像装置のコストを低減できる。さらに、位置決め
手段を構成する要素が摩耗するなどして劣化することに
より、潜像担持体と露光装置との相対位置が狂うことも
ない。また、作像装置の作動時に、これに振動が発生し
ても、潜像担持体と露光装置の相対位置が大きく狂うこ
とはなく、常に高品質な画像を形成できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】レーザプリンタの断面図である。 【図2】現像ユニットと担持体ユニットを位置決めフレ
ームから離脱して示した斜視図である。 【図3】上部本体を開いた状態を示す斜視図である。 【図4】図1のIV−IV線断面図である。 【図5】上部本体を開き、さらに位置決めフレームを上
方に回動させた状態を示す斜視図である。 【符号の説明】 6 露光装置 7 現像装置 16 担持体ユニット 18 位置決めフレーム 19 ユニットケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−104958(JP,A) 特開 昭59−13247(JP,A) 特開 昭58−121082(JP,A) 特開 昭60−48067(JP,A) 実開 昭55−58345(JP,U) 実開 昭55−58346(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.互いに離間可能に組付けられる潜像担持体と露光装
    置とを有し、両者を組付けた状態で、当該潜像担持体を
    帯電し、その帯電面を前記露光装置によって露光するこ
    とにより潜像担持体に静電潜像を形成し、該静電潜像を
    現像装置によって可視像化する作像装置において、 前記潜像担持体とこれを支持するユニットケースとを組
    付けて担持体ユニットを構成し、該担持体ユニットを、
    作像装置本体に支持された位置決めフレームに支持する
    と共に、前記露光装置を、位置決めフレームが支持され
    た作像装置本体部分以外の作像装置本体部分に支持し、
    前記潜像担持体と露光装置とを組付けた状態で、前記ユ
    ニットケースの一部を前記露光装置の光学系ケースに圧
    接させて潜像担持体と露光装置とを位置決めすべく、前
    記位置決めフレームを露光装置の光学系ケースに向けて
    加圧する弾性部材を設けたことを特徴とする作像装置。
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