JPH07209943A - 作像装置 - Google Patents

作像装置

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JPH07209943A
JPH07209943A JP6160657A JP16065794A JPH07209943A JP H07209943 A JPH07209943 A JP H07209943A JP 6160657 A JP6160657 A JP 6160657A JP 16065794 A JP16065794 A JP 16065794A JP H07209943 A JPH07209943 A JP H07209943A
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Hiroyuki Idenawa
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Hideaki Mochimaru
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャム紙を容易に除去でき、しかも簡単な構
成で感光体と光学系装置とを正しく位置決めして高品質
な画像が得られる作像装置を提供する。 【構成】 プリンタ本体10を下部本体10bと、これ
に対して上方に開放可能な上部本体10aに分け、感光
体4と現像装置7を支持した位置決めフレーム18を下
部本体10bに支持し、その下部本体10bと位置決め
フレーム18の間に設けたばね50によって位置決めフ
レーム18を光学系装置6に圧接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下部本体と、該下部本
体に対して、上方向に開放するように回動可能に支持さ
れた上部本体と、静電潜像が形成される潜像担持体と、
該潜像担持体に静電潜像を形成するための光学系装置
と、前記静電潜像を可視像化する現像装置とを具備し、
前記潜像担持体に形成された可視像を、給紙装置から搬
送された記録紙に転写し、その転写された可視像を定着
装置によって記録紙上に定着する作像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタあるいはファクシミリ
等として構成される上記形式の作像装置は従来より周知
である。従来のこの種の作像装置においては、その現像
装置や潜像担持体の下方の用紙通路中に記録紙が詰まっ
たとき、そのジャム紙を除去できるように、現像装置や
潜像担持体を作像装置本体の手前側にスライドさせて引
き出せるように構成されている。
【0003】ところが、このように現像装置や潜像担持
体を手前側に引き出すとき、その下方の用紙通路中にジ
ャム紙が存在するので、現像装置と潜像担持体がジャム
紙に干渉し、これらを引き出し難くなるおそれがある。
また潜像担持体がジャム紙に強く当ると、潜像担持体に
傷が付くおそれも免れない。さらに現像装置と潜像担持
体を作像装置本体の手前側へ引き出すように構成する
と、作像装置の手前側に、現像装置と潜像担持体を引き
出したときの空間を確保しておく必要があるため、作像
装置の実質的な設置スペースが大きくなり、狭い場所に
作像装置を置くことができなくなる不具合も生じる。
【0004】また、前述の如くジャム紙を処理するに
は、現像装置と潜像担持体を作像装置本体の手前側に引
き出してそのジャム紙を取り除くのであるが、このとき
作業者は作像装置本体の手前側からその内部に手を差し
入れてジャム紙の除去作業を行わなければならない。こ
のように、現像装置や潜像担持体を手前側に引き出して
も、ジャム紙の処理作業は大変厄介で煩雑な作業となら
ざるを得ないのである。
【0005】また潜像担持体と光学系装置の相対位置が
不正確となると、潜像担持体に形成される画像の品質が
低下する。このため、従来は、両者の相対位置を定める
高価な位置手段を用い、潜像担持体に対する光学系装置
の位置を正しく設定していたのであるが、このような高
価な位置決め手段を用いれば、作像装置全体のコストが
上昇する欠点を免れない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の欠点を全て除去した作像装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の作像装置において、
潜像担持体と現像装置を支持し、かつ前記上部本体が上
方向に開放された状態で、前記下部本体に残されるよう
に、下部本体に支持され、その下方において搬送される
記録紙の搬送ガイドを構成する位置決めフレームを有
し、該位置決めフレームは、前記下部本体に対して上方
向に移動可能に支持され、前記光学系装置は前記上部本
体の側に支持されていて、前記上部本体を下部本体に対
して閉じたとき、前記位置決めフレームの一部が前記光
学系装置の一部に圧接するように、位置決めフレームを
上方に付勢する弾性部材を位置決めフレームと下部本体
の間に介設した構成を提案する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0009】図1は作像装置の一例としてレーザプリン
タを示す。このレーザプリンタにおいては、その作像装
置本体、すなわちプリンタ本体10が、下部本体10b
と上部本体10aの2つに分割され、図3に示すように
その奥側に設けられた図示していないヒンジを中心とし
て上部本体10aを下部本体10bに対して開閉できる
ように構成されている。このようにレーザプリンタは、
下部本体10bと、その下部本体10bに対して、上方
向に開放するように回動可能に支持された上部本体10
aを有している。
【0010】図1において、給紙装置1から矢印A方向
給送された記録紙2は、レジストローラ対3によってタ
イミングをとられてドラム状の感光体4から成る潜像担
持体へ搬送される。感光体4は図1における時計方向に
回転駆動され、その際、帯電チャージャ5によって表面
を帯電され、上部本体10aに支持された光学系装置6
からのレーザ光Lを照射されて感光体4上に静電潜像が
形成される。この潜像は現像装置7を通るときトナーに
よって可視像化され、この可視像は感光体4へ搬送され
た記録紙に転写チャージャ8の作用により転写され、転
写された記録紙上の可視像は定着装置9によって定着さ
れる。定着装置9を出た記録紙は矢印Bで示す如くプリ
ンタ本体10の上部壁面により形成された排紙部11へ
排出される。
【0011】上述のように、図示したレーザプリンタ
は、静電潜像が形成される感光体4と、この感光体4に
静電潜像を形成するための光学系装置6と、静電潜像を
可視像化する現像装置7とを具備し、感光体4に形成さ
れた可視像を、給紙装置1から搬送された記録紙2に転
写し、その転写された可視像を定着装置9によって記録
紙2上に定着するのである。
【0012】一方、可視像転写後の感光体部分は、クリ
ーニングブレード12を有するクリーニング装置によっ
て残留トナーを除去され、除電ブラシ13によって除電
作用を受ける。感光体4から除去されたトナーは、羽根
車14によってトナー回収室15に回収され、ここに収
容される。
【0013】図1に示したレーザプリンタにおいては、
感光体4から成る潜像担持体と、これに関連した部品が
1つの担持体ユニット16として構成され、現像装置7
も1つの現像ユニット17として構成されており、これ
らユニット16,17が位置決めフレーム18にそれぞ
れ別々に着脱可能に支持されている。このように、レー
ザプリンタは、感光体4と現像装置7とを支持する位置
決めフレーム18を有している。
【0014】図2にも示すように担持体ユニット16は
箱状のケース19を有し、このケース19に感光体4の
支軸4aが回転自在に支持されている。またこのケース
19にはレーザ光学系6からのレーザ光が入射する孔2
0が形成され、ケース19自体によって先に説明したト
ナー回収室15が区画されている。さらにこのケース1
9に帯電チャージャ5、除電ブラシ13、羽根車14お
よびクリーニングブレード12がそれぞれ支持され、こ
れらが担持体ユニット16を構成している。
【0015】また現像装置7は、図1から明らかなよう
に、トナーTを収容した現像タンク21、感光体4に対
置される現像ローラ22、現像ローラ上のトナーの層厚
を規制する規制ブレード24、現像ローラ22にトナー
を供給する供給ローラ23、タンク21内のトナーTを
撹拌するアジテータ62を有し、現像ローラ22の支軸
22aが図2にも示すようにタンク21に回転自在に支
持され、供給ローラ23およびアジテータ62もタンク
21に回転自在に支持されている。また規制ブレード2
4もその一端をタンク21に固定されている。さらに現
像タンク21には、トナーカートリッジ25が着脱自在
に装着され、このカートリッジ25と現像装置7とによ
って現像ユニット17が構成されている。
【0016】担持体ユニットを、潜像担持体とこれを支
持する部材だけで構成することもできるし、逆に図1の
場合よりも部品を追加して担持体ユニットを構成しても
よい。現像ユニットについても同様であり、少なくとも
現像装置を有する現像ユニットとすればよい。
【0017】図に一例として示した位置決めフレーム1
8は、上部の開口が開放され、かつ底壁を有する箱状に
形成され、後述する態様でプリンタ本体10の下部本体
10bに支持されている。また位置決めフレーム18
は、図2に示すようにその底壁に固着された一対の位置
決め部材26を有し、これらの位置決め部材26には、
感光体4の支軸4aを支持する切欠27と、現像ローラ
22の支軸22aを支持する切欠28がそれぞれ形成さ
れ、両支軸4a,22aをそれぞれ切欠27,28に嵌
合することにより、感光体4、すなわち担持体ユニット
16と、現像装置7、すなわち現像ユニット17を正し
く位置決めして位置決めフレーム18に支持することが
できる。
【0018】この場合、現像ユニット用の一対の切欠2
8の幅は、現像ローラ22の支軸22aの直径よりもや
や大きく形成され、これらの切欠28に支軸22aを嵌
合させたとき、位置決めフレーム18と現像ユニット1
7との間に配置されたばね29が現像ユニット17を図
1の左方に押圧し、これによって支軸22aが切欠28
の一方の側面に図1のように押し付けられる。このた
め、現像ローラ22と感光体4とを所定の微小ギャップ
をあけて対置させるときは、そのギャップを感光体の軸
線方向に亘って一定とし、また現像ローラ22の表面を
弾性変形可能に構成し、これを弾性変形させながら感光
体4に圧接させるときも、その圧接力を現像ローラ22
の軸線方向に亘って均一にすることができる。
【0019】上述のようにして、感光体4と現像装置7
が、プリンタ本体10に配置された位置決めフレーム1
8に支持されるのである。
【0020】前述のようにプリンタ本体10は上部本体
10aと下部本体10bの2つに分割されているが、そ
の際、位置決めフレーム18は下部本体10bに支持さ
れ、かかる位置決めフレーム18に感光体4と現像装置
7が前述のように支持されている。したがって図3のよ
うに上部本体10aを開くと、位置決めフレーム18は
下部本体10bに残され、両ユニット16,17はその
上部が露出し、この状態でユニット16,17を上方に
持ち上げれば、各支軸4a,22aが位置決め部材26
の切欠27,28から外れ、両ユニット、すなわち感光
体4と現像装置7を簡単にプリンタ本体10から取外す
ことができる。ユニット16,17を装着するときは、
逆にこれらを上から下げていき、支軸4a,22aを切
欠27,28に嵌合させるだけでよい。このときプリン
タ本体10の下部本体10bおよび位置決めフレーム1
8は水平状態を保っているので、作業者はユニット1
6,17の着脱作業を楽な姿勢で行うことができる。
【0021】上述のように、位置決めフレーム18は、
上部本体10aが上方向に開放された状態で、下部本体
10bに残されるように、下部本体10bに支持されて
おり、現像装置7は、位置決めフレーム18に対して上
方向に取外し可能に支持されている。しかも位置決めフ
レーム18は、現像装置7と感光体4をその位置決めフ
レーム18に対して上方向に取外すことができるよう
に、その上部が開放され、その底壁は、位置決めフレー
ム18に支持された現像装置7の下方を覆うように位置
しており、しかも感光体4が対向する底壁の部分には開
口30が形成されている。
【0022】上述のように、本例のレーザプリンタにお
いては、現像装置7と感光体4を交換するなどの目的
で、これらを取外すとき、その現像装置7と感光体4を
上方に持ち上げるだけでよく、現像装置と感光体を作像
装置本体に対して手前側に引き出す必要はない。このた
め、現像装置7と感光体4の着脱時に、その下方の用紙
通路にたとえジャム紙が存在したとしても、そのジャム
紙に感光体4が強く当って、これに傷が付けられたり、
現像装置7がジャム紙に干渉し、その着脱が行い難くな
るような不具合は生じない。また、現像装置7を水平状
態に保ったまま、その着脱を行え、これを斜めに傾ける
必要はないので、その着脱性が向上するとともに、トナ
ーの飛散を防止できる。しかも、この着脱時にたとえト
ナーが飛散して、これが下方に落下しても、その下方に
は位置決めフレーム18の底壁があるので、トナーがこ
の底壁によって受け止められ、これが用紙通路中に落下
することはない。このため、トナーによって記録紙を汚
してしまう不具合を防止することができる。また現像装
置7と感光体4を上下方向に脱着するので、プリンタ本
体10の手前側に、大きな空間を確保する必要はなく、
レーザプリンタの実質的な設置スペースを小さくするこ
とができる。
【0023】また、仮にユニット16,17を上部本体
10aに支持したとすれば、上部本体10aを開いたと
き、これが水平方向に対して傾くので、各ユニット1
6,17を傾けた状態で着脱しなければならず、作業性
が低下する欠点を生ずるが、本例のレーザプリンタでは
このような不具合も除去することができる。
【0024】図2に示すように担持体ユニット16に把
手60を設けておけば、これを握ってその着脱作業を行
うことができ都合がよい。同様に現像ユニット17にも
把手を設けることができる。
【0025】担持体ユニット16を位置決めフレーム1
8に支持したとき、感光体4の一部は位置決めフレーム
18の底壁に形成された開口30に突入し、しかも支軸
4aに取付けられた歯車31がフレーム底壁の孔32に
突入し、プリンタ本体側に支持された図示していない歯
車と噛み合う。また歯車31は位置決めフレーム18に
回転自在に支持された中間歯車33にも噛み合い、同じ
く位置決めフレーム18に支持された他の中間歯車34
は現像ユニット側の歯車(図示せず)に噛み合って、プ
リンタ本体側の歯車の回転が感光体4、現像ローラ2
2、供給ローラ23、アジテータ62等に伝えられる。
このように各ユニット16,17側の歯車は、ユニット
の着脱時にプリンタ本体10側およびフレーム18側の
歯車と係合し、あるいは離脱するが、本例では各ユニッ
ト16,17を上下に昇降させてその脱着を行うことが
できるので、歯車同士を容易に係合させることができ
る。ユニット16,17を水平方向にスライドさせてこ
の着脱を行う場合には、歯車同士を係合させることが難
しく、作業に手間をとる不都合を免れない。また位置決
めフレーム18の底壁には、その感光体4と対向する位
置に開口30が形成されているので、作像動作時には、
感光体4上の可視像を記録紙に支障なく転写することが
できる。
【0026】また、本例では担持体ユニット16と現像
ユニット17がそれぞれ別々に位置決めフレーム18に
支持されるので、必ずしも両方のユニットを一体的に着
脱する必要はなく、たとえば感光体4が劣化してこれを
交換すべきときは、現像ユニット17は装着したままと
し、担持体ユニット16だけを交換することができ、ま
だ充分に使用できる現像装置7までも交換するような不
経済なことを行わないですむ。また色の異なるトナーを
収容した現像装置を複数用意しておき、所望するトナー
の現像装置を選択して使用するようにしたときも、現像
ユニット17を交換するだけでよく、交換の不要な担持
体ユニット16までも交換するような無駄な作業を行う
必要はない。したがって色の異なるトナーを収容した現
像ユニットだけを用意しておけば足りる。
【0027】現像ユニット17のトナーカートリッジ2
5には、図2から判るように突片134が付設され、こ
れらがタンク21の取付係合部35に係合して該カート
リッジ25がタンク21に装着されている。タンク21
内にトナーを補給する必要のあるときは、カートリッジ
25の突片134を取付係合部35から外し、新たなト
ナーカートリッジの突片134をタンク21の係合部3
5に係合して装着する。新たなトナーカートリッジ25
には図1に鎖線で示す如くシール36が貼着され、その
内部にトナーが収容されており、シール36を図1の紙
面に垂直な方向に引張ることにより、これをカートリッ
ジ25から取り外し、ここに収容されていたトナーをタ
ンク21内に落下させてトナーを補給する。このように
してトナーを補給できるが、この補給作業時にも現像装
置は位置決めフレーム18に水平に支持されているの
で、容易にこの作業を行うことができる。
【0028】ところで前述のように、位置決めフレーム
18の下方を記録紙が通過するが、図示したレーザプリ
ンタでは、この点に着目し、位置決めフレーム18が、
その下方において搬送される記録紙の搬送ガイドを構成
している。本例では図1及び図4に示すように、位置決
めフレーム18の下面に複数のリブ39を設け、これに
よって記録紙の上ガイドを構成し、位置決めフレーム1
8によって記録紙の搬送ガイドの一部を構成している。
【0029】このようにして、位置決めフレーム18の
下方に位置する他の独立したガイド部材を省略すること
が可能となり、これにより部品点数を減少できる利点が
得られる。しかも、後述するように位置決めフレーム1
8を回動させて持ち上げたとき、すぐに詰まった紙に接
近でき、ジャム紙の処理を容易に行うことができる利点
も得られる
【0030】また位置決めフレーム18の感光体4に近
接する部分に、分離爪40を形成し、これによって感光
体4に巻き付く記録紙を分離することができる。すなわ
ち、記録紙2が感光体4より成る潜像担持体に巻き付く
ことを防止する分離爪40を、位置決めフレーム18の
一部に形成するのである。これにより、独立した分離爪
を省略することができ、部品点数の減少、コストの低減
を図ることができる。但し、位置決めフレーム18に別
部材の分離爪を固着してもよいことは当然である。
【0031】ここで、位置決めフレーム18は、その図
1における左端部に係合溝37が形成され、この溝37
が下部本体10bに固設されたピン38に係合し、位置
決めフレーム18がピン38を中心として回動できるよ
うに構成されている。
【0032】上部本体10aを図5のように開けば、位
置決めフレーム18を両ユニット16,17と共にピン
38を中心として矢印Cで示すように回動させることが
でき、位置決めフレーム18の下方の用紙通路に詰まっ
た記録紙を簡単に除去することができる。このように、
位置決めフレーム18は、下部本体10bに対して上方
向に移動可能に支持されているのである。
【0033】前述のように、従来のこの種の作像装置に
おいては、記録紙が詰まったとき、現像装置および感光
体を作像装置本体の手前側にスライドさせて、ジャム紙
を処理していたのであるが、この引き出し時に、詰まっ
たジャム紙が感光体に擦り付けられるように強く当た
り、これにより感光体に傷が付く恐れがあった。またこ
のジャム紙が感光体や現像装置に干渉して、その引き出
し作業がやりずらくなっていた。これに対し、図示した
実施例の構成では、位置決めフレーム18を上方に移動
させ、現像装置7や感光体4等を持ち上げてジャム紙の
処理を行うので、詰まった記録紙によって感光体4に傷
が付けられることはなく、しかも楽に用紙通路を開放さ
せることができる。
【0034】また先にも説明したように、本例では現像
装置7の下方には位置決めフレーム18の底壁があるの
で、たとえ、この現像装置7からトナーが飛散しても、
これが用紙通路中に落下することはない。またジャム紙
の処理時にも、現像装置7や感光体4をプリンタ本体1
0の手前側に引き出す必要がないので、プリンタの手前
側に大きな空間を確保しておく必要はない。
【0035】また現像装置7と感光体4を位置決めフレ
ーム18と共に上方に移動させて用紙通路の上部を開放
し、ジャム紙の処理を行えるので、従来のように作像装
置本体の手前側から手を差し込んでジャム紙を処理する
場合に比べ、その作業性を格段と向上させることができ
る。
【0036】また現像ユニット17と担持体ユニット1
6は別々に構成されてはいるが、位置決めフレーム18
の回動によって両ユニットも共に回動するので、各ユニ
ットをそれぞれ持ち上げる必要はなく、作業を簡素化で
きる。位置決めフレーム18にも把手61を設けておく
とその回動操作を楽に行え、有利である。
【0037】ところで、前述したところから判るよう
に、給紙装置1から搬送された記録紙2は、感光体4を
通り、次いで、感光体4を基準として給紙装置1とは反
対側に位置する定着装置9を通るように、給紙装置1
と、感光体4と、定着装置9とが配置されているが、位
置決めフレーム18は、前述のピン38のところ、すな
わち定着装置9の側の端部を支点として上方向に回動可
能に下部本体10bに支持されている。
【0038】一般に、記録紙は、定着装置9又は転写チ
ャージャ8の領域でジャムを生じやすい。このような部
位で記録紙がジャムを起こすと、その後端部は、給紙装
置1の側に位置することになる。かかるジャム紙を除去
すべく、前述のように位置決めフレーム18をピン38
を中心として回動させると、定着装置9と反対側の部位
が上方に大きく開放される。従って、ジャムを起こした
記録紙の後端部は、大きく開放された側に位置すること
になり、作業者は楽にこの後端部を手で掴んで、これを
引き抜くことができる。このように、位置決めフレーム
18を下部本体10bから取外さずとも、このフレーム
18を回動させるだけでジャム紙を処理することができ
る。
【0039】位置決めフレーム18が、給紙装置1の側
を支点として回動可能となっていると、前述のように定
着装置9や転写チャージャ8の部位で記録紙がジャムを
起こしたとき、位置決めフレームを回動させても、記録
紙の後端部は、位置決めフレームの支点側、すなわち大
きく開放されない側に位置することになるので、その後
端部を掴み難くなる。そこで、ジャムを起こした記録紙
の先端部の側を手で掴んで、これを定着装置9よりも記
録紙搬送方向下流側に引いたとすると、記録紙上の未定
着トナーが定着装置9を通過することになり、このと
き、その未定着トナーが温度の下がった定着ローラに付
着しまう不具合が発生する。図示したレーザプリンタで
は、このような不具合を全て回避することができるので
ある。
【0040】ここで、位置決めフレーム18の下部に足
部材49を設け、これにより位置決めフレーム18を下
部本体10bに支持すると共に、足部材と反対側のフレ
ーム部分を、下部本体10bに設けられたばね50によ
って支持し、ばね50の作用でフレーム18を上方に付
勢し、たとえば担持体ユニット16に設けた突起51
(図2)を、上部本体10aに支持された光学系装置6
のケース等に圧接させると、光学系装置6に対する感光
体4の位置を正しく定めることができ、画像不良の発生
を防止できる。
【0041】すなわち、光学系装置6を上部本体10a
の側に支持し、図1に示すように上部本体10aを下部
本体10bに対して閉じたとき、位置決めフレーム18
の一部が光学系装置6の一部に圧接するように、位置決
めフレーム18を上方に付勢する弾性部材を位置決めフ
レーム18と下部本体10bの間に介設するのである。
これにより、上部本体10aを閉じると、自動的に感光
体4と光学系装置6の相対位置を正しく定めることがで
き、これによって画像不良の発生を防止することができ
る。このように簡単な位置決め手段によって感光体4と
光学系装置6を位置決めできるので、レーザプリンタの
コストを確実に低減することができる。
【0042】本発明はレーザプリンタ以外の各種作像装
置にも適用でき、潜像担持体としてベルト状のものを用
いた作像装置等にも広く適用できるものである。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、上部本体が上方向に開
放された状態で、下部本体に残されるように、下部本体
に支持され、かつその下方において搬送される記録紙の
搬送ガイドを構成する位置決めフレームを有し、かかる
位置決めフレームに、潜像担持体と現像装置が支持さ
れ、しかもその位置決めフレームが下部本体に対して上
方向に移動可能に支持されているので、用紙通路にて記
録紙がジャムを起こしたとき、その位置決めフレームを
上方に移動させることによって、その用紙通路を開放さ
せることができ、これによって容易にジャム紙の処理を
行うことができる。従来のように、作像装置本体の手前
側から奥側へ手を差し入れてジャム紙の処理を行う必要
はない。
【0044】また、ジャム紙の処理時に現像装置や潜像
担持体を作像装置本体の手前側へ引き出す必要はなく、
位置決めフレームを上方に移動させるだけでよいので、
潜像担持体がジャム紙に強く当って、潜像担持体に傷が
付けられることはない。また、潜像担持体と現像装置が
ジャム紙に強く当ることがないので、楽に位置決めフレ
ームを上方に移動させることができる。
【0045】また、ジャム紙の処理時に潜像担持体と現
像装置を作像装置本体の手前側に引き出す必要がないの
で、作像装置本体の手前側に、潜像担持体と現像装置を
引き出すための大きな空間を確保しておく必要はなく、
これによって作像装置の実質的な設置スペースを小さく
することができる。
【0046】さらに、光学系装置は上部本体の側に支持
されていて、上部本体を下部本体に対して閉じたとき、
位置決めフレームの一部が光学系装置の一部に圧接する
ように、位置決めフレームを上方に付勢する弾性部材を
位置決めフレームと下部本体の間に介設したので、簡単
な構成によって、潜像担持体と光学系装置を正しく位置
決めでき、作像装置のコストを低減できる。しかも上部
本体を閉じれば、自動的に潜像担持体と光学系装置を位
置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの断面図である。
【図2】現像ユニットと担持体ユニットを位置決めフレ
ームから離脱して示した斜視図である。
【図3】上部本体を開いた状態を示す斜視図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】上部本体を開き、さらに位置決めフレームを上
方に回動させた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 給紙装置 2 記録紙 6 光学系装置 7 現像装置 9 定着装置 10a 上部本体 10b 下部本体 18 位置決めフレーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部本体と、該下部本体に対して、上方
    向に開放するように回動可能に支持された上部本体と、
    静電潜像が形成される潜像担持体と、該潜像担持体に静
    電潜像を形成するための光学系装置と、前記静電潜像を
    可視像化する現像装置とを具備し、前記潜像担持体に形
    成された可視像を、給紙装置から搬送された記録紙に転
    写し、その転写された可視像を定着装置によって記録紙
    上に定着する作像装置において、 前記潜像担持体と現像装置を支持し、かつ前記上部本体
    が上方向に開放された状態で、前記下部本体に残される
    ように、下部本体に支持され、その下方において搬送さ
    れる記録紙の搬送ガイドを構成する位置決めフレームを
    有し、該位置決めフレームは、前記下部本体に対して上
    方向に移動可能に支持され、 前記光学系装置は前記上部本体の側に支持されていて、
    前記上部本体を下部本体に対して閉じたとき、前記位置
    決めフレームの一部が前記光学系装置の一部に圧接する
    ように、位置決めフレームを上方に付勢する弾性部材を
    位置決めフレームと下部本体の間に介設したことを特徴
    とする作像装置。
  2. 【請求項2】 給紙装置から搬送された記録紙が潜像担
    持体を通り、次いで、潜像担持体を基準として給紙装置
    とは反対側に位置する定着装置を通るように、当該給紙
    装置と潜像担持体と定着装置とが配置され、位置決めフ
    レームが、定着装置側の端部を支点にして、上方向に回
    動可能に下部本体に支持されている請求項1に記載の作
    像装置。
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