JPH0667269A - フィルム給送装置 - Google Patents

フィルム給送装置

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JPH0667269A
JPH0667269A JP4222327A JP22232792A JPH0667269A JP H0667269 A JPH0667269 A JP H0667269A JP 4222327 A JP4222327 A JP 4222327A JP 22232792 A JP22232792 A JP 22232792A JP H0667269 A JPH0667269 A JP H0667269A
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JP
Japan
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film
speed
film feeding
control means
motor
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JP4222327A
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Inventor
Hiroshi Murakami
洋 村上
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication of JPH0667269A publication Critical patent/JPH0667269A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/42Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
    • G03B17/425Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルムの給送時間を短くするとともに、常に
決まった位置にフィルムを停止できるようなフィルム給
送装置を提供することを目的とする。 【構成】フィルム給送の速度を減速制御する減速制御手
段と、モータを逆駆動させることによりフィルム給送を
停止させる逆駆動ブレーキ手段と、フィルム給送の速度
を検知する速度検知手段と、速度検知手段の出力に基づ
き、減速制御手段と、逆駆動ブレーキ制御手段とを制御
するブレーキ制御手段とを有するようにフィルム給送装
置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータを駆動源として
フィルムを給送するフィルム給送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、フィルム巻き上げ系の構成を示
した図である。モータ1の駆動力は、ギヤ群2を介して
歯車3と一体になったスプール4に伝達され、スプール
4を回転させる。スプール4は巻き上げられたフィルム
を巻き取る部材であり、モータ1の駆動により、フィル
ムがスプール4に巻き取られる。
【0003】フィルムは、巻き取られながらスプロケッ
ト9を回転させる。スプロケット9の回転はギヤ群5を
介して歯車6と共に回転する円板7を回転させる。円板
7には円周方向に等間隔で複数の溝7a が設けられてお
り、フォトインタラプタ8は溝7a の通過数を検出し、
単位移動量ごとにパルス信号を出力する。この出力信号
により円板7の回転が検知される。
【0004】円板7の回転はスプロケット9の回転に連
動しているため、円板7の回転速度を検出することでフ
ィルムの給送速度を検出できる。フィルムを給送する
際、上述したように、巻き上げられたフィルムはスプー
ル4に巻き取られるため、巻取り量の少ない1、2枚目
の巻き上げを行う際のスプール4の直径(巻取りを行う
有効直径)に比べ、巻取り量の多い35、36枚目の巻
き上げを行う際のスプール4の直径はかなり大きくな
る。スプール4の回転する速度はフィルムのコマ数によ
らず一定であるとすると、結果として巻き上げ速度(給
送速度)は後者の方が大きくなる。
【0005】また、モータを駆動する電源電池の電圧が
低下してくると、それに伴ってモータの回転速度すなわ
ちフィルムの給送速度は低下してくる。このため、新し
い電池を使用する時と古くなった電池を使用する時、あ
るいは高温中でカメラを使用する時と低温中でカメラを
使用する時とではフィルムの給送速度は異なってしま
う。
【0006】従って、常に同じ条件でフィルム給送の制
御を行うと、フィルムの給送速度が一定でないために、
それにともなってフィルムの給送量が一定でなくなって
しまうという問題が生ずる。このようなことを踏まえ、
フィルム給送装置ではフィルムを素早く給送することで
給送時間を短くするとともに、常に決まった位置で停止
させることが必要である。
【0007】従来のフィルム給送装置において、フィル
ム給送を停止させる方法として次のようなものが提案さ
れている。第一の方法は、フィルムの給送速度(移動速
度)を減速するために行うデューティ駆動のデューティ
比(デューティ駆動前のフィルム給送速度と駆動後のフ
ィルム給送速度との比)を変化させることにより、モー
タを停止させるためのショートブレーキを開始する時点
でのフィルムの給送速度が常に一定になるように制御す
るものである。
【0008】図8はこのフィルム給送装置におけるフィ
ルム給送速度とフィルム移動量との関係を表した図であ
る。図8のSdーSs間はデューティ駆動区間、Ssー
Se間はショートブレーキ区間である。グラフaは速い
速度でフィルムが給送されている状態から停止に至るま
でのフィルム給送速度とフィルム移動量との関係を表し
たグラフであり、グラフbは遅い速度でフィルムが給送
されている状態から停止に至るまでのフィルム給送速度
とフィルム移動量との関係を表したグラフである。グラ
フaではデューティ駆動区間のデューティ比を大きくと
りフィルム給送速度Va−Vs間を急激に減速している
のに対し、グラフbではデューティ駆動区間のデューテ
ィ比を小さくとりフィルム給送速度Vb−Vs間を緩や
かに減速している。
【0009】このようにして、デューティ駆動後のフィ
ルム給送速度を一定(Vs)にした後、ショートブレー
キをかけている。しかし、この方法では、給送速度が速
い場合、デューティ駆動の時間が長くなるためにフィル
ムの給送時間が長くなってしまう。さらに、ショートブ
レーキにより停止させているのでオーバーラン量(ブレ
ーキをかけてからフィルムが完全に停止するまでにフィ
ルムの移動する量:Ss−Se)が大きく、また、モー
タやギヤ等の慣性力、摩擦力等によりばらつきも大きく
なってしまう。 次にフィルム給送を停止させる第2の
方法について説明する。
【0010】これは、給送モータにブレーキをかけ始め
る時点をフィルムの給送速度に応じて変化させ、ショー
トブレーキを用いて停止させることによりフィルムを常
に決まった位置で停止させようとするものである。図9
はこのフィルム給送装置におけるフィルム給送速度とフ
ィルム移動量との関係を表した図である。
【0011】グラフaは速い速度でフィルムが給送され
ている状態から停止に至るまでのフィルム給送速度とフ
ィルム移動量との関係を表したグラフであり、グラフb
は遅い速度でフィルムが給送されている状態から停止に
至るまでのフィルム給送速度とフィルム移動量との関係
を表したグラフである。グラフaの場合は、フィルム移
動量Ssa点でショートブレーキを掛け始めるのに対
し、グラフbでは、グラフaよりもフィルム移動量の大
きいSsb点からショートブレーキをかけ始めている。
この場合、給送速度が速いほどショートブレーキを長く
かけるため、オーバーラン量が大きく、また、モータや
ギヤ等の慣性力、摩擦力等によりばらつきも大きくなっ
てしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点を解決する
ために、本発明では、フィルムの給送時間を短くすると
ともに、フィルムを常に決まった位置に確実に停止でき
るようなフィルム給送装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、電源電池の給電を受けて駆動されるモ
ータによりフィルム給送を行うフィルム給送装置におい
て、フィルム給送の速度を減速制御する減速制御手段
と、モータを逆駆動させることによりフィルム給送を停
止させる逆駆動ブレーキ手段と、フィルム給送の速度を
検知する速度検知手段と、速度検知手段の出力に基づ
き、減速制御手段と、逆駆動ブレーキ制御手段とを制御
するブレーキ制御手段とを有するようにフィルム給送装
置を構成した。
【0014】
【作用】逆駆動ブレーキは、モータに流れる電流を逆転
し急激に制動をかける手段である。そのため、ショート
ブレーキより短時間で停止し、オーバーラン量も少なく
なるという長所がある。
【0015】
【実施例】図1から図6は本発明による実施例を示した
図である。図1は逆駆動ブレーキによりフィルム給送
(低速時)を停止させる際のフィルム給送速度とオーバ
ーラン量との関係を表した図である。図2は逆駆動ブレ
ーキによりフィルム給送(高速時)を停止させる際のフ
ィルム給送速度とオーバーラン量との関係を表した図で
ある。図3はデューティ駆動と逆駆動ブレーキとにより
フィルム給送を停止させる際のフィルム移動量とフィル
ム給送速度との関係を表した図である。図4は、給送速
度に対するデューティ駆動区間距離と逆駆動ブレーキ時
間との関係を表した図である。図5はフィルム給送装置
における回路のブロック図、図6は図5中のCPUの働
きを示したフローチャート図である。
【0016】本実施例のフィルム給送装置の構成は、従
来のフィルム給送装置と同じであり(図7参照)説明は
省略する。以下、本発明の第一の実施例について説明す
る。逆駆動ブレーキは、駆動中のモータの両端子に、駆
動するための給電とは逆の電位を供給することにより、
駆動とは逆の回転力を生じさせ、モータを停止させるも
のである。
【0017】モータの駆動力は、モータに電源を供給す
る電源電池の電圧によってほぼ決定される。同様に、逆
駆動力も電源電池の電圧によってほぼ決定される。この
ため、逆駆動ブレーキによってモータを停止させる場
合、逆駆動ブレーキをかけるときのフィルムの給送速度
と電源電池の電圧がわかっていれば、逆駆動ブレーキを
かけてからフィルムが停止するまでの時間は1つに決定
される。その動時間よりも短ければフィルムの給送は完
全には停止しないし、長ければ停止したあと逆回転して
しまう。
【0018】しかも、逆駆動ブレーキによりフィルムの
給送を完全に停止させれば、停止までの間に力のロスが
なく、同じ条件で多数回の実験を行っても、ブレーキを
作動させてからフィルムが停止するまでにフィルムが移
動する量すなわちオーバーラン量は常に一定となる。ま
た、通常、フィルムの給送速度は、駆動用のモータの電
源電池の電圧と関連するため、給送速度さえ検出すれ
ば、同時に駆動用のモータの電源電池の電圧を決定する
ことができ、常に決まった給送量で停止させることがで
きる。
【0019】そこで、逆駆動ブレーキによる停止では、
各速度においてオーバーラン量が一定となる逆駆動ブレ
ーキの時間を、実験により算出して対応表(不図示)を
作り、予めカメラに記憶させておき、検出した速度に応
じて対応表に基づいて逆駆動ブレーキをかける時間を変
化させてやればよい。図1を見ればわかるように、各給
送速度でのオーバーラン量は一点に定まるので、給送速
度に応じて、対応表より最適な逆駆動ブレーキ時間を決
定し、一定のオーバーラン量を得ることができる。
【0020】次に本願発明の第2の実施例について説明
する。図1をみると、上記したように速度が決まればオ
ーバーラン量が一点に決まることがわかるが、これはフ
ィルムの給送速度が低速であるときに限られる。図1の
速度を高速にして測定した結果が図2である。
【0021】低速では給送速度により一点に決まってい
たオーバーラン量は、給送速度が高速になり、V1を越
えるとばらつきを生じることがわかる。これは、モータ
が完全に停止しても、フィルム自体が自身の慣性力によ
り停止できないことがあるためである。最近のカメラで
は、連続撮影に対応するためにフィルムの給送速度はか
なり高速になっている。すなわちモータを駆動する電源
電池の電圧はかなり高いものになっているため、上記の
ような第1の実施例では充分でないことがある。 この
ように、フィルムの給送速度が高速のときに、逆駆動ブ
レーキによりフィルム給送量を一定にするのが第2の実
施例である。
【0022】本実施例は、給送速度が高速のときに、図
1のようにばらつきのでない速度までいったん給送速度
を給送速度制御(以下デューティ駆動とする)により減
速し、のちに逆駆動ブレーキをかけるものである。ま
ず、デューティ駆動区間の区間距離を制御する減速制御
手段と逆駆動ブレーキの作動時間を制御する逆駆動ブレ
ーキ制御手段とを設けたフィルム給送装置によりフィル
ム給送の制御を行った際のフィルム移動量とフィルム給
送速度との関係を図3を用いて説明する。
【0023】グラフa のように、フィルム給送用モータ
1にフル通電すると、しばらく加速した(不図示)のち
一定速度Vaに達し、以後、定常回転する。その後、移
動量がSadになった時点でモータ1をデューティ駆動
すると、減速して、移動量Ssの時点で速度はVasにな
る。この時点でモータ1の駆動を逆転させる逆駆動ブレ
ーキをかけるとモータ1は停止するが、慣性力等のた
め、瞬時に停止することはできず、Se−Ssだけオー
バーランして停止する。
【0024】グラフbは、電池が消耗したり、周囲温度
が低下したときの特性グラフである。定常速度VbはV
aよりも小さいので、デューティ駆動区間は短くて済む
ため、デューティ駆動開始点SbdはSadよりも後に
なっている。本来、デューティ駆動は、モータを停止さ
せるものではなく減速させるものであるから、デューテ
ィ駆動の区間が長いほどフィルムの給送時間は延長され
てしまうが、本実施例によれば、フィルムの給送時間が
長い低速時にはデューティ駆動区間が短くなるため、フ
ィルム給送時間の延長を小さく抑えることができる。
【0025】従って、最も効果的なフィルム給送制御を
行うには、フィルム給送の速度(図3のVa、Vb)に
対する最良のデューテイ駆動区間の長さと逆駆動ブレー
キ時間の関係を求めることが必要である。上記関係を実
験により求めた結果が図4である。図4をみてわかるよ
うに、フィルム給送速度が決まれば、デューテイ駆動区
間の長さと逆駆動ブレーキ時間とが1つに決定されるこ
とがわかる。
【0026】この関係は、ギヤ等の負荷のため個々のカ
メラに固有のものであり、それぞれ実験を行って導き出
される。本実施例によれば、第一の実施例のように高速
時に給送のばらつきを生じるようなこともない。図5
は、本実施例による給送装置のシステムのブロック図で
ある。
【0027】電源電圧検出装置20と撮影駒数検出装置21
とフィルム給送の速度を検出する速度モニター装置23と
フィルムの移動量を検出するフィルム位置検出装置26と
からの出力信号はCPU22に入力され、CPU22で演算
処理された後モーター駆動装置24に信号が出力される。
モーター駆動装置24はモーター25と接続されておりCP
U22からの信号に基づいてモーター25(図7の1に対
応)を駆動制御する。モーター25の回転は速度モニター
装置23によってモニターされる。
【0028】図5のCPU22の働きについて図6のフロ
ーチャート図に基づいて説明する。ステップS1ではシャ
ッタ制御装置(不図示)からの出力信号を入力し、シャ
ッタ走行が完了したことを検出するとステップS2に進
む。ステップS2では、モータ駆動装置24に信号を出力
し、フィルム給送のためにモータ25を駆動させ、ステッ
プS3に進む。
【0029】ステップS3では、速度モニター装置23から
の出力信号を入力し、フィルムの給送速度を検出したあ
とステップS4に進む。ステップS4では、CPU22 内に予め
記憶された対応表からデューティ駆動開始位置と逆駆動
ブレーキ時間とを決定し、ステップS5に進む。ステップ
S5では、フィルム位置検出装置26からの出力信号を入力
し、フィルム位置がステップS4で決定されたデューティ
駆動開始位置にきたことを検出すると、モータ駆動装置
24にデューティ駆動を開始する出力信号を出力し、ステ
ップS6に進む。
【0030】ステップS6では、モータ25をデューティ駆
動させる信号をモータ駆動装置24に出力し、ステップS7
に進む。ステップS7では、フィルム位置検出装置26から
の出力信号を入力し、フィルムが1コマ分給送されたこ
とを検出すると、モータ駆動装置24に逆駆動ブレーキを
開始する信号を出力しステップS8に進む。
【0031】ステップS8では、モータ25に逆駆動ブレー
キをかける信号をモータ駆動装置24に出力し、ステップ
S9に進む。ステップS9では、逆駆動ブレーキ時間がステ
ップS4で決定された逆駆動ブレーキ時間になったことを
検出すると、逆駆動ブレーキを解除する信号をモータ駆
動装置24に出力し、終了する。本実施例では、フィルム
の給送速度のみを検出することにより給送制御を行った
が、より正確な制御が必要な場合には、次のようにすれ
ばよい。
【0032】従来技術で説明したように、フィルムの給
送速度は、電源電池の電圧とフィルムの撮影駒数(巻取
りスプールの直径)により決定される。フィルムの給送
速度は、電源電池の電圧に略比例するため、撮影駒数に
よる巻取りスプールの直径の変化が小さい場合には、実
施例のようにフィルムの給送速度を検出するだけで正確
な制御が可能であった。
【0033】しかしながら、撮影駒数による巻取りスプ
ールの直径の変化が大きい場合には、電源電池の電圧と
フィルムの給送速度とは比例関係ではなくなる。この様
な場合にも正確なフィルム給送を行なうには、上記実施
例のようにフィルムの給送速度を検出するだけでなく、
前述したように電源電池の電圧を検出し、それにより逆
駆動ブレーキ時間を決定するか、あるいは、フィルムの
撮影駒数を検出し、フィルムの給送速度から求まる逆駆
動ブレーキ時間に撮影駒数の情報を加味して、逆駆動ブ
レーキ時間を決定してやればよい。
【0034】具体的には、撮影駒数が大きい時には、モ
ータの回転に比べてフィルムの給送速度は早くなってし
まうため、検出された給送速度をマイナス側に補正して
やればよい。補正量は、撮影駒数によって異なるもので
あるから、予め実験により撮影駒数に応じた補正量を決
定してやればよい。また、CPUに給送速度の基準値
(オーバーラン量にばらつきがでなくなる速度(図4の
V1)に設定)を設定し、基準値以上の場合には第2の
実施例のようにデューティ駆動と逆駆動ブレーキとを用
いて停止させ、基準値以下の場合には第1の実施例のよ
うに逆駆動ブレーキだけを用いて停止させるようにして
もよい。
【0035】このようにすれば、給送速度が遅くて図1
のようにオーバーラン量にばらつきが出ない場合にはデ
ューティ駆動を行わないので、必要以上に給送時間を延
長させることがない。さらに、本実施例ではフィルムの
給送速度を検出することで制御を行ったが、以下のよう
な方法によっても同様に実施できる。
【0036】従来技術で説明したように、フィルムの給
送速度は、電源電池の電圧とフィルムの撮影駒数(巻取
りスプールの直径)により決定される。従って、電源電
池の電圧とフィルムの撮影駒数を検出し、両者のデータ
から演算によりフィルムの給送速度を求め、これに基づ
いて上記実施例のようにフィルム給送を制御してやれば
よい。
【0037】上記のような方法を用いれば、先述の実施
例と同様に従来より精度の良いフィルム移動量の制御が
できるばかりでなく、フィルム給送速度をモニターする
複雑な機構を有することなくフィルムの移動量を制御で
きるという別の効果がある。もちろん、それほど正確な
制御が必要でない場合には、電源電池の電圧とフィルム
の撮影駒数とのうちどちらか一方を検出するだけでも制
御は可能であることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明のフィルム
給送装置によれば、フィルムの給送時間を短くするとと
もに、フィルムを常に決まった位置に確実に停止させる
ことができる。
【0039】更に、低価格のモータでも制動時間の短縮
ができ、高価格のモータと同様の短い給送時間が提供で
きるためコストダウンがはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】低速時でのフィルム給送速度とオーバーラン量
との関係を示した図である。
【図2】高速時でのフィルム給送速度とオーバーラン量
との関係を示した図である。
【図3】本発明の実施例によりフィルム給送を行った際
のフィルム移動量とフィルム給送速度との関係を示した
図である。
【図4】逆駆動ブレーキ時間とデューティ駆動区間距離
と給送速度との関係を示した図である。
【図5】本発明の実施例のフィルム給送装置における電
気回路のブロック図である。
【図6】図5のCPUの働きを示したフローチャート図
である。
【図7】フィルム給送装置の駆動機構を示した図であ
る。
【図8】従来のフィルム給送装置の制動制御方法を示し
た図である。
【図9】従来のフィルム給送装置の制動制御方法を示し
た図である。
【主要部分の符号の説明】
1─給送モータ 7─円板 8─フォトインタラプタ 20─電源電圧検出装置 21─撮影駒数検出装置 24─モータ駆動装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電池の給電を受けて駆動されるモー
    タによりフィルム給送を行うフィルム給送装置におい
    て、 前記フィルム給送の速度を減速制御する減速制御手段
    と、 前記モータを逆駆動させることにより前記フィルム給送
    を停止させる逆駆動ブレーキ手段と、 フィルム給送の速度を検知する速度検知手段と、 前記速度検知手段の出力に基づき、前記減速制御手段
    と、前記逆駆動ブレーキ制御手段とを制御するブレーキ
    制御手段とを有することを特徴とするフィルム給送装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ブレーキ制御手段は、前記速度検知手段により検出
    されたフィルム給送速度が所定値以下の場合には前記逆
    駆動ブレーキ制御手段のみによってフィルムを停止さ
    せ、所定値以上の場合には前記減速制御手段と前記逆駆
    動ブレーキ制御手段とによってフィルムを停止させるよ
    うに制御することを特徴とするフィルム給送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 フィルムの撮影駒数を検出する駒数検出手段を有し、 前記ブレーキ制御手段は、前記速度検知手段により検出
    されたフィルム給送速度と前記駒数検出手段の検出した
    フィルムの撮影駒数情報とに基づき、前記減速制御手段
    と、前記逆駆動ブレーキ制御手段とを制御することを特
    徴とするフィルム給送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記電源電池の電圧情報を検出する電圧検出手段を有
    し、 前記ブレーキ制御手段は、前記速度検知手段により検出
    されたフィルム給送速度と前記電圧検出手段の検出した
    電圧情報とに基づき、前記減速制御手段と、前記逆駆動
    ブレーキ制御手段を制御することを特徴とするフィルム
    給送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 フィルムの撮影駒数を検出する駒数検出手段と、 前記電源電池の電圧情報を検出する電圧検出手段とを有
    し、 前記ブレーキ制御手段は、前記速度検知手段により検出
    されたフィルム給送速度と前記駒数検出手段の検出した
    フィルムの撮影駒数情報と前記電圧検出手段の検出した
    電圧情報とに基づき、前記減速制御手段と前記逆駆動ブ
    レーキ制御手段とを制御することを特徴とするフィルム
    給送装置。
JP4222327A 1992-08-21 1992-08-21 フィルム給送装置 Pending JPH0667269A (ja)

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