JPH0654958U - クラッチ軸給油構造 - Google Patents
クラッチ軸給油構造Info
- Publication number
- JPH0654958U JPH0654958U JP308793U JP308793U JPH0654958U JP H0654958 U JPH0654958 U JP H0654958U JP 308793 U JP308793 U JP 308793U JP 308793 U JP308793 U JP 308793U JP H0654958 U JPH0654958 U JP H0654958U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch shaft
- oil
- clutch
- shaft
- filter
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- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/043—Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 潤滑油の粘性が高くても、その潤滑能力を損
なうことなくフィルタにより有効に異物を除去できるク
ラッチ軸給油構造の提供。 【構成】 クラッチに隣接する歯車2等の回転部材によ
り掻き上げられた飛沫油をオイルポケット3により集油
して、クラッチ軸7に設けられた軸穴7aに給油するク
ラッチ軸給油構造であって、クラッチ軸7の軸穴7aに
異物除去用のフィルタ10を装着し、クラッチ軸7の回
転に伴って潤滑油が遠心力によりフィルタ10を通過で
きるように構成する。
なうことなくフィルタにより有効に異物を除去できるク
ラッチ軸給油構造の提供。 【構成】 クラッチに隣接する歯車2等の回転部材によ
り掻き上げられた飛沫油をオイルポケット3により集油
して、クラッチ軸7に設けられた軸穴7aに給油するク
ラッチ軸給油構造であって、クラッチ軸7の軸穴7aに
異物除去用のフィルタ10を装着し、クラッチ軸7の回
転に伴って潤滑油が遠心力によりフィルタ10を通過で
きるように構成する。
Description
【0001】
この考案はクラッチ、例えば2方向差動クラッチのクラッチ軸への給油構造に 関する。
【0002】
従来の2方向差動クラッチのクラッチ軸給油構造を図2及び図3を参照して説 明すると、図2に示すように、オイルパン内の潤滑油は2方向差動クラッチのク ラッチ軸1に隣接配置された歯車2により掻き上げられ、その飛沫油はオイルポ ケット3により集油され、ケース油穴4を落下してクラッチ軸1に向かう。図3 に示すように、クラッチ軸1の軸穴1aの一端にはオイルチャンネル5が嵌着さ れており、ケース油穴4を落下した潤滑油はこのオイルチャンネル5を介して軸 穴1a内に導かれる。クラッチ軸1には軸穴1aと外部とに連通する半径方向の 通路1b〜1bが設けられており、潤滑油はクラッチ軸1の回転に伴い通路1b 〜1bを経て外部に飛散される。ここで、上記オイルポケット3にはケース油穴 4の入口部を覆ってメッシュ6が取付けられており、このメッシュ6により飛沫 油に混入する異物を除去できるようになっている。
【0003】
しかしながら、このようなクラッチ軸給油構造では、異物除去能力を向上させ るためメッシュ6の目を細かくすると、潤滑油はその粘性等によりメッシュ6を 円滑に通過できなくなるため、クラッチ軸1への給油量が減少して潤滑能力が低 下し、またケース油穴4に残ったバリ等の異物が除去できずに潤滑油に混入して しまう問題点を有していた。
【0004】
上記課題を解決するため、本考案のクラッチ軸給油構造はクラッチに隣接する 歯車等の回転部材により掻き上げられた飛沫油をオイルポケットにより集油して 、前記クラッチのクラッチ軸に設けられた軸穴に給油するクラッチ軸給油構造で あって、前記クラッチ軸の前記軸穴に異物除去用のフィルタを装着したことを特 徴とする。
【0005】
本考案のクラッチ軸給油構造では、クラッチ軸の軸穴に異物除去用のフィルタ を装着したので、フィルタはクラッチ軸とともに回転し、潤滑油は遠心力により フィルタをスムースに通過し、異物が除去される。
【0006】
次に、本考案の一実施例によるクラッチ軸給油構造を図1を参照して説明する と、同図に示した2方向差動クラッチのクラッチ軸7は両端を軸受8,8により 回転可能に支承されている。クラッチ軸7の内部には軸穴7aが貫設されており 、その一端側にはオイルチャンネル9が挿入されている。クラッチ軸7の上記一 端側寄の長手方向ほぼ中央部には軸穴7aと外部とに連通する半径方向の通路7 b〜7bが設けられている。オイルチャンネル9は従来例のオイルチャンネル5 と同様、図2に示した歯車2により掻き上げられ、オイルポケット3により集油 されてケース油穴4を落下した潤滑油を受け入れるものである。
【0007】 ここで、オイルチャンネル9はクラッチ軸7の上記一端側の端面に当接される フランジ部9aと、軸穴7a内部に挿入される筒部9bとからなっており、この 筒部9bの径は軸穴7aよりも適宜小径に形成されている。この筒部9bの先端 付近に半径方向の通路7b〜7bに対面する部位において筒状の異物除去用のフ ィルタ10が軸穴7aに圧入固定されている。フィルタ10は筒部9bと同様、 軸穴7aよりも適宜小径に形成されており、軸穴7aの壁面との間に隙間を有し ている。従ってフィルタ10はその半径方向に大きなフィルタ面積を確保できる ようになっている。
【0008】 次に、上記実施例の作用に関し説明すると、オイルチャンネル9に導かれた潤 滑油はクラッチ軸7の軸穴7a内においてフィルタ10により異物を除去され、 半径方向の通路7b〜7bを介してクラッチ軸7外部に出る。ここで、フィルタ 10は軸穴7aに取付けられて、クラッチ軸7とともに回転するため、潤滑油は 粘性が高いものであっても遠心力によりスムースにフィルタ10を通過する。
【0009】 従って、潤滑油の粘性が高くても、潤滑能力を損なうことなくフィルタ10に より異物の除去を行うことができ、また、フィルタ10がこのように軸穴7a内 に装着されていることから、ケース油穴4に残るバリ等の異物をも除去できる利 点を有する。
【0010】
本考案のクラッチ軸給油構造では、フィルタはクラッチ軸とともに回転し、潤 滑油は遠心力によりフィルタをスムースに通過するので、潤滑油の粘性が高くて も、潤滑能力を損なうことなくフィルタにより有効に異物の除去を行うことがで きる利点を有する。
【図1】本考案の一実施例によるクラッチ軸給油構造に
おけるクラッチ軸の長手方向断面図。
おけるクラッチ軸の長手方向断面図。
【図2】従来のクラッチ軸給油構造の概略図。
【図3】図2に示したクラッチ軸の長手方向断面図。
2 歯車 3 オイルポケット 4 ケース油穴 7 クラッチ軸 7a 軸穴 7b 通路 9 オイルチャンネル 10 フィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 クラッチに隣接する歯車等の回転部材に
より掻き上げられた飛沫油をオイルポケットにより集油
して、前記クラッチのクラッチ軸に設けられた軸穴に給
油するクラッチ軸給油構造であって、前記クラッチ軸の
前記軸穴に異物除去用のフィルタを装着したことを特徴
とするクラッチ軸給油構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP308793U JP2606006Y2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | クラッチ軸給油構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP308793U JP2606006Y2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | クラッチ軸給油構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654958U true JPH0654958U (ja) | 1994-07-26 |
JP2606006Y2 JP2606006Y2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=11547571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP308793U Expired - Lifetime JP2606006Y2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | クラッチ軸給油構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606006Y2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004360726A (ja) * | 2003-06-02 | 2004-12-24 | Toyota Motor Corp | 電動式駆動装置 |
JP2005351294A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Nsk Ltd | 無段変速装置 |
JP2018189179A (ja) * | 2017-05-09 | 2018-11-29 | 本田技研工業株式会社 | 動力装置 |
CN110799778A (zh) * | 2017-06-26 | 2020-02-14 | 五十铃自动车株式会社 | 变速器的润滑油净化装置 |
CN110799777A (zh) * | 2017-06-26 | 2020-02-14 | 五十铃自动车株式会社 | 变速器的润滑油净化装置 |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP308793U patent/JP2606006Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004360726A (ja) * | 2003-06-02 | 2004-12-24 | Toyota Motor Corp | 電動式駆動装置 |
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JP4547999B2 (ja) * | 2004-06-08 | 2010-09-22 | 日本精工株式会社 | 無段変速装置 |
JP2018189179A (ja) * | 2017-05-09 | 2018-11-29 | 本田技研工業株式会社 | 動力装置 |
US10539225B2 (en) | 2017-05-09 | 2020-01-21 | Honda Motor Co., Ltd. | Power system |
CN110799778A (zh) * | 2017-06-26 | 2020-02-14 | 五十铃自动车株式会社 | 变速器的润滑油净化装置 |
CN110799777A (zh) * | 2017-06-26 | 2020-02-14 | 五十铃自动车株式会社 | 变速器的润滑油净化装置 |
CN110799778B (zh) * | 2017-06-26 | 2023-02-28 | 五十铃自动车株式会社 | 变速器的润滑油净化装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2606006Y2 (ja) | 2000-09-11 |
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