JPH06507699A - 電気的接点ナット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電気的接点ナツト 本発明は、シートメタル構成部材、主として自動車用調板構成部材に溶接するこ とを意図した電気的接点ナツトに関するものである。このナツトは、好ましくは 円筒状をなす第一部分と、この第一部分に比しより大きな幅寸法を有する第二部 分とを備えている。

この種の電気的接点ナツトは、特に自動車産業において使われている。このナツ トは、車体に形成した孔に整合させて取り付け、シートメタル、例えば鋼板の反 対側に、ケーブルソケットを、ナツトにねじ込んだ頭を有するねじ付きボルトに より、シートメタルの孔に整合して取り付ける。このようにして、アース接続点 を車体に設ける。

この従来技術は、幾つかの欠点を有する。ナツトをシートメタル構成部材に溶接 するとき、ナツトが孔と整合して正確な位置に確実に維持できるようにするため の注意を払わなければならず、さもないと、ボルトをナツトにねじ込むのが不可 能になる。加えて、ナツト側の反対に位置するシートメタル側は、満足なアース 接続を確実にするため、平滑で平らな表面である必要がある。しかしながら、表 面の平滑性はまた、シートメタル構成部材に固定するためケーブルの端部に取り 付けたケーブルソケットは、ボルト締めしたときにボルトとともに回転する傾向 にあり、そのため、ケーブルソケットを固定するために数種類の力を作用させな ければならず、これは、取付は作業を複雑にしていた。

ナンドは、幾つかの理由でシートメタルに対して緩み、その理由のため、例えば ケーブルを取り替えるため連結を緩めたのに関連して落下させるならば、新たな ナツトを溶接することは難しいであろう。なぜなら、組立て工の観点から、シー トメタル構成部材の裏側若しくは内側である側にナツトを取り付けなければなら ないからである。また、同時にナツトに対する接近が困難で、ナツトと共に回転 するため、緩めたボルトをナツトから分離するのが難しくなるという他の複雑さ もある。

本発明による電気的接点ナツトにより、上述した欠点は解消する０本発明の特徴 は、特許請求の範囲に記載する。

本発明による電気的接点ナツトを図面を参照しながら詳細に説明する。

図１は、本発明による電気的接点ナツトのアース接続点を有するシートメタル構 成部材の断面図を示したものであり、図２は、電気的接点ナツトをシートメタル 構成部材に溶接した他の状態を示した図である。

電気的接点ナツト１は、好ましくは円筒状の第一部分２と、同様に好ましくは円 筒状の第二部分３とを備え、第二部分３は、第一部分２と一体形成するが、第一 部分よりも幅広にする。第二部分３の第一部分２に面する側に、溶接可能な材料 の環状部材４を設ける。第二部分３の第一部分２に面する側の反対側５に、スタ ッド６を形成する。このスタッド６の機能については後述する。

シートメタル構成部材８、例えば自動車用シートメタル構成部材に形成した孔７ に、電気的接点ナツト１の第一部分２を、環状部材４がシートメタル８に突き当 るまで十分に押し入れて配！する。この位置において、ナツト１をシートメタル 構成部材８にしっかりと溶接し、この溶接作業がひとたび完了すれば、信鯨性の 高いアース接続が得られる。

ケーブルソケット１０を設けたケーブル９を取り付けるため、ケーブルソケット １０を、ナツト１にねじ込まれたねじ付きボルト１１によって、ナフト１上にね じ込み、このナツト上のフランジ１２は、ケーブルソケット１０を、ナツト１の 前面若しくは外面５上に形成したスタッド６に対して押し付ける。スタッド６が 、ケーブルソケット１０の材料を貫通することにより、ボルト締めしたときにケ ーブルソケット１０が、ボルト１１とともに回転するのを防止する。

本発明による電気的接点ナツトによって、上述した従来技術の電気的接点ナンド の欠点を解消することができる。ナツト１は、孔７にたやすく導入され、このナ フト１は、シートメタル構成部材８に溶接する間、孔７の位置に維持される。ナ ツト１をシートメタル構成部材８の反対側に取り付けるとき、どんな場合に対し ても、いかなる種類の位置保持測定をも必要としない、加えて、上述したように 、スタフドロは、ケーブルソケット１０がボルト締めしたときにボルト１１とと もに回転するのを防止し、さもなければ、ボルトを締めるときにケーブルソケッ ト１０が回転すると、シートメタル構成部材８の塗装表面にケーブルソケット１ ０が当ることになる。

例えば、シートメタル構成部材８に振動が生じて、ナフトｌがシートメタル構成 部材に対するグリップ力を失ったとしても、ボルトは緩むけれども、孔７の内側 に停まって、ナツト１は落下することがなく、図２に示すように、新たに溶接部 １３によって簡単にナツト１をシートメタル構成部材８に再び取り付けることが できる。

本発明による電気的接点ナツト１は、上述した実施例には限定されず、請求の範 囲において、種々の変更を加えることができる。このことは、ナツト１の構成と 、ナツトの外表面５に形成された摩擦手段のタイプに関しても種々の変更を加え ることができる。

国際調査報告 国際調査報告 フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、　ＦＲ，ＧＢ、　ＧＲ，ＩＴ、　ＬＵ、　ＭＣ，ＮＬ、　ＳＥ）、０Ａ（ ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、ＭＲ，ＳＮ、ＴＤ、 ＴＧ）、ＡＴ、ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　ＣＨ，Ｃ３，ＤＥ、　 ＤＫ。

ＥＳ、　ＦＩ、　ＧＢ、　ＨＵ、ＪＰ、　ＫＰ、　ＫＲ，ＬＫ、　ＬＵ、ＭＧ、 ＭＮ、ＭＷ、ＮＬ、Ｎｏ、ＰＬ、ＲＯ，ＲＵ、　ＳＤ、　ＳＥ、　ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．シートメタル構成部材（８）、好ましくは自動車のシートメタル構成部材に 溶接することを意図し、好ましくは円筒状の第一部分（２）と、この第一部分〔 ２）よりも大きな幅寸法を有する第二部分とを備える電気的接点ナットにおいて 、ナット（１）の幅広の第二部分（３）の第一部分（２）に対面する側に、溶接 可能な材料の環状部材（４）を形成し、ナット（１）の第一部分（２）を、シー トメタル構成部材（８）に形成した孔（７）内に環状部材（４）がシートメタル 構成部材（８）に突き当るまで十分に挿入し、この突き当った状態で、ナット（ １）をシートメタル構成部材（８）に溶接することを特徴とする電気的接点ナッ ト。 ２．ナット（１）の第二部分（３）の、環状部材（４）とは反対側の側面である 上面若しくは前面（５）において、この上面若しくは前面に取り付けるケーブル ソケット（１０）のような構成部材に対し摩擦を増加させる手段（６）をナット （１）に設けた請求項１に記載の電気的接点ナット。 ３．前記摩擦増加手段を、前記上面又は前面（５）から突出するスタッド（６） とした請求項２に記載の電気的接点ナット。