JPH0639164Y2 - 減速機付電動機 - Google Patents
減速機付電動機Info
- Publication number
- JPH0639164Y2 JPH0639164Y2 JP1989103582U JP10358289U JPH0639164Y2 JP H0639164 Y2 JPH0639164 Y2 JP H0639164Y2 JP 1989103582 U JP1989103582 U JP 1989103582U JP 10358289 U JP10358289 U JP 10358289U JP H0639164 Y2 JPH0639164 Y2 JP H0639164Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output shaft
- oil
- electric motor
- ring
- impregnated bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gears, Cams (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は減速機付電動機に関するものである。
第2図は従来より実施されている減速機付電動機を示
し、1は減速機筐体、2は減速機出力軸の軸受ブッシ
ュ、3は含油軸受、4は出力軸、5はオイルシール、6
は後部軸受板、7はスペーサ、9は出力軸歯車、10は電
動機、11は電動機の回転子軸に設けたピニオンである。
し、1は減速機筐体、2は減速機出力軸の軸受ブッシ
ュ、3は含油軸受、4は出力軸、5はオイルシール、6
は後部軸受板、7はスペーサ、9は出力軸歯車、10は電
動機、11は電動機の回転子軸に設けたピニオンである。
このような減速機付電動機では減速機筐体1に設けた軸
受ブッシュ2に装着された含油軸受3と、スペーサ7で
間隔を保たれた後部軸受板6とにより出力軸4が回転自
在に支承されており、この出力軸4に一体的に固着され
た出力軸歯車9が電動機10の出力軸に設けられたピニオ
ン11と噛合し、電動機10の回転が減速されて出力軸4に
伝達される。又含油軸受3の前部にはオイルシール5が
装着され、含油軸受を介して減速装置内部の油が漏れな
いようになっている。
受ブッシュ2に装着された含油軸受3と、スペーサ7で
間隔を保たれた後部軸受板6とにより出力軸4が回転自
在に支承されており、この出力軸4に一体的に固着され
た出力軸歯車9が電動機10の出力軸に設けられたピニオ
ン11と噛合し、電動機10の回転が減速されて出力軸4に
伝達される。又含油軸受3の前部にはオイルシール5が
装着され、含油軸受を介して減速装置内部の油が漏れな
いようになっている。
然しながらこのような従来技術においてはオイルシール
5は軸受ブッシュ2の中で含油軸受3の前部のスペース
を占めるので含油軸受3の有効長さを減少させ、寿命を
短くするという問題と、電動機10の回転ムラと出力軸歯
車の加工誤差により出力軸歯車9が、回転方向に振動を
生じ、特に無負荷において出力軸歯車と噛合するピニオ
ン11との間で、振動を起こしいわゆるカラ音を発生する
という問題がある。かかる上記問題のうちカラ音の発生
を防止するために含油軸受3と出力軸歯車9との対向面
にOリングを介挿することが考えられるが、出力軸4に
大きなスラスト荷重がかかった場合には上記Oリングが
圧縮破損されるという欠点があった。
5は軸受ブッシュ2の中で含油軸受3の前部のスペース
を占めるので含油軸受3の有効長さを減少させ、寿命を
短くするという問題と、電動機10の回転ムラと出力軸歯
車の加工誤差により出力軸歯車9が、回転方向に振動を
生じ、特に無負荷において出力軸歯車と噛合するピニオ
ン11との間で、振動を起こしいわゆるカラ音を発生する
という問題がある。かかる上記問題のうちカラ音の発生
を防止するために含油軸受3と出力軸歯車9との対向面
にOリングを介挿することが考えられるが、出力軸4に
大きなスラスト荷重がかかった場合には上記Oリングが
圧縮破損されるという欠点があった。
本考案は上記の問題を解決したものである。
本考案の減速機付電動機は、減速機出力軸と、この出力
軸を回転自在に支持する含油軸受と、上記出力軸に固定
した出力軸歯車と、この出力軸歯車に対向する上記含油
軸受の端面に形成したくぼみと、このくぼみにその一部
を挿入したOリングと、このOリングに対向する上記出
力軸歯車の端面に設けた間座とより成ることを特徴とす
る。
軸を回転自在に支持する含油軸受と、上記出力軸に固定
した出力軸歯車と、この出力軸歯車に対向する上記含油
軸受の端面に形成したくぼみと、このくぼみにその一部
を挿入したOリングと、このOリングに対向する上記出
力軸歯車の端面に設けた間座とより成ることを特徴とす
る。
本考案の減速機付電動機においては有効長が減少されな
い含油軸受によって出力軸が支持されると共に、無負荷
時でもOリングによる摩擦負荷がカラ音の発生を防止す
るようになる。また、出力軸に大きなスラスト力が加わ
った場合でもくぼみによってその圧潰が防がれる。
い含油軸受によって出力軸が支持されると共に、無負荷
時でもOリングによる摩擦負荷がカラ音の発生を防止す
るようになる。また、出力軸に大きなスラスト力が加わ
った場合でもくぼみによってその圧潰が防がれる。
以下図面によって本考案の実施例を説明する。
本考案においては第1図に示すようにオイルシール5を
用いず、その分だけ軸方向に長い含油軸受3を用いると
共に、上記含油軸受3と上記出力軸歯車9との対向面間
に位置される出力軸4の外周にOリング12を巻回し、上
記含油軸受3の端面にOリング12の一部を挿入できるく
ぼみ13を形成し、出力軸歯車9の対向面にはカラー又は
間座14を設ける。
用いず、その分だけ軸方向に長い含油軸受3を用いると
共に、上記含油軸受3と上記出力軸歯車9との対向面間
に位置される出力軸4の外周にOリング12を巻回し、上
記含油軸受3の端面にOリング12の一部を挿入できるく
ぼみ13を形成し、出力軸歯車9の対向面にはカラー又は
間座14を設ける。
本考案の減速機付電動機は上記のような構成であるから
Oリング12によって油漏れが防がれ、軸方向に長い含油
軸受3を用いることが出来、従って含油軸受の寿命を長
く出来ると共に、出力軸4の外周又は出力軸歯車9の端
面と含油軸受3間にOリング12による摩擦負荷が発生
し、これによって常時カラ音が発生しないようになる。
また、出力軸4に大きなスラスト荷重がかかってもOリ
ング12が完全に潰されるおそれはなくなり、油漏れ防止
を完全に行うことが出来る。
Oリング12によって油漏れが防がれ、軸方向に長い含油
軸受3を用いることが出来、従って含油軸受の寿命を長
く出来ると共に、出力軸4の外周又は出力軸歯車9の端
面と含油軸受3間にOリング12による摩擦負荷が発生
し、これによって常時カラ音が発生しないようになる。
また、出力軸4に大きなスラスト荷重がかかってもOリ
ング12が完全に潰されるおそれはなくなり、油漏れ防止
を完全に行うことが出来る。
上記のように本考案の減速機付電動機によれば軸受の寿
命を縮めることなく有効にオイルシールを達成出来、且
つカラ音が発生しないようになると共に、Oリングの圧
潰を防ぎその寿命を長くすることができるようになる等
大きな利益がある。
命を縮めることなく有効にオイルシールを達成出来、且
つカラ音が発生しないようになると共に、Oリングの圧
潰を防ぎその寿命を長くすることができるようになる等
大きな利益がある。
第1図は本考案の減速機付電動機の要部の断面図、第2
図は従来の減速機付電動機の断面図である。 1……減速機筐体、2……軸受ブッシュ、3……含油軸
受、4……出力軸、5……オイルシール、6……後部軸
受板、7……スペーサ、9……出力軸歯車、10……電動
機、11……ピニオン、12……Oリング、13……くぼみ、
14……カラー又は間座。
図は従来の減速機付電動機の断面図である。 1……減速機筐体、2……軸受ブッシュ、3……含油軸
受、4……出力軸、5……オイルシール、6……後部軸
受板、7……スペーサ、9……出力軸歯車、10……電動
機、11……ピニオン、12……Oリング、13……くぼみ、
14……カラー又は間座。
Claims (1)
- 【請求項1】減速機出力軸と、この出力軸を回転自在に
支持する含油軸受と、上記出力軸に固定した出力軸歯車
と、この出力軸歯車に対向する上記含油軸受の端面に形
成したくぼみと、このくぼみにその一部を挿入したOリ
ングと、このOリングに対向する上記出力軸歯車の端面
に設けた間座とより成ることを特徴とする減速機付電動
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989103582U JPH0639164Y2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 減速機付電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989103582U JPH0639164Y2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 減速機付電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0343161U JPH0343161U (ja) | 1991-04-23 |
JPH0639164Y2 true JPH0639164Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=31652411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989103582U Expired - Lifetime JPH0639164Y2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 減速機付電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639164Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4428024Y1 (ja) * | 1965-08-27 | 1969-11-21 | ||
JPS5218714Y2 (ja) * | 1973-06-25 | 1977-04-27 | ||
JPS55126056U (ja) * | 1979-02-28 | 1980-09-06 |
-
1989
- 1989-09-05 JP JP1989103582U patent/JPH0639164Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0343161U (ja) | 1991-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |