JP2526605Y2 - 減速装置 - Google Patents

減速装置

Info

Publication number
JP2526605Y2
JP2526605Y2 JP1989113348U JP11334889U JP2526605Y2 JP 2526605 Y2 JP2526605 Y2 JP 2526605Y2 JP 1989113348 U JP1989113348 U JP 1989113348U JP 11334889 U JP11334889 U JP 11334889U JP 2526605 Y2 JP2526605 Y2 JP 2526605Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
stage gear
stage
hole
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989113348U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0352454U (ja
Inventor
猛夫 三塚
信一 橋本
昭雄 大村
Original Assignee
日本サーボ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本サーボ株式会社 filed Critical 日本サーボ株式会社
Priority to JP1989113348U priority Critical patent/JP2526605Y2/ja
Publication of JPH0352454U publication Critical patent/JPH0352454U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526605Y2 publication Critical patent/JP2526605Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gear Transmission (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1)考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は減速装置、特に小型電動機に結合し使用され
る減速装置に関わるものである。
(従来技術) 第6図は従来技術より実施されている電動機と結合し
た減速装置の構成を説明する断面略図で、1は小型電動
機、2は減速装置、2−1は筐体、2−2は下地板、2
−3は電動機のロータピニオン、2−4は初段歯車部、
2−41は初段歯車、2−7は出力段歯車部、2−71は出
力段歯車、3はグリース等の潤滑材である。
又、電動機のロータピニオン2−3と初段歯車2−41
は斜歯歯車(ヘリカルギヤ)で形成されている。
同図では電動機1のロータピニオン2−3と係合する
初段歯車部2−4及び出力段歯車部2−7のみ示してあ
り、中間歯車段を省略してある。
出力100ワット程度以下の小出力電動機では、通常連
結される減速装置の内部潤滑手段として係合する歯面に
グリース等の潤滑材を塗布する例が多く、この噛み合い
歯面での潤滑剤の介在が動力伝達の際の噛み合い音を減
衰させる効果があることが良く知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 然るに、組立時点で初段歯車2−41の歯面を含む周囲
に塗布した潤滑剤3は、電動機が回転するのに伴い同図
に矢印で示すように当該歯車2−41から離散することが
避けられず、特にこの初段歯車2−41は一般的に高速回
転を常とする事からこの現象は顕著なもので、上述のご
とく初期に見られる動作時噛み合い音の減衰効果が急速
に低下してしまうと言う問題を抱えていた。
本考案は、塗布された潤滑剤の離散を抑制して特に高
速回転する初段若しくはそれに近い歯車の動作時噛み合
い音の減衰効果を維持出来る減速装置を得るにある。
(2)考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案の減速装置は、少なくとも高速側初段歯車が斜
歯歯車で形成され、かつ該初段歯車は固着用中心孔と共
に軸方向に貫通する複数の孔と、その端面に放射状の溝
とが形成され、歯車間の潤滑材にグリースを使用するも
のにおいて、初段歯車の一方の端面を下地板に近接して
配置し、該初段歯車の他方の端面に近接し、その外周面
は筐体の内周面に接しその中心部に前記初段歯車に結合
されたピニオンの外径より僅かに大きい孔を形成した板
部材を前記下地板に略平行にかつ前記中心孔より前記ピ
ニオンを突出させて保持配設してある。
(作用) 前述のような構成においては、高速側初段歯車の両側
面に近接して配置された下地材と板部材により初段歯車
の周囲の空間が限定され、前記初段歯車の周囲で潤滑材
が循環しやすくなり、塗布された潤滑剤の離散を抑制し
て、特に高速回転する初段若しくはそれに近い歯車の動
作時噛み合い音の減衰効果を維持出来る如き作用効果を
もたらす。
(実施例) 以下図面により本考案の実施例を説明する。第1図は
本考案に成る減速装置2の例の内部で初段歯車2−41近
傍を示す部分断面図で、本考案に成る一方の下地板2−
5は第5図に示す従来構成における下地板2−2がこれ
を兼ねている。
前記初段歯車2−41の一方の端面を前記下地板2−5
に近接して配置し、該下地板2−5と平行し、その中心
部に前記初段歯車2−41に結合したピニオンの外径より
僅かに大きい孔を形成した板部材2−6を、その外周面
を筐体の内周面に接し前記初段歯車の他の端面に近接し
中心部より前記ピニオンを突出させて保持配設してあ
る。
前記のような構成においては下地板2−5と板部材2
−6に挾持され配置された初段歯車2−41の周囲の空間
は限定されるので、前記初段歯車2−41の傾きや静止、
回転のいずれの状態でも一度飛散した潤滑油3は前記初
段歯車2−41の歯面に戻り易くなる。
即ち初段歯車2−41の回転で飛散した潤滑油3は直ち
に両側に近接して配置された下地板2−5と板部材2−
6に遮られ、下地板2−5と板部材2−6との隙間に押
さえこまれることになり、当該初段歯車2−41の回転に
より自ずから外周縁の歯面に集中するようになり長く潤
滑作用が維持されることになる。
第1図の本考案の実施例では、更に潤滑油3の循環を
促進するため、第3図に示すように初段歯車2−41の側
面に貫通孔2−42を設けて両側面間での潤滑油3の流通
を可能にし、又、一方の端面に放射状の溝2−43を設け
て潤滑油3が歯面に流れ易くしてある。
第2図の構成においては、第4図に示すように初段歯
車2−41の側面に貫通孔2−42を設けると共に放射状の
溝2−43を両方の端面に設けたもので、潤滑油3が貫通
孔2−42と両面の溝2−43を通して矢印で示すように環
流し、初段歯車2−41の歯面に絶えず供給するようにな
る。
第3図は第1図の構成に使用される初段歯車2−41の
詳細図で(a)は正面図,(b)は断面図,(c)は背
面図である。
図において2−42は歯車の正面と背面とを貫通する貫
通孔で、2−43は一方の端面に放射状に設けられた溝で
あり、溝と2−43と貫通孔2−42とは重ならず連通して
いない。
第4図は第2図の構成に使用される初段歯車2−41の
詳細図で、(a)は正面図,(b)は断面図,(c)は
背面図である。
図において2−42は歯車の正面と背面とを貫通する貫
通孔で、2−43は両方の端面に放射状に設けられた溝で
あり、貫通孔と溝が重なり連通している所がある。以上
の説明は主として初段歯車2−41の構成について成され
ているが同様の構成を次の段の歯車を始め他の段の歯車
に適用することができることは申すまでもない。
(3)考案の効果 本考案に成る減速装置は、上記のような構成であるか
ら塗布された潤滑剤の離散を抑制して、特に高速回転す
る初段若しくはそれに近い段の歯車の動作時噛み合い音
の減衰効果を維持出来る如き作用効果をもたらす利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に成る減速装置の構造を示す
部分拡大断面図,第3図及び第4図は本考案に使用する
初段歯車の詳細図で、(a)は正面図,(b)は断面
図,(c)は背面図,第5図は従来技術の減速装置を説
明する部分断面略図である。 符号の説明 1……電動機、2……減速装置、2−1……筐体、2−
2……下地板、2−3……入力軸歯車(ロータピニオ
ン)、2−4……初段歯車部、2−41……初段歯車、2
−42……貫通孔、2−43……放射状に形成された溝、2
−44……固着用の中心孔、2−45……初段歯車軸、2−
5……一方の板部材、2−6……他方の板部材、2−7
……出力段歯車部、2−71……出力段歯車、3……潤滑
剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−79666(JP,A) 実開 昭60−156263(JP,U) 実開 昭61−164858(JP,U) 実公 昭62−37773(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯車列を内装し小型電動機等に結合して使
    用する減速装置で初段歯車が斜歯歯車で形成され、か
    つ、該初段歯車は固着用中心孔と共に軸方向に貫通する
    複数の孔と、その端面に放射状の溝とが形成され、歯車
    間の潤滑材にグリースを使用するものにおいて、初段歯
    車の一方の端面を下地板に近接して配置し、該初段歯車
    の他方の端面に近接し、その外周面は筐体の内周面に接
    しその中心部に前記初段歯車と結合されたピニオンの外
    径より僅かに大きい孔を形成した板部材を前記下地板に
    略平行に保持配設したことを特徴とする減速装置。
JP1989113348U 1989-09-29 1989-09-29 減速装置 Expired - Lifetime JP2526605Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989113348U JP2526605Y2 (ja) 1989-09-29 1989-09-29 減速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989113348U JP2526605Y2 (ja) 1989-09-29 1989-09-29 減速装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0352454U JPH0352454U (ja) 1991-05-21
JP2526605Y2 true JP2526605Y2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=31661765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989113348U Expired - Lifetime JP2526605Y2 (ja) 1989-09-29 1989-09-29 減速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2526605Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6716362B2 (ja) * 2016-06-27 2020-07-01 株式会社セーコウ 潤滑構造、穿孔装置、シート処理装置及び画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5079666A (ja) * 1973-11-21 1975-06-28
JPS60156263U (ja) * 1984-03-27 1985-10-17 いすゞ自動車株式会社 変速機の変速歯車
JPS61164858U (ja) * 1985-03-30 1986-10-13
JPS6237773U (ja) * 1985-08-23 1987-03-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0352454U (ja) 1991-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8097997B2 (en) Driving device with rotating electric machine
JP2976204B1 (ja) ディファレンシャル装置における潤滑構造
WO2020056962A1 (zh) 摆线轮、减速器以及机器人
JPH0450432A (ja) 機械駆動式遠心過給機
JPH09506323A (ja) 昇降機器用駆動装置
JPH0752997Y2 (ja) 遊星歯車装置の潤滑構造
JP2526605Y2 (ja) 減速装置
US1988338A (en) Geared electric motor
JP2000046159A (ja) 遊星歯車装置
KR100803260B1 (ko) 체인 호이스트
JP2007016931A (ja) スラストワッシャの潤滑油路構造
US4122731A (en) Multispeed gear transmission with plural inputs to internal gear
JP2001153212A (ja) 遊星歯車装置
KR20060008147A (ko) 유성 치차 감속기
JP2002081529A (ja) 車両用トランスミッション
JP2606041Y2 (ja) 遊星減速機の遊星軸受けの潤滑機構
JP3099156B2 (ja) 遊星歯車式伝導装置
CN221054271U (zh) 轮边减速装置及车辆
JPS6077848U (ja) 変速装置
JP2549917B2 (ja) スペーサの不要な遊星歯車装置
JP3217622B2 (ja) デファレンシャル装置
JP2002295605A (ja) 減速装置の遊星部材の軸方向の移動規制構造
JP7316625B2 (ja) 短軸間距離・大減速比の歯車機構
JP2513577Y2 (ja) 自動変速機における遊星歯車のスラスト軸受構造
JPS6091098A (ja) 潤滑装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term