JPH06315958A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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Publication number
JPH06315958A
JPH06315958A JP10568293A JP10568293A JPH06315958A JP H06315958 A JPH06315958 A JP H06315958A JP 10568293 A JP10568293 A JP 10568293A JP 10568293 A JP10568293 A JP 10568293A JP H06315958 A JPH06315958 A JP H06315958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded body
resin molded
slide core
injection molding
undercut
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10568293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kuramata
均 倉又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06315958A publication Critical patent/JPH06315958A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/44Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
    • B29C45/4435Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using inclined, tiltable or flexible undercut forming elements driven by the ejector means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドコアを設置して製品内面にアンダー
カット部を有する樹脂成形体を成形する射出成形用金型
において、簡単な金型構成でスライドコアと樹脂成形体
との離型性を高めることを目的とする。 【構成】 長尺状の樹脂成形体10の長手方向端部のア
ンダーカット部11に、樹脂成形体10の長手方向に沿
ってスライド可能なスライドコア50を配し、これと直
交する方向にスライド可能なスライドコア60を樹脂成
形体10の中央に設けたアンダーカット部12に対応し
て設けるとともに、このスライドコア50,60のスラ
イド動作時、スライドコア50,60の側縁と突き当た
るストッパリブ20を樹脂成形体10に一体形成するこ
とにより、可動側型板40の所定箇所に樹脂成形体10
を保持し、スライドコア50,60と樹脂成形体10と
の食い付きを皆無とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スライドコアを使用
して内側にアンダーカット部を形成した樹脂成形体を成
形する射出成形用金型に関するもので、特に、樹脂成形
体とスライドコアとの離型を促進させて、樹脂成形体の
取り出しを簡素化した射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、内側にアンダーカット部を有す
る樹脂成形体を射出成形する金型構造としては、図5に
示すように、相互に係合可能な固定側型板1と可動側型
板2と、可動側型板2内に傾斜状に設置されたスライド
コア3とから構成されており、固定側型板1と可動側型
板2との間のキャビティ内に合成樹脂を射出充填して所
要形状に樹脂成形体4を成形するとともに、アンダーカ
ット部4aに傾斜状のスライドコア3を、可動側型板2
の可動と連繋して矢印方向にスライド動作させて、アン
ダーカット部4aの成形ならびにアンダーカット部4a
からスライドコア3を外すという方法をとっている。
【0003】さらに、アンダーカット部4aとスライド
コア3が接合し、両者が離型困難になることを防止する
ため、樹脂成形体4の裏面にエジェクタピン4bを設
け、可動側型板2の所定位置にこのエジェクタピン4a
を介して樹脂成形体4を保持するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来アン
ダーカット部を有する樹脂成形体4を成形する金型構造
において、樹脂成形体4のアンダーカット部4aとスラ
イドコア3との食い付きが非常に強い場合には、エジェ
クタピン4bのピン径を太く設定しなければならず、そ
うした場合、エジェクタピン4b設定箇所の表面側にヒ
ケが生じ、外観不良の大きな要因となる。
【0005】さらに、スライドコア3がアンダーカット
部4aから完全に離型するまでエジェクタピン4bによ
り樹脂成形体4を保持する必要があるため、エジェクタ
ピン4bのストロークを長く設定しなければならず、エ
ジェクタ操作が面倒であるとともに、材料ロスが多く、
材料効率上も好ましいものではなかった。
【0006】加えて、エジェクタピン4bを切断して最
終製品とするため、カット加工が必要となり、このこと
も製品のコストアップを招来する要因となっている。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、スライドコアを傾斜状に設定して、樹脂成
形体の内側にアンダーカット部を形成できる射出成形用
金型において、樹脂成形体とスライドコアとの離型性を
高めることにより、生産性を向上させるとともに、エジ
ェクタピンを廃止することにより、材料の大幅な節約,
カット工程の廃止,ヒケの確実な防止等種々の利点を備
えた射出成形用金型を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、相互に係合可能な固定側型板と、可動側
型板と、可動側型板に設置するスライドコアとを備え、
両型板間で長尺状の樹脂成形体を成形するとともに、長
手方向端部および中央部に形成するアンダーカット部を
スライドコアにより形成する射出成形用金型において、
前記スライドコアは、長手方向端部のアンダーカット部
には長手方向に沿ってスライドするスライドコアを設
け、樹脂成形体の中央部のアンダーカット部には、短手
方向に沿ってスライドするスライドコアを設ける一方、
上記スライドコアと摺接するストッパリブあるいは溝部
を樹脂成形体に設けることにより、樹脂成形体とスライ
ドコアとの離型を促進させたことを特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成から明らかなように、成形が完了す
れば、可動側型板の駆動に連繋して長手方向端部に設け
たスライドコアは樹脂成形体の長手方向に沿ってスライ
ド動作し、樹脂成形体の中央部に設けたアンダーカット
部のスライドコアは樹脂成形体の短手方向に沿ってスラ
イド動作する。
【0010】そして、スライドコアには、スライド方向
に沿ってストッパリブあるいは溝部が樹脂成形体に設け
られているため、長手方向端部のアンダーカット部とス
ライドコアとの間に食い付きが生じても、短手方向にス
ライドするスライドコアとストッパリブあるいは溝部と
の突き当て作用,嵌合作用により、樹脂成形体が長手方
向に移動することがなく、可動側型板の常に所定位置に
保持される。
【0011】さらに、樹脂成形体のエジェクタストロー
クは、アンダーカット部から各スライドコアが外れる範
囲でよいため、エジェクタピンを設置する従来方法に比
べエジェクタストロークが短くて済む。
【0012】加えて、短手方向のスライドコアと樹脂成
形体に設けたストッパリブあるいは溝部との突き当て作
用,嵌合作用により、エジェクタピンが廃止できるた
め、エジェクタピンの切断工程も廃止できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による射出成形用金型の実施例
について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は本発明に係る射出成形用金型により
成形された成形体の要部斜視図、図2は同成形体の射出
成形時の状態を示す断面図、図3は成形体とスライドコ
アとの関係を示す説明図、図4は本発明に係る射出成形
用金型の別実施例を示す要部断面図である。
【0015】図1は本発明に係る射出成形用金型により
成形されたCDプレーヤーの開閉カバー10を裏面側か
ら見た要部斜視図であり、この開閉カバー10の内側に
は、長手方向両端にそれぞれアンダーカット部11が形
成されているとともに、その中央部にも長手方向に沿っ
て所定間隔を配してアンダーカット部12が形成されて
いる。
【0016】同時に、開閉カバー10の内面には、スト
ッパリブ20が開閉カバー10の短手方向に沿って突設
形成されている。
【0017】次いで、この開閉カバー10の成形に使用
する射出成形金型の構造について、図2を基に説明す
る。
【0018】この射出成形用金型は、固定側型板30と
可動側型板40と、可動側型板40内に設置されたスラ
イドコア50,60とから大略構成されている。
【0019】さらに詳しくは、固定側型板30にはラン
ナ31,ゲート32が設けられており、固定側型板30
と可動側型板40との間に画成されるキャビティC内
に、射出成形機(図示せず)から供給される溶融樹脂を
ランナ31,ゲート32を通じてキャビティC内に射出
充填して、所要形状の開閉カバー10を成形する。
【0020】そして、本発明においては、開閉カバー1
0の内側に一体に設けられているアンダーカット部1
1,12を形成するために、開閉カバー10の長手方向
両端に位置するアンダーカット部11に対して長手方向
にスライド可能なスライドコア50を設置するととも
に、他方側のアンダーカット部12に対応して開閉カバ
ー10の短手方向に沿ってスライド可能なスライドコア
60が設置されている。
【0021】そして、2種類のスライドコア50,60
のスライド方向は、図3に示すように、一方側のスライ
ドコア50は開閉カバー10の長手方向と平行であり、
他方側のスライドコア60は開閉カバー10の短手方向
すなわちスライドコア50のスライド方向と直交する方
向に可動する。
【0022】そして、短手方向にスライドするスライド
コア60に突き当たるようにストッパリブ20が設定さ
れている。
【0023】したがって、成形完了後、可動側型板40
が動作して、スライドコア50,60がスライド動作す
る際、特に、ゲート32に近いスライドコア50aはア
ンダーカット部11と食い付きやすく、両者の離型に問
題があっても、中央側のスライドコア60はストッパリ
ブ20に突き当たった状態でスライド動作するため、開
閉カバー10は長手方向いずれかにずれ込むことがな
く、可動側型板40に確実に保持され、アンダーカット
部11,12からスライドコア50,60は円滑に外
れ、離型操作が容易に進行する。
【0024】したがって、従来のエジェクタピンにより
樹脂成形体を保持する構造に比べ、外観ヒケ等の成形不
良が生じることがないとともに、エジェクタストローク
を長く設定する必要がなく、エジェクタ工程を短縮化す
ることが可能となる。
【0025】また、エジェクタピンを切断加工する手間
も省け、材料ロスが少なく加工面でも有利であるため、
大幅なコストダウンが期待できるという利点もある。
【0026】次いで、図4は本発明による射出成形用金
型の別実施例を示すもので、第1実施例では、開閉カバ
ー10の短手方向にスライドするスライドコア60に突
き当たるストッパリブ20のガイド機能を利用したが、
開閉カバー10の内面側に溝部21を設け、この溝部2
1内にスライドコア60の凸部61をスライド可能に嵌
合させてもよい。
【0027】なお、本実施例によれば、第1実施例のも
のが、ストッパリブ20の高さがスライドコア60の寸
法により制限されるのに対し、成形体である開閉カバー
10の内面に溝部21を設け、この溝部21内にスライ
ドコア60の凸部61を嵌合する構成にすれば、スライ
ドコア60が開閉カバー10に面当て状に設定した場合
にも対応できるという利点がある。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による射出成
形用金型は、以下に記載する格別の作用効果を有する。
【0029】(1)樹脂成形体内面に設けたアンダーカ
ット部を形成するために、樹脂成形体の長手方向端部に
長手方向に沿ってスライド可能なスライドコアを配し、
樹脂成形体の中央部には樹脂成形体の短手方向に沿って
スライド可能なスライドコアを配し、スライドコアの側
縁に沿って、樹脂成形体にストッパリブあるいは溝部を
設け、スライドコアとストッパリブあるいは溝部との突
き当て構造,嵌合構造としたため、従来のエジェクタピ
ンを廃止しても、樹脂成形体とスライドコアとの離型を
円滑に進めることができ、特に、従来のようにエジェク
タストロークがエジェクタピンの長さに左右されること
なく、アンダーカット部からスライドコアが外れればよ
いため、エジェクタ工程も短縮化できるなど、樹脂成形
体の離型工程を円滑に行えるとともに工程を短縮化でき
るという効果を有する。
【0030】(2)直交する方向にそれぞれスライド可
能なスライドコアを配し、従来のエジェクタピンを廃止
することができるため、樹脂成形体表面にヒケが生じる
等の外観不良が皆無になるとともに、エジェクタピンを
後工程で切断する加工が廃止できるなど成形性に優れ、
かつ加工コストも低減できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出成形用金型により成形した開
閉カバーを裏面側から見た要部斜視図。
【図2】図1に示す開閉カバーを成形する射出成形用金
型の第1実施例の構成を示す断面図。
【図3】図2に示す射出成形用金型におけるスライドコ
アの配置並びに可動方向を示す平面図。
【図4】本発明に係る射出成形用金型の第2実施例の構
成を示す要部断面図。
【図5】アンダーカット部を有する射出成形品を成形す
る従来の射出成形用金型を示す断面図。
【符号の説明】
10 開閉カバー 11,12 アンダーカット部 20 ストッパリブ 21 溝部 30 固定側型板 40 可動側型板 50,60 スライドコア 61 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に係合可能な固定側型板(30)
    と、可動側型板(40)と、可動側型板(40)に設置
    するスライドコア(50,60)とを備え、両型板(3
    0,40)間で長尺状の樹脂成形体(10)を成形する
    とともに、長手方向端部および中央部に形成するアンダ
    ーカット部(11,12)をスライドコア(50,6
    0)により形成する射出成形用金型において、 前記スライドコア(50,60)は、長手方向端部のア
    ンダーカット部(11)には長手方向に沿ってスライド
    するスライドコア(50)を設け、樹脂成形体(10)
    の中央部のアンダーカット部(12)には、短手方向に
    沿ってスライドするスライドコア(60)を設ける一
    方、上記スライドコア(50,60)と摺接するストッ
    パリブ(20)あるいは溝部(21)を樹脂成形体(1
    0)に設けることにより、樹脂成形体(10)とスライ
    ドコア(50,60)との離型を促進させたことを特徴
    とする射出成形用金型。
JP10568293A 1993-05-06 1993-05-06 射出成形用金型 Withdrawn JPH06315958A (ja)

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