JPH08323823A - 射出成形方法およびそれに用いる金型 - Google Patents

射出成形方法およびそれに用いる金型

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JPH08323823A
JPH08323823A JP15708395A JP15708395A JPH08323823A JP H08323823 A JPH08323823 A JP H08323823A JP 15708395 A JP15708395 A JP 15708395A JP 15708395 A JP15708395 A JP 15708395A JP H08323823 A JPH08323823 A JP H08323823A
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JP
Japan
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core
corner
mold
injection molding
molded product
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JP15708395A
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Noriyuki Ujihashi
宣之 氏橋
Shozo Kuwabara
省三 桑原
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Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/44Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
    • B29C45/4421Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using expansible or collapsible cores

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱状成形品の開口部の周縁に、連続したアン
ダーカット部を、高い精度で容易に形成する。 【構成】 上下方向に移動する可動側コアブロック8の
傾斜面に設けた蟻溝8Cに嵌合する突部14Cをサイド
スライドコア14に設け、可動側コアブロック8に連動
する可動側型板4に傾斜して固着したアンギュラピン2
5が嵌入する傾斜貫通孔27Aをコーナスライドコア2
6に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口部の周縁に連続し
たアンダーカット部を有する角形、楕円形などの箱状樹
脂成形品の射出成形方法およびそれに用いる射出成形用
金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、電気冷蔵庫の扉を合成樹脂によ
り形成する場合、扉本体を形成する樹脂成形品101
は、断熱材層102を設けるために開口部を有する箱状
とし、その断熱材層102を保持する化粧板103を固
定するために、開口部の周縁には連続したリブ104を
設ける必要がある(図1a参照)。その結果、樹脂成形
品101の開口部の周縁には連続したアンダーカット部
105が形成されることになる。
【0003】従来、このように開口部の周縁に連続した
アンダーカット部105を有する箱状の樹脂成形品10
1を射出成形する場合は(図1参照)、アンダーカット
部105に対応する部分を微細にした射出成形用金型を
用いて無理抜きをして成形するか、あるいは開口部周縁
のアンダーカット部105に対応する金型部分の複数箇
所を切欠し、この切欠した部分を利用して傾斜ピン、ス
ライドコアなどを用いることにより成形するかしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の射出成形用金型
により開口部の周縁に連続したアンダーカット部を有す
る箱状の樹脂成形品を成形する場合、目的とする形状の
成形品を正確に得ることが難く、また得られた成形品は
変形、バリの発生などが避け難く、商品価値を有する成
形品が効率良く得られないという問題点があった。
【0005】また、アンダーカット部の深さを大きくす
ることができなく、強度の大きな樹脂成形品が得られ難
いという問題点があった。
【0006】本発明は、箱状成形品の開口部の周縁に、
連続したアンダーカット部を、高い精度で容易に形成で
きる射出成形方法およびその射出成形に用いる金型を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の射出成形方法においては、固定側部位と、
外周部に突条片を設けて成形品の直線部と対応するサイ
ドコアおよび外周部に突条片を設けて成形品の屈曲部と
対応するコーナコアを有する可動側部位とにより形成さ
れるキャビティ部に溶融樹脂を射出注入し、この溶融樹
脂を冷却固化したのち、前記サイドコアを内方に移動
し、ついでコーナコアを上下方向に変位させるとともに
内方に移動して樹脂成形品を離型するものである。
【0008】上記目的を達成するために、本発明の射出
成形用金型においては、固定側部位と、アンダーカット
部を形成する突条片を設けるとともに成形品の直線部と
対応するサイドコアおよびアンダーカット部を形成する
突条片を設けるとともに成形品の屈曲部と対応するコー
ナコアを備えて前記固定側部位とによりキャビティ部を
形成する可動側部位と、このキャビティ部に溶融樹脂を
射出注入する注入手段と、前記サイドコアおよびコーナ
コアを内方に移動させる移動手段と、前記コーナコアを
上下方向に変位させる変位手段とを有するものである。
【0009】また、移動手段は、サイドコアおよびコー
ナコアの内周部に当接する傾斜面を有するコアブロック
を上下方向に移動可能に装着し、前記サイドコアの内周
部もしくはこれに当接する傾斜面のいずれか一方に条
溝、他方にこれと嵌合する凸条を設けて形成することも
できる。
【0010】また、移動手段は、サイドコアおよびコー
ナコアの内周部に当接する傾斜面を有するコアブロック
の上下方向への移動に連動して上下方向へ移動する可動
側型板に、アンギュラピンを傾斜して固着し、このアン
ギュラピンとコーナコアを連結して形成してもよい。
【0011】さらに、変位手段は、固定側部位と連結し
たストリッパープレートに、コーナコアを支持させて形
成することができる。
【0012】
【作用】上記のように構成された射出成形方法によれ
ば、キャビティ部に射出注入した溶融樹脂が冷却固化し
たのち、まずサイドコアを内方に移動することにより、
サイドコアの突条片によって形成された直線部のアンダ
ーカット部からその突条片が離型され、つぎにコーナコ
アを上下方向に変位させることにより、サイドコアが位
置する面とは別の面にコーナコアが位置するようにな
り、ついでコーナコアを容易に内方に移動することがで
き、この移動によりコーナコアの突条片を屈曲部のアン
ダーカット部より離型することができる。
【0013】また、上記のように構成された射出成形用
金型によれば、成形品の直線部にアンダーカット部を形
成する突条片を設けたサイドコアおよび成形品の屈曲部
にアンダーカット部を形成する突条片を設けたコーナコ
アは、移動手段によりそれぞれ内方に移動することがで
き、その際、コーナコアは、変位手段によってサイドコ
アが位置する面とは異なる面に移動して内方に移動する
ので、サイドコアが移動の妨げとはならない。
【0014】また、サイドコアを、上下方向に移動する
コアブロックの傾斜面に沿って滑動できるようにすると
スムーズに内方に移動し、また、コーナコアは、コアブ
ロックの上下方向への移動に連動して上下方向へ移動す
る可動側型板に傾斜して固着したアンギュラピンに連結
すると、コーナコアは、アンギュラピンに沿ってスムー
ズに内方に移動できる。
【0015】さらに、コーナコアを、固定側部位と連結
されたストリッパープレートに支持すると、コーナコア
はストリッパープレートの移動と連動してスムーズに変
位させることができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を、図1aに示すような形状
のアンダーカット部105を有する樹脂成形品101を
形成する場合について、図2ないし図5を参照して説明
する。
【0017】図において、1は固定側型板2を固定する
固定側取付板、3はリング状のストリッパープレート、
4はリング状の可動側型板、5はスペーサブロック、6
はスペーサブロック5と可動側取付板7との間に介在さ
せたリング状の可動側補助型板、8は可動側取付板7に
下部を固定した柱状の可動側コアブロックで、下方部8
Dは四角柱状、上方部8Eは八角錐台状に形成し、下方
部8Dと上方部8Eとの接合部の側壁には、段部状のコ
アブロック型板受け部8Aを設けている。
【0018】この可動側コアブロック8において、コア
ブロック型板受け部8Aと頂面との間の側壁面、すなわ
ち八角錐台状の上方部8Eの側壁面は、傾斜した8面の
側壁面からなり、サイドスライドコア14と対向する4
面の側壁面には滑面8Bおよび蟻溝8Cを設けている。
9は固定側取付板1に設けたロケットリング、10は固
定側型板2に設けたスプルーランナ部、11は固定側型
板2に設けたピン2Aおよびストリッパープレート3に
設けたピン3Aが嵌入する長孔を有する引張りリンク、
12はスプルーランナ部10とファンゲート部10Aを
介して連通するキャビティ部で、このキャビティ部12
に溶融樹脂を射出注入することにより、アンダーカット
部12Bを有する樹脂成形品12Aが成形される。
【0019】13はストリッパープレート3の中央部に
収納位置し、可動側型板4に支持固定された可動側型板
入れ子、14は樹脂成形品12Aの直線状側部に対応す
るサイドスライドコアで、外側周縁部にはアンダーカッ
ト部12Bを形成する突条片14Aを有し、内側周縁部
には可動側コアブロック8の滑面8Bに当接する滑面1
4Bおよび可動側コアブロック8の蟻溝8Cに係合する
突部14Cを有し、可動側型板入れ子13の上に内方お
よび外方に移動可能に嵌合支持されている。
【0020】14Dはサイドスライドコア14を可動側
コアブロック8に支持する支持部で、サイドスライドコ
ア14が移動するストロークの関係から突部14Cを延
長することにより形成している。15はスペーサブロッ
ク5の中央部に収納位置するリング状の下側突き出しプ
レート、16はスペーサブロック5の中央部に収納位置
するリング状の上側突き出しプレートで、これらリング
状の可動側型板4、下側突き出しプレート15および上
側突き出しプレート16の中央部に形成される空間部に
は可動側コアブロック8が収納位置している。
【0021】17は下部が可動側取付板7に固定された
可動側支持ガイドピンで、上部は可動側型板4、スペー
サブロック5および可動側補助型板6に設けた透孔にガ
イドブッシュ18を介して挿入されている。19は下部
を上側突き出しプレート16に固定し、上部をファンゲ
ート部10Aに対向させたランナ突き出しピン、20は
下部を上側突き出しプレート16に固定し、上部を樹脂
成形品12Aに対向させた突き出しピン、21は上部が
スペーサブロック5に、下部が可動側取付板7にそれぞ
れ係止するストップボルト、22はスペーサブロック5
と可動側取付板7との間に張架し、これらを離反させる
方向に付勢する圧縮コイルバネ、23は上部をストリッ
パープレート3に、下部を上側突き出しプレート16に
それぞれ固定したリターンピンで、可動側型板4を貫通
している。
【0022】24は可動側型板4と上側突き出しプレー
ト16との間に張架し、これらを離反させる方向に付勢
するプレート復帰コイルバネ、25は下部を可動側型板
4に固定し、上部は内側に傾斜させたアンギュラピン、
26は樹脂成形品12Aの屈曲状角部に対応するコーナ
スライドコアで、外側周縁部にはアンダーカット部12
Bを形成する突条片26Aを有し、内側周縁部には可動
側コアブロック8の上方部8Eの傾斜した側壁面と当接
し、ストリッパープレート3の上に内方および外方に移
動可能に支持されている。27は連結シャフト28によ
りコーナスライドコア26と連結されたコーナスライド
コア駆動部で、ストリッパープレート3に支持され、ア
ンギュラピン25の上部が嵌入する傾斜した貫通孔27
Aを有する。29はストリッパープレート入れ子、30
は下部が可動側型板4に固定され、上部がストリッパー
プレート3に形成した透孔にストリッパープレートガイ
ドブッシュ31を介して挿入されている主ガイドピン、
32は樹脂成形品12Aの外周ライン、33は樹脂成形
品12Aの内側立ち上がりライン、34は樹脂成形品1
2Aのアンダーカットラインである。
【0023】つぎに、樹脂成形品12Aを射出成形する
場合の動作について説明する。型締めの工程が完了して
樹脂が射出成形できる状態の場合は、固定側型板2とス
トリッパープレート3とが接合し、このストリッパープ
レート3と可動側型板4とはプレート復帰コイルバネ2
4の弾力にて接合し、この可動側型板4は、可動側コア
ブロック8のコアブロック型板受け部8Aに支持されて
いる。さらに、可動側コアブロック8の上方部8Eの傾
斜した4面の側壁面に形成されている滑面8Bにはサイ
ドスライドコア14の滑面14Bが当接し、また蟻溝8
Cには突部14Cが係合し、さらにコーナスライドコア
26は、その内側周縁部が可動側コアブロック8の上方
部8Eの傾斜した他の4面の側壁面と当接してサイドス
ライドコア14により狭持されている。その結果、固定
側型板2と、可動側コアブロック8、サイドスライドコ
ア14およびコーナスライドコア26とによりキャビテ
ィ部12が形成される(図2a、図3参照)。
【0024】なお、可動側型板4は、可動側コアブロッ
ク8のコアブロック型板受け部8Aにより支持されてい
るので、中央部がリング状に切欠されていても他の補強
サポートブロックを用いることなく充分に樹脂の射出注
入圧に耐えることができる。
【0025】この型締めの工程のつぎに溶融樹脂の射出
注入の工程に入り、溶融樹脂は、スプルーランナ部10
よりファンゲート部10Aを経てキャビティ部12に射
出注入され、この溶融樹脂の冷却固化により成形品12
Aが成形され、つぎの型開きの工程に移行する。この型
開きの工程は、主として第1段階のサイドスライドコア
14が開く工程と、第2段階のコーナスライドコア26
が開く工程とにより構成されている。なお、樹脂成形品
12Aには、サイドスライドコア14の突条片14Aお
よびコーナスライドコア26の突条片26Aによりアン
ダーカット部12Bが形成されている。
【0026】サイドスライドコア14が開く工程につい
て説明する(図2b、図4参照)。圧縮コイルバネ22
の弾力を動作させると、可動側取付板7は、ストップボ
ルト21の上部および下部が係止されるまでの制限スト
ロークだけ可動側支持ガイドピン17により案内されて
後退し、この可動側取付板7に固定されている可動側コ
アブロック8も後退する。可動側コアブロック8の後退
により、この可動側コアブロック8の蟻溝8Cと係合す
る突部14Cを有する4個のサイドスライドコア14
は、滑面8B、14Bに沿って滑動し、可動側型板入れ
子13の上をそれぞれ前後方向あるいは左右方向の内方
に図2bの矢印で示すように移動する。このサイドスラ
イドコア14の内方への移動により、突条片14Aがア
ンダーカット部12Bより離脱される。
【0027】型開きの工程がさらに進行してパーテイグ
ラインが開き、可動側金型が後退すると、固定側型板2
のピン2Aが嵌入している引張りリンク11によって、
ストリッパープレート3はピン3Aを介して主ガイドピ
ン30に案内されて可動側型板4より浮上し、コーナス
ライドコア26が作動する工程に移行する。
【0028】つぎに、このコーナスライドコア26が作
動する工程について説明する(図2c、図5参照)。
【0029】ストリッパープレート3が可動側型板4よ
り浮上することにより、下側突き出しプレート15およ
び上側突き出しプレート16も浮上し、またストリッパ
ープレート3の移動によりコーナスライドコア26およ
び樹脂成形品12Aも浮上する。この場合、下側突き出
しプレート15および上側突き出しプレート16がそれ
ぞれ浮上することにより、突き出しピン20も浮上する
ので、サイドスライドコア14の突条片14Aがアンダ
ーカット部12Bより離脱している。樹脂成形品12A
は、アンダーカット部12Bが突き出しピン20により
作動により可動側型板入れ子13より離型している。ス
トリッパープレート3が浮上すると、この可動側型板4
に内側に傾斜して固定されているアンギュラピン25に
より傾斜貫通孔27Aに嵌入しているコーナスライドコ
ア駆動部27は内側方向に滑動する。
【0030】このコーナスライドコア駆動部27の滑動
により、連結シャフト28により連結されたコーナスラ
イドコア26もストリッパープレート3の上を内方に図
2cの矢印で示すように移動するので、突条片26Aが
アンダーカット部12Bより離脱する。なお、コーナス
ライドコア26は、サイドスライドコア14の移動方向
に対して45度の角度をもって内方に移動するが、スト
リッパープレート3の移動により共に浮上しているの
で、サイドスライドコア14とは異なった面上での移動
となり、サイドスライドコア14が移動の妨げとはなら
ない。
【0031】また、サイドスライドコア14の突条片1
4Aおよびコーナスライドコア26の突条片26Aが、
アンダーカット部12Bより離脱する時は、可動側型板
入れ子13およびストリッパープレート入れ子29など
によって樹脂成形品12Aを離型抵抗から支えているの
で、無理な外力を加えることなくスムーズに離脱するこ
とができる。そして、コーナスライドコア26の突条片
26Aが、アンダーカット部12Bより離脱されたの
ち、ストリッパープレート入れ子29に内蔵され、コー
ナスライドコア駆動部27により駆動される突き出しピ
ンによって樹脂成形品12Aは離型されて離型する工程
が終了する。
【0032】以上の説明では、樹脂成形品12Aの形状
が角形状の場合であるので、4個づつのサイドスライド
コア14およびコーナスライドコア26を用いたが、形
状が円形、多角形のものにおいても複数個のスライドコ
アを用いて同様に成形することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、箱状の樹脂成形品の開口部の周縁に連続し
たアンダーカット部を高い精度で容易に形成することが
でき、得られる成形品は、変形、バリの発生もなく、商
品価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アンダーカット部を有する樹脂成形品の要部断
面図である。
【図2】本発明の射出成形方法における金型の動作説明
図である。
【図3】本発明の射出成形用金型の図2におけるA−O
−A線での側断面図である。
【図4】同射出成形用金型の図2におけるA−A線での
側断面図である。
【図5】同射出成形用金型の図2におけるA−O−B−
C線での側断面図である。
【符号の説明】
2 固定側型板 4 可動側型板 8 可動側コアブロック 8B、14B 滑面 8C 蟻溝 10 スプルーランナ部 12 キャビティ部 12A 樹脂成形品 12B アンダーカット部 14 サイドスライドコア 14A、26A 突条片 14C 突部 25 アンギュラピン 26 コーナスライドコア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側部位と、外周部に突条片を設けた
    サイドコアおよび外周部に突条片を設けたコーナコアを
    有する可動側部位とにより形成されるキャビティ部に溶
    融樹脂を射出注入し、この溶融樹脂を冷却固化したの
    ち、前記サイドコアを内方に移動し、ついでコーナコア
    を上下方向に変位させるとともに内方に移動して樹脂成
    形品を離型する射出成形方法。
  2. 【請求項2】 固定側部位と、成形品の直線部にアンダ
    ーカット部を形成する突条片を設けたサイドコアおよび
    成形品の屈曲部にアンダーカット部を形成する突条片を
    設けたコーナコアを備えて前記固定側部位とによりキャ
    ビティ部を形成する可動側部位と、このキャビティ部に
    溶融樹脂を射出注入する注入手段と、前記サイドコアお
    よびコーナコアを内方に移動させる移動手段と、前記コ
    ーナコアを上下方向に変位させる変位手段とを有する射
    出成形用金型。
  3. 【請求項3】 サイドコアおよびコーナコアの内周部に
    当接する傾斜面を有するコアブロックを上下方向に移動
    可能に装着し、前記サイドコアの内周部もしくはこれに
    当接する傾斜面のいずれか一方に条溝、他方にこれと嵌
    合する凸条を形成した移動手段を有する請求項2記載の
    射出成形用金型。
  4. 【請求項4】 サイドコアおよびコーナコアの内周部に
    当接する傾斜面を有するコアブロックの上下方向への移
    動に連動して上下方向へ移動する可動側型板に、アンギ
    ュラピンを傾斜して固着し、このアンギュラピンにコー
    ナコアを連結した移動手段を有する請求項2記載の射出
    成形用金型。
  5. 【請求項5】 固定側部位と連結したストリッパープレ
    ートに、コーナコアを支持させた変位手段を有する請求
    項2記載の射出成形用金型。
JP15708395A 1995-05-30 1995-05-30 射出成形方法およびそれに用いる金型 Pending JPH08323823A (ja)

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