JPH0545449Y2 - - Google Patents

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JPH0545449Y2
JPH0545449Y2 JP9120789U JP9120789U JPH0545449Y2 JP H0545449 Y2 JPH0545449 Y2 JP H0545449Y2 JP 9120789 U JP9120789 U JP 9120789U JP 9120789 U JP9120789 U JP 9120789U JP H0545449 Y2 JPH0545449 Y2 JP H0545449Y2
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fixed
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は射出成形、トランスフア成形などに利
用される金型に関し、詳しくはアンダカツト部の
離型機構をもつ金型に関する。
[従来の技術] アンダカツト部の離型機構をもつ金型として、
例えば特公昭59−17932号公報に開示されている
ように、スライドコアと押出し機構とを組合わせ
たものが多数提案されている。このような金型で
はスライドコアは可動型側に設けられるのが通常
である。しかしながら製品形状によつては、アン
ダカツト部が成形体の両側に存在するような場合
がある。このような場合には可動型のみにスライ
ドコアを設けても、固定型側のアンダカツト部を
離型することが困難である。
[考案が解決しようとする課題] そこで両側にアンダカツト部をもつような成形
体を成形するための金型として、第6図に示すよ
うな金型が考えられる。この金型は、背板100
と、固定型200と、可動型300と、スライド
コア400とから構成されている。背板100に
は型面の一部を形成する内スライドコツタ110
が固定型200を貫通して保持されている。そし
てスライドコア400は内スライドコツタ110
とT溝410で係合し、固定型200にスライド
移動自在に保持されている。なお、固定型20
0、可動型300およびスライドコア400でア
ンダカツト部500が成形される。
このように構成された金型の作動を説明する
と、まず背板100と固定型200の間が開かれ
る。するとスライドコア400はスプリング12
0の付勢力により固定型200に押圧され、傾斜
したT溝410に案内されて内スライドコツタ1
10および可動型300に対して相対移動する。
これによりスライドコア400からアンダカツト
部500がはずれる。
そして次に固定型200と可動型300との間
で型開きされ、固定型200から成形体が離型さ
れる。そして図示しない押出しピンなどの駆動に
より、成形体は可動型300から離型される。な
お、反対側のアンダカツト部510は可動型30
0側にあるので、従来と同様のスライドコア法で
容易に離型することができる。
しかしながらこの金型においても、背板など部
品点数が多く金型の加工工数および調整工数が多
大となるという不具合がある。また金型が大型と
なりスペース面で不具合が生じる場合もある。さ
らに背板と固定型との間で開閉の作動をさせる必
要があるので、射出成形機のノズルを前進・後退
させる操作が必要となり、サイクルロス時間が発
生するという問題がある。また、スライドコアに
成形体が付着して取られる場合がある。このよう
になると成形体は固定型側に残ることとなり、取
出しを自動で行なうことが困難となる。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成でアンダカツト部を処理でき
るようにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決する本考案の成形用金型は、可
動型と、可動型の型開き方向に対して傾斜する方
向に延びる第1ガイド面と型開き方向に延びる第
2ガイド面とをもつ固定型と、固定型に保持され
第1ガイド面に案内されて移動可能な第1コア
と、固定型に保持され第1コアを固定型の型面か
ら突出する方向へ付勢する付勢部材と、固定型に
保持され第2ガイド面に案内されて移動可能で第
1コアおよび可動型とともに成形体のアンダカツ
ト部を成形する第2コアと、よりなり、 型開き時に第2コアは第2ガイド面に案内され
て型開き方向へ移動し可動型とともにアンダカツ
ト部を保持するように構成されたことを特徴とす
る。
[作用] 本考案の成形用金型では、型開き時にはまず可
動型が型開き方向に駆動されて型開きされる。す
ると付勢部材の付勢力により、第1コアが第1ガ
イド面に案内されて型開き方向から傾斜する方向
に移動しつつ固定型の型面から突出する。このよ
うに第1コアを型開き方向から傾斜する方向に移
動させることにより、アンダカツト部を第1コア
から離型することが可能である。しかし、その場
合第1コアに成形体が付着して取られる場合があ
る。固定型の一部である第1コアに成形体が取ら
れることは好ましくない。
そこで本考案の金型では第2コアを設けてい
る。すなわち、型開き時には第2コアは第2ガイ
ド面に案内されながら型開き方向に移動する。し
たがつて第1コアと第2コアとは型面に沿う方向
で次第に遠ざかるように相対移動する。これによ
りアンダカツト部を第2コアと可動型との間で保
持した状態を維持しつつ、第1コアからアンダカ
ツト部を離型することができ、成形体が第1コア
に取られるのが防止される。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明する。
第1図〜第5図に本考案の一実施例の金型を示
す。この金型は樹脂の射出成形用の金型である。
この金型は、可動型1と、固定型2と、第1コ
ア3と、第2コア4とから構成される。
第1コア3は固定型2に移動自在に保持されて
いる。第1コア3には型開き方向に対して角度θ
だけ傾斜した第1ガイドピン30が固定され、第
1ガイドピン30の他端は固定型2に設けられた
貫通孔20に挿通されている。そして貫通孔20
から出た第1ガイドピン30には、貫通孔20の
径より大きな径のストツパ31が設けられ、第1
コア3の移動量を規制している。そして固定型2
と第1コア3の間にはスプリング32が介在し、
第1コア3を固定型2の型面から突出する方向へ
付勢している。
ここで第1コア3の移動方向は、第1ガイドピ
ン30と貫通孔20との摺接する方向、および第
1コア3と固定型2とが摺接する方向で決まる。
本実施例では、貫通孔20の軸方向および第1コ
ア3が摺接する固定型2の摺接平面22の方向
は、両方とも型開き方向から角度θだけ傾斜して
いるため、第1コア3は型開き方向から角度θだ
け傾斜する方向に移動可能となつている。すなわ
ち、貫通孔20の内周表面および摺接平面22が
第1ガイド面を構成し、第1コア3は第1ガイド
面に案内されて移動する構成とされている。
第2コア4は、第2図に断面を示すように第1
コア3とT溝40で係合し、第1コア3と第2コ
ア4とは相対移動可能に構成されている。また第
2コア4は、固定型3に固定され型開き方向に延
びる第2ガイドピン21に枢支されて型開き方向
へ移動自在に構成されている。すなわち第2ガイ
ドピン21の外周表面が第2ガイド面を構成して
いる。
そして可動型1、第1コア3および第2コア4
とで、成形体5のアンダカツト部50を成形する
キヤビテイが形成される。なお成形体5には、ア
ンダカツト部50と反対側に延びる第2のアンダ
カツト部51が存在するため、可動型1には第3
図に示すように公知の傾斜コア方式による離型機
構10が設けられている。
上記のように構成された本実施例の金型の作動
を以下に説明する。
射出成形機からの樹脂の射出が終了し、成形体
5が冷却・固化すると、可動型1が第1図の下方
へ移動する。するとスプリング32の付勢力によ
り、第1コア3が可動型1とともに移動する。こ
のとき第1コア3は、貫通孔20の内周表面およ
び摺接平面22に案内され、型開き方向から角度
θだけ傾斜した方向へ移動する。
このとき第2コア4は第1コア3に係合されて
いるので、第1コア3とともに移動しようとする
が、図の横方向の動きは第2ガイドピン21によ
り規制されているため、第2コア4は型開き方向
にのみ移動する。そしてT溝40により第1コア
3は第2コア4と相対移動して第2コア4から遠
ざかる方向へ移動する。これにより第4図に示す
ように、第1コア3からアンダカツト部50が離
型される。
その状態でストツパ31により第1コア3の移
動量が規制され、第2コア4も第1コア3ととも
に移動が停止される。そして可動型1がさらに型
開きされることにより、第5図に示すように成形
体5は可動型1のみに付着した状態となる。そし
て公知の離型機構10により反対側の第2のアン
ダカツト部51が離型され、図示しない押出しピ
ンの駆動により成形体5は可動型1から離型され
て取出される。
次の成形工程に移るには、可動型1が締まる方
向に移動して第2コア4を押圧すると、T溝40
により第1コア3がスライド移動する。そしてス
プリング32の付勢力に抗してさらに第2コア4
を押圧することにより、第1図の状態となつて型
締めが完了する。
[考案の効果] したがつて本考案の成形用金型によれば、固定
型側のアンダカツト部の離型機構が簡単な構成と
なつているので、コンパクトになるとともに、金
型の加工工数および合わせ調整の工数が低減され
る。さらに型割面が1つだけであるので、射出成
形機のノズルを当接させたままで型開き、型締め
が可能となり、サイクルタイムが短縮され生産性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例の成形用金
型に関し、第1図はその型締め時の断面図、第2
図および第3図はその要部断面図、第4図および
第5図は型開き時のその断面図である。第6図は
本考案に至るまでに案出されたものであり、表裏
両側にアンダカツト部をもつ成形体を成形する金
型の一例の断面図である。 1……可動型、2……固定型、3……第1コ
ア、4……第2コア、5……成形体、20……貫
通孔(第1ガイド面)、21……第2ガイドピン
(第2ガイド面)、22……摺接平面(第1ガイド
面)、30……第1ガイドピン、31……ストツ
パ、32……スプリング(付勢部材)、40……
T溝、50……アンダカツト部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可動型と、 該可動型の型開き方向に対して傾斜する方向に
    延びる第1ガイド面と型開き方向に延びる第2ガ
    イド面とをもつ固定型と、 該固定型に保持され該第1ガイド面に案内され
    て移動可能な第1コアと、 該固定型に保持され該第1コアを該固定型の型
    面から突出する方向へ付勢する付勢部材と、 該固定型に保持され該第2ガイド面に案内され
    て移動可能で該第1コアおよび該可動型とともに
    成形体のアンダカツト部を成形する第2コアと、 よりなり、 型開き時に該第2コアは該第2ガイド面に案内
    されて型開き方向へ移動し該可動型とともに該ア
    ンダカツト部を保持するように構成されたことを
    特徴とする成形用金型。
JP9120789U 1989-08-02 1989-08-02 Expired - Lifetime JPH0545449Y2 (ja)

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JP9120789U JPH0545449Y2 (ja) 1989-08-02 1989-08-02

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JPH0331918U JPH0331918U (ja) 1991-03-28
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