JPH06305388A - 乗り物乗員束縛システム - Google Patents

乗り物乗員束縛システム

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Publication number
JPH06305388A
JPH06305388A JP6064871A JP6487194A JPH06305388A JP H06305388 A JPH06305388 A JP H06305388A JP 6064871 A JP6064871 A JP 6064871A JP 6487194 A JP6487194 A JP 6487194A JP H06305388 A JPH06305388 A JP H06305388A
Authority
JP
Japan
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airbag
stitch
restraint system
vehicle occupant
occupant restraint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6064871A
Other languages
English (en)
Inventor
Brian D Gunn
ディー.ガン ブライアン
Marc D Folsom
ディー.フォルソン マーク
David J Dyer
ジェイ.ダイヤー デビッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morton International LLC
ATK Launch Systems LLC
Original Assignee
Morton Thiokol Inc
Morton International LLC
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Filing date
Publication date
Application filed by Morton Thiokol Inc, Morton International LLC filed Critical Morton Thiokol Inc
Publication of JPH06305388A publication Critical patent/JPH06305388A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/231Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
    • B60R21/2334Expansion control features
    • B60R21/2342Tear seams

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 衝突時に乗り物の乗員を保護する改良された
エアバッグを含む乗り物乗員束縛システムの提供。 【構成】 乗員側エアバッグ10は、完全膨張に先立
ち、垂直方向に長い前方面の制御された展開を示す。エ
アバッグはダッシュボード32のインフレータモジュー
ルに取り付けられた入口開口部26から下方へ延びる垂
下ローブ16,18を含む。エアバッグの前方パネル部
分は、分離ステッチのようなもので入口開口部の下方の
垂下ローブの後方部分に解放可能に保持される。長い柱
にエアバッグの外側への展開はステッチで妨げられ、広
い前方面は早期の展開及び膨張過程で展開する。分離ス
テッチは展開及び膨張過程を通して部分的な道を解放
し、前方面は完全膨張へ満たされる。最初に解放するス
テッチの領域のより高いステッチ密度は制御された展開
を助ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乗り物用エアバッグ、特
に制御された方法で展開されるのに適した乗員側乗り物
用エアバッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の多くの乗り物は、衝突時に乗員を
保護するための1つ又はそれ以上の膨張自在なエアバッ
グを含んでいる。そのエアバッグはガスジェネレータと
連結ながら折り畳まれ、コンパクトな状態で取り付けら
れており、ガスジェネレータは、乗り物の衝突を感知す
るとエアバッグを素早く展開し膨張する膨張ガスを発生
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乗員側エアバッグは典
型的にダッシュボードに取り付けられ、乗員がフロント
ガラス、ダッシュボード及び展開するエアバッグの方へ
相対的な動きを感じると、乗員の方へ展開する。そのエ
アバッグの展開の推力又は主軸線は直接乗員の方に向
き、エアバッグ構成要素は最初、長い柱(colum
n)を形成し、その長い柱の端部が運転手に、時には顔
に当たり、場合によっては擦り傷を負わせる。付け加え
ると、乗員の胴体が前方に動いている間にその乗員の頭
がエアバッグによって減速されると、乗員はむち打ちの
動きを受ける。更なる考慮は、エアバッグが初期展開す
る時に、そのエアバッグに接触して妨害しないと、エア
バッグの下で滑ってしまい十分に保護されない背の低い
乗員及び子供のためになされる。
【0004】前述の障害は、エアバッグを上方に角度の
付いたダッシュボード表面に取り付ける乗り物で悪化
し、そこでは初期展開は乗員の胴体に向かって外側へと
いうよりも上方に向かう。
【0005】従って乗員側エアバッグの1つのデザイン
目的は、完全膨張に先立って外側への展開の範囲を制限
することであり、且つ乗員側エアバッグの早期展開にお
いて垂直方向に長い前方面を促進することである。
【0006】乗員の方へ初期展開する範囲を制限するた
めの内部つなぎ紐を有するエアバッグを提供すること
は、従来技術で公知である。据えつけられる2つから4
つのつなぎ紐又はウェヴは、乗員の方へ向かう前方パネ
ルの展開の範囲を制限するために、エアバッグの前方パ
ネルに取り付けられる端部を有する。つなぎ紐システム
は、展開の範囲を制限するにあたり効果的であるけれど
も、それ自体幾つかの欠点を有する。つなぎ紐は前方パ
ネルに対して質量の集中点を付加し、この付加的で部分
的な質量は、エアバッグが乗員に達すると、より大きい
運動エネルギが乗員に展開されて伝えられた時に擦り傷
の可能性を増加する。そのつなぎ紐は取り付け点におい
て応力集中をも引き起こし、それによるエアバッグの損
傷を防ぐために付加的な補強が必要である。更につなぎ
紐は、ダッシュボードに取り付けるのにできるだけコン
パクトで軽くそのモジュールを維持することが望ましい
時に、エアバッグモジュールに体積と重量を付加する。
またつなぎ紐システムは、エアバッグの展開の方向にほ
とんど影響がなく、つなぎ紐の範囲に対して外側への展
開が起こった後、垂直方向に長い前方面の形成を促進す
る。
【0007】従って、エアバッグの製造及び作動におけ
る簡単さ及び信頼性を維持しながら、乗員側エアバッグ
の展開の良好な制御の必要性がある。
【0008】本発明の目的は、衝突における乗り物の乗
員を保護するための改良されたエアバッグを含む乗り物
乗員束縛システムを提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、乗り物の乗員側のダ
ッシュボードに取り付けるのに特によく適した改良され
たエアバッグを提供することである。
【0010】本発明の更なる目的は、制御された展開を
示すエアバッグを提供することである。
【0011】本発明の付加的な目的は、エアバッグの完
全膨張に先立ち、垂直方向に長い前方面を形成するエア
バッグを提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、最小限の体積と重量
とを有する制御された展開を示すエアバッグを提供する
ことである。
【0013】また本発明の目的は、製造の簡単さと作動
の信頼性とを示すエアバッグを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらと他の目
的を達成する上で、ダッシュボードの収容位置から展開
されて膨張するのに適したエアバッグを含み、且つエア
バッグの入口開口部に膨張ガスを供給するためのガスジ
ェネレータを含んだ乗り物乗員束縛システムが提供され
る。完全膨張された時、そのエアバッグは、乗員の腰か
ら膝がしらの領域へ延びるように垂直方向に長い前方面
を形成し、その垂直方向に長い前方面は、入口開口部か
らダッシュボードの下方へ垂下ローブによって部分的に
形成され、その垂下ローブは入口開口部の方に延びる後
方面を有する。前方面を形成するエアバッグの一部は、
垂下ローブの後方面を形成するエアバッグの一部に解放
可能に保持される。本発明の1つの特徴に従うと、取り
付けられた前方部分は垂下ローブの一部である。エアバ
ッグの初期展開及び部分膨張において、垂直方向に長い
前方面の上方部分の外側への展開は、垂下ローブの後方
面に取り付けられた前方面のために制限される。その
後、解放可能な取り付けは分離し、垂直方向に長い前方
面の下方部分が形成する。これは、展開及び膨張の比較
的早い過程において、エアバッグの垂直方向に長い前方
面の形成を提供し、それから続いて望ましい形状にエア
バッグを成形する。
【0015】本発明の他の特徴に従うと、互いに解放可
能に取り付けられたエアバッグの前方面と垂下ローブの
後方面の部分は、解放可能な保持の分離に先立ち、垂下
ローブへの初期膨張ガスの通過を許容し、エアバッグの
下方部分が展開し、部分的に膨張する。
【0016】本発明の更なる特徴に従うと、垂下ローブ
の前方パネルと後方パネルとは、分離ステッチによって
互いに保持される。本発明でより特徴的なのは、ステッ
チが配置されるところの内部に補強あて布を提供し、平
行で垂直な線でステッチを提供することである。
【0017】特に本発明の特徴は、第1に分離するステ
ッチ領域に、それに続いて分離するステッチ領域のステ
ッチ密度よりも高いステッチ密度を提供することであ
る。そのステッチは長い集中線で有利に提供され、該長
い集中線は、第1分離の領域で大きく横方向に間を開け
て、より高いステッチ密度を提供するために第1分離領
域の該長い集中線の間に配置された付加的な短いステッ
チ線部分を有する。
【0018】本発明の他の特徴に従うと、エアバッグは
中央パネルと、垂下ローブを各々有する実質的に同一の
2つの側部パネルとを具備し、各々の側部パネルは入口
開口部を形成するエアバッグを提供するために中央パネ
ルのそれぞれの縁部に取り付けられる縁部を有し、中央
パネルは、側部パネルの頂縁部に沿って入口開口部から
側部パネルの前方縁部まで延び、該前方縁部は側部パネ
ルの前方縁部に沿って該側部パネルの垂下ローブの前方
縁部を含み、それによってエアバッグの前方面を提供
し、更に側部パネルの垂下ローブの後方面に沿って入口
開口部まで延びる。本発明のこの特徴に関連して、垂下
ローブの前方縁部の間の中央パネルの部分は、垂下ロー
ブの後方縁部の間の中央パネルの部分に取り付けられ
る。更に特徴的には、その取り付け部分は垂下ローブの
前方パネルと後方パネルの幅の二分の一以下である。
【0019】本発明を特徴付ける種々の新規の特徴は、
本明細書の一部に添付されてそれを形成する請求項の特
徴で指摘される。本発明、その作動利点及びそれを使用
することによって達成される特定的な目的のより良い理
解のために、本発明の好ましい実施例が記述された一致
する図面と記述の方法に参照がなされる。
【0020】同一の参照番号は種々の図面を通して同一
の要素に参照する。
【0021】
【実施例】図1から図5に、本発明に従ったエアバッグ
10が示されている。そのエアバッグ10は、乗り物の
乗員側で使用するのによく適しており、且つ垂直方向に
長い前方面が展開及び膨張の比較的早い過程において達
成される制御された展開及び膨張のために設計される。
このような展開は頂部取り付け部分からでさえ、つまり
上方に角度のついたダッシュボードでさえ達成される。
【0022】エアバッグ10が使用される乗り物のダッ
シュボード32とフロントガラス34が図1から図3
(及び他の図面でも)で略図的に示される。このダッシ
ュボード32は、ダッシュボード34の方へ実質的に上
方に面するように角度のある頂部パネル36を有するタ
イプであり、インフレータモジュールと貯蔵室30とが
その頂部パネル36に取り付けられる。これは頂部取り
付けエアバッグ設備として参照される。
【0023】エアバッグ10が完全に展開して膨張した
ところが示されている図3で特に参照されるように、エ
アバッグ10は、実質的に同一の形状をした側部パネル
12及び14を具備する。ここでは側部パネル14は破
線で示されている。側部パネル12及び14は垂下ロー
ブ部分16及び18をそれぞれ含む。エアバッグ10
は、縫い目22及び24のそれぞれにおいて側部パネル
12及び14に取り付けられた中央パネル20を更に具
備する。エアバッグ10は、従来技術でよく知られ、そ
れ故に図面で略図的にだけ示されるように、入口開口部
26を形成し、該入口開口部26においてエアバッグ1
0がエアバッグモジュール及び貯蔵室30に取り付けら
れる。側部パネル12、14の垂下ローブ部分16、1
8は入口開口部26から下方に延び、図3の線DLより
も下方にある。
【0024】図3を続けて参照すると、エアバッグ10
が完全に展開され膨張される時、中央パネル20は、側
部パネル12及び14の頂縁部に沿って入口開口部26
から延び、その一部はフロントガラス34の近くにある
か又は接触している。中央パネル20はエアバッグ10
の垂直方向に長い前方面40に沿って延び、それは側部
パネル12及び14の垂下ローブ部分16及び18の間
に部分的に形成される。中央パネル20は、入口開口部
26に戻るように垂下ローブの後方縁部に沿って続く。
側部パネル12、14及び中央パネル20の布地は49
×49ナイロンであり、ここまでに記述されたエアバッ
グ10は、従来技術で公知であるのと実質的に同じであ
り、従って当業者によって容易に作られうる。
【0025】エアバッグ10は、側部パネル12、14
の垂下ローブ部分16、18の後方縁部の間の中央パネ
ル40の部分39と側部パネル12、14の垂下ローブ
部分16、18の前方縁部の間の中央パネル40の部分
38との解放可能な保持によって更に特徴付けられる。
エアバッグ10において、この特徴は中央パネル20の
補強部分に提供される分離ステッチ42によって達成さ
れる。図4で最も良く見られるように、分離ステッチ4
2は、中央パネル20と側部パネル12及び14とを連
結する縫い目22及び24と整列した8つの平行線で設
けられる。分離ステッチ42の解放に先立ち入口開口部
26の最も近くの分離ステッチ42の端部44は最初に
抵抗するためにバックステッチを設けられ、それによっ
て前方パネル20の連結された部分の分離を遅らせる。
8つのステッチ線の各々は9インチの長さであり、その
分離ステッチ42は、おおよそインチ当たり8つのステ
ッチで90ポンドのナイロン糸で与えられる。
【0026】図5を参照すると、中央パネル20は、2
つのあて布46及び48によって分離ステッチ42の領
域で補強される。あて布46は、垂直方向に長い前方面
40の一部である中央パネル20の前方の部分38に取
り付けられ、補強あて布48は垂下ローブ14、16の
後方の一部である前方パネル20の部分39に取り付け
られる。その補強あて布46、48は長方形であり、ス
テッチ50によって前方の中央パネル20に保持され
る。
【0027】分離ステッチ42は中央パネル20の中央
部分のみを互いに連結しており、膨張ガスは、エアバッ
グ10の早期の展開及び膨張の間、エアバッグ10の垂
下ローブ部分12、14の領域の中へ分離ステッチ42
の任意の側から自由に通る。
【0028】分離ステッチ42のパターン、ステッチの
量、ステッチを提供するために使用される糸の強さ、及
びインチ当たりのステッチの数が、その特定的な必要条
件のある特徴的な保持におけるエアバッグ10の望まし
い作動パラメーターを達成するために変化されうること
は理解されるであろう。故に上記の特定的なステッチの
開示が本発明の好ましい実施例を具備するエアバッグに
対して、且つ望ましい作動結果を達成するのに適切であ
るけれども、下記でより十分に記述されるように、本発
明は特徴的で特定的なステッチに限定されない。
【0029】図1から図3を参照すると、エアバッグ1
0の展開及び膨張は略図的に示されている。図1を参照
されるエアバッグ10は展開及び膨張の比較的早期の段
階にある。展開及び膨張に先立ち、エアバッグ10は、
ダッシュボード32の頂部パネル36の分離部分の下に
取り付けられたインフレータモジュール30に貯蔵する
ために折り畳まれている。インフレータモジュール30
は、膨張ガスを素早く発生するように、衝突を感知する
と作動するガスジェネレータ(示されていない)を含
む。エアバッグ10の充填及び拡張はダッシュボード3
2の分離部分を開口し、エアバッグ10は自由に展開し
膨張する。インフレータモジュール30と分離ダッシュ
ボードとインフレータモジュール30及びエアバッグ1
0の初期作動とは当業者に良く知られており、従って、
より詳細には示され記述されない。本発明はより特徴的
には、膨張過程の開始後の展開及び膨張の間に解放可能
な取り付けによるエアバッグ10の成形に関するもので
ある。
【0030】続けて図1を参照すると、エアバッグ10
は、フロントガラス34に沿って上方に、且つ示されて
いないが乗員のほうに向かって外側に展開する。上方及
び外側への展開はある程度、ダッシュボード32の頂部
パネル36のインフレータモジュール30の頂部取り付
けの関数であり、膨張ガスの柱は、ただ単に外側へとい
うよりむしろ実質的に上方へそして外側に導かれる。し
かしながら、エアバッグ10の外側への展開は分離ステ
ッチ42によって抑制され、それは外側への延びに利用
される中央パネル20の量を制限する。その延びは線R
によって図1に示され、分離ステッチ42が延びに使用
される中央パネル20を制限するのが見られる。
【0031】インフレータ10の外側への展開が制限さ
れるので、エアバッグ10の横方向への拡張は促進さ
れ、つまり膨張ガスの柱は横方向にそらされ、方向転換
される。更に膨張ガスは分離ステッチ42の任意の側を
過ぎて流れ、図1の参照番号52で示されるエアバッグ
10の垂下ローブ部分12、14の下方部分の膨張を始
める。
【0032】図2を参照すると、エアバッグ10の展開
及び膨張は、分離ステッチ42の部分的な分離によって
特徴付けられながら続く。分離はエアバッグ10の構成
要素のモーメント及び運動エネルギにより主に起こる。
エアバッグ10が分離ステッチ42によって生じた制限
まで展開されると、効果的にエアバッグ10の構成要素
を展開することによって展開された運動エネルギは分離
ステッチ42を『引っ張り(jerk)』、分離ステッ
チ42を分離させる。故に、分離はエアバッグ10内の
膨張ガスの圧力によって起こらず、それよりむしろ展開
の過程によって起こる。
【0033】分離ステッチ42によって提供された束縛
のために、膨張ガスは、長い柱にエアバッグ10を駆動
するよりむしろエアバッグ10を膨らます傾向がある。
故にエアバッグ10は、展開及び膨張の比較的早期に垂
直方向に長い前方面40を展開しはじめる。垂直方向に
に長い前方面40の下方形成部分は図2の40aで示さ
れる。図2に示されている線R’は、エアバッグ10の
最大に展開する方向及び範囲を表している。図1の線R
に関して、線R’は展開が続いているにもかかわらず単
に周辺により大きくなり、そして下方に回転される。図
2の曲矢印Cは、長い前方面40の形状の進行方向を示
し、エアバッグ10は線R’に沿った更なる外側への展
開よりむしろこの曲矢印Cへの展開を示す。エアバッグ
10の垂下ローブ部分12、14の底部分52はより大
きい膨張を達成する。
【0034】図3で参照されるエアバッグ10は略図的
に完全に展開されて示される。分離ステッチ42は、あ
て布46及び48が分離されて、展開された垂下ローブ
52の部分38、39のそれぞれに取り付けられたまま
で、完全に分離される。垂直方向に長い前方面40は、
全長に渡って乗員を収容するための、つまり背の低い乗
員又は子供を保護するための垂直面を提供するようにダ
ッシュボード32の下方へ延びる。
【0035】図6から図25は、偶数番号を付けられた
図面の側部から且つ奇数番号を付けられた図面の前方か
ら見られるように、エアバッグ10の順次的な展開及び
膨張を示し、図6から図25は、エアバッグ10の展開
及び膨張の時間シーケンス写真から現像された。
【0036】図6及び図7は、インフレータモジュール
30が膨張ガスを生成するために作動された後14ミリ
セカンドのエアバッグ10を示している。エアバッグ1
0はダッシュボード32の頂部パネル36を通って破裂
し、フロントガラス34に沿って上方へ展開され、前方
面40の上方部分40bは、ダッシュボード32の実質
的に上方のある高さにおいて乗員位置に向かって展開さ
れ始めた。40bの周辺において、エアバッグ10の上
方部分は、広い前方面40を提供するために横方向の拡
張を始めた。この時点で、エアバッグ10の構成要素は
比較的ゆるく、材料の満たされ方が凸凹であるので外側
面はいくらか平坦ではない。これは分離ステッチ42に
おいてステッチされた前方パネル材料の垂直中央線を示
す破線62でも見られる。
【0037】図8及び図9は、16ミリセカンド進んだ
エアバッグ10の展開及び膨張を示している。図8で最
も良く見られるように、前方面40は下方に拡張され、
図9で最もよく見られるように、横方向へも拡張されて
いる。図9を参照すると、樋状部分が、参照番号60に
おいて示されるように、前方面40の中央部分に形成し
始め、ゆるい材料の比較的凸凹な充填泡が、樋状部分6
0のどちらかの側に外側へ拡張する。図8では、分離ス
テッチ42と、エアバッグ10の中央線に沿って分離ス
テッチ42から延びる破線62で示される布地との考え
られる配置を略図的に示している。エアバッグ10はま
だ単に部分的に膨張されているだけであり、乗員との接
触はこの時点では期待されない。
【0038】図10及び図11を参照すると、展開及び
膨張は、膨張モジュールの誘発後、18ミリセカンドに
おいて示される。前方面40は続いて下方に拡張し、中
央線材料62はよりぴんと張る。樋状部分60は、前方
面40が浮かび上がると開きはじめ、分離ステッチ42
は樋状部分60に現れる。またエアバッグ10の横方向
の拡張は、外側へ延びる柱に形成するエアバッグ10に
比べて垂直方向の拡張と共に続く。
【0039】図12及び図13は膨張過程の21ミリセ
カンドにおける展開の範囲を示す。前方面40は下方に
拡張しつづけ、横方向の拡張も続く。破線62で示され
た中央線材料は実質的にぴんと張り、樋状部分60は、
ぴんと張った中央線材料の任意の側の材料が側部まで拡
張すると、いくらかより深くなる。しかしながら表面
は、膨張ガスの体積が存在するけれども膨張圧力はエア
バッグ10の内側に作られていないので、またいくらか
凸凹である。
【0040】図14及び図15は膨張モジュールの誘発
後23ミリセカンドにおけるエアバッグ10を示す。こ
の時点では、更に長くなった前方面40が形成してお
り、エアバッグ10の垂下ローブ部分16、18が垂下
ローブ52においてより突出される。中央線材料62は
外側に展開するエアバッグ10によってぴんと張り且つ
『引っ張られ(jerk)』、分離ステッチ42は部分
的に分離される。図15を参照すると、樋状部分60は
エアバッグ10の最中央部分の展開の遅延効果を示す。
それにもかかわらず、エアバッグ10は、余分な外側の
展開なしに実質的に横方向且つ垂直方向の大きさを形成
する。
【0041】図16及び図17は、誘発後の25ミリセ
カンドにおけるエアバッグ10の展開及び膨張を示して
いる。この時点においては明らかに、分離ステッチ42
が引き裂かれ、より多くの中央線材料62が外側へ自由
に展開し、エアバッグ10の前方面40に満たす。これ
は図17でも見られ、ここでは樋状部分60の上方端部
は、中央パネル材料が前方へ来るように解放されると、
緩む。この解放はエアバッグ10の横方向の拡張を助け
る。この段階においては、衝突の時間における乗り物の
速度と減速度率に依存するので、乗員との接触が可能で
ある。しかしながら、エアバッグ10は良好な横方向及
び垂直方向の寸法で展開し、保護を提供するために、膨
張が続いた状態で、実質的に膨張される。
【0042】図18及び図19は膨張モジュールの誘発
後、27ミリセカンドにおけるエアバッグ10の展開及
び膨張を示している。分離ステッチ42はここでは完全
に分離され、中央パネル20は自由に外側へ展開する。
前方面40の上方部分40aは垂直方向に拡大され、樋
状部分60を形成する材料は前方に緩み、展開する。垂
下ローブ52は、エアバッグ10の垂直方向の範囲を更
に下方へ拡大しながら延びる。中央材料の破線62は、
その任意の側の材料に追いつくような効果で、より平ら
な前方面をとるのが示される。
【0043】図20及び図21を参照すると、展開及び
膨張の過程は、過程の30ミリセカンドにおいて示され
る。エアバッグ10は、ガスジェネレータの作動時間に
応じて、付加的な容積に達し、エアバッグ10はより平
らな前方面40と段々拡大された垂下ローブ52とにな
る。樋状部分60の周辺の材料は実質的に平らになり、
前方へ動く。
【0044】図22及び図23を参照すると、エアバッ
グ10は膨張モジュールの誘発後、33ミリセカンドに
おいて示される。前方面40はより垂直方向に長くさ
れ、特にダッシュボード32の対向側の乗員に向かって
外側へ展開する。樋状部分60は実質的に平らになり、
エアバッグ10は丸い形状になる。
【0045】図24及び図25は膨張モジュールの誘発
後、36ミリセカンドのエアバッグ10を示しており、
この時間においては、エアバッグ10は実質的に完全に
膨張される。エアバッグ10は垂直方向に長い前方面4
0と中に取り付けられたインフレータモジュール30及
びダッシュボード32の中央より下方に延びる垂下ロー
ブ52とを展開する。垂下ローブ52は乗員の腰から膝
がしらまでを本質的に満たし、それによって乗員のエネ
ルギはエアバッグ10の最も大きい可能な表面を越えて
広がり、乗員束縛とクッションで支えることは最大にな
る。図24及び図25において、ステッチ42の周辺の
材料はエアバッグ10の最も外側へ完全に展開する。
【0046】図6から図25を共に見ると、エアバッグ
10の制御された展開及び成形を示し、ここでは、エア
バッグ10は柱を形成せずに、且つ図24及び図25の
完全に膨張された最終位置を越えて外側へ延びない。そ
れよりむしろ、エアバッグ10は制限された範囲に外側
へ展開し、それからエアバッグ10が満たされ、完全に
膨張し丸くなると垂直方向に長い前方面40及び垂下ロ
ーブ52を展開する。垂直方向の表面の素早い下方への
展開は、乗員の保護に非常に有用であり、エアバッグ1
0は頭だけでなく乗員の上方の胴体を受入れ且つ子供を
含むより背の低い乗員を受けるために良好に位置され
る。
【0047】図6から図25に示されるエアバッグ10
の展開及び膨張において示されるように、前方面40の
形状は、分離ステッチ42が中央パネル20の展開を制
限すると、下方に回転し、故にエアバッグ10が早期の
膨張過程の乗員の前に展開された形状及び位置を取るよ
うに促進する。しかしながら、展開に影響する幾つかの
他の変化がある。これらは、衝突の開始とガスジェネレ
ータの誘発の間の時間的遅れ、ガスジェネレータの反応
並びに出力、ダッシュボード32の折り畳まれたエアバ
ッグ10を含むインフレータモジュール30の位置と方
向づけ、乗り物の寸法を含む。それにもかかわらず望ま
しい作動は分離ステッチ、分離ステッチのパターン、ス
テッチの数及び分離ステッチに使用される糸の強度の変
化によって達成されえる。同様に、エアバッグ10は、
前方パネル20を入口開口部26の下方の後方パネルに
解放可能に保持することから得られる利益を変えること
なく、異なる形状のパネルから作られえる。
【0048】これに関して、エアバッグ70が図26に
部分的に示され、そのエアバッグ70は中央パネル72
と側部パネル74及び76とを含む。ステッチ78及び
80は、中央パネル72をエアバッグ70の垂下ローブ
部分の入口開口部の方の中央パネル72(それ自身)に
解放可能に保持するために与えられる。ステッチ78は
円82の内部に重なる『W』のパターンで与えられ、そ
の円82は中央パネル72の下の円形補強あて布を縫う
良好(ファイン)なステッチを構成する。ステッチ80
は、円形補強あて布を前方パネル72の裏に保持する円
形ステッチ84の内部にジグザクのパターンで与えられ
る。
【0049】本発明に従った他のエアバッグ100は、
図27の部分的に断面になった部分図で示される。エア
バッグ100は中央パネル102と縫い目105及び1
07において連結された側部パネル104及び106と
を具備し、垂下ローブを含むエアバッグ10の略形状を
有する。その入口開口部を形成するエアバッグ100の
襟部分108は、折り畳まれてステッチされたへりとエ
アバッグをインフレータモジュール(示されていない)
に取り付けるための開口部とを含む。
【0050】参照番号110において概して示されるス
テッチは前方パネル102を入口開口部の下方のそれ自
身に取り付ける。そのステッチ110は7つの垂直方向
に長い覆いステッチ線112で提供され、それは図27
の参照番号114において示されるように、入口開口部
に近いところの端部分において大きく間を開けている。
ステッチ線112の端部114におけるステッチは展開
及び膨張過程の間、最初に解放される。ステッチ線11
2の覆いパターンは、布地の破損を生じる応力上昇の形
成に抵抗するために、第1解放領域におけるステッチの
より大きい幅を提供し、エアバッグ材料に平行ではない
力ベクトルを伝達する。
【0051】ステッチ110の端部114におけるステ
ッチ密度はステッチ線112の間に配置されたステッチ
線部分116の適用によって増加する。そのような6つ
のステッチ線部分は示された実施例に提供され、ステッ
チ線部分はステッチ線112より多いユニット長さ当た
りのステッチを有する。故にここで使用されるような
『ステッチ密度』は与えられる領域の数多いステッチを
意味し、より多くのステッチ線、ユニット長さ当たりの
より多いステッチの利用、又はその両方の応用によって
達成される。エアバッグ100において、ステッチ線1
12は、インチ当たり5〜7回のステッチを有するおお
よそ10インチの長さであり、ステッチ線部分はインチ
当たり8〜10ステッチを有するおおよそ1インチの長
さである。90ポンドのナイロン糸がステッチには使用
される。
【0052】エアバッグ100は分離ステッチ110の
領域で補強される。第1補強あて布はステッチ118に
よって中央パネル102の前方面の内側に縫われ、あて
布は図示されていないけれども、ステッチ118によっ
てアウトラインが示されている。第2補強あて布120
は垂下ローブの後方を具備する中央パネルの内側にステ
ッチ122によって縫われる。補強あて布120は襟部
108に延び、故にインフレータモジュールにおける取
り付け襟部と分離ステッチの領域の補強連結を提供す
る。
【0053】最初に解放するステッチの領域における付
加的なステッチ密度は、エアバッグの解放可能に取り付
けられた部分の早熟の分離に抵抗し、形成する下方前方
面の解放の前に垂直方向に長い前方面の下方への回転を
確実にする。
【0054】ここで示され記述されたエアバッグ10、
70及び100は、可能なステッチパターンと補強あて
布の成形及び展開の幾つかの単なる説明である。本発明
は入口開口部の下方、つまり垂下ローブの領域のエアバ
ッグの中央パネルの解放可能なステッチを位置させるこ
とを考察するけれども、全体的な周辺の内部の代替位置
は与えられたパラメーターセットのための作動を効果的
にするように利用されうる。
【0055】従って乗り物用エアバッグの好ましい実施
例は本発明の目的を素晴らしく達成するために記述さ
れ、好ましい実施例の記述を参照すると、当業者は本発
明の精神から逸脱することなく変更例がなされうること
を理解するであろう。従って本発明の範囲は描かれ記述
された特定的な実施例に制限されることを意図されな
い。むしろ本発明の範囲は添付の請求項とその同等物に
よって決定されることを意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗り物のダッシュボードから展開の早期の段階
の略図的に示された本発明に従った乗員側エアバッグを
示した図である。
【図2】展開及び膨張の中間段階の略図的に示された図
1のエアバッグを示した図である。
【図3】完全に展開及び膨張された略図的に示された図
1のエアバッグを示した図である。
【図4】図1のエアバッグの部分正面図である。
【図5】図4の5−5線に沿った図1のエアバッグの断
面図である。
【図6】展開及び膨張の早期の段階の図1のエアバッグ
の側面図である。
【図7】図6で示された展開及び膨張と同じ段階にある
図1のエアバッグの正面図である。
【図8】展開及び膨張の遅い段階の図1のエアバッグの
側面図である。
【図9】図8に示された展開及び膨張と同じ段階にある
図1のエアバッグの正面図である。
【図10】展開及び膨張の遅い段階の図1のエアバッグ
の側面図である。
【図11】図10に示された展開及び膨張と同じ段階に
ある図1のエアバッグの正面図である。
【図12】展開及び膨張の遅い段階の図1のエアバッグ
の側面図である。
【図13】図12に示された展開及び膨張と同じ段階に
ある図1のエアバッグの正面図である。
【図14】展開及び膨張の遅い段階の図1のエアバッグ
の側面図である。
【図15】図14に示された展開及び膨張と同じ段階に
ある図1のエアバッグの正面図である。
【図16】展開及び膨張の遅い段階の図1のエアバッグ
の側面図である。
【図17】図16に示された展開及び膨張と同じ段階に
ある図1のエアバッグの正面図である。
【図18】展開及び膨張の遅い段階の図1のエアバッグ
の側面図である。
【図19】図18に示された展開及び膨張と同じ段階に
ある図1のエアバッグの正面図である。
【図20】展開及び膨張の遅い段階の図1のエアバッグ
の側面図である。
【図21】図20に示された展開及び膨張と同じ段階に
ある図1のエアバッグの正面図である。
【図22】展開及び膨張の遅い段階の図1のエアバッグ
の側面図である。
【図23】図22に示された展開及び膨張と同じ段階に
ある図1のエアバッグの正面図である。
【図24】展開及び膨張の遅い段階の図1のエアバッグ
の側面図である。
【図25】図23に示された展開及び膨張と同じ段階に
ある図1のエアバッグの正面図である。
【図26】本発明に従った他のエアバッグの部分正面図
である。
【図27】本発明に従った他のエアバッグの部分正面図
である。
【符号の説明】
10…エアバッグ 12…側部パネル 14…側部パネル 16…垂下ローブ 18…垂下ローブ 20…中央パネル 26…入口開口部 32…乗り物のダッシュボード 38…垂直方向に長い前方面の部分 39…エアバッグの部分 40…前方面 42…保持手段 46…あて布 48…あて布 52…垂下ローブ 70…エアバッグ 72…中央パネル 74…側部パネル 76…側部パネル 78…保持手段 80…保持手段 100…エアバッグ 102…中央パネル 104…側部パネル 106…側部パネル 108…入口開口部 110…保持手段 114…ステッチ領域 116…ステッチ線部分 120…あて布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク ディー.フォルソン アメリカ合衆国,ユタ 84109,ソルト レイク シティ,サウス 3790 イースト 3100 (72)発明者 デビッド ジェイ.ダイヤー アメリカ合衆国,ユタ 84037,ケイスビ ル,イースト 721 サウス 1275

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員位置の前にある乗り物のダッシュボ
    ード(32)に取り付けられる乗り物乗員束縛システム
    において、 (A)入口開口部(26,108)を形成し、且つ膨張
    された時に垂直方向に長い前方面(40)を提供するエ
    アバッグ(10,70,100)を備え、 (B)前記エアバッグ(10,70,100)は、膨張
    された時に、前記乗り物のダッシュボード(32)に関
    して下方に延びる垂下ローブ(52)を含み、前記垂下
    ローブ(52)の前方面は前記エアバッグの垂直方向に
    長い前方面の部分(38)を形成し、前記垂下ローブ
    (52)の後方面は前記入口開口部(26,108)か
    ら前記垂下ローブ(52)の底部まで延び、 (C)前記エアバッグ(10,70,100)の前記垂
    直方向に長い前方面(40)を形成する部分(38)の
    内側を前記エアバッグ(10,70,100)の前記垂
    下ローブ(52)の前記後方面を形成する部分(39)
    の内部に解放可能に連結し保持する手段(42,78,
    80,110)が設けられ、 (D)前記入口開口部(26,108)において前記エ
    アバッグ(10,70,100)と連結された膨張ガス
    を提供するための手段(30)と備え、 そこで前記解放可能な保持手段(42,78,80,1
    10)が、前記エアバッグの初期の膨張の間、垂直方向
    に長い前方面(40)の外側への展開を制限し、エアバ
    ッグの部分的な展開及び膨張時に解放するような乗り物
    乗員束縛システム。
  2. 【請求項2】 ガスジェネレータを含むダッシュボード
    貯蔵位置(30)から展開され且つ膨張されるのに適し
    た乗り物の乗員側のエアバッグにおいて、 (A)中央パネル(20,72,102)を備え、 (B)前記エアバッグ(10,70,100)が膨張さ
    れる時に、乗り物のダッシュボード(32)に関して下
    方へ延びる垂下ローブ(52)を各々有する実質的に同
    一の2つの側部パネル(12,14,74,76,10
    4,106)が設けられ、 (C)前記側部パネル(12,14,74,76,10
    4,106)の各々が、入口開口部(26,108)を
    有する前記エアバッグ(10,70,100)を形成す
    るために前記中央パネル(20,72,102)のそれ
    ぞれの縁部(22,24,105,107)に取り付け
    られた縁部を有し、 (D)前記中央パネル(20,72,102)が、前記
    入口開口部(26,108)から前記側部パネル(1
    2,14,74,76,104,106)の頂縁部に沿
    って前記側部パネル(12,14,74,76,10
    4,106)の前方縁部まで延び、そして前記側部パネ
    ル(12,14,74,76,104,106)の前記
    前方縁部に沿って延び、該前方縁部が前記側部パネル
    (12,14,74,76,104,106)の垂下ロ
    ーブ(16,18)の前方縁部を含み、それによって前
    記エアバッグ(10,70,100)の垂直方向に長い
    前方面(40)を提供し、更に前記垂下ローブ(16,
    18)の後方縁部に沿って前記入口開口部(26,10
    8)まで延び、 (E)前記側部パネル(12,14,74,76,10
    4,106)の前記垂下ローブ(16,18)の前記後
    方縁部の間の前記中央パネル(20,72,102)の
    部分(39)に解放可能に取り付けられた(42,7
    8,80,110)前記側部パネル(12,14,7
    4,76,104,106)の前記垂下ローブ(16,
    18)の前記前方縁部の間の前記中央パネル(20,7
    2,102)の部分(38)とを具備するような乗り物
    の乗員側のエアバッグ。
  3. 【請求項3】 互いに解放可能に取り付けられた前記エ
    アバッグ(10,70,100)の前記部分(38,3
    9)が前記エアバッグ(10,70,100)の幅に関
    して中央に位置される請求項1に記載の乗り物乗員束縛
    システム。
  4. 【請求項4】 互いに解放可能に取り付けられた前記中
    央パネル(20,72,102)の前記部分(38,3
    9)が前記中央パネル(20,72,102)の幅に関
    して中央に位置される請求項2に記載のエアバッグ。
  5. 【請求項5】 前記エアバッグ(10,70,100)
    の前記垂下ローブ(52)の前記後方面を形成する部分
    (39)の内側に解放可能に保持された(42,78,
    80,110)前記エアバッグ(10,70,100)
    の前記前方面(40)を形成する部分(38)の内側
    が、前記エアバッグ(10,70,100)の前記垂下
    ローブ(52)の前方面(40)を形成する部分を具備
    し、前記解放可能な保持手段(42,78,80,11
    0)が解放し、前記エアバッグ(10,70,100)
    の連結する前記部分(38,39)が、前記垂下ローブ
    (52)の底部に向かって前記入口開口部(26,10
    8)から分離される請求項1又は請求項2に記載の乗り
    物乗員束縛システム。
  6. 【請求項6】 前記エアバッグ(10,70,100)
    の前記垂下ローブ(52)の前記後方面を形成する前記
    部分(39)に解放可能に保持された(42,78,8
    0,110)前記エアバッグ(10,70,100)の
    前記前方面(40)を形成する前記部分(38)が、前
    記エアバッグ(10,70,100)の前記垂下ローブ
    (52)の前方面(40)を形成する部分を具備し、前
    記解放可能な保持手段(42,78,80,110)が
    解放し、前記エアバッグ(10,70,100)の連結
    する前記部分(38,39)が前記垂下ローブ(52)
    の底部に向かって前記入口開口部(26,108)から
    分離される請求項2又は請求項4に記載の乗り物乗員束
    縛システム。
  7. 【請求項7】 前記エアバッグ(10,70,100)
    の連結する前記部分(38,39)が、前記解放可能な
    保持手段(42,78,80,110)の解放に先立
    ち、前記垂下ローブ(52)に膨張ガスを流すことを許
    容する請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記
    載の乗り物乗員束縛システム。
  8. 【請求項8】 前記解放可能な保持手段(42,78,
    80,110)が分離ステッチを具備する請求項1、請
    求項2、請求項3又は請求項4に記載の乗り物乗員束縛
    システム。
  9. 【請求項9】 最初に解放するステッチの領域(11
    4)におけるステッチ密度が、続いて解放する領域のス
    テッチ密度よりも高い請求項8に記載の乗り物乗員束縛
    システム。
  10. 【請求項10】 前記分離ステッチ(42,78,8
    0,110)がマルチステッチ線で供給される請求項9
    に記載の乗り物乗員束縛システム。
  11. 【請求項11】 前記マルチステッチ線(42,11
    0)が概して垂直方向に方向づけられる請求項10に記
    載の乗り物乗員束縛システム。
  12. 【請求項12】 前記ステッチ線が、最初に解放するス
    テッチの領域(114)の前記線の間でより大きく横方
    向に間を開けた長い覆い線(112)に設けられる請求
    項11に記載の乗り物乗員束縛システム。
  13. 【請求項13】 最初に解放するステッチの前記領域
    (114)のステッチ密度が長い覆いステッチ線(11
    2)のより大きく横方向に間を開けた端部分の間で配置
    された付加的なステッチ線部分(116)によって増加
    される請求項12に記載の乗り物乗員束縛システム。
  14. 【請求項14】 前記エアバッグ(10,70,10
    0)が前記分離ステッチ(42,78,80,110)
    によって連結された前記部分(38,39)で補強され
    る請求項8に記載の乗り物乗員束縛システム。
  15. 【請求項15】 前記エアバッグ(10,70,10
    0)が、該エアバッグ(10,70,100)の連結す
    る前記部分(38,39)の間に位置された材料のあて
    布(46,48,120)によって補強される請求項1
    4に記載の乗り物乗員束縛システム。
  16. 【請求項16】 前記補強材料のあて布(48,12
    0)が、前記垂下ローブ(52)の前記後方面を形成す
    る前記エアバッグ(10,70,100)の前記部分
    (39)の内側に取り付けられ、前記入口開口部(2
    6)に延び、且つ該入口開口部(26)において取り付
    けられる請求項15に記載の乗り物乗員束縛システム。
  17. 【請求項17】 前記解放可能な保持手段(78,8
    0)が前記エアバッグの間を開けた部分(80,82)
    において与えられる請求項1、請求項2、請求項3又は
    請求項4に記載の乗り物乗員束縛システム。
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