JPH0629065Y2 - 自動車のドア - Google Patents

自動車のドア

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JPH0629065Y2
JPH0629065Y2 JP12039688U JP12039688U JPH0629065Y2 JP H0629065 Y2 JPH0629065 Y2 JP H0629065Y2 JP 12039688 U JP12039688 U JP 12039688U JP 12039688 U JP12039688 U JP 12039688U JP H0629065 Y2 JPH0629065 Y2 JP H0629065Y2
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JP
Japan
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door
window frame
panel
corner bracket
hinge side
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JP12039688U
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JPH0241810U (ja
Inventor
淳 大古
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、ドア本体部とこれに一体に設けられた窓枠部
とを有する自動車のドアに関する。
従来技術 従来、上記形式のドアを閉じて自動車を高速走行させた
とき、自動車の側面に作用する負圧によって窓枠部がそ
の根元部を中心としてわずかに車外側に弾性変形する、
所謂吸い出され現象を起こす恐れがあった。かかる現象
を生じると、ドアまわりのシール性が低下するだけでな
く、風切音が発生し、乗員に不快感を与える。そこで従
来より、吸い出され現象の発生を阻止すべく各種の対策
がとられてきたが、従来の方法を採用すると、ドアの構
造が複雑化し、しかもそのコストが上昇する欠点を免れ
なかった。
目的 本考案の目的は、コストの上昇の抑え、かつドア構造を
複雑化させることなく、窓枠部の吸い出され現象を防止
できる自動車のドアを提供することである。
構成 本考案は次の認識により構成されている。
即ち、冒頭に記載した形式のドアにおいては、窓枠部の
前端コーナ部にコーナブラケットが設けられ、該ブラケ
ットはドア本体部のインナパネル上縁よりも下方に延
び、窓枠部のフレームとドア本体部に溶着されている
(例えば実公昭61−14896号公報参照)。
本考案はこのコーナブラケットに着目し、これを窓枠部
の根元部を補強する補強部材として積極的に利用しよう
とするものであって、 車外側に位置するアウタパネル、車内側に位置するイン
ナパネル、及び両パネルの前端部に固着されたヒンジサ
イドパネルを有するドア本体部と、該本体部に一体に設
けられた窓枠部と、該窓枠部の前端コーナ部に設けられ
ていて、ドア本体部のインナパネル上縁よりも下方に延
び、かつ窓枠部のフレーム並びにドア本体部に溶接され
ているコーナブラケットとを具備する自動車のドアにお
いて、 前記コーナブラケットと前記ヒンジサイドパネルが、窓
枠部の根元部補強用の閉断面状ボックス部を構成しつつ
互いに溶接されていることを特徴とするドアを提案する
ものである。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
第1図はドアを車内側から見たときの正面図、第2図は
その左側面図、第3図はその部分斜視図であり、第4図
及び第5図はそれぞれ第1図のIV−IV線及びV−V線断
面図である。
これらの図において、ドア1はドア本体部2と、これに
一体に設けられた窓枠部3とを有している。ドア本体部
2は車外側に位置するアウタパネル4と車内側に位置す
るインナパネル5を有し、これらのパネル4,5の前端
部にはヒンジサイドパネル6が固着されている。アウタ
パネル4とインナパネル5の前端部と上縁5a以外の外
周縁は、ヘミング加工によって互いに固定されており、
またインナパネル5の車内側の面にはドアトリムが装着
されるが、図には示していない。
ヒンジサイドパネル6は、第1図及び第2図から判るよ
うに上下方向に長く延びていて、その一方の端縁7が第
1図、第3図及び第4図にX印を付しかつ符号Aを付し
て示したようにインナパネル5にスポット溶接され、そ
の他方の端縁8は第4図に示すようにアウタパネル4に
ヘミング加工により固定されている。ヒンジサイドパネ
ル6には、ドア1を図示していない車体に枢着するため
のヒンジとドアチェック(共に図示せず)が設けられて
いるが、第2図及び第3図にヒンジを取付けるための取
付孔16だけを示してある。
一方、窓枠部3は第2図、第3図及び第5図に明示する
如く、車外側のアウタパネル104と、これに固定され
た車内側のインナパネル105を有し、インナパネル1
05にはフレーム9がスポット溶接によって固着されて
いる。フレーム9は第1図に示すように窓枠部3の全長
に亘って延び、該フレームのリテーナ部10には第5図
に鎖線で示すようにウェザストリップ18が固定保持さ
れ、ドア1を閉じたとき、ウェザストリップ18が車体
に密着して車室内のシール性が保たれる。
なお、窓枠部3のアウタパネル104とドア本体部2の
アウタパネル4は一体のプレス成形品から成り、またイ
ンナパネル105,5も一体のプレス成形品か、或いは
これらを別々にプレス成形した後、両者を互いに溶接し
て一体化したパネルから成る。このようなドアは一般に
プレスドアと称されている。
第1図から判るように窓枠部3の前端コーナ部にはコー
ナブラケット11が設けられ、このブラケット11は第
6図に示す如き形態を有していて、ドア本体部2のイン
ナパネル上縁5a(第1図)よりも下方に延び、第4図
に示すようにヒンジサイドパネル6よりもドア本体部2
の内部側に位置している。その際、第1図に示すように
前述のフレーム9の前端部9aもインナパネル上縁5a
よりも下方に延び、その最下端9bがコーナブラケット
11の最下端11aにほぼ一致している。
ドア本体部2よりも上方に突出したコーナブラケット部
分は、そのフランジ11c(第6図)の上部が第5図に
符号Bで示したように、フレーム9と共に窓枠部3のイ
ンナパネル105に複数の個所でスポット溶接され、こ
れらが一体化されている。またフレーム9とブラケット
11は、第5図に符号Dで示すようにアーク溶接によっ
ても互いに固着されている。
ドア本体部2に突入したコーナブラケット部分は、第4
図に示す如くその前部側のフランジ11c(第6図)の
下部がフレーム9及び、ヒンジサイドプレート6と共に
符号Cで示すようにスポット溶接されている。また前述
のように、ヒンジサイドパネル6の一方の端縁7はイン
ナパネル5にAの部分でスポット溶接されているが、こ
の溶接時に、コーナブラケット11の後部側のフランジ
11b(第6図)がインナパネル5とヒンジサイドパネ
ル6と共にスポット溶接される。
なお、コーナブラケット11はドアミラーの取付部材と
して利用できるものであり、第1図、第3図及び第6図
にドアミラー用の取付孔15を示してある。また窓枠部
3の開口20(第1図)を向いた部分には、第5図に示
すように、鎖線で示したグラスラン21を保持するリテ
ーナ22が固着され、開口20を上下に昇降する窓ガラ
ス(図示せず)がグラスラン21に摺接しながら作動す
る。
上述のようにドア本体部2に位置するコーナブラケット
部分とヒンジサイドパネル6が互いに溶接されている
が、その際、第4図に明示するようにコーナブラケット
11とヒンジサイドパネル6が閉断面形状のボックス部
30を構成するように互いに固着される。ボックス部3
0は、その形状によって剛性を著しく高められ、このた
め窓枠部3の根元部31(第1図及び第2図)の曲げ強
度が高められる。即ち、自動車を高速走行させると、そ
の側面に生じ負圧により、従来のドアはその窓枠部が根
元部を中心として第2図に矢印Eで示す車外側に変形す
る恐れがあったが、図示したドア1においては、ヒンジ
サイドパネル6とコーナブラケット11によって上述の
ボックス部30が構成されているため、その高い剛性に
よって窓枠部3が矢印E方向に変形することが防止され
る。このようにして窓枠部3の吸い出され現象が防止さ
れ、ドアまわりのシール性の低下や風切音の発生を抑制
することができる。
また前述のように、ヒンジサイドパネル6にはヒンジ及
びドアチェックが取付けられていて、該パネル6はドア
1の全重量を支える部分である。このため、ヒンジサイ
ドパネル6の板厚はインナパネル5等の他のパネルの板
厚よりも厚く形成されているのが普通である。このよう
な板厚の大なるヒンジサイドパネル6とコーナブラケッ
ト11とにより閉断面状のボックス部30を構成するの
で、窓枠部3の根元部31の強度を効果的に高めること
ができる。
なお図示した例では、コーナブラケット11の後側フラ
ンジ11bと、ヒンジサイドパネル6の端縁7と、イン
ナパネル5とが3枚重ね状態でスポット溶接されてお
り、しかもコーナブラケット11の前側フランジ11c
もヒンジサイドパネル6と、フレーム9と共に3枚重ね
の状態でスポット溶接されている。このため、その結合
強度を高めることも可能であり、これによりボックス部
30の剛性をより一層高め、窓枠部3の吸い出され現象
を効果的に防止することが可能となる。
以上、本考案をプレスドアに適用した例を示したが、本
考案はインナパネルやアウタパネルのない窓枠部を有す
るサッシュドア等にも適用できることは当然である。
効果 本考案によれば、コーナブラケットとヒンジサイドパネ
ルによってボックス部を構成することにより、簡単に窓
枠部の吸い出され現象を防止することができ、またドア
に元々必要なコーナブラケットとヒンジサイドパネルを
利用してボックス部を構成するので、ドアのコストの上
昇を抑え、ドア構造の複雑化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はドアを車内側から見たときの概略正面図、第2
図は第1図の左側面図、第3図はその部分斜視図、第4
図は第1図のIV−IV線断面図、第5図は第1図のV−V
線断面図、第6図はコーナブラケットの斜視図である。 1……ドア、2……ドア本体部 3……窓枠部、4……アウタパネル 5……インナパネル、5a……上縁 6……ヒンジサイドパネル、9……フレーム 11……コーナブラケット、30……ボックス部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車外側に位置するアウタパネル、車内側に
    位置するインナパネル、及び両パネルの前端部に固着さ
    れたヒンジサイドパネルを有するドア本体部と、該本体
    部に一体に設けられた窓枠部と、該窓枠部の前端コーナ
    部に設けられていて、ドア本体部のインナパネル上縁よ
    りも下方に延び、かつ窓枠部のフレーム並びにドア本体
    部に溶接されているコーナブラケットとを具備する自動
    車のドアにおいて、 前記コーナブラケットと前記ヒンジサイドパネルが、窓
    枠部の根元部補強用の閉断面状ボックス部を構成しつつ
    互いに溶接されていることを特徴とするドア。
JP12039688U 1988-09-16 1988-09-16 自動車のドア Expired - Lifetime JPH0629065Y2 (ja)

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JP12039688U JPH0629065Y2 (ja) 1988-09-16 1988-09-16 自動車のドア

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JP12039688U JPH0629065Y2 (ja) 1988-09-16 1988-09-16 自動車のドア

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JPH0241810U JPH0241810U (ja) 1990-03-22
JPH0629065Y2 true JPH0629065Y2 (ja) 1994-08-10

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JP2601884Y2 (ja) * 1992-11-11 1999-12-06 日野自動車株式会社 車両のドア
JP3177987B2 (ja) * 1994-12-02 2001-06-18 三菱自動車工業株式会社 ドアパネル構造

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JPH0241810U (ja) 1990-03-22

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