JPH0533367Y2 - - Google Patents

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JPH0533367Y2
JPH0533367Y2 JP1987027923U JP2792387U JPH0533367Y2 JP H0533367 Y2 JPH0533367 Y2 JP H0533367Y2 JP 1987027923 U JP1987027923 U JP 1987027923U JP 2792387 U JP2792387 U JP 2792387U JP H0533367 Y2 JPH0533367 Y2 JP H0533367Y2
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JP
Japan
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piece
bent
door
corner
corner piece
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JP1987027923U
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JPS63134815U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用サイドドアにおけるコー
ナーピースの取付構造に関する。
(従来の技術) 自動車用サイドドアには、例えば実開昭57−
121319号公報で示されるものがある。この構成で
は、互いに対面するインナパネルとアウタパネル
とでドア本体が構成され、このドア本体の上端に
はウインドサツシユを突設してある。また、上記
ドア本体の上端と、ウインドサツシユの前部とで
挟まれた角部に板金製コーナーピースが取り付け
られる。
上記コーナーピースは断面が倒立U字状をなし
ており、その車内側面の下端と上記インナパネル
の上端とがスポツト溶接により固着されている。
一方、アウタパネルの上端は車内側下方へ向つて
折り返され、この折り返し片と上記コーナーピー
スの車外側面の下端とが固着されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来構成では、次のような問題
がある。
第1に、上記したように、コーナーピースは断
面が倒立U字状をなしていて、その一方の下端が
インナパネルの上端に固着され、他方の下端がア
ウタパネルの上端に固着されていて、これらの固
着箇所が複数になつていることから、これらをそ
れぞれスポツト溶接により固着する際の作業が煩
雑となつている。
第2に、上記したようにコーナーピースの他方
の下端とアウタパネルの上端とを互いにスポツト
溶接させると、溶接ガンの圧接力で上記アウタパ
ネルの上端に歪が生じることがあるが、このアウ
タパネルの上端は、車外から見え易いアウタパネ
ルの外面部分に直接的に連なつているため、上記
歪が上記アウタパネルの外面部分にまで及んで、
ドアの見栄えが低下するおそれがある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、その目的は下記の如くである。
第1に、インナ、アウタパネルの各上端とコー
ナーピースの下端とのスポツト溶接による固着が
容易にできるようにする。
第2に、インナ、アウタパネルの各上端とコー
ナーピースの下端とをスポツト溶接しても、車外
から見え易いアウタパネルの外面部分に歪が生じ
ないようにし、ドアの見栄えを良好に保つように
する。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、アウタパネルの上端を一旦車内側に
向つて折り曲げて上部片を形成した後、更にこの
上部片の端縁を上方に向つて折り曲げて折曲片を
形成し、上記インナパネルの上端と、上記折曲片
と、コーナーピースの下端とを三枚重ねにして互
いにスポツト溶接し、かつ、上記上部片の上面側
が凹部となるようこの上部片を折り曲げ形成した
点にある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第2図において、1は自動車用のサイドドアた
るフロントドアで、これはサツシユ付ドアとされ
ている。このフロントドア1はドア本体2と、こ
のドア本体2の上方に形成されるドアウインド3
とを有している。
上記ドア本体2は互いに所定間隔をあけて対面
したインナパネル5とアウタパネル6とで構成さ
れ、これら両パネル5,6の上端間にはスリツト
7を形成してある。上記インナパネル5の車内側
面にはドアトリム8が取り付けられ、同上インナ
パネル5の上端にはこの上端に沿つて延びるウエ
ストラインモール9を取り付けてある。
一方、上記ドアウインド3はドア本体2の上端
から上方に突設されたウインドサツシユ11を有
し、これらドア本体2の上端とウインドサツシユ
11とで囲まれた空間がウインド開口12となつ
ている。このウインド開口12は上記スリツト7
を通してドア本体2の上端から出退するウインド
ガラス13により開閉される。
また、上記ウインドガラス13の前端が嵌入さ
れてこのウインドガラス13を上下摺動自在に案
内する案内フレーム14がウインド開口12の前
部に設けられる。この案内フレーム14の上端は
ウインドサツシユ11を構成する前部サツシユ1
6に取り付けられ、下端は上記ドア本体2に取り
付けてある。
上記ドア本体2の上端と、ウインドサツシユ1
1を構成する前部サツシユ16と、案内フレーム
14とで囲まれた角部に板金製コーナーピース1
7が取り付けられる。このコーナーピース17の
車外側面にはドアミラー18をねじ止めしてあ
る。
上記コーナーピース17の取付部についてより
詳しく説明する。このコーナーピース17の形状
は第1図及び第4図で示すようにほぼ1枚の平板
であり、また、第2図及び第3図で示すように側
方から見てほぼ三角形状をなしている。このコー
ナーピース17の前端17aは車外側へ向つて折
り曲げられて上記前部サツシユ16に接合され、
この接合部は第1スポツト溶接Aされている。一
方、上記コーナーピース17の後端17bは案内
フレーム14の前面と車外側面とに沿うように折
り曲げられて接合され、この接合部は第2スポツ
ト溶接Bされている。
上記コーナーピース17の下部は第1図で示す
ように、下方へ向つて延びる1枚の板状となつて
いる。また、前記インナパネル5の上端は上記コ
ーナーピース17の下端17cに対応するよう
に、一旦車外側へ折り曲げられた後、更に上方へ
向つて折り曲げられ、ここに第1折曲片20が形
成されている。
一方、前記アウタパネル6の上端は一旦車内側
に向つてほぼ水平に折り曲げられ、これにより上
部片23が形成されている。また、この上部片2
3の端縁が、上記コーナーピース17の下端17
cに対応するよう上方に向つて折り曲げられ、こ
のように折り曲げられた上記端縁が折曲片たる第
2折曲片24となつている。そして、上記第1折
曲片20とこの第2折曲片24とはコーナーピー
ス17の下端17cを挟んでおり、かつ、これら
3者が面接触により接合されて3重構造となつて
いる。そして、この接合部は第3スポツト溶接C
により互いに固着されている。
上記の場合、コーナーピース17の下端17c
は板状であり、コーナーピース17の下端17c
と、上記第1、第2折曲片20,24とは、ドア
本体2の上方にあつて、作業空間が広く採れると
ころに位置している。このため、上記3者17
c,20,24の接合部のスポツト溶接は、上記
した広い作業空間の利用によつて、容易にするこ
とができる。
上記上部片23の上面側が凹部となるようこの
上部片23が折り曲げ形成されている。そして、
この凹部を形成したことにより、アウタパネル6
の剛性が向上させられている。また、アウタパネ
ル6の上端に対し前記モール9を取り付ける場
合、このモール9の一部を凹部に嵌入させること
により、その取り付けに十分の強度が確保されて
いる。
更に、上記コーナーピース17の外縁部はイン
ナパネル5、アウタパネル6及び前部サツシユ1
6にそれぞれ接合されてスポツト溶接により固着
されているため、このコーナーピース17の取付
部から自動車の車室やドア本体2の内部に車外の
埃等が侵入することは防止される。
なお、上記実施例では、コーナーピース17に
ドアミラー18を取り付けているが、これに代え
て上記コーナーピース17の車外側面を覆うよう
なガーニツシユを取り付けてもよい。
(考案の効果) この考案による効果は、次の如くである。
第1に、インナ、アウタパネルの各上端と、コ
ーナーピースの下端とを三枚重ねにして互いにス
ポツト溶接したため、従来、インナ、アウタパネ
ルとコーナーピースとの固着を個々に行つていた
ことに比べて、これらの固着作業が容易となる。
また、上記したようにインナ、アウタパネルとコ
ーナーピースとは三枚重ねで固着され互いに補強
し合うことになるため、これらを個々に固着する
ことに比べて、上記三者の固着の強度が向上す
る。
第2に、上記したように、三者の固着の強度が
向上するため、アウタパネルの外面部分に歪が生
じることが防止される。
しかも、アウタパネルの上端たる上部片に連な
る折曲片と、コーナーピースとを互いにスポツト
溶接させるときには、溶接ガンの圧接力で上記折
曲片に歪が生じることがあるが、この歪は上記上
部片に形成した凹部で吸収されて、この歪が、車
外から見え易いアウタパネルの外面部分にまで及
ぶことは防止される。
よつて、上記スポツト溶接をした場合でも、ド
アの見栄えは良好に保たれる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は第2図
の−線矢視断面図、第2図は自動車用フロン
トドアの全体側面図、第3図はドアウインド前部
の斜視図、第4図は第2図の−線矢視断面図
である。 1……フロントドア(サイドドア)、2……ド
ア本体、3……ドアウインド、5……インナパネ
ル、6……アウタパネル、11……ウインドサツ
シユ、17……コーナーピース、17c……下
端、20……第1折曲片(上端)、23……上部
片、24……第2折曲片(折曲片)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに対面するインナパネルとアウタパネルと
    でドア本体を構成し、このドア本体の上端にウイ
    ンドサツシユを突設し、上記ドア本体の上端と、
    ウインドサツシユの前部とで挟まれた角部に板金
    製コーナーピースを設けた自動車用サイドドアに
    おいて、上記アウタパネルの上端を一旦車内側に
    向つて折り曲げて上部片を形成した後、更にこの
    上部片の端縁を上方に向つて折り曲げて折曲片を
    形成し、上記インナパネルの上端と、上記折曲片
    と、上記コーナーピースの下端とを三枚重ねにし
    て互いにスポツト溶接し、かつ、上記上部片の上
    面側が凹部となるようこの上部片を折り曲げ形成
    したドアウインドのコーナーピース取付構造。
JP1987027923U 1987-02-25 1987-02-25 Expired - Lifetime JPH0533367Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987027923U JPH0533367Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987027923U JPH0533367Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63134815U JPS63134815U (ja) 1988-09-05
JPH0533367Y2 true JPH0533367Y2 (ja) 1993-08-25

Family

ID=30830410

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