JPH06167807A - 光重合性組成物 - Google Patents

光重合性組成物

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JPH06167807A
JPH06167807A JP31864692A JP31864692A JPH06167807A JP H06167807 A JPH06167807 A JP H06167807A JP 31864692 A JP31864692 A JP 31864692A JP 31864692 A JP31864692 A JP 31864692A JP H06167807 A JPH06167807 A JP H06167807A
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JP
Japan
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group
iron
compds
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photopolymerizable composition
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JP31864692A
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English (en)
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Nobuko Mibuka
暢子 身深
Koji Ogi
浩二 小木
Satoshi Imahashi
▲聡▼ 今橋
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光重合性組成物の可視光に対する感度を向上
させる。 【構成】 少なくとも一種のエチレン性不飽和化合物と
5、6、11、12-テトラフェニルナフタセン誘導体からなるこ
とを特徴とする光重合性組成物。 【効果】 本発明の光重合性組成物は可視光に対して高
感度を示すため、低いエネルギーの露光光源を使用する
ことができ、与えられた時間内に多数の原版を露光およ
び現像できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可視光の領域にまで感度
を有し、印刷製版材料、ホログラム材料など画像形成材
料等に使用できる新規な光重合性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】光重合性組成物は多数の用途に広く利用
されており、例えば印刷、複写、レジスト形成その他に
商業的に利用されている。これらの組成物は一般にエチ
レン性不飽和化合物またはその他のタイプの重合性化合
物、光開始剤または光開始剤系そして好ましくは溶媒可
溶性または水性またはアルカリ可溶性有機重合体結合剤
化合物を含有している。ところが、これらの多くの既知
の有用な光重合性組成物は、使用されている開始剤がス
ペクトルの紫外部領域以外では活性化されないものが多
いため、その応用範囲が限定されているのが現状であ
る。また光源として紫外線でなく可視光線を用いたり,
アルゴンイオンレーザーなどの可視部領域に大きな発振
強度を有するレーザーで走査露光することが画像形成技
術として要求されている。そのために可視光線に対して
高い感度を有する光重合性材料が要望され、可視光に対
して高感度な光開始剤の開発が望まれている。そこで高
感度を有する光開始剤として、特開昭54−15529
2号公報にはヘキサアリールビスイミダゾールを含む
系、特開昭58−15503号公報には活性ハロゲン化
合物と3−ケト置換クマリン化合物の系、特開昭56−
4604号公報には3−ケト置換クマリンとN−フェニ
ルグリシンの系、特開昭61−97650号公報には3
−置換クマリンとキナゾリノン誘導体との組合せ、特開
昭61−123603号公報にはヘキサアリールビスイ
ミダゾールと3−ケト置換クマリンとの組合せの光開始
剤系が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の光
開始剤系では感度が不十分であり、より低出力のレーザ
ーで高速度で走査露光するためには、さらに高感度な光
開始剤系を見出すことが必要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決すべく、つまり、光重合性組成物の可視光に対する感
度を向上させる目的で、光開始剤系について鋭意、研
究、努力した結果、遂に本発明を完成するに到った。す
なわち本発明は少なくとも (a)一種の常温で非ガス状のエチレン性不飽和化合物 (b)下記一般式化3で示される 5、6、11、12−テトラフ
ェニルナフタセン化合物 を含有することを特徴とする光重合性組成物である。
【0005】
【化3】 (式中a、dは1〜4、b、c、e、fは1〜5の数を
表し、Ra 1 、Rb 2 、R c 3 、Rd 4 、Re 5 、Rf 6 は水
素、C1 〜C12のアルキル基、C1 〜C8 のアルコキシ
基、シアノ基、ハロゲンより選ばれる同じか又は異なる
基である。)
【0006】本発明において成分(a)、(b)にさら
に開始剤として特に好ましくは(c)下記一般式化4で
示される鉄アレン錯体を添加したものからなる光重合性
組成物があげられる。
【0007】
【化4】 (式中mは0〜6、nは0〜5の数を表し、R7 、R8
は同じか又は異なる基である。特にR8 はその中でもベ
ンゼン環と縮合多環化合物を形成していてもよい。Xは
BF4 、PF6 、AsF6、SbF6、FeCl4 、SnCl6 、SbCl6 、Bi
Cl6 のいずれか1種を示す。)
【0008】本発明において使用されるエチレン性不飽
和化合物は、遊離ラジカルで開始される連鎖成長付加反
応に適した単量体であり、例えば、ペンタエリスリトー
ルトリアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリ
レート、トリエチレングリコールジアクリレート、ポリ
エチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレン
グリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタク
リレートなどが挙げられる。
【0009】第2の成分(b)の一般式化1として、具
体的には 5、6、11、12−テトラフェニルナフタセン、 5、
6、11、12−テトラメチルフェニルナフタセン、 5、6、11、1
2−テトラメトキシフェニルナフタセン、 5、6、11、12−
テトラクロロナフタセンなどが挙げられる。
【0010】第3の成分(c)で前記一般式化2で表さ
れる鉄アレン錯体は、Chemiker-Zeitung、108(11) 、34
5 〜354(1984) に数多くの化合物が記載されている。前
記一般式化2において、R7 、R8 はC1 〜C12のアル
キル基、C2 〜C12のアルケニル基、C2 〜C12のアル
キニル基、C1 〜C8 のアルコキシ基、シアノ基、アル
キルチオ基、フェノキシ基、C2 〜C6 のモノカルボン
酸およびエステルおよびアミド、フェニル基、C2 〜C
5 のアルカノイル基、アンモニウム塩、ピリジニウム
基、ニトロ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスル
フォニル基、スルファモイル基より選ばれる。具体的に
は(η6 −ベンゼン)(η5 −シクロペンタジエニル)
鉄(2)ヘキサフルオロホスフェート、(η6 −トルエ
ン)(η5 −シクロペンタジエニル)鉄(2)ヘキサフ
ルオロホスフェート、(η6 −クメン)(η5 −シクロ
ペンタジエニル)鉄(2)ヘキサフルオロホスフェー
ト、(η6 −ベンゼン)(η5 −シクロペンタジエニ
ル)鉄(2)ヘキサフルオロアルセネート、(η6 −ベ
ンゼン)(η5 −シクロペンタジエニル)鉄(2)ヘキ
サフルオロボレート、(η6−ナフタレン)(η5 −シ
クロペンタジエニル)鉄(2)ヘキサフルオロホスフェ
ート、(η6 −アントラセン)(η5 −シクロペンタジ
エニル)鉄(2)ヘキサフルオロホスフェート、(η6
−ピレン)(η5 −シクロペンタジエニル)鉄(2)ヘ
キサフルオロホスフェート、(η6 −ベンゼン)(η5
−シアノシクロペンタジエニル)鉄(2)ヘキサフルオ
ロホスフェート、(η6 −トルエン)(η5 −アセチル
シクロペンタジエニル)鉄(2)ヘキサフルオロホスフ
ェート、(η6 −クメン)(η5 −クロルシクロペンタ
ジエニル)鉄(2)テトラフルオロボレート、(η6
ベンゼン)(η5 −カルボエトキシシクロヘキサジエニ
ル)鉄(2)ヘキサフルオロホスフェート、(η6 −ベ
ンゼン)(η5 −1、3−ジクロルシクロヘキサジエニ
ル)鉄(2)ヘキサフルオロホスフェート、(η6−シ
アノベンゼン)(η5 −シクロヘキサジエニル)鉄
(2)ヘキサフルオロホスフェート、(η6 −アセトフ
ェノン)(η5 −シクロヘキサジエニル)鉄(2)ヘキ
サフルオロホスフェート、(η6 −メチルベンゾエー
ト)(η5 −シクロペンタジエニル)鉄(2)ヘキサフ
ルオロホスフェート、(η6 −ベンゼンスルホンアミ
ド)(η5 −シクロペンタジエニル)鉄(2)テトラフ
ルオロボレート、(η6 −ベンズアミド)(η5 −シク
ロペンタジエニル)鉄(2)ヘキサフルオロホスフェー
ト、(η6 −シアノベンゼン)(η5 −シアノシクロペ
ンタジエニル)鉄(2)ヘキサフルオロホスフェート、
(η6 −クロルナフタレン)(η 5 −シクロペンタジエ
ニル)鉄(2)ヘキサフルオロホスフェート、(η6
アントラセン)(η5 −シアノシクロペンタジエニル)
鉄(2)ヘキサフルオロホスフェートなどが挙げられ
る。これらの化合物は、Dokl. Akd. Nauk SSSR、 149、
615(1963)に記載された方法により合成できる。
【0011】本発明組成中には、更なる高感度化のため
に下記一般式化5で示される化合物および/または下記
一般式化6で示される環状ジケトン化合物を存在させて
もよい。
【化5】 (式中sは0または1であり、R9 、R10、R11は同じ
か又は異なる基である。R9 はベンゼン環と縮合多環化
合物を形成していてもよく、R10、R11はベンゼン環と
結合して環を形成することもできる。YはS、Sc、N
−R12で、R12は水素またはC1 〜C6 のアルキル基を
示す。)
【0012】
【化6】 (式中R13は水素または置換または非置換アルキルまた
はアラルキル基であり、Gは二価の有機基である。)
【0013】前記一般式化5で表される化合物としては
N−フェニルグリシン、N−(p−メチルフェニル)グ
リシン、N−(p−メトキシフェニル)グリシン、N−
(p−シアノフェニル)グリシン、N−(p−クロロフ
ェニル)グリシン、N−(m−シアノフェニル)グリシ
ン、N−メチル−N−フェニルグリシン、インドール酢
酸、N−メチルインドール酢酸、6−シアノインドール
酢酸などが挙げられる。
【0014】前記一般式化6で表される環状ジケトン化
合物としては、不安定な水素原子を有する活性メチレン
基のある環状β−ジカルボニル化合物である。式中R13
は水素、アルキル、置換アルキル、またはアラルキルで
あり、Gは二価の有機基で基の鎖中にヘテロ原子を含有
していてもよくまた場合により炭素またはヘテロ原子の
一方またはその両者が置換基を有していてもよいもので
ある。前記においてアルキル基はC1 〜C12のアルキル
であり、置換アルキルとして、例えばヒドロキシルアル
キル、シアノアルキル、ハロアルキル、アルコキシアル
キレン、アルキレンチオエーテル、アリールオキシアル
キレンなどが挙げられる。アラルキル基のアリール部分
は6〜10個の炭素原子を含有し得る。前記二価の有機
基Gは環を完成させるものである。この部分はヘテロ原
子、例えば窒素、酸素および硫黄を含有し得る。これら
の化合物の具体例として、5、5 −ジメチル−1、3 −シク
ロヘキサンジオン、2−メチル−1、3 −シクロヘキサン
ジオン、2−メチル−1、3−シクロペンタンジオン、2、4
−ジエチル−1、3 −シクロブタンジオン、2−メチル
−1、3 −シクロブタンジオン、5−メチル−2−チオバ
ルビツール酸、バルビツール酸、3−エチルテトロン
酸、2、4 −ジメチル−3−オキソ−5−ヒドロキシ−5
−メトキシペンテン酸δ−ラクトン、1、3、5 −トリメチ
ルバルビツール酸、1、3 −ジメチル−5−エチルバルビ
ツール酸、2−メチルジメドン、1、3−インダンジオ
ン、2−メチルインダンジオン、ビス−[5−(1、3−ジ
メチルバルビツリル)]メタン、1、5 −ジフェニル−3
−[2−(フェニルチオ)エチル]−2、4 −ピロリジン
ジオン、1−フェニル−3、5 −ジケト−4−n−ブチル
テトラヒドロピラゾール、2、2 −ジメチル−m−ジオキ
サン−4、8 −ジオン、2、2、5−トリメチル−m−ジオキ
サン−4、6 −ジオンなどが挙げられる。
【0015】本発明組成物中には好ましくは熱可塑性高
分子量有機重合体結合剤を存在させてもよい。重合体結
合剤タイプとしては(1)テレフタル酸、イソフタル
酸、セバシン酸、アジピン酸およびヘキサヒドロテレフ
タル酸に基づくコポリエステル、(2)ポリアミド、
(3)ビニリデンクロリド共重合体、(4)エチレン/
ビニルアセテート共重合体、(5)セルロースエーテ
ル、(6)ポリエチレン、(7)合成ゴム、(8)セル
ロースエステル、(9)ポリビニルアセテート/アクリ
レートおよびポリビニルアセテート/メタクリレート共
重合体を含むポリビニルエステル、(10)ポリアクリ
レートおよびポリα−アルキルアクリレートエステル例
えばポリエチルメタクリレート、(11)4,000 〜4,00
0,000 の重量平均分子量を有する高分子量エチレンオキ
シド重合体(ポリエチレングリコール)、(12)ポリ
塩化ビニルおよびその共重合体、(13)ポリビニルア
セタール、(14)ポリホルムアルデヒド、(15)ポ
リウレタン、(16)ポリカーボネートおよび(17)
ポリスチレンが挙げられる。
【0016】本発明組成物において、特に好ましい重合
体結合剤としては、未露光光重合性コーティングが例え
ばアルカリ性溶液である主として水性の溶液には可溶性
であるが、活性線放射の露光後は比較的それに不溶性と
なるような重合体結合剤が好ましい。典型的にはこれら
の要求を満足させる重合体はカルボキシル化重合体、例
えば遊離カルボン酸基含有ビニル付加重合体である。メ
タクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体、クロトン酸
共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化マレイ
ン酸共重合体などがある。また側鎖にカルボキシル基を
有するセルロースや、水酸基を側鎖に含有する重合体に
環状酸無水物を付加させた物などがある。更に、その他
に光重合性組成物を製造中あるいは保存中において重合
可能なエチレン性不飽和化合物の不要な熱重合を阻止す
るために少量の熱重合禁止剤を添加することが望まし
い。適当な熱重合禁止剤としては、ハイドロキノン、p
−メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル、ピロガロール、ジ−t−ブチルカテコール、ベンゾ
キノン、2−メルカプトベンズイミダゾール、N−ニト
ロフェニルヒドロキシアミン第一セリウムなどが挙げら
れる。熱重合禁止剤の添加量は、全組成物に対して、0.
01〜5%が好ましい。また必要に応じて、不活性添加
物、例えば非重合性可塑剤、染料、顔料および充填剤な
どは光重合性を著しく阻害しない程度に配合してもよ
い。
【0017】本発明の光重合性組成物の好ましい配合比
率を成分(a)であるエチレン性不飽和化合物 100重量
部に対する重量部で表すと、成分(b)であるテトラフ
ェニルナフタセン化合物は、0.01〜20重量部、特に好ま
しくは 0.1〜20重量部、成分(c)である鉄アレン錯体
は 0.01 〜50重量部、特に望ましくは 0.1〜30重量部、
一般式化5で表される化合物または環状ジケトン化合物
はそれぞれ0〜20重量部、特に好ましくは 0.1〜20重量
部、結合剤は、0〜1000重量部、好ましくは0〜50重量
部である。
【0018】なお本発明光重合性組成物は広範囲な種類
の基材上にコーティングすることができる。ここで「基
材」とはすべての天然または合成支持体、好ましくは可
撓性または剛性のフィルムまたはシートの形で存在し得
るものを意味している。例えば素材は金属シートまたは
箔、合成有機樹脂のシートまたはフィルム、セルロース
紙、ファイバーボードその他またはこれらの物質の2種
またはそれ以上のものの複合体で有り得る。特定の素材
としてはアルミナブラストアルミニウム、アノード処理
アルミニウム、アルミブラストポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、
静電放電処理ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポ
リビニルアルコールをコーティングした紙、交又結合ポ
リエステルコーティング紙、ナイロン、ガラス、セルロ
ースアセテートフィルムその他が挙げられる。特定の素
材は一般に関連する適用目的により決定される。例えば
印刷回路が製造される場合には、素材はファイバーボー
ド上に銅をコーティングしたプレートで有り得る。平版
印刷プレートの製造においては、素材はアノード処理ア
ルミニウムで有り得る。
【0019】本発明において、光重合性組成物の厚みは
0.1 μ〜250 μであり、好ましくは0.5〜50μである。
望ましい厚みは用途により決められる。
【0020】基板に設けられた光重合性組成物の上に
は、空気中の酸素による重合抑制作用を防止するため
に、ポリビニルアルコールなどのような酸素遮断性に優
れたポリマーよりなる保護層を設けるか、ポリエチレン
テレフタレートフィルムなどのカバーフィルムをラミネ
ートしてもよい。
【0021】本発明光重合性組成物は紫外光から可視光
の幅広い領域の活性光線に対して高い感度を有する。し
たがって、光源としては超高圧、高圧、中圧、低圧の各
水銀灯、ケミカルランプ、カーボンアーク灯、キセノン
灯、メタルハライド灯、アルゴンイオンレーザー、ヘリ
ウム−カドミウムレーザーなどのレーザー、蛍光灯、タ
ングステン灯、及び太陽光などが使用できる。
【0022】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
がここに部及び%は重量基準である。 実施例1〜8 下引き層を有する 100μ厚さの透明なポリエチレンテレ
フタレートフィルム上に下記組成の感光層塗工液を塗布
し、熱風乾燥機にて90℃1分間乾燥し、厚さ3μの塗膜
を得た。次いでその上に7%ポリビニルアルコール(完
全ケン化、重量度 500)の水溶液を塗布し熱風乾燥機で
100℃1分間乾燥して厚さ1μのオーバーコート層を設
けて、感度テスト片を得た。
【0023】 (感光層塗工液組成) ポリ(メタクリル酸メチル/メタクリル酸) 70/30モル比 52部 テトラエチレングリコールジアクリレート 40部 成分(b) 3部 開始剤(成分(c)) 5部 メタノール 200部 酢酸エチル 80部 クロロホルム 120部
【0024】上記感度テスト片上にネガフィルムとして
21√(2) ステップタブレット(大日本スクリーン社製グ
レーフィルムスケール)を重ねて、キセノンランプ(ウ
シオ電気社製UXL-500 D-0 )に東芝社製干渉フィルター
KL-49と同色ガラスフィルターY -45 を組み合わせた光
源(490nm )で15cmの距離から5分間露光した後、30℃
の0.7 %炭酸ナトリウム水溶液に10秒間浸漬し、水洗し
て未硬化部分を除去し乾燥した後、21√(2) ステップタ
ブレットの完全硬化の段数(ステップ)を調べ、それを
表1、2に示す。表1、2より本発明の実施例1〜8は
490nm の光に対して高感度であり、特に開始剤に成分
(c)の鉄アレン錯体を用いた実施例1〜5の場合には
より高感度を示すことが判る。
【0025】
【表1】 実施例1〜5における(c)成分は (η6 −ベンゼン)(η5 −シクロペンタジエニル)鉄
(2)ヘキサフルオロホスフェ−トである。
【0026】
【表2】 実施例6〜8における(b)成分は5、6、11、12−テトラ
フェニルナフタセンである。
【0027】
【発明の効果】本発明の光重合性組成物は可視光に対し
て高感度を示すため、低いエネルギーの露光光源を使用
することができ、与えられた時間内に多数の原版を露光
および現像できる。また露光源を原版より遠ざけること
ができるため、その光線が平行化され、例えば網点画像
を形成する場合、垂直の側部を有するシャープな網点を
形成することができるなど種々の利点を有する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも (a)一種の常温で非ガス状のエチレン性不飽和化合物 (b)下記一般式化1で示される 5、6、11、12−テトラフ
    ェニルナフタセン化合物 を含有することを特徴とする光重合性組成物。 【化1】 (式中a、dは1〜4、b、c、e、fは1〜5の数を
    表し、Ra 1 、Rb 2 、R c 3 、Rd 4 、Re 5 、Rf 6 は水
    素、C1 〜C12のアルキル基、C1 〜C8 のアルコキシ
    基、シアノ基、ハロゲンより選ばれる同じか又は異なる
    基である。)
  2. 【請求項2】さらに、下記一般式化2で示される(c)
    鉄アレン錯体が添加されてなることを特徴とする請求項
    1記載の光重合性組成物。 【化2】 (式中mは0〜6、nは0〜5の数を表し、R7 、R8
    は同じか又は異なる基である。特にR8 はその中でもベ
    ンゼン環と縮合多環化合物を形成していてもよい。Xは
    BF4 、PF6 、AsF6、SbF6、FeCl4 、SnCl6 、SbCl6 、Bi
    Cl6 のいずれか1種を示す。)
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