JPH0597022A - ブレーキ制御装置および制御方法 - Google Patents
ブレーキ制御装置および制御方法Info
- Publication number
- JPH0597022A JPH0597022A JP16910591A JP16910591A JPH0597022A JP H0597022 A JPH0597022 A JP H0597022A JP 16910591 A JP16910591 A JP 16910591A JP 16910591 A JP16910591 A JP 16910591A JP H0597022 A JPH0597022 A JP H0597022A
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- Japan
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- brake
- hydraulic pressure
- wheel
- pedal
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- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オリフィスにより液圧上昇速度をアンチロ
ック制御に最適に調整した場合であっても、急制動時に
おける初期減速度の立上がり悪化を防止して、制動距離
の短縮化が図れ、さらに前輪の液圧上昇速度を向上さ
せ、ノーマルブレーキ時のブレーキフィーリングが向上
する、ブレーキ制御装置及び制御方法を提供すること。 【構成】 前輪と後輪に共通に液圧を伝達し、車輪の
ブレーキ液圧を減圧、加圧または保持する液圧制御バル
ブを有するブレーキ液圧制御技術において、ブレーキペ
ダルの操作スピードを検出し、この操作スピードが所定
値より大きい場合、ハイドロユニット内の増圧バルブを
閉じて後輪のブレーキ液圧の上昇を抑え、抑えた分の液
を前輪にまわして前輪のブレーキ液圧を早期に上昇させ
る手段またはステップを有する、ブレーキ制御装置及び
制御方法。
ック制御に最適に調整した場合であっても、急制動時に
おける初期減速度の立上がり悪化を防止して、制動距離
の短縮化が図れ、さらに前輪の液圧上昇速度を向上さ
せ、ノーマルブレーキ時のブレーキフィーリングが向上
する、ブレーキ制御装置及び制御方法を提供すること。 【構成】 前輪と後輪に共通に液圧を伝達し、車輪の
ブレーキ液圧を減圧、加圧または保持する液圧制御バル
ブを有するブレーキ液圧制御技術において、ブレーキペ
ダルの操作スピードを検出し、この操作スピードが所定
値より大きい場合、ハイドロユニット内の増圧バルブを
閉じて後輪のブレーキ液圧の上昇を抑え、抑えた分の液
を前輪にまわして前輪のブレーキ液圧を早期に上昇させ
る手段またはステップを有する、ブレーキ制御装置及び
制御方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は急制動時における減速度
の立上がり不足を解消して車両のブレーキ性能を向上さ
せるブレーキ制御装置及び制御方法に関するものであ
る。
の立上がり不足を解消して車両のブレーキ性能を向上さ
せるブレーキ制御装置及び制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】アンチロック制御装置において、ハイド
ロユニット内の各液圧制御バルブS0、にオリフィスを
組み込み、各車輪の液圧上昇速度を調整してアンチロッ
ク制御性能及びブレーキフィーリングの向上を図ること
が知られている。
ロユニット内の各液圧制御バルブS0、にオリフィスを
組み込み、各車輪の液圧上昇速度を調整してアンチロッ
ク制御性能及びブレーキフィーリングの向上を図ること
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来のアン
チロック制御技術にあっては、次のような問題点があ
る。
チロック制御技術にあっては、次のような問題点があ
る。
【0004】<イ> オリフィスによる液圧上昇速度を
アンチロック制御にとり最適に調整しておくと、高μ路
でブレーキペダルを急踏み(スパイク踏み)した場合
に、初期減速度の立上がりが遅れる傾向にある。
アンチロック制御にとり最適に調整しておくと、高μ路
でブレーキペダルを急踏み(スパイク踏み)した場合
に、初期減速度の立上がりが遅れる傾向にある。
【0005】<ロ> ブレーキペダルのスピード情報を
基に、急制動時における急激な液圧上昇を抑制する発明
が特開昭62−74756号公報に開示されている。し
かしながらこの制御技術は、ブレーキペダルを急踏みし
た場合に四輪の液圧上昇を抑制するため、初期減速度の
立上がり不足を生じる。
基に、急制動時における急激な液圧上昇を抑制する発明
が特開昭62−74756号公報に開示されている。し
かしながらこの制御技術は、ブレーキペダルを急踏みし
た場合に四輪の液圧上昇を抑制するため、初期減速度の
立上がり不足を生じる。
【0006】
【本発明の目的】本発明の目的は、オリフィスにより液
圧上昇速度をアンチロック制御に最適に調整した場合で
あっても、急制動時における初期減速度の立上がり悪化
を防止して、制動距離の短縮化が図れる、ブレーキ制御
装置及び制御方法を提供することにある。さらに本発明
の目的は、前輪の液圧上昇速度を向上させ、ノーマルブ
レーキ時のブレーキフィーリングが向上する、ブレーキ
制御装置及び制御方法を提供することにある。
圧上昇速度をアンチロック制御に最適に調整した場合で
あっても、急制動時における初期減速度の立上がり悪化
を防止して、制動距離の短縮化が図れる、ブレーキ制御
装置及び制御方法を提供することにある。さらに本発明
の目的は、前輪の液圧上昇速度を向上させ、ノーマルブ
レーキ時のブレーキフィーリングが向上する、ブレーキ
制御装置及び制御方法を提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、前輪と後輪
に共通に液圧を伝達し、車輪のブレーキ液圧を減圧、加
圧または保持する液圧制御バルブを有するブレーキ液圧
制御技術において、ブレーキペダルの操作スピードを検
出し、この操作スピードが所定値より大きい場合、ハイ
ドロユニット内の増圧バルブを閉じて後輪のブレーキ液
圧の上昇を抑え、抑えた分の液を前輪にまわして前輪の
ブレーキ液圧を早期に上昇させる手段またはステップを
有する、ブレーキ制御装置及び制御方法である
に共通に液圧を伝達し、車輪のブレーキ液圧を減圧、加
圧または保持する液圧制御バルブを有するブレーキ液圧
制御技術において、ブレーキペダルの操作スピードを検
出し、この操作スピードが所定値より大きい場合、ハイ
ドロユニット内の増圧バルブを閉じて後輪のブレーキ液
圧の上昇を抑え、抑えた分の液を前輪にまわして前輪の
ブレーキ液圧を早期に上昇させる手段またはステップを
有する、ブレーキ制御装置及び制御方法である
【0008】
【本発明の作用】ブレーキペダルの操作スピード情報に
より、スパイク踏みか否かを判断する。スパイク踏みと
判断される場合は、後輪の増圧バルブを短時間作動させ
て後輪側の液圧を一定に維持し、後輪の消費液量を前輪
へ送って前輪のブレーキ上昇速度を増してやる。これに
より何等部品を追加せずに、液圧上昇速度をアンチロッ
ク制御にとって最適に調整した場合であっても、高μ路
でブレーキペダルをスパイク踏みしたときに減速度の立
上がり不足を解消できる。
より、スパイク踏みか否かを判断する。スパイク踏みと
判断される場合は、後輪の増圧バルブを短時間作動させ
て後輪側の液圧を一定に維持し、後輪の消費液量を前輪
へ送って前輪のブレーキ上昇速度を増してやる。これに
より何等部品を追加せずに、液圧上昇速度をアンチロッ
ク制御にとって最適に調整した場合であっても、高μ路
でブレーキペダルをスパイク踏みしたときに減速度の立
上がり不足を解消できる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0010】<イ>油圧系統の構成 図1に本発明のブレーキ制御に関する油圧系統の概略図
を示す。1はマスタシリンダ、2はマスタシリンダ1を
加圧するブレーキペダル2、3はマスタシリンダ1に連
通するリザーバである。4は各車輪ごとに独立した一対
の液圧制御バルブブロック(インレットバルブSO12
〜15、アウトレットバルブSG16〜19)で、各イ
ンレットバルブSO,アウトレットバルブSGにはブレ
ーキ液の流量を一定に保つオリフィスが組み込まれ、マ
スタシリンダ1からのブレーキ装置への急速な液圧伝達
を阻止するように構成されている。6,7はモータ5で
駆動されるプランジャポンプで、各主ブレーキライン
8,9毎に対応できるように配管されている。主ブレー
キライン8はマスタシリンダ1からの油圧を左前輪と右
後輪に供給し、主ブレーキライン9は油圧を右前輪と左
後輪に供給している。プランジャポンプ6、7は、アン
チロック作動時のみ駆動する。液圧制御バルブのインレ
ットバルブSOはマスタシリンダ1からホイールシリン
ダ10に至る液圧回路に連通し、制御信号がない時は開
状態で、信号を受信して閉状態にとなる。またアウトレ
ットバルブSGはホイールシリンダ10からリザーバ3
に至る液圧回路に連通し、制御信号がない時は閉状態
で、信号を受信して開状態となる。インレットバルブS
Oの12〜15は各々左前輪、右後輪、右前輪、左後輪
のホイールブレーキに接続されている。11はブレーキ
ペダル2に装備したペダルストロークセンサである。
を示す。1はマスタシリンダ、2はマスタシリンダ1を
加圧するブレーキペダル2、3はマスタシリンダ1に連
通するリザーバである。4は各車輪ごとに独立した一対
の液圧制御バルブブロック(インレットバルブSO12
〜15、アウトレットバルブSG16〜19)で、各イ
ンレットバルブSO,アウトレットバルブSGにはブレ
ーキ液の流量を一定に保つオリフィスが組み込まれ、マ
スタシリンダ1からのブレーキ装置への急速な液圧伝達
を阻止するように構成されている。6,7はモータ5で
駆動されるプランジャポンプで、各主ブレーキライン
8,9毎に対応できるように配管されている。主ブレー
キライン8はマスタシリンダ1からの油圧を左前輪と右
後輪に供給し、主ブレーキライン9は油圧を右前輪と左
後輪に供給している。プランジャポンプ6、7は、アン
チロック作動時のみ駆動する。液圧制御バルブのインレ
ットバルブSOはマスタシリンダ1からホイールシリン
ダ10に至る液圧回路に連通し、制御信号がない時は開
状態で、信号を受信して閉状態にとなる。またアウトレ
ットバルブSGはホイールシリンダ10からリザーバ3
に至る液圧回路に連通し、制御信号がない時は閉状態
で、信号を受信して開状態となる。インレットバルブS
Oの12〜15は各々左前輪、右後輪、右前輪、左後輪
のホイールブレーキに接続されている。11はブレーキ
ペダル2に装備したペダルストロークセンサである。
【0011】<ロ>ブレーキ制御の機能ブロック 図2にブレーキ制御の機能ブロック図を示す。車輪速度
センサ21から出力された速度信号はデータ処理回路2
2で増幅され、論理回路25で車輪速の計算等の演算と
論理判断を行ない、増幅回路26及びブレーキ圧制御手
段27により各ブレーキ液圧を制御することは従来のア
ンチロック制御と同様である。本発明では特に制動初期
の情報を入手するためにブレーキペダル2の踏み込み量
をペダルストロークセンサ11で求め、データ処理回路
24で増幅して論理回路25でブレーキ踏み込み速度を
求め、所定値との大小を比較する。ブレーキ踏み込み速
度が所定値より大きい場合、増幅回路26を介してブレ
ーキ制御手段27により液圧制御バルブの後輪のインレ
ットSOに信号を送って液路を所定時間だけ閉じる。
センサ21から出力された速度信号はデータ処理回路2
2で増幅され、論理回路25で車輪速の計算等の演算と
論理判断を行ない、増幅回路26及びブレーキ圧制御手
段27により各ブレーキ液圧を制御することは従来のア
ンチロック制御と同様である。本発明では特に制動初期
の情報を入手するためにブレーキペダル2の踏み込み量
をペダルストロークセンサ11で求め、データ処理回路
24で増幅して論理回路25でブレーキ踏み込み速度を
求め、所定値との大小を比較する。ブレーキ踏み込み速
度が所定値より大きい場合、増幅回路26を介してブレ
ーキ制御手段27により液圧制御バルブの後輪のインレ
ットSOに信号を送って液路を所定時間だけ閉じる。
【0012】<ハ>ブレーキ制動のフロー 図3にブレーキ制動の流れ図を示す。 ステップS1: ペダルストロークセンサによりブレー
キペダルの踏み込みを検出し、制動操作の開始を判断す
る。 ステップS2: 制動操作が検出されると、ペダルスピ
ード計算用タイマT1がカウントを開始する。 ステップS3: ペダルストロークセンサによりペダル
の位置情報POを監視し、所定の位置POXに達したら
タイマT1を停止し、次のステップS4に進む。また、
POXに達しない場合、ステップS7に飛び、通常のブ
レーキ制御にはいる。 ステップS4: 制動操作開始から所定の位置POXま
でのストロークに要した時間T10を計算する。 ステップS5: この時間T10とこのスレッショルド
時間TXとを比較し、T10がTXより小さい場合、す
なわちブレーキペダルが急速にスパイク踏みされている
ので、後輪のブレーキ圧の上昇を抑えるため、次のステ
ップS6に進む。またT10がTXより大きい場合、ス
パイク踏みではなく通常のブレーキ操作と判断して通常
のブレーキ制御S7へ進む。 ステップS6: 後輪の液圧の上昇を抑えて前輪にその
分のブレーキ液を送るため、図1の後輪のインレットバ
ルブ13、15に図2のブレーキ制御手段27から信号
を送り、これらのバルブ13,15を作動させる。その
結果主ブレーキライン8、9は後輪RR,とRLのブレ
ーキホイールから遮断され、その分のブレーキ液は前輪
のインレットバルブ12、14を介して前輪FLとFR
のホイールシリンダ10に送られ、ブレーキ圧を急激に
上昇させる。 ステップS7: ここで通常のブレーキ制御処理に入
り、車輪にスリップ傾向があれば通常のアンチロック制
御を行なう。 これら一連のブレーキ制御処理が終了するとスタートに
戻り、再び同様の処理を繰り返す。 ステップS8: ブレーキペダルの踏み込み操作がされ
ていない場合は、タイマT1をクリアして通常のブレー
キ制御に移る。
キペダルの踏み込みを検出し、制動操作の開始を判断す
る。 ステップS2: 制動操作が検出されると、ペダルスピ
ード計算用タイマT1がカウントを開始する。 ステップS3: ペダルストロークセンサによりペダル
の位置情報POを監視し、所定の位置POXに達したら
タイマT1を停止し、次のステップS4に進む。また、
POXに達しない場合、ステップS7に飛び、通常のブ
レーキ制御にはいる。 ステップS4: 制動操作開始から所定の位置POXま
でのストロークに要した時間T10を計算する。 ステップS5: この時間T10とこのスレッショルド
時間TXとを比較し、T10がTXより小さい場合、す
なわちブレーキペダルが急速にスパイク踏みされている
ので、後輪のブレーキ圧の上昇を抑えるため、次のステ
ップS6に進む。またT10がTXより大きい場合、ス
パイク踏みではなく通常のブレーキ操作と判断して通常
のブレーキ制御S7へ進む。 ステップS6: 後輪の液圧の上昇を抑えて前輪にその
分のブレーキ液を送るため、図1の後輪のインレットバ
ルブ13、15に図2のブレーキ制御手段27から信号
を送り、これらのバルブ13,15を作動させる。その
結果主ブレーキライン8、9は後輪RR,とRLのブレ
ーキホイールから遮断され、その分のブレーキ液は前輪
のインレットバルブ12、14を介して前輪FLとFR
のホイールシリンダ10に送られ、ブレーキ圧を急激に
上昇させる。 ステップS7: ここで通常のブレーキ制御処理に入
り、車輪にスリップ傾向があれば通常のアンチロック制
御を行なう。 これら一連のブレーキ制御処理が終了するとスタートに
戻り、再び同様の処理を繰り返す。 ステップS8: ブレーキペダルの踏み込み操作がされ
ていない場合は、タイマT1をクリアして通常のブレー
キ制御に移る。
【0013】<ニ>前輪後輪のブレーキ液圧の変化 図4はペダルストロークセンサの検出値に対応した、前
輪と後輪のブレーキ液圧の変化を表わしたものである。
一点鎖線で示す曲線1、2はブレーキペダルを緩踏みし
て前記ステップS1からステップS4まで制御されたと
き各前後輪のブレーキ液圧の変化を示し、曲線1は前
輪、曲線2は後輪のブレーキ液圧の変化である。また実
線で示す曲線3、4はブレーキペダルを急速にスパイク
踏みしたときの各前後輪のブレーキ液圧の変化を示し、
曲線3は前輪、曲線4は後輪のブレーキ液圧の変化であ
る。すなわちステップS4に達する時間TOがペダルス
ピード判断用スレッショルド時間TXより小さいと、ブ
レーキペダルのスパイク踏みと判断し、後輪のインレッ
トバルブSOに信号を送ってこのインレットバルブSO
を閉状態とし、後輪のブレーキ液圧が曲線4に見るよう
に一定時間保持される。一方、このとき前輪のインレッ
トバルブSOが開状態であるから、前輪のブレーキ液圧
は曲線3に見るように後輪の液圧保持を境に急上昇し、
その昇圧速度は曲線1と比べて数段早くなる。
輪と後輪のブレーキ液圧の変化を表わしたものである。
一点鎖線で示す曲線1、2はブレーキペダルを緩踏みし
て前記ステップS1からステップS4まで制御されたと
き各前後輪のブレーキ液圧の変化を示し、曲線1は前
輪、曲線2は後輪のブレーキ液圧の変化である。また実
線で示す曲線3、4はブレーキペダルを急速にスパイク
踏みしたときの各前後輪のブレーキ液圧の変化を示し、
曲線3は前輪、曲線4は後輪のブレーキ液圧の変化であ
る。すなわちステップS4に達する時間TOがペダルス
ピード判断用スレッショルド時間TXより小さいと、ブ
レーキペダルのスパイク踏みと判断し、後輪のインレッ
トバルブSOに信号を送ってこのインレットバルブSO
を閉状態とし、後輪のブレーキ液圧が曲線4に見るよう
に一定時間保持される。一方、このとき前輪のインレッ
トバルブSOが開状態であるから、前輪のブレーキ液圧
は曲線3に見るように後輪の液圧保持を境に急上昇し、
その昇圧速度は曲線1と比べて数段早くなる。
【0014】
【その他の実施例1】前記実施例はブレーキ操作速度を
ブレーキペダル情報から検出する場合について説明した
が、マスタシリンダまたはホイルシリンダ等からブレー
キ液圧を検出し、そのブレーキ液圧の変化速度を基にブ
レーキペダルのスパイク踏みか否かを判断することも可
能である。本実施例の場合、スパイク踏みと判断した後
の制御処理は前記実施例と同様である。
ブレーキペダル情報から検出する場合について説明した
が、マスタシリンダまたはホイルシリンダ等からブレー
キ液圧を検出し、そのブレーキ液圧の変化速度を基にブ
レーキペダルのスパイク踏みか否かを判断することも可
能である。本実施例の場合、スパイク踏みと判断した後
の制御処理は前記実施例と同様である。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
のような効果を得ることができる。
【0016】<イ> 後輪の消費液量を前輪へ送って
前輪の液圧上昇速度を大きくできるから、急制動時にお
ける減速度の立上がり不足の問題を解消できる。
前輪の液圧上昇速度を大きくできるから、急制動時にお
ける減速度の立上がり不足の問題を解消できる。
【0017】<ロ> アンチロック制御にとって最適
に液圧制御バルブ内のオリフィスを小さく選択した場合
でも、急制動時における初期減速度の悪化を防止でき
る。
に液圧制御バルブ内のオリフィスを小さく選択した場合
でも、急制動時における初期減速度の悪化を防止でき
る。
【0018】<ハ> 既存のハード部品を利用して制
御できるため、追加部品や追加装置が不要でありなが
ら、最適なブレーキ制御を達成できる。
御できるため、追加部品や追加装置が不要でありなが
ら、最適なブレーキ制御を達成できる。
【0019】<ニ> 増圧バルブは急制動時に限って
作動するため、バルブの耐久性を損ねる心配がない。
作動するため、バルブの耐久性を損ねる心配がない。
【図1】 本発明のブレーキ制御の油圧系統の概略図
【図2】 本発明のブレーキ制御の機能ブロック図
【図3】 本発明のブレーキ制御の流れ図
【図4】 ペダルストロークセンサの検出値に対応する
前後輪の液圧変化を示す説明図
前後輪の液圧変化を示す説明図
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも前輪と後輪の各一輪に共通
に液圧を伝達するための伝達手段を有し、各車輪のブレ
ーキ液圧を減圧、加圧または保持する液圧制御バルブを
有するブレーキ液圧制御装置において、 ブレーキペダルの操作スピードを検出する手段と、 この操作スピードが所定値より大きい場合、後輪のブレ
ーキ液圧の上昇を抑え、前輪のブレーキ液圧を早期に上
昇させる手段を有することを特徴とする、 ブレーキ制御装置。 - 【請求項2】 少なくとも前輪と後輪の各一輪に共通
に液圧を伝達するための伝達手段を有し、各車輪のブレ
ーキ液圧を減圧、加圧または保持する液圧制御バルブを
有するブレーキ液圧制御装置において、 ブレーキペダルの位置を検出するペダルストロークセン
サと、 このペダルストロークセンサからの信号を用いて制動開
始からブレーキペダル操作スピードを算出する手段と、 この操作スピードが所定値より大きい場合、後輪のブレ
ーキ液圧の上昇を抑え、前輪のブレーキ液圧を早期に上
昇させるために後輪の液圧制御バルブを作動して、後輪
の液圧を保持する手段を有することを特徴とする、 ブレーキ制御装置。 - 【請求項3】 少なくとも前輪と後輪の各一輪に共通
に液圧を伝達するための伝達手段を有し、各車輪のブレ
ーキ液圧を減圧、加圧または保持する液圧制御バルブを
有し、オリフィスによりマスターシリンダからブレーキ
装置への急激な油圧伝達を阻止するようになしたブレー
キ液圧制御装置において、 ブレーキペダルの位置を検出するペダルストロークセン
サとこのペダルストロークセンサからの信号を用いて制
動開始からのブレーキペダル操作スピードを算出する手
段と、 この操作スピードが所定値より大きい場合、後輪のブレ
ーキ液圧の上昇を抑え、前輪のブレーキ液圧を早期に上
昇させるために後輪の液圧制御バルブを作動して、後輪
の液圧を保持する手段を有することを特徴とする、 ブレーキ制御装置。 - 【請求項4】 少なくとも前輪と後輪の各一輪に共通
に液圧を伝達し、液圧制御バルブで各車輪のブレーキ液
圧を減圧、加圧または保持するブレーキ液圧制御方法に
おいて、 ブレーキペダルの位置を検出するステップと、 この位置の信号を用いて制動開始からのブレーキペダル
操作スピードを算出するステップと、 この操作スピードが所定値より大きい場合、後輪のブレ
ーキ液圧の上昇を抑え、前輪のブレーキ液圧を早期に上
昇させるために後輪の液圧制御バルブを作動して、後輪
の液圧を保持するステップとを有することを特徴とす
る、 ブレーキ制御方法。 - 【請求項5】 ブレーキペダルの操作スピードの検出
をブレーキ圧によることを特徴とする、請求項1に記載
のブレーキ液圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16910591A JPH0597022A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ブレーキ制御装置および制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16910591A JPH0597022A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ブレーキ制御装置および制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0597022A true JPH0597022A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=15880401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16910591A Pending JPH0597022A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | ブレーキ制御装置および制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0597022A (ja) |
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6027182A (en) * | 1997-07-08 | 2000-02-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Brake force control apparatus for properly performing both an ABS function and a BA function |
US6120110A (en) * | 1996-04-23 | 2000-09-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Brake force control device |
US6129423A (en) * | 1996-04-25 | 2000-10-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Brake force control apparatus |
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US6189986B1 (en) | 1996-04-26 | 2001-02-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Braking force control apparatus |
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US6199963B1 (en) | 1996-04-30 | 2001-03-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Braking force control apparatus |
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