JPH0572497B2 - - Google Patents

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JPH0572497B2
JPH0572497B2 JP11937189A JP11937189A JPH0572497B2 JP H0572497 B2 JPH0572497 B2 JP H0572497B2 JP 11937189 A JP11937189 A JP 11937189A JP 11937189 A JP11937189 A JP 11937189A JP H0572497 B2 JPH0572497 B2 JP H0572497B2
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JP
Japan
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tile
suction
holding means
tiles
positioning
Prior art date
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JP11937189A
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Hidehiko Yamada
Makoto Muto
Sumyuki Yamano
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Publication of JPH02300464A publication Critical patent/JPH02300464A/ja
Publication of JPH0572497B2 publication Critical patent/JPH0572497B2/ja
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  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Special Conveying (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数のタイルを所定の貼付けパター
ンに従つて吸着保持するタイル配列方法およびそ
の装置に関する。
[従来の技術] 今日、タイルパネルは、例えばビルやトンネル
等の各種構築物の壁面等に幅広く用いられてお
り、その外観を左右する重要な要素の一つとなつ
ている。
従つて、タイルパネルを作成する場合には、所
定のタイル貼付けパターンに従つて、複数枚のタ
イルをパネル上に正確に貼付けてやる必要があ
る。
しかし、従来このようなタイルパネルの製造
は、所定のタイル貼付けパターンに従つて、作業
者がパネル上にタイルを一枚一枚貼付けるという
手作業によつて行つていた。このため、タイルパ
ネルの生産効率が極めて低いという問題があつ
た。
特に、このようなタイルパネルを、例えば同じ
建物の外壁用として用いる場合には、同じ規格の
ものを多数枚製造しなければならず、このため、
パネルへのタイルの貼付けを効率良くかつ正確に
行うための手段の開発が望まれていた。
また、従来のタイルパネル製造技術では、作業
者の熟練度によつて、製造されたタイルパネルの
品質にばらつきが生じてしまう。このため、この
ようなタイル貼付け作業は熟練者に頼らざるを得
ないという問題があつた。
[発明が解決すべき問題点] 本発明は、このような従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、複数のタイルを正
確に配列した状態で吸着保持することができ、例
えば非熟練者であつても、パネルへのタイルの貼
付け作業を正確かつ効率良く行うことができるタ
イル配列方法および装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明の第1の発明
は、 タイル貼付けパターンに従つて複数のタイルを
その表面側から負圧によつて吸着保持するタイル
吸着保持手段と、 前記タイル吸着保持手段の吸着面上に配置さ
れ、所定のタイル貼付けパターンに対応した複数
の枠部を有するタイル位置決め用型枠と、 前記タイル吸着保持手段の吸着面上に配置され
た各タイルに下方より正圧を作用させるタイル浮
上化手段と、 を含み、前記タイル浮上化手段を作動させて前記
吸着面上に配置された各タイルの下面に正圧を作
用させ、これらタイルの摩擦係数を小さくした状
態でタイルの位置合せを行うことを特徴とするタ
イル配列装置に関する。
本発明の第2の発明は、 タイル貼付けパターンに従つて複数のタイルを
その表面側から負圧によつて吸着保持するタイル
吸着保持手段と、 前記タイル吸着保持手段の吸着面上に配置さ
れ、所定のタイル貼付けパターンに対応した複数
の枠部を有するタイル位置決め用型枠と、 前記タイル吸着保持手段の吸着面上に配置され
た各タイルに下方より正圧を作用させるタイル浮
上化手段と、 前記タイル吸着保持手段の吸着面が所定角度回
転するように、該タイル吸着保持手段を回転させ
る回転駆動手段と、 前記タイル吸着保持手段の一端あるいは両端を
移動させる移動手段と、 を含み、前記タイル浮上化手段によつて前記タイ
ル位置決め用型枠内に配置された各タイルの下面
に正圧を作用させ、これと共に、前記移動手段に
よつて前記タイル吸着保持手段を所定角度で傾斜
させ、かつ前記回転駆動手段によつて前記タイル
吸着保持手段を所定角度で回転させ、前記タイル
をタイル位置決め用型枠内に設定された基準位置
に向けて自重によつて滑り移動させて位置合せす
ることを特徴とするタイル配列装置に関する。
本発明の第3の発明は、 以下のプロセス(a)〜(c)を含むことを特徴とする
配列方法に関する。
(a) タイル吸着保持手段の吸着面を上側に向け、
この吸着面にタイル位置決め用型枠を配置し、
タイル位置決め用型枠の各枠部にそれぞれタイ
ルを配置させる。
(b) タイル浮上化手段によつてタイル位置決め用
型枠内の各枠部に配置されたタイルの下面に正
圧を作用させ、さらに、移動手段を用いてタイ
ル吸着保持手段を所定角度傾斜させ、かつ回転
駆動手段を用いてタイル吸着保持手段を所定角
度回転させ、タイル吸着保持手段の吸着面をタ
イル位置決め用型枠内に設定された基準位置に
向けて傾斜させることにより、前記タイルをそ
の自重によつて前記基準位置に向けて滑り移動
させ、タイルの位置合せを行う。
(c) タイル吸着保持手段の位置をその吸着面が上
側に向くように元に戻し、各タイルに負圧を作
用させてこれらを吸着保持する。
[作用] 上記構成の装置においては、タイル位置決め用
型枠の各枠部は、タイルより少し大き目に形成さ
れているため、このままでは枠内に配置されたタ
イルが整然と配列された状態とならない。このた
め本発明においては、第1の発明により、タイル
吸着保持手段の吸着面上に載置されたタイルにそ
の下方より正圧を作用させ、タイルの摩擦係数を
小さくして滑りやすくした状態でタイルを移動す
ることができるため、タイルの位置合わせをスム
ーズに行うことができる。
また、第2の発明によれば、上記第1を発明に
加え、タイル位置決め用型枠に基準位置Pを設定
し、タイル吸着保持手段を移動手段と回転駆動手
段とを用いて前記基準位置Pに向けて傾斜させる
ことにより、枠部内に配置されたタイルを自重に
よつてよりスムーズかつ確実に滑り移動させるこ
とができ、これらタイルを各枠部の所定位置に自
動的に配列させることができる。
次に本発明の装置を用いて、タイルを配列する
方法を説明する。
(a) タイル吸着保持手段の吸着面を上側に向け、
この吸着面にタイル位置決め用型枠を配置し、
タイル位置決め用型枠の各枠部にそれぞれタイ
ルを配置させる。
(b) 上記(a)によつてタイル吸着保持手段の吸着面
上に配列された各タイルにタイル浮上化手段に
よつて正圧を付与し、該タイルの摩擦係数を小
さくして滑り易い状態にする。これと共に、前
記タイル吸着保持手段を移動手段を用いて所定
角度だけ傾斜させ、さらに該タイル吸着保持手
段を回転駆動手段を用いて所定角度だけ回転さ
せ、タイル吸着保持手段の吸着面を、タイル位
置決め用型枠内に設定された基準位置P、例え
ばタイル位置決め用型枠の一隅に向つて傾斜さ
せる。これによつて、タイルをその自重によつ
て前記基準位置Pに向けて滑り移動させ、これ
らタイルの位置合せを行う。
なお、上記手順において、タイル浮上化手段
によるタイルへの正圧付与動作と、移動手段に
よるタイル吸着保持手段の傾斜動作と、回転駆
動手段によるタイル吸着保持手段の回転動作と
はいずれを優先させてもよく、またいずれかを
同時に行つてもよい。
(c) タイル吸着保持手段を前記(b)と逆の手順によ
り元の水平位置に戻し、ついで各タイルに負圧
を作用させてこれを吸着保持する。その後、タ
イル吸着保持手段の吸着面に配置されていたタ
イル位置決め用型枠を、次のプロセスの邪魔に
ならないように、必要に応じて除去あるいは退
避させる。
このように本発明によれば、複数のタイルを、
所定の貼付けパターンに従つて自動的にタイル吸
着保持手段の吸着面に正確かつ確実に配置するこ
とができ、これを利用して非熟練者であつても一
定品質のタイルパネルを効率良く製造することが
可能となる。
[実施例] 次に、本発明の好適な実施例をパネルへのタイ
ル貼付け装置に適用した場合を例にとり、図面に
基づき説明する。
第1図には、パネルへのタイル貼付け装置の好
適な適用例が示されており、この装置は、パネル
20の搬送経路に沿つて設けられたローラ列10
を有する。
このローラ列10は、タイル搬送用に設けられ
た複数のローラ12,12……からなり、各ロー
ラ12,12……を時計方向に回転させることに
より、パネル20が図中左方向から右方向に向け
搬送される。
また、第2図に示すように、このローラ列10
には、パネルガイド手段として複数の固定ガイド
14および幅よせ用の振動ガイド16が設けられ
ている。
前記各固定ガイド14は、搬送されるパネル2
0の進行方向右側に設けられている。また前記各
振動ガイド16は、パネル20の進行方向左側に
設けられ、パネル進行方向と直交する方向に一定
のストローク幅で往復運動するよう形成されてい
る。
これにより、ローラ列10上を搬送されてくる
パネル20は、往復運動する振動ガイド16によ
り固定ガイド14に押し当てられ、パネルの進行
方向に対する位置決めが行われる。次に、このパ
ネル20はストツパ24により係止され、その搬
送が停止される。そして、このパネル20の停止
は、図示しないセンサにより検出され、ローラ1
2も自動的に停止制御される。
このようにして、本適用例によれば、ローラ列
10を用いて搬送されくるパネル20が常に一定
の位置に正確に位置決めされた状態で停止制御さ
れることになる。
なお、ストツパ24は、第1図に示すように、
ストツパ昇降用のシリンダ26を用いて昇降自在
に形成されている。そして、後述するよう、パネ
ル20へのタイルの貼付けが終了すると、ストツ
パ24が下方へ退避するよう形成されている。
このタイル貼付け装置は、このように位置決め
されたパネル20のモルタル塗布面22上に、所
定のタイル貼付けパターンに従つて複数のタイル
を貼付けるよう形成されており、具体的には、モ
ルタル塗布面22が上側になるようにパネル20
を載置するパネル載置手段100および本発明を
構成する、パネルへのタイル貼付けパターンに従
つて複数のタイル28をその表面側から吸着保持
するタイル吸着保持手段200と、タイル吸着保
持手段200の吸着面に配置されるタイル位置決
め用型枠240と、タイル浮上化手段600と、
タイル吸着保持手段200を回転させる回転駆動
手段500と、タイル吸着保持手段200の一端
あるいは両端を移動させる移動手段300とから
なるタイル配列装置、および、タイル吸着保持手
段200の吸着面に配列された複数のタイル28
に振動を与える振動付与手段400とを含むよう
形成されている。
前記パネル載置手段100は、パネル搬送経路
の下方に位置して設けられている。そして、搬送
されてくるパネル20がストツパ24により位置
決めされてくると、上方に移動し、第3図に示す
ようにパネル20を載置するように形成されてい
る。
第4図には、パネル載置手段100の平面構造
が概略的に示されている。同図に示すように、こ
のパネル載置手段100は、ローラ12と直交す
るようにその下方に平行に設けられた一対の支持
板102,102と、各ローラ12,12の間に
平行に設けられその下端が前記支持板102に取
付け固定された複数の受板104とを含み、第3
図に示すように、基台30上に設けられたシリン
ダ106を用いて昇降自在に形成されている。
そして、このパネル載置手段100は、ローラ
列10により搬送されてくるパネル20の下方に
受板104が位置するよう、通常は下方に退避し
ている。
そして、パネル20がストツパ24により位置
決めされると、シリンダ106が駆動され、第3
図に示すように受板104を所定ストローク分だ
け上方に移動させる。これにより、受板104
は、ローラ12に代つてパネル20を載置するこ
とになる。
また、前記各受板104の左右両端には、移動
規制手段としてのボルト110,110が垂直に
取付け固定されており、このボルト110はスパ
ナ等を用いてねじ回しすることにより、受板10
4からの高さを調整することができる。
また、第1図に示すように、本実施例のタイル
吸着保持手段200は、回転吸着体202を用い
て形成されており、この回転吸着体202は、回
転駆動手段500によつて回転可能に形成されて
いる。
すなわち回転吸着体202は、その両端が回転
軸506,508を介して支持部510,512
に回動自在に取付け固定されている。そして、こ
の回転吸着体202は、第6図に示すように、そ
の一方の支持部512内に設けられたギヤモータ
514を回転することにより、この回転出力がウ
オームギヤ機構516を介して回転軸508に伝
達され、少なくとも180度回転駆動されるよう形
成されている。通常このギヤモータ514は、回
転吸着体202の吸着面204が上方を向くよう
に制御されている。
また、前記回転吸着体202は、第6図に示す
よう、その内部が中空形状に形成され、この中空
室216は筒状に形成された一方の回転軸50
8、ダクト518を介して吸引ポンプ520に接
続されている。
また、回転吸着体202の吸着面204には、
第5図に示すように、タイル貼付けパターンに合
わせたタイル吸着エリア230が設けられてお
り、このタイル吸着エリア230は、表面が長方
形状をした複数のタイルを、一定間隔で複数列に
わたり吸着保持するよう形成されている。
そして、各タイルの吸着エリア230−1,2
30−2…には、第6図に示すよう内部の中空室
216と連通する細孔232が形成されており、
各細孔232の周囲には気密性の高い吸着用パツ
ト234が取付け固定されている。従つて、これ
ら各パツト234上にタイル28を裏返して並べ
た後、吸引ポンプ520を駆動すれば、中空室2
16と外部との間に発生する差圧により、各タイ
ル28は吸着面204上に吸着保持されることに
なる。
また、このように吸着面204上に複数のタイ
ルを、所定のタイル貼付けパターンに従つて正確
に位置決めしながら並べるために、本実施例にお
いては、後述する第7図に示すようなタイル位置
決め用型枠240が用いられる。
本実施例において、タイル浮上化手段600は
第1図および第11図に示すように、吐出ポンプ
602と、第6図に示す回転吸着体202の中空
室216と前記吐出ポンプ602とを連通するた
めに回転軸506内に形成されたエア通路606
と、該エア通路606と吐出ポンプ602とを連
結するダクト604とから構成されている。
従つて、前記吸着用パツト234上にタイル2
8を裏返して並べた後、吐出ポンプ602を駆動
すれば、中空室216と外部との間に発生する差
圧により、各タイル28は吸着面204より上方
に向けてこれを押上げる力を受ける。その結果、
これらタイル28の表面と吸着用パツト234の
表面との摩擦力は極めて小さくなり、場合によつ
てほとんどなくなるため、非常に小さい力でタイ
ル28を滑り移動させることができる。
また、本実施例において、移動手段300は、
第1図に示すよう回転吸着体202を昇降させる
一対のシリンダ302,304を用いて形成され
ており、これら各シリンダ302,304のロツ
ド306,308の先端には前記支持部510,
512が取付部510a,512aを介してピン
結合により回動自在に取付け固定されている。
前記シリンダ302,304は、それぞれ個別
のアクチユエータによつて制御され、これらシリ
ンダ302,304はそれぞれ個別にあるいは同
時に駆動することができる。そして、前記取付部
512aには、長穴512bが形成されており、
この長穴512b内に連結ピンがスライド移動す
るように構成され、回転吸着体202の傾斜に対
して自由度を与えている。
また、本実施例の振動付与手段400は、第1
図に示すように、3個のバイブレータ402,4
02…を用いて形成されており、これら各バイバ
レータ402は、回転吸着体202の吸着面20
4と反対側の面上に一定間隔で取付け固定されて
いる。
本実施例のタイル位置決め用型枠240は、第
7図に示すように、タイル貼付けパターンに合わ
せて複数の枠部242を組合わせ、全体としてパ
ネル20の大きさに合せてほぼ長方形状となるよ
うに形成されている。ここにおいて、各枠部24
2は、タイル28より少し大きい長方形状に形成
されている。
また、このタルイ位置決め用型枠240には、
その両側に合計4個の位置決め用のピン244が
左右対称に設けられている。そして、このピン2
44を吸着面204上に設けられた位置決めガイ
ド部246と嵌合させるよう、タイル位置決め用
型枠240を吸着面204上に載置する。このよ
うにすることにより、実施例のタイル位置決め用
型枠240は、各枠部242…が吸着面204上
のタイル吸着エリア230−1,230−2…と
それぞれ対向するよう、回転吸着体202の吸着
面204上に、位置決め載置される。
次に、作業者は、第7図Bに示すように、裏返
しにしたタイル28を、型枠240各枠部242
を用いて位置決めしながら吸着面204上の各タ
イル吸着エリア230−1,230−2…へ順に
並べていく。同図に示すよう、各タイルの裏面側
には裏足28aと呼ばれる複数の凹凸が設けられ
ている。
ところで、タイル位置決め用型枠240におい
て、各枠部242は、タイル28より少し大きめ
に形成されている。従つて、このままではパネル
20に対する各タイル28の貼付け位置が幾分不
揃いとなつてしまう。このため、枠部242を用
いて一旦タイル28を各タイル吸着エリア230
上に並べた後、枠体240の一隅(右下隅部)を
基準位置Pとし、第8図Bに示すように、タイル
28を一点鎖線で示す位置から実線で示す位置ま
で基準位置方向Pに向け位置合わせする必要があ
る。すなわち、各枠部242内において、その右
下隅部で交わる2つの内壁と接触するよう、タイ
ル28の位置合わせを行う。
タイル28の位置合せは次の手順によつて具体
的に行われる。なお、第15図には、この手順を
行う際のタイル吸着保持手段200の制御方法を
示す簡単なブロツク図が記載されている。
位置決め指令が制御部Cに入力されると、吐
出ポンプ602が駆動され、エアがダクト60
4およびエア通路606を介して中空室216
に供給される(第1図および第6図参照)。そ
の結果、吸着用パツト234上に載置された各
タイル28に空気圧が作用し、該タイル28に
上方向の力が作用し、タイル28の吸着用パツ
ト234表面に対する摩擦係数が小さくなり、
これらタイル28は極めて小さい力で滑り移動
が可能となる。
ついで、上記の状態を維持しながら、一方
のアクチユエータA2が作動され、一方のシリ
ンダ304が駆動され、第1図および第8図A
に示すように、支持部512が水平軸線gに対
して角度θだけ下降され、回転吸着体202は
軸線hの状態となる。なお、第8図Aにおい
て、軸線m,nはそれぞれ支持部510,51
2の移動軸を示している。
さらに、制御部Cによつて回転駆動手段50
0のモータ514が駆動され、回転吸着体20
2が角度αだけ回転される。その結果、第8図
Aに示すように、吸着面204がタイル位置決
め用型枠の基準位置となる一隅Pに向けて下向
に傾斜し、この基準位置Pが最も下位に位置す
ることとなる。
従つて、吸着面204に配列された各タイル
28(図示せず)には、自重によつて、基準位
置Pに向けて滑り移動する力が作用する。
その結果、各タイル28は第8図Bに示す状
態まで移動し、タイル28の位置合せが完了す
る。
このとき、必要ならば、振動付与手段400
を駆動させ、吸着面204に振動を作用させる
こともできる。こうすると、吸着面204上に
配列された各タイルの摩擦係数がより小さくな
り、タイルはさらにスムーズに移動することと
なる。
ついで、吐出ポンプ602を停止させ、また
シリンダ304および回転駆動手段500を上
記およびの操作と逆に操作することによ
り、回転吸着体202を軸線gの水平状態に戻
す。
このようにタイル位置決め用型枠240を用い
ることにより、不慣れな作業者であつても、複数
のタイル28,28…を所定の貼付けパターンに
従い吸着面204上の各タイル吸着エリア230
−1,230−2…へ正確に位置決めしながら効
率良く並べることができる。
そして、このようなタイル並べ作業が終了した
時点で、吸引ポンプ520を駆動し、各タイル2
8を吸着面204上に吸着保持する。この後、タ
イル位置決め用型枠240を吸着面204から取
外す。これにより、回転吸着体202の吸着面2
04上には、第9図に示すように複数のタイル2
8,28…が所定のタイル貼付けパターンにした
がつて、確実に位置決めされた状態で吸着保持さ
れ、本発明の目的が達成されることになる。さら
にこの状態で、第6図に示すギヤモータ514を
回転駆動し、ウオームギヤ機構516を用いて吸
着回転板202を第10図に示すように時計方向
に180度回転させる。この結果、吸着面204
は、第11図、第12図に示すように、パネル載
置手段100に載置されたパネル20のモルタル
塗布面22と対向することになる。
そして、前記シリンダ302,304を同時に
用いて、回転吸着体202を、モルタル塗布面2
2へ向け下降させる。これにより、回転吸着体2
02に吸着保持された複数のタイル28は、第1
1図、第12図に示すようにパネル20のモルタ
ル塗布面22に押し当てられることになる。この
とき、各タイル28が均一な力でモルタル塗布面
22に押し当てられるように、ボルト110によ
り回転吸着体202の下降が規制される。
本適用例は以上の構成からなり、次にこのタイ
ル貼付け装置の作用を、パネル20へ所定の貼付
けパターンに従つてタイル28を貼付ける場合を
例にとり説明する。
まず、第1図に示すように、吸着面204が上
方を向くように回転吸着体20を回転制御する。
これと同時に、パネル載置手段100をパネル搬
送経路の下方に退避させる。
この状態で、第7図Aに示すように、タイル位
置め用型枠240を回転吸着体202の吸着面2
04上に位置決め載置し、その枠部242を用い
て複数のタイル28を吸着面204の各タイル吸
着エリア230−1,230−2…上に位置決め
しながら順に並べていく。ここにおいて、前記各
枠部242は、タイル28より幾分大きめに形成
されている。従つて、作業者は、既述の方法によ
つてタイル28の下面に正圧を作用させると共
に、第8図Aに示すように、タイル吸着保持手段
200を傾斜させ、各枠部242を用いて並べた
タイル28を自重によつて枠部242内の右下隅
部の基準位置Pに位置合わせする。
このようにすることにより、不慣れな作業者で
あつても、全てのタイル28,28…を所定の貼
付けパターンに従つて吸着面204上に正確に位
置決めし、効率良く並べることができる。
そして、このようなタイルの並べ作業が終了し
た時点で、吸引ポンプ520を駆動し、全てのタ
イル28,28…を吸着面204上に吸着保持す
る。そして、この状態で吸着面204からタイル
位置決め用型枠240を取外す。
これにより、吸着面204上には、第9図に示
すように、複数のタイルが所定の貼付けパターン
にしたがい正確に位置決め載置された状態で吸着
保持されることになる。
この状態で、次に支持部512内に設けられた
ギヤモータ514を回転駆動し、ウオームギヤを
介して回転吸着体202を180度回転させる。こ
れにより、回転吸着体202は、その吸着面20
4が第11図または第12図に示すように下方に
向き、パネル載置手段100と対向するようにな
る。
また、この装置においては、ローラ列10によ
りパネル20が搬送されてくる。このとき、パネ
ル20は、第2図に示すパネル位置決め手段を用
いてその搬送経路が正確に位置決めされる。そし
て、このパネル20は、吸着面204と対向する
ようストツパ24を用いて正確に停止制御され
る。このとき、パネル20の停止は、図示しない
センサーにより自動的に検出され、ローラ22も
停止制御される。
そして、パネル載置手段100のシリンダ10
6が駆動され、受板104が上方に向け所定スト
ローク分だけ移動し、パネル20を第3図または
第11図に示すように載置する。
また、このようなパネル載置手段100の移動
に連動して、シリンダ302,304も駆動され
る。そして、吸着面204上に吸着保持された複
数のタイルをその裏面側からパネル20のモルタ
ル塗布面22に押し当てるように回転吸着体20
2を下降させる。
そして、回転吸着体202が下降していき、そ
の吸着面204に吸着保持された複数のタイル2
8がパネル20のモルタル塗布面22に押し当て
られると、この回転吸着体202に設けられた3
個のバイブレータ402が駆動され、モルタル塗
布面22に押し当てられた複数のタイル28に適
当な振動を一定時間与える。
これにより、第13図に示すように、タイル2
8の裏面側に設けられた裏足部分28aにも均等
にモルタルが入込み、その裏面側全体をモルタル
と良好に接触させ、タイル28をモルタル塗布面
22上に確実に張付けることができる。
さらに、本適用例においては、第12図に示す
ように、各受板104の左右両側に設けられたボ
ルト106,106を用いて、吸着面204とモ
ルタル塗布面22との間が一定間隔となるよう回
転吸着体202の移動を規制している。このよう
にすることにより、吸着面204上に吸着保持さ
れた全てのタイル28は、均一の圧力でパネル2
0のモルタル塗布面22上に押し当てられ、その
押付け力が一部に偏ることがないため、全てのタ
イルをパネル20のモルタル塗布面22上にさら
に確実に貼付けることが可能となる。
このようにして、複数のタイル28をパネル2
0のモルタル塗布面22上に一定時間押付けた
後、バイブレータ402は停止制御され、その
後、吸引ポンプ520も停止制御され、全てのタ
イル28は吸着面204から開放される。
これと同時に、シリンダ302,304が駆動
され、回転吸着体202は、上方に所定位置まで
移動しその後180度回転駆動され、吸着面204
を上方に向ける。また、パネル載置手段100は
下降し、パネル20をローラ12上に載置する。
これにより、ローラ12上には、第14図に示
すように、複数のタイル28が所定の貼付けパタ
ーンに従つて正確に張付けられたタイルパネルが
載置することになる。
このようにして、パネル20がローラ12上に
載置されると、シリンダ26が駆動されストツパ
24が下方に退避する。これと同時に、ローラ1
2が回転駆動され、パネル20を次の工程に向け
搬送する。そして、パネル20が搬送されると、
シリンダ26が再度駆動され、ストツパ24を元
の位置に復帰させる。
本適用例のタイル貼付け装置は、このような動
作を繰返して行い、順に搬送されてくるパネル2
0に対しタイルの貼付け作業を繰返して行う。こ
のようにして、このタイル貼付け装置によれば、
非熟練者であつても、搬送されてくるパネル20
のモルタル塗布面22上に、所定の貼付けパター
ンに従つて複数のタイルを効率良くかつ正確に貼
付けタイルパネルを製造することができる。
上記タイル貼付け装置においては、本発明の回
転駆動手段をタイル吸着保持手段の傾斜に用いる
だけでなく、該タイル吸着保持手段の吸着面をパ
ネル載置手段に載置されたパネルのモルタル塗布
面に対向させるための回転駆動にも兼用され、さ
らに本発明における移動手段はタイル吸着保持手
段の傾斜に用いられるのみならず、該タイル吸着
保持手段とパネル載置手段との相対移動にも兼用
される。
なお、本発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で各種の変形実施
が可能である。
例えば前記実施例においては、タイル位置決め
用型枠240を回転吸着体202に対し着脱自在
に形成した場合を例にとり説明した。しかし、本
発明はこれに限らず、この位置決め用型枠240
を回転吸着体202に一体的に取付け固定しても
よい。
また、前記実施例においては、タイル浮上化手
段600を構成する吐出ポンプ602を吸引ポン
プ520と個別に設けたが、吸引ポンプの排気を
利用してバルブ制御により一台のポンプでエアの
吸引操作と吐出操作とを兼用することも可能であ
る。
また、前記実施例においては、表面が長方形状
したタイルを一定間隔で配列させる場合を例にと
り説明したが、本発明はこれに限らず、表面が各
種形状をしたタイル28(例えば、三角形、五角
形のタイル)を配列させる場合にも適用すること
ができ、この場合にはタイル28の表面形状の貼
付けパターンに応じて吸着面204およびタイル
位置決め用型枠240を形成すればよい。
本発明におけるタイル下面に正圧を作用させて
その滑り移動を容易にする技術(第1発明)は前
記実施例に限らず、タイルを吸着面上で滑り移動
させる点で共通する他のタイル配列方法、例えば
マニユアル操作による配列方法や他の機械的配列
方法にも適用できる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、不慣れ
な作業者であつても、所定の貼付けパターンに合
わせて複数のタイルをタイル吸着保持手段の吸着
面上に自動的に正確に位置決めしながら効率よく
配列させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るタイル配列装置を適用し
たパネルへのタイル貼付け装置の好適な一例を示
す全体説明図、第2図は第1図に示すローラ列に
設けられたパネルガイド手段の説明図、第3図お
よび第4図は前記第1図に示すパネル載置手段の
側面説明図および平面説明図、第5図および第6
図は前記第1図に示す装置に用いられる回転吸着
体の平面説明図および側断面説明図、第7図はタ
イル位置決め用型枠を用いて回転吸着体の吸着面
上にタイルを並べる場合の説明図、第8図Aはタ
イル吸着保持手段の傾斜状態を示す説明図斜視
図、同図Bは第7図に示すタイル位置決め用型枠
の枠部を用いて並べられたタイルを基準位置P方
向へ位置決めする作業の説明図、第9図は複数の
タイルが所定の貼付けパターンに従つて吸着保持
された回転吸着体の斜視図、第10図は複数のタ
イルを吸着保持した回転吸着体を180度回転する
動作の説明図、第11図および第12図は、パネ
ルへ向け回転吸着体が下降する一連の動作の説明
図、第13図はタイルの裏面側がモルタル塗布面
へ押付けられている状態の断面説明図、第14図
は本実施例の装置を用いて形成されたタイルパネ
ルの外観斜視図、第15図はタイル吸着保持手段
の制御方法を簡単に示すブロツク図である。 20……パネル、22……モルタル塗布面、2
8……タイル、200……タイル吸着保持手段、
202……回転吸着体、204……吸着面、22
0……吸引ポンプ、240……タイル位置決め用
型枠、300……移動手段、400……振動付与
手段、500……回転駆動手段、600……タイ
ル浮上手段、602……吐出ポンプ、P……基準
位置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タイル貼付けパターンに従つて複数のタイル
    をその表面側から負圧によつて吸着保持するタイ
    ル吸着保持手段と、 前記タイル吸着保持手段の吸着面上に配置さ
    れ、所定のタイル貼付けパターンに対応した複数
    の枠部を有するタイル位置決め用型枠と、 前記タイル吸着保持手段の吸着面上に配置され
    た各タイルに下方より正圧を作用させるタイル浮
    上化手段と、 を含み、前記タイル浮上化手段を作動させて前記
    吸着面上に配置された各タイルの下面に正圧を作
    用させ、これらタイルの摩擦係数を小さくした状
    態でタイルの位置合せを行うことを特徴とするタ
    イル配列装置。 2 タイル貼付けパターンに従つて複数のタイル
    をその表面側から負圧によつて吸着保持するタイ
    ル吸着保持手段と、 前記タイル吸着保持手段の吸着面上に配置さ
    れ、所定のタイル貼付けパターンに対応した複数
    の枠部を有するタイル位置決め用型枠と、 前記タイル吸着保持手段の吸着面上に配置され
    た各タイルに下方より正圧を作用させるタイル浮
    上化手段と、 前記タイル吸着保持手段の吸着面が所定角度回
    転するように、該タイル吸着保持手段を回転させ
    る回転駆動手段と、 前記タイル吸着保持手段の一端あるいは両端を
    移動させる移動手段と、 を含み、前記タイル浮上化手段によつて前記タイ
    ル位置決め用型枠内に配置された各タイルの下面
    に正圧を作用させ、これと共に、前記移動手段に
    よつて前記タイル吸着保持手段を所定角度で傾斜
    させ、かつ前記回転駆動手段によつて前記タイル
    吸着保持手段を所定角度で回転させ、前記タイル
    をタイル位置決め用型枠内に設定された基準位置
    に向けて自重によつて滑り移動させて位置合せす
    ることを特徴とするタイル配列装置。 3 請求項2において、移動手段が、相互に独立
    駆動可能な一対の昇降装置によつて構成されてい
    るタイル配列装置。 4 以下のプロセス(a)〜(c)を含むことを特徴とす
    るタイル配列方法。 (a) タイル吸着保持手段の吸着面を上側に向け、
    この吸着面にタイル位置決め用型枠を配置し、
    タイル位置決め用型枠の各枠部にそれぞれタイ
    ルを配置させる。 (b) タイル浮上化手段によつてタイル位置決め用
    型枠内の各枠部に配置されたタイルの下面に正
    圧を作用させ、さらに、移動手段を用いてタイ
    ル吸着保持手段を所定角度傾斜させ、かつ回転
    駆動手段を用いてタイル吸着保持手段を所定角
    度回転させ、タイル吸着保持手段の吸着面をタ
    イル位置決め用型枠内に設定された基準位置に
    向けて傾斜させることにより、前記タイルをそ
    の自重によつて前記基準位置に向けて滑り移動
    させ、タイルの位置合せを行う。 (c) タイル吸着保持手段の位置をその吸着面が上
    側に向くように元に戻し、各タイルに負圧を作
    用させてこれらを吸着保持する。
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