JPH0573107U - 伸縮継手 - Google Patents

伸縮継手

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JPH0573107U
JPH0573107U JP2055392U JP2055392U JPH0573107U JP H0573107 U JPH0573107 U JP H0573107U JP 2055392 U JP2055392 U JP 2055392U JP 2055392 U JP2055392 U JP 2055392U JP H0573107 U JPH0573107 U JP H0573107U
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JP
Japan
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water stop
outer water
cover plate
stop plates
sound insulation
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Pending
Application number
JP2055392U
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English (en)
Inventor
修二 永田
盛剛 新崎
Original Assignee
株式会社日本アルミ
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Publication date
Application filed by 株式会社日本アルミ filed Critical 株式会社日本アルミ
Priority to JP2055392U priority Critical patent/JPH0573107U/ja
Publication of JPH0573107U publication Critical patent/JPH0573107U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮音性に優れた伸縮継手を提供することを目
的とする。 【構成】 間隔部3をもって対向する第1躯体1と第2
躯体2間をカバープレート11にて被覆する。カバープレ
ート11の裏面側の第1躯体1と第2躯体2間に、間隔部
3を二重に遮蔽するゴム又はプラスチックの一対の内止
水板22及び外止水板23を介装し、内外止水板22,23間に
空隙層Pを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は伸縮継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、対向する躯体と躯体の間の間隔部に設けられる伸縮継手は、地震等によ る上記両躯体の相対的な変位に、伸縮継手の伸縮又は揺動等により追随できる機 能を備えていた。また、遮音性能が必要なとき、非常に施工が困難であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の伸縮継手は上記機能を有するのみで、施工が簡便な高い遮音性 能をも兼ね備えたものがなかった。
【0004】 そこで、本考案は、軽量で、かつ、施工も簡単な遮音性に優れた伸縮継手を提 供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、間隔部をもって対向する第1躯体と第 2躯体間をカバープレートにて被覆すると共に、該カバープレートの裏面側の上 記第1躯体と上記第2躯体間に、上記間隔部を二重に遮蔽する一対の柔軟な内止 水板及び柔軟な外止水板を介装し、該内外止水板間に空隙層を設けたものである 。
【0006】
【作用】
上述の如く構成された伸縮継手は、空隙層を設けた二重の内外止水板によって 、止水の効果のみならず、優れた遮音効果をも得ることができる。
【0007】
【実施例】 以下実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0008】 図1において、1,2は間隔部3をもって対向する第1躯体と第2躯体であり 、第1・第2躯体1,2の角部4,5には、ボルト等の固着具により、金属型材 からなる縁材6,6が固着される。
【0009】 縁材6には、蟻溝状のパッキン保持片部7と、両躯体1,2の内方へ開口する 長手方向凹溝8と、傾斜状の外止水板保持片部9と、が夫々形成され、パッキン 保持片部7にはパッキン10が嵌着される。
【0010】 11は第1躯体1と第2躯体2間を被覆するカバープレートで、間隔部3を外方 から施蓋して遮蔽する。
【0011】 カバープレート11の両端縁にはシール材12が取付けされ、第1・第2躯体1, 2の外壁面に密接する。
【0012】 13はカバープレート11を支持する横断面略コの字型の橋絡杆体で、橋絡杆体13 の両端に回転自在に取付けられた係合突出子14,14が、長手方向凹溝8,8に摺 動自在に係合する。
【0013】 なお、第1・第2躯体1,2が変位しない通常状態において、橋絡杆体13は、 カバープレート11の裏面側から見て傾斜した状態(つまり橋絡杆体13の両端が図 1において図面と直交方向に上下にずれた状態)にて、連結具15によって、首振 自在にカバープレート11に取付けられる。
【0014】 連結具15は、カバープレート11及び橋絡杆体13の貫孔に挿通するボルト16と、 ワッシャ17と、カバープレート11の裏面と橋絡杆体13の表面に当接する円筒状ス ペーサ18と、ナット部材19を固着したコの字型のスプリング保持具20と、コイル スプリング等の弾発部材21とからなる。
【0015】 ワッシャ17,スペーサ18及び弾発部材21は、ボルト16の軸部に対して外嵌状と なっており、ボルト16をナット部材19に螺着し、橋絡杆体13の裏面とスプリング 保持具20の底面の間に弾発部材21を介装して、弾発的に橋絡杆体13とカバープレ ート11を互いに引寄せる。
【0016】 これにより、地震等にて、第1・第2躯体1,2が、矢印A方向に相対的に変 位しても、連結具15を中心に橋絡杆体13の傾斜角度が変化(つまり連結具15廻り に回転)して変動に追随できる。
【0017】 また、第1・第2躯体1,2が、矢印B方向に相対的に変位しても、橋絡杆体 13とカバープレート11が揺動して変動に追随でき、さらに、第1・第2躯体1, 2が図1において図面と直交方向に相対的にずれても、長手方向凹溝8,8内で 係合突出子14,14が摺動して変動に追随できる。
【0018】 ところで、カバープレート11の裏面側の第1・第2躯体1,2間には、間隔部 3を内外二重に遮蔽するゴム又は/及びプラスチック製の柔軟な一対の内止水板 22及び外止水板23が介装されている。
【0019】 内止水板22の両端部は、縁材6,6と角部4,5の間にアングル材等を介して 挟着され、縁材6,6の両端縁部26,26と内止水板22の両端縁部27,27はアング ル材等に密着する。なお、(図示省略したが)望ましくは、アングル材と内止水 板22の両端縁部27,27の間に、ブチルテープを介装し、気密性を向上し、かつ密 着させる。また、アングル材が角部4,5に無い場合には、ブチルテープを厚く して、第1・第2躯対1,2の凹凸を吸収するのが良い。
【0020】 また、外止水板23の係合突部24,24は、外止水板保持片部9,9の先端に形成 された係止凹溝25,25に嵌着され、外止水板23の両端縁部が外止水板保持片部9 ,9に密着する。
【0021】 そして、内外止水板22,23は、夫々、所定曲率で内方に弯曲し、内外止水板22 ,23間には、所定間隔Cで空隙層Pが設けられる。また、内外止水板22,23の材 質は、PVC,CR,エラストマーとするのが望ましい。更には、振動を瞬間的 に熱エネルギーに変更して吸収する特殊イソプレン系ゴムが望ましい。
【0022】 内外止水板22,23は薄肉となっており、その厚み寸法Tは例えば0.6 〜1.2mm に設定される。
【0023】 この内外止水板22,23は、通常の止水板として機能するだけでなく、二重とす ることにより、遮音する機能をも兼ね備えており、図2の遮音性能を有している 。なお、図2の透過損失のグラフは、内外止水板22,23の厚み寸法Tを0.8mm に した場合のものを示している。
【0024】 図3は、外止水板は同じであるが、内止水板の材質を重量のある金属として鉛 を使用し、内止水板の厚み寸法Tを1mmにした場合(ー般に遮音性能を高めるに は鉛のように重量を重くする必要があるため)の透過損失のグラフである。
【0025】 この透過損失の値が大きいほど遮音性能が高くなるが、図2と図3を比較する と、周波数が500Hz を越える範囲では、図2と図3の透過損失はほぼ同等の値を 示しており、遮音性能に遜色がないことがわかる。
【0026】 人の耳での可聴範囲の音において、遮音上問題となるのは中音域以上で(通常 、耳の感度は周波数が増加するにつれて感度も増加し、3〜4kHz で最も感度が 高くなり、音圧レベルの低い音でも聞こえるようになるため)低音域において高 い遮音性能はあまり必要ではない。
【0027】 従って、図1に示す本考案の内外止水板22,23の構成をもってすれば、遮音性 能の優れた図3に劣らない遮音効果を発揮でき、しかも、内外止水板22,23が、 エラストマーシート又は/及びプラスチックシートであるから、軽量で、取付け が極めて容易となる。
【0028】 なお、図1に示す空隙層Pの間隔Cが不十分であると、空隙層P内の空気層や 内外止水板22,23の共振及び音の波長等の関係から、遮音性能が悪くなるため、 間隔Cを25mmから60mmの範囲に設定する。
【0029】 また、本考案の伸縮継手は、隙間が生じにくい構造となっているので、音が漏 れることがなく遮音性能が良好である。
【0030】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載するような著大な効果を奏 する。
【0031】 可撓性のあるゴム又は/及びプラスチック製の内外止水板22,23によって高い 遮音性能を実現でき、又、内外止水板22,23は軽量であるので施工が極めて容易 となる。特に軽量化が要求される建物等に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面断面図である。
【図2】本考案の透過損失を示すグラフである。
【図3】比較例の透過損失を示すグラフである。
【符号の説明】
1 第1躯体 2 第2躯体 3 間隔部 11 カバープレート 22 内止水板 23 外止水板 P 空隙層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔部3をもって対向する第1躯体1と
    第2躯体2間をカバープレート11にて被覆すると共に、
    該カバープレート11の裏面側の上記第1躯体1と上記第
    2躯体2間に、上記間隔部3を二重に遮蔽するゴム又は
    /及びプラスチック製の一対の内止水板22及び外止水板
    23を介装し、該内外止水板22,23間に空隙層Pを設けた
    ことを特徴とする伸縮継手。
JP2055392U 1992-03-04 1992-03-04 伸縮継手 Pending JPH0573107U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2055392U JPH0573107U (ja) 1992-03-04 1992-03-04 伸縮継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2055392U JPH0573107U (ja) 1992-03-04 1992-03-04 伸縮継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0573107U true JPH0573107U (ja) 1993-10-05

Family

ID=12030353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2055392U Pending JPH0573107U (ja) 1992-03-04 1992-03-04 伸縮継手

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001262718A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Riken Light Metal Ind Co Ltd エキスパンションジョイント

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62117930A (ja) * 1985-09-23 1987-05-29 メタリネス・インコ−ポレイテツド 改良膨張継手防火障壁システム
JPS6323405B2 (ja) * 1983-11-22 1988-05-16 Takagi Mfg
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