JPH0543649Y2 - - Google Patents

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JPH0543649Y2
JPH0543649Y2 JP4625187U JP4625187U JPH0543649Y2 JP H0543649 Y2 JPH0543649 Y2 JP H0543649Y2 JP 4625187 U JP4625187 U JP 4625187U JP 4625187 U JP4625187 U JP 4625187U JP H0543649 Y2 JPH0543649 Y2 JP H0543649Y2
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bale
lever
twine
baler
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、圃場に散在する牧草や藁などをピツ
クアツプ部で拾い上げてベーラ部でロール状のベ
ールに形成するとともに、このベールの外周を結
束装置より供給されるトワインによつて巻着する
ようにしたロールベーラにおける、作業クラツチ
レバーとアクセルレバーの関連操作装置に関する
ものである。
(ロ) 従来の技術 上記のように構成するロールベーラに関して本
件出願人は、先に特願昭61−56274号(特開昭62
−210916号)に添付の明細書および図面に記載す
る構成のものを開発したのであるが、このもの
は、ベール成形作業時のベーラ部の駆動と結束作
業時のベーラ部の駆動とを入切操作する作業クラ
ツチレバーとアクセルレバーはそれぞれ別々に装
設されているため、ロール状のベールの外周にト
ワインを巻着する結束作業が完了しベールを取出
すときには作業クラツチレバーを中立位置に操作
すると一緒にアクセルレバーも低速位置に作動さ
せなければならず、操作が煩雑となつて作業性に
劣る欠点がある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、この欠点とするところを解消して作
業性の優れたものにし、併せてエンジンの燃料消
費を低減させるを目的として改良考案されたもの
である。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は上記の目的を達成する上で、次のよう
に構成しようとするものである。
すなわち、ベールを形成するベーラ部と、該ベ
ーラ部の前方に装設するピツクアツプ部と、前記
ベールにトワインを巻装させる結束装置を備え
て、ロール状のベールを成形しその外周にトワイ
ンを巻着するロールベーラであつて、ベール成形
作業時のベーラ部の駆動と結束作業時のベーラ部
の駆動とを、単一の作業クラツチレバーをレバー
ガイド溝にそつて移動させて入切操作する構成に
したものにおいて、 前記レバーガイド溝の近傍にアクセルレバーを
設けてレバーガイド溝内に侵入させ、作業クラツ
チレバーを結束位置から中立位置に操作したとき
のみ前記アクセルレバーを低速位置に関連作動さ
せる構成にするものである。
(ホ) 作用 この構成にすると、先ず作業クラツチレバーの
操作によりベール成形作業時のベーラ部への駆動
が行なわれてピツクアツプ部で拾い上げられたも
のはベーラ部でロール状のベールに形成され、次
に作業クラツチレバーをレバーガイド溝にそつて
移動させると結束作業時のベーラ部への駆動がな
されてロール状のベール状のベールの外周にトワ
インが巻着され結束されるのである。
この結束作業が完了すればベールを取出すので
あるが、このとき作業クラツチレバーを中立位置
に操作してベーラ部への駆動を遮断すると、これ
と同時にアクセルレバーは低速位置に作動させら
れてエンジンは低速回転となるのである。
(ヘ) 実施例 以下、本考案について実施例図によつて説明す
る。
先ず、このロールベーラの全体の構成から記載
すると、第4図はベール形成部の説明図、第5図
は全体側面図、第6図は同平面図であり、図中1
は走行クローラ2を有する機台、3は前記機台1
に搭載するベーラ部、3は前記ベーラ部前方に昇
降可能に装設してピツクアツプガイド板5を有す
るピツクアツプ部、6は前記機台1後方に装設し
てエンジン7を内設するエンジン部、8は前記エ
ンジン部6後方の機体左右中央に配設して操作パ
ネル9を有する運転操作部、10は前記ベーラ部
3前側に内設する結束装置、11は前記運転操作
部8左側に配設する作業クラツチレバー、12は
前記ピツクアツプ部4の支持高さを調節するピツ
クアツプ昇降調節ハンドル、13は前記操作パネ
ル9に備える走行クラツチレバー、14,14は
左右サイドクラツチレバー、15は副変速レバー
である。
前記ベーラ部3には彎曲形状の主及び副整形パ
イプコンベア16,17を対向状に配設させてベ
ール形成室18を形成するもので、第7図にも示
す如く、前記副整形パイプコンベア17は駆動ス
プロケツト19とアイドラ20間にチエンガイド
21を介し左右エンドレスチエン22,22を張
架させ、これらチエン22,22間に等間隔に複
数のベール形成パイプ23……を横架させてい
る。また前記主整形パイプコンベア16は前記ベ
ーラ部3に設ける駆動スプロケツト24と前記ピ
ツクアツプ部4に設けるアイドルスプロケツト2
5との間にチエンガイド26,27及びテンシヨ
ンローラ28などを介し左右のエンドレスチエン
29,29を張架させ、これらチエン29,29
間に等間隔に複数のベール形成パイプ30……を
横架させている。
さらに、前記アイドルスプロケツト25と同軸
上にピツクアツプ回動支点軸31を備え、該支点
軸31に前記ピツクアツプ部4のピツクアツプケ
ース32基端を上下動自在に支持させると共に、
該ケース32前端に偏心軸34を介しピツクアツ
プフインガー35を支持させ、主整形パイプコン
ベア16を駆動時、前記ピツクアツプフインガー
35を同時に回転させて圃場の乾草を拾い上げ前
記ベール形成室18内に送り込むように構成して
いる。そしてベール形成室18内に送り込まれた
乾草は前記コンベア16,17の回転でもつてロ
ール状のベールAに形成されると共に、前記結束
装置10によつてベールA外周に結束が施され
て、ベール形成室18のベール取出し用ドア36
より機外に取出されるように構成したものであ
る。
第7図に示す如く、前記エンジン7の出力軸3
7に走行ミツシヨン33の入力軸38をプーリ3
9a,39b及び40a,40bと及びベルト4
1a,41b並びにテンシヨンローラである低速
及び高速用走行クラツチ42a,42bを介し連
動連結させている。また前記出力軸37にカウン
タ軸43をプーリ44a,44b及び45a,4
5bと及びベルト46a,46b並びにテンシヨ
ンローラである低速及び高速用作業クラツチ47
a,47bを介し連動連結させている。
また前記ベール形成室18からベールAを取出
すときに主整形パイプコンベア16を後方に開作
動させる回動支点軸48を備え、スプロケツト4
9,50及びチエン51を介して前記カウンタ軸
43にその支点軸48を連結させる。
さらに前記支点軸48に主整形パイプコンベア
16の駆動スプロケツト軸52をスプロケツト5
3,54及びチエン55を介し連動連結すると共
に、前記支点軸48に副整形パイプコンベア17
の駆動スプロケツト軸56をスプロケツト57,
58及びチエン59を介して前記支点軸48に連
結させ、また前記結束装置10の駆動入力軸60
を低速プーリ61,62又は高速プーリ63,6
4並びに掛け換えベルト65を介し連動連結さ
せ、前記作業クラツチ47a,47bの入操作に
よつてパイプコンベア16,17及び結束装置1
0を低速又は高速で駆動すると共に、ベルト65
の掛け換えにより結束装置10を低速又は高速で
駆動するように構成している。
一方、前記主整形パイプコンベア16の従動ス
プロケツト軸66にスプロケツト67,68及び
チエン69並びにピツクアツプクラツチ70を介
してピツクアツプドラム71の回転軸72を連結
させ、前記コンベア16を介してドラム71を回
転駆動させ、ピツクアツプフインガー35により
草藁を拾い上げるように構成している。
第4図、第8図乃至第11図に示す如く、前記
結束装置10はベール形成室18内前部の前記駆
動スプロケツト軸56の斜上方位置に設けたもの
で、前記ベーラ部3の側板3a,3a間に連結固
定する結束ケース73と、前記ケース73に各ス
プロケツト軸74,75を介し軸支する駆動及び
従動スプロケツト76,77と、これらスプロケ
ツト76,77間に張架するランナ駆動部材であ
るランナ移動チエン80と、前記結束ケース73
に設ける入力ケース81に内設してこの入力用の
プーリ62,64からの回転を一対のウオームギ
ヤ82,83を介し前記駆動スプロケツト76に
継断自在に伝達する結束クラツチ84と、前記入
力ケース81に受筒85を介し支持し入力軸60
に一体連結するロール駆動軸86と、該軸86に
一方向クラツチ(図示省略)を介して軸支して入
力軸60に連動連結させる主トワイン繰出しロー
ル87と、前記受筒85先端のロールケース88
に揺動支点軸89及び揺動板90a,90bを介
し支持してバネ91力に抗して前記ロール87に
圧接させその回転時圧接力でもつてトワイン92
をベールA前側に繰出す副トワイン繰出しロール
93と、前記ロール87,93間下方に位置させ
てトワイン92を左右横方向に自在に案内するト
ワイン繰出し案内用輪状体94と、前記揺動板9
0aに連結してバネ91力に抗しロール93を押
し付けるロール閉動用トワイン供給クラツチワイ
ヤ95と、前記結束ケース73下方でこれに略平
行に設けるトワインガイドシヤフト96と、前記
シヤフト96の案内板97に回動支点軸98を介
して機体左側方に揺動自在に設けて結束完了時ト
ワイン92を切断するカツタ99と、前記結束ケ
ース73に摺動部材100を介して支持して前記
チエン80に一体取付ける8個の係止ピン101
に四角形状の係合孔102を介し係合連結させる
トワイン横送り用ランナ103と、該ランナ10
3に設けるランナ用トワインガイド104とを備
える。
また第6図のように前記エンジン部6右側に小
巻2個又は大巻1個のトワインロールを内蔵する
ロールボツクス105を載せ、前記ロールボツク
ス105からのトワイン92を結束装置10部に
導入すると共に、第8図のようにロールケース8
8の案内孔106を介し、前記各ロール87,9
3間下方の輪状体94にトワイン92先端を挿入
し、トワイン92を作業状態に装着する。
さらに前記結束クラツチ84を入切操作するシ
フトフオーク107にクラツチアーム108を連
結すると共に、そのクラツチアーム108に前記
トワインガイドシヤフト96の一端を固設させ、
そのシヤフト96他端を結束ケース78に支持さ
せ、ベールAが形成されたとき、一方向クラツチ
を介してトワイン92繰出し方向に回転駆動して
いる主トワイン繰出しロール87に副トワイン繰
出しロール93を圧接させ、各ロール87,93
によりこの下方にトワイン92を繰出すもので、
第10図のように副整形パイプコンベア17の先
端側前方でカツタ99下方のトワインガイドシヤ
フト96に対向させるべく、ベーラ部3の前部カ
バー3b下方に延長状にトワイン送込み部材であ
る送込み板109を支軸110を介して前後に揺
動自在に取付け、前後ローラ87,93から繰出
すトワイン92をベールAに近いパイプコンベア
16上に押出し案内し、コンベア16とベールA
の間にトワイン92先端を差し入れるように構成
している。
また前記支軸110にアーム111及びリンク
112を介して前記揺動板90bを連結させ、ト
ワイン供給クラツチである前記ワイヤ95を引張
つて各ロール87,93を圧着操作したとき、こ
のトワイン供給クラツチ動作と連動して送込み板
109下端側をベール形成室18方向に揺動変位
させ、各ロール87,93から下方に繰出される
トワイン92先端部をその送込み板109により
ベールA側に押出すもので、結束装置10のトワ
イン92送出側でトワイン92を挟んでベールA
に対向させて送込み板109を配設し、ベールA
に一層近いコンベア16上面にトワイン92先端
を落下させ、ベールAへのトワイン92巻付開始
を早め得る一方、第8図及び第10図に示すよう
に、前記カツター99並びに停止位置のトワイン
ガイド104前方下方を送込み板109で遮閉
し、保守点検時、作業者の手をカツター99から
守ると共に、送込み板109を押し込んでこの下
方側空間を拡大し、作業を行い易いように構成し
ている。
また第8図に示すように、機体左側に設けたド
ア36側からトワイン92をベールAに巻付き開
始させるべく、結束装置10の各ロール87,9
3などのトワイン92落し位置をドア36の近く
に設けたもので、前記ベールAにトワイン92先
端が巻付いて、ベールAの回転によりトワイン9
2が引出されることにより、前記ロール87がこ
の駆動速度よりも高速で空転されると共に、前記
トワイン92を引出す張力によりトワインガイド
シヤフト96を押上げ、クラツチアーム108及
びシフトフオーク107を介して結束クラツチ8
4を入操作し、トワイン移動チエン80を駆動し
て矢印のようにランナ103を機体左側のドア3
6側に若干移動させ、次いで機体右側にランナ1
03を移動させ、機体中央にランナ103を戻し
てトワイン92をカツター99で切断し、ランナ
103を停止位置に復動させるもので、トワイン
92をドア36からの取出し側であるベールA左
側に巻付けた後、ベールA右側にトワイン92を
巻き、ベールA右側から中央付近までトワイン9
2を巻付け戻してベールAの結束を完了するよう
に構成している。
第11図の如く、前記ランナ103が左右移動
端に到達したとき、チエン80に設けた8個の係
止ピン101……がランナ103の係合孔89,
102の左右内側口縁102a,102bに連続
して当接し、ランナ103をこの左右移動端に一
時的に停止保持し、ベールA左右端にトワイン9
2を重複巻装するように構成している。
また第8図の如く、前記カツタ99をこのスト
ツパ113に当接させ、ランナ103の往動時、
トワイン92がカツタ99の背部に摺接し、この
トワイン92によりカツタ99を退入させる一
方、ランナ103の復動時、カツタ99の刃部に
トワイン92が引掛つて切断されるように構成し
ている。
さらに第1図及び第3図に示す如く、ベーラ部
3を低速駆動する低速作業クラツチ47aのクラ
ツチワイヤ114と、ピツクアツプ部4を作動制
御するピツクアツプクラツチ70のクラツチワイ
ヤ115とを、アーム116を介して作業クラツ
チレバー11に連結させると共に、ベーラ部3を
高速駆動する高速作業クラツチ47bのクラツチ
ワイヤ117と、前記トワイン供給クラツチワイ
ヤ59とを、アーム118を介して作業クラツチ
レバー11に連結させる。またピツクアツプ部4
から取入れる草藁によりパイプコンベア16,1
7間のベール形成室18でベールAを形成するベ
ールA成形作業を行う低速作業位置119と、前
記コンベア16,17間のベールAを回転させて
このベールA外周にトワイン92を巻付ける高速
作業位置120と、トワイン繰出しロール87,
93からトワイン92を繰出す結束位置121と
をレバーガイド溝122に形成し、そのレバーガ
イド溝122にそつて作業クラツチレバー11を
移動させて低速作業位置119にこの作業クラツ
チレバー11を係止させることにより、低速作業
クラツチ47a及びピツクアツプクラツチ70を
継続させ、パイプコンベア16,17及びピツク
アツプフインガー35を駆動してベールA成形作
業を行わせる一方、前記作業クラツチレバー11
を高速作業位置120に係止させることにより、
ピツクアツプ部4を停止させ、高速作業クラツチ
47bを継続させ、パイプコンベア16,17を
高速駆動してベールAを高速回転させ、また前記
レバー11を結束位置121に移行させることに
より、繰出しロール87,93からトワイン92
が送出され、高速回速しているベールAにトワイ
ン92を巻着させるもので、ベールA成形作業時
のベーラ部3駆動速度に比べ、ベールAにトワイ
ン92を巻付ける結束作業時のベーラ部3駆動速
度を高速にし、前記ベーラ部3の駆動力を断続制
御する作業クラツチレバー11に結束装置10の
副トワイン繰出ロール93を連結させ、その作業
クラツチレバー11によりトワイン92を送出し
操作するように構成している。なお、結束位置1
21の作業クラツチレバー11はバネ123より
高速作業位置120に復帰させるように構成して
いる。
これによつて、ピツクアツプ部4によつて拾い
上げられた乾草は主整形パイプコンベア16によ
つてベール形成室18内に搬入され、主副整形パ
イプコンベア16,17でもつてロール状のベー
ルAに形成される。そしてベールAの成形圧が設
定以上になつたとき、走行クラツチレバー13を
切操作し、クローラ2を停止させると共に、作業
クラツチレバー11をレバーガイド溝122にそ
つて移動させて低速作業から高速作業に切換え、
形成室18内のベールAをこの成形作業時に比べ
て高速で回転させる。また前記作業クラツチレバ
ー11の結束操作によりトワイン92を繰出しロ
ール87,93から送出開始すると共に、そのト
ワイン92先端を送込み板109によりベールA
方向に押出し、下方のコンベア16上面にトワイ
ン92を落下させ、トワイン92をベールA側に
送出す。さらにトワイン92先端がベールAに巻
付いて引張られることにより結束クラツチ84が
入となつてトワイン92による結束が開始するも
ので、結束ケース73のドア36側に位置してい
る前記ランナ103がチエン80の駆動によつて
第8図の矢印L方向に示す如く、機体左側より左
側端に、左側端より右側端に、右側端より中央に
一往復する間にベールA外周にロール87,93
より繰出されるトワイン92をガイド104を介
し第12図の1〜5に示す如く螺旋状に巻き付け
ていくもので、ランナ103が左右移動端に至つ
て折り返すとき、第11図に示す如くチエン80
に連結する8個の係止ピン101……が係合孔1
02の一端縁102a或いは102bに接当して
いる間ランナ103の移動を停止させ、ベールA
の両端部のトワイン92の巻き付けを多重とさせ
ベールAの形状崩れの防止を図るものである。
また作業クラツチレバー11操作により、ベー
ルA成形時はベール部3を低速で駆動し、ベール
A結束時はベール部3を高速で駆動すると共に、
前記作業クラツチレバー11によりトワイン92
を送出し操作するもので、ベール部3を高速駆動
しているときはピツクアツプ部4を停止させる。
さらに前記作業クラツチレバー11操作により
送出されるトワイン92は、送込み板109によ
りベールA方向に押出され、ベールA前方でこの
近くの主整形パイプコンベア16上に落下すると
共に、ドア36近くの機体左側部に前記トワイン
92が送出され、ベールA左側部にトワイン92
始端が巻付いた後、ベールA左側端を結束し、次
いでベールA右側を結束し、中央付近に戻つてト
ワイン92が切断され、結束を完了するものであ
る。
次に、前述せる作業クラツチレバー11とエン
ジン部6に内設するエンジン7の高低速操作を司
るアクセルレバー124の関連作動構成について
記載する。
このアクセルレバー124はレバー本体124
aと作動部124bから成り、レバー本体124
aには握り125を備えるとともに、前述レバー
ガイド溝122の近傍における操作パネル9から
突出する縦の支点軸126に嵌合して揺動自在に
装着され、作動部124bの基部もこの支点軸1
26に嵌合して揺動可能になつている。このレバ
ー本体124aと作動部124bの支点軸126
に嵌合する部分は断面角形状で、作動部124b
がわは一側を開放する形にしてレバー本体12
4aがわを囲み、他側はストツパー部127とな
つてレバー本体124aの他側面に当接勝手に構
成され、この当接時はレバー本体124aと作動
部124bは直線的に保たれるのである。
この作動部124bには角柱内孔128があつ
て、この角柱内孔128内に角形鍔129付きの
係合体130が摺動自在に内装され、この係合体
130の先端部は縦の凹面131に形成されて前
記作業クラツチレバー11の中途部との係合を可
能ならしめている。
そして、角柱内孔128には圧縮スプリング1
32が内装されて常に係合体130を突出状態に
すべく弾圧し、作動部124bにはアクセルワイ
ヤ133が連結され、レバー本体124aはスト
ツパー部127がわに引張スプリング134によ
つて引張されている。
また、前記の支点軸126の突出位置は、作業
クラツチレバー11の定速作業位置119と高速
作業位置120の中間における中立位置135
と、この高速作業位置120の略々中間でレバー
ガイド溝122側方の近傍に位置して前記作動部
124bの係合体130先端部はレバーガイド溝
122内に侵入させるようにしている。
なお136は引張スプリング134によつて引
張されるレバー本体124aの揺動を阻止するス
トツパーである。
したがつて、作業クラツチレバー11を結束位
置121に操作してロール状のベールAの外周に
トワイン92を巻着する結束作業が完了すると、
このベールAを取出すのであるが、このときは、
アクセルレバー124はそのレバー本体124a
が引張スプリング134によつて引張されて支点
軸126を軸にして揺動するとともに作動部12
4bの係合体130は圧縮スプリング132の弾
圧力によつて突出状態となり、ストツパー部12
7はレバー本体124aの他側がわに当接してレ
バー本体124aに連動させられ、アクセルワイ
ヤ133を引きながらレバー本体124aはスト
ツパー136によりその揺動が阻止されて、第1
図の仮想線に示す状態に保たれてエンジン7は運
転時の回転をしている。
そこで、作業クラツチレバー11をこの結束位
置121から高速作業位置120を通つて仮想線
で示すイの位置に操作すると、この作業クラツチ
レバー11の中途部は作動部124bの先端部に
形成する凹面131に係合するようになり、この
状態で引張スプリング134の引張力に抗して作
業クラツチレバー11を中立位置135に向けて
移動操作するとアクセルレバー124は支点軸1
26を軸にして揺動し圧縮スプリング132によ
つて突出状態にさせられる係合体130を退入さ
せながらアクセルワイヤ133を次第に元に復帰
させるとともに退入中の係合体130は突出がは
じまつて作業クラツチレバー11に係合したまま
でこの作業クラツチレバー11は中立位置135
に至り、エンジン7からの駆動は遮断され、これ
とともにエンジン7は運転時の回転から低速回転
となる。
また、作業クラツチレバー11をこの中立位置
135から定速作業位置119に操作すると作動
部124bの凹面131は作業クラツチレバー1
1との係合を解き、これによつてアクセルレバー
124は引張スプリング134の引張力によつて
前記仮想線の状態となつてエンジン7は運転時の
回転に復しベールAの成形作業を行なう。
さらに、ベールAの成形作業によつてロール状
のベールAが形成されると作業クラツチレバー1
1をレバーガイド溝122にそつて高速作業位置
120がわに移動操作させベールAの外周にトワ
イン92を巻着するのである。このとき第1図の
仮想線のように係合体130がレバーガイド溝1
22に侵入していると作業クラツチレバー11の
高速作業位置120への移動を邪魔するようにな
るが、作業クラツチレバー11が係合体130に
当ると作動部124bが支点軸126を軸にして
軽く揺動させられてレバーガイド溝122を開放
し、高速作業位置120へ移動できるのである。
(ト) 考案の効果 本考案は以上詳述したように、ベールを形成す
るベーラ部と、該ベーラ部の前方に装設するピツ
クアツプ部と、前記ベールにトワインを巻装させ
る結束装置を備えて、ロール状のベールを成形し
その外周にトワインを巻着するロールベーラであ
つて、ベール成形作業時のベーラ部の駆動と結束
作業時のベーラ部の駆動とを、単一の作業クラツ
チレバーをレバーガイド溝にそつて移動させて入
切操作する構成にしたものにおいて、前記レバー
ガイド溝の近傍にアクセルレバーを設けてレバー
ガイド溝内に侵入させ、作業クラツチレバーを結
束位置から中立位置に操作したときのみ前記アク
セルレバーを低速位置に関連作動させる構成にし
たのであるから、ロール状のベールが形成され、
このベールの外周にトワインが巻着されて結束作
業が完了すればベールを取出すのであるが、この
とき作業クラツチレバーを結束位置から中立位置
に操作すると、ベーラ部への駆動は遮断され、こ
れと同時にアクセルレバーは低速位置に作動させ
られてエンジンは低速回転となるから、作業クラ
ツチレバーとアクセルレバーを別々に操作する必
要がなく操作が簡単で作業性に優れたものとな
り、併せてベール取出時の運転中断中におけるエ
ンジンの燃料を節減し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を示す実施例図にして、第1図は
本考案要部をその一部を断面して示す平面図、第
2図は第1図の−線における断面図、第3図
は作業クラツチレバーを示す側面図、第4図はベ
ール形成部の側面図、第5図は全体の外観側面
図、第6図は同平面図、第7図は駆動系統図、第
8図は結束装置の正面図、第9図は同平面図、第
10図は同側面図、第11図は同背面図、第12
図はベール結束説明図である。 A……ベール、3……ベーラ部、4……ピツク
アツプ部、10……結束装置、11……作業クラ
ツチレバー、92……トワイン、122……レバ
ーガイド溝、124……アクセルレバー、121
……結束位置、135……中立位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベールAを形成するベーラ部3と、該ベーラ部
    3の前方に装設するピツクアツプ部4と、前記ベ
    ールAにトワイン92を巻装させる結束装置10
    を備えて、ロール状のベールAを成形しその外周
    にトワイン92を巻着するロールベーラであつ
    て、ベール成形作業時のベーラ部3の駆動と結束
    作業時のベーラ部3の駆動とを、単一の作業クラ
    ツチレバー11をレバーガイド溝122にそつて
    移動させて入切操作する構成にしたものにおい
    て、前記レバーガイド溝122の近傍にアクセル
    レバー124を設けてレバーガイド溝122内に
    侵入させ、作業クラツチレバー11を結束位置1
    21から中立位置135に操作したときのみ前記
    アクセルレバー124を低速位置に関連作動させ
    る構成にしたことを特徴とするロールベーラにお
    ける作業クラツチレバーとアクセルレバーの関連
    操作装置。
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