JPH0510592Y2 - - Google Patents

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JPH0510592Y2
JPH0510592Y2 JP14398786U JP14398786U JPH0510592Y2 JP H0510592 Y2 JPH0510592 Y2 JP H0510592Y2 JP 14398786 U JP14398786 U JP 14398786U JP 14398786 U JP14398786 U JP 14398786U JP H0510592 Y2 JPH0510592 Y2 JP H0510592Y2
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bale
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baler
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は圃場に散在する牧草や藁などの藁草を
ピツクアツプ部で拾い上げてベール部でロール状
のベールに形成すると共に、このベール外周を結
束装置より供給されるトワインによつて結束する
ようにしたロールベーラに関する。
「従来の技術」 従来、特願昭60−111746号明細書に示す如く、
結束装置からトワインを送出してベールに巻着さ
せる技術を開発した。
「考案が解決しようとする問題点」 前記従来技術は、結束装置からトワインを送出
終了時、カツターでトワインを切断していたが、
トワインの送出方向に対し略直角にカツターの刃
先部を向けていたので、カツターによつて扱かれ
るようにトワインが移動するので、カツターの刃
先部が摩耗し易く、カツターの刃先を短期間で研
摩する必要がある等取扱いが面倒であると共に、
トワインの切断部が解れ易い等の操作上の問題が
あつた。
「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、ベールを形成するベーラ部
と、そのベーラ部前方に装設するピツクアツプ部
と、前記ベールにトワインを巻装させる結束装置
とを備え、ロール状のベールを形成してこの外周
にトワインを巻着させるロールベーラにおいて、
前記トワインの送出方向に対し略直交する方向に
回転自在に回動支点軸を介してカツターを取付け
ると共に、前記トワインの送出方向に対し略平行
でこの上手側に向けて前記カツターの刃先部を設
けたことを特徴とするものである。
「作用」 従つて、前記トワインに対し直交する方向にカ
ツターを回転させるから、トワインの往動により
カツターを簡便に回避させ得ると共に、前記トワ
インに略平行でこの送出し方向にカツターの刃先
部を対向させることにより、カツターによる扱き
を防いでトワインを鋭利に切断し得、カツターの
刃先部の摩耗を従来よりも少なくして耐久性を容
易に向上し得、またトワインの切断部が解れるの
を防いでこの係止など取扱い操作の簡略化なども
容易に図り得るものである。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図は結束装置の部分説明図、第2図は全体
側面図、第3図は同平面図であり、図中1は走行
クローラ2を有する機台、3は前記機台1に搭載
するベーラ部、4は前記ベーラ部前方に昇降可能
に装設してピツクアツプガイド板5を有するピツ
クアツプ部、6は前記機台1後方に装設してエン
ジン7を内設するエンジン部、8は前記エンジン
部6後方の機体左右中央に配設して操作パネル9
を有する運転操作部、10は前記ベーラ部3前側
に内設する結束装置、11は前記運転操作部8左
側に配設する作業クラツチレバー、12は前記ピ
ツクアツプ部4の支持高さを調節するピツクアツ
プ昇降調節ハンドル、13は前記操作パネル9に
備える走行クラツチレバー、14,14は左右サ
イドクラツチレバー、15は副変速レバーであ
る。
第4図に示す如く、前記ベーラ部3には彎曲形
状の主及び副整形パイプコンベア16,17を対
向状に配設させてベール形成室18を形成するも
ので、第5図にも示す如く、前記副整形パイプコ
ンベア17は駆動スプロケツト19とアイドラ2
0間にチエンガイド21を介し左右エンドレスチ
エン22,22を張架させ、これらチエン22,
22間に等間隔に複数のベール形成パイプ23…
…を横架させている。また前記主整形パイプコン
ベア16は前記ベーラ部3に設ける駆動スプロケ
ツト24と前記ピツクアツプ部4に設けるアイド
ルスプロケツト25との間にチエンガイド26,
27及びテンシヨンローラ28などを介し左右の
エンドレスチエン29,29を張架させ、これら
チエン29,29間に等間隔に複数のベール形成
パイプ30……を横架させている。
さらに、前記アイドルスプロケツト25と同軸
上にピツクアツプ回動支点軸31を備え、該支点
軸31に前記ピツクアツプ部4のピツクアツプケ
ース32基端を上下動自在に支持させると共に、
該ケース32前端に偏心軸34を介しピツクアツ
プフインガー35を支持させ、主整形パイプコン
ベア16を駆動時、前記ピツクアツプフインガー
35を同時に回転させて圃場の乾草を拾い上げ前
記ベール形成室18内に送り込むように構成して
いる。そしてベール形成室18内に送り込まれた
乾草は前記コンベア16,17の回転でもつてロ
ール状のベールAに形成されると共に、前記結束
装置10によつてベールA外周に結束が施され
て、ベール形成室18左側のベール取出し用ドア
36より機外に取出されるように構成したもので
ある。
第5図に示す如く、前記エンジン7の出力軸3
7に走行ミツシヨン33の入力軸38をプーリ3
9a,39b及び40a,40bと及びベルト4
1a,41b並びにテンシヨンローラである低速
及び高速用走行クラツチ42a,42bを介し連
動連結させている。また前記出力軸37にカウン
タ軸43をプーリ44a,44b及び45a,4
5bと及びベルト46a,46b並びにテンシヨ
ンローラである低速及び高速用作業クラツチ47
a,47bを介し連動連結させている。
また前記ベール形成室18からベールAを取出
すときに主整形パイプコンベア16を後方に開作
動させる回動支点軸48を備え、スプロケツト4
9,50及びチエン51を介して前記カウンタ軸
43にその支点軸48を連結させる。
さらに前記支点軸48に主整形パイプコンベア
16の駆動スプロケツト52をスプロケツト5
3,54及びチエン55を介し連動連結すると共
に、前記支点軸48に副整形パイプコンベア17
の駆動スプロケツト軸56をスプロケツト57,
58及びチエン59を介して前記支点軸48に連
結させ、また前記結束装置10の駆動入力軸60
を低速プーリ61,62又は高速プーリ63,6
4並びに掛け換えベルト65を介し連動連結さ
せ、前記作業クラツチ47a,47bの入操作に
よつてパイプコンベア16,17及び結束装置1
0を低速又は高速で駆動すると共に、ベルト65
の掛け換えにより結束装置10を低速(低い切
藁)又は高速(長藁)で駆動するように構成して
いる。
一方、前記主整形パイプコンベア16の従動ス
プロケツト軸66にスプロケツト67,68及び
チエン69並びにピツクアツプクラツチ70を介
してピツクアツプドラム71の回転軸72を連結
させ、前記コンベア16を介してドラム71を回
転駆動させ、ピツクアツプフインガー35により
草藁を拾い上げるように構成している。
第6図乃至第9図に示す如く、前記結束装置1
0はベール形成室18内前部の前記駆動スプロケ
ツト軸56の斜上方位置に設けたもので、前記ベ
ーラ部3の側板3a,3a間に連結固定する結束
ケース73と、前記ケース73に各スプロケツト
軸74,75を介し軸支する駆動及び従動スプロ
ケツト76,77と、これらスプロケツト76,
77間に張架するランナ駆動部材であるランナ移
動チエン80と、前記結束ケース73に設ける入
力ケース81に内設してこの入力用のプーリ6
2,64からの回転を一対のウオームギヤ82,
83を介し前記駆動スプロケツト76に継断自在
に伝達する結束クラツチ84と、前記入力ケース
81に受筒85を介し支持し入力軸60に一体連
結するロール駆動軸86と、該軸86に一方向ク
ラツチ(図示省略)を介して軸支して入力軸60
に連動連結させる主トワイン繰出しロール87
と、前記受筒85先端のロールケース88に揺動
支点軸89及び揺動板90を介し支持してバネ9
1力に抗して前記ロール87に圧接させその回転
時圧接力でもつてトワイン92をベールA前側に
繰出す副トワイン繰出しロール93と、前記ロー
ル87,93間下方に位置させてトワイン92を
左右横方向に自在に案内するトワイン繰出し案内
用輪状体94と、前記揺動板90に連結してバネ
91力に抗しロール93を押し付けるロール閉動
用トワイン供給クラツチワイヤ95と、前記結束
ケース73下方でこれに略平行に設けるトワイン
ガイドシヤフト96と、前記シヤフト96の案内
板97に回動支点軸98を介して機体左側方に揺
動自在に設けて結束完了時トワイン92を切断す
るカツター99と、前記結束ケース73に摺動部
材100を介して支持して前記チエン80に一体
取付ける8個の係止ピン101に四角形状の係合
孔102を介し係合連結させるトワイン横送り用
ランナ103と、該ランナ103に設けるランナ
用トワインガイド104とを備え、前記トワイン
92の送出方向に対し略直交する方向に回転自在
に回動支点軸98を介してカツター99を取付け
る。
また第3図のように前記エンジン部6左側に小
巻2個又は大巻1個のトワインロールを内蔵する
ロールボツクス105を載せ、前記ロールボツク
ス105からのトワイン92を結束装置10部に
導入すると共に、第6図のようにロールケース8
8の案内孔106を介し、前記各ロール87,9
3間下方の輪状体94にトワイン92先端を挿入
し、トワイン92を作業状態に装着する。
さらに前記結束クラツチ84を入切操作するシ
フトフオーク107にクラツチアーム108を連
結すると共に、そのクラツチアーム108に前記
トワインガイドシヤフト96の一端を固設させ、
そのシヤフト96他端を結束ケース73に支持さ
せ、ベールAが形成されたとき、一方向クラツチ
を介してトワイン92繰出し方向に回転駆動して
いる主トワイン繰出しロール87に副トワイン繰
出しロール93を圧接させ、各ロール87,93
によりこの下方にトワイン92を繰出すもので、
第7図のように副整形パイプコンベア17の先端
側前方でカツタ99下方のトワインガイドシヤフ
ト96に対向させるべく、ベーラ部3の前部カバ
ー3b下方に延長状にトワイン送込み部材である
送込み板109を支軸110を介して前後に揺動
自在に取付け、前記ローラ87,93から繰出す
トワイン92をベールAに近いパイプコンベア1
6上に押出し案内し、コンベア16とベールAの
間にトワイン92先端を差し入れるように構成し
ている。
また前記支軸110にアーム110a及びリン
ク111を介して前記揺動板90を連結させ、ト
ワイン供給クラツチである前記ワイヤ95を引張
つて各ロール87,93を圧着操作したとき、こ
のトワイン供給クラツチ動作と連動して送込み板
109下端側をベール形成室18方向に揺動変位
させ、各ロール87,93から下方に繰出される
トワイン92先端部をその送込み板109により
ベールA側に押出すもので、結束装置10のトワ
イン92送出側でトワイン92を挾んでベールA
に対向させて送込み板109を配設し、従来に比
べてベールAに一層近いコンベア16上面にトワ
イン92先端を落下させ、ベールAへのトワイン
92巻付開始を早め得る一方、第6図及び第8図
から明らかなように、前記カツター99並びに停
止位置のトワインガイド104前方下方を送込み
板109で遮閉し、保守点検時、作業者の手をカ
ツター99から守ると共に、送込み板109を押
し込んでこの下方側空間を拡大し、作業を行い易
いように構成している。
また第6図の示すように、機体右側に設けたド
ア36側からトワイン9をベールAに巻付き開始
させるべく、結束装置10の各ロール87,93
などのトワイン92落し位置をドア36の近くに
設けたもので、前記ベールAにトワイン92先端
が巻付いて、ベールAの回転によりトワイン92
が引出されることにより、前記ロール87がこの
駆動速度よりも高速で空転されると共に、前記ト
ワイン92を引出す張力によりトワインガイドシ
ヤフト96を押上げ、クラツチアーム108及び
シフトフオーク107を介して結束クラツチ84
を入操作し、トワイン移動チエン80を駆動して
ランナ103を機体右側のドア36側に若干移動
させ、次いで機体左側にランナ103を移動さ
せ、機体中央にランナ103を戻してトワイン9
2をカツター99で切断し、ランナ103を停止
位置に復動させるもので、トワイン92をドア3
6からの取出し側であるベールA右側に巻付けた
後、ベールA左側にトワイン92を巻き、ベール
A左側から中央付近までトワイン92を巻付け戻
してベールAの結束を完了するように構成してい
る。
第9図の如く、前記ランナ103が左右移動端
に到達したとき、チエン80に設けた8個の係止
ピン101……がランナ103の係合孔89,1
02の左右内側口縁102a,102bに連続し
て当接し、ランナ103をこの左右移動端に一時
的に停止保持し、ベールA左右端にトワイン92
を重複巻装するように構成している。
また第6図の如く、前記カツター99の背部を
このストツパ112に当接させ、ランナ103の
往動時、トワイン92がカツター99の背部に摺
接し、このトワイン92によりカツター99を退
入させる一方、ランナ103の復動時、カツター
99の刃部にトワイン92が引掛つて切断される
ように構成すると共に、前記トワイン繰出ロール
87,93下側の輪状体94とトワインガイド1
04との間にトワイン戻し部材である戻しバネ1
13を配設し、前記バネ113上端をロールケー
ス88に固定支持させ、また第8図のように前記
バネ113中間を側面視L形に折曲げる一方、前
記バネ113の下半部を略水平に結束ケース73
に向けて延設させ、第7図のようにトワイン繰出
ロール87,93側が凹むように前記バネ113
の水平部を平面視で円弧状に彎曲させるもので、
前記ランナ103の往動時に前記バネ113の水
平凹部にトワイン92が引掛り、トワイン92引
出し力により前記バネ113をこの弾性に抗して
変形させると共に、前記カツター99でトワイン
92を切断したとき、前記バネ113の復元力に
よりトワインガイド104に係止されていたトワ
イン92繰出し先端部をトワインガイド104か
ら離脱させ、前記輪体状94を介してこの下方に
トワイン92繰出し先端を垂下させて待機させる
ように構成している。
また第6図の如く、前記回動支点軸98を多段
的に係入させる支点溝99aを前記カツター99
に形成し、案内板97に固定させた支点軸98を
前記支点溝99aに貫挿させスナツプリング98
aにより回転自在にカツター99を支持させると
共に、その支点軸98を支点溝99aの異なる位
置に係入させてカツター99を進退させ、トワイ
ン92が当るカツター99の刃先部99bを位置
ずれ調節し、カツター99の刃先部99b全域を
使用してこの耐久性を向上し得るように構成して
いる。
さらに第1図に示す如く、前記トワイン92の
送出方向に対し略平行でこの上手側に向けて前記
カツター99の刃先部99bを設け、トワイン9
2に対しカツター99の刃先部99bを斜交さ
せ、トワイン92を切断時、トワイン92がカツ
ター99によつて扱かれるのを防止し、トワイン
92へのカツター99の切込みを良好に行え、カ
ツター99の摩耗並びにトワイン92切断部の解
れなどを少なくし、カツター99の耐久性並びに
トワイン92の取扱い性を向上し得るように構成
している。
一方、第10図及び第11図に示す如く、ベー
ラ部3を低速駆動する低速作業クラツチ47aの
クラツチワイヤ114と、ピツクアツプ部4を作
動制御するピツクアツプクラツチ70のクラツチ
ワイヤ115とを、アーム116を介して作業ク
ラツチレバー11に連結させると共に、ベーラ部
3を高速駆動する高速作業クラツチ47bのクラ
ツチワイヤ117と、前記トワイン供給クラツチ
ワイヤ95とを、アーム118を介して作業クラ
ツチレバー11に連結させる。またピツクアツプ
部4から取入れる草藁によりパイプコンベア1
6,17間のベール形成室18でベールAを形成
するベールA成形作業を行う低速作業位置119
と、前記コンベア16,17間のベールAを回転
させてこのベールA外周にトワイン92を巻付け
る高速作業位置120と、トワイン繰出しロール
87,93からトワイン92を繰出す結束装置1
21とをレバーガイド溝122に形成し、そのレ
バーガイド溝122の低速作業位置119に前記
作業クラツチレバー11を係止させることによ
り、低速作業クラツチ47a及びピツクアツプク
ラツチ70を継続させ、パイプコンベア16,1
7及びピツクアツプフインガー35を駆動してベ
ールA成形作業を行わせる一方、前記作業クラツ
チレバー11を高速作業位置120に係止させる
ことにより、ピツクアツプ部4を停止させ、高速
作業クラツチ47bを継続させ、パイプコンベア
16,17を高速駆動してベールAを高速回転さ
せ、また前記レバー11を結束位置121に移行
させることにより、繰出しロール87,93から
トワイン92が送出され、高速回転しているベー
ルAにトワイン92を巻着させるもので、ベール
A成形作業時のベーラ部3駆動速度に比べ、ベー
ルAにトワイン92を巻付ける結束作業時のベー
ラ部3駆動速度を高速にし、同一速度で各作業を
行つていた従来に比べて結束時間を短縮させると
共に、前記ベーラ部3の駆動力を断続制御する作
業クラツチレバー11に結束装置10の副トワイ
ン繰出ロール93を連結させ、その作業クラツチ
レバー11によりトワイン92を送出し操作する
ように構成している。なお、結束位置121のレ
バー11はバネ137より高速作業位置120に
復帰させるように構成している。
本実施例は上記の如く構成するものにして、ピ
ツクアツプ部4によつて拾い上げられた乾草は主
整形パイプコンベア16によつてベール形成室1
8内に搬入され、主副整形パイプコンベア16,
17でもつてロール状のベールAに形成される。
そしてベールAの成形圧が設定以上になつたと
き、走行クラツチレバー13を切操作し、クロー
ラ2を停止させると共に、作業クラツチレバー1
1を低速作業から高速作業に切換え、形成室18
内のベールAをこの成形作業時に比べて高速で回
転させる。また前記レバー11の結束操作により
トワイン92を繰出しロール87,93から送出
開始すると共に、そのトワイン92先端を送込み
板108によりベールA方向に押出し、下方のコ
ンベア16上面にトワイン92を落下させ、トワ
イン92をベールA側に送出す。さらにトワイン
92先端がベールAに巻付いて引張られることに
より結束クラツチ84が入となつてトワイン92
による結束が開始するもので、結束ケース73の
ドア36側に位置している前記ランナ103がチ
エン80の駆動によつて第6図の矢印Lに示す如
く、機体右側より右側端に、右側端より左側端
に、左側端より中央に一往復する間にベールA外
周にロール87,93より繰出されるトワイン9
2をガイド104を介し第12図の1〜5に示す
如く螺旋状に巻き付けていくもので、ランナ10
3が左右移動端に至つて折り返すとき、第9図に
示す如くチエン80に連結する8個の係止ピン1
01……が係合孔102の一端縁102a或いは
102bに接当している間ランナ103の移動を
停止させ、ベールAの両端部のトワイン92の巻
き付けを多重とさせベールAの形状崩れの防止を
図るものである。
また作業クラツチレバー11操作により、ベー
ルA成形時はベール部3を低速で駆動し、ベール
A結束時はベール部3を高速で駆動すると共に、
前記レバー11によりトワイン92を送出し操作
するもので、ベール部3を高速駆動しているとき
はピツクアツプ部4を停止させる。
さらに前記レバー11操作により送出されるト
ワイン92は、送込み板109によりベールA方
向に押出され、ベールA前方でこの近くの主整形
パイプコンベア16上に落下すると共に、ドア3
6近くの機体右側部に前記トワイン92が送出さ
れ、ベールA右側部にトワイン92始端が巻付い
た後、ベールA右側端を結束し、次いでベールA
左側を結束し、中央付近に戻つてトワイン92が
切断され、結束を完了するもので、前記トワイン
92がカツター99によつて切断されたとき、ト
ワイン92引出し力により変形していた戻しバネ
113が復元し、トワインガイド104に係止さ
れていたトワイン92繰出し先端部を前記バネ1
13によつてトワインガイド104から強制的に
離脱させ、トワイン繰出ロール87,93下方に
トワイン92繰出し先端を垂下させた状態で次回
の結束作業まで待機させるものである。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、ベー
ルAを形成するベーラ部3と、そのベーラ部3前
方に装設するピツクアツプ部4と、前記ベールA
にトワイン92を巻装させる結束装置10とを備
え、ロール状のベールAを形成してこの外周にト
ワイン92を巻着させるロールベーラにおいて、
前記トワイン92の送出方向に対し略直交する方
向に回転自在に回動支点軸98を介してカツター
99を取付けると共に、前記トワイン92の送出
方向に対し略平行でこの上手側に向けて前記カツ
ター99の刃先部99bを設けたもので、前記ト
ワイン92に対し直交する方向にカツター99を
回転させるから、トワイン92の往動によりカツ
ター99を簡便に回避させることができると共
に、前記トワイン92に略平行でこの送出し方向
にカツター99の刃先部99bを対向させること
により、カツター99による扱きを防いでトワイ
ン92を鋭利に切断でき、カツター99の刃先部
99bの摩耗を従来よりも少なくして耐久性を容
易に向上させることができ、またトワイン92の
切断部が解れるのを防いでこの係止など取扱い操
作の簡略化なども容易に図ることができる等の実
用的な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は結束装置の部分説明図、第2図は全体
の側面図、第3図は同平面説明図、第4図はベー
ル形成部の側面図、第5図は駆動系統を示す説明
図、第6図は結束装置の正面説明図、第7図は平
面説明図、第8図は同側面説明図、第9図は同背
面説明図、第10図及び第11図は作業クラツチ
レバーの説明図、第12図はベール結束説明図で
ある。 A……ベール、3……ベーラ部、4……ピツク
アツプ部、10……結束装置、92……トワイ
ン、98……回動支点軸、99……カツター、9
9b……刃先部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベールを形成するベーラ部と、そのベーラ部前
    方に装設するピツクアツプ部と、前記ベールにト
    ワインを巻装させる結束装置とを備え、ロール状
    のベールを形成してこの外周にトワインを巻着さ
    せるロールベーラにおいて、前記トワインの送出
    方向に対し略直交する方向に回転自在に回動支点
    軸を介してカツターを取付けると共に、前記トワ
    インの送出方向に対し略平行でこの上手側に向け
    て前記カツターの刃先部を設けたことを特徴とす
    るロールベーラ。
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