JPH062523Y2 - ロールベーラにおける過負荷回避装置 - Google Patents

ロールベーラにおける過負荷回避装置

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JPH062523Y2
JPH062523Y2 JP1987161118U JP16111887U JPH062523Y2 JP H062523 Y2 JPH062523 Y2 JP H062523Y2 JP 1987161118 U JP1987161118 U JP 1987161118U JP 16111887 U JP16111887 U JP 16111887U JP H062523 Y2 JPH062523 Y2 JP H062523Y2
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bale
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JP1987161118U
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Inventor
崇 松木
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、圃場に散在する牧草や藁などの材料をピック
アップ部で拾い上げベーラ部でロール状のベールに形成
するとともに、このベールの外周を結束装置により供給
されるトワインによって巻着するロールベーラにおい
て、ピックアップ部から送り込まれる材料により成形さ
れるベールが過大化するのを防止する過負荷回避装置に
関するものである。
(ロ)従来の技術 上記のように、ピックアップ部で拾い上げベーラ部でロ
ール状のベールに形成するとともに、このベールの外周
を結束装置により供給されるトワインによって巻着する
ロールベーラにあっては、従来の技術のものとしては、
例えば、特開昭62−65626号公報によって知られ
ているが、 この同公報に開示されたものは、所定の大きさにベール
が完成されると、そのことをオペレータに知らせるため
に警報を発し、この警報によりオペレータは機体の走行
を停止して結束装置を作動させるというものであって、
その結束装置の人為的操作による作動に関連してピック
アップ部への伝達動力を遮断するようにしたものであ
る。
(ハ)考案が解決しようとする課題 このように、従来の構成のものは、ベールが所定の大き
さに完成されたときオペレータの人為的操作により走行
を停止し結束装置を作動させることによってピックアッ
プ部への動力が遮断されるようになっているから、ベー
ルが所定の大きさに形成されたときに走行停止および結
束装置の作動操作のタイミングを誤ればピックアップ部
から余計に材料が送込まれて過大化するのを免れないの
である。そこで、本考案にあっては、このように従来の
ものにおいて、ピックアップ部から送り込まれる材料に
より成形されるベールが余計にベーラ部に送込まれて過
大化することによって生ずる過負荷を防止して、常に円
滑な作業が成し得られるようにするを目的として考案さ
れたものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、前記の目的を達成させるために、ベールを形
成するベーラ部と、該ベーラ部の前方に装設するピック
アップ部と、前記ベールにトワインを巻着させる結束装
置を備えてロール状のベールを成形しその外周にトワイ
ンを巻着するロールベーラにおいて、 前記ベールの完成によりその完成されたベール外周面の
張出圧を受けて変位する主チャンバーの動作に連動して
前記ピックアップ部への伝達動力を自動的に遮断する構
成にしたのである。
(ホ)作用 このように構成すると、圃場に散在する牧草や藁などの
材料はピックアップ部で拾い上げられベーラ部に送り込
まれて、ここでロール状のベールに形成される。このと
きベールが所定の大きさに完成されると、そのベール外
周面の張出圧を受けて主チャンバーはベールの外周面か
ら離れるがわに変位しこの変位に連動してピックアップ
部へ伝達していた動力が遮断され、ピックアップ部は材
料の拾い上げを停止しベーラ部に材料が送り込まれなく
なる。そうしてこの完成されたベールにトワインが巻着
されて機外に取り出されるのである。
(ヘ)実施例 以下、本考案について実施例図を参照して説明する。
(1)は走行クローラ(2)を備えた機台、(3)はこの機台(1)
に搭載するベーラ部、(4)はベーラ部(3)の前方に昇降可
能に装設してピックアップガイド板(5)を有するピック
アップ部、(6)は前記機台(1)の後方に装設されてエンジ
ン(7)を内臓するエンジン部、(8)は前記エンジン部(6)
後方の機体左右中央に配設して操作パネル(9)を有する
運転操作部、(10)は前記ベーラ部(3)の前側に内設する
結束装置、(11)は前記運転操作部(8)の右側に配設する
作業クラッチレバー、(12)は前記ピックアップ部(4)の
支持高さを調節するピックアップ昇降調節ハンドル、(1
3)は前記操作パネル(9)に備える走行クラッチレバー、
(14)(14)は左右のサイドクラッチレバー、(15)は副変速
レバーである。
前記ベーラ部(3)には湾曲形状の主および副整形パイプ
コンベヤ(16)(17)を対向状に配設させてベール形成室(1
8)を形成し、前記副整形パイプコンベヤ(17)は駆動スプ
ロケット(19)とアイドラ(20)間にチエンガイド(21)を介
し左右にエンドレスチエン(22)(22)を架設させ、これら
チエン(22)(22)間に等間隔に複数のベール形成パイプ(2
3)……を横架させている。
また、前記主整形パイプコンベヤ(16)は前記ベーラ部
(3)に設ける駆動スプロケット(24)と前記ピックアップ
部(4)に設けるアイドルスプロケット(25)との間にチエ
ンガイド(26)(27)およびテンションローラ(28),(28)を
介し左右のエンドレスチエン(29)(29)を架設させ、これ
らチエン(29)(29)間に等間隔に複数のベール形成パイプ
(30)……を横架させている。
さらに、前記アイドルスプロケット(25)と同軸上にピッ
クアップ回動支点軸(31)該支点軸(31)に前記ピックアッ
プ部(4)のピックアップケース(32)基端を上下動自在に
支持させるとともに、該ケース(32)前端に偏心軸(33)を
介しピックアップフィンガー(34)を支持させ、主整形パ
イプコンベヤ(16)を駆動時前記ピックアップフィンガー
(34)を同時に回転させて材料を拾い上げ前記ベール形成
室(18)に送り込むように構成している。そして、ベール
形成室(18)に送り込まれた材料は前記コンベヤ(16)(17)
の回転でもってロール状のベール(A)に形成されるとと
もに、前記結束装置(10)によってベール(A)外周に結束
が施されてベール形成室(18)左側のベール取出し用ドア
(35)より機外に取り出されるように構成されている。
次に、前記の駆動スプロケット(24)とピックアップ部
(4)に設けるアイドルスプロケット(25)との間に介在す
るチェンガイド(26)(27)およびテンションローラ(28)(2
8)のうち、チェンガイド(26)によって左右の主チャンバ
ー(36)(36)を連結し、この右側の主チャンバー(36)の上
端側に前記駆動スプロケット(24)を軸着し、両主チャン
バー(36)(36)の下端部をそれぞれ回動支点軸(37)に嵌挿
させるとともに前記のテンションローラ(28)(28)を左右
の主チャンバー(36),(36)に取付けて回動支点軸(37)を
支点にして主整形パイプコンベヤ(16)とともに主チャン
バー(36),(36)を後がわに変位可能に構成し、この変位
姿勢は前記ベール形成室(18)に材料が送り込まれてベー
ル(A)が完成すると、そのベール(A)の外周面の張出圧を
受けて変位するように構成している。
前記の回動支点軸(37)はカウンター軸(41)に設けるスプ
ロケット(38)とこの回動支点軸(37)に軸着するスプロケ
ット(39)にチェン(40)を掛渡してカウンター軸(41)から
入力し、前記の駆動スプロケット(24)をスプロケット(4
2)(43)およびチェン(44)を介して連動連結するととも
に、副整形パイプコンベヤ(17)の駆動スプロケット(19)
にもチェン(45)を介して伝動させ、これから更に、前記
の結束装置(10)を駆動するように構成している。
また、前記ベーラ部(3)右側における前部下側位置にピ
ックアップ中間軸(46)を備え該中間軸(46)をチェン(47)
で回転させ、ピックアップ部(4)のピックアップフィン
ガー(34)にはこのピックアップ中間軸(46)からチェン(4
8)で動力を伝達して材料を拾い上げるように構成してい
るが、このピックアップ中間軸(46)には爪クラッチ(c)
が設けられて、爪クラッチ(c)の入切によってチエン(4
7)から入力された動力がチェン(48)に伝達、または遮断
されるようになっている。
(49)はこの爪クラッチ(c)を入切させるシフトホーク
で、このシフトホーク(49)は中程部を支点にして揺動
し、その中程部からは作動杆(50)が突設されて作動杆(5
0)の先端がわは長孔(51)を介してそれぞれのワイヤー(5
2)と(53)の各一端に連結されている。そして、一方のワ
イヤー(52)の他端は後方に延出されて前記運転操作部
(8)近くに装設するピックアップクラッチレバー(54)に
連結され、他方のワイヤー(53)は前記主チャンバー(36)
の上端部から上向きに突設する金具(55)に連結されて、
これらのワイヤー(52)(53)は共に引き動作によって前記
爪クラッチ(c)を切る構成にしてあって、ピックアップ
クラッチレバー(54)の手動操作によっても主チャンバー
(36)の後方への変位によっても爪クラッチ(c)が切とな
り、ピックアップ部(4)への動力が遮断されるのであ
る。
(55)は爪クラッチ(c)を入りの状態に附勢する弾機であ
る。
なお、前記エンジン部(6)の右側にトワイン(a)を2巻き
内臓するロールボックス(56)が載置されてこのロールボ
ックス(56)からトワイン(a)を繰出して前記結束装置(1
0)に導入し、ベール形成室(18)内に完成されたベール
(A)にトワイン(a)を巻着するようになっている。
したがって、ピックアップ部(4)によって拾い上げられ
る材料は主整形パイプコンベヤ(16)によってベール形成
室(18)に送り込まれ、副整形パイプコンベヤ(17)との共
働によってロール状のベール(A)に形成される。そして
このベール(A)が完成すると繰り出されるトワイン(a)が
その外周面に巻着され、この巻着による結束が終ると左
側のドア(35)を開いて機外に取り出されるのである。
このとき、材料がベール形成室(18)に送り込まれてベー
ル(A)が所定の大きさに完成すると、そのベール(A)の外
周面による張出圧を受けるようになりこれによって主チ
ャンバー(36)は回動支点軸(37)を支点にして後がわのベ
ール(A)外周面から離れるがわに変位し、ワイヤー(53)
に引き作用を加えるようになって作動杆(50)を介してシ
フトホーク(49)により第2図に示す如く爪クラッチ(c)
を切ってピックアップ部(4)へ伝達していた動力を自動
的に遮断し材料がベール形成室(18)に送り込まれないよ
うにするのである。
(ト)考案の効果 本考案は、以上説明したように、ベールを形成するベー
ラ部と、該ベーラ部の前方に装設するピックアップ部
と、前記ベールにトワインを巻着させる結束装置を備え
てロール状のベールを成形しその外周にトワインを巻着
するロールベーラにおいて、前記ベールの完成によりそ
の完成されたベール外周面の張出圧を受けて変位する主
チャンバーの動作に連動して前記ピックアップ部への伝
達動力を自動的に遮断する構成にしたのであるから、材
料はピックアップ部で拾い上げられベーラ部に送り込ま
れてロール状のベールに形成されるのであるが、このと
きベールが所定の大きさに完成されると、そのベール外
周面の張出圧を受けて主チャンバーが変位しその変位す
るのに連動してピックアップ部へ伝達していた動力が遮
断され、ピックアップ部は材料の拾い上げをタイミング
よく停止しベーラ部に材料が送り込まれなくなるので、
ピックアップ部から送り込まれる材料が余計にベーラ部
に送込まれてベールが過大化する現象が自動的に確実に
防止されて過負荷となることが回避され常に円滑な作業
が成し得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施態様を例示せるものにして、そ
の、 第1図は要部を示す側面図、 第2図は爪クラッチ部分の詳細図、 第3図はロールベーラ全体の側面図、 第4図は同平面図、 である。 (A)…ベール、(3)…ベーラ部、 (4)…ピックアップ部、(a)…トワイン (10)…結束装置、(36)…主チャンバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベール(A)を形成するベーラ部(3)と、該ベ
    ーラ部(3)の前方に装設するピックアップ部(4)と、前記
    ベール(A)にトワイン(a)を巻着させる結束装置(10)を備
    えてロール状のベール(A)を成形しその外周にトワイン
    (a)を巻着するロールベーラにおいて、前記ベール(A)の
    完成によりその完成されたベール(A)外周面の張出圧を
    受けて変位する主チャンバー(36)の動作に連動して前記
    ピックアップ部(4)への伝達動力を自動的に遮断する構
    成にしたことを特徴とするロールベーラにおける過負荷
    回避装置。
JP1987161118U 1987-10-20 1987-10-20 ロールベーラにおける過負荷回避装置 Expired - Lifetime JPH062523Y2 (ja)

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JPH0166836U JPH0166836U (ja) 1989-04-28
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KR101386440B1 (ko) * 2013-03-18 2014-04-29 유명덕 베일러 장치의 구동전달 구조

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