JPH0420183Y2 - - Google Patents

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JPH0420183Y2
JPH0420183Y2 JP1985007179U JP717985U JPH0420183Y2 JP H0420183 Y2 JPH0420183 Y2 JP H0420183Y2 JP 1985007179 U JP1985007179 U JP 1985007179U JP 717985 U JP717985 U JP 717985U JP H0420183 Y2 JPH0420183 Y2 JP H0420183Y2
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bale
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は圃場に散在する牧草や藁など藁草をピ
ツクアツプ部で拾い上げてベール形成室でロール
状のベールに形成するようにしたロールベーラに
関する。
「従来の技術」 従来、実公昭53−31257号公報に示す如く、藁
草を拾い上げるピツクアツプ部を昇降させて支持
高さを変更させる技術があつた。
「考案が解決しようとする問題点」 前記従来技術は、油圧シリンダを用いてピツク
アツプ部を昇降させていたが、操作ハンドルの回
転操作によりピツクアツプ部の支持高さを手動調
節する場合、ピツクアツプ作業時と、溝または畦
などを乗り越える移動時とでは、ピツクアツプ部
の支持高さを大きく変更する必要があるから、前
記ハンドル操作が極めて面倒であると共に、移動
時の高位置から作業時の低位値にピツクアツプ部
を下降させるとき、元の作業位置に容易に戻し得
ない等の取扱い操作上の問題があつた。
「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、藁草を拾い上げるとピツク
アツプ部を備えるロールベーラにおいて、ピツク
アツプ部の支持高さを回転操作により手動調節す
る操作ハンドルを設けると共に、前記ハンドルを
取付ける受台を回動軸に揺動自在に設け、前記ハ
ンドルと受台を一体回転させて常に所定位置にピ
ツクアツプ部を上昇させる位置に前記回動軸を配
設したことを特徴とするものである。
「作用」 従つて、前記ハンドルの回転操作により拾い上
げ作業時のピツクアツプ部の支持高さを調節し、
また前記ハンドルと受台の一体回転によりピツク
アツプ部を所定高さに上昇支持させるから、作業
時とそれ以外のときとに分けてピツクアツプ部の
支持高さを容易に変更し得ると共に、非作業位置
のピツクアツプ部を作業位置に容易に戻し得、ピ
ツクアツプ部の高さ調節など取扱い操作性の向上
並びにピツクアツプ部の衝突防止などを容易に図
り得るものである。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図はベール形成部の説明図、第2図は全体
側面図、第3図は同平面図であり、図中1は走行
クローラ2を有する機台、3は前記機台1に搭載
するベーラ部、4は前記ベーラ部前方に昇降可能
に装設してピツクアツプフインガー5を有するピ
ツクアツプ部、6は前記機台1後方に装設してエ
ンジン7を内設するエンジン部、8は前記エンジ
ン部6後方の機体左右中央に連設する操作パネル
9を有する運転操作部であり、前記ベーラ部3に
結束装置10及び作業クラツチレバー11を有す
ると共に、前記操作パネル9に走行クラツチレバ
ー12及び左右サイドクラツチレバー13,13
並びに変速クラツチレバー14を有する。
前記ベーラ部3のベール形成室15内には上部
パイプコンベア16及び下部パイプコンベア17
を対向状に配設するもので、第4図にも示す如く
上部パイプコンベア16は駆動スプロケツト18
とアイドラ19間にチエンガイド20を介し左右
の上部エンドレスチエン21,21を張架させ、
これらチエン21,21間にボルト22を介し等
間隔に複数のベール形成上部パイプ23…を横架
させている。また第5図乃至第8図にも示す如
く、前記下部パイプコンベア17は前記ベール形
成室15に設ける駆動スプロケツト24と前記ピ
ツクアツプ部4に設けるアイドルスプロケツト2
5と間にチエンガイド26,27及びテンシヨン
ローラ28を介し左右の下部エンドレスチエン2
9,29を張架させ、これらチエン29,29間
にボルト30を介し等間隔に複数のベール形成下
部パイプ31…を横架させている。
さらに、前記チエンガイド27の前端にピツク
アツプ回動支点軸32を備え、該支点軸32に前
記ピツクアツプ部4のピツクアツプケース33基
端を上下動自在に支持させている。前記アイドル
スプロケツト25はピツクアツプケース33前端
に固設する支軸34に遊転軸支させると共に、前
記支軸34に一体固設する偏心軸35に各ピツク
アツプフインガー36の基端を枢支させ、且つ各
フインガー36の先端を前記スプロケツト25に
一体連設するフインガー胴37の各開口38より
外側に突出させて、前記胴37の回転によるフイ
ンガー36の回動時その突出長さを適宜可変させ
て圃場の乾草を拾い上げ前記下部パイプコンベア
17により直接的にベール形成室15内に取入
れ、上下部パイプコンベア16,17の回転でも
つてこの形成室15内の乾草をロール状のベール
に形成するように構成している。
第9図乃至第12図に示す如く、前記ピツクア
ツプケース33は支持ホルダ39及びワイヤ40
を介しピツクアツプ昇降装置41に連結させるも
ので、前記昇降装置41はピツクアツプ操作ボツ
クス42にピツクアツプ高さ調節用操作ハンドル
43と、該ハンドル43に一体連結する回転ネジ
軸44と、これらハンドル43及びネジ軸44を
支持する受台45と、該受台45を回動軸46及
び受金具47を介し前記ボツクス42に支持する
支軸48と、前記ネジ軸44に結合連結する摺動
体49と、該摺動体49に揺動ピン50を介し一
端を連結させ他端を前記ワイヤ40に連結するワ
イヤリンク51と、前記軸46を中心にハンドル
43に反時計方向の持上げ力と付勢するバネ52
とを備え、前記ハンドル43による摺動体49の
スライド操作でもつて前記ピツクアツプ部4の昇
降量調節を行う一方、第9図及び第12図のピツ
クアツプ部4の上げ及び下げ位置よりボツクス4
2のガイド溝53に沿わせ前記軸46を中心にハ
ンドル43を反時計方向に回動させ同図仮想線状
態に収納したとき、前記ワイヤリンク51を介し
てワイヤ40を引張りピツクアツプ部4を最上昇
位置に持上げるように構成している。またこの際
第9図の上げ調節位置或いは第12図の下げ調節
位置より最上昇位置に持上げた状態のとき前記ワ
イヤ40のアウタ受け金具54のボツクス枢支軸
55とワイヤ40とリンク51の連結ピン56間
の距離12を略同等(12)とさせ、ピ
ツクアツプ部4の何れの調節位置にあつても前記
ハンドル43を同図仮想線状態に収納状態とさせ
たとき常に略同一最上昇高さ位置にピツクアツプ
部4を持上げ保持するように構成している。
第13図乃至第14図に示す如く、前記上部パ
イプコンベア16を支持するチエンガイド20は
前端を前記駆動スプロケツト18の駆動軸57に
揺動自在に支持させ、ベーラ部3側板3aに回動
支点ピン58を介し揺動可能に枢支する支点越え
リンク59に、前記ガイド20後端をピン60,
61及び位置保持機構である支点越えバネ62を
介し支持させている。また前記側板3aにはベー
ルAの形成直径が一定以上大となつたときその外
周圧力を検出するベール圧検出装置である検出ス
イツチ63と、該スイツチ63を操作するスイツ
チ操作板64とを備えるもので、前記操作板64
を支点軸65を介し側板3aに支持させ、前記操
作板64と側板3a間に張架する支点越えバネ6
6によつて操作板64の調節ボルト67を前記チ
エンガイド20の固定ピン68に常時は当接保持
させ、ベールA径が一定以上となりその接触圧に
よつて前記チエンガイド20が軸57を中心に一
定角度α上方に開いたとき、前記ピン68及びボ
ルト67を介し操作板64を支点軸65を中心に
バネ66力でもつて支点越えさせ前記スイツチ6
3をオン作動させて警報装置を駆動し作業者にベ
ール形成完了を報知せしめるように構成してい
る。また前記操作板64とチエンガイド20の固
定ピン61間に復帰用板バネ69を張設してい
て、チエンガイド20が元の常態位置に戻つたと
き操作板64も復帰させスイツチ63の作動解除
を行うように構成している。さらに前記側板3a
には前記ピン61の移動範囲を規制するガイド規
制板70を設けていて、前記軸57を中心にチエ
ンガイド20が定常位置より一定角度β上方に開
いた状態のとき軸57及びピン58を結ぶライン
bよりバネ62を支点越えさせて規制板70の一
端側に前記ピン61を当接係止させ、これらガイ
ド20及びリンク59を第13図仮想線状態に位
置保持させ上部パイプコンベア16を開状態とさ
せるように構成している。またさらに左右側板3
a,3aに枢支する左右の支点越えリンク59,
59には長孔71,71を介し左右のロツド7
2,72を連結していて、前記ベール形成室15
の左側を開放する側方ドア73の連結リンク74
に左側の前記ロツド72他端を直接的に、また右
側の前記ロツド72他端をリンク75,76を介
し連結させて、上部パイプコンベア16と側方ド
ア73とを連動させて開放状態とするように構成
している。
第15図乃至第21図に示す如く、前記結束装
置10はベール形成室15内後部の上部パイプコ
ンベア16のアイドラ19と下部パイプコンベア
17の駆動スプロケツト24の略中間位置に設け
ていて、前記側板3aに駆動入力ケース77を介
し連結固定する結束ケース78と、前記ケース7
8に各スプロケツト軸79,80を介し軸支する
駆動及び従動スプロケツト81,82と、これら
スプロケツト81,82間に張架するチエン83
と、前記入力ケース7に内設してこの入力スプロ
ケツト84からの回転を一対のウオームギヤ85
を介し前記駆動スプロケツト81に継断自在に伝
達する結束クラツチ86と、前記チエン83にス
プロケツト87及び回転軸88を介し連動連結す
るトワイン繰出し用主回転体89と、該回転体8
9に引張バネ90を介し圧接させその圧接力でも
つてトワイン91を順次前方の送出し口92より
繰出すトワイン繰出し用副回転体93と、前記チ
エン83に一体取付けする係止ピン94に四角形
状の係合孔95を介し連結し回転子78aを介す
るその左右移動時前記送出し口92より繰出され
るトワイン91をガイド金具96より前方に送出
させベールA外周に左及び右方向より螺旋状に巻
き付けていくトワイン案内体であるランナ97
と、巻き付け始め時トワイン91を前記ガイド金
具96の斜面部96aを滑らせてガイド孔部96
bに案内導入させるトワイン案内板98とを備
え、前記結束クラツチ86の入動作によるランナ
97の左右移動時前記送出し口92より繰出され
るトワイン91をガイド金具96の案内により形
成されるベールA外周部に螺旋状に巻き付けてい
くように構成している。なお前記主回転体89の
スプロケツト87には一方向クラツチ87aが内
設されていてベールAにトワイン91が巻き付い
て以後トワイン91の繰出し速度が増大してとき
主回転体89をフリー回転させるように構成した
ものである。
また、前記回転体89,93前方の結束ケース
78前面にトワイン切断用のカツタ99を回動支
点軸100を介し取付けていて、ベールAに対す
るトワイン91の1回の巻き付け完了の都度前記
ランナ97に植設するピン101をカツタ99の
カム状突起部99aに当接させることにより、カ
ツタ99の切断部を持上げ動作させ前記ガイド金
具96に保持するトワイン91を切断するように
構成している。
さらに、前記結束クラツチ86は走行クラツチ
に連動させるもので、結束クラツチ86のクラツ
チアーム102に一端を連結するクラツチ操作板
103と、該操作板103にピン104a,10
4bを介し常時クラツチ入方向側のバネ力を付勢
するクラツチバネ104と、前記ランナ97に支
点ピン105を介し中間を支持させて常時は捩り
バネ106力でもつて一端側のピン107側を起
立させ前記操作板103の傾斜クラツチ作用面1
03aに当接させてバネ104力に抗し操作板1
03を切状態に保持するクラツチ切換アーム10
8と、一端をワイヤ109を介し走行クラツチレ
バー12に連結させ走行クラツチ切状態のときピ
ン110a,110b間のバネ110力に抗し傾
斜作用面111aを前記アーム108の解除ピン
112に当接させて前記ピン107による操作板
103の押圧解除を行う作動開始板111と、前
記バネ106に対し切換アーム108を定常位置
に保持するストツパー113とを備え、作業クラ
ツチレバー11の入状態で走行クラツチレバー1
2を切操作したとき前記ワイヤ109を介し開始
板111を第20図実線矢印方向に引張つて前記
作用面111aでもつて切換アーム108をピン
105を中心に時計方向の同図仮想線状態に切換
えて操作板103に対するピン107の押圧解除
を行つて操作板103を左実線矢印方向にスライ
ドさせ前記結束クラツチ86を入とするように構
成している。
第22図乃至第23図に示す如く、前記開始板
111と走行クラツチレバー12との間には手動
結束クラツチレバー114とカム部材115とを
備え、レバーボツクス116の固定軸117に前
記レバー114とカム部材115の各基端を軸支
させるもので、前記カム部材115は先端を前記
ワイヤ109に連結させ前記クラツチレバー11
4の係合面114aに当接係止させるクラツチピ
ン118を中間に備えると共に、前記軸117の
固定ピン119に係合するカム溝120と該部材
115をレバー114方向に押圧する圧縮バネ1
21とを基端に備え、前記レバー114が走行ク
ラツチレバー12に連動して或いは単独操作によ
つて第22図仮想線位置の走行クラツチ切方向側
に回動したとき一定回動範囲は前記ピン118と
の係合でもつてカム部材115を軸117を中心
に反時計方向に回動させると共に、前記カム溝1
20の案内でバネ121に抗しカム部材115が
第23図実線矢印方向に一定以上後退してピン1
18と係合面114aとの係合解除が行われる一
定回動範囲以上回動するとき前記開始板111の
バネ110力でもつてカム部材115を元の位置
つまり開始板111がピン110aに当接しクラ
ツチピン118が元の定常位置に戻る状態に復帰
させるように構成している。つまり前記開始板1
11は前記レバー12,114の切操作のとき操
作直後のみ第20図仮想線位置までスライドさせ
前記ピン107による操作板103の押圧解除を
行い、そり以後開始板111を元の状態位置に復
帰させるもので、前記操作板103の押圧解除に
よつて結束クラツチ86が入となりランナ97が
一往復動作して元の位置に戻つたとき前記ピン1
07によつて操作板103を押圧して結束クラツ
チ86を再び切とするように構成したものであ
る。
第24図乃至第25図に示す如く、前記側方ド
ア73はブラケツト122及び回動支点軸123
を介し側板3aに開閉自在に取付けたもので、一
側に固定板124及び軸125を介し把手126
を一体付設すると共に、前記軸125にバネ12
7力を付勢するフツク128を取付けて、前記側
板3aに一体固設するロツク部材129に前記フ
ツク128を適宜係合させてドア73のロツクを
行う一方、前記軸125を中心に把手126を回
動させロツク部材129とフツク128の係合解
除を行つたときドア73を開放するように構成し
ている。
第26図に示す如く、前記エンジン7の出力軸
130に走行ミツシヨン部の入力軸131をプー
リ132,133及びベルト134並びにテンシ
ヨンローラである走行クラツチ135を介し連動
連結させている。また前記出力軸130にカウン
タ軸136をプーリ132,137及びベルト1
38並びにテンシヨンローラである作業クラツチ
139を介し連動連結させている。さらに前記カ
ウンタ軸136に下部パイプコンベア17の駆動
スプロケツト軸140をスプロケツト141,1
42及びチエン143を介し連動連結すると共
に、前記スプロケツト軸140に上部パイプコン
ベア16の前記駆動軸57及び結束装置10の駆
動入力軸144をスプロケツト145,146,
84及びチエン147並びにテンシヨンスプロケ
ツト148を介し連動連結させ、前記作業クラツ
チ139の入操作によつて上下部パイプコンベア
16,17及び結束装置10を駆動するように構
成している。
第27図乃至第28図に示す如く、前記ベール
形成室15内にベールAの外部取出し装置149
を内設するもので、前記側板3aのベール形成右
側壁150に形成する凹部溝151にベール横送
り装置であるベール引出し板152を埋設させ、
該板152をロツド153及びロツドガイド15
4を介し左側板3a外側の引出し用ハンドル15
5に連結させ、前記ドア73の開放時ハンドル1
55を引出し操作することによりベールAの右側
面を前記引出し板152で押圧してベール形成室
15左外側にベールA左側部を突出させるように
構成している。なお第1図中4aは拾い上げられ
た乾草をベール形成室15迄ガイド間4bに沿つ
て案内する取付位置変更可能に設けるピツクアツ
プガイド板である。
また、第16図乃至乃至第17図及び第29図
に示す如く、前記ランナ97が中央位置に位置す
るときこれを検知する常閉の中央検出スイツチ1
56と、前記作業クラツチ139の入を検知する
常開の作業クラツチスイツチ157とを備え、手
動スイツチ158及び常開の前記ベール圧検出ス
イツチ63並びにこれら各スイツチ156,15
7を介してバツテリ159に警報装置である警報
ブザー160を直列接続させ、ベール圧一定以上
となつたとき前記警報ブザー160を作動させる
ように構成している。
本実施例は上記の如く構成するものにして、ピ
ツクアツプ部4によつて拾い上げられた乾草は下
部パイプコンベア17によつてベール形成室15
内に搬入され、上下部パイプコンベア16,17
でもつてロール状のベールAに形成される。そし
て今ベールAの直径が設定の一定直径以上に形成
される状態のとき、そのベールA圧によつて上部
パイプコンベア16の前記チエンガイド20が支
点越えバネ62に抗し軸57を中心に一定角度α
上方に押し上げられて前記スイツチ63をオン作
動させ警報装置を駆動しベールA形成完了を作業
者に報知する。
而して前記走行クラツチレバー12を介して走
行クラツチ134を切操作するとき前記開始板1
11.切換アーム108並びに操作板103を介
し結束クラツチ86が入状態となつてトワイン9
1による結束が開始する。即ち結束ケース78の
略中央位置にある前記ランナ97がチエン83の
駆動によつて第16図の矢印方向に示す如く、中
央より右側に、右側より左側に、左側より中央に
一往復する間にベールA外周に送出し口92より
繰出されるトワイン91をガイド金具96を介し
第30図の1〜5に示す如く螺旋状に巻き付けて
いくもので、ランナ97が左右移動端に至つて折
り返すとき、第18図仮想線に示す如くチエン8
3に連結する係止ピン94が係合孔95の一端縁
95aより他端縁95bに接当する迄の間ランナ
97の移動を停止させ、ベールAの両端部のトワ
イン91の巻き付けを多重とさせベールAの形状
崩れの防止を図るものである。そしてランナ97
が再び中央位置に戻るトワイン91の巻き付け完
了時にあつては、ランナ97に植設する前記ピン
101がカツタ99のカム状突起部99aに当接
してカツタ99の切断部を持上げトワイン91を
切断する。
つまり今走行クラツチレバー12が切状態に切
換わると、前記クラツチレバー114が第22図
仮想線位置に揺動変位し前記係合面114aに係
合するクラツチピン118を介しカム部材115
が軸117を中心に反時計方向に回動してワイヤ
109が引張られ前記開始板111が入方向にス
ライドするもので、この途中カム部材115が一
定範囲以上回動するとき前記ピン119に対する
カム溝120の案内によつてカム部材115が後
退しクラツチピン118とクラツチレバー114
との係合解除が行われて前記開始板111がバネ
110力で元の切状態位置に戻る。このように前
記開始板111は走行クラツチレバー12が切操
作された直後の一動作だけ第20図仮想線位置ま
でスライドするもので常時は同図実線位置に位置
保持されるもので、このスライド操作時その作用
面111aでもつて解除ピン112を押し上げて
切換アーム108を切換え、前記操作板103に
対するピン107の押圧解除を行つて結束クラツ
チ86を入とする。そしてこのクラツチ86の入
によつてランナ97が切換アーム108とともに
中央より右側に、右側より左側に、左側より中央
に一往復移動するもので、このランナ97の移動
中にあつては前記切換アーム108は捩りバネ1
06力でもつて定常姿勢を維持させ再びランナ9
7が左側より中央位置に戻る状態のとき前記クラ
ツチピン107を操作板103の作用面103a
に当接させて操作板103をスライドさせ結束ク
ラツチ86を切とすると共にランナ97の移動を
停止させる。また結束クラツチ86の入時にあつ
ては、主副回転体89,93が回転しトワイン9
1が送出し口92及び前記案内板98を介し前方
に繰出されるもので、前記案内板98上に繰出さ
れたトワイン91はランナ97の右移動時(第1
9図においては左)前記ガイド金具96の斜面部
96aを滑つてガイド孔部96bに導入され、以
後該孔部96bを介しベールA外周にトワイン9
1が供給され、前記ランナ97が左側より中央位
置に戻つてランナ97のピン101がカツタ99
のカム状突起部99aに当接し該カツタ99を持
上げたときトワイン91を切断し結束が完了す
る。一方、走行クラツチレバー12の切状態中に
あつてトワイン91による結束を行いたいような
場合には前記レバー114操作を行うもので、こ
の場合第22図仮想線位置にレバー114はあつ
て結束作業を行う場合一旦同図実線位置にレバー
114を戻し再び元の仮想線位置に引上げ操作す
ることにより前述動作同様結束クラツチ86が入
となつて結束が開始される。
次に前記把手126を操作しロツク部材129
に対するフツク128の係合解除を行つてドア7
3を開放するとき、前記リンク74,75,76
及びロツド72を介してチエンガイド20を一定
角度β上動させ、上部パイプコンベア16とベー
ルAとの間に〓間を開成させ、ベールAを横方向
にスライドさせて取出す場合の容易化を図つてい
る。
またこのベールAの左外側に取出しの際にあつ
ては、第30図5の左破線矢印方向のベールAの
取出しに対しトワイン91の巻き終り方向が右方
向となつているため、取出し時にこのトワイン9
1の巻き終り端に接触抵抗が加わつても締まり方
向となつてトワイン91が弛むような不都合が防
止される。
一方、作業終了時などにおいて前記操作ハンド
ル43操作によつてピツクアツプ部4を最上昇位
置に持上げる場合にあつては、ピツクアツプ部4
の何れの調節位置にあつても前記ハンドル43を
略直立状態の収納位置に位置させることにより常
に略同一の最上昇高さ位置に安定保持させること
ができる。
また、作業中ピツクアツプ部4で拾い上げられ
た乾草はベール形成を兼ねる単一の下部パイプコ
ンベア17によつてベール形成室15に搬入され
るため、途中乾草が受継ぎ不良で詰つたりするこ
となくスムーズに搬入される。さらにピツクアツ
プフインガー36の回転と下部パイプコンベア1
7の回転が同期するため回転差がなく良好に拾い
上げてコンベア17に受継ぎすることができる。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、藁草
を拾い上げるピツクアツプ部4を備えるロールベ
ーラにおいて、ピツクアツプ部4の支持高さを回
転操作により手動調節する操作ハンドル43を設
けると共に、前記ハンドル43を取付ける受台4
5を回動軸46に揺動自在に設け、前記ハンドル
43と受台45を一体回転させて常に所定位置に
ピツクアツプ部4を上昇させる位置に前記回動軸
46を配設したもので、前記ハンドル43の回転
操作により拾い上げ作業時のピツクアツプ部4の
支持高さを調節し、また前記ハンドル43と受台
45の一体回転によりピツクアツプ部4を所定高
さに上昇支持させるから、作業時とそれ以外のと
きとに分けてピツクアツプ部4の支持高さを容易
に変更できると共に、非作業位置のピツクアツプ
部4を作業位置に容易に戻すことができ、ピツク
アツプ部4の高さ調節など取扱い操作性の向上並
びにピツクアツプ部4の衝突防止などを容易に図
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はベール形成部の説明図、第2図は全体
の側面図、第3図は同平面図、第4図は上部パイ
プコンベア部の平面説明図、第5図は第1図の
−線視図、第6図は同−線視図、第7図は
ピツクアツプ部の平面説明図、第8図は同側面説
明図、第9図はピツクアツプ昇降装置部の断面説
明図、第10図は同縦断面図、第11図は同部分
平面図、第12図は第10図の作動状態説明図、
第13図は上部パイプコンベア部の説明図、第1
4図は同平面説明図、第15図は結束装置部の断
面説明図、第16図は同平面説明図、第17図は
同部分拡大説明図、第18図はランナ部の底面説
明図、第19図は同正面説明図、第20図は結束
クラツチ部の背面説明図、第21図は同平面説明
図、第22図は結束クラツチ操作部の拡大説明
図、第23図は同平面説明図、第24図はドア部
の平面説明図、第25図は同部分拡大説明図、第
26図は駆動系統説明図、第27図はベール引出
し装置部の平面説明図、第28図は同側面説明
図、第29図は電気回路図、第30図は結束状態
を示す説明図である。 4……ピツクアツプ部、15……ベール形成
室、43……(ピツクアツプ高さ調節用)操作ハ
ンドル、A……ベール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 藁草を拾い上げるピツクアツプ部4を備えるロ
    ールベーラにおいて、ピツクアツプ部4の支持高
    さを回転操作により手動調節する操作ハンドル4
    3を設けると共に、前記ハンドル43を取付ける
    受台45を回動軸46に揺動自在に設け、前記ハ
    ンドル43と受台45を一体回転させて常に所定
    位置にピツクアツプ部4を上昇させる位置に前記
    回動軸46を配設したことを特徴とするロールベ
    ーラ。
JP1985007179U 1985-01-21 1985-01-21 Expired JPH0420183Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5331257U (ja) * 1976-08-24 1978-03-17

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