JPH0534996Y2 - - Google Patents

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JPH0534996Y2
JPH0534996Y2 JP1985137105U JP13710585U JPH0534996Y2 JP H0534996 Y2 JPH0534996 Y2 JP H0534996Y2 JP 1985137105 U JP1985137105 U JP 1985137105U JP 13710585 U JP13710585 U JP 13710585U JP H0534996 Y2 JPH0534996 Y2 JP H0534996Y2
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JP
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reverse
transmission
fuel
engine
high speed
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、トラクタ等の車輌の高速後進牽制装
置に関し、変速装置が高速で前後進切換装置が後
進のときにエンジンの燃料系を絞つてエンジン回
転を抑制し、走行速度を下げるようにしたもので
ある。
<従来の技術及びその問題点> トラクタの走行伝動系には、主変速部、副変速
部、クリープ変速部等から成る変速装置が組込ま
れており、これら各変速部の組合せで多段変速で
きるようになつている。
この種の伝動系において、従来、バツクギヤー
は前進系よりも減速比を大きく取り、かつ主変速
部に組込むのが通常であり、従つて、後進時の最
高速は前進時のそれよりも遅いのが一般である。
しかし、走行伝動系に前後進切換装置を備え、
1本の前後進切換レバーで前進と後進とを簡単に
切換え得るようにした車輌の登場に伴ない、変速
装置側を前進の最高速にした状態で前後進切換装
置を後進にすれば、非常に速い速度で後進するこ
とになり、後進時の最高速が速くなりすぎる問題
が発生した。
本考案は、このような従来の問題点を解決する
ことを目的として提供されたものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、変速装置が高速で前後進切換が後進
の時にエンジン回転を減速せんとするものであつ
て、そのための具体的手段として、走行伝動系8
に、多段変速可能な変速装置11と、前後進切換
装置10とを備えた車輌において、前記変速装置
11の高速を検出する高速検出スイツチ28,2
9,30と、前記前後進切換装置10の後進を検
出する後進検出スイツチ19とを備え、これらの
検出スイツチ19,28,29,30が作動した
ときにエンジン7の燃料供給を絞る燃料カツト弁
41を、燃料噴射ポンプ40への燃料供給路に介
在したものである。
<作用> 変速装置11の各変速部12,13,14を高
速にセツトすると、高速検出スイツチ28,2
9,30が働く。また前後進切換装置10を後進
にセツトすると、後進検出スイツチ19が働く。
従つて、リレー50が動作し、減速ソレノイド4
6が働くので、燃料カツト弁41が全開から絞り
状態になり、燃料ポンプ40への燃料供給が絞ら
れるため、スロツトル弁の開度とは関係なく、エ
ンジン7への燃料供給が絞られ、エンジン回転が
下がる。
<実施例> 以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第2図において、1はトラクタ車体で、エン
ジン、ミツシヨンケース2等から成る。3は油圧
装置、4は後輪フエンダー、5は運転用の座席
で、左右の後輪フエンダー4間に架設された床カ
バー6上に設けられている。
エンジン7からの動力を後輪に伝達する走行伝
動系8には、第3図に示すようにクラツチ9、前
後進切換装置10、変速装置11等が設けられて
おり、また変速装置11は主変速部12、副変速
部13、クリープ変速部14等から成り、多段変
速可能である。
前後進切換装置10はミツシヨンケース2内に
設けられており、支持板15に枢支された切換レ
バー16によりロツド17、操作軸18等を介し
て切換操作可能であり、またその走査軸18に連
動して後進状態を検出する後進検出スイツチ19
が設けられている。
変速装置11もミツシヨンケース2内に設けら
れており、その主変速部12は変速台20に支持
された主変速レバー21により操作軸22を介し
て、副変速部13は支持板15に枢支された副変
速レバー23によりリンク機構24、操作軸25
を介して、またクリープ変速部14はクリープ変
速レバー26により操作軸27を介して夫々操作
できるようになつている。そして、各操作軸2
2,25,27に連動して、各変速部12,1
3,14の高速を検出する高速検出スイツチ2
8,29,30が設けられている。31はステツ
プである。
第1図は電気回路を示し、32はバツテリ、3
3はキースイツチで、オン接点34とオフ接点3
5とを有する。36はオルタネータ、37はレギ
ユレータ、38,39はオルタネータ36の動作
時に励磁して接点を閉じるリレーである。40は
エンジン(デイーゼル)7に対して燃料を供給す
る燃料噴射ポンプで、燃料カツト弁41が組込ま
れており、そのカツト弁41を操作するロツド4
2は、作動リンク43に連結されている。作動リ
ンク43は支軸44により枢支され、この作動リ
ンク43に停止ソレノイド45と減速ソレノイド
46とが連結されている。
停止ソレノイド45は停止タイマー47からリ
レー39の接点を介してキースイツチ33のオフ
接点35に接続されており、キースイツチ33を
オフ接点35に接続した後、一定時間だけ停止タ
イマー47を介して働くようになつている。
48はキースイツチ33のオン接点34側に入
れられたヒユーズボツクスで、これに後進検出ス
イツチ19を介してバツクランプ49が接続さ
れ、またバツクランプ49と並列に、高速検出ス
イツチ28,29,30とリレー50との直列回
路が接続されている。リレー50の接点51は、
減速ソレノイド46と共にヒユーズボツクス48
に接続されている。
燃料カツト弁41は、第4図に示すように送油
ポンプにつながるポート52と、燃料噴射ポンプ
40につながらるポート53と、リターン用のポ
ート54とを備えた本体55内にスプール56を
組込んで成る。スプール56は2つの絞り部5
7,58を有し、開状態と閉状態との中間に、エ
ンジン7への燃料の供給量を半分程度に絞る絞り
状態があるように構成されている。なお減速ソレ
ノイド46、カツト弁41等により燃料絞り手段
59が構成されている。
上記構成において、トラクタのエンジンは、作
業中、最大回転にセツトされている。この状態で
変速装置11の各変速部12,13,14を高速
にセツトすれば、高速検出スイツチ28,29,
30が働く。そして、前後進切換装置10を後進
にセツトして後進走行に入ろうとすると、後進検
出スイツチ19が働き、キースイツチ33のオン
接点34を含む閉回路が形成され、リレー50が
励磁する。従つて、接点51が閉じ、減速ソレノ
イド46が働き、作動リンク43、ロツド42を
介して燃料カツト弁41のスプール56を引くの
で、燃料カツト弁41が第4図Aの全開状態から
同Bの絞り状態となり、エンジン7への燃料供給
量が少なくなるため、エンジン回転が下がり、後
進に適した速度で後進する。この時、バツクラン
プ49も点灯する。
前後進切換装置10を前進にすれば、減速ソレ
ノイド46が作動せず、カツト弁41は全開に戻
る。
キースイツチ33をオフ接点35に入れてキー
ストツプをかけると、停止ソレノイド45が励磁
し、カツト弁41は第4図Cの如く閉状態となる
ので、燃料が止まりエンジンは停止する。
なおソレノイドを2段動作型とすれば、1個で
構成することもできる。
この2段動作型の場合は、第5図に示すように
停止ソレノイド45をそのまま利用し、停止タイ
マー47とは別に、リレー50の接点51を介し
てヒユーズボツクス48に接続しても良い。
このようにすれば、リレー50が働き、接点5
1が閉じると、停止ソレノイド45が動作して燃
料をカツト状態まで絞るので、エンジンが止ま
り、高速で後進することがない。
なお、既設のバツクランプ49の回路を利用し
て、高速検出スイツチ28,29,30を入れれ
ば、構成を簡単にで、安価に実施可能である。
<考案の効果> 本考案によれば、変速装置が高速で前後進切換
装置が後進の時に、絞り手段が動作して、エンジ
ンの燃料供給を絞るので、エンジン回転が抑制さ
れ、高速での後進がなくなる。
また、本考案によれば、前記燃料カツト弁を燃
料噴射ポンプとは別個に、燃料供給路に設けてい
るので、燃料噴射ポンプのスロツトル弁を操作す
るものに比べて、構造が簡単になる。即ち、燃料
噴射ポンプのスロツトルを操作する場合は、該ス
ロツトルはアクセル操作系統に連結されているた
め、その操作系統が複雑になるが、本考案では、
燃料噴射ポンプとは別の燃料カツト弁にて燃料を
絞つているので、構造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図は同トラクタの断面側面図、第3図は同伝動系
の説明図、第4図A〜Cは同燃料カツト弁の断面
図、第5図は別の実施例を示す回路図である。 7……エンジン、8……走行伝動系、10……
前後進切換装置、11……変速装置、19……後
進検出スイツチ、28〜30……高速検出スイツ
チ、41……燃料カツト弁、46……減速ソレノ
イド、59……燃料絞り手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行伝動系8に、多段変速可能な変速装置11
    と、前後進切換装置10とを備えた車輌におい
    て、前記変速装置11の高速を検出する高速検出
    スイツチ28,29,30と、前記前後進切換装
    置10の後進を検出する後進検出スイツチ19と
    を備え、これらの検出スイツチ19,28,2
    9,30が作動したときにエンジン7の燃料供給
    を絞る燃料カツト弁41を、燃料噴射ポンプ40
    への燃料供給路に介在したことを特徴とする車輌
    の高速後進牽制装置。
JP1985137105U 1985-09-06 1985-09-06 Expired - Lifetime JPH0534996Y2 (ja)

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JP1985137105U JPH0534996Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

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JPS6243939U JPS6243939U (ja) 1987-03-17
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JP2004156634A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Iseki & Co Ltd 走行車輌

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JPS6243939U (ja) 1987-03-17

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