JPH01197132A - 車両用定速走行装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車等の車両の走行速度を自動的に一定に
維持するように制御する車両用定速走行装置に関する。

（従来技術） 従来、例えば実開昭５９−８５３４５号公報に開示され
ているように、自動車の走行時において、車速か所望の
速度となったときに、その車速を運転者の操作によって
設定車速として記憶するとともに、それ以後はこの設定
車速を維持するようにアクチュエータによってエンジン
のスロットルバルブを自動的に制御するようにした定速
走行装置が知られている。

このような定速走行装置では、定速走行制御状態におい
て、運転者がブレーキペダルを踏むかクラッチペダルを
踏むか（ＭＴ車の場合）の何れかの操作によって定速走
行制御状態が解除されるようになっている。さらに、定
速走行制御中に登板路にさしかかり、車速か設定車速に
対して所定の値以上低下した場合にも定速走行制御が解
除されるようになっているが、その後リジュームスイッ
チをＯＮ操作することにより、解除前の設定車速に復帰
させることができる。

しかしながら、従来の定速走行装置においては、上記リ
ジュームスイッチのＯＮ操作による加速中に自動車がカ
ーブを曲がる場合であっても、直進の場合と同様の加速
制御が行なわれていたため、設定車速が高速の場合、自
動車に多大の遠心力がかかり、運転者が不安に惑じたり
、特に低μ路では走安性が低下するおそれがあり、より
いっそうの改善が必要であった。

（発明の目的） そこで本発明は定速走行制御中の加速時に自動車が旋回
する場合に生じる上述のような問題を効果的に解決しう
る車両用定速走行装置を提供することを目的とする。

（発明の構成） 本発明は、第１図に示すように、車両の旋回を検出する
旋回検出手段５１と、定速走行制御中の加速時に、上記
旋回検出子’ｌＧ５１により車両の旋回が検出された場
合、これに応答して車両の加速率を低減するようにアク
チュエータ５３を制御する加速制御手段５２とを備えて
いることを特徴とする。

（発明の効果） 本発明によれば、定速走行制御中の加速時に車両が旋回
する場合は加速率が低下するようにアクチュエータが制
御されるので、運転者が不安に感じたり、車両の走行が
不安定になったりするのを防止することができる。

（実　施　例） 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第２図に示すように、定速走行装置は、バッテリ１から
イグニッションスイッチ２を経由して導かれる電源回路
３にメインスイッチ４を介して接続された制御装置５を
有し、この制御装置５に、車速設定手段としてのセット
スイッチ６、リジュームスイッチ７およびコーストスイ
ンチ８からの信号と、車速センサ９からの信号と、前輪
の操舵角を検出する舵角センサ２５からの信号とが入力
され、また制御装置５からアクチュエータ１０のモータ
１１および電磁クラッチ１２に駆動電流が供給されるよ
うになっている。

上記セットスイッチ６、リジュームスイッチ７およびコ
ーストスイッチ８は、制御装置５とアースとの間に接続
されているが、上記車速センサ９の信号が示す車速か例
えば４０〜１１０ｋｆｆＩ／ｈの範囲にある場合におい
て所望の車速となったときに上記セットスイッチ６をＯ
Ｎ操作することにより、その時の車速を定速走行の設定
車速として設定することができる。また、リジュームス
イッチ７は、上記メインスイッチ４の○ＦＦ操作以外の
原因で定速走行制御が解除された場合においてこれをＯ
Ｎ操作することにより、解除前の設定車速に復帰させる
ものである。さらに、コーストスイッチ８は、定速走行
中において減速する場合に使用するもので、ＯＮ操作中
車速が低下するようになっている。

そして、これらのスイッチ６〜８の操作と車速センサ９
からの信号と、舵角センサ２５からの信号とに基づいて
、制御装置５はアクチュエータ１０のモータ１１および
電磁クラッチ１２を制御するようになっている。

アクチュエータ１０は、モータ１１、電磁クラッチ１２
．２個のリミットスイッチ１３．１４および遊星歯車機
構（図示は省略）によって構成され、モータ１１は電源
の極性を変えることにより正、逆転する。また、電磁ク
ラッチは、通常ＯＮ状態にあり、このＯＮ状態で遊星歯
車機構のインターナルギヤを固定し、定速走行制御の解
除状態でのみＯＦＦとなり、インターナルギヤをフリー
状態にする。さらにリミットスイッチ１３．１４は、加
速、減速の連続モードによるモータ焼損を避けるため、
スロットルバルブの全開および全閉時にモータ電源をカ
ントするようになっている。

さらに、この定速走行装置には、定速走行制御を解除す
るための解除指令を発生する手段としてキャンセルスイ
ッチ群が電源１と制御装置５との間に設けられている。

すなわち、ブレーキペダルを踏みこむことによってＯＮ
状態になるストップスイッチ１５と、クラッチペダルを
操作することによって０Ｎ４ｉ″態になるタラッチスイ
ノチ１６（ＭＴ車のみ）とが並列に配置されており、ま
た、ブレーキ操作時にＯＮ状態になってストップランプ
１７を点燈するためのストップランプスイソチｌ８も制
御装置５に接続されている。さらに電子制御ＡＴ車にお
いては、セレクタがＰまたはＮの位置にあるときにのみ
ＯＮ状態になってスタータ・モータ１９の作動を可能に
するインヒビタスイッチ２０が設けられているが、この
スイッチ２０も制御装置５に接続されている。２１は電
子制御Ａ　Ｔ　装置のコントロールユニットである。

一方、制御装置５は、セントスイッチ６、リジュームス
イッチ７、コーストスイッチ８等からの信号および舵角
センサ２５からの信号が供給される車速記憶設定回路２
２と、通常加速モード、ホールドモード、減速モードま
たはキャンセルモードをそれぞれ切換えられて、対応す
る出力を発生するスイッチングモード回路２３と、２個
のリレーＲｙｌ、Ｒｙ２と、これらリレーＲｙ１、Ｒｙ
２を駆動するためのトランジスタＴｒｉ、Ｔｒ２および
電磁クラッチ１２を０Ｎ−ＯＦＦするためのトランジス
タＴｒ３を備えている。

以上が本発明による定速走行装置の１実施例の構成であ
るが、次にその各モードの動作について説明する。

（１）　　定速走行セント 通常のアクセル操作で走行中、メインスイッチ４のＯＮ
状態で、ある任意の速度（４０〜１１０ｋｍ　／　ｈ　
）でセットスイッチ６をＯＮにすると、制御装置５内の
車速記憶設定回路２２にその車速か記憶され、同時にス
イッチングモード回路２３は通常加速モードとなる。そ
してトランジスタＴｒｉがＯＮとなり、リレーＲｙｌが
電源側に切換ねるとともに、トランジスタＴｒ３がＯＮ
になる。したがってアクチュエータ１０では、電磁クラ
ッチ１２がＯＮになり、かつリレーＲｙｌの作動でモー
タ１１が正転し、アクセルワイヤを引張るので車速か増
加する。

車速か設定速度になると、車速記憶設定回路２２がスイ
ッチングモード回路２３をホールドモードに切換え、ト
ランジスタＴｒ３はＯＮのままトランジスタＴｒｉをＯ
ＦＦすることにより、リレーＲｙｌがＯＦＦになり、モ
ータ１１が停止する。

そして電磁クラッチ１２の作動のみによってアクセルワ
イヤを保持し、定速状態を保つ。

（２）　　定速走行中の速度変更 ある任意の速度で定速走行中に、設定速度を高（したい
場合は、再度セントスイッチ６をＯＮＬ続けることによ
り、スイッチングモード回路２３が通常加速モードとな
り、車速か増加する。そしてセットスイッチ６をＯＦＦ
した時点で、そのときの車速か車速記憶設定回路２２に
記憶される。

また設定速度を低くしたい場合は、コーストスインチ８
をＯＮ　シ続けることにより、スイッチングモード回路
２３が減速モードとなり、トランジスタＴｒ２がおよび
リレーＲｙ２がＯＮしてモータ１１が逆転し、車速は低
下して行く、そしてコーストスイッチ８をＯＦＦにした
時点でそのときの車速か記憶される。

（３）定速走行制御の解除 定速走行制御中に、例えばブレーキペダルを踏んだ場合
、キャンセルスイッチ群のうちのストップスイッチ１５
およびストップランプスイッチ１８がＯＮになり、スイ
ッチングモード回路２３はこれらキャンセルスイッチか
らの解除指令を検知してキャンセルモードになり、トラ
ンジスタＴｒｉ〜Ｔｒ３がすべてＯＦＦになる。したが
って電磁クラッチ１２がＯＦＦとなり、アクセルワイヤ
は元の状態となって定速走行制御は解除される。ただし
この場合、車速記憶設定回路２２に記憶されているキャ
ンセル前の車速は、イグニッションスイッチ２またはメ
インスイッチ４を○ＦＦＬない限り消えないようになっ
ている。また急激な道路状況の変化で実際の車速が設定
車速よりも１５±２ｋｍ　／　ｈ以上低下したときも定
速走行制御は解除される。

（４）定速走行制御の復帰 定速走行制御の解除後、再びアクセル操作で車速を約４
Ｑｋｍ／ｈ以上に保ち、リジュームスイッチ７をＯＮに
すると、キャンセル前の設定車速に復帰し、定速走行制
御が再開される。そこでトランジスタＴｒｉがＯＮとな
り、リレーＲｙ１が電源側に切換わるとともに、トラン
ジスタＴｒ３がＯＮとなる。そして、実際の車速を車速
記憶設定回路２２内に記憶されている設定車速に近づけ
るべく加速が開始される。

上記リジュームスイッチ７のＯＮ操作による加速中に、
自動車がカーブを曲り舵角センサ２５が旋回を検出する
と、制御装置５は加速率を低減するようにアクチュエー
タ１０を制御してスロットル開度を絞るが、その加速率
の低減度合は、舵角量に比例して大きくなるようにあら
かじめプログラムされている。また、ポテンショメータ
よりなる舵角センサ２５の出力電圧に一定のしきい値が
設けられており、舵角センサ２５の出力がこのしきい値
を越えた場合にのみ、上述の加速率低減制御が行なわれ
るようになっている。

第３図［ａｌ、（′ｂ）は、リジュームスイッチ７がＯ
Ｎ操作されてから、車速か設定車速に復帰するまでの時
間と車速との関係を示したグラフであり、第３図ｆａｌ
の直進時では、短時間Ｔ１経過後に設定車速に復帰した
のに対し、第３図（ｂ）の旋回時には加速率の低減制御
により、設定車速まで復帰するのに上記時間Ｔ１よりも
長い時間Ｔ２を要したことを示している。

なお、上述の実施例では、舵角センサ２５によって車両
の旋回を検出しているが、舵角センサ２５の代りに横Ｇ
センサを用いて車両の旋回を検出してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による定速走行装置の概略構成図、第２
図は本発明の実施例の回路構成図、第３図（ａｌ、（ｂ
ｌはリジュームスイッチを操作した場合の直進時および
旋回時における車速の復帰状態をそれぞれ示すグラフで
ある。　　。 ４−・・メインスイッチ　　　５−・制御装置６−セン
トスイッチ　　　９−車速センサ１０−アクチュエータ
　　１１−モータ１２−電磁クラッチ ２２　車速記憶設定回路 ２３−スイッチングモード回路 ２５−舵角センサ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　車両の走行速度を検知してその走行速度を所望の設定
   速度に近づけるように制御する車両用定速走行装置にお
   いて、 車両の旋回を検出する旋回検出手段と、 定速走行制御中の加速時に、上記旋回検出手段により車
   両の旋回が検出された場合、これに応答して車両の加速
   率を低減させるように制御する加速制御手段と、 を備えていることを特徴とする車両用定速走行装置。