JPH0629094Y2 - 自動変速装置を有するトーイングトラクタの安全装置 - Google Patents

自動変速装置を有するトーイングトラクタの安全装置

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JPH0629094Y2
JPH0629094Y2 JP1989060859U JP6085989U JPH0629094Y2 JP H0629094 Y2 JPH0629094 Y2 JP H0629094Y2 JP 1989060859 U JP1989060859 U JP 1989060859U JP 6085989 U JP6085989 U JP 6085989U JP H0629094 Y2 JPH0629094 Y2 JP H0629094Y2
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勝夫 梶野
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トルクコンバータ等の自動変速装置を搭載し
た産業車両、とくに航空機やトレーラ等のけん引作業に
使用されるトーイングトラクタの安全装置に関する。
(従来の技術) 一般に、自動変速装置を搭載した車両においては、キー
スイッチをオフにしない限り常にエンジンは回転してい
る。つまり、運転者が前後進レバーをニュートラル位置
以外の位置に入れたままで駐車ブレーキを掛けて運転席
を離れることが可能となっている。従って、仮にこのよ
うな降車の仕方をした場合には、前記駐車ブレーキが甘
く車両の走行力がブレーキ力に勝ったときは車両が動き
出すということになる。
そのため、このような不具合を解決するものとして、セ
ンサによって運転車が居ないと判断し、かつ前後進レバ
ーがニュートラル位置以外の位置に入っている時、エン
ジンに対する燃料供給を停止するようにした安全装置が
提案されており、第3図はこのような安全装置を示した
ものである。
この安全装置は、ディーゼルエンジン車を対象にしたも
ので、バッテリ1に対して燃料噴射量制御装置5をキー
スイッチ2と常開式のリレースイッチ3とを介して直列
に接続する一方、リレースイッチ3を作動させるリレー
コイル4に対して、自動変速装置のシフトレバーのニュ
ートラル位置を検出するニュートラルスイッチ6と、運
転者の着座状態を検出するシートスイッチ7とを並列に
備えた回路を直列に接続したものである。
すなわち、ニュートラルスイッチ6とシートスイッチ7
とのいずれか一方がオンになると、リレーコイル4が励
磁され、リレースイッチ3がオンとなって、エンジンの
作動が可能となるが、エンジン駆動中において、両スイ
ッチ6,7が共にオフのとき、つまりキースイッチ2が
オンの状態でシフトレバーをニュートラル位置以外の前
進位置又は後進位置に入れたままで運転者が運転席から
離れたときには、リレーコイル4の励磁が解かれ、リレ
ースイッチ3がオフとなって燃料噴射量制御装置5に対
する通電が断たれるため、該燃料噴射量制御装置5の1
つの機能である燃料カット作用が行なわれ、エンジンが
停止されるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) 上述した安全装置の場合は、運転者の在席の有無をシー
トスイッチによって判断していることから、たとえば走
行レバーが前進位置に切換えられた走行中において、車
両の振動等によって運転者の尻が運転席から浮き上がる
と、シートスイッチがオフとなりエンジンが停止される
ことが起り得るが、このような瞬時的なシートスイッチ
のオフ作用に対しては、たとえば遅延回路の併設によっ
てエンジン停止を回避することが可能である。ところ
が、とくに車両の後進時には前進時に比べると尻が中央
から外れ易く、かつまた浮き気味の姿勢となり易く、そ
のような場合には、運転者不在と判断されてしまう。
従って、産業車両の中でも、とくに第2図に示すような
航空機やトレーラ等のけん引作業に使用されるトーイン
グトラクタの場合には、トレーラ等との連結作業を行な
うべくトレーラに向って車両を後進させる場合に、運転
者は片手で連結器13のドローバーを引上げるようレバ
ー14を操作して後進するので、このときの姿勢は上述
の状態になり易く、その結果、運転者不在と判断されて
エンジンが停止することがある。すなわち、従来の安全
装置はトーイングトラクタ用としては不向きなものであ
った。
そこで本考案は、以上の問題に鑑み、車両後進時のとく
に連結器を操作しながらの後進時における誤動作を防止
し得るように改良された自動変速装置を搭載したトーイ
ングトラクタ用として好適な安全装置を提供すること
を、その目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するために次のように構成し
ている。
キースイッチと、エンジンを制御する電気回路との間に
はスイッチング手段が挿入されており、このスイッチン
グ手段に対して、自動変速装置におけるシフトレバーの
ニュートラル位置を検出するニュートラル検出器と、運
転者の着座状態を検出する着座検出器と、連結器におけ
る操作レバーの操作状態を検出するドローバー検出器と
を並列に備えた回路を直列に接続されている。そして、
前記各検出器のうちのいずれか1つの検出器から検出信
号が出力されている限りスイッチング手段をオン状態に
保持し、検出信号が1つも出力されないときはスイッチ
ング手段をオフに切換える構成としている。
(作用) 上述のように構成された本考案においては、自動変速装
置のシフトレバーがニュートラル位置に入れられている
ときあるいは運転手が着座しているときには、検出器か
らの検出信号によりスイッチング手段がオンとなり、エ
ンジンの始動が可能となる。そして、前進走行時には運
転者の着座姿勢が普通である限り着座検出器からの検出
信号によりスイッチング手段のオン状態が維持され、ま
たトレーラ等との連結作業を行なうべく連結器の操作レ
バーを操作して後進するときはドローバー検出器からの
検出信号によりスイッチング手段のオン状態が保持され
る。このため、走行中の、とくにトレーラ等との連結の
ために後進する場合において、不自然な着座姿勢に起因
して着座検出器からの検出信号が出力されなかったとし
てもエンジンが停止することはない。
一方、シフトレバーをニュートラル位置以外の前進位置
又は後進位置に入れたまま運転者が運転席から離れたと
きは、連結器のレバーが非操作状態にあるため、各検出
器のいずれからも検出信号が出力されず、従ってスイッ
チング手段がオフとなりエンジン制御用の電気回路に対
する通電が遮断されてエンジンが停止される。
(実施例) 以下、ディーゼルエンジンのトーイングトラクタを対象
として具体化した本考案の実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
本実施例の安全装置を示す第1図の電気回路図におい
て、エンジンを制御する電気回路、具体的には列型噴射
ポンプ搭載ディーゼルエンジンの燃料噴射量を電気的に
制御する装置5(以下、燃料噴射量制御装置という)は
キースイッチ2及びスイッチング手段として常開式のリ
レースイッチ3を介してバッテリ1に接続されている。
リレースイッチ3を作動させるリレーコイル4は前記の
キースイッチ2、リレースイッチ3及び燃料噴射量制御
装置5を含む閉回路に対して並列に接続され、さらにこ
のリレーコイル4には、自動変速装置のシフトレバーが
ニュートラル位置に入れられたときにオンとなるニュー
トラル位置検出用のニュートラルスイッチ6と、運転者
が着座したときにオンとなる着座状態検出用のシートス
イッチ7と、連結器のドローバーが引上げられたときに
オンとなるドローバー引上げ検出用のドローバースイッ
チ8と、ブレーキペダルが踏込まれたときにオンなるフ
ットブレーキ作動検出用のブレーキペダルスイッチ9
と、アクセルペダルが踏込まれたときにオンとなるアク
セル作動検出用のアクセルペダルスイッチ10と、フッ
トレストに足が乗せられているときにオンとなるフット
レスト検出用のフットレストスイッチ11とを並列に備
えた回路が直列に接続されている。
そして、第2図に示すように前記各検出用スイッチのう
ち、シートスイッチ7は運転席のシートクッション12
に埋設され、ドローバースイッチ8は車体後部に設けら
れた連結器13の操作レバー14によって作動される位
置に取付けられている。なお、ニュートラルスイッチ
6、ブレーキペダルスイッチ9、アクセルペダルスイッ
チ10、フットレストスイッチ11については特に図示
はしないが、当該部位に検出可能に設定される。
本実施例は上述のように構成したものであり、従って前
記並列回路を構成している各検出用スイッチのうちのい
ずれか1つがオンされれば、リレーコイル4が励磁され
てリレースイッチ3がオンになるため、この状態でキー
スイッチ2がオンされれば、スタータ(図示省略)と共
に燃料噴射量制御装置5が作動され、エンジンが始動さ
れることになる。
通常のトーイングトラクタの走行中にあっては、自動変
速装置のシフトレバーが前進位置又は後進位置に入れら
れているため、ニュートラルスイッチ6はオフになって
いるが、普通であれば、少なくとも運転者の着座状態検
出用のシートスイッチ7がオンであるため、エンジンの
回転は継続される。そして、走行中には右足によってア
クセルペダルやブレーキペダルが踏まれ、また左足がフ
ットレストに乗せられていることから、アクセルペダル
スイッチ10とブレーキペダルスイッチ9とのうちのい
ずれか一方と、フットレストスイッチ11がオンになる
ため、仮に運転者の着座姿勢によってシートクッション
に作用する圧力が不足してシートスイッチ6がオフにな
ったとしても、エンジンが停止することはない。
一方、トレーラ等との連結作業を行なうべく第2図に仮
想線で示すように連結器13の操作レバー14をドロー
バー引上げ側へ操作したもとでトーイングトラクタを後
進する場合は、運転者が後向きとなることによって尻が
シートクッション12の中央から外れ易く、かつまた浮
き気味の姿勢となり易いため、シートスイッチ7がオフ
となる可能性があるが、このときドローバー引上げ検出
用のドローバースイッチ8がオンとなっているため、エ
ンジンが停止するおそれはない。
すなわち、本実施例は運転者の在席をシートスイッチ6
以外のスイッチによって検出するようにしたことによ
り、シートスイッチ7のみに依存していた従来の安全装
置に比較して運転者が在席しているにも拘らず、不在席
と判断されてエンジンが停止されるというトラブルを未
然に防止し得るものである。
そして、運転者がシフトレバーを前進位置又は後進位置
に入れたままで駐車ブレーキを掛けて運転席を離れた場
合にあっては、検出用の全てのスイッチ6,7,8,
9,10,11がオフとなり、リレーコイル4の励磁が
解かれ、リレースイッチ3がオフとなるため、燃料噴射
量制御装置5に対する通電が断たれ、該燃料噴射量制御
装置5の1つの機能である通電オフ時の燃料供給カット
作用が行なわれ、エンジンが停止されて車両の暴走が防
止される。
なお、本実施例はディーゼルエンジン車を対象として説
明したが、スイッチング手段としてのリレーをキースイ
ッチと点火装置におけるイグニッションコイルとの間に
挿入すれば、ガソリンエンジン車には適用することが可
能である。また、スイッチング手段は図示のリレーに限
らず、たとえばトランジスタを利用しても差支えなく、
さらには検出用の各スイッチはリミットスイッチに限る
ものではない。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案の自動変速装置を搭載した
トーイングトラクタの安全装置によれば、運転者がエン
ジンをかけたまま運転席から離れた場合の車両の暴走を
防止し得ることは勿論のこと、とくに連結器を操作しな
がら後進する場合に起り得る安全装置の誤操作によるエ
ンジン停止というトラブルを防止することができる。ま
た、スイッチ等のドローバー引上げ検出器を追加するだ
けであるから、構造が簡単で、かつ安価であり、既存の
車両にも簡単に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す安全装置の電気回路図、
第2図はトーイングトラクタの概略側面図、第3図は従
来の安全装置の電気回路図である。 1…バッテリ 2…キースイッチ 3…リレースイッチ 4…リレーコイル 5…燃料噴射量制御装置 6…ニュートラルスイッチ 7…シートスイッチ 8……ドローバースイッチ 13…連結器 14…操作レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キースイッチと、エンジンを制御する電気
    回路との間に挿入されたスイッチング手段に、自動変速
    装置におけるシフトレバーのニュートラル位置を検出す
    るニュートラル位置検出器と、運転者の着座状態を検出
    する着座検出器と、連結器における操作レバーの操作状
    態を検出するドローバー検出器とを並列に備えた回路を
    直列に接続し、前記各検出器のうちのいずれか1つの検
    出器から検出信号が出力されている限りスイッチング手
    段をオン状態に保持し、検出信号が1つも出力されない
    ときはスイッチング手段をオフに切換える構成とした自
    動変速装置を有するトーイングトラクタの安全装置。
JP1989060859U 1989-05-25 1989-05-25 自動変速装置を有するトーイングトラクタの安全装置 Expired - Lifetime JPH0629094Y2 (ja)

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