JPH05341229A - 光アイソレータ - Google Patents

光アイソレータ

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Publication number
JPH05341229A
JPH05341229A JP16992592A JP16992592A JPH05341229A JP H05341229 A JPH05341229 A JP H05341229A JP 16992592 A JP16992592 A JP 16992592A JP 16992592 A JP16992592 A JP 16992592A JP H05341229 A JPH05341229 A JP H05341229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarization
polarized light
plane
optical
polarizer
Prior art date
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Pending
Application number
JP16992592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nakajima
和宏 中島
Hiroo Numajiri
裕夫 沼尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP16992592A priority Critical patent/JPH05341229A/ja
Publication of JPH05341229A publication Critical patent/JPH05341229A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏波無依存型の光アイソレータを提供する。 【構成】 一対の偏光分離・合成素子の間に偏光子、フ
ァラデー回転子及び偏光回転子を配置し、分離された2
つの偏光の偏光面が一致している場合又は何れかの偏光
を回転せしめて一致せしめた場合は、該偏光面に合わせ
て1個の偏光子を用い、2つの偏光の偏光面が90°相
違する場合又は何れかの偏光を回転せしめて90°相違
せしめた場合は、それぞれの偏光面に合わせて2個の偏
光子を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光アイソレータ、特に
入射光の偏光面を考慮することなく作動しうるようにし
た偏波無依存型光アイソレータに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の光アイソレータの構成例を
示している。この光アイソレータでは入射光が第一の偏
光子1を通過した後にファラデー回転子2によってその
偏光面が45度回転し、更に該第一の偏光子1に対して
45度傾いた偏光面を有する第二の偏光子3を通過す
る。一方、上記入射光とは逆方向の反射戻り光は第二の
偏光子3に対して偏光面が一致した成分のみが該第二の
偏光子3を通過し、この後上記ファラデー回転子2によ
ってその偏光面が更に45度回転する。従って、ファラ
デー回転子2を通過したかかる反射戻り光は第一の偏光
子1に対してその偏光面が90度回転していることにな
り、これにより、上記入射光の入射側までには到達する
ことができなくなる。このように従来の光アイソレータ
によれば上記逆方向の反射戻り光が遮断され、この種の
光アイソレータ機能が発揮される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の光アイソレータでは、入射光の偏光面に対して第
一の偏光子1の偏光面を一致させておく必要があるた
め、特に偏光面を予め特定することができない光伝送系
においては、その機能を有効に発揮することができない
という問題があった。これは入射光の偏光面の傾きに依
存せざるを得ない構造になっているためである。
【0004】本発明はこのような実情に鑑み、入射光の
偏光面を全く考慮することなく光アイソレータとしての
機能が発揮されるようにした偏波無依存型の光アイソレ
ータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の光アイソレータの第1は、任意の偏光面を有す
る偏光を、互いに90度の角度をなす偏光面を持つ2つ
の偏光に分離すると共に一方の偏光は入射光と同一の光
軸で出射し、他方の偏光は該光軸と並行な別の光軸で出
射する偏光分離・合成素子一対を対向配置し、この2素
子間の2光路上に偏光子、ファラデー回転子及び偏光回
転子を順に配設し、該偏光子は分離された各偏光の偏光
面と一致するように光路毎に設けられている点に特徴が
ある。
【0006】又、本発明の光アイソレータの第2は、任
意の偏光面を有する偏光を、互いに90度の角度をなす
偏光面を持つ2つの偏光に分離すると共に一方の偏光は
入射光と同一の光軸で出射し、他方の偏光は該光軸と平
行な別の光軸で出射する偏光分離・合成素子一対を対向
配置し、該各素子に近接して何れか一方の光路にλ/2
板を置いて2光路の偏光面を一致させ、前記2つのλ/
2板の間の2光路上に偏光子、ファラデー回転子及び偏
光回転子を順に配設し、該偏光子は前記2光路の偏光面
と一致するようにされている点に特徴がある。
【0007】
【作用】本発明によれば任意の偏光面を有する入射光は
先ず入射側の偏光分離・合成素子によって互いに90度
の角度をなす偏光面を有する二つの偏光に分離される。
そして、各々の光路の偏光成分に偏光面を合わせた偏光
子へそれぞれ入射される。次にファラデー回転子によっ
てその偏光面が45度回転した後、偏光回転子によって
再びもとの偏光面にもどされ、かかる二つの偏光成分は
出射側の偏光分離・合成素子により合成される。
【0008】他方、任意の偏光面を有する逆方向の光は
まず出射側の偏光分離・合成素子により特定の偏光面を
有する二つの光路に分離される。次に偏光回転子によっ
てその偏光面が45度回転した後、ファラデー回転子に
よってさらに45度回転する。そのためかかる二つの光
路の偏光面は偏光子の偏光面に対して90度回転してい
ることになり、入射側へは戻ることができない。
【0009】
【実施例】図1は本発明の光アイソレータの1構成例を
示す図である。図の上段は各素子の配列を表し、中段は
入射光の各段階における偏光面の変化、下段は戻り光の
各段階における偏光面の変化を示しており、偏光面を示
す矢印は光軸端から見た状態で示してある。図2、図3
においても同様である。まず図1において、偏光分離・
合成素子4は偏光ビームスプリッタ5、反射プリズム6
から成り、偏光ビームスプリッタ側にλ/2板が配置さ
れている。また、8は偏光子、9はファラデー回転子で
あり10はλ/2板より成る偏光回転子である。
【0010】上記の場合、入射光はまず偏光分離・合成
素子4を構成する偏光ビームスプリッタ5の作用により
互いに90度の角度をなす特定な偏光面を有する二つの
偏光に分離される。このとき二つの偏光のうち一方は入
射光と同一の光軸を持つ光路Bを、他方は光路Bと90
度の角度をなす光軸を有する光路Aを進行する。
【0011】光路Aには偏光分離・合成素子4を構成す
る反射プリズム10が配設されており、光路Aを進行す
る偏光は反射プリズム10によって反射されて光路Bと
平行な光軸を有する偏光となる。また、光路Bには偏光
分離・合成素子4に近接してλ/2板7が配設されてお
り、光路Bを進行する偏光はλ/2板7によって偏光面
が90度回転する。すなわち、入射光は偏光分離・合成
素子4によって、特定な同一の偏光面をもち入射光に平
行な光軸をもつ二つの光路A,Bの偏光成分に分離され
たことになる。
【0012】次に、これら分離された2つの偏光成分は
上記偏光子8を通過する。このとき偏光子8の偏光面は
光路A,Bの偏光成分の偏光面に一致するように配置さ
れる。さらに二つの光路の偏光成分はファラデー回転子
9によって偏光面が45度回転し、偏光回転子10によ
って分離された時と同一の偏光面に戻される。したがっ
て光路A,Bの偏光成分は入射側の偏光分離・合成素子
4と同様に構成されて成る出射側の偏光分離・合成素子
4によって再び合成され出射する。
【0013】他方、出射側より入射する戻り光は、まず
偏光分離・合成素子8の作用により特定な同一の偏光面
をもつ二つの光路A,Bの偏光成分に分離され、光路A
を進行する偏光はλ/2板7によって偏光面が90度回
転する結果、光路Bを進行する戻り光の偏光面と一致す
る。そして、偏光回転子10の作用によって偏光面が4
5度、さらにファラデー回転子9によって45度、合計
90度回転する。したがってかかる二つの光路A,Bの
偏光成分の偏光面は偏光子8の偏光面に対して90度の
角度をなすため偏光子8を通過することが出来ず、入射
側へは戻らない。
【0014】又、図2において、11は入射側および出
射側に配置されたTiO2 (ルチル)複屈折板より成る
偏光分離・合成素子である。また、8a,8bは偏光面
が90°異なる偏光子である。
【0015】上記の場合、入射光はまず偏光分離・合成
素子4の作用により互いに90度の角度をなす特定な偏
光面をもち入射光に平行な光軸をもつ二つの光路A,B
の偏光成分に分離される。そして、これら分離された2
つの偏光成分はそれぞれの光路A,Bに配置された上記
偏光子8a,8bを通過する。この時偏光子8a,8b
の偏光面はそれぞれの光路の偏光面に一致するように配
置される。さらに、二つの光路の偏光成分はファラデー
回転子9によって偏光面が45度回転し、偏光回転子1
0によって分離された時と同一の偏光面に戻される。し
たがって光路A,Bの偏光成分は偏光分離・合成素子4
によって再び合成され出射される。
【0016】他方、出射側より入射した戻り光はまず偏
光分離・合成素子4の作用により互いに90度の角度を
なす特定な偏光面をもつ上記二つの光路A,Bの偏光成
分に分離される。そして、偏光回転子10によって偏光
面が45度、さらにファラデー回転子9によって45
度、合計90度回転する。したがって二つの光路A,B
の偏光成分の偏光面はそれぞれの光路に配置された偏光
子8a,8bの偏光面に対して90度の角度をなすため
偏光子8a,8bを通過することが出来ず、入射側へは
戻らない。
【0017】図2の2つの複屈折板11に近接して光路
A,Bの何れか一方に図1に示すようなλ/2板を配置
すれば2つの光路の偏光面は一致するので偏光子は図1
のように1個にすることができ、一方図1のλ/2板を
取除けば、2つの光路の偏光面は90°変るので、偏光
子8は図2のように2個必要となる。
【0018】
【発明の効果】このように本発明によれば、入射光の偏
光面が予め特定できないような光伝送系であっても偏光
面の状態を考慮することなく光アイソレータとしての機
能を十分有効に発揮させることができるので実用的効果
等の点でも優れている。また、空間ビーム光や光ファイ
バー用として利用することができるのはもちろんである
が、その場合に既存の光アイソレータと簡単に置換する
ことが可能であり工業上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光アイソレータの1構成例を示す
図である。
【図2】本発明による光アイソレータの他の構成例を示
す図である。
【図3】従来の光アイソレータの構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 第一の偏光子 2 ファラデー回転子 3 第二の偏光子 4 偏光分離・合成素子 5 偏光ビームスプリッタ 6 反射プリズム 7 λ/2板 8,8a,8b 偏光子 9 ファラデー回転子 10 偏光回転子 11 TiO2 (ルチル)複屈折板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の偏光面を有する偏光を、互いに9
    0度の角度をなす偏光面を持つ2つの偏光に分離すると
    共に一方の偏光は入射光と同一の光軸で出射し、他方の
    偏光は該光軸と並行な別の光軸で出射する偏光分離・合
    成素子一対を対向配置し、この2素子間の2光路上に偏
    光子、ファラデー回転子及び偏光回転子を順に配設し、
    該偏光子は分離された各偏光の偏光面と一致するように
    光路毎に設けられてなる、光アイソレータ。
  2. 【請求項2】 任意の偏光面を有する偏光を、互いに9
    0度の角度をなす偏光面を持つ2つの偏光に分離すると
    共に一方の偏光は入射光と同一の光軸で出射し、他方の
    偏光は該光軸と平行な別の光軸で出射する偏光分離・合
    成素子一対を対向配置し、該各素子に近接して何れか一
    方の光路にλ/2板を置いて2光路の偏光面を一致さ
    せ、前記2つのλ/2板の間の2光路上に偏光子、ファ
    ラデー回転子及び偏光回転子を順に配設し、該偏光子は
    前記2光路の偏光面と一致するようにされてなる、光ア
    イソレータ。
JP16992592A 1992-06-05 1992-06-05 光アイソレータ Pending JPH05341229A (ja)

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JP16992592A JPH05341229A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 光アイソレータ

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JP16992592A Pending JPH05341229A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 光アイソレータ

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JP (1) JPH05341229A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7361884B2 (en) 2006-08-14 2008-04-22 Fujitsu Limited Polarization independent optical isolator and optical transmitting/receiving apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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