JPH0527200A - 偏波カプラ - Google Patents

偏波カプラ

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JPH0527200A
JPH0527200A JP17792091A JP17792091A JPH0527200A JP H0527200 A JPH0527200 A JP H0527200A JP 17792091 A JP17792091 A JP 17792091A JP 17792091 A JP17792091 A JP 17792091A JP H0527200 A JPH0527200 A JP H0527200A
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JP
Japan
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polarization
polarized light
light
beam splitter
coupler
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17792091A
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English (en)
Inventor
三郎 ▲う▼野
Saburou Uno
Norihisa Naganuma
典久 長沼
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は偏波カプラに関し、同一波長の光源を
何段にも多重化することができる偏波カプラの提供を目
的とする。 【構成】偏波面保存ファイバからなる第1及び第2の入
力ポート24,26と、偏光ビームスプリッタ32と、
所定厚みの複屈折結晶板40と、偏波面保存ファイバか
らなる出力ポート48とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偏波カプラに関する。高
信頼な光通信システムを構築するために送信側の光源を
二重化しようとする場合には、予めいずれの光源につい
ても出射光が光伝送路に結合されるようにしておき、シ
ステムの稼動開始当初は一方の光源のみを使用し、その
光源が故障したときに他方の光源に切り替えて、システ
ムダウンを未然に防止するようにしている。
【0002】偏波カプラは、この種の高信頼なシステム
において、2つの光源からの出射光を共通の光伝送路に
結合するために使用される。一方、2以上の光源を多重
化して光源装置の大出力化を図る場合にも、偏波カプラ
が使用される。例えば、近年実用化されつつある光ファ
イバ増幅器において、高エネルギーな励起光を必要とす
るときに、このような光源装置の大出力化が有効であ
る。
【0003】
【従来の技術】図5は従来の一般的な偏波カプラの構成
を示す図である。偏波面保存ファイバからなる第1の入
力ポート2から出射した紙面と平行な偏波面(偏光面)
を有する直線偏光は、レンズ4により平行ビームとされ
て偏光ビームスプリッタ6に入力する。
【0004】同じく偏波面保存ファイバからなる第2の
入力ポート8から出射した紙面に対して垂直な偏波面を
有する直線偏光は、レンズ10により平行ビームとされ
て偏光ビームスプリッタ6に入力する。
【0005】偏波面が互いに直交するこれらの直線偏光
は、偏光ビームスプリッタ6から同一光路上に出力さ
れ、この光は、レンズ12により集光されてシングルモ
ードファイバからなる出力ポート14に結合する。
【0006】この偏波カプラによると、第1及び第2の
入力ポート2,8に接続された2つの光源からの光につ
いて多重化を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5に示された従来の
偏波カプラにあっては、2つの光源からの光(直線偏
光)の偏波面が互いに直交していることを利用して、偏
光ビームスプリッタを用いて光源の多重化を行ってい
る。従って、光源の多重化可能数は2である。
【0008】それ以上の数の光源についての多重化を行
うための従来技術としては、図4の偏波カプラを2つ用
意しておき、一方の偏波カプラに入力する光源の波長と
他方の偏波カプラに入力する光源の波長とを異ならせて
おき、それぞれの偏波カプラから出力する光を波長多重
するようにしたものがある。この場合、所定波長範囲の
光を透過しそれ以外の波長範囲の光を反射させる波長フ
ィルタを用いる。
【0009】しかし、この場合には同一波長の光源を何
段にも多重化することができないという問題がある。本
発明はこのような技術的課題に鑑みて創作されたもの
で、同一波長の光源を何段にも多重化することができる
偏波カプラの提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を解
決するために創作された本発明の偏波カプラの第1の構
成は、偏波面が互いに直交する同一波長の直線偏光を出
力する偏波面保存ファイバからなる第1及び第2の入力
ポートと、該第1及び第2の入力ポートからの光を偏波
合成して同一光路上に出力する偏光ビームスプリッタ
と、該偏光ビームスプリッタからの光が透過するように
設けられ、その屈折率及び厚みは上記第1及び第2の入
力ポートからの直線偏光の位相差がπの整数倍になるよ
うにされた複屈折結晶板と、該複屈折結晶板からの直線
偏光をその偏波面が保存されるように伝搬させる偏波面
保存ファイバからなる出力ポートとを備えたものであ
る。
【0011】望ましくは、上記複屈折性結晶板は、くさ
び形の第1及び第2の複屈折性プリズムを、これらの光
学軸が互いに平行で且つ斜面同士が摺動可能となるよう
に密着したものである。
【0012】本発明の偏波カプラの第2の構成は、上記
第1の構成に係る偏波カプラを多段に接続し、上流側の
偏波カプラの出力ポートをそのすぐ下流側の偏波カプラ
の第1又は第2の入力ポートに接続したものである。
【0013】
【作用】本発明の第1の構成において、偏光ビームスプ
リッタから複屈折結晶板に入射する光は、偏光面が互い
に直交する直線偏光である。そして、この直線偏光が複
屈折結晶板から出射するときに、直線偏光間の位相差は
πの整数倍になるようにされている。従って、複屈折結
晶板から出射する光は、入射光の強度の大小に応じた偏
光面を有する直線偏光となる。
【0014】このように第1の構成によると、同一波長
の光についての多重化を行いその出力光を直線偏光にす
ることができる。第1の構成における出射光は直線偏光
であるから、この光を他の第1の構成にかかる偏波カプ
ラの入射光とすることによって、多段構成の偏波カプラ
が実現される。
【0015】このように本発明によると、同一波長の光
源を何段にも多重化することができるようになる。くさ
び形の第1及び第2の複屈折性プリズムをこれらの光学
軸が互いに平行で且つ斜面同士が摺動可能となるように
密着して複屈折性結晶板を構成することによって、複屈
折性結晶板から出射する直線偏光の位相差がπの整数倍
になるようにするための調整が容易である。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。図1は本発
明の第1の構成の実施例を示す偏波カプラの構成図であ
る。
【0017】24は偏波面保存ファイバからなる第1の
入力ポートであり、この第1の入力ポート24は図示し
ない光源に接続されて紙面と平行な偏波面を有するP偏
光を出力する。
【0018】26は同じく偏波面保存ファイバからなる
第2の入力ポートであり、この第2の入力ポート26
は、紙面と垂直な偏波面を有するS偏光を出力する。こ
れらP偏光及びS偏光は、それぞれレンズ28,30に
より平行ビームとされて偏光ビームスプリッタ32に入
力する。
【0019】以下、第1の入力ポート24からのP偏光
の伝搬方向をz軸とし、紙面をyz平面とし、紙面と垂
直な方向をx軸とする直交3次元座標系を用いて説明す
る。偏光ビームスプリッタ32は、光学的に等方性な結
晶からなる三角プリズム34,36とこれらの斜面間に
介在する誘電体多層膜等からなる偏光分離膜38とから
なる。
【0020】偏光ビームスプリッタ32に入射したP偏
光は、偏光分離膜38を透過してそのままの光路で出射
する。偏光ビームスプリッタ32に入射したS偏光は、
偏光分離膜38で反射して、P偏光と同一光路で出射す
る。
【0021】偏光ビームスプリッタ32から同一光路で
出射したP偏光及びS偏光は、複屈折結晶板40を透過
して、レンズ46により集束されて偏波面保存ファイバ
からなる出力ポート48に結合する。
【0022】複屈折結晶板40は、ルチル等の複屈折性
単軸結晶からなるくさび形の第1及び第2の複屈折性プ
リズム42,44を、これらの光学軸が互いに平行で且
つ斜面同士が摺動可能となるように密着して構成され
る。
【0023】従って、第1、第2の複屈折性プリズム4
2,44のいずれか一方又は両方をy軸方向に移動させ
ることにより、この複屈折結晶板40の実質的な厚みを
調整可能である。
【0024】図2により本実施例における動作原理を説
明する。偏光ビームスプリッタから出射したP偏光及び
S偏光は同一波長ではあるが、その位相差については考
慮されていない。いま、P偏光とS偏光の位相差をδと
する。
【0025】P偏光及びS偏光が複屈折結晶板40を透
過すると、P偏光に対する複屈折結晶板40の屈折率と
S偏光に対する複屈折結晶板40の屈折率は異なるか
ら、複屈折結晶板40から出射するP偏光及びS偏光の
位相差はδとは異なる値になる。
【0026】本実施例では、複屈折結晶板40から出射
したP偏光とS偏光の位相差がπの整数倍になるよう
に、複屈折板40の厚みが調整されている。尚、各複屈
折性プリズムの光学軸は、例えば、P偏光が常光線とな
りS偏光が異常光線となるような方向に設定されてい
る。
【0027】このような位相整合条件が満足されると、
複屈折結晶板40から出射する光は、偏光面が互いに直
交し且つ位相整合された2つの直線偏光の合成として理
解することができるので、これはまた直線偏光となる。
【0028】そして、図3に示すように、この直線偏光
の偏光面がxz平面となす角θは、複屈折結晶板40に
入射するP偏光及びS偏光の強度に応じて決定される。
即ち、 θ=tan-1(Py /Px 1/2 となる。ここで、Py は複屈折結晶板に入射するP偏光
の強度であり、Px は複屈折結晶板に入射するS偏光の
強度である。
【0029】例えば複屈折結晶板に入射するP偏光及び
S偏光の強度が等しい場合には、θは45°となる。
尚、出力ポート48は、その偏波面保存ファイバの主軸
方向が入射する光の偏光面と平行になるように設けられ
ている。
【0030】図4は本発明の他の実施例を示す図であ
り、第2の構成の実施例に対応している。この例では、
図1に示された偏波カプラ22が7つ用いられており、
上流側の偏波カプラ22の出力ポートはそのすぐ下流側
の偏波カプラ22の第1又は第2の入力ポートに接続さ
れている。
【0031】この実施例の構成によると、8つの光源か
らの光を多重化して、単一の光路上に出力することがで
きる。その結果、極めて高出力な光源の実現が可能にな
り、例えば光ファイバ増幅器において、効果的な励起光
源を簡単に構成することができるようになる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
同一波長の光源を何段にも多重化することができる偏波
カプラの提供が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す偏波カプラの構成図であ
る。
【図2】図1に示された偏波カプラの動作原理を説明す
るための図である。
【図3】図1に示された偏波カプラから出力される光の
偏波面の説明図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す偏波カプラの構成図
である。
【図5】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
24 第1の入力ポート 26 第2の入力ポート 32 偏光ビームスプリッタ 40 複屈折結晶板 48 出力ポート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏波面が互いに直交する同一波長の直線
    偏光を出力する偏波面保存ファイバからなる第1及び第
    2の入力ポート(24,26) と、 該第1及び第2の入力ポート(24,26) からの光を偏波合
    成して同一光路上に出力する偏光ビームスプリッタ(32)
    と、 該偏光ビームスプリッタ(32)からの光が透過するように
    設けられ、その屈折率及び厚みは上記第1及び第2の入
    力ポートからの直線偏光の位相差がπの整数倍になるよ
    うにされた複屈折結晶板(40)と、 該複屈折結晶板(40)からの直線偏光をその偏波面が保存
    されるように伝搬させる偏波面保存ファイバからなる出
    力ポート(48)とを備えたことを特徴とする偏波カプラ。
  2. 【請求項2】 上記複屈折結晶板(40)は、くさび形の第
    1及び第2の複屈折性プリズム(42,44) を、これらの光
    学軸が互いに平行で且つ斜面同士が摺動可能となるよう
    に密着したものであることを特徴とする請求項1に記載
    の偏波カプラ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の偏波カプラを多
    段に接続して構成され、上流側の偏波カプラの出力ポー
    トはそのすぐ下流側の偏波カプラの第1又は第2の入力
    ポートに接続されていることを特徴とする偏波カプラ。
JP17792091A 1991-07-18 1991-07-18 偏波カプラ Withdrawn JPH0527200A (ja)

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Effective date: 19981008