JPH0833523B2 - 偏波面保存光アイソレ−タ - Google Patents
偏波面保存光アイソレ−タInfo
- Publication number
- JPH0833523B2 JPH0833523B2 JP62110713A JP11071387A JPH0833523B2 JP H0833523 B2 JPH0833523 B2 JP H0833523B2 JP 62110713 A JP62110713 A JP 62110713A JP 11071387 A JP11071387 A JP 11071387A JP H0833523 B2 JPH0833523 B2 JP H0833523B2
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- JP
- Japan
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- polarization
- fiber
- optical
- optical axis
- constant
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 入出力光ファイバに定偏波ファイバを用い、その間に
少なくとも1個のファラデー回転子と2個の偏光分離合
成素子を配置した光アイソレータであって、前記入出力
の定偏波ファイバの光学軸と偏光分離合成素子の光学軸
の方位を一致させたことにより偏波面の保存を可能とす
る。
少なくとも1個のファラデー回転子と2個の偏光分離合
成素子を配置した光アイソレータであって、前記入出力
の定偏波ファイバの光学軸と偏光分離合成素子の光学軸
の方位を一致させたことにより偏波面の保存を可能とす
る。
本発明は、光通信に用いられ、光を一方向にのみ通過
させる光アイソレータに関するものである。
させる光アイソレータに関するものである。
半導体レーザの出力光が反射により戻って来て半導体
レーザに再注入されると、その発振が不安定となるの
で、高品質の光通信を行なうには、反射光を除去するた
めに光アイソレータが使用される。
レーザに再注入されると、その発振が不安定となるの
で、高品質の光通信を行なうには、反射光を除去するた
めに光アイソレータが使用される。
〔従来の技術〕 第3図は従来の光アイソレータの1構成例を示す図で
ある。同図において、1及び2は光ファイバ、3及び4
はレンズ、5及び6は複屈折結晶の楔形偏向板、7はフ
ァラデー回転子であり、前記の偏向板5と6の光学軸方
位は光の進行方向のまわりに相互に45°回転した関係に
配置されている。そして左側の光ファイバ1から入射し
た光は第1の偏光板5で異常光成分9と常光成分8との
屈折率の差により進路が分離した後、ファラデー回転子
7によって偏光面が回転し、第2の偏向板6での屈折に
より、各偏光成分とも偏向が補償され、相互に若干の位
置ずれは残るが、共に平行になる。一方、右側の光ファ
イバ2から入射した光に対してはどちらの偏光成分につ
いても左右の偏向板5,6による屈折が補償されず、光軸
に対し傾いてファイバに向かう。このように光が左から
右へ進むとき(順方向)には入射偏光に関係なく損失が
小さく、逆に右から左へ進む時(逆方向)には殆んど光
ファイバ1へは結合しない。
ある。同図において、1及び2は光ファイバ、3及び4
はレンズ、5及び6は複屈折結晶の楔形偏向板、7はフ
ァラデー回転子であり、前記の偏向板5と6の光学軸方
位は光の進行方向のまわりに相互に45°回転した関係に
配置されている。そして左側の光ファイバ1から入射し
た光は第1の偏光板5で異常光成分9と常光成分8との
屈折率の差により進路が分離した後、ファラデー回転子
7によって偏光面が回転し、第2の偏向板6での屈折に
より、各偏光成分とも偏向が補償され、相互に若干の位
置ずれは残るが、共に平行になる。一方、右側の光ファ
イバ2から入射した光に対してはどちらの偏光成分につ
いても左右の偏向板5,6による屈折が補償されず、光軸
に対し傾いてファイバに向かう。このように光が左から
右へ進むとき(順方向)には入射偏光に関係なく損失が
小さく、逆に右から左へ進む時(逆方向)には殆んど光
ファイバ1へは結合しない。
上記の光アイソレータは複屈折楔板を用いて入射偏光
依存性を除去しており、入力ファイバからの光強度は偏
光にかかわらず保存される。しかし偏光状態は必ずしも
保存されない。
依存性を除去しており、入力ファイバからの光強度は偏
光にかかわらず保存される。しかし偏光状態は必ずしも
保存されない。
また偏波面保存ファイバを入出力に用いた光アイソレ
ータもあるが一方向の直線偏光しか伝播できなかった。
しかし光通信の技術が進歩し、コヒーレント通信、光コ
ンピュータの基本技術として偏光状態のスイッチングが
注目されており、偏光状態を保存できる光アイソレータ
が要望されている。
ータもあるが一方向の直線偏光しか伝播できなかった。
しかし光通信の技術が進歩し、コヒーレント通信、光コ
ンピュータの基本技術として偏光状態のスイッチングが
注目されており、偏光状態を保存できる光アイソレータ
が要望されている。
本発明はこのような点にかんがみて創作されたもの
で、偏光状態を保存することができる偏波面保存光アイ
ソレータを提供することを目的としている。
で、偏光状態を保存することができる偏波面保存光アイ
ソレータを提供することを目的としている。
このため本発明においては、第1図に例示するよう
に、第1の定偏波ファイバ10と第2の定偏波ファイバ11
との間に、少なくとも第1の偏光分離合成素子12とファ
ラデー回転子13と第2の偏光分離合成素子14とが順次配
列され、且つ第1、第2の偏光分離合成素子12,14の光
学軸の方位が光の進行方向のまわりに相互に45°回転し
た関係に配置された光アイソレータにおいて、上記第1
の定偏波ファイバ10の光学軸と第1の偏光分離合成素子
12の光学軸の方位を一致させると共に、第2の定偏波フ
ァイバ11と第2の偏光分離合成素子14の光学軸の方位を
一致させ、直交する2つの偏波を両方とも通過させ、且
つその偏波状態を保存することを特徴としている。
に、第1の定偏波ファイバ10と第2の定偏波ファイバ11
との間に、少なくとも第1の偏光分離合成素子12とファ
ラデー回転子13と第2の偏光分離合成素子14とが順次配
列され、且つ第1、第2の偏光分離合成素子12,14の光
学軸の方位が光の進行方向のまわりに相互に45°回転し
た関係に配置された光アイソレータにおいて、上記第1
の定偏波ファイバ10の光学軸と第1の偏光分離合成素子
12の光学軸の方位を一致させると共に、第2の定偏波フ
ァイバ11と第2の偏光分離合成素子14の光学軸の方位を
一致させ、直交する2つの偏波を両方とも通過させ、且
つその偏波状態を保存することを特徴としている。
第1の定偏波ファイバ10の光学軸と第1の偏光分離合
成素子12の光学軸の方位、及び第2の定偏波ファイバ11
の光学軸と第2の偏光分離合成素子14の光学軸の方位を
それぞれ一致させることにより、光学軸にそった偏光
と、それと直交した偏光が合成される影響をなくし、入
力定偏波ファイバの偏光状態をそのまま出力定偏波ファ
イバに伝えることが可能となる。
成素子12の光学軸の方位、及び第2の定偏波ファイバ11
の光学軸と第2の偏光分離合成素子14の光学軸の方位を
それぞれ一致させることにより、光学軸にそった偏光
と、それと直交した偏光が合成される影響をなくし、入
力定偏波ファイバの偏光状態をそのまま出力定偏波ファ
イバに伝えることが可能となる。
第1図は本発明の実施例を示す図であり、aは構成
図、bはa図の要部拡大斜視図である。
図、bはa図の要部拡大斜視図である。
本実施例は第1図aに示すように、第1の定偏波ファ
イバ10と第2の定偏波ファイバ11との間に、レンズ15、
第1の偏光分離合成素子12、ファラデー回転子13、第2
の偏光分離合成素子14、レンズ16が順次配列されている
ことは第3図で説明した従来例とほぼ同一である。なお
第1、第2の偏光分離合成素子12,14には複屈折結晶の
楔形偏光板が用いられる。本実施例の要点は、第1図b
に示すように、第1の定偏波ファイバ10の光学軸の方向
を第1の偏光分離合成素子12の光学軸の方位に一致さ
せ、第2の定偏波ファイバ11の光学軸の方向を第2の偏
光分離合成素子14の光学軸の方位に一致させたことであ
る。
イバ10と第2の定偏波ファイバ11との間に、レンズ15、
第1の偏光分離合成素子12、ファラデー回転子13、第2
の偏光分離合成素子14、レンズ16が順次配列されている
ことは第3図で説明した従来例とほぼ同一である。なお
第1、第2の偏光分離合成素子12,14には複屈折結晶の
楔形偏光板が用いられる。本実施例の要点は、第1図b
に示すように、第1の定偏波ファイバ10の光学軸の方向
を第1の偏光分離合成素子12の光学軸の方位に一致さ
せ、第2の定偏波ファイバ11の光学軸の方向を第2の偏
光分離合成素子14の光学軸の方位に一致させたことであ
る。
このように構成された本実施例は、偏光分離合成素子
の光学軸と定偏波ファイバの光学軸の方位が一致してい
るため、光学軸にそった偏光と、それと直交した偏光が
合成される影響をなくし、(偏光分離合成素子の光学軸
と定偏波ファイバの光学軸の方位が一致していない場合
は光学軸にそった偏光と、それと直交した偏光が合成さ
れ、一般にダ円偏光の状態で第2の定偏波ファイバに入
射する。)結果として第1の定偏波ファイバ10の偏光状
態をそのまま第2の定偏波ファイバ11に伝えることがで
きる。
の光学軸と定偏波ファイバの光学軸の方位が一致してい
るため、光学軸にそった偏光と、それと直交した偏光が
合成される影響をなくし、(偏光分離合成素子の光学軸
と定偏波ファイバの光学軸の方位が一致していない場合
は光学軸にそった偏光と、それと直交した偏光が合成さ
れ、一般にダ円偏光の状態で第2の定偏波ファイバに入
射する。)結果として第1の定偏波ファイバ10の偏光状
態をそのまま第2の定偏波ファイバ11に伝えることがで
きる。
第2図は本発明の他の実施例を示す図である。
本実施例が前実施例と異なるところは、レンズ15と第
1の偏光分離合成素子12との間、及びレンズ16と第2の
偏光分離合成素子14との間に光の進行方向を中心として
回転できるようにした1/2波長板17,18を挿入したことで
ある。
1の偏光分離合成素子12との間、及びレンズ16と第2の
偏光分離合成素子14との間に光の進行方向を中心として
回転できるようにした1/2波長板17,18を挿入したことで
ある。
このように構成された本実施例は、1/2波長板17又は1
8を回動することによって定偏波ファイバ10又は11の光
学軸と偏光分離合成素子12又は14の光学軸の方位を一致
させるための調整を行なうことができる。その他の作用
効果は前実施例と同様である。
8を回動することによって定偏波ファイバ10又は11の光
学軸と偏光分離合成素子12又は14の光学軸の方位を一致
させるための調整を行なうことができる。その他の作用
効果は前実施例と同様である。
以上述べてきたように、本発明によれば、極めて簡単
な構成により、偏波面を保存することができ、実用的に
は極めて有用である。
な構成により、偏波面を保存することができ、実用的に
は極めて有用である。
第1図は本発明の実施例を示す図、 第2図は本発明の他の実施例を示す図、 第3図は従来の光アイソレータの1構成例を示す図であ
る。 第1図、第2図において、 10は第1の定偏波ファイバ、11は第2の定偏波ファイ
バ、12は第1の偏光分離合成素子、13はファラデー回転
子、14は第2の偏光分離合成素子、15,16はレンズ、17,
18は1/2波長板である。
る。 第1図、第2図において、 10は第1の定偏波ファイバ、11は第2の定偏波ファイ
バ、12は第1の偏光分離合成素子、13はファラデー回転
子、14は第2の偏光分離合成素子、15,16はレンズ、17,
18は1/2波長板である。
Claims (1)
- 【請求項1】第1の定偏波ファイバ(10)と第2の定偏
波ファイバ(11)との間に、少なくとも第1の偏光分離
合成素子(12)とファラデー回転子(13)と第2の偏光
分離合成素子(14)とが順次配列され、且つ第1、第2
の偏光分離合成素子(12,14)の光学軸の方位が光の進
行方向のまわりに相互に45°回転した関係に配置された
光アイソレータにおいて、 上記第1の定偏波ファイバ(10)の光学軸と第1の偏光
分離合成素子(12)の光学軸の方位を一致させると共
に、第2の定偏波ファイバ(11)と第2の偏光分離合成
素子(14)の光学軸の方位を一致させ、直交する2つの
偏波を両方とも通過させ、且つその偏波状態を保存する
ことを特徴とした偏波面保存光アイソレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62110713A JPH0833523B2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 偏波面保存光アイソレ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62110713A JPH0833523B2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 偏波面保存光アイソレ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63276020A JPS63276020A (ja) | 1988-11-14 |
JPH0833523B2 true JPH0833523B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=14542581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62110713A Expired - Lifetime JPH0833523B2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 偏波面保存光アイソレ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0833523B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5631771A (en) * | 1991-09-19 | 1997-05-20 | Lucent Technologies Inc. | Optical isolator with polarization dispersion and differential transverse deflection correction |
US7173762B2 (en) * | 2000-10-13 | 2007-02-06 | Finisar Corporation | Optical isolator with reduced insertion loss and minimized polarization mode dispersion |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5938710A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-02 | Hitachi Cable Ltd | 偏波面保存光フアイバの接続方法 |
JPS59176721A (ja) * | 1983-03-25 | 1984-10-06 | Fujitsu Ltd | 光アイソレ−タ |
JPS60107603A (ja) * | 1983-11-17 | 1985-06-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 偏波保持光フアイバの接続方法 |
-
1987
- 1987-05-08 JP JP62110713A patent/JPH0833523B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5938710A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-02 | Hitachi Cable Ltd | 偏波面保存光フアイバの接続方法 |
JPS59176721A (ja) * | 1983-03-25 | 1984-10-06 | Fujitsu Ltd | 光アイソレ−タ |
JPS60107603A (ja) * | 1983-11-17 | 1985-06-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 偏波保持光フアイバの接続方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63276020A (ja) | 1988-11-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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