JPH052332Y2 - - Google Patents

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JPH052332Y2
JPH052332Y2 JP3017089U JP3017089U JPH052332Y2 JP H052332 Y2 JPH052332 Y2 JP H052332Y2 JP 3017089 U JP3017089 U JP 3017089U JP 3017089 U JP3017089 U JP 3017089U JP H052332 Y2 JPH052332 Y2 JP H052332Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のインストルメントパネル等に
設けられる空調用グリルに関するものである。
[従来の技術] 従来、空調用グリルとしてゴム又は軟質樹脂の
薄板と金属又は硬質樹脂等の軸とからなる複数の
風向偏向板を平行リンクで支持し、同平行リンク
を本体部材に回動可能に支持し、平行リンクを作
用させることによつて風向きを変えるものが提案
されている。
この平行リンクと本体部材との回動可能な支持
構造として、第6図に示すように、本体部材21
には錨形状の係止突起22を突設するとともに、
平行リンク23には係止孔24を設け、上記係止
突起22を同係止孔24に挿入する構造がある。
また、逆に第7図に示すように、平行リンク2
3側に錨形状の係止突起22を突設するととも
に、本体部材21には同係止突起22を挿入する
係止孔24を設ける構造もある。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来の空調用グリルは、平行リ
ンク23が本体部材21から脱落しないようにす
るために、係止突起22を錨形状にしたり、係止
孔24をそれに対応する形状とする必要があつ
た。そのため、本体部材21や平行リンク23の
構造が複雑になるとともに、風向偏向板と平行リ
ンク23を別々に本体部材21に組付けなければ
ならないという問題点があつた。
本考案の目的は、平行リンクや本体部材の構造
が簡易となり、風向偏向板と平行リンクを本体部
材に組付ける際の組付け作業性が良い空調用グリ
ルを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案では本体部
材内に、軟質材製の板状部と硬質材製の軸とから
なる複数の風向偏向板を配設し、各風向偏向板の
前端部を前記軸で本体部材に回動可能に支持し、
後端部を連結部材で連結するとともに、本体部材
と風向偏向板の間に配置された平行リンクの前端
に挿通孔を設け、同挿通部孔に前記風向偏向板の
軸を挿通して同前端で平行リンクを挟着支持しつ
つ、本体部材に回動可能に支持し、かつ平行リン
クの後端を前記連結部材に回動可能に支持し、平
行リンクを風向偏向板前端の軸を中心にして回動
させることによつて複数の風向偏向板を一体に偏
向させるという手段を採用している。
[作用] 上記手段を採用したことにより、平行リンクは
風向偏向板と本体部材との2つの部材間で確実に
挟着支持されるとともに、風向偏向板の軸が平行
リンク前端の挿入孔に挿入され、平行リンクが本
体部材に対し回動可能に支持され、風向偏向板と
平行リンクとが本体部材に一体的に容易に組付け
られる。
[実施例] 以下に本考案を具体化した一実施例を第1〜4
図に基づいて説明する。
第1図に示すように、送風ダクト1内には、本
体部材としてのバレル2が第2図に示す回動軸2
aにより回動可能に支持されている。同バレル2
の前部(第1図左側)には、係合凹部3が穿設さ
れ、同係合凹部3には、平行リンク4の係合凸部
5が回動可能に嵌合されている。
第3図に示すように、同平行リンク4の係合凸
部5の位置には、挿通孔6が貫設され、同挿通孔
6には、上下方向に延びる第2図に示すような4
枚の風向偏向板7の前端部を貫くステンレス製の
軸7bが挿通されている。同風向偏向板7はゴ
ム、樹脂、金属等の軟質材製の湾曲可能な板状部
7aと上記軸7bとから構成されている。
平行リンク4と風向偏向板7の前端部のバレル
2に対する支持構造は、同じく第3図に示すよう
に、平行リンク4の係合凸部5がバレル2の係合
凹部3に係止されるとともに、風向偏向板7の回
動中心となる軸7bが平行リンク4に設けられた
挿通孔6内に挿通される構造であつて、平行リン
ク4が風向偏向板7とバレル2との間に挟着され
て脱落しないようになつており、しかも平行リン
ク4と風向偏向板7とがバレル2に対して独立に
回動可能に支持されている。
第1図に示すように、上記風向偏向板7の前方
には、中間で露出した軸7bを支持し、同風向偏
向板7と直交する水平方向に延びる5枚の湾曲し
ない風向調節板9がバレル2に固定されている。
また、前記風向偏向板7後部の上下及び中央部に
は、水平方向に延びる3つの連結部材としての連
結板11が配設され、4枚の風向偏向板7の後端
部を一体に連結している。この連結板11のう
ち、上下の連結板11の左右両端部には、同連結
板11から前方へ延びる連結部材としての延出部
12が形成され、同延出部12に設けられた上下
方向に延びる回動軸12aが平行リンク4の孔に
挿入されることによつて回動可能に支持されてい
る。そして、同延出部12が左右に移動すると平
行リンク4は前記風向偏向板7の軸7bを中心に
して回動する。このとき、風向偏向板7の後部が
送風ダクト1後方からの風Wの向きと同じ前後方
向となるように湾曲させるため、風向偏向板7の
前端部の軸7bとその後端部との距離と平行リン
ク4における同軸7bと上記回動軸12aとの距
離の比が1:0.75に設定されている。
前記風向偏向板7の後方への延長線上には、連
結部材の一部を構成する延長板10が凹凸関係に
よつて一体に嵌合固定され、しかも各延長板10
が前記上下3つの連結板11によつて一体化され
ている。そして、送風ダクト1後方からの風Wと
常に同一方向となるようになつている。
上記バレル2内の中央部には、前後方向に延び
る操作レバー13が配置され、その後部には長孔
14が透設され、前記連結板11に固定されたピ
ン15が挿入されている。また、同操作レバー1
3の中央部にも長孔16が透設され、前記前部に
位置する風向調節板9の後端部に固定されたピン
17が挿入されている。同操作レバー13の前端
部には、左右方向に長い操作つまみ13aが前記
前部に位置する風向調節板9を挟みつけるよう
に、しかも左右にスライド可能に支持されてい
る。
このように構成された空調用グリルについて作
用及び効果を説明する。
第1図及び第2図に示すように、操作つまみ1
3aが上下左右の中央位置にあるときには、送風
ダクト1後方からの風Wは、延長板10、風向偏
向板7、風向調節板9を経て真つ直ぐに前方へ吹
き出す。
次に、操作つまみ13aを右へスライドさせる
と、第4図に示すように、操作レバー13はその
中央部の長孔16に挿通されたピン17を中心に
して、その両長孔14,16に許容された分だけ
前方へ移動しながら回動し、その後端部は操作つ
まみ13aと逆の左へ移動する。すると、操作レ
バー13後端部の長孔14内に挿入されているピ
ン15と連結板11を介して一体的に構成された
延長板10に支持されている風向偏向板7の後端
は、平行リンク4に移動軌跡を制御されながら軸
7bとのスパンを短くしつつ左へ移動する。この
際、前記のように、風向偏向板7前端部の軸7b
とその後端部との距離と平行リンク4における同
軸7bと回動軸12aとの距離との比が1:0.75
に設定されているため、風向偏向板7の後部は送
風ダクト1後方からの風Wの方向と略同一とな
る。このようにして、風向偏向板7は左側に膨出
した湾曲状態となり、送風ダクト1後方からの風
Wは風向偏向板7に沿つて滑らかに右方向へ流
れ、前端部から吹き出す。このとき、上下の平行
リンク4は、第3図に示すバレル2の係合凹部3
に挿入された係合凸部5を中心にして、第4図に
おいて反時計方向へ回動するが、平行リンク4は
風向偏向板7とバレル2の2つの部材間に確実に
挟着支持されているため、脱落のおそれはなく、
しかもバレル2に対して回動する。
なお、操作つまみ13aを上方へ移動させる
と、第1図の二点鎖線に示すように、バレル2が
風向偏向板7、風向調節板9、延長板10等と一
体になつて第1図において反時計方向へ回動す
る。従つて、送風ダクト1後方からの風Wは前部
に位置する風向調節板9に沿つて下方へ向かつて
吹き出す。
上記のように、本実施例の空調用グリルは、平
行リンク4とバレル2に従来の錨型のような突出
部ではなく簡易な形状の係合凸部5と係合凹部3
を設け、平行リンク4と風向偏向板7をバレル2
に組付けるようにしたので、バレル2と平行リン
ク4の構造が簡易なものとなる。また、風向偏向
板7の軸7bを平行リンク4の挿通孔6に挿通
し、同平行リンク4の係合凸部5をバレル2の係
合凹部3に挿入する構造としたので、風向偏向板
7と平行リンク4をバレル2に同時に組付けるこ
とができ、組付け工数を減らすことができるとと
もに、組付け作業性が向上する。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、考案の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更す
ることが可能で、例えば以下のように構成するこ
ともできる。
(1) 第5図に示すように、平行リンク4に上記実
施例よりも大きい挿通孔6aを透設するととも
に、バレル2には同挿通孔6aに挿通される係
合突起18を設ける。同係合突起18には、風
向偏向板7の軸7bを挿入するための挿入孔1
9を穿設する。そして、平行リンク4の挿通孔
6aにバレル2の係合突起18を嵌合させると
ともに、風向偏向板7の軸7bをバレル2の挿
入孔19に挿入することによつて、平行リンク
4及び風向偏向板7をバレル2に回動可能に支
持する。
(2) 前記実施例において、平行リンク4には風向
偏向板7の軸7bを挿通する挿通孔6を透設し
たが、同孔は有底の孔でも良く、風向偏向板7
の軸7bが回動可能に支持できる孔であればよ
い。
[考案の効果] 本考案の空調用グリルは、平行リンクや本体部
材の構造が簡易となるとともに、風向偏向板と平
行リンクを本体部材に組付ける際の組付け工数の
低減ができ、かつ組付け作業性が良好であるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の実施例を示す図であつ
て、第1図は空調用グリルの側断面図、第2図は
空調用グリルの平断面図、第3図は風向偏向板と
平行リンクとをバレルに組付ける状態を示す分解
部分断面図、第4図は空調用グリルの作用を示す
平断面図、第5図は本考案の別例を示す分解部分
断面図、第6図及び第7図は従来例を示す分解断
面図である。 2……本体部材としてのバレル、4……平行リ
ンク、6,6a……挿通孔、7……風向偏向板、
7a……板状部、7b……軸、10……連結部材
としての延長板、11……連結部材としての連結
板、12……連結部材としての延出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体部材2内に、軟質材製の板状部7aと硬質
    材製の軸7bとからなる複数の風向偏向板7を配
    設し、各風向偏向板7の前端部を前記軸7bで本
    体部材2に回動可能に支持し、後端部を連結部材
    10,11,12で連結するとともに、本体部材
    2と風向偏向板7の間に配置された平行リンク4
    の前端に挿通孔6,6aを設け、同挿通孔6,6
    aに前記風向偏向板7の軸7bを挿通して同前端
    で平行リンク4を挟着支持しつつ、本体部材2に
    回動可能に支持し、かつ平行リンク4の後端を前
    記連結部材10,11,12に回動可能に支持
    し、平行リンク4を風向偏向板7前端の軸7bを
    中心にして回動させることによつて複数の風向偏
    向板7を一体に偏向させることを特徴とする空調
    用グリル。
JP3017089U 1988-07-27 1989-03-16 Expired - Lifetime JPH052332Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3017089U JPH052332Y2 (ja) 1989-03-16 1989-03-16
US07/381,317 US5056420A (en) 1988-07-27 1989-07-18 Grilles for air conditioning

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3017089U JPH052332Y2 (ja) 1989-03-16 1989-03-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02123415U JPH02123415U (ja) 1990-10-11
JPH052332Y2 true JPH052332Y2 (ja) 1993-01-21

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ID=31254998

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072660A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自転車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072660A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自転車
JP4721577B2 (ja) * 2001-08-31 2011-07-13 パナソニック株式会社 自転車

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JPH02123415U (ja) 1990-10-11

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