JPH07104035B2 - 空調用グリル - Google Patents

空調用グリル

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JPH07104035B2
JPH07104035B2 JP11308490A JP11308490A JPH07104035B2 JP H07104035 B2 JPH07104035 B2 JP H07104035B2 JP 11308490 A JP11308490 A JP 11308490A JP 11308490 A JP11308490 A JP 11308490A JP H07104035 B2 JPH07104035 B2 JP H07104035B2
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JP
Japan
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blower rotor
wind direction
hard
main body
wind
Prior art date
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JP11308490A
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JPH0413041A (ja
Inventor
和夫 藤原
和弘 田口
英典 上田
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は例えば室内の空調を行うエアコン等に取付けら
れ、風の吹き出し方向を調節するための空調用グリルに
関するものである。
[従来技術及び発明が解決しようとする課題] 従来、自動車のインストルメントパネルに設けられて、
エアコン等からの風き吹き出し方向を調節する空調用グ
リルとしては、例えば実開平1−66545号公報に開示さ
れたものがある。この空調用グリルは、後方からの風が
通過可能な本体と、同本体内に配設され、その一端側に
おいて本体に回動可能に支持された複数枚の風向偏向板
と、前記複数枚の風向偏向板の他端側を連結する連結部
材とを備えている。
前記風向偏向板は湾曲可能な軟質部と、同軟質部の後端
部に形成され、その軟質部の形状を保持する硬質部とに
より構成されており、後方から風が導入されると、その
風は各風向偏向板の軟質部の湾曲形状に沿って滑らかに
風向きが変えられる。このタイプでは、空調用グリルが
エアコンの送風ロータから大きく離間しているので、各
風向偏向板の硬質部の形状は同送風ロータによっては制
約を受けず、設計の自由度が大きい。
しかし、前記のように風向偏向板が湾曲するタイプの空
調用グリルを、住宅の壁等に取付けられて空調を行うエ
アコンに適用した場合には、同エアコンの送風ロータの
前側近傍位置に空調用グリルが取付けられる関係上、各
風向偏向板の硬質部の形状が大きく制約を受ける。その
ため、次のような問題がある。
すなわち、前記風向偏向板においては、風向きを滑らか
に変えるために軟質部を大きく形成することが望ましい
が、このようにすると風向偏向板全体の大きさが制約を
受けているために、硬質部を小さくせざる得ない。従っ
て、硬質部の強度が小さくなり、前記軟質部の湾曲状態
を保持することが困難となる。また、特に硬質部の前後
長さが短いと、このことが風通過時における騒音発生の
原因となるおそれがある。
本発明は前述した事情を鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、風向偏向板における軟質部の大きさを小さく
することなく、送風ロータに悪影響を及ぼさない範囲で
硬質部の大きさを最も大きくでき、その硬質部によって
軟質部の湾曲状態を確実に保持することができ、さらに
は、送風ロータからの風の通過にともなう騒音の発生を
抑えることが可能な空調用グリルを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明は、円筒状送風ロータ
の前側近傍に配設され、同送風ロータからの風が通過可
能な本体と、前記本体内に配設され、その一端側におい
て同本体に回動可能に支持された複数枚の風向偏向板
と、前記複数枚の風向偏向板の他端側を連結する連結部
材とを備え、前記風向偏向板を、湾曲可能な軟質部と、
同軟質部の後端部に形成され、その軟質部の形状を保持
する硬質部とにより構成し、さらに前記硬質部の一部を
後方へ延出し、その後端縁が前記送風ロータに近接する
ように、同硬質部を送風ロータの外周面に沿う形状に形
成した空調用グリルをその要旨とするものである。
[作用] 風向偏向板の硬質部はその一部が後方へ延出されている
ので、同延出部分は所定の前後長さを有する形状とな
る。このことは風通過時における騒音発生の低域寄与す
る。
また、前記硬質部の後端縁が送風ロータに近接するよう
に、同硬質部が送風ロータの外周面に沿う形状に形成さ
れているので、同硬質部は送風ロータの回転の悪影響を
及ぼさない範囲において最も大きな形状をとることにな
る。このようにすると、硬質部が軟質部の湾曲状態を保
持する強度は設計上最大になる。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は本実施例の空調用グリルの部分断面図であり、
家庭用エアコンには、左右方向(第1図において紙面と
直交する方向)に細長い円筒状の送風ロータ1が配設さ
れている。この送風ロータ1はモータにより回転駆動さ
れるようになっている。
送風ロータ1の前下方(第1図左下方)の近傍位置に
は、空調用グリルの本体2が配設されている。本体2は
互いに平行状態で左右方向へ延びる上板3及び底板4を
備え、これらの上板3及び底板4は前側ほど低くなるよ
うに傾斜している。上板3の後端部は上方へ折り曲げ形
成され、その折曲部3aの上端が前記送風ロータ1の外周
面1aに近接している。そのため、送風ロータ1が回転駆
動されると風Wが発生し、本体2内を通過して前方へ吹
き出す。
本体2内には、複数枚の風向偏向板5が配設されてい
る。各風向偏向板5は湾曲可能な軟質部6と、その前端
部に結合された湾曲不能な前部硬質部7と、同じく軟質
部6の後端部に結合された湾曲不能な後部硬質部8とか
ら構成されている。前記軟質部6の材質はエラストマ
ー、ゴム等であり、前後両硬質部7,8の材質はPP、ABS樹
脂等である。
前記前部硬質部7の上端には支持孔9が設けられ、前記
上板3の支軸3bがこの支持孔9に係入されている。ま
た、前部硬質部7の下端には軸10が突設され、この軸10
が前記底板4に直接あるには後記リンク14を介して支持
されている。そのため、各風向偏向板5は支持孔9及び
軸10を中心として回動可能である。
一方、各後部硬質部8の下部は、前記送風ロータ1の下
方へ入り込むように後方へ向けて延出している。そし
て、後部硬質部8の後端縁8aは送風ロータ1の外周面1a
に対し一定の間隔dをおいて近接するように円弧状をな
している。従って、後部硬質部8の前後長さLは、その
上端部において最も短く、下側ほど長くなっている。
第2図は空調用グリルの部分斜視図、第3図はその分解
斜視図であり、前記後部硬質部8の下部は連結部材11に
よって相互に連結されている。この連結部材11は左右方
向へ延びる長尺状をなし、その外周面には所定間隔毎に
一対に環状ガイド部12が形成されている。そして、両ガ
イド部12によって挟まれた部分が風向偏向板5下部の切
欠き13内に係合されている。なお、前記ガイド部12のう
ちいくつかは前方へ延設され、その前端に孔12aが透設
されている。
前記底板4上には支軸14cによりリンク14が回動可能に
支持されている。リンク14の前端上部には孔14aが、ま
た後端上部には突起14bが設けられ、この孔14aに前記風
向偏向板5の軸10が、前記連結部材11の孔12aに突起14b
がそれぞれ係入されている。リンク14の支軸14c下部に
は四角孔14dが形成され、左右方向に延びる板状ロッド1
5を介在させた状態で、カム16前端の四角柱状突起16aが
この四角孔14dに係合している。ロッド15前部には、左
右一対の係止凹部15aが隣接して切欠き形成され、前記
カム16後部から上方へ突出する左右一対の係止突起16b
が両係止凹部15aに係入している。
従って、モータ(図示しない)の駆動によってロッド15
が左右方向に往復動されると、カム16及びリンク14が支
軸14cを中心として回動する。リンク14後端には連結部
材11ガイド部12が連結されているので、前記リンク14の
回動にともなって連結部材11が左右へ移動する。この連
結部材11により後部硬質部8が相互に連結されているの
で、同後部硬質部8は連結部材11の同一方向に移動す
る。その結果、風向偏向板5の軟質部6が連結部材11の
移動方向とは逆方向に膨らむように湾曲する。
前記のように湾曲した軟質部6は自身の弾性により平ら
な状態に戻ろうとするので、後部硬質部8に大きな力が
作用する。ところが、本実施例では後部硬質部8の後端
縁8aが送風ロータ1に近接するように、同後部硬質部8
の後部が送風ロータ1の外周面1aに沿う円弧状に形成さ
れている。つまり、後部硬質部8は送風ロータ1の回転
に悪影響を及ぼさない範囲において最も大きな形状をと
っていることになる。
このことは、軟質部6の湾曲状態を保持する後部硬質部
8の剛性が、設計上最も大きいことを示している。その
ため、湾曲状態の軟質部6が平らな状態に戻ろうとする
力は、後部硬質部8によって確実に受け止められる。従
って、空調用グリルの後方から導入された風Wは、前記
後部硬質部8にて湾曲状態が保持された軟質部6の湾曲
面に沿って風向きが徐々に変えられ、同空調用グリルの
前方へ吹き出す。
また、後部硬質部8の前後長さLが短い場合には風W通
過時に騒音が発生するおそれがあるが、前述のように本
実施例では、後部硬質部8の下部が送風ロータ1の下方
へ入り込むように延出されていて、同後部硬質部8の下
側はど前後長さLが長くなっている。このため、後部硬
質部8の下端部の前後長さLは十分に長く、この前後長
さLに起因する騒音発生を防止することができる。
なお、送風ロータ1の回転駆動時には、その軸心が若干
でもずれていると同送風ロータ1がぶれることがある
が、本実施例では後部硬質部8を送風ロータ1の外周面
1aから一定の間隔dだけ離間させているので、両者が接
触する不具合はない。
本発明は前記実施例の構成に限定されるものではなく、
例えば送風ロータ1と空調用グリルとの組付け位置の関
係に応じて、後部硬質部8の形状を適宜変える等、発明
の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。ま
た、後部硬質部8の後端縁8aは円弧状に限らず直線状で
あってもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、風向偏向板におけ
る軟質部の大きさを小さくすることなく、送風ロータの
回転に悪影響を及ぼさない範囲で硬質部の大きさを最も
大きくすることができる。そのため、硬質部によって軟
質部の湾曲状態を確実に保持することができる。さら
に、送風ロータからの風の通過にともなう騒音の発生を
抑えることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一実施例を示し、第1図は空
調用グリルと送風ロータとの位置関係を示す概略断面
図、第2図は空調用グリルの部分斜視図、第3図は同じ
く部分分解斜視図である。 1……送風ロータ、1a……外周面、2……本体、5……
風向偏向板、6……軟質部、8……後部硬質部、8a……
後端縁、11……連結部材、W……風。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状送風ロータ(1)の前側近傍に配設
    され、同送風ロータ(1)からの風(W)が通過可能な
    本体(2)と、 前記本体(2)内に配設され、その一端側において同本
    体(2)に回動可能に支持された複数枚の風向偏向板
    (5)と、 前記複数枚の風向偏向板(5)の他端側を連結する連結
    部材(11)と を備え、前記風向偏向板(5)を、湾曲可能な軟質部
    (6)と、同軟質部(6)の後端部に形成され、その軟
    質部(6)の形状を保持する硬質部(8)とにより構成
    し、さらに前記硬質部(8)の一部を後方へ延出し、そ
    の後端縁(8a)が前記送風ロータ(1)に近接するよう
    に、同硬質部(8)を送風ロータ(1)の外周面(1a)
    に沿う形状に形成したことを特徴とする空調用グリル。
JP11308490A 1990-04-28 1990-04-28 空調用グリル Expired - Lifetime JPH07104035B2 (ja)

Priority Applications (2)

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JP11308490A JPH07104035B2 (ja) 1990-04-28 1990-04-28 空調用グリル
US07/690,778 US5176571A (en) 1990-04-28 1991-04-26 Wind deflecting plate for air conditioning grilles

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JP11308490A JPH07104035B2 (ja) 1990-04-28 1990-04-28 空調用グリル

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JPH0413041A JPH0413041A (ja) 1992-01-17
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JP4945678B1 (ja) * 2010-11-30 2012-06-06 パナソニック株式会社 空気調和機
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