JPH0354364Y2 - - Google Patents

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JPH0354364Y2
JPH0354364Y2 JP10860086U JP10860086U JPH0354364Y2 JP H0354364 Y2 JPH0354364 Y2 JP H0354364Y2 JP 10860086 U JP10860086 U JP 10860086U JP 10860086 U JP10860086 U JP 10860086U JP H0354364 Y2 JPH0354364 Y2 JP H0354364Y2
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louver
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等の空調・換気用の空気吹出
し口に設けられるベンチレータグリルのような風
向調節装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の自動車の風向調節装置として、第4図に
示すものがある。
この風向調節装置は、前後(図示上下)を開口
した矩形状のケース体1内の前部と、後部に、上
下方向の風向調節用のルーバ群2と左右方向の風
向調節用のルーバ群3を有し、各ルーバ群2,3
は、それぞれ、複数の矩形板状の風向ルーバ片
4,5を、その両端に突設した軸部4a,5a及
びケース体1に形成した孔1aの嵌合により、同
方向に回動自在に並設し、この各ルーバ群2,3
の複数の風向ルーバ片4,5をそれぞれ図示しな
い連結杆等の連動機構で連結し、各ルーバ群2,
3の複数の風向ルーバ片4,5を同方向に連動さ
せて平行状態のまま同方向に回動するようにした
ものである。
そうして、後部つまり送風ダクト側に位置した
左右方向の風向調節用のルーバ群3の左右のケー
ス体1の内壁1L,1Rには断面三角形の突条6
が風向ルーバ片5の回動中心軸に沿つて設けら
れ、この突部6によりケース体1の左右の内壁1
L,1Rとルーバ群3の左右の両外側の各風向ル
ーバ片5L,5Rとの間を通る気流を少なくし、
これによつて、ケース体1の内壁1L,1Rとル
ーバ群3の両外側の風向ルーバ片5L〜5R間を
通つた直進気流が、各風向ルーパ5L〜5R間を
通つて左方あるいは右方に曲げられた偏向気流の
障害とならないようにしている。
すなわち、図示のように気流を左方に偏向させ
ている状態で、ケース体1の内壁1L,1Rに突
部6が無い場合を考えてみると、送風ダクトから
ケース体1の後部(図示下部)に送込まれた気流
の一部は、ケース体1の左方の内壁1Lとルーバ
群3の最左側の風向ルーバ片5Lとの間を通る
が、この際に、通路がテーパ状に狭くなるにした
がつて速い直進気流となつて吹出すので、その内
側の各風向ルーバ片5L〜5R間を通つて左方に
曲げられた偏向気流を直進気流に戻すよに働き、
ルーバ群3による気流偏向効果を損なう結果とな
るが、突部6を設けることにより、これを解消し
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来の風向調節装置では、突部6によ
りケース体1の内壁1L,1Rとルーバ群3の両
外側の各風向ルーバ片5L,5Rとの間を通る気
流を少なくし、これによつて、気流偏向時に、ケ
ース体1の内壁1L,1Rとルーバ群3の両外側
の風向ルーバ片5L,5Rとの間から速い直進気
流が発生しないようにし、各風向ルーバ片5L〜
5R間を通つて左方あるいは右方に曲げられた偏
向気流に対する障害ならないようにしているが、
突部6を設けたことにより、ルーバ群3の両外側
の気流の通路が常時絞られている状態となるの
で、通過する気流に対する抵抗が増大していた。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、通過する気流に対する抵抗を増大させずに、
気流偏向時に強い直進気流が発生するのを防止す
ることを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前後を開口したケース体1内いに同
方向に回動自在の複数の風向ルーバ片5を並設し
た風向調節用のルーバ群3を設け、このルーバ群
3の複数の風向ルーバ片5を連動機構8により同
方向に連動させる風向調節装置において、上記風
向調節用のルーバ群3の複数の風向ルーバ片5の
うちの少なくとも両外側の各風向ルーバ片5L,
5Rの後部に位置して上記ケース体1内にガイド
ルーバ片12を風向ルーバ片5と同方向に回動自
在に設け、この各ガイドルーバ片12を逆連動機
構14により風向ルーバ片5と逆の方向に連動さ
せるものである。
(作用) 本考案の風向調節装置は、風向ルーバ片5とそ
の後部ガイドルーバ片12と逆連動機構14によ
り逆方向に連動させ、気流偏向時に、両外側の風
向ルーバ片5L,Rのうちの気流の通路を次第に
狭くする側つまり気流偏向側に対しての気流を少
なくし、気流の通路を次第に広くする側に対して
の気流を多くするものである。
(実施例) 本考案の風向調節装置の一実施例を第1図ない
し第3図を参照して説明する。
なお、実施例の説明に際しては、第4図に示し
た従来の風向調節装置と同一の部分には同一の符
号を付して詳しい説明を省略する。
7は操作つまみで、この操作つまみ7は、上下
方向の風向調節用のルーバ群2の中央の風向ルー
バ片4に風向ルーバ片4の長さ方向に沿つて左右
に摺動自在に設けられ、その図示しない後部は左
右方向の風向調節用のルーバ群3の中央の風向ル
ーバ片5に連結されている。
したがつて、操作つまみ7を上下方向に移動し
て上下方向の風向調節用のルーバ群2の中央の風
向ルーバ片4を上下方向に回動すると、図示しな
い連結杆等の連動機構を介してルーバ群2の複数
の風向ルーバ片4が同方向に連動して平行状態の
まま上下方向に回動し、操作つまみ7を風向ルー
バ片4に沿つて左右方向に移動して左右方向の風
向調節用のルーバ群3の中央の風向ルーバ片5を
左右方向に回動すると、後述する連動機構として
の連結杆8を介してルーバ群3の複数の風向ルー
バ片5が同方向に連動して平行状態のまま左右方
向に回動するようになつている。
8は連動機構としての連結杆で、この連結杆8
は、左右方向の風向調節用のルーバ群3の複数の
風向ルーバ片5の一端部を所定の間隔で連結した
もので、このルーバ群3の複数の風向ルーバ片5
を同方向に連動させるものである。なお、図示し
ないが、上下方向の風向調節用のルーバ群2にも
上記連結杆8と同様な連結杆が設けられ、この連
結杆がルーバ群2の複数の風向ルーバ片4の一端
部を所定の間隔で連結している。
そうして、11はガイド用のルーバ群で、この
ルーバ群11は、上記ケース体1内に上記左右方
向の風向調節用のルーバ群3に対して設けられ、
このルーバ3の複数の風向ルーバ片5のそれぞれ
の後部に位置して、矩形板状のガイドルーバ片1
2を、その両端に突設した軸部12a及びケース
体1に形成した孔1aの嵌合により、風向ルーバ
片5と同方向に回動自在に並設したものである。
そして、このガイド用のルーバ群11の複数の
ガイドルーバ片12の一端部は、上記連結杆8と
同様な連結杆13を介して所定の間隔で連結さ
れ、このルーバ群11の複数のガイドルーバ片1
2が同方向に連動して平行状態のまま左右方向に
回動するようになつている。
また、このガイド用のルーバ群11の中央のガ
イドルーバ片12及び上記左右方向の風向調節用
のルーバ群3の中央の風向ルーバ片5の一端の軸
部12a,5aには、それぞれギヤ12b,5b
が一体に固着され、このギヤ12b,5bを噛合
することにより、ルーバ群11,3間に逆連動機
構14が構成され、この逆連動機構14により、
ルーバ群11,3が逆の方向に連動し、ガイドル
ーバ片12と風向ルーバ片5が逆の方向に回動す
るようになつている。
次に、作用を説明する。
第3図Aに示すように、左右方向の風向調節用
のルーバ群3を中立位置の直進方向にセツトした
状態では、このルーバ群3と連動するガイド用の
ルーバ群11も直進方向にセツトされ、ルーバ群
3の風向ルーバ片5とルーバ群11のガイドルー
バ片12が一直線状になつている。
そして、上記操作つまみ7により、ルーバ群3
を第3図Aの中立位置からBのように左方に回動
すると、逆連動機構14により、ルーバ群11は
右方に回動する。
このため、ケース体1の左方の内壁1Lと最左
側の風向ルーバ片5Lの前端部の間の気流の通路
が次第に狭くなるにしたがつて、ケース体1の左
方の内壁1Lと最左側のガイドルーバ片12Lの
後端部の間の気流の通路も次第に狭くなり、内壁
1Lと風向ルーバ片5L及びガイドルーバ片12
Lの間を通る気流がほとんど無くなり、気流の偏
向側この場合左側に直進気流が発生しないので、
各風向ルーバ片5L〜5R間を通つて左方に曲げ
られた偏向気流に対する障害が無く、ルーバ群3
による気流偏向効果が損われることがない。
一方、ケース体1の右方の内壁1Rと最右側の
風向ルーバ片5Rの前端部の間の気流の通路が次
第に広くなるにしたがつて、ケース体1の右方の
内壁1Rと最右側のガイドルーバ片12の後端部
の間の気流の通路も次第に広くなり、内壁1Rと
風向ルーバ片5R及びガイドルーバ片12Rの間
を通る気流が多くなり、ガイドルーバ片12Rに
よつて集められた気流が速い速度で吹出され、そ
の一部が風向ルーバ片5Rに沿つて左方に曲がる
ので、ルーバ群3による気流偏向効果を助ける結
果となる。
このように、通気する気流に対する抵抗を増大
させずに、気流偏向時に、偏向気流を妨げる強い
直進気流が発生せず、逆に気流偏向を助ける強い
気流が発生するので、風向調節効果が高くなる。
また、ルーバ群3を第3図Cのように右方に回
動した場合は、逆連動機構14により、ルーバ群
111は左方に回動し、Bの場合と方向が逆なだ
けで、同様な作用効果を奏する。
なお、本考案の実施例に際しては、上述した実
施例に限定されず、たとえば、風向調節用のルー
バ群3の両外側の風向ルーバ片5,5Rに対して
ガイドルーバ片12,12Rを設けるだけでもよ
く、また、上述した実施例では、左右方向の風向
調節用のルーバ群3に対してガイドルーバ片12
を設けたが、上下方向の風向調節用のルーバ群2
に対してガイドルーバ片を設けてもよい。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案の風向調節装置は、風
向調節用の風向ルーバ片とその後部のガイドルー
バ片を逆連動機構により逆方向に連動させ、気流
偏向時に、両外側の風向ルーバ片のうちの気流の
通路を次第に狭くする側つまり気流偏向側に対し
ての気流を少なくし、気流の通路を次第に広くす
る側に対しての気流を多くするので、気流偏向時
に、偏向気流を妨げる強い直進気流が発生せず、
逆に気流偏向を助ける強い気流が発生するので、
風向調節効果が高くなり、通過する気流に対する
抵抗も増大しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の風向調節装置の一実施例を示
す一部を切欠した斜視図、第2図はその一部の斜
視図、第3図はその作用説明のための要部の断面
図、第4図は従来の風向調節装置の断面図であ
る。 1…ケース体、3…風向調節用のルーバ群、5
…風向ルーバ片、5L,5R…両外側の風向ルー
バ片、8…連動機構としての連結杆、12,12
L,12R…ガイドルーバ片、14…逆連動機
構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前後を開口したケース体内に同方向に回動自在
    の複数の風向ルーバ片を並設した風向調節用のル
    ーバ群を設け、このルーバ群の複数の風向ルーバ
    片を連動機構により同方向に連動させる風向調節
    装置において、 上記風向調節用のルーバ群の複数の風向ルーバ
    片のうちの少なくとも両外側の各風向ルーバ片の
    後部に位置して上記ケース体内にガイドルーバ片
    を風向ルーバ片と同方向に回動自在に設け、この
    各ガイドルーバ片を逆連動機構により風向ルーバ
    片と逆の方向に連動させることを特徴とする風向
    調節装置。
JP10860086U 1986-07-15 1986-07-15 Expired JPH0354364Y2 (ja)

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