JPH05218212A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH05218212A
JPH05218212A JP4623492A JP4623492A JPH05218212A JP H05218212 A JPH05218212 A JP H05218212A JP 4623492 A JP4623492 A JP 4623492A JP 4623492 A JP4623492 A JP 4623492A JP H05218212 A JPH05218212 A JP H05218212A
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JP
Japan
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substrate
groove
air bridge
metal thin
semiconductor device
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Pending
Application number
JP4623492A
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English (en)
Inventor
Masao Aiga
正夫 相賀
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板上に形成された溝にまたがったエアブリ
ッジを形成する際、溝の部分に生じる段差によってメッ
キ給電層が導電不良になるのを克服する。 【構成】 基板21の溝及びエアーブリッジとの接触領
域に開口を有する誘電体膜26を設け、エアブリッジ2
3をメッキにより形成した後、上記誘電体膜をマスクと
してエッチングを行い溝22を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の製造方法
に関し、特に基板に形成された溝を跨いで形成されたエ
アブリッジと呼ばれる導電体層の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の半導体装置であるエアブリ
ッジの構造を示す図であり、図において、1は半導体チ
ップ、2は該チップ1表面に形成された溝、3は上記溝
2を跨ぐようにして金メッキにより形成されたエアブリ
ッジと呼ばれる導電体層、5は金メッキ時の給電層とな
る金属薄膜である。このようなエアブリッジは例えば、
基板上にレーザアレイを作製する場合、隣接する素子同
士の素子分離として溝を形成し、各素子間の所望の電極
を溝を跨いで接続する場合等に用いられる。
【0003】次に製造方法について説明する。まず図5
(a) に示すように、半導体チップ1の表面にエッチング
等により溝2を設け、次いで該溝を埋め込むようにして
基板全面にホトレジスト4を設ける(図5(b) )。そし
て図5(c) に示すように、上記ホトレジスト4をエアー
ブリッジの基板との接続部分を形成するための開口を有
するようにパターニングし、続いて、この上にメッキの
際の給電層となる1層又は複数の層からなる金属薄膜5
を蒸着またはスパッタなどで形成する。
【0004】次にエアブリッジが形成されるべき部分が
開口しているホトレジスト6をパターニングし、上記金
属薄膜5に電流を流し、この表面に例えば金をメッキす
る等により、エアブリッジ3を形成する(図5(d) )。
最後に、不要な部分の金属薄膜5、及び全てのホトレジ
スト6を除去し、またエアブリッジ3以外の部分の金属
薄膜5を除去して図3に示すようなエアブリッジを得
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の製
造方法は以上のように構成されており、ホトレジストと
してネガ型のものを用いた場合には、ホトレジスト4の
溝の深い部分では露光が不十分となったり、溝2の壁面
が逆メサの形状になっていると露光されない部分が生
じ、溝2の部分のホトレジスト4が剥離したりすること
がある。これに対し上記レジストとしてポジ型のものを
用いた場合にはこのような問題は解決されるが、レジス
ト塗布時に溝の壁面が逆メサ形状となっているため、溝
内壁にレジストが付きにくく、また溝上部にてレジスト
が平坦とならずに陥没したりして、溝が完全に埋められ
ない場合があり、このような場合、メッキ給電層となる
金属薄膜5が溝内部に形成されてショートを起こした
り、金属薄膜が溝の壁面で破断し、導通不良になり、部
分的にメッキされないといった問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、基板の溝部分でのメッキ給電層
の形成不良による導通不良を解消し、仕上がり精度のよ
いエアブリッジを得ることのできる半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置の製造方法は、基板の溝となる領域及び導電体層の上
記基板面と接触する部分を開口する誘電体膜を形成する
工程と、上記誘電体膜が形成された基板上に給電層を形
成する工程と、所定の形状にパターニングされたレジス
トを設け、上記給電層を用いて上記基板上に断面略コ字
状の導電体層を形成する工程と、上記誘電体膜をマスク
としてエッチングを行い基板に溝を形成する工程とを備
えたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、基板上の溝となる領域を
跨いで導電体層を形成した後、基板表面に設けた誘電体
膜をマスクとしてエッチングを行い溝を形成するように
したから、溝内面に給電層となる金属薄膜が形成された
り、溝上部において金属薄膜が破断することがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例による半導体装置の
製造方法を図について説明する。図1に示すように、半
導体基板21に溝22が形成されているが、これはエア
ブリッジ23を形成した後に、100nm以下の誘導体
膜(例えば70nmの窒化珪素膜)26をマスクとして
ウエットエッチングにより形成されたものである。
【0010】次に製造方法について説明する。まず、図
4(a) に示すように、窒化珪素膜26を、エアブリッジ
が接続されるべき半導体部分27,27′と溝22が形
成されるべき部分に開口するように既知の方法でパター
ニングする。次いで図4(b) に示すように、上記窒化珪
素膜26が形成された基板21上に第1のメッキ給電層
となる金属薄膜25を、例えば50nmのCr(あるい
はTi),200nmのPt,100nmのAuの順序
で電子ビーム蒸着を行ない形成する。この金属薄膜25
は厚みが350nm程度あり、上記形成した膜厚70n
mの窒化珪素膜26の溝22部及びエアブリッジが接続
されるべき半導体部分27,27′における段差で断線
することはない。
【0011】次に図4(c) に示すように、エアブリッジ
を基板から離したい距離に等しい厚みを有するホトレジ
スト(1〜10μm)を全面に塗布し、エアブリッジを
接続すべき半導体部分27,27′にコンタクトホール
のパターンを転写し、ホトレジスト24を開口させる。
そして上記ホトレジスト24の開口部に、金属薄膜25
を給電層として電流を流しメッキによって例えばAu2
8を被着させてエアブリッジの脚部分を形成する。そし
て、さらに第2のメッキ給電層となる金属薄膜29を、
例えば上記金属薄膜25と同様にして形成する。この
後、図4(d) に示すように、エアブリッジの本体部分が
形成されるべき金属薄膜29の部分が開口部となるよう
ホトレジストパターン30を転写し、上記形成した第2
の給電層29を用いて、例えばAuメッキによってエア
ブリッジの本体部分31を形成する。
【0012】この後、ホトレジスト30と24を既知の
方法で除去し、さらにエアーブリッジに必要のない金属
薄膜25及び29のAu,Pt部分を例えばシアン系の
エッチャントを用いて除去し、またCrを硝酸第二セリ
ウムアンモニウムをエッチャントとして除去する。その
後、残った窒化珪素膜26をマスクとして例えばウエッ
トエッチングにより半導体基板21の表面に掘り込み溝
22を形成し、図1に示すような構造を有する半導体装
置を得る。
【0013】このように本実施例によれば、基板21上
に溝となる部分及びエアブリッジの脚部となる領域に開
口を有する窒化珪素膜26を設け、この上に給電層とな
る金属薄膜25を形成し、レジスト24,第2の給電層
となる金属薄膜29,レジスト30を用いてエアーブリ
ッジ23を形成した後、上記窒化珪素膜26をマスクと
してエッチングを行い基板21に溝22を形成するよう
にしたから、エアーブリッジ23を形成する際の金属薄
膜25が溝内及び上方において破断することがなく、形
状のよいレジストブリッジ23を得ることができる。
【0014】なお上記実施例ではエアーブリッジを形成
するのに、メッキ給電層を2つ用いて形成するようにし
たが、図2に示すように、エアブリッジと基板との間隔
が小さくてもよい場合には1つのメッキ給電層15を用
い、レジストパターン14,20にて脚部の短いエアブ
リッジ13を形成するようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る半導体装置
の製造方法によれば、基板上の溝となる領域を跨いで導
電体層を形成した後、基板表面に設けた誘電体膜をマス
クとしてエッチングを行い、溝を形成するようにしたの
で、溝内面に給電層となる金属薄膜が形成されたり、溝
上部で破断したりすることがなく、再現性よくエアブリ
ッジを形成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による半導体装置の構造を
示す断面図である。
【図2】この発明の他の実施例による半導体装置の製造
方法を説明するための断面図である。
【図3】従来の半導体装置のエアブリッジの製造方法を
示す断面図である。
【図4】この発明の一実施例による半導体装置の製造方
法を示す図である。
【図5】従来の半導体装置のエアブリッジの製造方法を
示す図である。
【符号の説明】
13 エアブリッジ 15 メッキ給電層 21 半導体基板 22 溝 23 エアブリッジ 24 ホトレジスト 25 メッキ給電層 26 誘電体膜(窒化珪素膜など) 27,27′ 半導体基板のエアブリッジが接続され
るべき部分 28 Auメッキ層(エナブリッジの脚部) 29 金属薄膜(第2の給電層) 20,30 エアブリッジ選択成長マスク(ホトレ
ジスト) 31 エアブリッジ本体部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面の溝を跨ぐようにして形成され
    た断面略コ字状の導電体層を有する半導体装置を製造す
    る方法において、 上記基板の溝となる領域及び導電体層の上記基板面と接
    触する部分を開口する誘電体膜を形成する工程と、 上記誘電体膜が形成された基板上に給電層を形成する工
    程と、 所定の形状にパターニングされたレジストを設け、上記
    給電層を用いて上記基板上に断面略コ字状の導電体層を
    形成する工程と、 上記誘電体膜をマスクとしてエッチングを行い基板に溝
    を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
JP4623492A 1992-01-31 1992-01-31 半導体装置の製造方法 Pending JPH05218212A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001095390A1 (en) * 2000-06-02 2001-12-13 Sumitomo Precision Products Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing the device
US8482096B2 (en) 2007-09-18 2013-07-09 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor photodetector and manufacturing method therefor

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JP2002057215A (ja) * 2000-06-02 2002-02-22 Sumitomo Precision Prod Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
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