JPH0516970U - 床版ブロツク - Google Patents
床版ブロツクInfo
- Publication number
- JPH0516970U JPH0516970U JP7218291U JP7218291U JPH0516970U JP H0516970 U JPH0516970 U JP H0516970U JP 7218291 U JP7218291 U JP 7218291U JP 7218291 U JP7218291 U JP 7218291U JP H0516970 U JPH0516970 U JP H0516970U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- styrofoam
- crushed
- cement
- combustible
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃え易い発泡スチロールの成形体の粉砕粒を
原料として使いながら、不燃性で、断熱、吸音効果に優
れた軽量な床版ブロックを提供する。 【構成】 発泡スチロールの成形体を粉砕し、その粉砕
粒6の表面を、セメントペーストの固化層7で被覆した
発泡スチロールの不燃粒5と、セメント、水の混合物に
より成形した所定の大きさと、厚さとを有する本体2を
備え、上記本体の表面にモルタル被覆層3を設ける。
原料として使いながら、不燃性で、断熱、吸音効果に優
れた軽量な床版ブロックを提供する。 【構成】 発泡スチロールの成形体を粉砕し、その粉砕
粒6の表面を、セメントペーストの固化層7で被覆した
発泡スチロールの不燃粒5と、セメント、水の混合物に
より成形した所定の大きさと、厚さとを有する本体2を
備え、上記本体の表面にモルタル被覆層3を設ける。
Description
【0001】
この考案は、並べて敷き詰めることによりビルや家屋など建物のコンクリート 床を構成するのに適した不燃性で、断熱、吸音効果を有する軽量な床版ブロック に関する。
【0002】
このような床版ブロックとして、30〜50cm四方の四角形で、厚さが5〜 10cmのコンクリート製のものが公知である。
【0003】
上記床版ブロックはコンクリート製のため、不燃性で、それなりの断熱、吸音 効果を有するが、重量があるため並べて敷き詰める作業が重労働である。
【0004】
本考案は、コンクリート製のものよりも著しく軽量で、しかも断熱、吸音効果 も優れ、床版ブロックを得るために開発されたものであって、発泡スチロールの 成形体を粉砕し、その粉砕粒の表面をセメントペーストの固化層で被覆した発泡 スチロールの不燃粒と、セメント、水の混合物により成形した所定の大きさと、 厚さとを有する本体を備え、上記本体の表面にモルタルの被覆層を設けたことを 特徴とする。
【0005】
図示の各実施例において、1は30cm×30cm、30cm×50cm、5 0cm×50cmなどの四角形で、厚さが5〜10cm程度の本考案による床版 ブロックを示し、この床版ブロック1は、発泡スチロールの不燃粒と、セメント と、水との混合物により成形された本体2、及び本体2の表面に一体化した厚さ 5〜10mm程度のモルタルの被覆層3とからなる。
【0006】 発泡スチロールの不燃粒5は、発泡スチロールの成形体を粉砕機で粉砕して得 られる粒径10mm以下の粉砕粒をセメント、水と混合して表面をセメントペー ストで被覆し、必要ならば次に砂と混合したもので、発泡スチロール自体は燃え 易いが、その粉砕粒6の表面をセメントペーストの固化層7が被覆するため、高 温の炎に接触させても芯になっている粉砕粒6は焦げる程度で、燃焼しない。尚 、表面をセメントペーストで被覆後、セメントペーストが固まらないうちに砂と 混合すると、セメントペーストによって粉砕粒の表面に砂8が付着し、セメント ペーストの固化で砂が固着する。このように、発泡スチロールの不燃粒5の表面 を砂まみれにすると、粒の表面には砂で不規則な凹凸が生じ、本体2を成形する 際に本体成形用のセメント、不燃粒相互の結合強度が高まり、本体の強度を向上 することができる。
【0007】 上記発泡スチロールの不燃粒5と、セメント、水、必要に応じ少量の減水剤、 即時脱型剤をミキサーで混合し、スランプ値が0の流動性がない即時脱型用のコ ンクリート材料、又は4〜5時間程度で固まる固練りのコンクリート材料を作る 。配合割合はカサ1m3 の発泡スチロールの不燃粒に対し、セメント約100〜 250kg、水約50〜80リットルである。
【0008】 上記コンクリート材料を、底に本体裏面の溝4を形成する凸条を有する型枠内 に充填したのち軽くプレスして本体2を成形し、プレスすることによって生じた 型枠内の上部空間を、4〜5時間程度で固まる固練りのモルタルで満たし、モル タル被覆層3とする。尚、型枠内へのコンクリート材料の充填時や、プレス時に 型枠を振動させてもよい。 そして、コンクリート材料、及びモルタル被覆層3が固まったら型枠から脱型 して養生後、乾燥して製品とする。 尚、本体2を成形するコンクリート材料にパーライトなどの人工軽量骨材を混 合してもよく、そうすると製品の重量は更に軽くなる。又、砂を混合してもよく 、そうすると本体2の強度は高まる。
【0009】 本体裏面の、電線を通すための溝4は、図1に示すように本体の四辺に沿って 本体裏面を横切っても、図2に示すように十字形に本体裏面を横切ってもよい。 更に、本体の平面形状が大きいときは、図1と図2とが複合した図3のように本 体裏面を横切ってもよい。
【0010】
以上で明らかなように、本考案の床版ブロックは、原則として通常のコンクリ ート材料に使用される粗骨材の砂利や、細骨材の砂を含まず、発泡スチロールの 粉砕粒が芯となった不燃粒が砂利や砂の代りをする。そして、砂を使用するにし ても使用量は少なくてよいため非常に軽量であると共に、発泡スチロールの優れ た断熱性、吸音性によって断熱効果、吸音効果の非常に大きな床版ブロックにな る。
【0011】 又、発泡スチロールの粉砕粒それ自体は燃え易いと共に、弾性を有するので、 セメント、水と混合して即時脱型用、又は固練りのコンクリート材料を作り、型 枠に充填してプレスした場合、プレスを釈放すると弾性で復元し、所定の寸法に ならない。しかし本考案では、この発泡スチロールの粉砕粒の表面をセメントペ ースト層の固化層7で被覆して不燃性にしてあるため、床版ブロックは不燃で、 しかも本体2は寸法通りに成形できる。そして、本体2の組織はおこし状である が、その表面はモルタル被覆層3で覆われているため体裁がよい。又、本体の裏 面に、電線を通すための溝を、裏面を横切って設けると、この溝に電線を通し、 床下に電線を体裁よく敷設できる。
【0012】 更に、廃棄処理に困っている発泡スチロールの成形体に新しい用途を与え、有 効に再利用できる。
【図1】本考案の床版ブロックの第1実施例の斜視図で
ある。
ある。
【図2】本考案の床版ブロックの第2実施例の斜視図で
ある。
ある。
【図3】本考案の床版ブロックの他の一実施例の斜視図
である。
である。
【図4】発泡スチロールの不燃粒の拡大断面図である。
1 床版ブロック 2 本体 3 モルタルの被覆層 4 溝 5 発泡スチロールの不燃粒 6 発泡スチロールの粉砕粒 7 セメントペーストの固化層
Claims (1)
- 【請求項1】 発泡スチロールの成形体を粉砕し、その
粉砕粒の表面をセメントペーストの固化層で被覆した発
泡スチロールの不燃粒と、セメント、水の混合物により
成形した所定の大きさと、厚さとを有する本体を備え、
上記本体の表面にモルタル被覆層を設けたことを特徴と
する床版ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7218291U JPH0516970U (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 床版ブロツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7218291U JPH0516970U (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 床版ブロツク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516970U true JPH0516970U (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=13481824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7218291U Pending JPH0516970U (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 床版ブロツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516970U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0238040A (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-07 | Fujimori Kogyo Kk | 床材 |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP7218291U patent/JPH0516970U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0238040A (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-07 | Fujimori Kogyo Kk | 床材 |
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