JPH05110069A - 電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタの製造方法

Info

Publication number
JPH05110069A
JPH05110069A JP3264313A JP26431391A JPH05110069A JP H05110069 A JPH05110069 A JP H05110069A JP 3264313 A JP3264313 A JP 3264313A JP 26431391 A JP26431391 A JP 26431391A JP H05110069 A JPH05110069 A JP H05110069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
thin film
electrode
poly
active layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3264313A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Fuchigami
宏幸 渕上
Akira Tsumura
顯 津村
Yuji Hizuka
裕至 肥塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3264313A priority Critical patent/JPH05110069A/ja
Publication of JPH05110069A publication Critical patent/JPH05110069A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K10/00Organic devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching; Organic capacitors or resistors having a potential-jump barrier or a surface barrier
    • H10K10/40Organic transistors
    • H10K10/46Field-effect transistors, e.g. organic thin-film transistors [OTFT]
    • H10K10/462Insulated gate field-effect transistors [IGFETs]
    • H10K10/464Lateral top-gate IGFETs comprising only a single gate

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電極の変質を防止するとともに、生産性に優
れ、軽量で柔軟性に富む有機半導体薄膜を活性層として
用いることのできる電界効果トランジスタの製造方法を
得ることができる。 【構成】 活性化処理により半導体となる有機薄膜11
に活性化処理を施し有機半導体薄膜1とし、有機半導体
薄膜1にソース電極2とドレイン電極3を形成し、ソー
ス電極2とドレイン電極3間の導電率を制御するように
ゲート電極7を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活性層として有機化合
物を用いた電界効果トランジスタの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】有機化合物の中には、フタロシアニンに
代表される低分子化合物、ポリチオフェンに代表される
ようなπ−共役系高分子および上記π−共役系高分子と
骨格が同じであるが繰り返し単位数の小さいチオフェン
オリゴマーに代表されるようなπ−共役系オリゴマー
等、半導体的性質を示すものが多く知られている。これ
ら有機化合物は、無機半導体と同様に、価電子帯、伝導
帯およびこれらを隔てる禁制帯からなるバンド構造を形
成しているものと考えられ、化学的方法、電気化学的方
法および物理的方法等により価電子帯から電子を引き去
ったり(酸化)、または伝導帯に電子を注入したり(還
元)すること(以下、ドーピングという)によって電荷
を運ぶキャリアを生じるものと説明されている。このよ
うな半導体的性質から、これら有機化合物を様々な素子
に適用することができ、これまでにいくつかの報告がな
されている。
【0003】具体的には、ポリアセチレンを用いたショ
ットキー接合素子{刊行物(J.Appl.Phys.
52巻、869頁、1981年)および特開昭56−1
47486号公報等}、ポリピロール系高分子を用いた
ショットキー接合素子{刊行物(J.Appl.Phy
s.54巻、2511頁、1983年)および特開昭5
9−63760号公報等}が知られている。また、無機
半導体であるn−型CdSとp−型ポリアセチレンとを
組み合わせたヘテロ接合素子が報告されている{刊行物
(J.Appl.Phys.51巻、4252頁、19
80年)}。有機半導体同士を組み合わせた接合素子と
しては、p−型およびn−型ポリアセチレンを用いたp
nホモ接合素子が知られている{刊行物(Appl.P
hys.Lett.33巻、18頁、1978年)}。
更に、ポリピロールとポリチオフェンからなるヘテロ接
合素子{刊行物(Jpn.J.Appl.Phys.2
4巻、L553頁、1985年)}、ポリアセチレンと
ポリN−メチルからなるヘテロ接合素子ピロール{刊行
物(J.Appl.Phys.58巻、1279頁、1
985年)}も知られている。
【0004】また、最近では有機半導体を電界効果トラ
ンジスタの活性層に適用する試みがなされ、ポリアセチ
レンを用いたもの{刊行物(J.Appl.Phys.
54巻、3255頁、1983年)}、ポリ(N−メチ
ルピロ−ル)を用いたもの{刊行物(Chem.Let
t.863頁、1986年}、ポリチオフェンを用いた
もの{刊行物(Appl.Phys.Lett.49
巻、1210頁、1986年)}、金属フタロシアニン
類を用いたもの{刊行物(Chem.Phys.Let
t.145巻、343頁、1988年}、チオフェンオ
リゴマーを用いたもの{刊行物(Solid Stat
e Comm.72巻、381頁、1989年)}等が
知られている。
【0005】ここで、電界効果トランジスタについて、
まずポリチオフェンを用いたものを例に説明する。図1
2にポリチオフェンを活性層に用いた従来のトランジス
タの断面図を示す。ここで、1は活性層となるポリチオ
フェン膜、2はソース電極となる金膜、3はドレイン電
極となる金膜、4はゲート絶縁膜となるシリコン酸化
膜、5はゲート電極兼基板であるn形シリコンウエハ、
6はシリコンウエハとオーミック接合を取るための電極
である。次に、このポリチオフェンを活性層に用いたト
ランジスタの製造方法について説明する。n形シリコン
ウエハ5の表面に熱酸化膜または自然酸化膜4を従来の
方法により形成し、この上に通常の光リソグラフィー
法、エッチング法によりソース電極2およびドレイン電
極3となる金膜のパターンを形成し、その電極上2、3
および電極間に活性層となるポリチオフェン膜1を電界
重合法により形成している。シリコンウエハとオーミッ
ク接合を取るための電極6は、ソース電極、ドレイン電
極及び活性層を形成したシリコン基板面の反対側の酸化
膜を剥離し、Ga−In合金を塗布することにより行っ
ている。従来の有機トランジスタの活性層の形成方法と
して、上記の電界重合法の他に、真空蒸着法、イオンク
ラスタービーム法(ICB法)、スピンコート法、ラン
グミュア・ブロジェット法(LB法)などが報告されて
いる。
【0006】次に、電界効果トランジスタについて、オ
リゴチオフェンを用いたものを例に説明する。図13に
オリゴチオフェンを活性層に用いたトランジスタの断面
図を示す。ここで、1は活性層となるオリゴチオフェン
膜、2はソース電極となる金膜、3はドレイン電極とな
る金膜、4はゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜、5は
ゲート電極兼基板であるn形シリコンウエハ、6はシリ
コンウエハとオーミック接合を取るための電極である。
このオリゴチオフェンを活性層に用いたトランジスタの
製造方法について説明する。n形シリコンウエハ5の表
面に熱酸化膜または自然酸化膜4を従来の方法により形
成し、この上に活性層となるオリゴチオフェン膜を真空
蒸着法で形成している。次に、この活性層の上に通常の
光リソグラフィー法、エッチング法によりソース電極2
およびドレイン電極3となる金膜のパターンを形成して
いる。シリコンウエハとオーミック接合を取るための電
極6は、ソース電極、ドレイン電極及び活性層を形成し
たシリコン基板面の反対側の酸化膜を剥離し、Ga−I
n合金を塗布することにより行っている。従来の有機ト
ランジスタは何れも、上記2つのうちのどちらかの方法
によって作製されている。
【0007】次に、ポリチオフェンを活性層に用いたト
ランジスタを例にその動作について説明する。ソース電
極2とドレイン電極3の間に電圧をかけると、ポリチオ
フェン膜1を通してソース電極2とドレイン電極3の間
に電流が流れる。この時、絶縁膜4によりポリチオフェ
ン膜1と隔てられたゲート電極となるシリコン板5に電
圧を印加すると、電界効果によってポリチオフェン膜1
の電導度を変えることができ、従って、ソース・ドレイ
ン電極2、3の電流を制御することができる。これは絶
縁膜4に近接するポリチオフェン膜1内の蓄積層の幅が
シリコン板5に印加する電圧によって変化し、実効的な
正のキャリアからなるチャネル断面積が変化するためで
あると考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電界効果ト
ランジスタのうち、ポリ(N−メチルピロール)および
ポリチオフェンを活性層として用いたものは、電解重合
法により作製され生産性に欠ける。また、金属フタロシ
アニン類またはオリゴチオフェンを活性層として用いた
ものは、真空蒸着法により作製され、大型の真空装置を
用い生産性に欠ける。一般に、電界効果トランジスタの
活性層となり得る有機材料はほとんどが溶剤に不溶であ
る。ところが、加工性に優れた溶剤に可溶な前駆体から
得られる導電性高分子材料として、例えばポリ(2、5
−チエニレンビニレン){刊行物(Polym.Com
mun.28巻、229頁、1987年、)}、ポリ
(p−フェニレンビニレン){刊行物(Polym.C
ommun.25巻、327頁、1984年}、ポリア
セチレン{刊行物(Synth.Met.14巻、24
5頁、1986年}等が報告されている。これら溶剤に
可溶な高分子は、成形性に富み、スピンコート法などの
簡単な方法で大面積基板上に薄膜を形成できることか
ら、生産性に優れている。ところが、これら材料を電界
効果トランジスタの活性層に用いるには、まず溶剤に可
溶な前駆体を薄膜化し、次に前駆体から導電性高分子
(半導体)に変換(活性化)する必要がある。この変換
処理(活性化処理)は、一般的に前駆体薄膜を加熱する
ことにより行われるが、加熱だけでは変換が効率よく進
行しないことが多い。通常、これら変換を促進させるた
めには化学的処理、より具体的には酸処理を行うことが
有効である。しかしながら、化学的処理を行った場合、
ソース電極、ドレイン電極またはゲート電極が好ましく
ない化学変化を起こすという課題があった。また、この
ような課題は、活性層である有機薄膜の電気特性を制御
するために用いられる化学的ドーピング処理を行う場合
にも生じ、化学的ドーピング処理によりソース電極、ド
レイン電極およびゲート電極が腐食するなど好ましくな
い化学変化を起こすことがあった。
【0009】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、電極の変質を防止するとともに、生産性
に優れ、軽量で柔軟性に富む有機半導体薄膜を活性層と
して用いることのできる電界効果トランジスタの製造方
法を得ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電界効果トラン
ジスタの製造方法は、活性化処理により半導体となる有
機薄膜に活性化処理を施し有機半導体薄膜とする工程、
上記有機半導体薄膜にソース電極およびドレイン電極を
形成する工程、並びに上記ソース電極とドレイン電極間
の導電率を制御するように、ゲート電極を形成する工程
を施すものである。
【0011】本発明の別の発明の電界効果トランジスタ
の製造方法は、端子を備えたゲート電極にゲート絶縁膜
を設ける工程、上記ゲート絶縁膜に活性化処理により半
導体となる有機薄膜を設ける工程、上記ゲート電極を保
護しながら上記有機薄膜を活性化処理し有機半導体薄膜
とした後上記ゲート電極の端子を露出させる工程、並び
に上記有機半導体薄膜にソース電極およびドレイン電極
を形成する工程を施すものである。
【0012】
【作用】本発明において、有機薄膜を活性化処理により
有機半導体薄膜とする時、電極が活性化処理にさらされ
ないので、所期目的を達成することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例による電界効果トラ
ンジスタの断面図であり、ここで、1は活性層となる有
機半導体薄膜、2はソース電極、3はドレイン電極、4
はゲート絶縁膜、7はゲート電極、8は基板である。図
2(a)〜(e)は、本発明の一実施例の電界効果トラ
ンジスタの製造方法の工程図であり、11は活性化処理
により有機半導体となる有機薄膜ある。まず基板8上に
有機薄膜11を形成し{図2(a)}、この有機薄膜1
1に所望の活性化処理(化学処理および化学的ドーピン
グ処理)を施し、活性層として働く有機半導体薄膜1に
変換する{図2(b)}。その後、有機半導体薄膜1上
にソース電極およびドレイン電極2、3を形成し{図2
(c)}、次いでその上にゲート絶縁膜4を形成し{図
2(d)}、更にゲート電極7を形成する{図2
(e)}。この手順により、有機薄膜11に対して行わ
れる例えば化学処理および化学的ドーピング処理等の活
性化処理による、ソース電極2、ドレイン電極3および
ゲート電極7に対する影響が避けられる。
【0014】図3は本発明の別の発明の一実施例による
電界効果トランジスタの断面図であり、ここで、1は活
性層となる有機半導体薄膜、2はソース電極、3はドレ
イン電極、4はゲート絶縁膜、7は端子を備えたゲート
電極、8は基板、11は活性化処理により有機半導体と
なる有機薄膜である。図4(a)〜(d)は、本発明の
別の発明の一実施例の電界効果トランジスタの製造方法
の工程図、図5(e)〜(f)は、本発明の別の発明の
一実施例の電界効果トランジスタの製造方法の工程図で
あり、図4(d)の後の工程を示し、9は保護膜であ
る。まず基板8上に端子を備えたゲート電極7を形成し
{図4(a)}、その上にゲート絶縁膜4を形成する
{図4(b)}。次いで、上記ゲート絶縁膜4上に活性
層として働く有機薄膜11を形成し{図4(c)}、ゲ
ート絶縁膜4で覆われていないゲート電極の露出部を保
護膜9で被覆する{図4(d)}。その後、有機薄膜1
1に対し所望の化学処理および化学的ドーピング処理を
施し有機半導体薄膜1とした{図5(a)}後、保護膜
9を除去して端子を露出させ、上記有機半導体薄膜1上
にソース電極2およびドレイン電極3を形成する。この
手順により、有機薄膜11に対して行われる化学処理お
よび化学的ドーピング処理の、ソース電極2、ドレイン
電極3およびゲート電極7に対する影響が避けられる。
【0015】図6(a)〜(d)は、本発明の別の発明
の他の実施例の電界効果トランジスタの製造方法の工程
図、図7(e)〜(f)は、本発明の別の発明の他の実
施例の電界効果トランジスタの製造方法の工程図であ
り、図6(d)の後の工程を示す。まず基板8上にゲー
ト電極7を形成し{図6(a)}、その上にゲート絶縁
膜4を形成する{図6(b)}。次いで、上記ゲート絶
縁膜4上に有機薄膜11を形成する{図6(c)}。そ
の後、有機薄膜11に対し所望の化学処理および化学的
ドーピング処理を施し、有機半導体薄膜1とした{図6
(d)}。上記処理終了後、ゲート電極端子部上のゲー
ト絶縁膜を除去し、有機半導体薄膜1上にソース電極お
よびドレイン電極2、3を形成する。この手順により、
有機薄膜11に対して行われる化学処理および化学的ド
ーピング処理の、ソース電極、ドレイン電極およびゲー
ト電極2、3、7に対する影響が避けられる。
【0016】本発明に係わるゲート電極としては、金、
白金、クロム、パラジウム、アルミニウム、インジウ
ム、モリブデン、低抵抗ポリシリコン、低抵抗アモルフ
ァスシリコン等の金属や錫酸化物、酸化インジウムおよ
びインジウム・錫酸化物(ITO)等を用いるのが一般
的であるが、もちろんこれらの材料に限られるわけでは
なく、また、これらの材料を2種以上使用しても差し支
えない。ここで、金属膜を設ける方法としては蒸着、ス
パッタリング、メッキ、各種CVD成長の方法がある。
又、使用目的に応じて、ゲート電極7と基板8を兼ね、
シリコンウエハー、ステンレス板、銅版等の導電性の板
を用いることも可能である。
【0017】本発明に係わる絶縁膜4としては、絶縁性
のものであれば無機、有機の何れの材料でも使用可能で
あり、一般的には酸化シリコン、窒化シリコン、酸化ア
ルミニウム、窒化アルミニウム、酸化チタン、ポリエチ
レン、ポリエステル、ポリイミド、ポリフェニレンスル
フィド、ポリパラキシレン、ポリアクリロニトリルおよ
び各種絶縁性LB膜等が用いられ、これらの材料を2つ
以上併せて用いてもよい。特に、上記本発明の別の発明
の他の実施例に示したゲート絶縁膜で保護膜の役割を兼
ねるには、上記無機酸化物および窒化物が好ましい。こ
れらの絶縁膜の作製法としては特に制限はなく、例えば
CVD法、プラズマCVD法、プラズマ重合法、蒸着
法、スピンコーティング法、ディッピング法、クラスタ
イオンビーム蒸着法およびLB法などが挙げられ、何れ
も使用可能である。また、シリコンウエハーをゲート電
極7と基板8を兼ねて用いる場合には、絶縁膜4として
はシリコンの熱酸化法等によって得られる酸化シリコン
膜が好適である。
【0018】本発明に係わる例えば化学的処理および化
学的ドーピング処理等の活性化処理により有機半導体と
なる有機薄膜としては、薄膜形成後に化学的処理を行う
ことにより半導体的性質を有し活性層として有効に働く
もの、および化学的ドーピング処理により半導体的特性
を有し活性層として有効に働くものであればなんでもよ
い。薄膜形成後に化学的処理を行うことにより活性層と
して有効に働くものとして、例えばポリアセチレン、ポ
リ(2、5−チエニレンビニレン)、ポリ(2、5−チ
エニレンビニレン)誘導体、ポリ(2、5−フリレンビ
ニレン)、ポリ(2、5−フリレンビニレン)誘導体、
ポリ(2、5−フェニレンビニレン)、ポリ(2、5−
フェニレンビニレン)誘導体等の溶剤に可溶な前駆体薄
膜から化学的に変換することにより得られるπ−共役系
高分子や、ポリアニリン、ポリ(N−置換アニリン)、
ポリ(2−置換アニリン)、ポリ(3−置換アニリ
ン)、ポリ(2,3−二置換アニリン)等の化学的に変
換することにより所望の構造とすることができるポリア
ニリン類や、これら2種類以上の共重合体およびそれら
の両親媒性誘導体等のπ−共役系高分子が使用できる。
ここで、これら高分子の繰り返し単位数には制限がな
く、繰り返し単位数4以上のオリゴマーも使用できる。
なお、上記溶剤に可溶な前駆体薄膜から化学的に変換す
ることにより得られるπ−共役系高分子は、熱処理によ
っても変換される場合があるが、化学的処理または化学
的処理と熱処理の併用により変換効率を高めることが可
能である。上記π−共役系高分子の中でも、トランジス
タ特性およびその安定性から、特にポリ(2、5−チエ
ニレンビニレン)、ポリ(2、5−チエニレンビニレ
ン)誘導体、ポリ(2、5−フリレンビニレン)、ポリ
(2、5−フリレンビニレン)誘導体、ポリ(2、5−
フェニレンビニレン)、ポリ(2、5−フェニレンビニ
レン)誘導体等が好ましい。化学式(1)にポリアリレ
ンビニレンの
【0019】
【化1】
【0020】化学構造式を示す。化学的ドーピング処理
により、その有機薄膜の電気的物性を制御することによ
り活性層として有効に働くものとして、例えばポルフィ
リン類、金属ポルフィリン類、フタロシアニン類、金属
フタロシアニン類、メロシアニン等の低分子有機半導体
や、テトラチアフルバレン(TTF)、テトラシアノキ
ノジメタン(TCNQ)、およびその錯体(TTF−T
CNQ)で代表される各種低分子や、高分子の電荷移動
錯体も用いることができ、これらの化合物を2種類以上
組み合わせて用いてもよい。更に、例えばポリアセチレ
ン、ポリピロール、ポリ(N−置換ピロール)、ポリ
(3−置換ピロール)、ポリ(3,4−ニ置換ピロー
ル)、ポリチオフェン、ポリ(3−置換チオフェン)、
ポリ(3,4−二置換チオフェン)、ポリベンゾチオフ
ェン、ポリイソチアナフテン、ポリ(p−フェニレンビ
ニレン)、ポリ(p−フェニレンビニレン)誘導体、ポ
リ(2、5−チエニレンビニレン)、ポリ(2、5−チ
エニレンビニレン)誘導体、ポリ(2、5−フリレンビ
ニレン)、ポリ(2、5−フリレンビニレン)誘導体、
ポリアニリン、ポリ(N−置換アニリン)、ポリ(2−
置換アニリン)、ポリ(3−置換アニリン)、ポリ
(2,3−二置換アニリン)、ポリジアセチレン類、ポ
リアズレン、ポリピレン、ポリカルバゾール、ポリ(N
−置換カルバゾール)、ポリセレノフェン、ポリフラ
ン、ポリベンゾフラン、ポリパラフェニレン、ポリパラ
フェニレンビニレン、ポリインドール、ポリピリダジ
ン、ポリアセンおよびグラファイト状高分子等、並びに
これら2種類以上の共重合体及びそれらの両親媒性誘導
体等のπ−共役系高分子が使用できる。ここで、これら
高分子の繰り返し単位数には制限がなく、繰り返し単位
数4以上のオリゴマーも使用できる。
【0021】これら有機薄膜の作製法としては、真空蒸
着法、分子線エピタキシャル成長法、イオンクラスター
ビーム法、低エネルギーイオンビーム法、イオンプレー
ティング法、CVD法、スパッタリング法、プラズマ重
合法、電解重合法、化学重合法、スピンコート法、キャ
スト法、ディッピング法、ロールコート法、バーコート
法およびLB法等が挙げられ、材料に応じて使用でき
る。ただし、この中で生産性の点で、簡単に薄膜が形成
できるスピンコート法、キャスト法、ディッピング法、
ロールコート法、バーコート法等が好まれる。これら有
機半導体からなる薄膜の膜厚としては、特に制限はない
が、得られたトランジスタの特性は、有機半導体からな
る活性層の膜厚に大きく左右される場合が多く、その膜
厚は、有機半導体により異なるが、一般に3000オン
グストローム以下が好ましい。薄膜形成後に化学的処理
を行うことにより活性層として有効に働く有機薄膜も、
しばしばドーピング処理によりその電気特性が制御され
るが、他の素子構成部を化学的に変質させない限り、
(1)気相からのドーピング、(2)液相からのドーピ
ング、(3)電気化学的ドーピング、(4)光開始ドー
ピング等化学的ドーピングおよび例えば刊行物{工業材
料、34巻、第4号、55頁、1986年}に示された
イオン注入法等の物理的ドーピングの何れも使用可能で
ある。
【0022】本発明の別の発明に係わる有機薄膜を活性
化処理する工程におけるゲート電極の保護は、ゲート電
極がゲート絶縁膜を設ける時に同時にゲート絶縁膜で被
覆されている時(図6、図7)は必要ないが、ゲート電
極の一部が露出している場合、その露出部に化学的処理
および化学的ドーピング処理に対し耐性があり、電極を
有効に保護する保護膜を設ける必要がある。保護膜とし
ては、例えば通常のノボラック系、クロル化ポリスチレ
ン系、PMMA系、ポリビニルフェノール系等のレジス
ト材料が挙げられる。
【0023】本発明に係わる基板には絶縁性の材料であ
ればいずれも使用可能であり、具体的には、ガラス、ア
ルミナ焼結体やポリイミドフィルム、ポリエステルフィ
ルム、ポリエチレンフィルム、ポリフェニレンスルフィ
ド膜、ポリパラキシレン膜などの各種絶縁性プラスチッ
クなどが使用可能である。以下に、さらに具体的な実施
例を述べるが、もちろんこれをもって本発明を限定する
ものではない。
【0024】実施例1.基板である直径2インチ,厚さ
0.7mmの無アルカリガラスウエハー上に、化学式
(2)の構造式で表される
【0025】
【化2】
【0026】ポリ(2,5−チエニレンビニレン)の前
駆体ポリマーの2wt%ジメチルホルムアミド溶液を上
記素子基板上にスピンコートし有機薄膜を得た。スピン
コートは、回転数:4000rpm、回転時間:60
秒、雰囲気温度:60℃にて空気中で行った。このよう
にして形成した前駆体ポリマーからなる薄膜に対し、十
分乾燥後、赤外線ゴールドイメージ炉を用い、塩化水素
ガスを含む窒素気流下で200℃にて60分間、加熱す
ることにより化学処理を施し活性層となる有機半導体薄
膜を得た。塩化水素ガス供給は、ガス洗浄瓶中の塩酸試
薬原液上に窒素ガスを流し込み、このガス洗浄瓶から流
出する塩化水素ガスを含む窒素ガスを濃硫酸ならびに塩
化カルシウム乾燥管で乾燥させ、イメージ炉内に流入す
ることにより行った。上記加熱処理後、ポリ(2,5−
チエニレンビニレン)の前駆体ポリマーは、化学式
(3)の構造式で表される
【0027】
【化3】
【0028】ポリ(2,5−チエニレンビニレン)に変
換され、光沢を有する褐色の極めて均質な膜となった。
この前駆体ポリマーからポリ(2,5−チエニレンビニ
レン)への変換は、図8に示された本発明の一実施例に
係わる化学処理により得られた有機半導体膜の赤外線吸
収スペクトルに見られる。即ち、前駆体ポリマーの側鎖
エーテル結合に基づく1100cm-1のC−O−C伸縮
振動の吸収が消失し、ポリ(2,5−チエニレンビニレ
ン)のビニレン結合に基づく1590cm-1のトランス
ビンレンC−H面外変角振動の吸収が現れることにより
確認された。図9に、熱処理のみ施した上記有機薄膜の
赤外線吸収スペクトルを比較のために示す。さらに、上
記前駆体ポリマーからポリ(2,5−チエニレンビニレ
ン)への変換は、電子スペクトルに見られ、上記加熱処
理後およそ530nmに極大を持つπ−π*に基づく吸
収が出現し、一重結合と二重結合の繰り返しによるπ−
共役結合が形成していることからも確認された。次い
で、この有機半導体膜のポリ(2,5−チエニレンビニ
レン)膜上に、通常の蒸着法、光リソグラフィー法およ
びエッチング法を用いて厚さ1000オングストローム
のインジウム・錫酸化物(ITO)薄膜パターンを形成
した。その上に通常の蒸着法ならびにマスク法を用いて
厚さ5000オングストロームのSiOX絶縁膜を形成
した。さらに、その上に、通常の蒸着法および光リソグ
ラフィー法およびエッチング法を用いて厚さ1000オ
ングストロームのクロム薄膜パターンを形成し本発明の
一実施例による電界効果トランジスタを得た。この様に
して得られたトランジスタは絶縁ゲート電界効果トラン
ジスタで構成され、図1に示される断面となる。この場
合、1は活性層となるPTV膜、2はソース電極となる
ITO膜、3はドレイン電極となるITO膜、4はゲー
ト絶縁膜となるSiO2蒸着膜、7はゲート電極である
クロム膜、8はガラスウエハ素子基板である。ここで、
ポリ(2,5−チエニレンビニレン)は何らドーピング
処理を施さなくても半導体特性を示し、トランジスタの
活性層として働く。上記トランジスタのチャネル幅
(W)、チャネル長(L)はそれぞれ2mm、2.5μ
mである。図10は本発明の一実施例によるトランジス
タと従来のトランジスタを比較する電気特性図であり、
横軸はトランジスタのゲート電圧(VG)、縦軸はチャ
ネル電流(ID)で、ソース・ドレイン電圧VDS=−2
0vでの静特性を示している。図中、Aは本発明の一実
施例によるトランジスタの電気特性である。
【0029】比較例1.実施例1において、有機薄膜に
化学的処理を施さない他は実施例1と同様にしてトラン
ジスタを得、実施例1と同様にしてその電気特性を測定
した。図10中Cにその電気特性を示す。
【0030】図10により、電極を損なうことなく化学
的処理を行なうことにより得られた有機半導体薄膜を活
性層とする、実施例1で得られた電界効果トランジスタ
は従来よりおよそ一桁ON電流を増加できることが判
る。キャリア移動度はおよそ1×10-1cm2/V・s
ecと求められた。
【0031】実施例2.基板である直径2インチ,厚さ
0.7mmの無アルカリガラスウエハー上に、通常の蒸
着法、光リソグラフィー法ならびにエッチング法を用い
て厚さ1000オングストロームのクロムパターンを形
成した。その上に通常の蒸着法およびマスク法を用いて
厚さ5000オングストロームのSiOX絶縁膜を形成
した。実施例1と同様に、化学式(1)で表されるポリ
(2,5−チエニレンビニレン)の前駆体ポリマーの2
wt%ジメチルホルムアミド溶液を上記素子基板上にス
ピンコートした。スピンコートは、回転数:4000r
pm、回転時間:60秒、雰囲気温度:60℃にて空気
中で行った。電極取り出し部のような、絶縁膜に覆われ
ていないクロム電極露出部上に、クロム電極の保護膜と
して通常のノボラック系ポジ型レジストデあるAZ13
50を、1.5μmの厚さで被覆した。
【0032】このようにして形成した前駆体ポリマーか
らなる有機薄膜に対し、十分乾燥後、赤外線ゴールドイ
メージ炉を用い、塩化水素ガスを含む窒素気流下で20
0℃にて60分間、加熱することにより化学処理を施し
有機半導体薄膜を得た。塩化水素ガス供給は、ガス洗浄
瓶中の塩酸試薬原液上に窒素ガスを流し込み、このガス
洗浄瓶から流出する塩化水素ガスを含む窒素ガスを濃硫
酸および塩化カルシウム乾燥管で乾燥させ、イメージ炉
内に流入することにより行った。実施例1と同様、上記
加熱処理後、ポリ(2,5−チエニレンビニレン)の前
駆体ポリマーは、化学式(2)で表されるポリ(2,5
−チエニレンビニレン)に変換され、光沢を有する褐色
の極めて均質な膜となった。
【0033】この前駆体ポリマーからポリ(2,5−チ
エニレンビニレン)への変換は、化学処理後の膜の赤外
線吸収スペクトルにおいて、前駆体ポリマーの側鎖エー
テル結合に基づく1100cm-1のC−O−C伸縮振動
の吸収が消失し、ポリ(2,5−チエニレンビニレン)
のビニレン結合に基づく1590cm-1のトランスビン
レンC−H面外変角振動の吸収が現れることにより確認
された。また、上記前駆体ポリマーからポリ(2,5−
チエニレンビニレン)への変換は、電子スペクトルにお
いて、上記加熱処理後およそ530nmに極大を持つπ
−π*に基づく吸収が出現し、一重結合と二重結合の繰
り返しによるπ−共役結合が形成していることからも確
認された。
【0034】次いで、上記電極取り出し部等の絶縁膜に
覆われていない電極上の、ノボラック系ポジ型レジスト
デあるAZ1350をアセトンで除去した。その後ポリ
(2,5−チエニレンビニレン)膜上に、通常の蒸着法
を用いて厚さ300オングストロームのクロム薄膜を形
成し、引き続きその上に厚さ700オングストロームの
金薄膜を形成した。ここで、下地のクロムは金電極とポ
リ(2,5−チエニレンビニレン)膜との密着性を向上
させる目的で使用した。次に、このクロムを下地とする
金電極を通常の光リソグラフィー法およびエッチング法
で目的の形状にパターニングし、本発明の別の発明の一
実施例による電界効果トランジスタを得た。この様にし
て得られたトランジスタは絶縁ゲート電界効果トランジ
スタで構成され、図3に示される断面となる。ここで、
1は活性層となるPTV膜、2はソース電極となる金
膜、3はドレイン電極となる金膜、4はゲート絶縁膜と
なるSiO2蒸着膜、7はゲート電極であるクロム膜、
8はガラスウエハ素子基板である。ここで、ポリ(2,
5−チエニレンビニレン)は何らドーピング処理を施さ
なくても半導体特性を示し、トランジスタの活性層とし
て働く。上記トランジスタのチャネル幅(W)、チャネ
ル長(L)はそれぞれ2mm、2.5μmである。図1
0中、Bに、得られたトランジスタの電気特性を示す。
それによると、実施例1と同様な特性が得られ、電極を
損なうことなく化学的処理を行なうことにより得られた
有機半導体薄膜を活性層とすることにより、従来よりお
よそ一桁ON電流を増加できることが判る。キャリア移
動度はおよそ1×10-1cm2/V・secと求められ
た。
【0035】実施例3.基板である直径2インチ,厚さ
0.7mmの無アルカリガラスウエハー上に、ポリ(3
−ヘキシルチオフェン)の5wt%クロロホルム溶液を
上記素子基板上にスピンコートし有機薄膜を得た。スピ
ンコートは、回転数:4000rpm、回転時間:60
秒、雰囲気温度:20℃、窒素雰囲気中で行った。この
ようにして形成した有機薄膜を十分乾燥後、塩化水素ガ
スを含む窒素気流下で化学ドーピング処理を施し、有機
半導体薄膜を得た。塩化水素ガス供給は、ガス洗浄瓶中
の塩酸試薬原液上に窒素ガスを流し込み、このガス洗浄
瓶から流出する塩化水素ガスを含む窒素ガスを濃硫酸な
らびに塩化カルシウム乾燥管で乾燥させ、グローボック
ス内に流入することにより行った。このドーピング処理
により電気伝導度が10-8S/cmから10-6S/cm
に増加した。
【0036】次いで、このドーピング処理を施されたポ
リ(3−ヘキシルチオフェン)上に、通常の蒸着法を用
いて厚さ300オングストロームのクロム薄膜を形成
し、引き続きその上に厚さ700オングストロームの金
薄膜を形成した。ここで、下地のクロムは金電極とポリ
(3−ヘキシルチオフェン)膜との密着性を向上させる
目的で使用した。次に、このクロムを下地とする金電極
を通常の光リソグラフィー法およびエッチング法で目的
の形状にパターニングした。その上に通常の蒸着法なら
びにマスク法を用いて厚さ5000オングストロームの
SiOX絶縁膜を形成した。さらに、その上に、通常の
蒸着法および光リソグラフィー法およびエッチング法を
用いて厚さ1000オングストロームのクロム薄膜パタ
ーンを形成し、本発明の他の実施例による電界効果トラ
ンジスタを得た。
【0037】この様にして得られたトランジスタは絶縁
ゲート電界効果トランジスタで構成され、図1に示す断
面である。この場合、1は活性層となるポリ(3−ヘキ
シルチオフェン)膜、2はソース電極となる金膜、3は
ドレイン電極となる金膜、4はゲート絶縁膜となるSi
2蒸着膜、7はゲート電極であるクロム膜、8はガラ
スウエハ素子基板である。上記トランジスタのチャネル
幅(W)、チャネル長(L)はそれぞれ2mm、2.5
μmである。図11は本発明の他の実施例によるトラン
ジスタと従来のトランジスタを比較する電気特性図であ
り、図中、Dは実施例3で得られたトランジスタの電気
特性を示す。横軸はトランジスタのゲート電圧
(VG)、縦軸はチャネル電流(ID)でソース・ドレイ
ン電圧VDS=−20vでの静特性を示している。
【0038】比較例2.実施例3において、有機薄膜に
化学的ドーピング処理を施さない他は実施例3と同様に
してトランジスタを得、実施例1と同様にしてその電気
特性を測定した。図11中Eにその電気特性を示す。
【0039】図11により、電極を損なうことなく化学
的ドーピング処理を行なうことにより得られた有機半導
体薄膜を活性層とする、実施例3で得られた電界効果ト
ランジスタは従来よりおよそ一桁ON電流を増加できる
ことが判る。キャリア移動度はおよそ1×10-3cm2
/V・secと求められた。
【0040】実施例.4基板である直径2インチ,厚さ
0.7mmの無アルカリガラスウエハー上に、通常の蒸
着法、光リソグラフィー法ならびにエッチング法を用い
て厚さ1000Aのクロムパターンを形成した。その上
に通常の蒸着法ならびにマスク法を用いて厚さ5000
AのSiOX絶縁膜を基板全面に形成した。実施例1と
同様に、化学式2で表されるポリ(2,5−チエニレン
ビニレン)の前駆体ポリマーの2wt%ジメチルホルム
アミド溶液を上記素子基板上にスピンコートした。スピ
ンコートは、回転数:4000rpm、回転時間:60
秒、雰囲気温度:60℃にて空気中で行った。その後、
この前駆体ポリマーを、通常のリソグラフィー法ならび
にエッチング法でパターニングした。
【0041】このようにして形成した前駆体ポリマーパ
ターンに対し、十分乾燥後、赤外線ゴールドイメージ炉
を用い、塩化水素ガスを含む窒素気流下で200℃にて
60分間、加熱することにより化学処理を施した。塩化
水素ガス供給は、ガス洗浄瓶中の塩酸試薬原液上に窒素
ガスを流し込み、このガス洗浄瓶から流出する塩化水素
ガスを含む窒素ガスを濃硫酸ならびに塩化カルシウム乾
燥管で乾燥させ、イメージ炉内に流入することにより行
った。実施例1と同様、上記加熱処理後、ポリ(2,5
−チエニレンビニレン)の前駆体ポリマーは、化学式3
で表されるポリ(2,5−チエニレンビニレン)に変換
され、光沢を有する褐色の極めて均質な膜となった。
【0042】この前駆体ポリマーからポリ(2,5−チ
エニレンビニレン)への変換は、化学処理後の膜の赤外
線吸収スペクトルにおき、前駆体ポリマーの側鎖エーテ
ル結合に基づく1100cm-1のC−O−C伸縮振動の
吸収が消失し、ポリ(2,5−チエニレンビニレン)の
ビニレン結合に基づく1590cm-1のトランスビンレ
ンC−H面外変角振動の吸収が現れることにより確認さ
れた。また、上記前駆体ポリマーからポリ(2,5−チ
エニレンビニレン)への変換は、電子スペクトルにお
き、上記加熱処理後およそ530nmに極大を持つπ−
π*に基づく吸収が出現し、一重結合と二重結合の繰り
返しによるπ−共役結合が形成していることからも確認
された。
【0043】次いで、レジスト材料を用いた光リソグラ
フィー法によって、露出が必要な上記電極取り出し部等
の電極上の絶縁膜のみをフッ化水素酸、フッ化アンモニ
ウム混液でエッチングした。その後ポリ(2,5−チエ
ニレンビニレン)膜上に、通常の蒸着法を用いて厚さ3
00Aのクロム薄膜を形成し、引き続きその上に厚さ7
00Aの金薄膜を形成した。ここで、下地のクロムは金
電極とポリ(2,5−チエニレンビニレン)膜との密着
性を向上させる目的で使用した。次に、このクロムを下
地とする金電極を通常の光リソグラフィー法およびエッ
チング法で目的の形状にパターニングした。
【0044】この様にして得られたトランジスタは絶縁
ゲート電界効果トランジスタで構成される。図3にトラ
ンジスタの断面図を示す。ここで、1は活性層となるP
TV膜、2はソース電極となる金膜、3はドレイン電極
となる金膜、4はゲート絶縁膜となるSiOx蒸着膜、
7はゲート電極であるクロム膜、8はガラスウエハ素子
基板である。ここで、ポリ(2,5−チエニレンビニレ
ン)は何らドーピング処理を施さなくても半導体特性を
示し、トランジスタの活性層として働く。上記トランジ
スタのチャネル幅(W)、チャネル長(L)はそれぞれ
2mm、2.5μmである。図11に示す実施例3で得
られたトランジスタの電気特性と同様の特性を示した。
実施例3と同様に、実施例1と同様な特性が得られ、素
子構成部を損なうことなく化学的処理を行った有機薄膜
を活性層とすることにより、従来よりおよそ一桁ON電
流を増加できることが判る。キャリア移動度はおよそ1
×10-1cm2/V・secと求められた。
【0045】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は活性化処理
により半導体となる有機薄膜に活性化処理を施し有機半
導体薄膜とする工程、上記有機半導体薄膜にソース電極
およびドレイン電極を形成する工程、並びに上記ソース
電極とドレイン電極間の導電率を制御するようにゲート
電極を形成する工程を施すことにより、また、本発明の
別の発明は、端子を備えたゲート電極にゲート絶縁膜を
設ける工程、上記ゲート絶縁膜に活性化処理により半導
体となる有機薄膜を設ける工程、上記ゲート電極を保護
しながら上記有機薄膜を活性化処理し有機半導体薄膜と
した後上記ゲート電極の端子を露出させる工程、並びに
上記有機半導体薄膜にソース電極およびドレイン電極を
形成する工程を施すことにより、電極の変質を防止する
とともに、生産性に優れ、軽量で柔軟性に富む有機半導
体薄膜を活性層として用いることのできる電界効果トラ
ンジスタの製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電界効果トランジスタ
の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の電界効果トランジスタの製
造の工程図である。
【図3】本発明の別の発明の一実施例による電界効果ト
ランジスタの断面図である。
【図4】本発明の別の発明の一実施例の電界効果トラン
ジスタの製造の工程図である。
【図5】本発明の別の発明の一実施例の電界効果トラン
ジスタの製造の工程図である。
【図6】本発明の別の発明の他の実施例の電界効果トラ
ンジスタの製造の工程図である。
【図7】本発明の別の発明の他の実施例の電界効果トラ
ンジスタの製造の工程図である。
【図8】本発明の一実施例に係わる化学処理により得ら
れた有機半導体膜の赤外線吸収スペクトル図である。
【図9】化学的処理を施さない有機薄膜の赤外線吸収ス
ペクトル図である。
【図10】本発明によるトランジスタと従来を比較する
電気特性図である。
【図11】本発明によるトランジスタと従来を比較する
電気特性図である。
【図12】従来のトランジスタの断面図である。
【図13】従来のトランジスタの断面図である。
【符号の説明】
1 有機半導体膜 2 ソース電極 3 ドレイン電極 4 ゲート絶縁膜 7 ゲート電極 11 有機薄膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】具体的には、ポリアセチレンを用いたショ
ットキー接合素子{刊行物(J.Appl.Phys.
52巻、869頁、1981年)および特開昭56−1
47486号公報等}、ポリピロール系高分子を用いた
ショットキー接合素子{刊行物(J.Appl.Phy
s.54巻、2511頁、1983年)および特開昭5
9−63760号公報等}が知られている。また、無機
半導体であるn−型CdSとp−型ポリアセチレンとを
組み合わせたヘテロ接合素子が報告されている{刊行物
(J.Appl.Phys.51巻、4252頁、19
80年)}。有機半導体同士を組み合わせた接合素子と
しては、p−型およびn−型ポリアセチレンを用いたp
nホモ接合素子が知られている{刊行物(Appl.P
hys.Lett.33巻、18頁、1978年)}。
更に、ポリピロールとポリチオフェンからなるヘテロ接
合素子{刊行物(Jpn.J.Appl.Phys.2
4巻、L553頁、1985年)}、ポリアセチレンと
ポリN−メチルピロールからなるヘテロ接合素子{刊行
物(J.Appl.Phys.58巻、1279頁、1
985年)}も知られている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】次に、電界効果トランジスタについて、オ
リゴチオフェンを用いたものを例に説明する。図13に
オリゴチオフェンを活性層に用いたトランジスタの断面
図を示す。ここで、1は活性層となるオリゴチオフェン
膜、2はソース電極となる金膜、3はドレイン電極とな
る金膜、4はゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜、5は
ゲート電極兼基板であるn形シリコンウエハ、6はシリ
コンウエハとオーミック接合を取るための電極である。
このオリゴチオフェンを活性層に用いたトランジスタの
製造方法について説明する。n形シリコンウエハ5の表
面に熱酸化膜または自然酸化膜4を従来の方法により形
成し、この上に活性層となるオリゴチオフェン膜を真空
蒸着法で形成している。次に、この活性層の上に通常の
マスク法によりソース電極2およびドレイン電極3とな
る金膜のパターンを形成している。シリコンウエハとオ
ーミック接合を取るための電極6は、ソース電極、ドレ
イン電極及び活性層を形成したシリコン基板面の反対側
の酸化膜を剥離し、Ga−In合金を塗布することによ
り行っている。従来の有機トランジスタは何れも、前述
の活性層の形成方法を除いて、上記2つのうちのどちら
かの方法によって作製されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【化1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】本発明に係わる基板には絶縁性の材料であ
ればいずれも使用可能であり、具体的には、ガラス、石
、アルミナ焼結体やポリイミドフィルム、ポリエステ
ルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリフェニレンス
ルフィド膜、ポリパラキシレン膜などの各種絶縁性プラ
スチックなどが使用可能である。以下に、さらに具体的
な実施例を述べるが、もちろんこれをもって本発明を限
定するものではない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】ポリ(2,5−チエニレンビニレン)に変
換され、光沢を有する褐色の極めて均質な膜となった。
この前駆体ポリマーからポリ(2,5−チエニレンビニ
レン)への変換は、図8に示された本発明の一実施例に
係わる化学処理により得られた有機半導体膜の赤外線吸
収スペクトルに見られる。即ち、前駆体ポリマーの側鎖
エーテル結合に基づく1100cm-1のC−O−C伸縮
振動の吸収が消失し、ポリ(2,5−チエニレンビニレ
ン)のビニレン結合に基づく1590cm-1のトランス
ビンレンC−H面外変角振動の吸収が現れることにより
確認された。図9に、熱処理のみ施した上記有機薄膜の
赤外線吸収スペクトルを比較のために示す。さらに、上
記前駆体ポリマーからポリ(2,5−チエニレンビニレ
ン)への変換は、電子スペクトルに見られ、上記加熱処
理後およそ530nmに極大を持つπ−π*に基づく吸
収が出現し、一重結合と二重結合の繰り返しによるπ−
共役結合が形成していることからも確認された。次い
で、この有機半導体膜のポリ(2,5−チエニレンビニ
レン)膜上に、通常のスパッタ法、光リソグラフィー法
およびエッチング法を用いて厚さ1000オングストロ
ームのインジウム・錫酸化物(ITO)薄膜パターンを
形成した。その上に通常の蒸着法ならびにマスク法を用
いて厚さ5000オングストロームのSiOX絶縁膜を
形成した。さらに、その上に、通常の蒸着法および光リ
ソグラフィー法およびエッチング法を用いて厚さ100
0オングストロームのクロム薄膜パターンを形成し本発
明の一実施例による電界効果トランジスタを得た。この
様にして得られたトランジスタは絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタで構成され、図1に示される断面となる。こ
の場合、1は活性層となるPTV膜、2はソース電極と
なるITO膜、3はドレイン電極となるITO膜、4は
ゲート絶縁膜となるSiX 蒸着膜、7はゲート電極で
あるクロム膜、8はガラスウエハ素子基板である。ここ
で、ポリ(2,5−チエニレンビニレン)は何らドーピ
ング処理を施さなくても半導体特性を示し、トランジス
タの活性層として働く。上記トランジスタのチャネル幅
(W)、チャネル長(L)はそれぞれ2mm、2.5μ
mである。図10は本発明の一実施例によるトランジス
タと従来のトランジスタを比較する電気特性図であり、
横軸はトランジスタのゲート電圧(VG)、縦軸はチャ
ネル電流(ID)で、ソース・ドレイン電圧VDS=−2
0vでの静特性を示している。図中、Aは本発明の一実
施例によるトランジスタの電気特性である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】実施例2.基板である直径2インチ,厚さ
0.7mmの無アルカリガラスウエハー上に、通常の蒸
着法、光リソグラフィー法ならびにエッチング法を用い
て厚さ1000オングストロームのクロムパターンを形
成した。その上に通常の蒸着法およびマスク法を用いて
厚さ5000オングストロームのSiOX絶縁膜を形成
した。実施例1と同様に、化学式(1)で表されるポリ
(2,5−チエニレンビニレン)の前駆体ポリマーの2
wt%ジメチルホルムアミド溶液を上記素子基板上にス
ピンコートした。スピンコートは、回転数:4000r
pm、回転時間:60秒、雰囲気温度:60℃にて空気
中で行った。電極取り出し部のような、絶縁膜に覆われ
ていないクロム電極露出部上に、クロム電極の保護膜と
して通常のノボラック系ポジ型レジストあるAZ13
50を、1.5μmの厚さで被覆した。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】次いで、上記電極取り出し部等の絶縁膜に
覆われていない電極上の、ノボラック系ポジ型レジスト
デあるAZ1350をアセトンで除去した。その後ポリ
(2,5−チエニレンビニレン)膜上に、通常の蒸着法
を用いて厚さ300オングストロームのクロム薄膜を形
成し、引き続きその上に厚さ700オングストロームの
金薄膜を形成した。ここで、下地のクロムは金電極とポ
リ(2,5−チエニレンビニレン)膜との密着性を向上
させる目的で使用した。次に、このクロムを下地とする
金電極を通常の光リソグラフィー法およびエッチング法
で目的の形状にパターニングし、本発明の別の発明の一
実施例による電界効果トランジスタを得た。この様にし
て得られたトランジスタは絶縁ゲート電界効果トランジ
スタで構成され、図3に示される断面となる。ここで、
1は活性層となるPTV膜、2はソース電極となる金
膜、3はドレイン電極となる金膜、4はゲート絶縁膜と
なるSiO X 蒸着膜、7はゲート電極であるクロム膜、
8はガラスウエハ素子基板である。ここで、ポリ(2,
5−チエニレンビニレン)は何らドーピング処理を施さ
なくても半導体特性を示し、トランジスタの活性層とし
て働く。上記トランジスタのチャネル幅(W)、チャネ
ル長(L)はそれぞれ2mm、2.5μmである。図1
0中、Bに、得られたトランジスタの電気特性を示す。
それによると、実施例1と同様な特性が得られ、電極を
損なうことなく化学的処理を行なうことにより得られた
有機半導体薄膜を活性層とすることにより、従来よりお
よそ一桁ON電流を増加できることが判る。キャリア移
動度はおよそ1×10-1cm2/V・secと求められ
た。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】この様にして得られたトランジスタは絶縁
ゲート電界効果トランジスタで構成され、図1に示す断
面である。この場合、1は活性層となるポリ(3−ヘキ
シルチオフェン)膜、2はソース電極となる金膜、3は
ドレイン電極となる金膜、4はゲート絶縁膜となるSi
X 蒸着膜、7はゲート電極であるクロム膜、8はガラ
スウエハ素子基板である。上記トランジスタのチャネル
幅(W)、チャネル長(L)はそれぞれ2mm、2.5
μmである。図11は本発明の他の実施例によるトラン
ジスタと従来のトランジスタを比較する電気特性図であ
り、図中、Dは実施例3で得られたトランジスタの電気
特性を示す。横軸はトランジスタのゲート電圧
(VG)、縦軸はチャネル電流(ID)でソース・ドレイ
ン電圧VDS=−20vでの静特性を示している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性化処理により半導体となる有機薄膜
    に活性化処理を施し有機半導体薄膜とする工程、上記有
    機半導体薄膜にソース電極およびドレイン電極を形成す
    る工程、並びに上記ソース電極とドレイン電極間の導電
    率を制御するようにゲート電極を形成する工程を施す電
    界効果トランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 端子を備えたゲート電極にゲート絶縁膜
    を設ける工程、上記ゲート絶縁膜に活性化処理により半
    導体となる有機薄膜を設ける工程、上記ゲート電極を保
    護しながら上記有機薄膜を活性化処理し有機半導体薄膜
    とした後上記ゲート電極の端子を露出させる工程、並び
    に上記有機半導体薄膜にソース電極およびドレイン電極
    を形成する工程を施す電界効果トランジスタの製造方
    法。
JP3264313A 1991-10-14 1991-10-14 電界効果トランジスタの製造方法 Pending JPH05110069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3264313A JPH05110069A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 電界効果トランジスタの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3264313A JPH05110069A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 電界効果トランジスタの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05110069A true JPH05110069A (ja) 1993-04-30

Family

ID=17401452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3264313A Pending JPH05110069A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 電界効果トランジスタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05110069A (ja)

Cited By (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002270621A (ja) * 2001-03-08 2002-09-20 Japan Science & Technology Corp 有機半導体結晶の配向成長方法とそれを利用した有機レーザーデバイス
JP2005532690A (ja) * 2002-07-02 2005-10-27 モトローラ・インコーポレイテッド 電界効果トランジスタを有する集積回路および製造方法
JP2006093725A (ja) * 2005-10-18 2006-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子デバイス
JP2006261528A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。
US7193237B2 (en) 2002-03-27 2007-03-20 Mitsubishi Chemical Corporation Organic semiconductor material and organic electronic device
WO2007097395A1 (ja) 2006-02-22 2007-08-30 Sumitomo Chemical Company, Limited 含フッ素化合物及びその製造方法、含フッ素重合体、有機薄膜、並びに、有機薄膜素子
WO2007105386A1 (ja) 2006-03-10 2007-09-20 Osaka University 縮合環化合物及びその製造方法、重合体、これらを含む有機薄膜、並びに、これを備える有機薄膜素子及び有機薄膜トランジスタ
WO2008016091A1 (fr) 2006-07-31 2008-02-07 Sumitomo Chemical Company, Limited Composé polymère et dispositif luminescent polymère l'utilisant
WO2008016067A1 (fr) 2006-08-01 2008-02-07 Sumitomo Chemical Company, Limited Composé polymère et dispositif polymère luminescent
WO2008032720A1 (fr) 2006-09-13 2008-03-20 Sumitomo Chemical Company, Limited Composé polymère et dispositif polymère émettant de la lumière
WO2008038747A1 (fr) 2006-09-25 2008-04-03 Sumitomo Chemical Company, Limited composé polymère et dispositif électroluminescent polymère l'utilisant
WO2008093821A1 (ja) 2007-02-02 2008-08-07 Sumitomo Chemical Company, Limited 高分子発光素子、高分子化合物、組成物、液状組成物及び導電性薄膜
DE112006002668T5 (de) 2005-10-07 2008-08-14 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Copolymer und polymere lichtemittierende Vorrichtung unter Verwendung desselben
DE112006002642T5 (de) 2005-10-07 2008-08-21 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Polymer und polymeres lumineszierendes Element, welches dieses verwendet
WO2008108405A1 (ja) 2007-03-07 2008-09-12 Sumitomo Chemical Company, Limited ジフルオロシクロペンタンジオン環と芳香環との縮合したユニットを含む重合体、並びにこれを用いた有機薄膜及び有機薄膜素子
WO2008111461A1 (ja) 2007-03-09 2008-09-18 Sumitomo Chemical Company, Limited 含フッ素多環芳香族化合物、含フッ素重合体、有機薄膜及び有機薄膜素子
WO2008111658A1 (ja) 2007-03-09 2008-09-18 Sumitomo Chemical Company, Limited 高分子化合物およびそれを含む組成物
DE112006003090T5 (de) 2005-11-11 2008-09-25 Sumitomo Chemical Co. Ltd. Konjugierte Polymerverbindung und polymere lichtemittierende Vorrichtung unter deren Verwendung
DE112006002392T5 (de) 2005-09-08 2008-10-02 Sumitomo Chemical Co. Ltd. Polymer, umfassend eine Einheit, umfassend einen Fluorcyclopentanring kondensiert mit einem aromatischen Ring, und organischer Dünnfilm und organisches Dünnfilmelement, die es beide umfassen
DE112007000169T5 (de) 2006-01-16 2008-11-27 Sumitomo Chemical Co. Ltd. Polymerverbindung und lichtemittierende Vorrichtung auf Polymerbasis unter deren Verwendung
US7498084B2 (en) 2001-09-05 2009-03-03 Sharp Kabushiki Kaisha Macromolecular structure, functional device having the same, transistor, and display apparatus using the same
WO2009041527A1 (ja) 2007-09-28 2009-04-02 Sumitomo Chemical Company, Limited 高分子化合物及びその製造方法、並びに、この高分子化合物を含む組成物
WO2009048164A1 (ja) 2007-10-10 2009-04-16 Sumitomo Chemical Company, Limited 高分子化合物およびそれを用いた高分子発光素子
WO2009069687A1 (ja) 2007-11-30 2009-06-04 Osaka University 共役系化合物、含窒素縮合環化合物、含窒素縮合環重合体、有機薄膜及び有機薄膜素子
WO2009101982A1 (ja) 2008-02-13 2009-08-20 Osaka University 縮合環化合物及びその製造方法、重合体、これらを含む有機薄膜、並びに、これを備える有機薄膜素子及び有機薄膜トランジスタ
WO2009101823A1 (ja) 2008-02-13 2009-08-20 Osaka University 分岐型化合物、これを用いた有機薄膜及び有機薄膜素子
WO2009102031A1 (ja) 2008-02-13 2009-08-20 Osaka University 多環縮環化合物、多環縮環重合体及びこれらを含む有機薄膜
WO2009101914A1 (ja) 2008-02-13 2009-08-20 Osaka University 重合体、これを用いた有機薄膜及び有機薄膜素子
US7585933B2 (en) 2002-07-18 2009-09-08 Sharp Kabushiki Kaisha Dendritic polymer and electronic device element employing the polymer
WO2009122956A1 (ja) 2008-03-31 2009-10-08 住友化学株式会社 有機半導体組成物、並びに有機薄膜及びこれを備える有機薄膜素子
JP2009260360A (ja) * 2009-05-15 2009-11-05 Sony Corp 半導体装置および半導体装置の製造方法
WO2009148103A1 (ja) 2008-06-05 2009-12-10 住友化学株式会社 高分子化合物及びそれを用いた有機トランジスタ
WO2009151144A1 (ja) 2008-06-13 2009-12-17 住友化学株式会社 共重合体及びそれを用いた高分子発光素子
WO2010013723A1 (ja) 2008-07-29 2010-02-04 住友化学株式会社 高分子化合物及びそれを用いた発光素子
WO2010013724A1 (ja) 2008-07-29 2010-02-04 住友化学株式会社 1,3-ジエン構造を含む化合物及びその製造方法
WO2010026972A1 (ja) 2008-09-03 2010-03-11 住友化学株式会社 高分子化合物及びそれを用いた高分子発光素子
US7763884B2 (en) 2006-06-30 2010-07-27 Sony Corporation Organic semiconductor material and semiconductor device
US7763883B2 (en) 2005-04-13 2010-07-27 Fujifilm Corporation Image display device
WO2010084960A1 (ja) 2009-01-22 2010-07-29 住友化学株式会社 芳香族化合物及びその製造方法
WO2010104042A1 (ja) 2009-03-11 2010-09-16 住友化学株式会社 含フッ素重合体及びこれを用いた有機薄膜
WO2010104037A1 (ja) 2009-03-11 2010-09-16 住友化学株式会社 重合体、この重合体を用いた有機薄膜及びこれを備える有機薄膜素子
WO2010104131A1 (ja) 2009-03-11 2010-09-16 住友化学株式会社 共役系化合物、並びにこれを用いた有機薄膜及び有機薄膜素子
WO2010104118A1 (ja) 2009-03-11 2010-09-16 住友化学株式会社 分岐型化合物、並びにこれを用いた有機薄膜及び有機薄膜素子
WO2010140447A1 (ja) 2009-06-03 2010-12-09 住友化学株式会社 有機薄膜トランジスタ、面状光源及び表示装置
US7863081B2 (en) 2003-08-28 2011-01-04 Canon Kabushiki Kaisha Field effect transistor and method of manufacturing the same
WO2011078387A1 (ja) 2009-12-25 2011-06-30 住友化学株式会社 組成物及び該組成物を用いてなる発光素子
WO2011078391A1 (ja) 2009-12-25 2011-06-30 住友化学株式会社 組成物及び該組成物を用いてなる発光素子
DE112010004999T5 (de) 2009-12-25 2013-01-24 National University Of Corporation Hiroshima University Polymerverbindung und Dünnschicht und Tintenzusammensetzung, die jeweils dieselbe enthalten
WO2014061493A1 (ja) 2012-10-15 2014-04-24 住友化学株式会社 電子デバイスの製造方法
US8841410B2 (en) 2011-01-31 2014-09-23 Sumitomo Chemical Company, Limited Nitrogen-containing condensed ring compound, nitrogen-containing condensed ring polymer, organic thin film, and organic thin film element
US8859717B2 (en) 2010-03-04 2014-10-14 Sumitomo Chemical Company, Limited Nitrogen-containing fused ring compound, nitrogen-containing fused ring polymer, organic thin film, and organic thin film element
WO2020090636A1 (ja) 2018-10-30 2020-05-07 国立大学法人大阪大学 化合物及びその製造方法並びにその化合物を用いた有機半導体材料

Cited By (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002270621A (ja) * 2001-03-08 2002-09-20 Japan Science & Technology Corp 有機半導体結晶の配向成長方法とそれを利用した有機レーザーデバイス
US7498084B2 (en) 2001-09-05 2009-03-03 Sharp Kabushiki Kaisha Macromolecular structure, functional device having the same, transistor, and display apparatus using the same
US7193237B2 (en) 2002-03-27 2007-03-20 Mitsubishi Chemical Corporation Organic semiconductor material and organic electronic device
US8304283B2 (en) 2002-03-27 2012-11-06 Mitsubishi Chemical Corporation Method for producing organic electronic device including converting a precursor for a semiconductor layer
JP2005532690A (ja) * 2002-07-02 2005-10-27 モトローラ・インコーポレイテッド 電界効果トランジスタを有する集積回路および製造方法
JP4668613B2 (ja) * 2002-07-02 2011-04-13 モトローラ・インコーポレイテッド 電界効果トランジスタ
US7585933B2 (en) 2002-07-18 2009-09-08 Sharp Kabushiki Kaisha Dendritic polymer and electronic device element employing the polymer
US7687598B2 (en) 2002-07-18 2010-03-30 Sharp Kabushiki Kaisha Dendrimer and electronic device element employing the same
US7863081B2 (en) 2003-08-28 2011-01-04 Canon Kabushiki Kaisha Field effect transistor and method of manufacturing the same
JP2006261528A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。
US7763883B2 (en) 2005-04-13 2010-07-27 Fujifilm Corporation Image display device
DE112006002392T5 (de) 2005-09-08 2008-10-02 Sumitomo Chemical Co. Ltd. Polymer, umfassend eine Einheit, umfassend einen Fluorcyclopentanring kondensiert mit einem aromatischen Ring, und organischer Dünnfilm und organisches Dünnfilmelement, die es beide umfassen
US7932347B2 (en) 2005-09-08 2011-04-26 Sumitomo Chemical Company, Limited Polymer comprising unit comprising fluorocyclopentane ring fused with aromatic ring and organic thin film and organic thin film element both comprising the same
DE112006002668T5 (de) 2005-10-07 2008-08-14 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Copolymer und polymere lichtemittierende Vorrichtung unter Verwendung desselben
DE112006002642T5 (de) 2005-10-07 2008-08-21 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Polymer und polymeres lumineszierendes Element, welches dieses verwendet
JP2006093725A (ja) * 2005-10-18 2006-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子デバイス
DE112006003090T5 (de) 2005-11-11 2008-09-25 Sumitomo Chemical Co. Ltd. Konjugierte Polymerverbindung und polymere lichtemittierende Vorrichtung unter deren Verwendung
DE112007000169T5 (de) 2006-01-16 2008-11-27 Sumitomo Chemical Co. Ltd. Polymerverbindung und lichtemittierende Vorrichtung auf Polymerbasis unter deren Verwendung
WO2007097395A1 (ja) 2006-02-22 2007-08-30 Sumitomo Chemical Company, Limited 含フッ素化合物及びその製造方法、含フッ素重合体、有機薄膜、並びに、有機薄膜素子
EP2192123A1 (en) 2006-03-10 2010-06-02 Sumitomo Chemical Company, Limited Fused tricyclic compounds useful in organic thin film devices such as transistors
WO2007105386A1 (ja) 2006-03-10 2007-09-20 Osaka University 縮合環化合物及びその製造方法、重合体、これらを含む有機薄膜、並びに、これを備える有機薄膜素子及び有機薄膜トランジスタ
US7763884B2 (en) 2006-06-30 2010-07-27 Sony Corporation Organic semiconductor material and semiconductor device
TWI382570B (zh) * 2006-06-30 2013-01-11 Sony Corp 有機半導體材料及半導體裝置
WO2008016091A1 (fr) 2006-07-31 2008-02-07 Sumitomo Chemical Company, Limited Composé polymère et dispositif luminescent polymère l'utilisant
WO2008016067A1 (fr) 2006-08-01 2008-02-07 Sumitomo Chemical Company, Limited Composé polymère et dispositif polymère luminescent
WO2008032720A1 (fr) 2006-09-13 2008-03-20 Sumitomo Chemical Company, Limited Composé polymère et dispositif polymère émettant de la lumière
WO2008038747A1 (fr) 2006-09-25 2008-04-03 Sumitomo Chemical Company, Limited composé polymère et dispositif électroluminescent polymère l'utilisant
EP2471834A1 (en) 2007-02-02 2012-07-04 Sumitomo Chemical Co., Ltd. New polymer, composition, liquid composition, and conductive thin film
EP2471833A1 (en) 2007-02-02 2012-07-04 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Polymer, composition, liquid composition, and conductive thin film
WO2008093821A1 (ja) 2007-02-02 2008-08-07 Sumitomo Chemical Company, Limited 高分子発光素子、高分子化合物、組成物、液状組成物及び導電性薄膜
US8114956B2 (en) 2007-03-07 2012-02-14 Sumitomo Chemical Company, Limited Polymer having unit obtained by condensation of difluorocyclopentanedione ring and aromatic ring, organic thin film using the same, and organic thin film device
WO2008108405A1 (ja) 2007-03-07 2008-09-12 Sumitomo Chemical Company, Limited ジフルオロシクロペンタンジオン環と芳香環との縮合したユニットを含む重合体、並びにこれを用いた有機薄膜及び有機薄膜素子
WO2008111461A1 (ja) 2007-03-09 2008-09-18 Sumitomo Chemical Company, Limited 含フッ素多環芳香族化合物、含フッ素重合体、有機薄膜及び有機薄膜素子
WO2008111658A1 (ja) 2007-03-09 2008-09-18 Sumitomo Chemical Company, Limited 高分子化合物およびそれを含む組成物
WO2009041527A1 (ja) 2007-09-28 2009-04-02 Sumitomo Chemical Company, Limited 高分子化合物及びその製造方法、並びに、この高分子化合物を含む組成物
WO2009048164A1 (ja) 2007-10-10 2009-04-16 Sumitomo Chemical Company, Limited 高分子化合物およびそれを用いた高分子発光素子
US8378338B2 (en) 2007-11-30 2013-02-19 Sumitomo Chemical Company, Limited Conjugated compound, nitrogenated condensed-ring compound, nitrogenated condensed-ring polymer, organic thin film, and organic thin film element
WO2009069687A1 (ja) 2007-11-30 2009-06-04 Osaka University 共役系化合物、含窒素縮合環化合物、含窒素縮合環重合体、有機薄膜及び有機薄膜素子
EP2520572A1 (en) 2007-11-30 2012-11-07 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Nitrogen-containing fused-ring compound, polymer comprising a nitrogen-containing fused-ring repeating unit, organic thin film, and organic thin film element
WO2009101823A1 (ja) 2008-02-13 2009-08-20 Osaka University 分岐型化合物、これを用いた有機薄膜及び有機薄膜素子
WO2009102031A1 (ja) 2008-02-13 2009-08-20 Osaka University 多環縮環化合物、多環縮環重合体及びこれらを含む有機薄膜
WO2009101914A1 (ja) 2008-02-13 2009-08-20 Osaka University 重合体、これを用いた有機薄膜及び有機薄膜素子
WO2009101982A1 (ja) 2008-02-13 2009-08-20 Osaka University 縮合環化合物及びその製造方法、重合体、これらを含む有機薄膜、並びに、これを備える有機薄膜素子及び有機薄膜トランジスタ
US8344095B2 (en) 2008-02-13 2013-01-01 Osaka University Fused ring compound, method for producing the same, polymer, organic thin film containing the compound and/or polymer, and organic thin film device and organic thin film transistor each comprising the organic thin film
US8492750B2 (en) 2008-03-31 2013-07-23 Sumitomo Chemical Company, Limited Organic semiconductor composition, organic thin film and organic thin film element provided with organic thin film
WO2009122956A1 (ja) 2008-03-31 2009-10-08 住友化学株式会社 有機半導体組成物、並びに有機薄膜及びこれを備える有機薄膜素子
WO2009148103A1 (ja) 2008-06-05 2009-12-10 住友化学株式会社 高分子化合物及びそれを用いた有機トランジスタ
WO2009151144A1 (ja) 2008-06-13 2009-12-17 住友化学株式会社 共重合体及びそれを用いた高分子発光素子
WO2010013723A1 (ja) 2008-07-29 2010-02-04 住友化学株式会社 高分子化合物及びそれを用いた発光素子
WO2010013724A1 (ja) 2008-07-29 2010-02-04 住友化学株式会社 1,3-ジエン構造を含む化合物及びその製造方法
WO2010026972A1 (ja) 2008-09-03 2010-03-11 住友化学株式会社 高分子化合物及びそれを用いた高分子発光素子
WO2010084960A1 (ja) 2009-01-22 2010-07-29 住友化学株式会社 芳香族化合物及びその製造方法
WO2010104042A1 (ja) 2009-03-11 2010-09-16 住友化学株式会社 含フッ素重合体及びこれを用いた有機薄膜
WO2010104037A1 (ja) 2009-03-11 2010-09-16 住友化学株式会社 重合体、この重合体を用いた有機薄膜及びこれを備える有機薄膜素子
WO2010104131A1 (ja) 2009-03-11 2010-09-16 住友化学株式会社 共役系化合物、並びにこれを用いた有機薄膜及び有機薄膜素子
WO2010104118A1 (ja) 2009-03-11 2010-09-16 住友化学株式会社 分岐型化合物、並びにこれを用いた有機薄膜及び有機薄膜素子
JP2009260360A (ja) * 2009-05-15 2009-11-05 Sony Corp 半導体装置および半導体装置の製造方法
WO2010140447A1 (ja) 2009-06-03 2010-12-09 住友化学株式会社 有機薄膜トランジスタ、面状光源及び表示装置
WO2011078387A1 (ja) 2009-12-25 2011-06-30 住友化学株式会社 組成物及び該組成物を用いてなる発光素子
DE112010004999T5 (de) 2009-12-25 2013-01-24 National University Of Corporation Hiroshima University Polymerverbindung und Dünnschicht und Tintenzusammensetzung, die jeweils dieselbe enthalten
WO2011078391A1 (ja) 2009-12-25 2011-06-30 住友化学株式会社 組成物及び該組成物を用いてなる発光素子
US8921836B2 (en) 2009-12-25 2014-12-30 Sumitomo Chemical Company, Limited Polymer compound, and thin film and ink composition each containing same
US8859717B2 (en) 2010-03-04 2014-10-14 Sumitomo Chemical Company, Limited Nitrogen-containing fused ring compound, nitrogen-containing fused ring polymer, organic thin film, and organic thin film element
US8841410B2 (en) 2011-01-31 2014-09-23 Sumitomo Chemical Company, Limited Nitrogen-containing condensed ring compound, nitrogen-containing condensed ring polymer, organic thin film, and organic thin film element
WO2014061493A1 (ja) 2012-10-15 2014-04-24 住友化学株式会社 電子デバイスの製造方法
WO2020090636A1 (ja) 2018-10-30 2020-05-07 国立大学法人大阪大学 化合物及びその製造方法並びにその化合物を用いた有機半導体材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05110069A (ja) 電界効果トランジスタの製造方法
US6864504B2 (en) Planar polymer transistor
Dimitrakopoulos et al. Organic thin film transistors for large area electronics
JP4700162B2 (ja) 有機回路の作製プロセス
Bao et al. Soluble and processable regioregular poly (3‐hexylthiophene) for thin film field‐effect transistor applications with high mobility
Dimitrakopoulos et al. Organic thin-film transistors: A review of recent advances
Sirringhaus et al. Integrated, high-mobility polymer field-effect transistors driving polymer light-emitting diodes
Zhang et al. Organic thin-film transistors in sandwich configuration
JP3522771B2 (ja) インバータ
Yasuda et al. Organic field-effect transistors with gate dielectric films of poly-p-xylylene derivatives prepared by chemical vapor deposition
US6621098B1 (en) Thin-film transistor and methods of manufacturing and incorporating a semiconducting organic material
US7211824B2 (en) Organic semiconductor diode
US9520572B2 (en) Electronic device and method of manufacturing semiconductor device
Yamamoto et al. Ambipolar field‐effect transistor (FET) and redox characteristics of a π‐conjugated thiophene/1, 3, 4‐thiadiazole CT‐type copolymer
US20060273303A1 (en) Organic thin film transistors with multilayer electrodes
JP2000029403A (ja) 有機発光ダイオ―ドとモノリシックに集積化された薄膜トランジスタ
US7241652B2 (en) Method for fabricating organic thin film transistor
US7151275B2 (en) Reducing the contact resistance in organic field-effect transistors with palladium contacts by using nitriles and isonitriles
CN102144311A (zh) 用于顶栅有机薄膜晶体管的经表面处理的基板
JP2004288836A (ja) 有機薄膜トランジスタおよびその製造方法
JP4938974B2 (ja) 有機薄膜トランジスター
US20060102954A1 (en) Organic thin film transistor array panel and manufacturing method thereof
KR101455600B1 (ko) 유기 박막 트랜지스터 및 그 제조방법
JP2004103638A (ja) 有機トランジスタ素子
JP4704629B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びその製造方法