JPH0510042U - ドアトリム用プルハンドルの取付構造 - Google Patents

ドアトリム用プルハンドルの取付構造

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JPH0510042U
JPH0510042U JP056972U JP5697291U JPH0510042U JP H0510042 U JPH0510042 U JP H0510042U JP 056972 U JP056972 U JP 056972U JP 5697291 U JP5697291 U JP 5697291U JP H0510042 U JPH0510042 U JP H0510042U
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JP
Japan
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pull handle
door trim
door
armrest
inner panel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP056972U
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English (en)
Inventor
康信 田中
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ドアトリムのアームレスト部に取付けられるプ
ルハンドルの取付構造において、プルハンドルの取付を
簡単かつ廉価に行ない、コストダウンに貢献できるプル
ハンドルの取付構造を提供することを目的とする。 【構成】ケース状に成形されたプルハンドル本体11の
後部外面に鉤状の係止片14を設け、この係止片14を
ドアインナーパネル30の係止孔31内に係合固定す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用ドアトリムのアームレスト部に設置されるドアトリム用 プルハンドルの取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示すように、ドアインナーパネルに内装されるドアトリム1は、 そのほぼ中央部が車室内側に膨出形成され、乗員の肘掛けとして機能するアーム レスト2が形成されており、このアームレスト2の上面開口に樹脂成形体からな る有底箱状のプルハンドル3が装着されている。 そして、乗員はこのプルハンドル3に手を入れて、ドアの開閉操作を行なうよ うにしている。
【0003】 上記プルハンドル3の取付構造は、図6に示すように、ドアトリム1をまず、 ドアインナーパネル4に取付け、その後、アームレスト2の上面開口を通してプ ルハンドル3を内部に挿入し、ドアインナーパネル4に溶接固定されている車体 側ブラケット5内に収容した状態で、プルハンドル3の底部の取付孔3aからビ ス6を挿入し、ドアトリム1の裏面側に取付けられているトリム側ブラケット7 に締着固定することにより、ドアトリム1の所定箇所にプルハンドル3を取付け るという構成である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のプルハンドルの取付構造にあっては、車体側 ブラケット5およびトリム側ブラケット7の2種類のブラケットを必要とし、部 品点数が多くコストアップを招くとともに、またビス1箇所で固定されている関 係で、剛性が不足し、特に、ドアインナーパネル4とプルハンドル3とが直接固 定されていないため、安定したプルハンドル3の操作が期待できないという問題 点が指摘されている。
【0005】 この考案は、上述の事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とするところ は、プルハンドルを簡単かつ強固に取付けることを可能にしたドアトリム用プル ハンドルの取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ドアトリムのほぼ中央部を車室内側に 膨出形成してアームレストを形成するとともに、このアームレスト内部にプルハ ンドルを装着し、アームレストの上面開口を通してプルハンドルの内部を車室内 側に臨ませるようにしたドアトリム用プルハンドルの取付構造において、 前記プルハンドルは、ケース状に成形されたプルハンドル本体の後部外面に一 体に形成された鉤状の係止片をドアインナーパネルの係止孔に係合固定したこと を特徴とする。
【0007】
【作用】
以上の構成から明らかなように、プルハンドルの後部外面に一体に設けられた 係止片をドアインナーパネルの係止孔に係合固定すればよいため、従来の車体側 ブラケットが廃止でき、かつプルハンドルをドアインナーパネルに強固に固定す ることが可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案によるドアトリム用プルハンドルの取付構造の実施例について、 添付図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案によるドアトリム用プルハンドルをドアトリム及びドアインナー パネルに取付ける状態を示す全体斜視図、図2は同ドアトリム用プルハンドルを ドアトリム及びドアインナーパネルに取付けた状態を示す断面図、図3は、本考 案の別実施例を示す全体斜視図、図4は、同実施例の断面図である。
【0009】 図1,図2において、本考案によるドアトリム用プルハンドル10は、合成樹 脂の射出成形体からなり、ケース状のプルハンドル本体11と、このプルハンド ル本体11の前部外面及び後部外面に一体に設けられた固定用爪12,13と、 後部外面の固定用爪13と一体に形成され、先端が下方向に向く鉤状の係止片1 4とを備えている。 尚、符号15は周縁フランジを示す。
【0010】 次に、このプルハンドル10を取付けるドアトリム20は、芯材21の表面に パッド材22を配置して、外表面を表皮材23により被覆した3層構造のものが 本実施例では使用されているが、適宜パッド材22を省略して、芯材21と表皮 材23との2層構造でもよく、また、表皮材23は、塩ビレザー,樹脂シート等 の薄手仕様のものでも、発泡シート等の比較的厚手仕様のものでも任意に選択さ れてよい。
【0011】 また、上記ドアトリム20のほぼ中央部は車室内側に膨出形成され、乗員の肘 掛けとして機能するアームレスト24が形成され、このアームレスト24の上面 開口25を通して、上記プルハンドル10の内部が車室内側に臨むように装着さ れている。
【0012】 ところで、本考案の特徴は、簡単な構成でドアインナーパネル30との取付強 度を保証して、円滑なプルハンドル10の操作性を向上させることにある。 すなわち、図1に示すように、プルハンドル10をドアトリム20のアームレ スト24内に収容し、プルハンドル10の開口16とアームレスト24の開口2 5を一致させた上で、プルハンドル10の固定用爪12,13をアームレスト2 4の開口25縁部に係止させて、プルハンドル10をドアトリム20に取付ける とともに、プルハンドル10の係止爪14をドアインナーパネル30の係止孔3 1内に係合固定する(図2参照)。
【0013】 このように、係止片14がドアインナーパネル30の係止孔31内に強固に係 合固定しており、取付強度が著しく強化されているため、プルハンドル10内に 手を差し入れてドアの開閉操作を頻繁に行なっても、変形したりするおそれがな い。
【0014】 次いで、本考案の別実施例について、図3,図4を基に説明する。 この実施例では、プルハンドル10は、プルハンドル本体11と一体に、その 前縁側に水平方向に延びる前縁側フランジ17と、後縁側に上方鉛直方向に延び る後縁側フランジ18とが設けられており、この後縁側フランジ18にはその2 ケ所に取付孔19が形成されている。 尚、この実施例においても、プルハンドル本体11の後部外面に鉤状の係止片 14が設けられている。
【0015】 そして、プルハンドル10をドアトリム20のアームレスト24内に収容し、 プルハンドル10の開口16とアームレスト24の開口25を一致させた上で、 プルハンドル10の前縁側フランジ17を芯材21裏面側に固定するが、このと き、断面略L字状に曲成されているブラケット40がドアトリム20の裏面側に 、取付孔41内にリベット42を挿入固定することにより取付けられおり、図4 に示すように、このブラケット40と開口25縁部における芯材21との間で前 縁側フランジ17が挾持固定されるとともに、プルハンドル10の後縁側フラン ジ18がこの取付孔19を通じて芯材21にビス50止めされることにより、プ ルハンドル10は前縁側フランジ17、及び後縁側フランジ18がドアトリム2 0の裏面側に確実かつ堅固に固定されている。
【0016】 このとき、ドアトリム20の表皮材23は、スリットを入れて、開口25縁部 に巻き込まれた状態で前縁側フランジ17が挿入される。尚、ブラケット40に はストッパ43が形成されており、前縁側フランジ17の挿入寸法を規制してい る。
【0017】 そして、このプルハンドル10を取付けたドアトリム20をドアインナーパネ ル30に取付ければ、プルハンドル10に一体に設けた係止片14がドアインナ ーパネル30の係止孔31内に係合固定するため、プルハンドル10はドアイン ナーパネル30に対して簡単かつ強固に取付けられることになる。
【0018】 更に、本実施例によれば、プルハンドル本体11に一体に設けた前縁側フラン ジ17と後縁側フランジ18とをそれぞれドアトリム20の裏面側に固定すると いう構成であるため、プルハンドル10の周縁フランジ15が外部に目立つこと がなく、プルハンドル10の外観見栄えが向上するという付随的な効果がある。
【0019】 加えて、この実施例は、表皮材23として、薄手仕様、厚手仕様いずれを使用 しても、フランジとドアトリムとの間にスキが生じることがないため、見栄えの 低下を防止できるとともに、表皮材23の厚みが取付作業性に障害とならず、外 観見栄え及び取付作業性を向上させるという効果を有する。
【0020】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によるドアトリムようプルハンドルの取付け構造に よれば、プルハンドル本体の係止片をドアインナーパネルの係止孔に係合固定す るという取付構造であるため、従来の車体側ブラケットが廃止でき、部品点数の 削減が図れるとともに、取付作業性も著しく向上し、しかもドアインナーパネル に強固に取付けることが可能となり、プルハンドルの操作性も向上する等の種々 の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、プルハンドル
をドアトリム及びドアインナーパネルに取付ける状態を
示す斜視図。
【図2】図1に示すプルハンドルをドアトリム,ドアイ
ンナーパネルに取付けた状態を示す断面図。
【図3】本考案の別実施例を示すもので、プルハンドル
をドアトリム及びドアインナーパネルに取付ける状態を
示す斜視図。
【図4】図3に示すプルハンドルをドアトリム,ドアイ
ンナーパネルに取付けた状態を示す断面図。
【図5】従来の自動車用ドアトリムにプルハンドルを取
付ける状態を示す説明図。
【図6】従来のドアトリム用プルハンドルの取付構造を
示す断面図。
【符号の説明】
10 ドアトリム用プルハンドル 11 プルハンドル本体 12,13 固定用爪 14 係止片 15 周縁フランジ 16 開口 17 前縁側フランジ 18 後縁側フランジ 20 自動車用ドアトリム 23 表皮材 24 アームレスト 25 開口 30 ドアインナーパネル 31 係止孔 40 ブラケット

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】ドアトリム(20)のほぼ中央部を車室内
    側に膨出形成してアームレスト(24)を形成するとと
    もに、このアームレスト(24)内部にプルハンドル
    (10)を装着し、アームレスト(24)の上面開口
    (25)を通してプルハンドル(10)の内部を車室内
    側に臨ませるようにしたドアトリム用プルハンドルの取
    付構造において、 前記プルハンドル(10)は、ケース状に成形されたプ
    ルハンドル本体(11)の後部外面に一体に形成された
    鉤状の係止片(14)をドアインナーパネル(30)の
    係止孔(31)に係合固定したことを特徴とするドアト
    リム用プルハンドルの取付構造。
JP056972U 1991-07-22 1991-07-22 ドアトリム用プルハンドルの取付構造 Withdrawn JPH0510042U (ja)

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JPH0510042U true JPH0510042U (ja) 1993-02-09

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JP056972U Withdrawn JPH0510042U (ja) 1991-07-22 1991-07-22 ドアトリム用プルハンドルの取付構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327536A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用ドアトリム構造
JP2009214702A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用内装部品構造
JP2013023041A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Toyota Boshoku Corp 車両用ドアトリム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2009214702A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用内装部品構造
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