JPH0451265Y2 - - Google Patents

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JPH0451265Y2
JPH0451265Y2 JP3032288U JP3032288U JPH0451265Y2 JP H0451265 Y2 JPH0451265 Y2 JP H0451265Y2 JP 3032288 U JP3032288 U JP 3032288U JP 3032288 U JP3032288 U JP 3032288U JP H0451265 Y2 JPH0451265 Y2 JP H0451265Y2
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plate
guide rod
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、車両等のエアブレーキ回路
に用いられる弁装置の弁部材に関する。
〔従来の技術〕
車両等のエアーブレーキ回路を構成する機器に
用いられる弁装置として、例えば、実公昭60−
10233号公報に記載されているような弁装置(過
剰ストローク検出装置)がある。この弁装置は、
空圧作動装置(ブレーキ・ブースタ)に取着され
て該空圧作動装置内の可動体の過剰ストロークを
検出する装置として用いられており、上記可動体
が過剰ストロークになると、弁部材が、供給弁座
から離座して開弁し、圧縮空気源から圧縮空気を
導入する入口と、警報装置に連絡される出口とを
連通する通路を開き、上記警報装置を作動させる
構成となつている。
ここに用いられている上記弁部材は、ピストン
を案内する案内ロツドの一端側に円板状のプレー
トを嵌合し、該プレートと上記一端側を含んでモ
ールドしてなるゴム製のT字形をなす弁体を有す
る構造を有している。
第4図は、この種の弁部材を用いた弁装置の一
例を示したもので、同図において、1は弁本体で
あつて、本体部2と該本体部2の一端側に螺合さ
れた蓋部3からなり、内部には他端に開口(入口
4となる)する段付き孔5が形成され、側部には
出口6が形成されている。この孔5は段付き孔で
あつて、開口端部側が上記入口4に連通する弁室
7となつており、該弁室7と弁孔8で区画された
部分にピストン9が挿入されている。このピスト
ン9は一方端が大径で、他方端が弁孔8の径より
小さい細径部9Cである段付きピストンであつ
て、筒状の大径部9Aを孔5の大径部5Aに、中
径部9Bを孔5の出口6に連通する中径部5Bに
位置して、上記大径部9Aの底と孔5の底との間
に張設されたばね10により弁室7側へ付勢され
て孔5に挿入されており、この状態で、細径部9
Cが弁室7内に突出しており、中径部9Bには孔
9bが形成され、該孔9bに連通する孔9cが細
径部9Cに貫設されている。ピストン9の中径部
9Bと孔5の中径部5Bとの間に流体通路11が
形成されている。12は弁部材であつて、案内ロ
ツド13の一端側に円板状のプレート14を嵌合
し、該プレート14と上記一端側を含んでモール
ドしてなるゴム製のT字形をなす弁体15を有す
る構造を有し、案内ロツド13はピストン9の孔
9cを摺動可能に貫通して孔9b内に伸び、弁体
15は弁ばね16で弁孔8側へ付勢されてピスト
ン9の細径部9Cの端面に係合している。16は
弁ばね、17はシール部材である。
この弁装置においては、入口4から流体が供給
されると、該流体は弁室7から弁孔8を経由し、
流体通路11を通つて出口6に流出する。ピスト
ン9及び弁部材12の弁体15の下面に加わる流
体圧が所定圧力を超えると、ピストン9が戻しば
ね10のばね力に抗して上方に移動し、弁体15
が弁孔8の周部の弁材に着座し、弁室7と流体通
路11との間の連通が遮断される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記弁体15は、第5図に示すよう
に、金型20の成形空間21内に案内ロツド13
の上記一端側とプレート14を位置決めした状態
で、注入口22から溶融ゴムを注入して作るの
で、大きい受圧面積を持つ弁体15を得るために
プレート14を大きくすると、成形空間21に噴
出する溶融ゴムから受ける噴出圧が均等でなくな
り、モールド前は、案内ロツド13のストツパ1
3A及び13Bに係合しているだけで(案内ロツ
ド13の所定位置に一方のストツパ13Aをロツ
ドの肉厚をかえるようにプレス成形し、このスト
ツパ13Aに係合するようロツド13にプレート
14を挿通し、この後ストツパ13Aとストツパ
13Bとでプレート14の位置を決めるようスト
ツパ13Bをプレス成形にて形成しており、プレ
ート14と各ストツパ13A及び13Bとをかし
めているのではない)、固定されていないプレー
ト14の姿勢が傾斜する場合があり、このままゴ
ムが固定すると、この弁部材12は不良品とな
り、生産性が低下する。
本考案は上記問題を解消するためになされたも
ので、モールド時の溶融ゴム噴射圧力でプレート
の姿勢が変化する恐れが無く、従来に比し、生産
性を高めることができる弁部材を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、プレートの
一面側にプレートに向つて拡がる円錐状のバツク
アツププレートを設けるようにしたものである。
〔作用〕 本考案では、プレートが溶融ゴムの噴射圧力を
受けた場合、受圧面と反対面の中央部より周部側
に当接するバツクアツププレートがプレートを介
して上記噴出圧力を受け止めるので、上記噴射圧
力によるプレートの傾斜は阻止される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図において、符号30は弁部材の全体を示
している。31は、金属製の軸状をなす案内ロツ
ドであつて、その一端から短い所定長さを隔てた
位置に2つの突部31A,31Bがプレス成形に
て形成されており、この突部31Aと31B間に
金属製の円板状のプレート32が予め組込んであ
る。33はバツクアツププレートであつて、第2
図及び第3図に示すように、中央には、案内ロツ
ド31の外径とほぼ同じ径の孔33Aを有し、該
孔33Aの周辺には孔33Aの中心に向つて伸び
る切れ目33aが形成されており、案内ロツド3
1の他端側から該案内ロツド31に嵌合され、プ
レート32側に大きくなつてゆく円錐形もしくは
傘形をなし、案内ロツド31の上記他端側から、
下端周縁部がプレート32の面に接するまで該案
内ロツド31に通した状態となつている。孔33
Aは案内ロツド31に密に係合する径を有してい
る。34はゴム製の弁体であつて、案内ロツド3
1の一端側部分と、プレート32の全体及びバツ
クアツププレート33の全体を包み込んでモール
ドされたゴムモールド体であり、大径の板部34
Aと該板部34Aの下面から突出する突出部34
BからなるT字形となつている。この弁部材30
の弁体34は、金型20の成形空間21内に、案
内ロツド31に、上記バツクアツププレート33
と上記プレート32とを組み付けた組体の案内ロ
ツド31の一端部を位置決めし、注入口22から
溶融したゴム40を成形空間21内に注入して作
る。このモールド時、溶融ゴム40の噴射圧力が
プレート32に作用した場合、プレート32は、
その中央の孔32Aで、案内ロツド31の突部3
1Aと31Bとが作る溝に嵌合しているので、中
央部分は案内ロツド31の軸方向の移動が阻止さ
れ、また、周辺部分は、溶融ゴム40の噴射圧力
を受ける面とは反対側の面にバツクアツププレー
ト33が係合していて上記噴射圧力をプレート3
2を介して受け止めるので、プレート32の姿勢
変化は阻止され、プレート32が不良姿勢のまま
でモールドされる確率は著しく少なくなる。これ
は、バツクアツププレート33は円錐形であつ
て、孔33Aの内周が案内ロツド31にくさび状
に係合しているので、プレート32を介して上記
他端側に向く押力を受けても、孔33Aの周縁が
案内ロツド31に対して、より強く係合するよう
になり、案内ロツド31の上記他端側への移動が
阻止されるからである。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明した通り、ゴムモールドする
プレートの一面側に向つて拡がる円錐状のバツク
アツププレートが、モールド時の溶融ゴムの噴射
圧力を受け止めて上記プレートの姿勢が変化する
のを防止するので、プレートが不良姿勢になつた
ままでモールドするようなことがなくなり、従来
に比し、歩留りを低減して生産性を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部断面側面
図、第2図は上記実施例にけおるプレートの斜視
図、第3図は上記実施例におけるバツクアツププ
レートの斜視図、第4図は従来の弁部材を用いた
弁装置の断面部、第5図は従来の弁部材の問題点
を説明するための図である。 31……案内ロツド、32……プレート、33
……バツクアツププレート、34……弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸状の案内ロツドと、この案内ロツドの一端側
    に組付けた円板状プレートと、前記案内ロツドの
    一端側及びプレートをおおうように一体成形した
    ゴム製弁体とを有する弁部材において、前記プレ
    ートの一面側にプレートに向つて拡がる円錐状の
    バツクアツププレートを設けるようにした弁部
    材。
JP3032288U 1988-03-09 1988-03-09 Expired JPH0451265Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3032288U JPH0451265Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09

Applications Claiming Priority (1)

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JP3032288U JPH0451265Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01135272U JPH01135272U (ja) 1989-09-14
JPH0451265Y2 true JPH0451265Y2 (ja) 1992-12-02

Family

ID=31255289

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JP3032288U Expired JPH0451265Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09

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JPH01135272U (ja) 1989-09-14

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