JPH0440155Y2 - - Google Patents

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JPH0440155Y2
JPH0440155Y2 JP1986064463U JP6446386U JPH0440155Y2 JP H0440155 Y2 JPH0440155 Y2 JP H0440155Y2 JP 1986064463 U JP1986064463 U JP 1986064463U JP 6446386 U JP6446386 U JP 6446386U JP H0440155 Y2 JPH0440155 Y2 JP H0440155Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は乾燥風によつて穀物の乾燥処理を行う
穀粒乾燥装置に関する。
[従来の技術] 穀粒を乾燥するために、穀物層内で穀粒を循環
流動させながら乾燥風を送給して乾燥する循環型
穀粒乾燥装置が用いられている。
第3図に示される如く、この種の循環型穀粒乾
燥装置においては、箱状に設けられた機体12の
長手方向一端側に乾燥風発生用のバーナー66
が、他端側には吸引排風機72がそれぞれ配設さ
れている。また機体内には長手方向に渡つて通気
性の隔壁によつて流下路46が形成されている。
穀粒はこの流下路46内においてバーナー66に
よつて発生した乾燥風を受けて乾燥され、乾燥風
は吸引排風機72によつて穀粒乾燥装置外へ排出
される構成である。
さてこの場合、バーナー66と吸引排風機72
とは機体長手方向の各両端側に配設されており、
さらにまた流下路46も機体長手方向に配設され
機体平面視において機体側壁14と平行となつて
いるため、流下路46を通過する乾燥風の通過方
向(3図矢印D方向)はバーナー66及び吸引排
風機72による乾燥風の送給方向(第3図で矢印
C方向:機体長手方向)に対して矢印Dで示す如
く略直角に屈曲されることになる。このため乾燥
風の圧力エネルギーが損失されるという問題があ
つた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、送給される乾燥風
のエネルギー損失を少なくできる穀粒乾燥装置を
得ることが目的である。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る穀粒乾燥装置では、一面が通気性
の導風路隔壁によつて形成され他面が通気性の排
風路隔壁によつて形成され両隔壁間を穀粒が流下
する穀粒流下路と、前記導風路隔壁に面し穀粒流
下路へ乾燥風を供給する導風路と、前記排風路隔
壁に面し乾燥後の排風を排出する排風路と、導風
路を流れた後に穀粒流下路へ流入する乾燥風の流
入方向を規制し平面視において鋭角的に穀粒流下
路へ乾燥風を案内すべく配置された風路形成板
と、を有している。
[作用] 本考案に係る上記構成の穀粒乾燥装置では、乾
燥風は大きく屈曲することなくより直線に近い通
風経路で導風路から流下路を経て排風路を流れる
ことになり、乾燥風のエネルギー損失を少なくで
きる。
[実施例] 第1図には本考案に掛かる穀粒乾燥装置10の
縦断面図、第2図には第1図−線に沿つた横
断面図が示されている。
機体12は左右一対の側壁14、前面壁16、
後面壁18、天井壁20及び底壁22によつて構
成される穀粒乾燥装置10の外枠で、上下に高く
前後に長い箱状とされている。
機体12の上部内洞は穀槽24となつている。
また下部には乾燥部26が配設されている。乾燥
部26には、左右の機壁14の上下方向略中央部
内面から左右方向中央部位に向けて傾斜して下降
する一対の通気性の排風路隔壁28が正面視(第
1図)において漏斗状に形成され、機体前後方向
(前面壁16と後面壁18との間)に架け渡され
ている。排風路隔壁28の上端から非通気性の隔
壁30が側壁14の内面へ排風路隔壁28から連
続するように架け渡されている。
排風路隔壁28の外側(側壁14側)には一対
の非通気性の排風路形成板41が正面視(第1
図)において排風路隔壁28と平行に機体前後方
向(前面壁16と後面壁18との間)に架け渡さ
れている。さらにこの排風路形成板31は平面視
(第2図)において後面壁18側が前面壁16側
よりも左右の側壁14に接近して配置されてい
る。すなわち排風路形成板31は平面視において
側壁14に対して傾斜して配置されている。この
排風路形成板31と排風路隔壁28、隔壁30と
の間に排風路32が形成されている。
排風路隔壁28の機体内方側には、排風路隔壁
28と平行すなわち側壁14に対して正面視にお
いて傾斜する一対の通気性の導風路隔壁34が排
風路隔壁28と同様に機体前後方向に架け渡され
ている。導風路隔壁34の上部は機体内方に向け
て屈曲し、さらに上端に断面逆V字状で非通気性
の隔壁36が導風路隔壁34に連続結合されてい
る。
導風路隔壁34の内側(機体内方)には非通気
性の導風路形成板25が正面視(第1図)におい
て導風路隔壁34と平行に機体前後方向(前面壁
16と後面壁18との間)に架け渡されている。
さらにこの導風路形成板35は平面視(第2図)
において前記排風路形成板31と同様に後面壁1
8側が前面壁16側よりも左右の側壁14に接近
して配置され、前面壁側の端部は連結されてい
る。すなわち、導風路形成板35は平面視におい
てV字形をなし側壁14に対して傾斜するととも
に排風路形成板31と平行に配置されている。
この導風路形成板35と導風路隔壁34、隔壁
36とによつて囲まれる部分が正面視において菱
形状の導風路38となつている。
排風路隔壁28上部と導風路隔壁34上部との
間には、左右一対の導風路隔壁40と隔壁42と
によつて一対の補助導風路44が導風路38と同
様に正面視菱形状に形成されている。
これら導風路と排風路との間は穀槽24内の穀
粒が流下する流下路46となつている。すなわち
流下路46内の穀粒は導風路38,44から送ら
れ乾燥風を受けながら流下路46下方へ流下し、
送られた乾燥風は穀粒の水分を吸収して穀粒を乾
燥した後に排風路32から排出されるようになつ
ている。
流下路46の各下端は、前記排風路隔壁28と
導風路隔壁34の下端傾斜部間に形成される流出
口48を経てシヤツタドラム50へ連結されてい
る。
シヤツタドラム50は軸心が水平とされた中空
円筒状であり、外周一部に所定幅寸法で軸方向に
沿つたスリツト状の切欠が形成されている。この
シヤツタドラム50は軸心回りに回転して切欠と
前記流出口48とが対面することにより、切欠を
通して流下路46内の穀粒がシヤツタドラム50
の内部に流入し、さらにシヤツタドラム50が回
転して切欠が下向きに位置する状態となることに
より流入した穀粒が排出されるようになつてい
る。
シヤツタドラム50の下方には、機壁14間の
中央部へ向けて下向きにテーパーとなつて張込流
し板52が配置されている。このため、シヤツタ
ドラム50から排出された穀粒は張込流し板52
によつて機壁14間の略中央部に搬送される。
張込流し板52の各下方端には穀粒搬送用の下
スクリユウコンベヤ54が配設されている。下ス
クリユウコンベヤ54は穀粒乾燥装置10の装置
長手方向に渡つて配設され、外周の螺旋羽根がこ
れらの間へ入り込む穀粒を前面壁16側へと送り
出すようになつている。
前面壁16の外側には下スクリユウコンベヤ5
4に連結して搬送された穀粒を受け取れるように
バケツトコンベヤ56が立設している。このバケ
ツトコンベヤ56内には、一定間隔で穀粒搬送用
バケツトが無端コンベヤへ取りつけられており、
下スクリユウコンベヤ54から送り出される穀粒
を穀粒乾燥装置10の最上部まで持上搬送できる
ようになつている。
バケツトコンベヤ56の上端部には上スクリユ
ウコンベヤ58の一端が対応しており、持上げ搬
送された穀粒を受け取るようになつている。この
上スクリユウコンベヤ58の他端は穀粒乾燥装置
10の長手方向中央部まで延長されており、この
上スクリユウコンベヤ58の他端直下へ軸心が垂
直の回転式均分機60が配置されている。したが
つて上スクリユウコンベヤ58によつて穀粒乾燥
装置10の上方中央部まで搬送された穀粒は回転
式均分機60上へ落下し、この回転式均分機60
の回転時に遠心力で穀粒乾燥装置10内の穀槽2
4内へ均等に放散分配されることになる。
機壁14の下部には張込ホツパ62が配設さ
れ、穀粒乾燥装置10内へ穀粒を張込むことがで
きるようになつている。
第2図に示す如く、前面壁16には上下方向に
導風連通路64が形成され、この導風連通路60
に一端側に乾燥風発生用のバーナー66が配設さ
れている。この導風連通路64は機体12内の導
風路38,44の長手方向一端と連通している。
このため、バーナー66によつて配設した乾燥風
は導風連通路64を通つて導風路38,44へ共
に送り込まれるようになつている。
後面壁18には上下方向に排風連通路68が形
成され、この排風連通路68の排気口70内に排
風用の吸引排風機72が配設されている。この排
風連通路68は排風路32と連通している。この
ため、この吸引排風機72はバーナー66からの
乾燥風を吸引して各導風路から排風路へと供給
し、排風連通路68を介して機体12外へ排出す
るようになつている。
次に上記構成の穀粒乾燥装置10の作用を説明
する。
穀粒を張込むため穀粒乾燥装置10の循環系装
置(下スクリユウコンベヤ54、ベケツトコンベ
ヤ56、上スクリユウコンベヤ58、回転式均分
機60)を駆動させる。そして穀粒乾燥装置10
の下方側面にある張込ホツパ62を開放して穀粒
を機体12内へ張込む。張込まれた穀粒は張込流
し板52に案内され機体12の下方略中央(下ス
クリユウコンベヤ54配設位置)へ搬送される。
そして張込まれた穀粒は下スクリユウコンベヤ
54によつて逐次バケツトコンベヤ56側に搬送
され、さらに回転するバケツトコンベヤ56のバ
ケツトで抄われて持ち上げ搬送される。
バケツトコンベヤ56によつて機体12の上方
に持上げ搬送された穀粒は上スクリユウコンベヤ
58によつて機体12の上方中央部に送られ、回
転式均分機60によつて機体内の穀槽24へ貯蔵
される。
さらにここで、張込終了後シヤツタドラム50
を回転させて穀粒を繰り出す。そして機体12に
連結されたバーナー66を点火すると共に吸引排
風機72を駆動すると、乾燥風が導風連通路64
を経て導風路38へ送り込まれる。導風路38に
送り込まれた乾燥風は導風路隔壁34を通過し、
流下路46内の穀粒に直接供給される。
さてこの場合、バーナー66及び吸収排風機7
2による乾燥風の送給方向は第2図矢印Aにて示
す如く機体12の長手方向となつている。また一
方導風路形成板35及び導風路隔壁34によつて
形成される導風路38と、排風路形成板31及び
排風路隔壁28によつて形成される排風路32と
は連続して乾燥風が流れる風路を構成し、これら
風路は平面視において後面壁18側が機体側壁1
4に対して接近して形成されているため、流下路
46内を通過する乾燥風は第2図矢印Bにて示す
如く大きく屈曲することなく、より乾燥風送給方
向(矢印A方向)に近い通過経路で流下路46を
流れることになる。このため乾燥風の圧力エネル
ギーの損失を少なくすることができる。
穀粒の水分を吸収した乾燥風は排風連通路68
を経て穀粒乾燥装置10外へと排出される。また
流下路46内の穀粒は、シヤツタドラム50の回
転により流出口48を通過後再び張込流し板52
によつて穀粒乾燥装置10の下方略中央部長手方
向に渡つて搬送される。搬送された穀粒は、必要
に応じて所望の含水率に達するまで機体12内で
前述の循環作用が繰り返された後、図示しない穀
粒排出口から取り出される。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案に係る穀粒乾燥装置で
は、一面が通気性の導風路隔壁によつて形成され
他面が通気性の排風路隔壁によつて形成され両隔
壁間を穀粒が流下する穀粒流下路と、前記導風路
隔壁に面し穀粒流下路へ乾燥風を供給する導風路
と、前記排風路隔壁に面し乾燥後の排風を排出す
る排風と、導風路を流れた後に穀粒流下路へ流入
する乾燥風の流入方向を規制し平面視において鋭
角的に穀粒流下路へ乾燥風を案内すべく配置され
た風路形成板と、を有しているので、流下路へ送
給される乾燥風は大きく屈曲することなく流下路
を通過し乾燥風のエネルギー損失を少なくでき、
乾燥風発生手段及び排風手段の省エネルギー化や
低騒音化ができるという優れた効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る穀粒乾燥装置の
縦断面図、第2図は第1図−線に沿つた横断
面図、第3図は従来例を示す同上装置の横断面図
である。 12……機体、14……側壁、28……排風路
隔壁、31……排風路形成板、32……排風路、
34……導風路隔壁、35……導風路形成板、3
8……導風路、46……流下路、64……導風連
通路、66……バーナー、68……排風連通路、
72……吸引排風機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一面が通気性の導風路隔壁によつて形成され他
    面が通気性の排風路隔壁によつて形成され両隔壁
    間を穀粒が流下する穀粒流下路と、前記導風路隔
    壁に面し穀粒流下路へ乾燥風を供給する導風路
    と、前記排風路隔壁に面し乾燥後の排風を排出す
    る排風路と、導風路を流れた後に穀粒流下路へ流
    入する乾燥風の流入方向を規制し平面視において
    鋭角的に穀粒流下路へ乾燥風を案内すべく配置さ
    れた風路形成板と、を有することを特徴とする穀
    粒乾燥装置。
JP1986064463U 1986-04-28 1986-04-28 Expired JPH0440155Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986064463U JPH0440155Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

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JP1986064463U JPH0440155Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

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Publication Number Publication Date
JPS62176698U JPS62176698U (ja) 1987-11-10
JPH0440155Y2 true JPH0440155Y2 (ja) 1992-09-21

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JP1986064463U Expired JPH0440155Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4804214B2 (ja) * 2006-04-21 2011-11-02 金子農機株式会社 穀物乾燥装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS487014U (ja) * 1971-06-08 1973-01-26

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JPS487014U (ja) * 1971-06-08 1973-01-26

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JPS62176698U (ja) 1987-11-10

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