JPH04353917A - 情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［発明の目的］

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は、表示装置の画面上に透
明タブレットを重ね、入力と表示を同一面上で行えるよ
う構成された情報処理装置に関する。

【０００３】

【従来の技術】従来から、ワークステーションやパーソ
ナルコンピュータ等の情報処理装置は、伝統的に表示装
置とキーボードとを備えた構成となっている。またポイ
ンティングデバイスとしては、ユーザインタフェースの
点からマウスが多々利用されている。

【０００４】ところが、マウスの場合には、表示画面上
に表示されているカーソルをマウス操作で目的のオブジ
ェクト（アイコン等）の位置まで移動させて指示を行っ
ているのでやや操作性に難がある。

【０００５】そこで最近では、液晶ディスプレイ等の表
示装置の画面上に座標データ入力用の透明タブレットを
重ねて配置し、入力と表示を同一位置で行えるようにし
た一体型手書き入力表示装置が開発されている。

【０００６】この一体型手書き入力表示装置は、表示画
面上に表示されているオブジェクトをスタイラスペンで
直接指示することができるため操作性に優れ、また指示
位置と表示位置とが一致しているため、文字や図形を手
書き入力する際に、恰も紙面上でペンを走らせているよ
うな感覚で入力を行える。

【０００７】このような装置では文字入力に文字認識が
利用される。すなわち、図８に示すように、表示画面上
の一部には複数の手書き文字入力枠８１を有する手書き
入力用画面８２が表示されるようになっており、手書き
文字入力枠８１内にスタイラスペンを使って文字を手書
きすると、その文字のイメージデータが読込まれて文字
認識されるようになっている。このような手書き入力用
画面を使用したアプリケーションの一つとしては電子メ
ールシステムがある。

【０００８】ところがこうしたシステムでは、起動の度
に、個人の固有の文字列あるいは数字列からなる利用者
番号（ＩＤ番号）やパスワードを入力する必要があり、
また文字認識に長い処理時間を要することもあって、ス
ムースにシステムの起動がかけられないという問題があ
る。

【０００９】また、利用者番号やパスワード以外にも、
頻繁に入力される姓名や住所等を一文字ずつ手書き入力
するのは手間かかり、しかも毎回必ず正しい認識結果が
得られるという保証もないため効率が悪いという問題が
ある。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来から
の一体型手書き入力表示装置を有する情報処理装置では
、頻繁に入力される文字や文字列であっても、これを一
文字ずつ手書き入力して文字認識する必要があり、効率
が悪いという問題があった。

【００１１】本発明はこのような課題を解決するための
もので、使用頻度の高い文字や文字列を、ペン状指示装
置を用いた単純な操作で迅速かつ正確に入力することの
できる手書き入力表示装置付きの情報処理装置の提供を
目的としている。

【００１２】［発明の構成］

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置は
上記した目的を達成するために、表示画面を有する表示
装置と、この表示装置の表示画面上に貼り付けられ、ペ
ン状指示装置を用いて表面上で指示された座標の検出を
行うための透明タブレットと、表示装置の表示画面に手
書き文字入力枠を含む所定の操作画面を表示する文字入
力枠表示手段と、ペン状指示装置を用いて操作画面上の
手書き文字入力枠内に手書きされた文字の認識を行う文
字認識手段と、文字認識手段により認識された文字また
は文字列を、操作画面に対するペン状指示装置の所定の
指示操作により登録する文字列登録手段と、この文字列
登録手段により登録された文字または文字列から、操作
画面に対するペン状指示装置の所定の指示操作により任
意の文字または文字列を選択し表示装置に出力する文字
列出力手段とを具備している。

【００１４】

【作用】本発明の情報処理装置では、操作画面に対する
ペン状指示装置の所定の指示操作により、文字認識後の
文字または文字列を登録し、登録された文字または文字
列の群の中から、任意の文字または文字列を操作画面に
対するペン状指示装置の所定の指示操作により選択して
表示装置に出力するので、使用頻度の高い文字や文字列
を、ペン状指示装置を用いた単純な指示操作で、文字認
識処理を経ること無く迅速かつ正確に入力することが可
能となり、入力効率の向上を図ることが可能となる。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図２は本発明に係る一実施例の情報処理装置の外観
を示す斜視図である。

【００１６】同図に示すように、情報処理装置本体１０
の上面部には、液晶ディスプレイ等の表示部（図示せず
）の画面上に、スタイラスペン１１により指示された座
標を検出するための静電誘導方式による透明なタブレッ
ト装置１２を重ねて構成された一体型手書き入力表示装
置が配置されている。

【００１７】またこの情報処理装置本体１０には、フロ
ッピーディスク挿入口１３を通じて挿入されたフロッピ
ーディスクに対するデータの記録再生を行うフロッピー
ディスクドライブや、メモリカード装着部１４に装着さ
れた、例えば文字認識辞書や本装置の実行プログラム等
を保存したメモリカード１５に対するデータの入出力を
行うメモリカードインタフェース部等がそれぞれ内蔵さ
れている。なお、スタイラスペン１１は、ケーブル１６
を通じて情報処理装置本体１０と接続されている。

【００１８】図３は上述したタブレット装置１２の構成
の一部を示す図である。同図に示すように、タブレット
装置１２は、それぞれ直交する帯状の透明電極群１７ａ
、１８ａを有する２枚の透明ガラス板１７、１８を絶縁
保護膜（図示せず）を挟んで接合してなっている。

【００１９】またこのタブレット装置１２において、各
透明電極群１７ａ、１８ａはそれぞれ一定の方向に走査
されるようになっており、スタイラスペン１１がタブレ
ット装置１２上のある座標を指示すると、その指示座標
に最も近接している透明電極１７ａ、１８ａ上の走査信
号がスタイラスペン１１で検出され、この検出信号と走
査信号との関係から座標データが得られるようになって
いる。

【００２０】図４は本情報処理装置の構成をブロック化
して示す図である。同図において、２１はスタイラスペ
ン１１およびタブレット装置１２からなる座標入力部、
２２は表示部、２３はフロッピーディスクドライブおよ
びメモリカードインタフェース部からなる外部記憶部、
２４は情報処理装置の全体的な処理制御を行う処理制御
部である。

【００２１】図１は処理制御部２４の構成を説明するた
めのブロック図である。同図において、２４１は座標入
力部２１からの座標データを入力する入力部、２４２は
入力部２４１を通じて入力された文字のイメージデータ
に対する文字認識を行う認識処理部である。また２４３
はスタイラスペン１１により後述する呼出しキーが指示
された場合に、その呼出しキーに対応する文字列を表示
出力する処理を行う文字列出力処理部である。２４４は
呼出しキーに対応する文字列の登録を行う登録処理部、
２４５は表示部２２の表示制御を行う表示制御部である
。さらに２４６は入力部２４１より入力された座標デー
タ（文字イメージデータ）を一時的に格納する座標デー
タバッファ、２４７は認識処理部２４２で利用される文
字認識用の辞書データが格納される辞書データバッファ
、２４８は表示部２２の画面上に図５および図６に示す
手書き入力用および文字列登録用の操作画面であるテン
プレート５０、６０を表示するためのデータが格納され
るテンプレートデータバッファ、２４９は登録処理部２
４４により登録された文字列を格納する登録データバッ
ファ、２５０は表示部２２に出力されるデータが格納さ
れる出力データバッファである。

【００２２】次に図５に示した手書き入力用のテンプレ
ート５０の構成を説明する。同図において、５１は文字
を手書き入力するための複数（ここでは３つ）の手書き
文字入力枠、５２は登録データバッファ２４９に登録さ
れた文字列を呼出すための複数（ここでは３つ）の呼出
しキーである。また５３は文字列を登録するための登録
キーであり、この登録キー５３が指示されると、図６に
示した文字列登録用のテンプレート６０が表示されるよ
うになっている。さらに５４は登録データバッファ２４
９に登録されたすべての文字列を一覧表示するための表
示キー、５５は全体画面上における手書き入力用のテン
プレート５０の位置を移動させるための移動キーである
。

【００２３】次に図６に示した文字列登録用のテンプレ
ート６０の構成を説明する。同図において、６１は各呼
出しキー５２にそれぞれ対応する文字列が登録される複
数の文字列登録欄、６２は文字列登録欄６１への文字列
の登録完了を指示するための登録完了キーである。

【００２４】次に上述した手書き入力用および文字列登
録用のテンプレート５０、６０を利用した本装置の動作
を図７のフローチャートを参照しつつ説明する。

【００２５】まず処理制御部２４は表示制御部２４５を
起動して、表示部２２の画面上に図５に示した手書き入
力用のテンプレート５０を表示する（ステップＡ）。

【００２６】この状態において、スタイラスペン１１の
ペンダウンスイッチがオンになると（ステップＢ）、次
にスタイラスペン１１が手書き入力用のテンプレート５
０上のどの領域上に存在するかを調べてそれぞれの指示
領域に応じた処理を行う。

【００２７】スタイラスペン１１が移動キー５５上に存
在する場合（ステップＣ）、手書き入力用のテンプレー
ト５０の移動処理を行う（ステップＤ）。すなわち、ス
タイラスペン１１を移動キー５５の上に乗せたまま移動
させることにより、この移動に追従して手書き入力用の
テンプレート５０が全体表示画面上で移動する。

【００２８】スタイラスペン１１が登録キー５３上に存
在する場合（ステップＥ）、文字列の登録処理が行われ
る（ステップＦ）。つまり処理制御部２４は登録処理部
２４４を起動して、表示制御部２４５を通じて図６に示
した文字列登録用のテンプレート６０を表示部２２の画
面上に表示させる。この後、スタイラスペン１１を用い
て手書き文字入力枠５１へ文字を手書き入力することに
より、入力された文字は認識処理部２４２で認識され、
その認識結果が文字列登録用テンプレート６０の文字列
登録欄６１に表示される。文字列の入力が完了したなら
ばスタイラスペン１１を用いて登録確認キー６２を指示
する。これにより文字列は登録データバッファ２４９に
登録される。

【００２９】スタイラスペン１１が表示キー５４上に存
在する場合（ステップＧ）、処理制御部２４は、表示制
御部２４５を起動して登録データバッファ２４９に登録
されたすべての文字列を表示部２２の画面上に一覧表示
する（ステップＨ）。

【００３０】また、スタイラスペン１１が複数の呼出し
キー５２のいずれかの上にある場合（ステップＩ）、処
理制御部２４は文字列出力処理部２４３を起動して文字
列の呼出し処理を行う（ステップＪ）。すなわち、文字
列出力処理部２４３は、まずスタイラスペン１１が指示
した呼出しキー５２がどれであるかを確認し、指示され
た呼出しキー５２に対応する文字列を登録データバッフ
ァ２４９から読み出し、読み出した文字列を表示制御部
２４５を通じて表示部２２の画面上に表示する。なお、
呼出された文字列は、スタイラスペン１１が次に指示し
た画面上の位置を文字列の先頭文字の位置として表示さ
れる。

【００３１】さらにスタイラスペン１１が手書き文字入
力枠５１の上にある場合（ステップＫ）、処理制御部２
４は認識処理部２４２を起動して、入力された文字イメ
ージデータに対する文字認識を行う。ここで、１文字分
の入力の終了は、スタイラスペン１１が、次の手書き文
字入力枠５１に移動したり、タブレット装置１２の表面
から離れたりしたことで検出される。こうして文字認識
された文字は表示制御部２４５を通じて表示部２２の画
面上に表示される（ステップＬ）。

【００３２】かくしてこの実施例の情報処理装置によれ
ば、スタイラスペン１１を用いた簡単な指示操作で、文
字列の登録処理および登録した文字列の呼出しを行うこ
とができるので、ＩＤ番号、パスワード、姓名、住所等
の使用頻度の高い文字列を何度も繰り返し手書き入力す
るような余計な手間を省くことが可能となり、操作性お
よび入力効率の向上を図ることができる。

【００３３】なお、上記の実施例では、座標検出に静電
誘導方式のタブレット装置を用いたが、このタブレット
装置としては、例えば電磁誘導方式等その他のどんな方
式のものであってもかまわない。また表示装置にしても
液晶ディスプレイに限られたものではなく、プラヅマ・
ディスプレイやエレクトロ・クロミック・ディスプレイ
等でもよい。

【００３４】さらに、手書き入力用のテンプレートと文
字列登録用テンプレートとを一つにまとめて表示するよ
うにしてもよい。

【００３５】

【発明の効果】以上説明したように本発明の情報処理装
置によれば、使用頻度の高い文字や文字列を、ペン状指
示装置を用いた単純な操作で迅速かつ正確に入力するこ
とが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る一実施例の情報処理装置における
処理制御部の構成を示すブロック図である。

【図２】本実施例の情報処理装置の外観を示す斜視図で
ある。

【図３】図２の情報処理装置におけるタブレット装置の
構成の一部を示す分解斜視図である。

【図４】図２の情報処理装置の全体的なハードウェア構
成を示すブロック図である。

【図５】図２の情報処理装置の表示画面に表示される手
書き入力用のテンプレートの構成を示す図である。

【図６】図２の情報処理装置の表示画面に表示される文
字列登録用のテンプレートの構成を示す図である。

【図７】図５および図６の手書き入力用および文字列登
録用のテンプレートを用いた本実施例装置の動作を説明
するためのフローチャートである。

【図８】従来の一体型手書き入力表示装置における手書
き文字入力画面の構成を示す図である。

【符号の説明】

１１…スタイラスペン １２…タブレット装置 ２２…表示部 ２４…処理制御部 ５０…手書き入力用テンプレート ６０…文字列登録用テンプレート ２４１…入力部 ２４２…認識処理部 ２４３…文字列出力処理部 ２４４…登録処理部 ２４５…表示制御部 ２４６…座標データバッファ ２４７…辞書データバッファ ２４８…テンプレートデータバッファ ２４９…登録データバッファ ２５０…出力データバッファ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　表示画面を有する表示装置と、この表
   示装置の表示画面上に重ねて配置され、ペン状指示装置
   を用いて表面上で指示された座標の検出を行うための透
   明タブレットと、前記表示装置の表示画面に手書き文字
   入力枠を含む所定の操作画面を表示する文字入力枠表示
   手段と、前記ペン状指示装置を用いて前記操作画面上の
   手書き文字入力枠内に手書きされた文字の認識を行う文
   字認識手段と、前記文字認識手段により認識された文字
   または文字列を、前記操作画面に対する前記ペン状指示
   装置の所定の指示操作により登録する文字列登録手段と
   、この文字列登録手段により登録された文字または文字
   列から、前記操作画面に対する前記ペン状指示装置の所
   定の指示操作により任意の文字または文字列を選択し前
   記表示装置に出力する文字列出力手段とを具備すること
   を特徴とする情報処理装置。
2. 【請求項２】　　請求項１記載の情報処理装置において
   、操作画面は、文字列登録手段を起動するための登録機
   能エリアと、文字列出力手段を起動するための文字列選
   択エリアとを備えていることを特徴とする情報処理装置
   。