JPH042106Y2 - - Google Patents

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JPH042106Y2
JPH042106Y2 JP1984169701U JP16970184U JPH042106Y2 JP H042106 Y2 JPH042106 Y2 JP H042106Y2 JP 1984169701 U JP1984169701 U JP 1984169701U JP 16970184 U JP16970184 U JP 16970184U JP H042106 Y2 JPH042106 Y2 JP H042106Y2
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grille
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flange
piece
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば、自動車の樹脂製バンパカ
バーにグリル本体を固定して取付けるようにした
バンパカバーへのグリル本体取付け構造に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、バンパカバーに固定されるグリル本体
は、グリル本体の開口の一部に取付け座を設け、
バンパカバーあるいはブラケツトに車両前後でク
リツプ止め、またはねじ止めされていた。
そのため、グリル本体の開口面積が減り、ラジ
エータへの風量が減ることにより、このラジエー
タの十分な冷却ができないとともに、前記取付け
座及びねじの頭が車体外方から見えることによ
り、車両の外観を損ねることになる。
そこで、この対策としては、例えばバンパカバ
ーに設けたグリル挿入開口部の壁部分に、グリル
本体を固定する構成が考えられるが、このような
構成でも、作業性を良好とし、しかもクリツプま
たはねじの個数を少なくすることができるという
取付け構造とはならない。
一方、このような不具合を解消するため、バン
パカバーのグリル挿入開口部へのグリル本体の固
定を、係合のみ、あるいは係合とクリツプまたは
ねじ止めとの組合せで行うようにした構成があ
り、例えば実願昭58−127334号(実開昭60−
34948号)がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記実願昭58−127334号(実開
昭60−34948号)に示されたバンパーグリル装着
構造において、まず係合とビスとの組合せによつ
て装着固定する構成では、バンパーグリル下方側
の係合が、車体下方側に向く舌片とこれに対応す
るバンパー側の孔との係合であつて、グリル本体
の挿入方向と直交する方向での係合となるため、
その作業方向がグリル本体の挿入と係合との二方
向となり、挿入と同時に係合することはできず、
その作業性が低下するとともに、上方側のビスに
よる固定は、グリル本体の挿入方向と同一方向か
らのビスの締付で行われるような構成となつてい
ることにより、その固定部位は車体上下方向に位
置するため、この固定部位によつてラジエータへ
の冷却風量が減少し、かつ固定部位が車体外方か
ら見えることにより、外観も損ねることになる。
また、この実願昭58−127334号(実開昭60−
34948号)に示された構造において、バンパーグ
リルの上下側のいずれも係合によつて装着固定す
る構成では、特に上方側において複数個所に設定
された係合部位の係合構造及び係合方向などが、
各個所において異なり、係合が二種類となつてい
る。
即ち、この構成では、車両上下方向での係合部
位と車両前後方向での係合部位が混在することに
なり、複数方向からの係合による装着固定となつ
ている。
従つて、グリル本体を固定するための挿入作業
時には、例えばこのグリル本体の或る個所では圧
縮しつつ係合させ、別の個所では圧縮されないよ
うにしつつ係合するという作業を行う必要がある
とともに、この構成においてもグリル本体の挿入
と同時に係合を行うことはできないため、その作
業性が低下する。
また、このようなバンパーグリルの上下側いず
れも係合のみによつて固定する構造では、確実強
固な係合状態を維持できないことがあるととも
に、これを解消するためには、例えばバンパーグ
リル側の係合部である上下各舌片のみによつて所
定の係合力を得ること、及びその係合状態を維持
するための所謂上下各舌片の負担が大きくなるこ
とからして、この上下各舌片を必然的に強固なも
のとしなけらばならず、大型化もしくは重量増と
なる。
そこで、この考案が解決しようとする問題点
は、グリル本体の開口面積及びラジエータへの風
量の減少、ならびに車両外観の低下を招くことな
く、グリル本体を、簡単な構造で確実強固に固定
しつつ、その作業性を向上することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そのためこの考案は、バンパのバンパカバーに
開口形成したグリル挿入開口部に挿入設置するグ
リル本体の下側片あるいは上側片のいずれか一方
側片に張出しリブを設け、この張出しリブを、前
記バンパカバーのグリル挿入開口部を形成する上
下いずれか一方のフランジに穿設した孔に挿通嵌
合するとともに、前記下側片あるいは上側片のい
ずれか他方側片を、固定具によつて前記バンパカ
バーの上下いずれか他方のフランジに固定するよ
うにしたバンパカバーへのグリル本体取付け構造
において、前記バンパカバーの一方及び他方フラ
ンジにおける少なくとも前記グリル本体の張出し
リブを挿通嵌合する孔が穿設された一方フランジ
を、その後方側端が上下方向に間隔をおいて略対
向する他方フランジの後方側端との間隔を狭める
ように、車両前後方向に対して交差する上方向あ
るいは下方向に向けて傾斜形成するとともに、前
記グリル本体における下側片あるいは上側片の少
なくとも前記張出しリブが形成される一方側片
を、前記バンパカバーの傾斜形成した一方フラン
ジに沿つた形状に傾斜形成し、この傾斜形成した
グリル本体の一方側片における車両前方側部位か
ら車両後方側に向けて、この一方側片と所定角度
を成し、かつ車両前後方向に対して略平行に前記
張出しリブを分岐突設したものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、グリル本体の挿入による
取付作業時には、グリル本体の一方側片に分岐突
設した張出しリブが、バンパカバーの一方傾斜フ
ランジを弾性変形させつつ、これに沿つて滑りな
がら乗越え、バンパカバーの一方傾斜フランジに
穿設した孔に挿通嵌合されるとともに、グリル本
体の他方側片は、固定具によつてバンパカバーの
他方フランジに固定されることにより、グリル本
体の挿入と嵌合を同一方向、かつ同時に、しかも
一種類の嵌合のみによつて行うことができ、さら
にこの嵌合と固定具による固定との組合せによつ
て容易かつ確実強固に取付けることができる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例
を説明する。
第1図から第3図までの図面は、この考案の一
実施例を示しており、第2図図示のバンパ1を形
成するバンパカバー10には、グリル本体2が挿
入設置されるグリル挿入開口部3が車両幅方向に
間隔をおいて2個所設けられるとともに、これら
のグリル挿入開口部3には、それぞれ第1図から
分るように、グリル挿入開口部3の開口縁を形成
する上下各辺である一方及び他方のフランジ3
0,31が車両後方側3aに向け延在させて設け
てある。
そして、前記グリル挿入開口部3に、グリル本
体2がその挿入側2aから車両前後方向の後方側
である矢印A方向に挿入されるようになつてい
る。
このため、グリル挿入開口部3の前記各フラン
ジ30,31は、第1図図示の角度Bのように、
グリル本体2の挿入側2aである車両前方側に向
けて、その挿入方向Aに対して角度が0度以上に
開いて形成されている。
また、グリル挿入開口部3の前記各フランジ3
0,31に取付けられるグリル本体2には、その
一方側片である下側片20(以下、単に下側片2
0と称する)に車両後方側3aに向けて張出しリ
ブ4が設けられているとともに、これに対応する
前記バンパカバー10のグリル挿入開口部3の下
辺を形成する一方のフランジ30(以下、単に一
方フランジ30と称する)には,前記張出しリブ
4が挿通嵌合する孔5が穿設されている。
そして、前記グリル本体2の下側片20に設け
た張出しリブ4をバンパカバー10の一方フラン
ジ30に穿設した孔5に挿入嵌合するとともに、
グリル本体2の張出しリブ4が設けられていない
他方側片である上側片21(以下、単に上側片2
1と称する)を、ビス等の固定具7によつて、バ
ンパカバー10のグリル挿入開口部3の上辺を形
成する他方のフランジ31(以下、単に他方フラ
ンジ31と称する)に固定することにより、前記
グリル本体2をバンパカバー10のグリル挿入開
口部3に挿入固定して取付けるようになつてい
る。
このように構成されたバンパカバーへのグリル
本体取付け構造であつて、第1図及び第3図に示
すように、バンパカバー10における孔5が穿設
された一方フランジ30の後方側端300を、車
両上方に間隔をおいて略対向する位置にある他方
フランジ31の後方側端310との間隔を狭める
ように車両上方側に位置するようにして、この一
方フランジ30を、車両前後方向に対して交差す
る方向である車両上下方向における、上方向に向
かうように傾斜形成する。
即ち、この実施例では第1図からよく分かるよ
うに、前記バンパカバー10の一方フランジ30
が、車両後方側3aに向けて徐々に上方向に向く
ような形状に傾斜形成されている。
また、前記グリル本体2における張出しリブ4
が設けられる下側片20は、前記バンパカバー1
0における傾斜形成した前記一方フランジ30に
沿つた形状に傾斜形成する。
即ち、この実施例では、前記グリル本体2の下
側片20の前方側端200が、車両下方側に位置
するようにして、前記下側片20が車両前方側に
向けて徐々に下方向に向くような形状に傾斜形成
されている。
さらに、グリル本体2の下側片20に設けられ
る張出しリブ4は、傾斜形成した前記下側片20
における車両前方側部位である、前記前方側端2
00近傍から、車両後方側3aに向けて、車前後
方向に対して略平行に分岐突設されている。
即ち、前記下側片20が、第1図図示のように
傾斜形成されていることにより、この傾斜形成さ
れた下側片20とは所定角度をなして、張出しリ
ブ4が車両後方側3aに向けて下側片20から分
岐突設されることになる。
ここで、前記グリル本体2の矢印A方向への挿
入時において、このグリル本体2の下側片20に
分岐突設した張出しリブ4の基端部である角基部
4aは、符号Cで示す軌跡で挿入されるととも
に、前記張出しリブ4の自由端部であるリブ先端
4bは、符号Dで示す軌跡で挿入される。
また、この実施例では第1図に示すように、前
記バンパカバー10の一方フランジ30に穿設さ
れた孔5における車両後方側3aの孔縁50が、
前記張出しリブ4の挿通嵌合状態において、この
張出しリブの上面と略平行になるように、車両前
後方向に対して略平行に、所謂斜め切欠き形状に
形成されている。
そして、このように前記孔5の孔縁50を斜め
切欠き形状とすることにより、前記グリル本体2
が挿入側2aから矢印A方向に挿入される場合
に、前記軌跡Dにて挿入される前記グリル本体2
の張出しリブ4のリブ先端4bが、前記孔5の孔
縁50における特に上端角部に干渉しないように
なつているとともに、挿入時には前記張出しリブ
4が斜め切欠き形状の孔縁50に沿つて、所謂ガ
イドされるようにして挿通嵌合されるようになつ
ている。
さらに、前記軌跡Dにて挿入される前記張出し
リブ4のリブ先端4bには、斜めカツト部40が
形成してあり、この斜めカツト部40が、前記孔
5の斜め切欠き形状に形成した孔縁50による挿
通時のガイド機能と相まつて、前記張出しリブ4
をスムーズに前記孔5に挿通嵌合させる機能を果
たすようになつている。
尚、第1図の図中の符号51は、前記孔5にお
ける車両前方側の孔縁の、特に上端角部(以下、
孔角部51と称する)を示しており、この孔角部
51側の孔縁は、図示するように傾斜形成された
前記一方フランジ30の傾斜角度に対して直交す
る方向に穿設された形状となつている。
次に、バンパカバー10における上方側の他方
フランジ31は、第1図図示のように車両前後方
向に対して略平行に延設形成されているととも
に、前記グリル本体2における上側片21は、前
記他方フランジ31と同様、車両前後方向に対し
て略平行に延設され、この他方フランジ31に沿
つた形状に形成されている。
また、前記グリル本体2の上側片21には、後
述するビス等の固定具7(以下、単に固定具7と
称する)を挿通する孔210が穿設されるととも
に、バンパカバー10の他方フランジ31には、
前記グリル本体2の上側片21に穿設した孔21
0に対応する位置にて、この孔210と同心上を
なし、かつ前記固定具7を挿通するための孔31
0aが穿設されている。
尚、第1図の図中の符号6は、前記固定具7を
締結し得るスプリングナツトを示しており、この
スプリングナツト6は、前記バンパカバー10の
他方フランジ31に予め装着されるものである。
このように構成されたグリル本体2のバンパカ
バー10への取付け方法について以下に述べる。
グリル本体2を、挿入側2aから車両後方側3
aに向けて矢印A方向に挿入すると、このグリル
本体2の下側片20に分岐穿設した張出しリブ4
のリブ先端4bが、軌跡Dに沿つて挿入され、バ
ンパカバー10の一方フランジ30に穿設した孔
5における斜め切欠き形状の孔縁50に干渉する
ことなく、この斜め形状の孔縁50と、前記リブ
先端4bの斜めカツト部40により、スムーズに
ガイドされて、前記孔5内に挿通される。
また、前記張出しリブ4の角基部4aは、軌跡
Cに沿つて挿入され、バンパーカバー10の一方
フランジ30に穿設した孔5の孔角部51近傍
で、この一方フランジ30上面に当接し、さらに
挿入されると、前記角基部4aは、前記孔角部5
1を下方側に押し付けるようにして前記一方フラ
ンジ30の上面上を滑りながら、この一方フラン
ジ30を弾性変形させて、前記孔角部51を乗り
越えることにより、第1図に図示するように、前
記角基部4aも孔5内に挿通されることになり、
前記張出しリブ4の孔5への挿通嵌合が終了す
る。
このような挿通嵌合状態において、前記グリル
本体2の上側片21に穿設した孔210と、スプ
リングナツト6が予め装着された前記バンパカバ
ー10の他方フランジ31に穿設した孔310a
とが一致した状態となり、車体下方側から上方側
に向けて固定具7を、前記各孔210,310を
挿通させて前記スプリングナツト6に締結する。
これにより、グリル本体2の下側片20は、張
出しリブ4による嵌合によつて、また上側片21
は固定具6による締結によつて、それぞれバンパ
カバー10の各フランジ30,31に固定され、
前記バンパカバー10にグリル本体2を取付ける
ことができる。
そして、このような取付状態では、グリル本体
2の下側片20から分岐突設した張出しリブ4の
角基部4aは、上側片21における固定具6によ
る締付部位を中心とした回転方向である矢印Eで
示す軌跡方向にしか動けないことになる。
換言すれば、前記角基部4aは軌跡E方向のみ
に動き得ることになる。
しかしながら、このような角基部4aの動きは
前記挿通嵌合と固定によつて、規制することがで
きる。
即ち、前述のようにして張出しリブ4が孔5に
挿通嵌合することにより、この張出しリブ4によ
つて前記バンパカバー10の一方フランジ30は
相対的に上方向に引き上げられることになり、前
記角基部4aが軌跡E方向に動こうとしても、こ
の角基部4aは前記孔5の孔角部51に当接し
て、前記軌跡E方向への動きを阻止することがで
きる。
従つて、グリル本体2は第1図に示すような取
付状態を維持することができるとともに、軌跡E
方向へ動くこともなく、グリル本体2を、簡単な
構造で容易かつ確実強固に固定することができ
る。
また、グリル本体2をバンパカバー10に固定
するための、グリル本体2の上方側における挿通
嵌合部位において、グリル本体2の張出しリブ4
と、バンパカバー10の一方フランジ30の孔5
とを、前述したように構成し、かつ挿通嵌合する
ようにしたことにより、前記グリル本体2は、挿
入側2aから矢印A方向に挿入するのみで、前記
孔5への嵌合も同時に行うことができる。
即ち、挿入と嵌合を一方向の作業のみで行うこ
とができる。
従つて、グリル本体2をバンパカバー10に固
定する際の取付作業性を向上することができる。
さらに、このような嵌合個所は、グリル本体2
の下方側にて、車両幅方向に複数個所(この実施
例では第3図に示すように2個所)設定され、か
つその嵌合部位の構造及び方向等の嵌合方法も前
述した通り、各個所においても異なることなく、
一種類のみで嵌合する構成となつている。
従つて、前述した通り、グリル本体2を矢印A
方向という一方向のみの挿入によつて、全ての嵌
合個所の嵌合を行うことがてきるため、前述した
グリル本体2の挿入と嵌合を同時に行うことによ
る作業性向上と相まつて、グリル本体2の取付作
業性を一層大幅に向上することができる。
一方、グリル本体2の上方側は、固定具6によ
る固定のため、嵌合固定よりも一層確実強固に固
定することができるとともに、この部位の固定作
業についても、グリル本体2の矢印A方向への挿
入による前述した張出しリブ4と孔5との挿通嵌
合と同時に、このグリル本体2の上側片21とバ
ンパカバー10の他方フランジ31が所定位置に
て重なり、かつ各孔210,310aも一致した
状態となるため、固定具6の挿通締結作業が煩雑
になることはなく、車体下方側から上方側に向け
て容易に挿通締結することができる。
従つて、この固定具6による固定部位において
も、その作業性を向上することができるととも
に、一層確実強固に締結固定することがてきる。
そして、このようにグリル本体2の下方側は、
挿通嵌合によつて固定し、上方側は、固定具6に
よつて締結固定する構成としたことにより、前記
グリル本体2における全ての固定を、所謂嵌合部
位のみで任なう構成ではないとともに、上方側は
固定具6による締結固定により、一層確実強固な
固定ができることもあつて、下方側の嵌合部位に
掛かる負担もそれほど大きくなく、かつ必要以上
に大きな嵌合力を得ることも不要となるため、前
記嵌合部位における、例えば張出しリブ4等を、
強固なものとするために大型化したり重量が増加
したりすることは全くなく、小型化、軽量化を図
ることができる。
ここで、前記固定具6による上方側の固定部位
には、第1図に図示するように、車両前後方向に
略平行な他方フランジ31と上側片21が重ね合
わされた状態で、しかも固定具6は車体下方側か
ら上方に向けて挿通締結されることにより固定す
ることができるため、グリル本体2の開口面積及
びラジエータへの冷却風量の減少はないととも
に、前記固定具6及びその固定個所等が、車体外
方かさ見えることはないため、外観を損なうこと
もない。
尚、以上の実施例では、グリル本体2の下方側
を嵌合固定し、上方側を締結等によつて固定した
構成を示したが、これに限定されることなく、例
えば各固定方法を上下逆としてもよく、また各部
位及び部材の形状及び構造も必要に応じて適宜変
更でき得るものであつて、実用新案登録請求の範
囲内において種々の実施態様を包含するものであ
る。
〔考案の効果〕
この考案は、上述のように、嵌合固定される側
のバンパカバーの一方フランジと、これに対応す
るグリル本体の一方側片を共に傾斜形成し、この
傾斜形成したグリル本体の一方側片に、車両前後
方向の後方側に延びる張出しリブを分岐突設した
ものであつて、グリル本体の挿入によつて張出し
リブがバンパカバーの一方傾斜フランジを弾性変
形させ、滑りながら乗り越えて孔に挿通嵌合する
ことにより固定されるとともに、グリル本体の他
方側片はバンパカバーの他方フランジに固定具で
固定されることにより、嵌合部位においては、グ
リル本体の挿入と嵌合を同時、かつ一方向で、し
かも所謂一種類の嵌合のみで行うことができるた
め、その作業性を大幅に向上することができると
ともに、グリル本体の上下各側部位において嵌合
と固定具による固定の組合せで取付けることがて
きるため、確実強固な取付けを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図までの図面は、この考案の一
実施例を示しており、第1図は、第2図の−
線断面図、第2図は、自動車車体前部を示す斜視
図、第3図は、グリル本体の外観を示す斜視図で
ある。 1……バンパ、10……バンパカバー、30…
…一方フランジ、300……後方側端、31……
他方フランジ、310……後方側端、2……グリ
ル本体、2a……挿入側、20……下側片(一方
側片)、21……上側片(他方側片)、3……グリ
ル挿入開口部、3a……車両後方側、4……張出
しリブ、5……孔、7……固定具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バンパのバンパカバーに開口形成したグリル挿
    入開口部に挿入設置するグリル本体の下側片ある
    いは上側片のいずれか一方側片に張出しリブを設
    け、この張出しリブを、前記バンパカバーのグリ
    ル挿入開口部を形成する上下いずれか一方のフラ
    ンジに穿設した孔に挿通嵌合するとともに、前記
    下側片あるいは上側片のいずれか他方側片を、固
    定具によつて前記バンパカバーの上下いずれか他
    方のフランジに固定するようにしたバンパカバー
    へのグリル本体取付け構造において、 前記バンパカバーの一方及び他方フランジにお
    ける少なくとも前記グリル本体の張出しリブを挿
    通嵌合する孔が穿設された一方フランジを、その
    後方側端が上下方向に間隔をおいて略対向する他
    方フランジの後方側端との間隔を狭めるように、
    車両前後方向に対して交差する上方向あるいは下
    方向に向けて傾斜形成するとともに、前記グリル
    本体における下側片あるいは上側片の少なくとも
    前記張出しリブが形成される一方側片を、前記バ
    ンパカバーの傾斜形成した一方フランジに沿つた
    形状に傾斜形成し、この傾斜形成したグリル本体
    の一方側片における車両前方側部位から車両後方
    側に向けて、この一方側片と所定角度を成し、か
    つ車両前後方向に対して略平行に前記張出しリブ
    を分岐突設したことを特徴とするバンパカバーへ
    のグリル本体取付け構造。
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