JPH04103545A - 1,3,5―トリクロルベンゼンの製造法 - Google Patents

1,3,5―トリクロルベンゼンの製造法

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JPH04103545A
JPH04103545A JP2219476A JP21947690A JPH04103545A JP H04103545 A JPH04103545 A JP H04103545A JP 2219476 A JP2219476 A JP 2219476A JP 21947690 A JP21947690 A JP 21947690A JP H04103545 A JPH04103545 A JP H04103545A
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JP
Japan
Prior art keywords
zeolite
tcb
catalyst
reaction
type zeolite
Prior art date
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Pending
Application number
JP2219476A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Iwayama
岩山 一由
Hiroaki Honda
宏明 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH04103545A publication Critical patent/JPH04103545A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はトリクロルベンゼン(以下、”TCB 11と
略称する)の異性化により1.3.5− T CBを製
造する方法に関するものである。1.3.5−TCBは
医農薬中間体として利用される。
〈従来の技術〉 一般に、TCBはベンゼンのトリクロル化によって得ら
れるが、この反応は配向性の強い反応で得られる異性体
はほとんど1.2.4− T CBであり、本発明が目
的とする1、 3.5− T CBは生成しない。具体
的な1例を述べれば1.2.4−TCB約90%、1.
2.3− T CB約10%である。G、H,01ah
らによれば(J、ofOrg、Chem、、27.34
49 (1962))TCBの熱力学的平衡組成は次の
ように推定している。
この熱力学的平衡組成から判断すればTCBを酸触媒上
で異性化して1.3.5− T CBを得ることができ
ると予想される。しかし、ベンゼン環に置換している塩
素の数が増加するにつれて反応性は著しく低下する。特
に、TCBの場合には通常の酸触媒ではほとんど異性化
しない。
われわれは、以前に酸型モルデナイトがTCBの異性化
能を示すことを見出し、特開昭58−144330号公
報でこれを開示したが、これでもまだ異性化率が十分で
あるとはいえない。
塩素の異性化が困難なため、たとえば特開昭56−92
226号公報では異性化しゃすいブロム置換体を用い塩
化アルミニウム触媒の存在下で異性化反応を行い1.3
.5一体とし、次いでそのブロムを塩素と置換すること
により1.3.5−TCBとする方法が開示されている
。しかし、この方法は煩雑な操作を必要とすることから
十分な経済的方法であるとはいえない。
1、3.5− T CBをその混合物から分離する方法
として、晶析法、蒸留法があるが、融点差あるいは沸点
差が小さいことから経済性のある方法とはいいがたい。
より経済的分離方法として、たとえば特開昭58−21
9131号公報で開示された吸着分離法を挙げることが
できる。本方法で効率的に高純度の1.3.5− T 
CBを得ることができる。
〈発明が解決しようとする課題〉 これら従来知られた異性化反応は、触媒活性が十分でな
く反応に長時間を要したり、または多大の触媒量を必要
とし、工業的異性化法としてはいずれもまだ十分な方法
ではなかった。
本発明者らは、かかる問題点を解消し、効率よ(TCB
を異性化しl、 3.5− T CBを製造する工業的
に優れた方法を確立すべく鋭意検討した結果、特定のゼ
オライトがこの反応で優れた触媒性能を発揮することを
見出し、本発明に到達した。
〈課題を解決するための手段〉 本発明はTCB異性体混合物をベータ型ゼオライトから
なる触媒と接触せしめトリクロルベンゼンを異性化する
ことを特徴とする1、 3.5−TCBの製造である。
ベータ型ゼオライトの合成法は、たとえばUS P 3
.308.069に開示されている。ベータ型ゼオライ
トであることを示す最も一般的な方法はX線回折パター
ンである。ベータ型ゼオライトの特徴的なX線回折パタ
ーンは表1のとおりである。
表  1 ここでvS=非常に強い、M=中級の強さ、W=弱いを
示す。
ベータ型ゼオライトを本発明の目的であるTCB異性化
反応の触媒として利用するには酸型体にする必要がある
ベータ型ゼオライトは合成の段階で有機窒素含有カチオ
ンを含有しているので、焼成することにより有機窒素含
有カチオンを分解し酸型体にすることができるが、さら
に必要に応じてベータ型ゼオライト生成時にゼオライト
中に存在するナトリウムなどのアルカリ金属イオンをさ
らにプロトンやプロトン前駆体であるアンモニウムイオ
ンでイオン交換したり、あるいは2価以上の多価カチオ
ンを導入することも可能であり、場合によっては好まし
い。ゼオライトの上記カチオンでのイオン交換は公知の
イオン交換法により行うことができる。たとえば、酸、
アンモニウム塩または多価カチオンの水溶性塩を含む水
溶液でゼオライトを処理することにより、容易にイオン
交換できる。このイオン交換処理に際し、ゼオライトに
存在している有機窒素含有カチオンをあらかじめ焼成し
て分解しておくことがイオン交換率を高くする上で好ま
しい。
本発明方法において、前記ゼオライトは通常、成形体と
して用いられる。成形法は特に制限されるものではなく
、転勤法、押出法、圧縮法などの公知の方法が適用でき
る。
また、成形の際必要ならば、アルミナゾル、粘土などの
バインダーを加えることも可能である。なお、前記イオ
ン交換処理はゼオライトの成形前または成形後のいずれ
の段階で行うことも可能である。このゼオライト成形体
を通常300〜700℃で焼成することにより活性化し
て触媒とする。
本発明方法は、このようにして調製された酸型のゼオラ
イトを触媒として、1,3.5−TCB濃度の乏しいT
CB異性体混合物を接触せしめ異性化を行わせる。
かかる反応は、従来知られている種々の異性化操作に準
じて行うことが可能であって、気相反応、液相反応のい
ずれでもよい。しかし、液相反応の場合には、反応で副
生ずる高沸点化合物がTCBとともに触媒から洗い流さ
れる。高沸点化合物が触媒上に残留すると触媒活性点を
被毒し、活性を低下させる。従って、反応形態としては
液相反応がより好ましいといえる。
また、固定床、移動床、流動床のいずれの方法も用いら
れるが、操作の容易さから固定床流動反応が特に好まし
い。
反応温度は通常250〜500℃程度であるが、特に3
00〜450℃が好ましい。反応圧力は特に限定される
ものではないが、液相反応の場合、反応系を液相状態に
保つべく反応圧力を設定しなければならないのはいうま
でもない。
重量空間速度(WH3V)は0.05〜l0Hr ’−
1、好ましくは0.1〜5Hr−’である。また、異性
化反応時に水素を共存させると触媒寿命の延長にしばし
ば効果がある。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例をもって説明する。
実施例1 テトラエチルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液(
含量20%)96.2g、アルミン酸ソーダ水溶液(A
1203含量19.5%、Na2O含量20.2%)1
6.8gを水254.1gに溶解した。
この溶液に珪酸52.6gを加え撹拌し、水性混合物ス
ラリーを調製した。その組成はモル比で表して次のとお
りであった。
5tO2/Al2O325 +++ RN  /(RN  +Na  )    0.544
0H/SiO20,30 H2010H80 この混合物スラリーを500 ml容のオート・クレー
プに仕込み、密封後160℃に昇温し、撹拌しながら1
1日間反応させた。その後冷却し、濾過、水洗を5回繰
返し、約120℃で一晩乾燥した。
得られた生成物をX線回折法で測定した結果、表2に示
したX線回折パターンを示した。この結果から得られた
生成物はベータ型ゼオライトであった。
表     2 実施例2 実施例1で合成したベータ型ゼオライト粉末にアルミナ
ゾルをAl2O3換算で15 w t%添加して混練後
14〜24メツシュに押出成形し500℃、2時間空気
中で焼成した。このベータ型ゼオライト成形体を10w
t%塩化アンモニウム水溶液を用いて固液比217kg
、約90℃で5回イオン交換を行い、十分水洗し120
℃、−晩乾燥後、540℃で2時間焼成し酸型の触媒を
調製した。
この触媒を用い、固定床流通反応器を使用し、次の液相
反応条件でTCBの異性化反応を行った。反応結果を表
3に示す。
WH3V   0.25Hr 反応温度  410℃ 反応圧力  40kg/car−G 反応時間  6Hr 反応圧力 反応時間 40kg/cnf−G Hr 表   4 ここでΣTCBはTCB異性体全体を示す。
実施例3 実施例2で調製した触媒を用いてTCHの異性化反応を
次の条件で行った。反応結果は表4に示す。
WH8V   0.25Hr 反応温度  430℃ 比較例1 特開昭50−54598号公報に準じて珪酸ソーダ(J
IS規格3号)135g、硫酸アルミニウムA I 2
03’ 18 H2014,4g 、 nプロピルアミ
ン15g1硫酸H2So411゜2gおよび水400g
からなる水性混合物を155℃に72時間維持して結晶
化を行い、Si02 / A l 203比26.4モ
ル1モルのゼオライトZSM−5粉末を合成した。
このゼオライトZSM−5粉末を実施例2と同様に成形
し、酸型の触媒とした。このようにして得られた酸型の
ZSM−5触媒を用い、流通反応器を用い液相で実施例
2と同じようにしてTCBを反応させた。その結果は表
5のとおりであった。
表   5 ZSM−5触媒テi;t 1.3.5− T CB カ
生成しないことが明らかである。
〈発明の効果〉 本発明によれば、効率よ<TCBを異性化し、1、3.
5− T CBを工業的に優れた方法で製造することが
できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トリクロルベンゼン異性体混合物をベータ型ゼオライト
    の酸型体からなる触媒と接触せしめトリクロルベンゼン
    を異性化することを特徴とする1,3,5−トリクロル
    ベンゼンの製造法。
JP2219476A 1990-08-20 1990-08-20 1,3,5―トリクロルベンゼンの製造法 Pending JPH04103545A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000032547A1 (fr) * 1998-12-03 2000-06-08 Toray Industries, Inc. Procede de transformation d'un compose aromatique

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JPS58144330A (ja) * 1982-02-24 1983-08-27 Toray Ind Inc ポリハロゲン化芳香族化合物の異性化方法
JPS6393738A (ja) * 1986-10-09 1988-04-25 Toray Ind Inc ジクロルトルエンの異性化法

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