JPH04103226A - Ｒｄｓ受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ヨーロッパで実施されているラジオデータ
システム用受信機（ＲＤＳ受信機）に関するものである
。

〔従来の技術〕

一般に、放送局の放送の際にその番組内容に関連する情
報をデータとして多重変調にて送信し、受信側でこれを
復調したデータに基づいて所望の番組内容を選択できる
ようにして、ラジオ聴取者に対してそのサービスを提供
できるようにしたラジオデータシステム（ＲＤＳ）があ
る、このＲＤＳのデータには、ネットワーク認識コード
（Ｐ　、１　）、交通情報局識別コード（ＴＰ）、交通
アナウンスＬ！！識コード（ＴＡ）、放送局名やネット
ワーク名等の番組サービス名情報コード（ＰＳ）及び同
一番組を放送しているネットワーク局群の周波数情報コ
ード（ＡＦ）等がある。

ところで、車載受信機の場合には、車両の走行に伴なっ
て受信中の放送波の受信状態が悪化してくることがある
。しかしながら、ＲＤＳ放送の場合、上述したように同
一番組の放送を行なっているネットワーク局群のＡＦデ
ータを得ることができるので、このＡＦデータをメモリ
内に蓄積しておくことにより、受信々号しベル（電界強
度）が大きな他の同一ネットワーク局を選局することが
可能である。

［発明が解決しようとする課題］ 上記したＲＤＳ受信機において、同一ネットワーク局内
での選局の際に受信状態に聴感上の違和感を生じること
が少ない受信周波数選択方法が特願昭６３−２５９０４
０号に提案されている。しかしながら、上記方法は現在
受信局とこの現在受信局からＡＦデータで支えられる他
の同一ネットワーク局周波数群のうちの一つの受信局と
を当該受信局の存在を検知した上でそれぞれの受信々号
しベルを比較し、再度当該受信局の存在を検知してから
当該受信局へ切換える方法であり、車両が走行している
地域で最も良好な局へ切り換わるまでに、切り換えを数
回行なわなければならないという課題があった。

この発明は上記のような課題を解決するために成された
ものであり、１回の切換操作により確実に受信状態が最
も良好な局へ選局することができるＲＤＳ受信機を得る
ことを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るＲＤＳ受信機は、受信波より得られ記憶
された同一ネットワーク局の周波数群のすべての受信状
態を判定し、受信状態が最良の周波数の局を受信する手
段と、最良局のネットワーク認識コードと元の受信局の
ネットワーク認識コードとが一致するか否かを判定し、
一致しない場合に元の受信局を受信する手段を設けたも
のである。

（作　用〕 この発明においては、受信波より得られ記憶された同一
ネットワーク局の周波数群のすべての受信状態を判定し
、受信状態が最良の周波数の局を受信し、最良局と元の
受信局のネットワーク認識コードが一致しない場合に元
の受信局を受信する。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図面とともに説明する。第１
図はこの実施例によるＲＤＳ受信機の構成を示し、アン
テナ１で受信されたＦＭ多重放送波はフロントエンド２
で希望の局が選択され、中間周波数（Ｉ　Ｆ）に変換さ
れた後、ＦＭ検波部３に供給される。フロントエンド２
はプログラマブル分周器を含むＰＬＬ回路６により制御
されており、コントローラ１０により分周比を設定する
ことにより選局動作を行なう構成となっている。ＦＭ検
波部３の検波出力はノイズキャンセラ（ＮＫ）４を介し
てマルチプレクサ復調回路（ＭＰＸ）５に供給され、ス
テレオ放送の場合にはＬ（左）、Ｒ（右）のチャンネル
のオーディオ信号に分離され、音声ミュート部１２を介
してオーディオ出力となる。なお、音声ミュート部１２
はコントローラ１０によってオンオフ制御される構成と
なっている。又、ＦＭ検波部３の検波出力は５７ＫＨｚ
バンドパスフイルタ８を介してＲＤＳデコーダ９に入力
され、コントローラ１０によって判別可能なデータに変
換される。コントローラ１０は受信局の情報（Ｐ　Ｉ　
ＴＰ、ＴＡ、ＰＳ、ＡＦ等）を取り込んで、メモリ１１
に記憶している。又、ＩＦ信号レベルに基づいて受信々
号しベル（電界強度〉を検出するレベル検出部７が設け
られており、レベル検出部７によって検出された受信々
号しベルはコントローラ１０に供給される。

次に、コントローラ１０によって実行されるＲＤＳ受信
機の自動選局動作を第２図のフローチャートによって説
明する。なお、メモリ１１内には既にＡＦデータが格納
エリア内に１局分以上存在するものとする。第１表はこ
の格納エリアに格納されたＡＦデータリストｆ１〜ｆ１
・・・の１例を示す。

第　　１　　表 まず、ステップＳ１では音声ミュート０Ｉ１１２をオン
状態とし、ステップＳ２では現在受信中の放送局の受信
周波数及び受信局のネットワークを表わすＰＩデータを
保持し、ステップＳ３では受信信号レベルと受信周波数
を第２表に示す最良間メモリ内の該当エリアに書き込ん
でおく。

第　　２　　表 第２表は、受信周波数ｆ３とこのｆ、を受信したときの
信号レベル■１を格納した例を示す。ステップＳ４では
ｎ＝０とし、ステップＳ５ではｎ＝ｎ＋１とし、ステッ
プＳ６では先頭アドレス（ｎ＝１）のＡＦメモリからＡ
Ｆテ゛−夕を読み出し、このデータに従ってＡＦ局を受
信する。ステップＳ８では受信々号しベルの検出を行な
い、最良間メモリの信号レベルとの比較を行なう。最良
間メモリより受信局の方が信号レベルが高ければステッ
プＳ９に進み、最良間メモリ内の該当エリアに受信周波
数と受信々号しベルを書き込む。最良間メモリより受信
局の方の信号レベルが高＜すい場合には、最良間メモリ
の内容は書き換えない。

ステップＳ１０ではｎが最終か否かを判定し、最終でな
ければ上記手順を繰り返す。換言すれば、ＡＦメモリ内
のＡＦ周波数群のすべての受信々号しベルを検知するま
で繰り返し行なう。ｎが最終となると、即ちすべてのＡ
Ｆ周波数群の検知が緋了すると、ステップ＄１１で最良
間メモリの周波数データを受信し、ステップＳ１２で音
声ミュートを解消する。ステップ５１３では最良間メモ
リ内の周波数データが元の受信周波数と一致するが否か
を判断し、異なっている場合にはステップＳ１４で最良
間と元の受信局のＰ１コードが一致するか否かを判断し
、ＰＩコードが一致すれば最良間を受信し続ける。ＰＩ
コードが一致しなければ、ステップＳ１６で音声ミュー
トを再度オンし、ステップＳ１７で元の受信周波数を受
信し、ステップＳＩＢでミュートを解消する。又、ステ
ップＳ１３で同一と判断された場合、他の同一ネットワ
ーク周波数にはより良好な受信状態の局が存在しないと
いうことであるから、ＰＩコードが一致するか否かの確
認は行なわずに受信し続ける。

このように、受信周波数をＡＦデータに基づき他の同一
ネットワーク局周波数へ切り換えるとき、−度の切り換
え動作でＡＦメモリ内のすべての同一ネットワーク局周
波数群の受信状態の判定を行なうので、確実に最良間へ
切り換えることができる。又、ステップＳ１２に示すよ
うに、ＰＩコード一致ｉｔ認前に音声ミュート信号を解
除するので、受信局のＰＩ検知時間分音声ミュート時間
が短かくなり、聴感上の異和感を少なくすることができ
る。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、受信波より得られた同
一ネットワーク局の周波数群のすべての受信状態を判定
し、受信状態が最良の周波数の局を受信するようにした
ので、１度の切換動作で最良間へ確実に切り換えること
ができる。

【図面の簡単な説明】 第１図及び第２図はこの発明によるＲＤＳ受信機の構成
図及び自動選局動作を示すフローチャートである。 ２・・・フロントエンド、３・・・ＦＭ検波部、５−１
．マルチプレクサ復調回路、６・・・ＰＬＬ回路、７・
・・レベル検出部、９・・・ＲＤＳデコーダ、１ｏ・・
・コントローラ、１１・・・メモリ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　同一ネットワーク局群の周波数情報コード及びネット
   ワーク認識コードを含むＲＤＳ放送波を受信する手段と
   、受信した周波数情報コード及びネットワーク認識コー
   ドを記憶する手段と、記憶された同一ネットワーク局の
   周波数群のすべての受信状態を判定し、受信状態が最良
   の周波数の局を受信する手段と、最良局のネットワーク
   認識コードと元の受信局のネットワーク認識コードとが
   一致するか否かを判定し、一致しない場合に元の受信局
   を受信する手段を備えたことを特徴とするＲＤＳ受信機
   。